JP3383960B2 - 偏光ガラス及びその製造方法 - Google Patents
偏光ガラス及びその製造方法Info
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Description
ァイバーを用いた光通信において利用される超小型光ア
イソレーターに用いられる偏光ガラス及びその製造方法
並びに該偏光ガラスを用いた光アイソレーターに関す
る。
導体レーザーを光源とし、石英系光ファイバーを用いた
光通信において、反射による戻り光を遮断し、S/N比
を向上するために光アイソレーターが用いられている。
光アイソレーターはファラデー回転素子、二つの偏光
子、及び磁石から成るが、その小型化のためにはそれぞ
れの素子の小型化が必要である。しかし、偏光子を、そ
の消光比や耐環境性を損なわずに小型化するのは容易で
はない。例えば、複屈折結晶や偏光ビームスプリッター
では、ビーム有効径に比べ厚さを薄くすることができな
い。又、従来知られている二色性色素を延伸したポリマ
ータイプの偏光板では、薄くはできるものの消光比や耐
環境性が不十分である。
長1.0〜1.6μmの帯域において偏光特性を有する
ガラスとして、アスペクト比が2:1〜15:1の金属
銅粒子を含有する偏光ガラスを開発し、特許出願した
〔特願平4−279337号〕。この偏光ガラスは、ガ
ラス中に含まれる異方性のハロゲン化銅粒子を水素還元
することにより製造される。しかし、実際の製造に際し
ては、水素ガスを用いた還元処理よりも、簡易でかつ安
全性の高い方法の提供が望まれていた。
1.6μmの帯域において高い消光比を示すものであ
る。ところが、光通信のさらなる低損失化に向けて将来
さらに長波長帯で通信が行われる可能性があるという観
点からは、1.6μmより長波長領域においても高い消
光比を示す偏光ガラスに対するニーズがある。具体的に
は波長1.0〜2.0μmの広い帯域において高い消光
比を示す偏光ガラスが好ましい。ところが、前記金属銅
粒子を含有する偏光ガラスでは、長波長領域において高
い消光比を示すようにするために金属銅粒子のアスペク
ト比を高めると、波長1.0μm付近の消光比が低下す
るという問題もあった。
異方性の銀粒子を分散させた偏光ガラスが知られている
〔特公平2−40619号〕。実施例に示された銀粒子
分散偏光ガラスでは、消光比が最大となる波長830n
mで30dB以上の消光比を得ている。しかし、この波
長より30〜170nm長波長では消光比が20dB
に、さらに135〜350nm長波長では消光比が10
dBに低下している。従って、この銀粒子分散偏光ガラ
スは、波長の広い範囲において高い消光比を示すもので
はない。
性の高い方法で製造でき、かつ少なくとも波長1.0〜
1.6μmの帯域において高い消光比を有する偏光ガラ
ス及びその製造方法を提供することにある。
0μmの広い波長域で高い消光比を与えることができる
偏光ガラス及びその製造方法を提供することにある。
消光比を与えることができる偏光ガラスを用いた光アイ
ソレーターを提供することにある。
が6:1〜300:1であるハロゲン化銅と金属銀とを
含有する粒子を含有することを特徴とする偏光ガラスに
関する。
〜300:1であるハロゲン化銅と金属銀とを含有する
粒子を含有することを特徴とする、より広い波長域にお
いて高い消光比を有する偏光ガラスに関する。
50:1であるハロゲン化銅粒子を含有するガラスに銀
イオンをイオン交換することにより、前記のアスペクト
比が6:1〜300:1であるハロゲン化銅と金属銀と
を含有する粒子を含有する偏光ガラスを製造する方法に
関する。
製造方法により製造された偏光ガラスを用いた光アイソ
レーターに関する。
るガラスに銀イオンをイオン交換することにより得られ
る、アスペクト比が6:1〜300:1であるハロゲン
化銅と金属銀とを含有する粒子を含有する偏光ガラス
