JPH05208844A - 銅含有偏光ガラス及びその製造方法 - Google Patents
銅含有偏光ガラス及びその製造方法Info
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- JPH05208844A JPH05208844A JP27933792A JP27933792A JPH05208844A JP H05208844 A JPH05208844 A JP H05208844A JP 27933792 A JP27933792 A JP 27933792A JP 27933792 A JP27933792 A JP 27933792A JP H05208844 A JPH05208844 A JP H05208844A
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- C03—GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
- C03C—CHEMICAL COMPOSITION OF GLASSES, GLAZES OR VITREOUS ENAMELS; SURFACE TREATMENT OF GLASS; SURFACE TREATMENT OF FIBRES OR FILAMENTS MADE FROM GLASS, MINERALS OR SLAGS; JOINING GLASS TO GLASS OR OTHER MATERIALS
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- C03C14/006—Glass compositions containing a non-glass component, e.g. compositions containing fibres, filaments, whiskers, platelets, or the like, dispersed in a glass matrix the non-glass component being in the form of microcrystallites, e.g. of optically or electrically active material
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Abstract
含む偏光ガラス及びその製造方法並びにこの偏光ガラス
からなる小型化が可能な偏光子を用いた光通信用アイソ
レーターの提供。 【構成】 アスペクト比が2:1〜15:1である金属
銅粒子を含有する銅含有偏光ガラス。銅とハロゲンとを
含有するガラスを加熱してガラス中にハロゲン化銅粒子
を析出させる工程、得られたハロゲン化銅粒子含有ガラ
スの粘度が1×108 〜1×1011ポアズとなる温度で
上記ハロゲン化銅粒子含有ガラスを延伸する工程、及び
延伸したガラス中のハロゲン化銅粒子の一部又は全部を
還元する工程を含む銅含有偏光ガラスの製造方法。上記
銅含有偏光ガラスを用いた光アイソレーター。
Description
ァイバーを用いた光通信において利用される超小型光ア
イソレーターに用いられる偏光ガラス及びその製造方法
並びに該偏光ガラスを用いた光アイソレーターに関す
る。
導体レーザーを光源とし、石英系光ファイバーを用いた
光通信において、反射による戻り光を遮断し、S/N比
を向上するために光アイソレーターが用いられている。
光アイソレーターはファラデー回転素子、二つの偏光
子、及び磁石から成るが、その小型化のためにはそれぞ
れの素子の小型化が必要である。しかし、偏光子を、そ
の消光比や耐環境性を損なわず小型化するのは容易では
ない。例えば、複屈折結晶や偏光ビームスプリッターで
は、ビーム有効径より薄い厚さとすることができない。
また、従来知られている二色性色素を延伸したポリマー
タイプの偏光板では、薄くはできるものの消光比や耐環
境性が不十分である。
る可能性のある偏光子としては、ガラス中にアスペクト
比の大きな金属微粒子を一方向に配列させた偏光ガラス
が考えられる。そのような偏光ガラスとして、米国特許
3954485 に開示される銅を含有させたガラスが知られて
いる。その明細書によれば、このガラスは、ハロゲン元
素と酸化銅及び/又は酸化カドミウム(実施例では、酸
化銅と酸化カドミウム)を含むアルミノホウ珪酸ガラス
を、500〜900℃に加熱することにより100〜1
000Åのハロゲン化銅−カドミウムを含み、ホウ酸成
分に富む第二相を析出させ、粘度が1×107 〜1×1
09 ポアズの温度域に保ちつつ試料を約50倍程度延伸
することによりアスペクト比が2:1〜5:1になるよ
うに第二相を変形させ、徐冷点以下に冷却することによ
り、作成される。
おり、可視域で透明性を付与するために第二相が100
0Å(100nm)以下と小さく、さらにフォトクロミッ
