JPH05212311A - 電気集塵装置の運転方法 - Google Patents

電気集塵装置の運転方法

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JPH05212311A
JPH05212311A JP4756192A JP4756192A JPH05212311A JP H05212311 A JPH05212311 A JP H05212311A JP 4756192 A JP4756192 A JP 4756192A JP 4756192 A JP4756192 A JP 4756192A JP H05212311 A JPH05212311 A JP H05212311A
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JP
Japan
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dust
voltage
charging
charge
time
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Pending
Application number
JP4756192A
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English (en)
Inventor
Tadashi Oura
忠 大浦
Keita Takahashi
恵太 高橋
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Hitachi Plant Technologies Ltd
Original Assignee
Hitachi Plant Technologies Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 逆電離の発生を防止して最適な集塵性能を発
揮することができる電気集塵装置の運転方法を提供す
る。 【構成】 制御装置12による荷電時間T1 帯域に於け
る荷電電圧のボトム値Vbが、逆電離発生電圧Vds以
上になるように制御装置12で荷電休止時間T2を自動
制御し、この荷電休止時間T2 で放電極26に高電圧を
間欠的に印加する。即ち、集塵室の入口部を通過する含
塵ガスのダスト状況に応じた逆電離発生電圧Vdsを実
験的に求め、この逆電離発生電圧Vdsよりも荷電時間
帯T1 域に於ける荷電電圧のボトム値Vbが上回るよう
に、マイコン制御ユニット14で荷電休止時間T2 を自
動制御する。具体的には、前記ダスト状況に応じたダス
トの集塵性能指数が最大となる荷電休止時間T2 を実験
的に求め、この荷電休止時間T2 で運転するように制御
することにより、荷電時間T1 に於ける荷電電圧のボト
ム値Vbが最大となるので、このボトム値Vbを逆電離
発生電圧以上にすることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電気集塵装置の運転方法
に係り、特に間欠荷電制御装置で荷電時間と荷電休止時
間とが間欠的に制御された高圧電源装置から放電極に高
電圧を間欠的に印加する電気集塵装置の運転方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、高抵抗ダストを補集する為の電気
集塵装置では、集塵室に導入される含塵ガスの温度が略
一定のものとして放電極に印加される高電圧が一定値で
固定されている。しかし、このような電気集塵装置で
は、含塵ガスの温度が変化すると、集塵極上の堆積補集
ダスト層の絶縁破壊により集塵極側から放電極側に逆極
性コロナ放電(逆電離)が発生し、集塵効率が著しく低
下するという欠点がある。
【0003】そこで、前記逆電離を抑制する電気集塵装
置として、放電極に高電圧を印加する荷電時間(T1
と荷電休止時間(T2 )とのサイクル時間を予めメモリ
した間欠荷電機能を設けたものがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、間欠荷
電機能が設けられた従来の電気集塵装置では、集塵室に
導入される含塵ガス温度の変化に伴い、集塵極上の堆積
補集ダスト層の電気抵抗率が変動した場合、荷電時間
(T1 )と荷電休止時間(T2 )とのサイクル時間を初
期設定の状態で運転すると、逆電離が発生するという欠
点がある。
