JP3083997B2 - パルス荷電による電気集塵機 - Google Patents

パルス荷電による電気集塵機

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JP3083997B2 JP08274926A JP27492696A JP3083997B2 JP 3083997 B2 JP3083997 B2 JP 3083997B2 JP 08274926 A JP08274926 A JP 08274926A JP 27492696 A JP27492696 A JP 27492696A JP 3083997 B2 JP3083997 B2 JP 3083997B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はパルス荷電による電
気集塵機に関する。
【0002】
【従来の技術】電気集塵機は、集塵極と放電極との間に
発生したコロナ放電によりガス中のダスト粒子を帯電さ
せ、帯電したダスト粒子を集塵極に捕集する。パルス荷
電による電気集塵機では、集塵極と放電極との間に、直
流電圧(ベース電圧)にパルス電圧を重畳した電圧を印
加する。
【0003】パルス電圧印加時のコロナ放電により放電
極近傍のガスが電離し、負イオンが生成される。パルス
電圧のパルスの幅は、この負イオンが集塵極へ走行する
のに必要な時間よりも十分短い。ベース電圧のみが印加
されている期間に、負イオンが集塵極へ向かって移動す
る。この際、ダスト粒子を帯電させる。帯電したダスト
粒子は、集塵極に捕集され、ダスト層を形成する。
【0004】ダスト層の電気抵抗率が高いと、逆電離現
象が発生しやすくなる。逆電離現象は、ダストの電気抵
抗率が高いため集塵極に捕集されたダスト層が十分な電
流を流すことができず、絶縁破壊することにより生じ
る。逆電離現象が発生すると、コロナ放電からスパーク
に移行することが多くなり、高いパルス電圧を印加する
ことができなくなる。このため、集塵性能が低下してし
まう。逆電離現象の発生を抑制しつつ、かつ高いパルス
電圧を印加するためには、ベース電圧をコロナ放電開始
電圧付近とすることが好ましい。
【0005】ベース電圧をコロナ放電開始電圧付近に維
持する制御方法が、特公平5−79383号公報に開示
されている。以下、特公平5−79383号公報に開示
されている制御方法を簡単に説明する。
【0006】集塵極と放電極との間に直流電圧のみを印
加し、電圧を徐々に増加させる。コロナ電流がわずかに
流れはじめた時点の直流電圧をベース電圧の目標値とす
る。ベース電圧を目標値に一致させ、パルス電圧の印加
を開始する。常時、ベース電圧を監視し、ベース電源に
負帰還をかける。負帰還制御により、ベース電圧VB
目標値近くに維持することができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】集塵極と放電極との間
の電圧とコロナ電流とがゆるやかな正の相関関係を有す
る場合には、上記従来例の方法により、安定な制御が可
能である。しかし、逆電離現象が発生するとコロナ電流
が急激に増加し、動作が不安定になる。
【0008】本発明の目的は、ダスト層に逆電離現象が
生じた場合にも、安定した制御が可能なパルス荷電によ
る電気集塵機を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の一観点による
と、集塵極と放電極を含んで構成される集塵コンデンサ
と、前記集塵コンデンサに直流電圧を印加する直流電源
であって、外部から与えられる制御信号によって出力電
圧を変化させる前記直流電源と、前記直流電圧にパルス
電圧を重畳し、前記集塵コンデンサにパルス電圧を印加
するパルス電源と、前記集塵コンデンサの集塵極と放電
極間の直流電圧成分を測定する電圧測定手段と、前記集
塵コンデンサを流れる直流電流成分を測定する電流測定
手段と、電流上限値と電圧基準値を記憶し、前記電圧測
定手段により測定された電圧信号及び前記電流測定手段
により測定された電流信号が入力され、集塵コンデンサ
を流れる直流電流成分が電流上限値を超えている場合に
は、前記直流電源の出力電圧を低下させ、集塵コンデン
サを流れる直流電流成分が電流上限値を超えておらず、
かつ集塵コンデンサの電極間の直流電圧成分が電圧基準
値よりも小さい場合には、前記直流電源の出力電圧を増
加させ、集塵コンデンサを流れる直流電流成分が電流上
限値を超えておらず、かつ集塵コンデンサの電極間の直
流電圧成分が電圧基準値よりも大きい場合には、前記直
流電源の出力電圧を低下させる制御手段とを有する電気
集塵機が提供される。
【0010】集塵コンデンサを流れる直流電流成分が電
流上限値を超えた場合に、直流電源の出力電圧を低下さ