が、少なくとも波長1.0〜1.6μmの帯域において
高い消光比を示すことを見出して本発明を完成した。
0:1〜300:1であるハロゲン化銅と金属銀とを含
有する粒子を含有する偏光ガラスが、アスペクト比が
1.5:1〜10:1である金属銅粒子に比べて長波長
側に吸収を示し、波長1.0〜2.0μmの広い波長域
で高い消光比を与えることができることを見出して本発
明を完成した。
る。ハロゲン化銅と金属銀とを含有する粒子のアスペク
ト比は6:1〜300:1の範囲が適当である。偏光ガ
ラスに含まれるハロゲン化銅と金属銀とを含有する粒子
のアスペクト比が6:1より小さいと主に可視域で偏光
特性を示すようになり、近赤外域での消光比が不十分と
なる。又、偏光ガラスに含まれるハロゲン化銅と金属銀
とを含有する粒子のアスペクト比が300:1よりも大
きいものは、ガラスの延伸により作成することが容易で
ない。アスペクト比が6:1〜300:1の範囲にある
ハロゲン化銅と金属銀とを含有する粒子を含有する偏光
ガラスは、少なくとも波長1.0〜1.6μmの帯域に
おいて高い消光比を示す
る粒子のアスペクト比が20:1〜300:1の範囲に
ある偏光ガラスは、波長1.0〜2.0μmの広い波長
域で高い消光比を示すのでより好ましい。偏光ガラスに
含まれるハロゲン化銅と金属銀とを含有する粒子のアス
ペクト比が20:1より小さくなると、1.6μmを超
える帯域において消光比が徐々に低下する傾向がある。
又、アスペクト比が300:1よりも大きいものは、前
記のようにガラスの延伸により作成することが容易でな
い。より好ましいアスペクト比は40:1〜300:1
の範囲である。
縦の長さの比を意味する。ここで縦とは粒子の長手方向
の長さであり、横とは長手方向に垂直な方向での最大の
長さ、すなわち幅である。
化銅と金属銀とを含有する粒子がガラス中に存在するこ
とで、比較的広い波長領域で高い消光比を有する。本発
明の偏光ガラスは、前記のハロゲン化銅と金属銀とを含
有する粒子のみを含む態様と、前記のハロゲン化銅と金
属銀とを含有する粒子以外にハロゲン化銅粒子も存在す
る態様とが有り得る。ハロゲン化銅粒子も共存する態様
では、ハロゲン化銅と金属銀とを含有する粒子とハロゲ
ン化銅粒子とがガラス中ランダムに存在していても、或
いは、偏光ガラスの表面側にハロゲン化銅と金属銀とを
含有する粒子を含む層があり、該層の内側にハロゲン化
銅粒子含有層が存在する積層構造を有していても良い。
06μm、通信用光源の波長である1.31μm、1.
55μmを含む1.0〜1.6μmにおいて損失を小さ
くするという観点からは、ハロゲン化銅と金属銀とを含
有する粒子は、前記アスペクト比を有するとともに、粒
子サイズは小さいことが好ましい。例えば、ハロゲン化
銅と金属銀とを含有する粒子の幅を7nm〜200nm
の範囲とし、長さを200nm〜15000nmの範囲
とすることが適当である。さらに、1.0〜2.0μm
において損失を小さくするという観点からは、ハロゲン
化銅と金属銀とを含有する粒子の幅を7nm〜75nm
の範囲とし、長さを360nm〜6600nmの範囲と
することが適当である。
属銀とを含有する粒子の体積比及びこの粒子中のハロゲ
ン化銅と金属銀との比率、さらにはハロゲン化銅と金属
銀とを含有する粒子を含有する層の厚さ等は、偏光ガラ
スに要求される偏光特性に応じて、各粒子のアスペクト
比及び偏光ガラスの構造(層構造)等を考慮して適宜決
定される。但し、近赤外の波長領域において十分な偏光
特性を得るという観点、及び挿入損失が大きくならない
という観点から、ハロゲン化銅と金属銀とを含有する粒
子の体積比は、例えば4×10-4〜6×10-2の範囲、
好ましくは1×10-3〜1×10-2の範囲とすることが
適当である。また、ハロゲン化銅と金属銀との比率(銀
の体積:ハロゲン化銅の体積)は、近赤外の波長領域に