【0005】このような不具合を解消する手段として、
前記サイクル時間を手動で調整する方法があるが、この
方法は手間がかかるという欠点があり、また他の手段と
して集塵室の出口にダストモニタ(煤塵濃度計)を設置
し、このダストモニタからの出力信号によりT2 を自動
設定する制御方法があるが、この方法ではダストモニタ
が必要になることや各荷電室毎の電源ユニットの最適調
整ができないという欠点がる。
【0006】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
もので、逆電離の発生を防止して最適な集塵性能を発揮
することができる電気集塵装置の運転方法を提供するこ
とを目的とする。
【0007】
【課題を解決する為の手段】本発明は、前記目的を達成
する為に、電気集塵装置の集塵室に設けられた放電極
に、間欠荷電制御装置で荷電時間と荷電休止時間とが間
欠的に制御された高圧電源装置から高電圧を間欠的に印
加して、集塵室の入口から導入された含塵ガス中のダス
トを集塵極に付着させて除去する電気集塵装置の運転方
法に於いて、前記荷電時間帯域に於ける荷電電圧の底値
が、逆電離発生電圧以上になるように前記間欠荷電制御
装置で荷電休止時間を自動制御したことを特徴とする。
【0008】
【作用】本発明によれば、荷電時間帯域に於ける荷電電
圧の底値が、逆電離発生電圧以上になるように間欠荷電
制御装置で荷電休止時間を自動制御し、制御された荷電
休止時間で高圧電源装置から放電極に高電圧を間欠的に
印加する。即ち、前記集塵室の入口部を通過する含塵ガ
スのダスト状況(含塵ガスの温度、ダスト濃度等)に応
じた逆電離発生電圧を実験的に求め、この逆電離発生電
圧よりも荷電時間帯域に於ける荷電電圧の底値が上回る
ように、間欠荷電制御装置で荷電休止時間を自動制御す
る。具体的には、前記ダスト状況に応じたダストの集塵
性能指数が最大となる荷電休止時間を実験的に求め、こ
の荷電休止時間で運転するように制御することにより、
荷電時間帯域に於ける荷電電圧の底値が最大となるの
で、荷電電圧の底値が逆電離発生電圧以上になる。これ
により、ダスト状況が変化しても逆電離の発生を防止し
て最適な集塵性能を発揮することができる。
【0009】
【実施例】以下添付図面に従って本発明に係る電気集塵
装置の運転方法の好ましい実施例について詳説する。図
1は本発明に係る電気集塵装置の運転方法が適用された
ブロック図が示される。同図に於いて、交流商用周波数
電源AC10からの高電圧は、後述する制御装置12に
内設されたマイコン制御ユニット14で荷電休止時間T
2 が制御されたサイリスタユニット16により電流検出
器18を介して昇圧用変圧器20に間欠的に印加され
る。前記変圧器20に間欠的に印加された高電圧は、整
流器22を介して電気集塵装置24の放電極26に間欠
的(即ち、荷電時間T1 )に印加される。これにより、
放電極26はT1 、T2 のサイクル時間でコロナ放電を
発生するように制御される。
【0010】尚、前記電流検出器18及び変圧器20に
接続された荷電電圧検出器28で検出された各電圧を示
す信号は、前記マイコン制御ユニット14に入力され
る。これにより、マイコン制御ユニット14は、サイリ
スタユニット16から放電極26に印加する電圧をフィ
ードバック制御することができる。前記マイコン制御ユ
ニット14には、逆電離検出設定器30が接続される。
この逆電離検出設定器30は、図示しないV−iスキャ
ンニングによって一定時間毎に検出された図2(a)
(b)に示す放電極26の荷電特性が入力され、この入
力された荷電特性に基づいて図2(b)に示す逆電離発
生電圧Vdsを求め、このVdsよりも若干高めの電圧
を示す信号をマイコン制御ユニット14に出力してい
る。
【0011】尚、図2(a)によれば、逆電離が発生し
ない(正常荷電)状態では電流の増加に伴い荷電電圧の
底値(ボトム値)Vbも増加するが、図2(b)に示し
た逆電離状態では逆電離発生電圧Vdsより電流を増加
すると前記ボトム値が減少し、また荷電電圧平均値Vo
も減少する。次に、前記の如く構成された制御装置12
の作用について説明する。
【0012】先ず、逆電離検出設定器30は、前述した
V−iスキャンニングから入力された放電極26の荷電
特性に基づいて、逆電離発生電圧Vdsを求め、このV
dsよりも若干高めの電圧を示す信号をマイコン制御ユ
ニット14に出力する。次に、マイコン制御ユニット1
4は、予め設定されている3種類に大別されたダスト状