ク特性を合わせ持つ。さらに、このガラスは、短波長
(0.3〜0.45μm)の光を照射して暗化状態(ガラス
が光により着色した状態)にすると偏光特性を示す。し
かし、このような暗化状態の場合でも、消光比は10:
1(10dB)前後にすぎず、光通信用アイソレターに要
求される消光比(30dB)に比べ小さい。
れに関する文献(Journal of noncrystalline solid,3
3巻、383−390ページ、1979年)に示されて
いる。即ち、ハロゲン化銅−カドミウムを含むガラスに
おいては熱処理により析出する第二相粒子はホウ酸成分
に富むガラスからなる100〜1000Åの粒子に、フ
ォトクロミック特性の発現に寄与する20〜50Åのハ
ロゲン化銅−カドミウムから成る粒子を含む構造を持っ
ており、ガラスを延伸した場合、100〜1000Åの
第二相粒子は延伸されるが、その中に存在する20〜5
0Åのハロゲン化銅−カドミウムから成る粒子は延伸さ
れないことによる。これはハロゲン化銅−カドミウム粒
子の粒径が小さいために、延伸には大きな力が必要とな
り、延伸されにくいからである。又、偏光特性が弱く発
現するのは、延伸した第二相粒子表面にハロゲン化銅−
カドミウムから成る粒子が異方的に配列しているためで
ある。
55μm の赤外光では、この銅含有ガラスを暗化状態に
することができず、従って、このガラスの消光比は極め
て小さい。従って、米国特許3954485 に示される銅含有
ガラスを、光通信用アイソレター用の偏光子には適用す
ることはできない。
きる赤外域において高い消光比を有する、金属銅を含む
偏光ガラス及びその製造方法を提供することにある。さ
らに本発明の目的は、小型化が可能な偏光子を用いた光
通信用アイソレーターを提供することにある。
スは、アスペクト比が2:1〜15:1である金属銅粒
子を含有することを特徴とする。
るが、カドミウムを含有せずフオトクロミック特性を示
さないガラスを加熱してガラス中にハロゲン化銅粒子を
析出させる工程、得られたハロゲン化銅粒子含有ガラス
の粘度が1×108 〜1×1011ポアズとなる温度で上
記ハロゲン化銅粒子含有ガラスを延伸する工程、及び延
伸したガラス中のハロゲン化銅粒子の一部又は全部を還
元する工程を含む銅含有偏光ガラスの製造方法に関す
る。
2:1〜15:1の金属銅粒子を含有する。アスペクト
比とは、金属銅粒子の縦横比を意味し、縦は金属銅粒子
の長手方向の長さであり、横は長手方向に垂直の長さ、
即ち幅である。アスペクト比は金属銅粒子の長さ方向と
幅方向の吸収波長を決める因子である。波長1.3〜1.5
5μm の赤外域の光に対して優れた偏光特性を示すため
には、金属銅粒子のアスペクト比が2:1〜15:1で
あることが適当である。この理由は、金属銅粒子のアス
ペクト比が2:1より小さいと可視域で偏光特性を示す
ようになり、アスペクト比が15:1より大きいと中赤
外域又は遠赤外域で優れた偏光特性を示すようになるか
らである。又、銅粒子が金属銅である場合に初めてガラ
スは偏光性を示し、他の銅化合物である場合には偏光特
性をほとんど示さない。但し、金属銅を含有していれ
ば、他の銅化合物、例えばハロゲン化銅等が共存しても
差しつかえない。
ホウケイ酸塩ガラス、ホウ酸塩ガラス等を挙げることが
できる。
て説明する。
ゲンを含有するガラスを用いる。そのようなガラスとし
て、次に示す各成分に重量%で換算したときに SiO2 が
48〜65%、 B2O3 が13〜33%、 Al2O3が6〜1
3%、 AlF3 が0〜5%、アルカリ金属酸化物(Li2O、
Na2O 、 K2O、 Rb2O 、 Cs2O)が7〜17%、アルカリ
金属塩化物(LiCl、 NaCl 、 KCl、 RbCl 、 CsCl)が0
〜5%、アルカリ土類酸化物(MgO 、 CaO、 SrO、 Ba
O) が0〜5%、酸化銅(Cu2O) とハロゲン化銅(CuC
l、 CuBr 等)との合量が0.5〜2.5%、 SnOが0〜0.
6%、 As2O3が0〜5%である組成を有するケイ酸塩ガ
ラス、ホウケイ酸塩ガラスを例示できる。
たときに B2O3 が40〜75%、 SiO2 が0〜40%、
Al2O3が4〜20%、アルカリ金属酸化物(Li2O、 Na2
O 、K2O、 Rb2O 、 Cs2O)が1〜15%、アルカリ金属
塩化物(LiCl、 NaCl 、 KCl、 RbCl 、 CsCl)が0〜4
%、アルカリ土類酸化物(MgO 、 CaO、 SrO、 BaO)が
0〜15%、酸化銅(Cu2O) とハロゲン化銅(CuCl、 C
uBr 等)との合量が0.5〜2.5%、 SnOが0〜0.6%で
ある組成を有するホウ酸塩ガラス、ホウケイ酸塩ガラス
を例示することができる。
は、上記酸化物等以外に炭酸塩、硝酸塩、水酸化物、ハ
ロゲン化物等を原料として適宜用いることができる。但
し、ハロゲンは溶融工程で揮発しやすいので、ガラスバ
ッチに銅の当量より少し過剰にハロゲン化合物を加える