おいて十分な偏光特性を得るという観点、及び挿入損失
が大きくならないという観点から、1:5〜20:1の
範囲とすることが適当である。さらに、ハロゲン化銅と
金属銀とを含有する粒子を含有する層の厚さは、10μ
m〜200μmの範囲とすることが適当である。
特に制限はない。但し、ハロゲン化銅と金属銀とを含有
する粒子を分散した偏光ガラスを作製し易いという観点
から、例えばケイ酸塩ガラス、ホウ酸塩ガラス、ホウケ
イ酸塩ガラスを挙げることができる。
いて説明する。本発明の偏光ガラスは、例えば、ハロゲ
ン化銅粒子含有ガラスを延伸し、得られた異方性のハロ
ゲン化銅粒子を含有するガラスに銀イオンをイオン交換
することにより製造することができる。
ガラスは、銅とハロゲンとを含有するガラスを原料とし
て用いて調製できる。ガラス原料としては、例えば、次
に示す各成分に重量%で換算したときにSiO2 が48
〜65%、B2 O3 が13〜33%、Al2 O3 が6〜
13%、AlF3 が0〜5%、アルカリ金属酸化物(L
i2 O、Na2 O、K2 O、Rb2 O、Cs2 O)が7
〜17%、アルカリ金属塩化物(LiCl、NaCl、
KCl、RbCl、CsCl)が0〜5%、アルカリ土
類金属酸化物(MaO、CaO、SrO、BaO)が0
〜5%、酸化銅(Cu2 O)とハロゲン化銅(CuC
l、CuBr等)との合量が0.5〜2.5%、SnO
が0〜0.6%、As2 O3 が0〜5%である組成を有
するケイ酸塩ガラス及びホウケイ酸塩ガラスを挙げるこ
とができる。
たときにB2 O3 が40〜75%、SiO2 が0〜40
%、Al2 O3 が4〜20%、アルカリ金属酸化物(L
i2O、Na2 O、K2 O、Rb2 O、Cs2 O)が1
〜15%、アルカリ金属塩化物(LiCl、NaCl、
KCl、RbCl、CsCl)が0〜4%、アルカリ土
類金属酸化物(MaO、CaO、SrO、BaO)が0
〜15%、酸化銅(Cu2 O)とハロゲン化銅(CuC
l、CuBr等)との合量が0.5〜2.5%、SnO
が0〜0.6%である組成を有するホウ酸塩ガラス及び
ホウケイ酸塩ガラスを例示することができる。
は、上記酸化物等以外に炭酸塩、硝酸塩、水酸化物、ハ
ロゲン化物等を原料として適宜用いることができる。但
し、ハロゲンは溶融工程で揮発しやすいので、ガラスバ
ッチに銅の当量より少し過剰にハロゲン化合物を加える
ことが好ましい。上記組成のガラスバッチを溶融した
後、ガラス融液を室温まで冷却して、銅とハロゲンとを
含有するガラスを作製することができる。
化銅(例えばCuF、CuCl、CuBr、Cul、あ
るいはCuF1-X ClX 等の混晶)を析出させる。ハロ
ゲン化銅粒子の大きさは、大きいほど後の延伸は容易で
あるが、大きすぎると得られる偏光ガラスの散乱による
損失が大きくなる。そこで、析出させるハロゲン化銅粒
子の粒径は50〜300nmの範囲とすること、特に損
失を少なくしたい時は50〜150nmの範囲とするこ
とが好ましい。上記組成のガラスを650〜850℃に
て1〜10時間熱処理することによりハロゲン化銅粒子
の粒径を50〜300nmとすることができる。
度が1×108 〜1×1011ポアズとなる温度でこのガ
ラスを延伸する。上記粒径のハロゲン化銅粒子を含むガ
ラスをこの粘度にて応力100〜800kg/cm2 の
応力下にて延伸することにより、得られたハロゲン化銅
粒子のアスペクト比を8:1〜350:1とすることが
できる。延伸により、ハロゲン化銅粒子は楕円体に近い
異方性形状となり、長軸を平行にして一方向に配列す
る。ハロゲン化銅粒子のアスペクト比を8:1〜35
0:1とすることにより、後にイオン交換して得られる
ハロゲン化銅と金属銀とを含有する粒子のアスペクト比
を6:1〜300:1にすることができる。これは、イ
オン交換によりハロゲン化銅粒子の周囲に銀が析出し
