JPH02218455A - 電気集じん器の自動槌打制御方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、電気集じん器の直流高圧電源装置に於けるサ
イリスタ制御装置に適用される、放電特性による電気集
じん器の自動槌打制御方法に関する。

〔従来の技術〕

一般に電気集じん器は、直流高電圧を発生する電源装置
を備え、この電源装置からの電流により、電気集じん器
内に導かれた粉塵に電荷を与え、この荷電された粉塵を
、高電界によるクーロン力で、集じん電極に付着させて
、気体中から粉塵を分離除去するものである。このよう
な、電気集じん器における電源装置では、第６図に示す
ように交流型ｉＡｃは、サイリスタ制御装置１からの位
相角制御信号で、サイリスタ２を位相制御することによ
りｉｌ１節され゛、高圧変圧器３、整流器４、直流リア
クトル５を経て、電気集じん器６に供給される。

この場合、電流検出器７及び電圧検出器８は、それぞれ
、電気集じん器に供給される電流・電圧を検出し、サイ
リスタ制御装置へフィードバックしている。

ここで、上記制御装置は、荷電々圧が低下し、電気集じ
ん器自体の各部に損傷を与えるのを防止するため、過電
圧制限制御を具備しており、電気集じん器の放電特性が
低電圧、大電流となった場合、この制御が動作するよう
になっている。一方、電気集じん器の集じん極槌打モー
タ１２は、別途設けられた制御装置１１によって、設定
された周期で、運転させられている。

〔発明が解決しようとする課題〕

従来は前記のような、構成の制御装置を用いているため
に、電気集じん器の放電特性が低電圧・大電流となった
場合、 （１）電気集じん器内部でグロー放電等の異常状態が多
発する。

（２）電流低下のため電気集じん器性能が大幅に低下す
る。

等の現象が発生し、電気集じん器運用上で、問題となっ
ている。これは、電気集じん器の荷電制御装置、即ち、
サイリスタ制御装置と、集じん極の槌打制御装置とが、
各々、独立して設置されており、又、荷電特性と槌打制
御とを人為的に、最適状態に設定することに対し、かな
りの熟練と調整時間を必要とするところから、現実の電
気集じん器運転では、刻々と変化する放電特性に対応し
ていくことは、不可能な状態である。

〔課題を解決するための手段〕

本発明は上記課題を解決するため次の手段を講する。

すなわち、 電気集じん器の自動槌打制御方法として電気集じん器に
直流高電圧を供給する直流高圧ＴＬ源装置の中で、電気
集じん器の荷電電圧、電流値をフィードバック信号とし
て低圧交流電源をａ）ｉｌｌＨするサイリスタをもった
制御装置に於いて、前記フィードバック信号のうち、荷
電電圧値が低電圧制限値に到達した回数を計数し、この
計数値が設定値以上となった時点で、電気集じん器の集
じん極槌打周期を短縮し集じん極板上の過剰堆積ダスト
の除去を、一定時間、促進させるようにした。

〔作用〕

上記手段により、電気集じん器の荷電圧のフィードバッ
ク信号の値が低電圧制限値に到達した回数が計数され、
この計数値が設定値以上になったとき、電気集じん器の
集じん極槌打周期を短縮し、集じん極板上の過剰堆積ダ
ストの除去を一定時間促進させる。