ことが好ましい。上記組成のガラスバッチを溶融した
後、ガラス融液を室温まで冷却して、銅とハロゲンとを
含有するガラスを作製することができる。
化銅(例えば、 CuCl 、CuF 、CuBr、CuI 、あるいはC
uF1-X Clx (0<X<1) などの混晶)を析出させる。加
熱温度は、好ましくは、650〜850℃である。65
0℃未満では、ガラス中にハロゲン化銅を析出させるの
に時間がかかり過ぎる傾向があり、850℃を越えると
析出するハロゲン化銅の粒子径が大きくなり易く、加熱
時間により粒子径をコントロールするのが難しくなるか
らである。
後のハロゲン化銅粒子の延伸は容易であるが、大きすぎ
ると得られる偏光ガラスの散乱による損失が大きくな
る。そこで、析出させるハロゲン化銅粒子の粒径は50
〜300nmの範囲とすることが好ましい。そのために
は、上記温度範囲で1〜10時間加熱することが適当で
ある。
度が1×108 〜1×1011ポアズとなる温度でこのガ
ラスを延伸することによりガラス中のハロゲン化銅粒子
を延伸する。ガラスの粘度を1×108 〜1×1011ポ
アズにする理由は、粘度が1×108 ポアズより低い温
度にすると、延伸されたハロゲン化銅粒子が元の球形に
戻ってしまうことがあり、粘性が1×1011ポアズより
高い温度にすると延伸の際にガラスが破壊されることが
あるからである。粘度が上記範囲となる温度はガラスの
組成により変化し、各ガラスの組成に応じて適宜決める
ことができる。
粒子のアスペクト比が8:1〜60:1になる程度に行
なう。ハロゲン化銅粒子のアスペクト比を8:1〜6
0:1にすることにより、後に還元して生成する金属銅
粒子のアスペクト比を2:1〜15:1にすることがで
きる。これは、ハロゲン化銅粒子が還元により銅粒子に
変化する際に70%程度の体積収縮をともなうためであ
る。但し、上記範囲のアスペクト比を有するハロゲン化
銅粒子を含有するガラスは、フォトクロミック性を示さ
ず、偏光特性もほとんど示さない。
ロゲン化銅粒子を含有するガラスの引張り、押出し、圧
延又は、プレスなどを含むものである。ハロゲン化銅粒
子のアスペクト比は延伸を行う条件を変化させることに
よりコントロールすることが可能である。引張りにより
延伸を行う場合、引張る条件を変化させることにより、
得られる試料の形状もコントロールすることができる。
引張る時のガラスの粘度、引張る速度を変化させるこ
と、試料の過熱ゾーンを移動させることにより必要なテ
ーパーを持った試料、あるいは必要な一定の幅を持った
試料を得ることが可能である。
さにより変化し、例えば引張りの場合、上記温度範囲で
100kg/cm2 とすることができる。又、延伸した
ガラスは、ハロゲン化銅粒子の再球状化を防止するため
に、速く徐冷点以下の温度に冷却することが好ましい。
とにより、ガラス中のハロゲン化銅粒子の一部又は全部
を還元する。但し、延伸したガラスは、必要により、還
元処理前に表面を研磨等することにより、所望の形状に
成形しておくことが好ましい。
の中の延伸されたハロゲン化銅粒子の少なくとも一部を
金属銅に還元する必要がある。その還元は、例えば水素
ガス雰囲気中でガラスを熱処理することにより可能であ
る。しかし、ハロゲン化銅粒子の再球状化を防ぎつつ還
元する必要があること及び、銅は3つの原子価状態
(0、1、2価)を持つために、還元条件特に温度の設
定が重要である。温度が低すぎる場合はハロゲン化銅粒
子の再球状化は起きないが、良い偏光特性を得るために
必要な厚さの還元層を得るのに時間がかかりすぎる。温
度が高すぎる場合には、短時間で必要な厚さの還元層が
得られるが、ガラスの粘度が低くなりすぎハロゲン化銅
粒子の再球状が起きてしまう。但し、再球状化をあらか
じめ予想して、再球状化が起きない温度で還元する場合
よりも大きなアスペクト比にハロゲン化銅粒子を延伸し
ておき、緩やかに再球状化の起こる程度のやや高めの温
度で還元し、短時間で充分な厚さの還元層を得ることも
可能である。
な偏光特性を与えるためには、350〜550℃、好ま
しくは375〜475℃の範囲の温度で30分〜10時
間還元することが好ましい。上記還元処理により、表面
から約1〜120μmまでの範囲のハロゲン化銅粒子が
還元される。その結果、比較的厚みの薄いガラス(厚み
が約240μm以下のガラス)では、ガラス中のほとん
どのハロゲン化銅粒子が還元されて、異方性の金属銅粒
子が分散した偏光ガラスが得られる。又、比較的厚みの
厚いガラスでは、ガラスの表層部中に異方性の金属銅粒
子が分散し、それより内部では未還元の異方性ハロゲン
化銅粒子が分散した三層構造となる。尚、上記還元条件
は、還元用ガスとしては水素ガスを用いた場合である。
しかし、水素ガス以外の還元性のガスを用いることもで
き、その場合の還元条件は適宜決定することができる。
尚、水素ガス以外の還元性のガスとしては、例えば CO-
CO2 ガス等を挙げることができる。
