JPH05209301A - 夏季塗装用ヤッケ - Google Patents

夏季塗装用ヤッケ

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JPH05209301A
JPH05209301A JP3256613A JP25661391A JPH05209301A JP H05209301 A JPH05209301 A JP H05209301A JP 3256613 A JP3256613 A JP 3256613A JP 25661391 A JP25661391 A JP 25661391A JP H05209301 A JPH05209301 A JP H05209301A
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JP
Japan
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thermoplastic resin
melting point
jacket
filament
layer
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JP3256613A
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Shige Kishimoto
樹 岸本
Takashi Hirayama
隆 平山
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KASUGA SHOKAI KK
Kasuga Denki Inc
Original Assignee
KASUGA SHOKAI KK
Kasuga Denki Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 夏季の塗装用ヤッケとして、着用時涼しくか
つ使い捨てを可能なものとする。 【構成】 夏季塗装用ヤッケが、高融点の熱可塑性樹脂
線条体(1) と低融点の熱可塑性樹脂線条体(2) よりなる
複合線条体(3) で織成されかつ互いに低融点の熱可塑性
樹脂線条体(2) により熱融着されているメッシュ層(4)
と、不織布からなる不織シート層(5) とで構成されてい
る。メッシュ層(4) と不織シート層(5) とは複合線条体
(3) における低融点の熱可塑性樹脂線条体(2) により熱
融着されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、夏季塗装用ヤッケに
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ビルディングなどの建築物の内外
装のための塗装のさい、塗料が付着しても差支えないヤ
ッケを着用して作業を行なっている。このヤッケは一般
に四季を通じてナイロン(100%)繊維製のものであ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の上記ナイロン製
ヤッケは、その材質上夏季塗装作業時に着用すると通気
性が悪くきわめて暑いという難点があるばかりでなく、
塗料の付着したヤッケを洗濯するのは面倒でかつ洗濯代
が高くつくという問題があった。
【0004】この発明の目的は、通気性がよくて夏季着
用時涼しいにもかかわらず塗料は通過するこなく適当な
強度を有しかつ安価であるため使い捨ての可能な夏季塗
装用ヤッケを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明による夏季塗装
用ヤッケは、相対的に高融点の熱可塑性樹脂線条体と相
対的に低融点の熱可塑性樹脂線条体よりなる複合線条体
を織成または交差重合しかつ互いに低融点の熱可塑性樹
脂線条体により熱融着されているメッシュ層と、不織
布、紙等からなる不織シート層とで構成され、メッシュ
層と不織シート層とが複合線条体における低融点の熱可
塑性樹脂線条体により熱融着されていることを特徴とす
るものである。
【0006】高融点の熱可塑性樹脂の具体例としては、
高密度ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニ
ル、ポリスチレン、ポリエステル、ポリアミド、ボリビ
ニルアルコール等があげられ、低融点の熱可塑性樹脂の
具体例としては、低密度ポリエチレン、エチレン−酢酸
ビニル共重合体、エチレン−アクリル酸共重合体等があ
げられる。
【0007】複合線条体は、高融点および低融点の熱可
塑性樹脂の各フイルムを細幅に切断したフラットな線条
体を複数層に重ねたものが好ましく、複合線条体を織成
するさいは、とくに高融点の熱可塑性樹脂線条体を芯層
とし、その両面に形成せられた低融点の熱可塑性樹脂線
条体の皮層とよりなる3層構造のものが適当である。複
合線条体を単に交差重合するさいは、高融点および低融
点の各熱可塑性樹脂線条体2層よりなるものでもよい
が、この場合は熱融着すべき側に低融点の熱可塑性樹脂
線条体が配される。また高融点および低融点の各熱可塑
性樹脂線条体は、フイラメントでも差支えなく、この場
合複合線条体は複数本のフイラメントで構成される。
【0008】複合線条体によりメッシュ層を形成するさ
い、通常これらを経緯に用いるが、これに限らず3軸
(60度交差)または4軸(経緯および2方向の斜め)
に織成または交差重合してもよい。
【0009】また、全複合線条体のうちの一部を上記低
融点の熱可塑性樹脂線条体より融点の高い熱可塑性樹脂
線条体のフラットな単層または複層構造のものか、また
はフイラメントに代えてもよい。この融点の高い熱可塑
性樹脂としては、複合線条体における高融点の熱可塑性
樹脂と融点が同じか、またはそれ以上のものが好まし
い。また、このようなものの外に、木綿、ジュート、ポ
リエステル、ナイロン等の紡績糸も用いることができ
る。
【0010】
【作用】この発明による夏季塗装用ヤッケは、相対的に
高融点の熱可塑性樹脂線条体と相対的に低融点の熱可塑