このようにして電気集じん器は効率よくかつ安定に電気
集じん作用を発揮するようになる。

〔実施例〕

本発明の方法を適用した一実施例を第１図ないし第５図
により説明する。

第１図は構成図、第２図と第３図は作用説明図、第４図
はマイコンユニットの演算処理のフロー図、第５図はマ
イコンの構成図である。

なお、従来例で説明した部分は、冗長さをさけるため説
明を省略し、この発明に関する部分を主体に説明する。

第１図にてサイリスタ制御装置２０はマイコンユニット
２１を含み電流検流器７と電圧検出器８の信号を受はサ
イリスタ２と集じん極槌打モータ１２へ制御信号を送る
。

以上の構成において、電圧検出器８により検出された電
圧信号は、サイリスタ制御装置２０に内蔵されたマイコ
ンユニット２１に入力される。マイコンユニット２１で
は、第２図と、第３図に示す制御ｕのプログラムがイン
プットされており、通常、電気集じん器の荷電制御をし
ながら電圧検出器８から得られた電圧信号、即ち、電気
集じん器の荷電電圧が低電圧制限レベルに到達した回数
を計数すると同時に、一定周期ＴＩＩＧの集じん極槌打
信号を出力し、集じん極槌打モータの運転制御を行なっ
ている。ここで、第２図に於いて、一定時間Ｔ８内にて
、電気集じん器荷電々圧Ｖが、低電圧制限レベルｖ０　
（同図（ａ））に到達した回数すなわち低電圧検出回数
に、設定値ｎ０を超えた時点（■点）（同図（ｂ））で
、マイコンユニットでは、計数値メモリが初期化（ｎ＝
０）され、さらに集じん極槌打信号の周期Ｔイ。をＴＨ
５に短縮し、所定時間Ｔｃの間（同図（Ｃ））、集じん
極板上の過剰堆積ダストの除去を促進させる。なお、こ
の所定時間Ｔｃの間は、低電圧検出回数ｎの計数は、い
ったん中断しておく、又、集じん極槌打周期ｒ、ｓにつ
いては、ＯＦＦ時間を“０°°とし、連続で、集じん極
槌打モータを運転する場合もある。

所定時間↑Ｃ経過後は、ＴＨＣとなっていた集じん極槌
打周期は再び、初期の値ＴＭ。にもどすとともに、上記
計数を再開する。

第３図では、電気集じん器放電特性が変化する場合、即
ち図では、低電圧制限制御から定電流制御に移行した場
合の本制御の動作を示している。

第３図に於いて、一定時間ＴＩＮ内に低電圧制限レベル
Ｖ、（同図（ａ））に到達した回数が、設定値ｎ０を越
えない場合には、この時間Ｔ□経過後、（（■）点）（
同図（ｂ））、計数値ｎの初期化（ｎ＝０）が行なわれ
、その後、上記計数を再開する。

従って、この場合、集じん極槌打信号の周期変更は行な
われず、初期の設定値ＴＨｏ　（同図（Ｃ））のまま、
集じん極槌打モータは、運転される。

なお、本発明に係るマイコンユニットの制御プログラム
の概略フロー図を、第４図に、マイコンユニットの構造
図を第５図に示す。

〔発明の効果〕

以上に説明したように、本発明の方法によれば、例えば
、マイコンユニットを用いて、荷電々圧が低電圧制限値
になった回数が所定値以上となったとき集じん極槌打周
期を自動的に短縮することができるため、次のような効
果が、期待できる。

（１）電気集じん器の放電特性として低電圧・大電流と
なった場合の、電気集じん器の性能低下およびグロー放
電等の異常放電の多発を、自動的に抑制できる。

（２）放電特性が変化するような電気集じん器に於いて
、運転員の熟練や、調整時間が不要となる。

（３）電気集じん器の放電特性変化を低減でき、従来に
比べ、電気集じん器の運転を、より安定なものとするこ
とができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明の第１実施例に係る全体の構成図、 第２図と第３図は同実施例の作用説明図、第４図は同実
施例のマイコンユニットの制御プログラムのフロー図、 第５図は同実施例のマイコンユニットの構成図、第６図
は、従来の電気集じん器の構成図。 １．２０・・・サイリスタ制御装置。 ２・・・サイリスタ、　　　　３・・・高圧変圧器。 ４・・・整流器、　　　　　　５・・・直流リアクトル
。 ６・・・電気集じん器、　　　７・・・電流検出器８・
・・電圧検出器。 １１・・・集じん極槌打制御装置。 １２・・・集じん極槌打モータ ２１・・・マイコンユニット、４１・・・絶縁アンプ。 ４２・・・Ａ／Ｄ変換器、４３・・・ｃｐｕ。 ４４・・・ＲＯＭ　（制御プログラムを収納）。 ４５・・・ディジタル信号の入出力ボート。 ４６・・・操作パネル（＝オペコン）用インターフェイ
ス。 ４７・・・操作パネル（＝オペコン）。 ４８・・・ＲＡＭ　（可変データ、例えば計数値ｎ等を
収納）。 ４９・・・Ｄ／Ａ変換器。 イ・・・放電極、　　　　　　　口・・・集じん極。 第１図 代理人　　弁理士　　　坂　間　　　暁外２名 第２図 第３図 第６図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 電気集じん器に直流高電圧を供給する直流高圧電源装置
   の中で、電気集じん器の荷電電圧、電流値をフィードバ
   ック信号として低圧交流電源を調節するサイリスタをも
   った制御装置に於いて、前記フィードバック信号のうち
   、荷電電圧値が低電圧制限値に到達した回数を計数し、
   この計数値が設定値以上となった時点で、電気集じん器
   の集じん極槌打周期を所定の期間短縮させることを特徴
   とする、電気集じん器の自動槌打制御方法。