せるため、直流電流の過度の増大を防止することができ
る。直流電流成分が電流上限値を超えていない場合に
は、集塵極と放電極との間に印加される直流電圧が電圧
基準値に近づくように制御される。電圧基準値を集塵コ
ンデンサのコロナ放電開始電圧近傍に選んでおくことに
より、良好な集塵性能を発揮することが可能になる。
【0011】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の実施例によるパ
ルス荷電型電気集塵機の電気回路構成図及びブロック図
を示す。集塵極3と放電極4により集塵コンデンサ15
が形成されている。例えば、集塵極3は平板、放電極4
は集塵極3に平行に配置された丸線である。集塵極3は
接地されている。放電極4には、整流ブリッジ5の負側
出力端子が接続されている。整流ブリッジ5の正側出力
端子は、コロナ電流測定用抵抗9を介して接地されてい
る。集塵コンデンサ15、整流ブリッジ5、及びコロナ
電流測定用抵抗9により閉回路16が構成される。
【0012】整流ブリッジ5の入力端子は、変圧器6を
介して交流電源に接続されている。変圧器6の一次側回
路には、サイリスタ回路7が直列に接続されている。整
流ブリッジ5、変圧器6及びサイリスタ回路7によりベ
ース電源17が構成されている。制御装置10からの制
御信号13によりサイリスタ回路7の通流角θB が制御
される。通流角θB を変化させることにより、整流ブリ
ッジ5の出力端子間の平均直流電圧を制御することがで
きる。
【0013】電気回路16に直列に挿入されたコロナ電
流測定用抵抗9により、集塵コンデンサ15を流れる直
流電流成分に対応するコロナ電流信号12が生成され
る。集塵コンデンサ15と並列にベース電圧測定用抵抗
8が接続されている。ベース電圧測定用抵抗8により、
集塵コンデンサ15の電極間の直流電圧成分に対応する
ベース電圧信号11が生成される。コロナ電流信号12
及びベース電圧信号11は、制御装置10に入力され
る。
【0014】制御装置10は、コロナ電流信号12及び
ベース電圧信号11に基づいて、サイリスタ回路7の通
流角θB を制御する。制御方法の詳細は後述する。
【0015】放電極4は、さらに結合コンデンサ2を介
してパルス電源1に接続されている。パルス電源1は、
制御装置10からの制御信号14に基づいたパルス頻度
及び電圧を有するパルス電圧波形を発生する。
【0016】図2は、集塵コンデンサ15に印加される
電圧VEPの時間変動を示す。整流ブリッジ5による直流
のベース電圧VB にパルス電源1によるパルス電圧VP
が重畳して印加される。
【0017】図3は、集塵コンデンサ15の電流電圧特
性及びベース電源17の出力特性を示す。横軸は図1の
ベース電圧信号11として観測されるもので集塵コンデ
ンサ15の両端に印加される直流電圧(ベース電圧)V
B を表す。縦軸は図1のコロナ電流信号12として観測
されるもので集塵コンデンサに流れるコロナ電流IB
表す。直流荷電では、電圧VB がコロナ放電開始電圧V
CS以下のときは、コロナ電流IB はほとんど流れない。
電圧VB がコロナ放電開始電圧VCSを超えると、曲線a
dcで示すようにコロナ電流IB が流れ始め、電圧の増加
とともに電流も徐々に増加する。パルス荷電では、パル
スのコロナも直流荷電と同様放電極から集塵極へ向かう
負イオンの流れのため直流電流として観測され、コロナ
電流IBが大きくなる。
【0018】次に、サイリスタ回路7の通流角θB の制
御方法について説明する。本願発明の制御方法を説明す
る前に、特公平5−79383号公報に開示されたベー
ス電圧に着目した制御方法について説明する。
【0019】パルス電圧を印加しない状態におけるコロ
ナ電流IB が微小な電流IB0となるときの電圧VB を求
めることにより、コロナ放電開始電圧VCSに実用上一致
する目標ベース電圧(電圧基準値)VB0を決定する。
【0020】ベース電圧VB が目標ベース電圧VB0にな
るようにサイリスタ7の通流角θBを制御する。ベース
電圧VB が目標ベース電圧VB0に一致すると、電圧
P 、パルス頻度fのパルス電圧の印加を開始する。電
圧VP のパルス電圧が印加されると、大量の負イオンが
放電極の周辺に生ずるため、集塵コンデンサ15の電流
電圧特性は、電流の流れやすい性質を示し、曲線a
pulse のようになる。
【0021】制御装置10は、ベース電圧VB と目標ベ
ース電圧VB0とを比較する。ベース電圧が目標ベース電
圧VB0よりも小さいときは、サイリスタ回路7の通流角
θBを増加させる制御を行い、ベース電圧が目標ベース
電圧VB0よりも大きいときは、サイリスタ回路7の通流
角θB を減少させる制御を行う。通流角θB の増減に伴
い、ベース電源出力特性は、図3にて上下にシフトす