に、ガラス中に占める銅粒子の体積比、粒子の大きさ及
び、還元層の厚さにより変化し、さらに未還元層がある
場合には、未還元層中のハロゲン化銅粒子の大きさ、体
積比、未還元層の厚みによっても変化する。銅粒子の体
積比は、透過型電子顕微鏡にて観測される1個の延伸さ
れた銅粒子の体積と粒子密度(単位体積当たりの数)の
積から求められる。銅粒子の体積比は、吸収係数の大き
さを左右する因子であり、1×10-4以下では小さすぎ
て十分な偏光特性を得るためには還元層を厚くする必要
があり、還元に長時間を要する。逆に、銅粒子の体積比
が1×10-2より大きい場合は、還元層は薄くてもよい
が未還元層中のハロゲン化銅粒子による散乱も増加する
ため、挿入損失が大きくなり好ましくない。ハロゲン化
銅の含有量は、熱処理条件とも関連するが、銅粒子体積
比を左右するので、0.5〜2.5重量%が最適である。
ック特性を示さない。さらに、ハロゲン化銅の少なくと
も一部が金属銅に還元されているので、短波長の光を照
射しなくても波長1.3〜1.55ミクロンにて30dB以上
の偏光特性を示す。又、本発明による偏光ガラスは、ブ
ロードな吸収を持ち、光通信で使用される、1.31μ
mと1.55μmの両方の波長域において同時に大きな
消光比を与えることができる。
る偏光ガラスに関するものであるので、ここで偏光につ
いて説明する。直線偏光とは、光の電場ベクトルの方向
が一定であるものをいう。図7に示すように、一般に光
は、電場方向がお互いに垂直である1aと1bの2つの
成分から成るものと考えることができる。ここに、ガラ
スの中に異方性形状を有する微小金属粒子4が存在する
と、光はその電場の方向が金属粒子の短軸に平行な成分
(横の光1b)と長軸に平行な成分(縦の光2b)に対
して吸収の差を生じる。そして、この長軸に平行な成分
と短軸に平行な成分の吸収をそれぞれ吸光度として分光
光度計で測定することができる。この短軸に平行な成分
(横の光)と長軸に平行な成分(縦の光)の吸光度に大
差が生じる結果、一方向の直線偏光のみ透過するタイプ
の偏光子が得られる。
回転素子及び少なくとも1つの偏光子を構成部品として
含み、好ましくは、ファラデー回転素子、2つの偏光子
及び磁石を構成部品として含み、上記偏光子として本発
明の銅含有偏光ガラスを用いたものである。
2 、 H3BO3、Al(OH)3、Na2CO3、 NaCl 、 AlF3 、CuC
l、 SnOなどを用いて、3リットルの白金ルツボに入れ
約1450℃で溶解した後、グラファイトの型に流し込
んで成形し室温まで除冷した。このガラスを800℃で
3時間熱処理し、約150nmの CuCl 粒子を析出させ
た。このガラスはフォトクロミック特性を示さなかっ
た。このガラスを5×10×100mmのサイズに切り出
し、粘度が1×109 ポアズ付近になる温度である60
0℃に加熱し、速度100mm/min で引張り、200kg
/cm2の荷重で延伸した。その結果、ハロゲン化銅粒子は
約60×600nm(アスペクト比10:1)の形状に変
化し、それらがほぼ一方向に配列しており、ハロゲン化
銅粒子密度は約2.5×1012/cm3 であることが、透
過電子顕微鏡観察により確認された。ハロゲン化銅粒子
の体積比は、約4.4×10-3であった。
00℃にて1時間水素ガス中で還元することにより、表
1に示す偏光特性を示すガラスが得られた。ガラスの還
元層の厚さは約30μmであった。還元によりハロゲン
化銅粒子はアスペクト比2〜3程度の銅粒子(平均的に
は約50×125nm(アスペクト比2.5:1)の銅
粒子)と還元に伴う体積収縮による空洞部分に変化し
た。銅粒子は主にハロゲン化銅粒子の占めていた部分の
両端に析出しており、円柱に近い形状をしていた。銅粒
子の体積比は約1.1×10-3と計算された。
が平行に配向している場合(1a(還元前)、2a(還
元後))と垂直に配向している場合(1b(還元前)、
2b(還元後))の吸光度を測定した。結果を図1及び
図2に示す。図1(還元前)と図2(還元後)に示され
るように還元前後のガラスの透過率に顕著な変化が認め
られたこと、及びESCAによりガラス表面層に金属銅
が確認されたことから、表面層の中のハロゲン化銅粒子
の少なくとも一部が金属銅に還元されたことを確認し
た。尚、この測定結果は反射防止膜を施していない試料
のものである。
ガラスを作製した。このガラスを750℃5時間熱処理
して、約250nm径のハロゲン化銅粒子を析出させた
後、5×10×100mmのサイズに切り出し、温度56
0℃(粘性3×108 ポアズ)に加熱しながら速度10
0mm/min で引張り、300kg/cm2の荷重で延伸した。
その結果、100×980nm(アスペクト比10:1)
に変形し、かつほぼ一方向に配向していることが透過電
子顕微鏡で確認された。このガラスの CuCl 粒子密度は
約1×1012/cm3 であり、ハロゲン化銅粒子体積比は
約8.2×10-3と計算された。
