JPH05211416A - 出力バッファ回路 - Google Patents

出力バッファ回路

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JPH05211416A
JPH05211416A JP1544092A JP1544092A JPH05211416A JP H05211416 A JPH05211416 A JP H05211416A JP 1544092 A JP1544092 A JP 1544092A JP 1544092 A JP1544092 A JP 1544092A JP H05211416 A JPH05211416 A JP H05211416A
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JP
Japan
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input terminal
output
differential amplifier
terminal
transistor
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Application number
JP1544092A
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English (en)
Inventor
Kanenori Honma
謙徳 本間
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NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 入力波形を劣化させることなく増幅信号を出
力し、かつ消費電力を軽減させる。 【構成】 入力信号は2つの差動増幅器の共通の入力端
子である、第1の入力端子15および第2の入力端子1
6に差動入力として供給される。これら第1の入力端子
15および第2の入力端子16に入力された入力信号
は、第1の差動増幅器および第2の差動増幅器により増
幅される。第1の差動増幅器の出力信号18はNPNト
ランジスタQ3のベースに供給される。一方、第2の差
動増幅器の出力信号19はPNPトランジスタQ6のベ
ースに供給される。これらNPNトランジスタQ3およ
びPNPトランジスタQ6に供給された信号は、プッシ
ュプル形式の増幅信号として出力端子17から出力され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は出力バッファ回路に係わ
り、特に半導体集積回路に用いられる出力バッファ回路
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の出力バッファ回路は、図
2および図3に表すように構成されていた。
【0003】まず、図2に回路は、一対のNPNトラン
ジスタQ7、Q8からなる差動増幅器を備え、正相入力
端子が第1の入力端子22に接続されるとともに、逆相
入力端子が第2の入力端子23に接続されている。NP
NトランジスタQ7、Q8それぞれのコレクタは抵抗器
R7、8を介して直流電圧源21の正側端子に接続され
ている。この直流電圧源21の負側端子は接地されてい
る。一方、NPNトランジスタQ7、Q8それぞれのエ
ミッタは直流電流源25を介して接地されている。NP
NトランジスタQ8のコレクタは、NPNトランジスタ
Q8のベースに接続されるとともに、抵抗器R8を介し
てNPNトランジスタQ8のコレクタに接続されてい
る。NPNトランジスタQ8のエミッタは出力端子24
に接続されるとともに抵抗器R9を介して接地されてい
る。
【0004】この回路では、入力した信号を一対のNP
NトランジスタQ7、Q8からなる差動増幅器で増幅
し、その出力をNPNトランジスタQ9のエミッタフォ
ロアを介して出力している。
【0005】次に、図3の回路では、入力端子32はN
PNトランジスタQ12のベースに接続されている。こ
のNPNトランジスタQ12のエミッタは接地されてい
る。NPNトランジスタQ12のコレクタには、直流電
圧源31の正側端子が、直流電流源34、それぞれダイ
オード接続されたNPNトランジスタQ13およびPN
PトランジスタQ14を直列に介して接続されている。
直流電圧源31の負側端子は接地されている。NPNト
ランジスタQ13と直流電流源34との接続点は、NP
NトランジスタQ10のベースに接続されている。NP
NトランジスタQ10のコレクタは直流電圧源31の正
側端子に接続されている。またNPNトランジスタQ1
0のエミッタは抵抗器R10および抵抗器R11を直列
に介してPNPトランジスタQ11のエミッタに接続さ
れている。PNPトランジスタQ11のベースは、NP
NトランジスタQ12のコレクタに接続されている。P
NPトランジスタQ11のコレクタは接地されている。
出力端子33は抵抗器R10と抵抗器R11との接続点
から取り出されている。
【0006】この回路では、入力信号が入力端子32か
らNPNトランジスタQ12のベースに供給されると、
増幅された信号がこのトランジスタQ12とPNPトラ
ンジスタQ14との接続点36から出力される。この接
続点36の信号に対して、V BE1 +VBE2 だけ直流動作
点がシフトした信号が、NPNトランジスタQ13と直
流電圧源34との間の接続点35の信号となる。ただ
し、VBE1 、VBE2 はそれぞれトランジスタQ13、1
4のベース−エミッタ間の電圧である。