性樹脂線条体よりなる複合線条体を織成または交差重合
しかつ互いに低融点の熱可塑性樹脂線条体により熱融着
されているメッシュ層と、不織布、紙等からなる不織シ
ート層で構成され、メッシュ層と不織シート層とが複合
線条体における低融点の熱可塑性樹脂線条体により熱融
着されているものであるから、メッシュ層の複合線条体
のあるところ以外は不織シート層のみであり、したがっ
て通気性がよいが、塗料は通過しない。
【0011】また、不織シートだけではヤッケとして必
ずしも強度が充分とはいえないが、メッシュ層の存在に
より適当な強度が得られる。
【0012】さらに、上述のような構造のヤッケである
から、材料的に安価である。
【0013】
【実施例】図6に示す夏季塗装用ヤッケ(A)は、不織
シート層(5) の表面にメッシュ層(4) が一体化せられた
ものである。
【0014】不織シート層(5) は、10g/m2 程度の
スパンポンド不織布よりなり、一方から他方がわずかに
透視できる薄さである。
【0015】メッシュ層(4) は、図1および図2に示さ
れているように、複合線条体(3) を経緯に用いてメッシ
ュ織りしてなるものであり、織密度は8×9本/インチ
である。
【0016】複合線条体(3) は、相対的に高融点の熱可
塑性樹脂線条体(1) を芯層とし、その両面に形成せられ
た相対的に低融点の熱可塑性樹脂線条体(2) の皮層とよ
りなる3層構造であり、全体がフイルム状のものを幅
1.5mmに裁断することにより得られる。高融点の熱可
塑性樹脂線条体(1) には高密度ポリエチレンが、低融点
の熱可塑性樹脂線条体(2) には低密度ポリエチレンが用
いられている。
【0017】メッシュ層(5) における複合線条体(3) ど
うしは、交差部分において低融点の熱可塑性樹脂線条体
(2) 相互が、低融点の熱可塑性樹脂線条体(2) の融点よ
りも高くかつ高融点の熱可塑性樹脂線条体(1) の融点よ
りも低い温度で加熱されることにより、熱融着されてい
る。不織シート層(4) とメッシュ層(5) とは、前者に接
している後者の低融点の熱可塑性樹脂線条体(2) が加熱
により溶融されたさい、その溶融層中に不織シート層
(4) の不織繊維が部分的に埋入せられることにより、融
着一体化せられる。
【0018】図3は、メッシュ層の変形例を示すもの
で、同図のネット層(14)は、全複合線条体(3) のうちの
一部が低融点の熱可塑性樹脂線条体(2) より融点の高い
熱可塑性樹脂線条体(6) に代えられたもので、これは高
密度ポリエチレン・フイルムが幅1.5mmに裁断せられ
た単層のものであり、経緯のうちのいずれか一方に、あ
るいは両方に使用するかは任意である。
【0019】図4および図5もネット層の変形例を示す
もので、図4に示すネット層(24)は、複合線条体(3) が
交差重合せられたものであり、図5に示すネット層(34)
は、図4のネット層において、全複合線条体(3) のうち
の一部が低融点の熱可塑性樹脂線条体(2) より融点の高
い熱可塑性樹脂線条体(6) に代えられたものである。
【0020】
【発明の効果】この発明の夏季塗装用ヤッケによれば、
メッシュ層の複合線条体のあるところ以外は不織シート
層であり、したがって通気性がよいが、塗料は通過しな
いので涼しくて快適である。
【0021】また、不織シートだけではヤッケとして必
ずしも強度が充分とはいえないが、メッシュ層の存在に
より適当な強度が得られるので、簡単に破れるようなこ
とはない。
【0022】さらに、材料的に安価であるから使い捨て
にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図6に示すこの発明の実施例における夏季塗装
用ヤッケの部分拡大正面図である。
【図2】図1のII−II線にそう拡大断面図である。
【図3】ネット層の変形例を示す図2に相当する断面図
である。
【図4】ネット層の他の変形例を示す図2に相当する断
面図である。
【図5】ネット層のさらに他の変形例を示す図2に相当
する断面図である。
【図6】夏季塗装用ヤッケの正面図である。
【符号の説明】
1 : 高融点の熱可塑性樹脂線条体 2 : 低融点の熱可塑性樹脂線条体 3 : 複合線条体 4、14、24、34 : メッシュ層 5 : 不織シート層 A : 夏季塗装用ヤッケ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 相対的に高融点の熱可塑性樹脂線条体
    (1) と相対的に低融点の熱可塑性樹脂線条体(2) よりな
    る複合線条体(3) を織成または交差重合しかつ互いに低
    融点の熱可塑性樹脂線条体(2) により熱融着されている
    メッシュ層(4)(14)(24)(34) と、不織布、紙等からなる
    不織シート層(5) とで構成され、メッシュ層(4)(14)(2
    4)(34) と不織シート層(5) とが複合線条体(3) におけ
    る低融点の熱可塑性樹脂線条体(2) により熱融着されて
    いることを特徴とする夏季塗装用ヤッケ。
JP3256613A 1991-10-03 1991-10-03 夏季塗装用ヤッケ Expired - Fee Related JPH0718043B2 (ja)

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Cited By (1)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0761859A1 (de) * 1995-08-23 1997-03-12 Hoechst Trevira GmbH & Co. KG Textiler Verbundstoff, Verfahren zu dessen Herstellung, dessen Verwendung sowie Gelege enthaltend Hybridgarne

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