JP3295363B2 - スイッチングトランジスタ用駆動回路 - Google Patents

スイッチングトランジスタ用駆動回路

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JP3295363B2 JP36233397A JP36233397A JP3295363B2 JP 3295363 B2 JP3295363 B2 JP 3295363B2 JP 36233397 A JP36233397 A JP 36233397A JP 36233397 A JP36233397 A JP 36233397A JP 3295363 B2 JP3295363 B2 JP 3295363B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、DC-DC スイッチン
グコンバータの電力トランジスタのように高い周波数で
オン、オフされるスイッチングトランジスタの駆動回路
に関する。
【0002】
【従来の技術】スイッチングトランジスタとしては、駆
動電力を少なくしスイッチ速度を速くする必要性からM
OSトランジスタが多用されており、従来は図3の回路
図に示すような駆動回路が用いられている。電源端子3
に接続する高電源ライン4と接地されている低電源ライ
ン5間には、第1のトランジスタQ1と第2のトランジ
スタQ2が直列接続されており、トランジスタQ1、Q
2の接続点に出力端子2が接続する。電源端子3には、
電源電圧VCCが加えられる。トランジスタQ23は、ト
ランジスタQ1と共にダーリントン回路を形成してお
り、ベースは定電流源S11を介して電源端子3に接続
する。また、コレクタは電源端子3に接続する。トラン
ジスタQ20、Q21がトランジスタQ23のベースと
低電源ライン5間に直列接続され、トランジスタQ2
0、Q21の接続点がトランジスタQ2のベースに接続
する。電源端子3に接続する定電流源S10には、トラ
ンジスタQ20のベース、トランジスタQ22のコレク
タが接続し、トランジスタQ22のエミッタは接地され
る。トランジスタQ21、Q22のベースは、夫々抵抗
R11、抵抗R10を介して入力端子1に接続する。こ
の駆動回路では、出力端子2にハイレベルの出力電圧V
OUT を得る場合には入力端子1にハイレベルの入力電圧
が加えられ、ローレベルの出力電圧VOUT を得る場合に
はローレベルの入力電圧が加えられる。出力電流IOUT
は図示した方向に流れる。
【0003】図4は、図3の駆動回路の出力端子2にお
ける電圧、電流波形図である。駆動回路に要求される特
性は、容量性の負荷であるMOSトランジスタのゲート
電圧を速く立ち上げること及びそのゲート電圧を電源電
圧VCCに近づけることである。また、消費電力は少なく
する必要がある。これは、MOSトランジスタを高速で
スイッチし、しかも駆動回路の電源電圧を低くし、消費
電力を節減する必要性から要求される。負荷であるMO
Sトランジスタの等価的な容量C、出力電圧VOUT 、出
力電流IOUT 、出力電圧VOUT が得られるまでの時間t
の関係は(1)式で表される。 VOUT =IOUT ・t/C (1) 従って、出力電圧VOUT 、つまりゲート電圧の立ち上が
り速度を速くするためには、駆動回路の出力電流IOUT
を大きくすることが必要である。
【0004】図3の回路における出力電圧VOUT の立ち
上がり時の出力電流IOUT は、定電流源S11で設定さ
れたバイアス電流をトランジスタQ23、トランジスタ
Q1で2段の電流増幅を行ったものである。2段の電流
増幅を行うので消費電力は節減できるが、出力電圧V
OUT はトランジスタQ23及びトランジスタQ1のベー
ス・エミッタ間電圧の和並びに定電流源S11の電圧降
下分の和だけ電源電圧VCCから低い電圧になる。ベース
・エミッタ間電圧を0.7V、定電流源S11の電圧降
下分を0.3Vとすると、出力電圧VOUT は電源電圧V
CCよりも1.7V程度低くなる。このことにより、高い
出力電圧VOUT を得るためには電源電圧VCCを高くしな
ければならない欠点がある。トランジスタQ1のベース
に定電流源を接続して電流増幅を1段にすれば、出力電