【0007】上記接続点35、36の各信号が、NPN
トランジスタQ10およびPNPトランジスタQ11の
各ベースにそれぞれ供給される。その結果、接続点35
における信号は、NPNトランジスタQ10と抵抗器R
10により構成されたエミッタフォロアを介して出力端
子33から出力される。一方、接続点36における信号
は、PNPトランジスタQ11と抵抗器R11により構
成されたエミッタフォロアを介して出力端子33から出
力される。
【0008】この回路では、NPNトランジスタQ10
によるエミッタフォロアと、PNPトランジスタQ11
によるエミッタフォロアが相補的に動作する。したがっ
て、この回路では、出力波形の立上がりおよび立下がり
がともに、負荷駆動能力に優れており、高速化に適した
構成となっている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
出力バッファ回路では、それぞれ次のような問題があっ
た。
【0010】まず、図2の回路では、出力波形の特に立
下がりに関し、その時定数に抵抗器R9が大きく関与
し、波形を劣化させる要因となっていた。たとえば、N
PNトランジスタQ9によるエミッタフォロアの場合に
は、出力波形の立上がりに対して立下がりが著しく劣化
するという問題があった。また、要求特性に合うように
立下がりを十分速くするためには、抵抗器R9の値を極
めて小さく設定する必要があり、そのため消費電力も増
加してしまうという問題があった。
【0011】一方、図3の出力バッファ回路では、これ
らの問題は解消される。
【0012】しかしながら、この回路では、プッシュプ
ル形式の前段の増幅段に関し、その増幅段を駆動させる
NPNトランジスタQ12のエミッタが接地されている
ため、入力端子32に供給される入力信号に大きな負荷
がかかるという問題があった。
【0013】また、接続点35、36それぞれに寄生す
る容量のために、高速化のためには、直流電源34の電
流値を大きくする必要があるが、この場合には出力バッ
ファ回路としての消費電力が増加するという問題があっ
た。
【0014】本発明はかかる問題点に鑑みてなされたも
ので、その目的は、入力波形を劣化させることなく増幅
信号を出力することができるとともに、消費電力も軽減
することができる出力バッファ回路を提供することにあ
る。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明の出力バッファ回
路は、第1の入力端子と、第2の入力端子と、一対のN
PNトランジスタにより構成され、正相入力端子が前記
第1の入力端子に接続されるとともに逆相入力端子が前
記第2の入力端子に接続された第1の差動増幅器と、一
対のPNPトランジスタにより構成され、正相入力端子
が前記第1の入力端子に接続されるとともに逆相入力端
子が前記第2の入力端子に接続された第2の差動増幅器
と、ベースが前記第1の差動増幅器の出力端に接続さ
れ、コレクタが第1の基準電位点に接続されたNPNト
ランジスタと、ベースが前記第2の差動増幅器の出力端
に接続され、コレクタが接地されたPNPトランジスタ
と、前記NPNトランジスタのエミッタと前記PNPト
ランジスタのエミッタとの間に直列に接続された第1お
よび第2の抵抗器と、この第1の抵抗器と第2の抵抗器
との接続点から取り出された出力端子とを備えている。
【0016】この出力バッファ回路では、入力信号は2
つの差動増幅器の共通の入力端子である、第1の入力端
子および第2の入力端子に差動入力として供給される。
これら入力端子に入力された入力信号は、第1の差動増
幅器および第2の差動増幅器により増幅される。第1の
差動増幅器の出力信号はNPNトランジスタのベースに
供給される。一方、第2の差動増幅器の出力信号はPN
Pトランジスタのベースに供給される。これらNPNト
ランジスタおよびPNPトランジスタに供給された信号
は、プッシュプル形式の信号として出力端子から安定し
て出力される。
【0017】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。
【0018】図1は本発明の一実施例に係る出力バッフ
ァ回路の構成図である。
【0019】この出力バッファ回路は、第1の入力端子
15と、第2の入力端子16とを備えている。第1の入
力端子15には、NPNトランジスタQ1およびPNP
トランジスタQ4の各ベース(正相入力端子)が接続さ
れている。第2の入力端子16には、NPNトランジス
タQ2およびPNPトランジスタQ5の各ベース(逆相
入力端子)が接続されている。
【0020】NPNトランジスタQ1のコレクタには抵
抗器R1を介して直流電圧源11の正側端子が接続され
ている。この直流電圧源11の負側端子は接地されてい
る。また、NPNトランジスタQ2のコレクタには抵抗
器R2を介して直流電源11の正側端子が接続されてい
る。NPNトランジスタQ1、Q2の各エミッタは互い
に接続されており、その接続点は直流電流源13を介し
て接地されている。
【0021】PNPトランジスタQ4、Q5の各エミッ
タは互いに接続されており、その接続点は直流電流源1
4を介して直流電圧源12の正側端子に接続されてい
る。直流電圧源12の負側端子は接地されている。PN
PトランジスタQ4のコレクタは、抵抗器R3を介して
接地されている。またPNPトランジスタQ5のコレク
タは抵抗器R4を介して接地されている。
【0022】NPNトランジスタQ2と抵抗器R2との
接続点はNPNトランジスタQ3のベースに接続されて
いる。NPNトランジスタQ3のコレクタは直流電圧源