況のうちの1つに前記入力された信号を対応させる。即
ち、マイコン制御ユニット14には図3に示すように、
3種類に大別された信号(中抵抗ダスト、高抵抗ダスト
及び超抵抗ダストを示す信号)に於ける電荷休止時間と
集塵性能との関係を表した指標が予めメモリされてお
り、前記Vdsよりも若干高めの電圧を示す信号に対応
した集塵性能指数が最大となる荷電休止時間T2 を決定
し、そのT2 を示す信号を前記サイリスタユニット16
に出力する。例えば、含塵ガスが中抵抗ダスト(正常荷
電域)の場合には、T2 =0Hzとし、高抵抗ストの場
合には、T2 =3Hzとし、更に超高抵抗ダストの場合
にはT2 =10Hzとして自動設定する。これにより、
サイリスタユニット16は、マイコン制御ユニット14
から出力されたT2 で放電極26に高電圧を間欠的に印
加する。尚、T2 =0Hzの場合には放電極26に高電
圧が連続印加される。
【0013】尚、3種類に大別されたダスト状況のう
ち、中抵抗ダストは逆電離が発生しない正常荷電域であ
ることを示し、また、高抵抗ダストは逆電離が発生しは
じめる逆電離発生域であるを示し、更に、超高抵抗ダス
トは逆電離が頻繁に発生する多発域を示している。ま
た、集塵性能指数が最大となる荷電休止時間T2 でサイ
リスタユニットを制御することにより、荷電時間T1
域に於ける荷電電圧のボトム値が図4に示すように最大
値になる。
【0014】従って、本実施例では、荷電電圧のボトム
値Vbを図5に示すように、逆電離発生電圧Vds以上
になるように制御装置12でサイリスタユニット16の
荷電休止時間T2 を自動制御したので、含塵ガスのダス
ト状況が変化しても逆電離の発生を防止して最適な集塵
性能を発揮することができる。また、本実施例では、各
荷電室毎の電源ユニットの個別制御が可能となるので、
各荷電室の補集ダストの堆積状態毎での制御が可能とな
る。
【0015】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る電気集
塵装置の運転方法によれば、荷電時間帯域に於ける荷電
電圧の底値が、逆電離発生電圧以上になるように間欠荷
電制御装置で荷電休止時間を自動制御したので、含塵ガ
スのダスト状況が変化しても逆電離の発生を防止して最
適な集塵性能を発揮することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電気集塵装置の運転方法が適用さ
れた電気集塵装置の系統図
【図2】放電極の放電電流による荷電特性を示す説明図
【図3】荷電休止時間と集塵性能との関係を示す説明図
【図4】荷電休止時間と荷電電圧ボトム値との関係を示
す説明図
【図5】荷電電圧と間欠荷電電圧波形との関係を示す説
明図
【符号の説明】
12…制御装置 14…マイコン制御ユニット 16…サイリスタユニット 26…放電極 30…逆電離検出設定器

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電気集塵装置の集塵室に設けられた放電
    極に、間欠荷電制御装置で荷電時間と荷電休止時間とが
    間欠的に制御された高圧電源装置から高電圧を間欠的に
    印加して、集塵室の入口から導入された含塵ガス中のダ
    ストを集塵極に付着させて除去する電気集塵装置の運転
    方法に於いて、 前記荷電時間帯域に於ける荷電電圧の底値が、逆電離発
    生電圧以上になるように前記間欠荷電制御装置で荷電休
    止時間を自動制御したことを特徴とする電気集塵装置の
    運転方法。
JP4756192A 1992-02-03 1992-02-03 電気集塵装置の運転方法 Pending JPH05212311A (ja)

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01123647A (ja) * 1987-11-06 1989-05-16 Sumitomo Heavy Ind Ltd 電気集塵装置の逆電離制御方法

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01123647A (ja) * 1987-11-06 1989-05-16 Sumitomo Heavy Ind Ltd 電気集塵装置の逆電離制御方法

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