圧VOUT は電源電圧VCCから1V程度の低下に止まる
が、定電流源の電流の設定値、つまりバイアス電流が大
きくなるので消費電力も大きくなる欠点が新たに生ず
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、電源
電圧を高くすることなく出力電圧を高くでき、しかも消
費電力をほとんど増加する必要のないスイッチングトラ
ンジスタ用駆動回路を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明のスイッチングト
ランジスタ用駆動回路は、高電源ラインと低電源ライン
間に直列接続され、トーテムポール形の出力回路を形成
する第1と第2のトランジスタ、高電源ライン側の第1
のトランジスタのベースに接続され、そのベース電流を
供給する第3のトランジスタ、第3のトランジスタのベ
ースと低電源ライン間に順次接続する第1のスイッチ回
路、第2のスイッチ回路、定電流回路を有しており、ハ
イレベルの出力電圧を得るための入力電圧が加えられた
場合、第1のスイッチ回路と入力電圧を検出する第2の
スイッチ回路が共に導通して第3のトランジスタのベー
スと定電流回路が接続されることによりそのベースに定
電流回路で設定された電流が流れ、出力電圧がハイレベ
ルに到達した時には第1のスイッチ回路は非導通になる
ことにより第3のトランジスタのベースの該定電流回路
で設定された電流がなくなることを特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明のスイッチングトランジス
タ用駆動回路は、出力端子にハイレベルの出力電圧を得
る場合にはその立ち上がり時に第1のトランジスタに大
きなベース電流が供給されて大きな出力電流が得られ
る。第1のトランジスタのベース電流は定電流源の役割
をする第3のトランジスタから供給されるが、ハイレベ
ルの出力電圧を得る場合には第3のトランジスタのベー
ス電流が増加することにより、第1のトランジスタに大
きなベース電流を流すことができる。第3のトランジス
タのベース電流は、出力電圧がローレベルからハイレベ
ルに立ち上がる時だけ増加するので消費電力は従来の駆
動回路と比較して大差ない。また、第1のトランジスタ
のベース電流は定電流源の役割をする第3のトランジス
タから供給されて電流増幅が1段で行われるので、出力
電圧と電源電圧の差が1V程度まで小さくなり電源電圧
を低くできる。
【0008】
【実施例】以下、本発明のスイッチングトランジスタ用
駆動回路の実施例を示す基本的な回路図である図1を参
照しながら説明する。なお、図3と共通する部分は同一
符号を付与してある。電源端子3に接続する高電源ライ
ン4と接地される低電源ライン5間には、NPN形の第
1のトランジスタQ1と第2のトランジスタQ2が直列
接続され、トーテムポール形の出力回路を形成してい
る。トランジスタQ1、Q2の接続点に出力端子2が接
続し、電源端子3には電源電圧VCCが加えられる。PN
P形の第3のトランジスタQ3は、コレクタをトランジ
スタQ1のベース、エミッタを電源端子3、ベースを抵
抗R3を介してPNP形のトランジスタQ15のベース
に接続されている。トランジスタQ3は定電流源の役割
をしており、トランジスタQ15のコレクタ及びベース
に接続する定電流源S5と抵抗R3で設定されたベース
電流がバイアス電流として流れる。
【0009】トランジスタQ3のベースと低電源ライン
5間には、第1のスイッチ回路SW1、第2のスイッチ
回路SW2、定電流回路S1が順次直列に接続されてい
る。インバータA1には入力端子1が接続され、トラン
ジスタQ2のベースに接続する出力側には入力端子1に
加えられる入力電圧を反転した電圧が得られる。スイッ
チ回路SW1は、出力電圧VOUT がハイレベルになった
時に非導通になるが、その他の時は導通している。スイ
ッチ回路SW2は、出力電圧VOUT をハイレベルにする
入力電圧が入力端子1に加えられた時にその状態を検出
して導通する。
【0010】次に、このように構成された駆動回路の動
作を説明する。出力電圧VOUT をローレベルからハイレ
ベルにするための入力電圧が入力端子1に加えられた
時、トランジスタQ2はオフし、スイッチ回路SW1、