にて還元処理した結果、表1に示す消光比をもつ偏光ガ
ラスが得られた。ガラスの還元層の厚さは約40μmで
あった。還元によりハロゲン化銅粒子はアスペクト比2
〜3程度の銅粒子(平均的には約75×190nm(ア
スペクト比2.5:1)の銅粒子)と還元に伴う体積収
縮による空洞部分に変化した。銅粒子は主にハロゲン化
銅粒子の占めていた部分の両端に析出しており、円錐台
に近い形状をしていた。銅粒子の体積比は約2.1×1
0-3と計算された。
2 、 H3BO3、Al(OH)3、Na2CO3、 AlF3 、CuCl、 SnOな
どを用いて、3リッターの白金ルツボに入れ約1450
℃で溶解した後、グラファイトの型に流し込んで成形し
室温まで除冷してガラスを得た。このガラスを800℃
で3時間熱処理し、約150nmのハロゲン化銅粒子を析
出させた。このガラスはフォトクロミック特性を示さな
かった。このガラスを5×10×100mmのサイズに切
り出し、粘性が109 ポアズ付近になる温度である60
0℃に加熱し、速度100mm/min で引張り、200kg
/cm2 の荷重で延伸した。その結果、ハロゲン化銅粒子
は約40×2000nm(アスペクト比50:1)の形状
に変化し、それらがほぼ一方向に配向しており、ハロゲ
ン化銅粒子密度は約2.5×1012/cm3 であること
が、透過電子顕微鏡観察により確認された。ハロゲン化
銅粒子の体積比は、約4.4×10-3であった。
ら、500℃にて1時間水素ガス中で還元することによ
り、表1に示す偏光特性を示すガラスが得られた。ガラ
スの還元層の厚さは約30μmであった。還元によりCu
Cl粒子はアスペクト比5〜14:1程度の銅粒子(平均
的には約35×350nm(アスペクト比10:1)の
銅粒子)と還元に伴う体積収縮による空洞部分に変化し
た。銅粒子は主にCuCl粒子の占めていた部分の両端に析
出しており、円柱に近い形状をしていた。銅粒子の体積
比は約1.1×10-3と計算された。
同様にガラスを作製した。このガラスを700℃5時間
熱処理して、約170nm径のハロゲン化銅粒子を析出さ
せた後、5×10×100mmのサイズに切り出し、温度
550℃(粘性7×108 ポアズ)に加熱しながら、速
度150mm/min で引張り、200kg/cm2 の荷重で延
伸した。その結果、60×1400nm(アスペクト比2
3:1)に変形し、かつほぼ一方向に配向していること
が透過電子顕微鏡で確認された。このガラスの粒子密度
は約2×1012/cm3 であり、粒子体積比は約5.1×
10-3と計算された。
にて還元処理した結果、表1に示す消光比をもつ偏光ガ
ラスが得られた。ガラスの還元層の厚さは約20μmで
あった。還元によりハロゲン化銅粒子はアスペクト比2
〜8:1程度の銅粒子(平均的には約50×230nm
(アスペクト比4.5:1)の銅粒子)と還元に伴う体
積収縮による空洞部分に変化した。銅粒子は主にハロゲ
ン化銅粒子の占めていた部分の両端に析出しており、円
柱に近い形状をしていた。銅粒子の体積比は約1.3×
10-3と計算された。
同様にガラスを作製した。このガラスを750℃3時間
熱処理して、約120nm径のハロゲン化銅粒子を析出さ
せた後、4×10×180mmのサイズに切り出し、温度
580℃(粘性2×109 ポアズ)に加熱しながら、速
度150mm/min で引張り、300kg/cm2 の荷重で延
伸した。その結果、約35×1300nm(アスペクト比
37:1)に変形し、かつほぼ一方向に配向しているこ
とが透過電子顕微鏡で確認された。このガラスの粒子密
度は約7×1012/cm3 であり、粒子体積比は約6.3×
10-3と計算された。
にて還元処理した結果、表1に示す消光比をもつ偏光ガ
ラスが得られた。ガラスの還元層の厚さは約20μmで
あった。還元によりハロゲン化銅粒子はアスペクト比3
〜10:1程度の銅粒子(平均的には約35×250n
m(アスペクト比7:1)の銅粒子)と還元に伴う体積
収縮による空洞部分に変化した。銅粒子は主にハロゲン
化銅粒子の占めていた部分の両端に析出しており、楕円
体に近い形状をしていた。銅粒子の体積比は約1.6×
10-3と計算された。
同様にガラスを作製した。このガラスを700℃1時間
熱処理して、約70nm径のハロゲン化銅粒子を析出させ
た後、4×10×220mmのサイズに切り出し、温度6
00℃(粘性2×109 ポアズ)に加熱しながら、速度
150mm/min で引張り、400kg/cm2 の荷重で延伸
した。その結果、約20×750nm(アスペクト比3
8:1)に変形し、かつほぼ一方向に配向していること
が透過電子顕微鏡で確認された。このガラスの粒子密度
は約2×1013/cm3 であり、粒子体積比は約3.6×1
0-3と計算された。
にて還元処理した結果、表2に示す消光比をもつ偏光ガ
ラスが得られた。ガラスの還元層の厚さは約20μmで
あった。還元によりハロゲン化銅粒子はアスペクト比2