て、粒子の幅が長さに比べて増加することによる。
ン化銅粒子をハロゲン化銅と金属銀を含む粒子に変換す
ることにより、本発明の偏光ガラスが得られる。前記の
ように、損失を少なくするために、ハロゲン化銅と金属
銀とを含む粒子は小さい方が良い。そこで、変換前のハ
ロゲン化銅粒子は、幅7〜150nm、長さ200〜1
5000nmの範囲とすることにより、幅7nm〜20
0nm、長さ200nm〜15000nmの範囲のハロ
ゲン化銅と金属銀とを含む粒子を得ることができる。さ
らに、変換前のハロゲン化銅粒子は、幅7〜55nm、
長さ360〜6600nmの範囲とすることにより、幅
7nm〜75nm、長さ360nm〜6600nmの範
囲のハロゲン化銅と金属銀とを含む粒子を得ることがで
きる。
を含む粒子に変換する方法としては、ハロゲン化銅粒子
含有ガラスに銀イオンをイオン交換する方法が挙げられ
る。さらにイオン交換方法としては、ハロゲン化銅粒子
含有ガラスを溶融塩に浸漬する方法が挙げられる。さら
に、ハロゲン化銅粒子含有ガラスに銀を蒸着し、この銀
蒸着膜に電圧を印加して銀イオンをハロゲン化銅粒子含
有ガラスにイオン交換する方法も挙げることができる。
尚、前記イオン交換により、ハロゲン化銅粒子含有ガラ
ス中の1価の金属イオン(例えば、アルカリ金属イオ
ン)又は2価の金属イオン(例えば、アルカリ土類金属
イオン)等が銀イオンとイオン交換される。
に示す方法により銀をイオン交換することにより、アス
ペクト比6:1〜300:1である幅7〜150nm、
長さ200〜15000nmのハロゲン化銅と金属銀と
を含む粒子を生じさせることができる。尚、イオン交換
層は試料表面に局在するのでイオン交換前に試料を必要
な形状に加工しておくことが望ましい。
な混合塩を選ぶことができる。例えば硝酸銀とアルカリ
金属硝酸塩との混合物等が挙げられる。イオン交換を行
うガラスのガラス転移温度、化学的性質等を考慮して硝
酸銀、塩化銀、アルカリ金属、アルカリ土類金属等の硝
酸塩、塩化塩等の中から適当なものを選択することがで
きる。溶融塩の組成はイオン交換後のガラス中の金属イ
オン濃度に影響を与える。表面層の銀濃度を高くしたい
場合は溶融塩中の銀イオン濃度を高くし、表面層の銀濃
度を低くしたい場合は溶融塩中の銀イオン濃度を低くす
ることにより所望の特性を得ることができる。
のイオン交換層が得られる。しかし、高すぎると異方性
形状を持つハロゲン化銅粒子が球状に戻ってしまう傾向
がある。一方、温度が低い場合は所望のイオン交換層を
得るのに時間がかかる傾向がある。しかし、酸化ナトリ
ウムを含むホウ酸塩、ホウケイ酸塩、ケイ酸塩ガラス中
の銀イオンの拡散速度は比較的速いためイオン交換温度
を低くしてイオン交換層の厚さの制御をし易くすること
も可能である。これらを考慮すると、イオン交換を行う
温度は約250℃からイオン交換を行うガラスのガラス
転移点より約30℃低い温度までの間の温度であること
が適当である。イオン交換の時間は所望のイオン交換層
(ハロゲン化銅銅と金属銀とを含む粒子含有層)の厚
さ、溶融塩の組成、イオン交換温度によって異なる。例
えば、所定の条件下で5分間〜35時間イオン交換を行
うのが適当である。
の作製は、ハロゲン化銅粒子含有ガラス表面に銀の膜を
スパッタ等により作製し電圧を印加して銀イオンを拡散
させることも可能である。この場合、片面に銀を、残り
の一面にアルミニウム等ガラス中に拡散しにくいイオン
を蒸着する。銀側を正極に、他方を負極につなぎ電圧を
印加する。尚、印加する電圧が大きい方が速くイオンを
拡散できるが両極は短絡し易くなる。電圧印加中試料は
高温に保った方が、短時間で必要な厚さのイオン交換層
が得られるが、高すぎると異方性形状を持つハロゲン化
銅粒子が球状に戻ってしまう傾向がある。電圧印加を行
う温度は約250℃から、対象となるハロゲン化銅粒子
含有ガラスのガラス転移点より約30℃低い温度までの