スイッチ回路SW2は導通する。入力電圧はハイレベル
である。そしてトランジスタQ3のベースには、定電流
回路S1で設定された電流が流れるので、トランジスタ
Q1には大きなベース電流が流れる。従って、大きな出
力電流IOUT が流れ、出力電圧VOUT は急速に立ち上が
ってハイレベルになる。出力電圧VOUT がハイレベルに
なると、スイッチ回路SW1は非導通になり、トランジ
スタQ3のベースの定電流回路S1による電流はなくな
る。出力端子2の負荷がMOSトランジスタのように容
量性の負荷の場合には、出力電圧VOUT がハイレベルに
なった後では出力電流IOUT が流れないのでトランジス
タQ1のベース電流もほとんど流れなくなる。
【0011】ハイレベルの出力電圧VOUT は、トランジ
スタQ1のベース・エミッタ間電圧とトランジスタQ3
のエミッタ・コレクタ間電圧の和だけ電源電圧VCCより
も低くなる。この和の電圧は1V程度であるから、出力
電圧VOUT は(VCC−1)程度になる。出力電圧VOUT
をハイレベルからローレベルにするためには、入力端子
1にローレベルの入力電圧を加えることによりトランジ
スタQ2をオンする。その際、スイッチ回路SW1は導
通するが入力電圧を検出するスイッチ回路SW2が非導
通になるので、定電流回路S1の出力電流IOUT への影
響はない。
【0012】図2は本発明のスイッチングトランジスタ
用駆動回路の他の実施例を示す回路図であり、図1と同
一部分は同じ符号を付与してある。第1のトランジスタ
Q1、第2のトランジスタQ2、第3のトランジスタQ
3間の接続は図1と同じである。定電流源の役割をする
トランジスタQ3のベースは抵抗R1、電圧源E1を経
て接地される。第1のスイッチ回路SW1は、差動対を
形成する第4のトランジスタQ4、第5のトランジスタ
Q5により形成され、トランジスタQ4のコレクタがト
ランジスタQ3のベース、トランジスタQ5のコレクタ
が電源端子3に接続される。トランジスタQ4のベース
は電圧源E4を経て電源端子3に接続され、トランジス
タQ5のベースはトランジスタQ1のエミッタと出力端
子2に接続する。
【0013】第2のスイッチ回路SW2は、差動対を形
成する第6のトランジスタQ6、第7のトランジスタQ
7により形成され、トランジスタQ6のコレクタが電源
端子3、トランジスタQ7のコレクタがトランジスタQ
4、Q5の共通接続されたエミッタに接続される。トラ
ンジスタQ6のベースは電圧源E3を経て接地され、ト
ランジスタQ7のベースは入力端子1に接続される。定
電流回路S1は、トランジスタQ8、抵抗R2、電圧源
E2により形成される。トランジスタQ8のベースは抵
抗R2、電圧源E2を経て接地され、エミッタも接地さ
れ、コレクタはトランジスタQ6、Q7の共通接続され
たエミッタに接続されている。
【0014】第3のトランジスタQ3のコレクタは、ト
ランジスタQ10のコレクタ、エミッタ間を経て接地さ
れる。定電流源S2、トランジスタQ13、トランジス
タQ11が高電源ライン4と低電源ライン5間に直列接
続されている。定電流源S3、トランジスタQ12が高
電源ライン4と低電源ライン5間に直列接続されてい
る。ダイオード接続されたトランジスタQ14が、出力
端子2とトランジスタQ13のコレクタ間に接続され、
トランジスタQ13のベースがトランジスタQ12のコ
レクタ、トランジスタQ2のベースがトランジスタQ1
1のコレクタとトランジスタQ13のエミッタ間に接続
される。
【0015】インバータA1に接続する入力端子1は、
抵抗R5を経てトランジスタQ11のベース、抵抗R6
を経てトランジスタQ12のベースに夫々接続する。ま
た、入力端子1はトランジスタQ7のベースに接続す
る。インバータA1の出力側は、抵抗R4を経てトラン
ジスタQ10のベースに接続する。抵抗R4、R5、R
6は、バイアス抵抗である。トランジスタQ1のベース
電流は、トランジスタQ3のベース電流とその電流増幅
率により設定される。トランジスタQ3のベース電流に
おいて、バイアス電流は電圧源E1、抵抗R1により設
定される。電圧源E4は第1の基準電圧、電圧源E3は
第2の基準電圧を供給する。インバータA1の出力側に
は、入力端子1に加えられる入力電圧の反転した電圧が