〜10:1程度の銅粒子(平均的には約20×120n
m(アスペクト比6:1)の銅粒子)と還元に伴う体積
収縮による空洞部分に変化した。銅粒子は主にハロゲン
化銅粒子の占めていた部分の両端に析出しており、楕円
体に近い形状をしていた。銅粒子の体積比は約9×10
-4と計算された。
同様にガラスを作製した。このガラスを740℃1時間
熱処理して、約110nm径のハロゲン化銅粒子を析出さ
せた後、4×10×220mmのサイズに切り出し、温度
610℃(粘性1×109 ポアズ)に加熱しながら、速
度100mm/min で引張り、200kg/cm2 の荷重で延
伸した。その結果、約30×1000nm(アスペクト比
33:1)に変形し、かつほぼ一方向に配向しているこ
とが透過電子顕微鏡で確認された。このガラスの粒子密
度は約6×1012/cm3 であり、粒子体積比は約4.2×
10-3と計算された。
にて還元処理した結果、表2に示す消光比をもつ偏光ガ
ラスが得られた。ガラスの還元層の厚さは約30μmで
あった。還元によりハロゲン化銅粒子はアスペクト比2
〜8:1程度の銅粒子(平均的には約30×150nm
(アスペクト比5:1)の銅粒子)と還元に伴う体積収
縮による空洞部分に変化した。銅粒子は主にCuCl粒子の
占めていた部分の両端に析出しており、楕円体に近い形
状をしていた。銅粒子の体積比は約1.1×10-3と計
算された。
が平行に配向している場合(3a(還元前)、4a(還
元後))と垂直に配向している場合(3b(還元前)、
4b(還元後))の吸光度を測定した。結果を図3及び
図4に示す。図3(還元前)と図4(還元後)に示され
るように還元前後のガラスの透過率に顕著な変化が認め
られたこと、及びESCAによりガラス表面層に金属銅
が確認されたことから、表面層の中のハロゲン化銅粒子
の少なくとも一部が金属銅に還元されたことを確認し
た。尚、この測定結果は反射防止膜を施していない試料
について行った。
3BO3、Al(OH)3 、Na2CO3、 NaCl 、 CuCl 、SnO などを
用いて、3リットルの白金ルツボに入れ約1400℃で
溶解した後、グラファイトの型に流し込んで成形した。
このガラスを750℃で4時間熱処理して、約150nm
径のハロゲン化銅粒子を析出させた後、5×10×10
0mmのサイズに切り出し、温度620℃(粘性1×10
9 ポアズ)に加熱しながら、速度150mm/min で引張
り、200kg/cm2 の荷重で延伸した。その結果、60
×960nm(アスペクト比16:1)に変形し、かつほ
ぼ一方向に配向していることが透過電子顕微鏡で確認さ
れた。このガラスの粒子密度は約3×1012/cm3 であ
り、粒子体積比は約5.3×10-3と計算された。
中にて還元処理した結果、表2に示す消光比をもつ偏光
ガラスが得られた。ガラスの還元層の厚さは約50μm
であった。還元によりCuCl粒子はアスペクト比2〜4:
1程度の銅粒子(平均的には約50×150nm(アス
ペクト比3:1)の銅粒子)と還元に伴う体積収縮によ
る空洞部分に変化した。銅粒子は主にハロゲン化銅粒子
の占めていた部分の両端に析出しており、円柱に近い形
状をしていた。銅粒子の体積比は約1.4×10-3と計
算された。
ガラスを作製した。このガラスを800℃1時間熱処理
して、約140nm径のハロゲン化銅粒子を析出させた
後、5×10×100mmのサイズに切り出し、温度64
0℃(粘性2×109 ボアズ)に加熱しながら、速度8
0mm/min で引張り、250kg/cm2 の荷重で延伸し
た。その結果、50×1000nm(アスペクト比20:
1)に変形し、かつほぼ一方向に配向していることが透
過電子顕微鏡で確認された。このガラスの粒子密度は約
6×1012/cm3 であり、粒子体積比は約8.6×10-3
と計算された。
にて還元処理した結果、表2に示す消光比をもつ偏光ガ
ラスが得られた。ガラスの還元層の厚さは約50μmで
あった。還元によりハロゲン化銅粒子はアスペクト比2
〜6:1程度の銅粒子(平均的には約42×170nm
(アスペクト比4:1)の銅粒子)と還元に伴う体積収
縮による空洞部分に変化した。銅粒子は主にハロゲン化
銅粒子の占めていた部分の両端に析出しており、円柱に
近い形状をしていた。銅粒子の体積比は約2.2×10
-3と計算された。
にガラスを作製した。このガラスを750℃1時間熱処
理して、約110nm径のハロゲン化銅粒子を析出させ
た。加工により得た約50mm径×50mm長さのガラス
を、温度610℃(粘度8×108 ボアズ)に加熱しな
がら、750kg/cm2 の圧力で5mm径のロッドに押し出
した。その結果、ガラス中のバロゲン化銅粒子は約30
×1000nm(アスペクト比33:1)に変形し、かつ
ほぼ一方向に配向していることが透過電子顕微鏡で確認
された。この電子顕微鏡写真から、このガラスの粒子密
度は約6.2×1012/cm3 であり、粒子体積比は約4.