る。ベース電圧VB 、コロナ電流IB は、ベース電圧出
力特性と曲線apulse との交点Aあるいはaで与えら
れ、通流角θB の増減により曲線apulse に沿って動
く。これにより、ベース電圧を目標ベース電圧VB0に維
持する制御を行う。集塵コンデンサ15に印加されるベ
ース電圧VB が目標ベース電圧VB0となる状態を維持し
ながら運転することにより、良好な集塵性能を発揮する
ことができる。
【0022】集塵極3にダストが捕集されると、集塵コ
ンデンサ15の電流電圧特性が変動し、コロナ放電開始
電圧VCSも移動する。このため、適宜パルス電圧の印加
を1秒程度中断し、目標ベース電圧VB0を再設定するこ
とが好ましい。
【0023】集塵極3の表面に捕集されたダスト層に逆
電離現象が発生すると、集塵コンデンサ15の電流電圧
特性が、図3の曲線bpulse で示すようにゆるやかな正
の相関を示さなくなる場合がある。この場合、上記目標
ベース電圧VB0による制御のみでは、安定な制御を行う
ことができない。
【0024】例えば、目標ベース電圧をVB0に設定して
も、実際のベース電圧VB はVB0よりも低くなり、VB
を高くしようとして通流角θB を増加させる制御によ
り、過剰なコロナ電流IB が流れる。すなわち、図3に
おいてベース電圧VB 、コロナ電流IB は、通流角θB
の増加に伴い、交点bから交点Bまで曲線bpulse に沿
って動く。この状態で運転を継続しても、良好な集塵性
能を得ることはできない。本発明の実施例による制御方
法は、このような制御の不安定性を解消することを目的
とする。以下、本発明の実施例による制御方法を説明す
る。
【0025】図1に示す制御装置10は、上述の目標ベ
ース電圧VB0を基準とした制御のみならず、コロナ電流
による制御も並行して行う。予め、コロナ電流IEPの上
限値IMAX を設定しておく。コロナ電流IEPが上限値I
MAX を超えている場合には、ベース電圧VB の現在値の
如何に関わらず、通流角θB を減少させる。
【0026】コロナ電流IEPが上限値IMAX に一致して
いる場合には、ベース電圧VB の判定を行う。ベース電
圧VB が目標ベース電圧VB0以下の場合には、通流角θ
B をそのまま維持し、ベース電圧VB が目標ベース電圧
B0よりも大きい場合には、通流角θB を減少させる。
コロナ電流IEPが上限値IMAX よりも小さい場合には、
上述の目標ベース電圧VB0を基準とした制御を行う。
【0027】上記制御方法をまとめると、下表のとおり
になる。
【0028】
【表1】
【0029】本願発明者の実験によれば、ベース電圧V
B がコロナ放電開始電圧に近い一定値、例えばVB0に保
持されている時のコロナ電流IEPは、
【0030】
【数1】 IEP=k・VP ・f+IC …(1) と近似できることがわかった。ここで、kは集塵極の面
積に依存する比例定数、VP はパルス電圧、fはパルス
頻度、IC は定数である。式(1)は、逆電離現象が発
生していない状態において成り立つが、逆電離現象が発
生している状態では成り立たない。
【0031】逆電離現象を発生させることなく最大の集
塵性能を発揮させるためには、上限値IMAX を、式
(1)で与えられるコロナ電流IEPよりもやや大きな値
に設定しておくことが好ましい。すなわち、上限値I
MAX は、パルス電圧VP 及びパルス頻度fにより変化す
る。上限値IMAX をこのように設定した場合、コロナ電
流I EPが上限値IMAX を超えている状態では、逆電離現
象が発生していると考えられる。なお、比例定数k、定
数IC については、実際の使用環境に近い環境におい
て、逆電離現象が発生していない状態で運転してデータ
を収集し、好適な値を決定することが好ましい。
【0032】制御装置10には、使用環境に応じた好適
な定数k及びIC が記憶されている。制御装置10は、
パルス電圧VP 、パルス頻度f、及び予め記憶されてい
る定数kとIC から、式(1)に基づいてコロナ電流の
期待値を計算する。この期待値よりもやや大きな値を上
限値IMAX として記憶する。
【0033】コロナ電流IEPが上限値IMAX 以下の状態
で、目標ベース電圧VB0を基準とした制御を行っている
電圧制御状態では、パルス頻度fを徐々に増加させる。
パルス頻度fを変化させると同時に、式(1)に基づい
て上限値IMAX の再計算を行う。逆電離現象が発生しな
い状態でパルス頻度fを増加させることにより、集塵効
率を向上させることができる。
【0034】ベース電圧VB が目標ベース電圧VB0に達
することなく、かつコロナ電流IEPが上限値IMAX を超
えている電流制御状態では逆電離現象が発生しており、
良好な集塵性能が発揮されていないと考えられる。この