11の正側端子に接続されている。NPNトランジスタ
Q3のエミッタは第1の抵抗器としての抵抗器R5、お
よび第2の抵抗器としての抵抗器R6の直列回路を介し
てPNPトランジスタQ6のエミッタに接続されてい
る。PNPトランジスタQ6のベースにはPNPトラン
ジスタQ5と抵抗器R4との接続点が接続されている。
またPNPトランジスタQ6のコレクタは接地されてい
る。
【0023】本実施例では、NPNトランジスタQ1、
Q2と、抵抗器R1、R2と、直流電流源13とにより
第1の差動増幅器が構成されている。また、PNPトラ
ンジスタQ4、Q5と、抵抗器R3、R4とにより第2
の差動増幅器が構成されている。さらに、NPNトラン
ジスタQ3と、抵抗器R5、R6と、PNPトランジス
タQ6との直列回路によりプッシュプル型の出力部が構
成されている。すなわち、第1の差動増幅器の出力信号
18と、第2の差動増幅器の出力信号19とが、プッシ
ュプル型の出力部に供給され、この出力部から増幅信号
が出力されるようになっている。
【0024】このような構成において、次に本実施例の
出力バッファ回路の動作を説明する。
【0025】まず、入力信号は2つの差動増幅器の共通
の入力端子である、第1の入力端子15および第2の入
力端子16に差動入力として供給される。これら第1の
入力端子15および第2の入力端子16に入力された入
力信号は、第1の差動増幅器および第2の差動増幅器に
より増幅される。第1の差動増幅器の出力信号18はN
PNトランジスタQ3のベースに供給される。一方、第
2の差動増幅器の出力信号19はPNPトランジスタQ
6のベースに供給される。これらNPNトランジスタQ
3およびPNPトランジスタQ6に供給された信号は、
プッシュプル形式の信号として出力端子17から出力さ
れる。
【0026】本実施例の出力バッファ回路では、上述の
ように2つの差動増幅器を備えるとともに、プッシュプ
ル型の出力部を備えているので、プッシュプル形式の利
点である整った波形の増幅信号を出力することができ
る。また、図3の回路のようにエミッタ接地形式のトラ
ンジスタを用いることがないため、入力端子15、16
から入力される入力信号に対して大きな負荷がかかるこ
とはなく、消費電力も軽減される。
【0027】なお、この回路では、出力部のトランジス
タQ3、Q6の動作点の設定が重要になる。これは以下
のように設定することにより、高能率で、かつ安定した
プッシュプル動作を実現することができる。
【0028】ここでは、簡単のために、直流電流源1
3、14の電流値を2mA、直流電圧源11の電圧を5
V、抵抗器R1、R2、R3、R4の各抵抗値を1.5
KΩに設定して説明を行う。今、入力端子15、16お
よび出力端子17、差動増幅器の出力信号18、19の
各電圧を、それぞれV15、V16、V17、V18、V19とす
ると、各点の電圧は以下のようになる。
【0029】すなわち、V16の値がV15のそれに比べて
極めて小さい場合は、V17=4V、V18=5V、V19
3Vとなる。また、V15の値がV16のそれに比べて極め
て小さい場合は、V17=1V、V18=2V、V19=0V
となる。さらに、V15の値とV16のそれとが殆ど等しい
場合には、V17=2.5V、V18=3.5V、V19
1.5Vとなる。
【0030】このようにV18とV19との電位差は、常に
2Vであり、安定したプッシュプル動作を実現できるこ
とが確かめられる。
【0031】
【発明の効果】以上のように本発明の出力バッファ回路
によれば、2つの差動増幅器とプッシュプル形式の出力
部を備えるようにしたので、入力波形を劣化させること
なく、出力信号を出力することができ、また消費電力も
軽減できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係わる出力バッファ回路の
構成を表す回路構成図である。
【図2】従来の出力バッファ回路の構成を表す回路構成
図である。
【図3】従来の出力バッファ回路の他の構成を表す回路
構成図である。
【符号の説明】
11、12 直流電圧源 13、14 直流電流源 15、16 入力端子 17 出力端子 Q1〜Q6 トランジスタ R1〜R6 抵抗器

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の入力端子と、 第2の入力端子と、 一対のNPNトランジスタにより構成され、正相入力端
    子が前記第1の入力端子に接続されるとともに逆相入力
    端子が前記第2の入力端子に接続された第1の差動増幅
    器と、 一対のPNPトランジスタにより構成され、正相入力端
    子が前記第1の入力端子に接続されるとともに逆相入力
    端子が前記第2の入力端子に接続された第2の差動増幅
    器と、 ベースが前記第1の差動増幅器の出力端に接続され、コ
    レクタが第1の基準電位点に接続されたNPNトランジ
    スタと、 ベースが前記第2の差動増幅器の出力端に接続され、コ
    レクタが接地されたPNPトランジスタと、 前記NPNトランジスタのエミッタと前記PNPトラン
    ジスタのエミッタとの間に直列に接続された第1および
    第2の抵抗器と、 この第1の抵抗器と第2の抵抗器との接続点から取り出
    された出力端子とを備えたことを特徴とする出力バッフ
    ァ回路。
JP1544092A 1992-01-30 1992-01-30 出力バッファ回路 Pending JPH05211416A (ja)

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