3×10-3と計算された。
にて還元処理した結果、表2に示す消光比をもつ偏光ガ
ラスが得られた。ガラスの還元層の厚さは約20μmで
あった。透過電子顕微鏡で観察したところ、還元により
銅粒子は主にハロゲン化銅粒子の占めていた部分の両端
に析出していることが認められた。銅粒子の寸法は平均
的には約25×180nm(アスペクト比7:1)であ
り、銅粒子の体積比は約1.1×10-3と計算された。
粒子が平行に配向している場合(5a(還元前)、6a
(還元後))と垂直に配向している場合(5b(還元
前)、6b(還元後))の吸光度を測定した。結果を図
5及び図6に示す。図5(還元前)と図6(還元後)に
示されるように還元前後のガラスの透過率に顕著な変化
が認められたこと、及びESCAによりガラス表面層に
金属銅が確認されたことから、表面層の中のハロゲン化
銅粒子の少なくとも一部が金属銅に還元されたことを確
認した。尚、この測定結果は反射防止膜を施していない
試料について行った。
て溶解し製作した。このガラスを750℃にて2時間熱
処理して、約150nm径のハロゲン化銅粒子を析出さ
せた。加工により得た約50mm径50mm長のガラス
を、温度640℃(粘度3×188 ポアズ) に加熱しな
がら600Kg/cm2 の圧力で径5mmのロッドに押
出した。その結果、ガラス中のハロゲン化銅粒子は約4
5×1100nm(アスペクト比24:1)に伸長され
かつほぼ一方向に配列していることが、透過型電子顕微
鏡にて確認された。この電子顕微鏡写真から、ハロゲン
化銅粒子密度は約2.5×1012/cm2 、ハロゲン化
銅粒子の体積比は約4.4×10-3と計算された。この
ガラスを水素雰囲気中にて470℃で3時間熱処理した
結果、表2に示す偏光特性を持つガラスが得られた。ガ
ラスの還元層の厚さは約20μmであった。透過型電子
顕微鏡にて観察したところ、この熱処理(還元処理)に
より銅粒子が主にハロゲン化銅粒子の占めていた部分の
両端に析出していることが認められた。そのサイズは平
均として約40×220nm(アスペクト比5.5:
1)、その体積比は約1.2×10-3であった。
延伸されたハロゲン化銅粒子の体積が大きい場合は還元
後に生じる銅粒子は円錐台に近い形状になる傾向が、還
元前の延伸されりハロゲン化銅粒子の体積が小さい場合
は還元後に生じる銅粒子は円柱あるいは楕円体に近い形
状になる傾向があった。生じた銅粒子の形状により、偏
光面と粒子の縦軸が平行な場合の吸収の位置が変化する
傾向があり、円錐台に近い形状の場合には楕円体に近い
形状の場合に比べて吸収が長波長に移動する傾向があっ
た。なお、上記実施中の粒子密度はTEM(透過型電子
顕微鏡)像の一定面積中に写っているハロゲン化銅粒子
の数を数え、TEM試料の厚さを300nmと仮定して
もとめた。
の様に算出した。 A=Vcucl×d×0.25 A : 銅粒子の体積比 Vcucl : 一つの塩化銅粒子が占めていた部分の平均体
積 d : 粒子密度(単位体積当りに存在した塩化銅粒
子の数) Vcuclはこの部分の縦の長さを1、幅をwとし、楕円体
として近似してVcucl=π×w2 ×1/6として求め
た。dはTEM(透過型電子顕微鏡)像の一定面積中に
写っている塩化銅粒の占めていた部分(銅粒子と還元に
より生じた部分よりなる)の数を数え、TEM試料の厚
さを300nmと仮定して求めた。最後に掛けてある係
数0.25は理論的検討また観察の結果、還元により、
一つの塩化銅の占めていた部分の0.25倍の体積の銅
粒子が生じる事によるものである。
子の長軸と偏光面の水平な場合の透過率をT‖%とす
る。消光比は以下の式の様に定義する。 消光比=10×log(T⊥%/T‖%) 透過率の測定は図9に示す装置を用いて行った。図9中
21は光源として用いる半導体レーザー、22はグラン
トムソン型プリズム、23は試料、24は試料ホルダー
であり、25はパワーメーターである。24の試料ホル
ダーは光の通る穴を中心にして回転できるようになって
いる。21より出射された光は22を透過して直線偏光
になる。試料23のない状態でホルダーの穴を通ってき
た光のパワーを測定し、これをW0 とする。次に試料2
3を取り付け、ホルダーを回転させ、光の最大パワーW
MAX 、最小のパワーWMIN を測定する。 T⊥%=(WMAX /W0 )×100 T‖%=(WMIN /W0 )×100
ガラスを0.1mmの厚さに研磨し、次いで実施例1と
同様に還元処理して本発明の偏光ガラスを得た。この偏
光ガラス11及び12と液層エピタキシー法により作成
された市販の磁性ガーネット膜13(トーキン製)と、
Sm-Co 系磁石14a、14b、を組み合わせて試作し
た、1.31μm用光アイソレーターの実施例を図8に示
す。偏光ガラス11及び12の厚みは0.1mm、磁性ガー
ネット膜13の厚みは約0.4mmであり、それらは粉末ガ
ラスにより熱融着された(接着ガラスの厚さはそれぞれ
約0.05mm)。接着剤でも可能であることは言うまでも
ない。このアイソレーターは、LDの有効ビーム径(1.