とき、パルス頻度fを徐々に減少させる。パルス頻度f
を減少させると、逆電離現象が消滅する場合がある。逆
電離現象が消滅すると、そのときのパルス頻度fで電圧
制御状態に移行する。このようにして、ダストの捕集状
態に応じて良好な集塵性能を発揮することができる。
【0035】比例定数k及び定数IC の設定には、ある
程度の任意性があるため、本来の好適な値よりも小さい
値が設定される場合もある。この場合、上限値IMAX
低く設定されるため、パルス頻度fが必要以上に減少す
るおそれがある。パルス頻度fが必要以上に減少する
と、集塵性能が低下してしまう。パルス頻度fが、過度
に減少しないようにするために、パルス頻度fの下限値
を設定しておき、この下限値よりも小さくならないよう
に制御することが好ましい。なお、パルス頻度fの上限
値も設定しておくことが好ましい。
【0036】以上実施例に沿って本発明を説明したが、
本発明はこれらに制限されるものではない。例えば、種
々の変更、改良、組み合わせ等が可能なことは当業者に
自明であろう。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
逆電離現象が発生した状態においても、コロナ電流の過
度の増加を抑制し、安定した運転状態を維持することが
できる。また、逆電離現象が発生した場合に、パルス頻
度を減少させることにより、逆電離現象が消滅する場合
がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例による電気集塵機の電気回路構
成図及びブロック図である。
【図2】集塵極と放電極との間に印加される電圧波形を
示すグラフである。
【図3】集塵極と放電極とによって構成されるコンデン
サの電流電圧特性及びベース電圧出力特性を示すグラフ
である。
【符号の説明】
1 パルス電源 2 結合コンデンサ 3 集塵極 4 放電極 5 整流ブリッジ 6 変圧器 7 サイリスタ回路 8 ベース電圧測定用抵抗 9 コロナ電流測定用抵抗 10 制御装置 11 ベース電圧信号 12 コロナ電流信号 13、14 制御信号 15 集塵コンデンサ 16 閉回路 17 ベース電源

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 集塵極と放電極を含んで構成される集塵
    コンデンサと、 前記集塵コンデンサに直流電圧を印加する直流電源であ
    って、外部から与えられる制御信号によって出力電圧を
    変化させる前記直流電源と、 前記直流電圧にパルス電圧を重畳し、前記集塵コンデン
    サにパルス電圧を印加するパルス電源と、 前記集塵コンデンサの集塵極と放電極間の直流電圧成分
    を測定する電圧測定手段と、 前記集塵コンデンサを流れる直流電流成分を測定する電
    流測定手段と、 電流上限値と電圧基準値を記憶し、前記電圧測定手段に
    より測定された電圧信号及び前記電流測定手段により測
    定された電流信号が入力され、集塵コンデンサを流れる
    直流電流成分が電流上限値を超えている場合には、前記
    直流電源の出力電圧を低下させ、集塵コンデンサを流れ
    る直流電流成分が電流上限値を超えておらず、かつ集塵
    コンデンサの電極間の直流電圧成分が電圧基準値よりも
    小さい場合には、前記直流電源の出力電圧を増加させ、
    集塵コンデンサを流れる直流電流成分が電流上限値を超
    えておらず、かつ集塵コンデンサの電極間の直流電圧成
    分が電圧基準値よりも大きい場合には、前記直流電源の
    出力電圧を低下させる制御手段とを有する電気集塵機。
  2. 【請求項2】 前記パルス電源が、前記制御手段から与
    えられる制御信号に基づいてパルス電圧のパルス頻度を
    変化させ、 前記制御手段が、集塵コンデンサを流れる直流電流成分
    が電流上限値を超えていない場合には、前記パルス電源
    のパルス頻度を増加させ、集塵コンデンサを流れる直流
    電流成分が電流上限値を超えている場合には、前記パル
    ス電源のパルス頻度を減少させる請求項1に記載の電気
    集塵機。
  3. 【請求項3】 前記制御手段が、パルス頻度の下限値を
    記憶し、前記パルス電源のパルス頻度が該パルス頻度の
    下限値よりも小さくならないように制御する請求項2に
    記載の電気集塵機。
  4. 【請求項4】 前記制御手段が、比例定数k、定数
    C 、パルス頻度f、及びパルス電圧VP を記憶し、k
    ・VP ・f+IC の計算結果に基づいて前記電流上限値
    を設定する請求項1に記載の電気集塵機。
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