得られる。
【0016】次に、このように構成された図2の駆動回
路の動作を説明する。出力電圧VOUT をローレベルから
ハイレベルにするためのハイレベルの入力電圧が入力端
子1に加えられた時、トランジスタQ10はオフし、ト
ランジスタQ11、Q12はオンする。また、トランジ
スタQ2はオフする。第1のスイッチ回路SW1では、
電圧源E4の第1の基準電圧と出力電圧VOUT が比較さ
れ、出力電圧VOUT が電圧源E4の電圧以下の時にトラ
ンジスタQ4がオンし、トランジスタQ5はオフしてい
る。この状態が第1のスイッチ回路SW1の導通状態で
あり、トランジスタQ3のベースが第2のスイッチ回路
SW2に接続されている。
【0017】第2のスイッチ回路SW2では、電圧源E
3の第2の基準電圧と入力電圧が比較され、ハイレベル
の入力電圧が加えられる時にはトランジスタQ7がオン
し、トランジスタQ6はオフする。この状態が第2のス
イッチ回路SW2の導通状態であり、この時スイッチ回
路SW1の導通状態と合わせてトランジスタQ3のベー
スが定電流回路S1に接続される。そして、トランジス
タQ3のベース電流として主に定電流回路S1で設定さ
れた電流が流れる。従って、トランジスタQ1のベース
電流としてトランジスタQ3から大きな電流が供給さ
れ、トランジスタQ1により1段の電流増幅が行われた
出力電流IOUT が出力端子2に流れる。
【0018】このことにより、出力電圧VOUT は急速に
立ち上がりハイレベルになる。出力電圧VOUT がハイレ
ベルになり第1の基準電圧を越えると、第5のトランジ
スタQ5がオンし、トランジスタQ4はオフし、スイッ
チ回路SW1は非導通状態になる。そして、トランジス
タQ3のベース電流はバイアス電流だけになる。なお、
容量性の負荷の場合は出力電圧VOUT がハイレベルにな
った後は出力電流IOUT が流れないからトランジスタQ
1のベース電流もほとんど流れない。ハイレベルの出力
電圧VOUT は、トランジスタQ1のベース・エミッタ間
電圧とトランジスタQ3のエミッタ・コレクタ間電圧の
和だけ電源電圧VCCよりも低くなる。この和の電圧は1
V程度であるから、出力電圧VOUT は(VCC−1)程度
になる。
【0019】出力電圧VOUT をハイレベルからローレベ
ルにするためには、入力端子1にローレベルの入力電圧
を加えることにより、トランジスタQ10をオンし、ト
ランジスタQ11、Q12をオフする。トランジスタQ
13がオンし、さらにダイオード接続されたトランジス
タQ14を経て負荷の電荷が逆方向の出力電流IOUT
してトランジスタQ2のベースに流れるので、トランジ
スタQ2は速やかにオンする。そして、出力電流IOUT
がトランジスタQ2を流れ去ることにより、出力電圧V
OUT はハイレベルからローレベルになる。その際、スイ
ッチ回路SW1はトランジスタQ4がオンし、トランジ
スタQ5がオフして導通状態になるが、スイッチ回路S
W2はトランジスタQ6がオンしトランジスタQ7がオ
フして非導通状態になるので、定電流回路S1の出力電
流IOUT への影響はない。図2における実験では、電源
電圧VCCが10Vの時に出力電圧VOUT を9.3Vにす
ることができた。図3の従来の回路では、電源電圧VCC
が10Vの時出力電圧VOUT は8Vであった。消費電力
はほとんど差がなかった。なお、実施例の第2のスイッ
チ回路SW2においては、第2の基準電圧と入力電圧が
直接比較されたが、入力電圧に対応する別の電圧を比較
するようにしてもよい。
【0020】
【発明の効果】以上述べたように、本発明のスイッチン
グトランジスタ用駆動回路は出力電圧をローレベルから
ハイレベルにする時には大きな出力電流を流し、出力電
圧を立ち上げることができる。大きな出力電流は、定電
流源の役割をする第3のトランジスタのベース電流が出
力電圧の立ち上がりの時だけ増加することにより得られ
る。第3のトランジスタのベース電流の増加は出力電圧
の立ち上がりの時だけ発生し、第1のトランジスタに大
きなベース電流が供給される。このことにより、消費電
力は従来の回路に比較して大差ない。また、第3のトラ
ンジスタから供給される大きな電流は第1のトランジス
タにより1段の電流増幅が行われる回路構成なので、ハ