2mm)に比べ偏光子間(0.7mm)が短くなっている。波
長1.3μm のLDをこの偏光子に照射したときの消光比
は30dBであった。
成した厚さ0.1mmの偏光ガラスに代えた他は実施例
12と同様にしてアイソレーターを作成した。波長1.3
μm のLDをこの偏光子に照射したときの消光比は48
dBであった。
スの製造方法によれば、ハロゲン化銅が析出したガラス
を延伸し、前記延伸されたガラスを還元雰囲気で処理し
ているので、ハロゲン化銅粒子の還元量及びハロゲン化
銅粒子のアスペクト比を容易に制御することができる。
さらに、得られる偏光ガラスは、赤外域において高い消
光比有する。
ソレーターは、有効ビーム径に比べ薄くでき、赤外域で
高い消光比を有するので、光通信用のアイソレーターと
して好ましく用いることができる。
イソレーターは、薄いのでシングルモードファイバーに
埋め込んで使用することも可能である。
透過率を示す。
透過率を示す。
(a)の透過率を示す。
(b)の透過率を示す。
(a)の透過率を示す。
(b)の透過率を示す。
ガーネット膜13(トーキン製)と、 Sn-Co系磁石14
a、14bを組み合わせて試作した、1.31ミクロン用
光アイソレーターの説明図を示す。
Claims (7)
- 【請求項1】 アスペクト比が2:1〜15:1である
金属銅粒子を含有することを特徴とする銅含有偏光ガラ
ス。 - 【請求項2】 ガラスの表層部またはガラス全体に、ア
スペクト比が2:1〜15:1である金属銅粒子を含有
する、請求項1記載の銅含有偏光ガラス。 - 【請求項3】 金属銅粒子の縦の長さが50〜1200
nmであり、横幅が12〜150nmである、請求項1
又は2に記載の銅含有偏光ガラス。 - 【請求項4】 銅とハロゲンとを含有するガラスを加熱
してガラス中にハロゲン化銅粒子を析出させる工程、得
られたハロゲン化銅粒子含有ガラスの粘度が1×108
〜1×1011ポアズとなる温度で上記ハロゲン化銅粒子
含有ガラスを延伸する工程、及び延伸したガラス中のハ
ロゲン化銅粒子の一部又は全部を還元する工程を含む銅
含有偏光ガラスの製造方法。 - 【請求項5】 銅とハロゲンとを含有するガラスが、次
に示す各成分に重量%で換算したときに SiO2 が48〜
65%、 B2O3 が13〜33%、 Al2O3が6〜13%、
AlF3 が0〜5%、アルカリ金属酸化物が7〜17%、
アルカリ金属塩化物が0〜5%、アルカリ土類酸化物が
0〜5%、酸化銅とハロゲン化銅との含量が0.5〜2.5
%、 SnOが0〜0.6%、 As2O3が0〜5%である組成を
有する請求項4記載の製造方法。 - 【請求項6】 銅とハロゲンとを含有するガラスが、次
に示す各成分に重量%で換算したときに B2O3 が40〜
75%、 SiO2 が0〜40%、 Al2O3が4〜20%、ア
ルカリ金属酸化物が1〜15%、アルカリ金属塩化物が
0〜4%、アルカリ土類酸化物が0〜15%、酸化銅と
ハロゲン化銅との含量が0.5〜2.5%、 SnOが0〜0.6
%である組成を有する請求項4記載の製造方法。 - 【請求項7】 請求項1〜3のいずれか1項に記載の銅
含有偏光ガラスを用いた光アイソレーター。
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