JP2020157268A - パルス荷電装置およびその制御方法、電気集塵機 - Google Patents
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Abstract
Description
Fref=df/dt×T2/(1−φ)
に収束させることができる。傾きdf/dtは、ユーザが入力するようにしてもよく、この場合、df/dtの入力値にもとづういて、パルス頻度目標値Frefを決定できる。
(i)ピーク電圧Uを低下させ、次にスパークが発生するまで、ピーク電圧Uを所定時間かけて、直近のスパーク時の電圧レベルUsまで回復させ、その後、さらに上昇させる。
(ii)パルス頻度Fを低下させ、次にスパークが発生するまで、所定波形(もしくは規則)にしたがってパルス頻度Fを上昇させる。
dU/dt=(α2−α)Us/T1
である。α,α2,T1は定数であるから、荷電制御装置260は、Usを取得した後に、傾きdU/dtを演算により取得できる。
dU/dt=(1−α2)Us/T2
である。この傾きも荷電制御装置260によって演算される。
Fss−φFss=df/dt×T2
が成り立つ。したがって収束パルス頻度Fssは、以下の式で表される。
Fss=df/dt×T2/(1−φ)
Fref=df/dt×T2/(1−φ)
が成り立つように、傾きdf/dtを規定することができる。
df/dt=T2/(1−φ)×Fref
たとえばスパーク直後のパルス頻度をFsに一定にする期間T1を省略してもよい。
あるいは、期間T1において、第1の傾きdf1/dtでパルス頻度Fを増加させ、第2の傾きdf2/dtでパルス頻度Fを増加させてもよい。
この場合、定常状態において、
Fss−φFss=df1/dt×T1+df2/dt×T2
が成り立つから、
Fss=(df1/dt×T1+df2/dt×T2)/(1−φ)
を得る。
実施の形態では、ユーザが目標パルス頻度Fssを設定可能としたがその限りでなく、目標パルス頻度Fssあるいはdf/dtは、ユーザから見えないパルス荷電装置200の内部パラメータであってもよい。
あるいはパルス頻度Fの制御に関してτの間に、傾きの異なる3個以上の区間を含んでもよい。
ピーク電圧Uの制御に関して、2つの区間T1とT2の傾きを一定としてもよい。あるいは傾きの異なる3個以上の区間を含んでもよい。
ピーク電圧Uの制御とパルス頻度Fの制御に含まれる区間T1(T2)の長さは異なってもよい。
110 本体構造
112 集塵室
114 放電極
116 集塵極
120 流入口
122 スプリッタ
124 整流板
130 整流板槌打装置
132 槌打装置
134 放電極槌打モータ
136 集塵極槌打モータ
140 ホッパ
150 流出口
160 集塵極系
162 集塵パネル
164 上部金物
166 タタキ座
170 放電極系
172 放電極枠
174 穴
176 クサビ
200 パルス荷電装置
210 ベース電源
212 ベース電源サイリスタ
220 パルス電源
222 パルス電源サイリスタ
224 高圧サイリスタ
230 一次電源
232 整流装置
240 上位コントローラ
250 タッチパネル
260 荷電制御装置
Claims (16)
- 電気集塵機のパルス荷電装置であって、
ベース電圧を発生するベース電源と、
パルス電圧を発生し、前記ベース電圧に重畳するパルス電源と、
前記パルス電源のパルス電圧のピーク電圧Uとパルス頻度Fを制御する荷電制御装置と、
を備え、
前記荷電制御装置は、スパークが発生するたびに、
(i)前記ピーク電圧Uを低下させ、次にスパークが発生するまで、前記ピーク電圧Uを所定時間かけて、直近のスパーク時の電圧レベルUsまで回復させ、その後、さらに上昇させる制御と、
(ii)パルス頻度Fを低下させ、次にスパークが発生するまで、所定波形にしたがって前記パルス頻度Fを上昇させる制御と、
を並行して行うことを特徴とするパルス荷電装置。 - ユーザによるパルス頻度目標値Frefの設定入力を受け付けるユーザインタフェースをさらに備え、
前記荷電制御装置は、
前記パルス頻度Fが前記パルス頻度目標値Frefに収束するように、前記パルス頻度Fと前記ピーク電圧Uを制御し、
スパークが発生しない状況が持続すると、前記パルス頻度Fを前記パルス頻度目標値Frefより高い上限値に向かって上昇させるとともに、前記ピーク電圧Uをその上限値に向かって上昇させることを特徴とする請求項1に記載のパルス荷電装置。 - 直近のスパーク時の前記パルス頻度をFS、所定のパラメータをφ(φ<1)とするとき、前記パルス頻度Fは、スパーク直後にφ×Fsまで低下し、
前記パルス頻度Fは、前記所定時間の第1部分において、φ×Fsを維持し、それに続く第2部分において、所定の傾きで増加することを特徴とする請求項1に記載のパルス荷電装置。 - 前記第2部分における前記所定の傾きは、パルス期間において前記スパークが発生したときと、ベース期間において前記スパークが発生したときとで異なることを特徴とする請求項3に記載のパルス荷電装置。