イレベルの出力電圧は電源電圧から1V程度低くなるだ
けであり、低い電源電圧を用い得る利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のスイッチングトランジスタ用駆動回
路の実施例を示す回路図である。
【図2】 本発明のスイッチングトランジスタ用駆動回
路の他の実施例を示す回路図である。
【図3】 従来のスイッチングトランジスタ用駆動回路
の回路図である。
【図4】 図3の電圧、電流波形図である。
【符号の説明】
1 入力端子 2 出力端子 3 電源端子 Q1 第1のトランジスタ Q2 第2のトランジスタ Q3 第3のトランジスタ SW1 第1のスイッチ回路 SW2 第2のスイッチ回路
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平8−18425(JP,A) 特開 平6−85636(JP,A) 特開 平3−109813(JP,A) 特開 平8−33314(JP,A) 特開 平5−102818(JP,A) 特開 平7−263967(JP,A) 特開 平3−283914(JP,A)

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高電源ラインと低電源ライン間に直列接
    続され、トーテムポール形の出力回路を形成する第1と
    第2のトランジスタ、高電源ライン側の第1のトランジ
    スタのベースに接続され、そのベース電流を供給する第
    3のトランジスタ、第3のトランジスタのベースと低電
    源ライン間に順次接続する第1のスイッチ回路、第2の
    スイッチ回路、定電流回路を有しており、ハイレベルの
    出力電圧を得るための入力電圧が加えられた場合、第1
    のスイッチ回路と入力電圧を検出する第2のスイッチ回
    路が共に導通して第3のトランジスタのベースと定電流
    回路が接続されることによりそのベースに定電流回路で
    設定された電流が流れ、出力電圧がハイレベルに到達し
    た時には第1のスイッチ回路は非導通になることにより
    第3のトランジスタのベースの該定電流回路で設定され
    た電流がなくなることを特徴とするスイッチングトラン
    ジスタ用駆動回路。
  2. 【請求項2】 第1のスイッチ回路は第1の差動対を形
    成する第4と第5のトランジスタ、第2のスイッチ回路
    は第2の差動対を形成する第6と第7のトランジスタに
    より夫々形成され、第4と第5のトランジスタの共通接
    続されたエミッタが第7のトランジスタのコレクタに接
    続され、第6と第7のトランジスタの共通接続されたエ
    ミッタが定電流回路に接続され、第1のスイッチ回路で
    は第1の差動対の入力として加えられる第1の基準電圧
    と出力電圧が比較され、第2のスイッチ回路では第2の
    差動対の入力として加えられる第2の基準電圧と入力電
    圧に対応する電圧が比較される請求項1のスイッチング
    トランジスタ用駆動回路。
  3. 【請求項3】 第1のスイッチ回路は第1の差動対を形
    成する第4と第5のトランジスタ、第2のスイッチ回路
    は第2の差動対を形成する第6と第7のトランジスタに
    より夫々形成され、第4のトランジスタのコレクタが第
    3のトランジスタのベース、第5のトランジスタのコレ
    クタが高電源ライン、第4と第5のトランジスタの共通
    接続されたエミッタが第7のトランジスタのコレクタに
    接続され、また第6のとトランジスタのコレクタが高電
    源ライン、第6と第7のトランジスタの共通接続された
    エミッタが定電流回路に接続され、第1のスイッチ回路
    では第1の差動対の入力として加えられる第1の基準電
    圧と出力電圧が比較され、第2のスイッチ回路では第2
    の差動対の入力として加えられる第2の基準電圧と入力
    電圧に対応する電圧が比較される請求項1のスイッチン
    グトランジスタ用駆動回路。
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