- ユーザによるパルス頻度目標値Frefの設定入力を受け付けるユーザインタフェースをさらに備え、
前記第2部分の長さをT2とするとき、前記第2部分における傾きは、(1−φ)×Fref/T2であることを特徴とする請求項3に記載のパルス荷電装置。 - 前記パルス頻度目標値Frefは、パルス期間において前記スパークが発生したときの値と、ベース期間において前記スパークが発生したときの値で個別に設定可能であることを特徴とする請求項5に記載のパルス荷電装置。
- ユーザによるパルス頻度目標値Frefを設定入力を受け付けるユーザインタフェースをさらに備え、
直近のスパーク時の前記パルス頻度をFS、所定のパラメータをφ(φ<1)とするとき、前記パルス頻度は、スパーク直後にφ×Fsまで低下し、
前記所定波形は、前記スパーク直後から前記所定時間の間に、前記パルス頻度が、(1−φ)Frefだけ増加するように規定されることを特徴とする請求項2に記載のパルス荷電装置。 - 所定のパラメータをα(α<1)とするとき、前記ピーク電圧Uは、スパーク直後にα×Usまで低下し、
前記ピーク電圧Uは、前記所定時間の第3部分において、第1の傾きで上昇し、
前記ピーク電圧Uは、前記所定時間の前記第3部分に続く第4部分において、前記第1の傾きより小さい第2の傾きで上昇することを特徴とする請求項1から7のいずれかに記載のパルス荷電装置。 - 直近のスパーク時の前記パルス頻度をFS、所定のパラメータをφ(φ<1)とするとき、前記パルス頻度は、スパーク直後にφ×Fsまで低下し、
前記所定時間の第1部分において、φ×Fsを維持し、それに続く第2部分において、所定の傾きで増加し、
所定のパラメータをα(α<1)、α2(α2>α)とするとき、
前記ピーク電圧Uは、スパーク直後にα×Usまで低下し、
前記第1部分の間に、α2×Usまで回復し、
前記第2部分の間に、Usまで回復することを特徴とする請求項1に記載のパルス荷電装置。 - ユーザによるパルス頻度目標値Frefの設定入力を受け付けるユーザインタフェースをさらに備え、
前記第2部分の長さをT2とするとき、前記第2部分における前記パルス頻度Fの傾きは、(1−φ)×Fref/T2であることを特徴とする請求項9に記載のパルス荷電装置。 - 放電極および集塵極を含む集塵部と、
請求項1から10のいずれかに記載のパルス荷電装置と、
を備えることを特徴とする電気集塵機。 - 電気集塵機のパルス荷電装置の制御方法であって、
ベース電圧にパルス電圧を重畳した電圧を、放電極および集塵極に印加する第1ステップと、
スパークの発生状況に応じて、前記パルス電圧のピーク電圧Uとパルス頻度Fを制御する第2ステップと、
を備え、
前記第2ステップは、スパークが発生するたびに、
(i)前記ピーク電圧Uを低下させ、次にスパークが発生するまで、前記ピーク電圧Uを所定時間かけて、直近のスパーク時の電圧レベルUsまで回復させ、その後、さらに上昇させる制御と、
(ii)パルス頻度Fを低下させ、次にスパークが発生するまで、所定波形にしたがって前記パルス頻度Fを上昇させる制御と、
が並行して実行されることを特徴とする制御方法。 - ユーザから、パルス頻度目標値Frefの設定入力を受け付けるステップをさらに備え、
前記第2ステップは、
前記パルス頻度Fが前記パルス頻度目標値Frefに収束するように、前記パルス頻度Fと前記ピーク電圧Uを制御し、
スパークが発生しない状況が持続すると、前記パルス頻度Fを前記パルス頻度目標値Frefより高い上限値に向かって上昇させるとともに、前記ピーク電圧Uをその上限値に向かって上昇させることを特徴とする請求項12に記載の制御方法。 - スパーク時の前記パルス頻度をFS、所定のパラメータをφ(φ<1)とするとき、前記パルス頻度は、スパーク直後にφ×Fsまで低下し、
前記所定波形は、前記所定時間の第1部分において、φ×Fsを維持し、それに続く第2部分において、所定の傾きで増加することを特徴とする請求項13に記載の制御方法。 - ユーザから、パルス頻度目標値Frefの設定入力を受け付けるステップをさらに備え、
前記第2部分の長さをT2とするとき、前記第2部分における傾きは、(1−φ)×Fref/T2であることを特徴とする請求項14に記載の制御方法。 - 所定のパラメータをα(α<1)とするとき、前記ピーク電圧Uは、α×Usまで低下し、
前記ピーク電圧Uは、前記所定時間の第3部分において、第1の傾きで上昇し、
前記ピーク電圧Uは、前記所定時間の前記第3部分に続く第4部分において、前記第1の傾きより小さい第2の傾きで上昇することを特徴とする請求項13から15のいずれかに記載の制御方法。
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