間の温度であることが適当である。蒸着する金属の組成
を変化させるこによりガラス中のイオン濃度を変化させ
ることが可能である。電圧を印加する時間は、印加電
圧、電圧印加温度等により異なるが、例えば約10分〜
50時間の範囲であることが適当である。
向は表面から内部方向へと一方向であり、均一核生成を
伴う現象ではない。そのため、イオン交換条件により銀
イオンの拡散層厚さを制御することは熱処理条件により
塩化銅粒子の粒径を制御することに比べ容易である。
又、イオン交換するガラスの一方の面を適当な保護膜に
て覆った後、浸漬を行い片面のみに銀イオンをイオン交
換することも可能である。さらに、イオン交換するハロ
ゲン化銅粒子含有ガラスの表面の一部を保護膜で被覆し
た後、浸漬を行い、面内の一部にだけ銀イオンを交換さ
せ面内での偏光特性に分布を持たせることも可能であ
る。これらの点から、本発明の偏光ガラスの方法は材料
設計の自由度の高い方法と言える。
銅粒子含有ガラスの表面に導波路を作製することもでき
る。延伸された粒子の長さ方向に垂直な方向に光を導波
させると出射光は直線偏光となる。本発明の製造方法で
作製された偏光子は、120μm程度のイオン拡散層の
厚さで30dB以上の消光比を示すため、導波路型偏光
子として使用した場合でも120μm程度の動作長で3
0dB以上の偏光特性を示す。素子の導波路化は光集積
回路化に必要不可欠な技術であり、又、動作長が短いた
め本発明に示す導波路型偏光子は回路の小型化に有利な
ものである。
回転素子及び少なくとも1つの偏光素子を構成部品とし
て含み、好ましくは、ファラデー回転素子、2つの偏光
子及び磁石を構成部品として含み、上記偏光子として本
発明の偏光ガラスを用いたものである。
3 BO3 、Al(OH)3 、Na2 CO3 、AlF3 、
NaCl、MgO、CuCl、SnO等を用いて、3リ
ットルの白金ルツボに入れ約1450℃で溶融した後、
グラファイトの型に流し込んで成形し室温まで除冷し
た。このガラスを720℃で3時間熱処理し、約110
nmのCuCl粒子を析出させた。このガラスはフォト
クロミック特性を示さなかった。このガラスを4×10
×220mmのサイズに切り出し、粘度が2×109 ポ
アズ付近になる温度である580℃に加熱し、速度15
0mm/minで引張り、150kg/cm2 の荷重で
延伸した。その結果、塩化銅粒子は約45×500nm
(アスペクト比11:1)の形状に変化し、それらがほ
ぼ一方向に配列しており、塩化銅粒子密度は、約1×1
013/cm3 であることが、透過電子顕微鏡観察により
確認された。塩化銅粒子の体積比は、約5.3×10-3
であった。
℃の5wt%AgNO3 −95wt%CsNO3 の組成
を持つ溶融塩に18時間浸漬しイオン交換を行った。そ
の結果、表2に示す特性を持った偏光ガラスが得られ
た。試料表面付近には50×500nm(アスペクト比
10:1)塩化銅及び銀からなる粒子(体積比6.5×
10-3)を含む層が140μmの厚さで生じていた。イ
オン交換前の偏光ガラスの吸収スペクトルを図1に示
し、イオン交換後の本発明の偏光ガラスの吸収スペクト
ルを図2に示す。図1と比較すると、図2に示す本発明
の偏光ガラスは、1.2μm付近まで偏光と平行に粒子
が配向する場合の透過率がほぼ0%であり、0.8〜
1.3μmの領域において高い消光比を示すことが分か
る。
BO3 、Al(OH)3 、Na2 CO3 、AlF3 、N
aCl、CuCl、SnO等を用いて、3リットルの白
金ルツボに入れ約1450℃で溶融した後、グラファイ
トの型に流し込んで成形し室温まで除冷した。このガラ
スを765℃で5時間熱処理し、約215nmのCuC
l粒子を析出させた。このガラスはフォトクロミック特
性を示さなかった。このガラスを4×10×230mm
のサイズに切り出し、粘度が1×109 ポアズ付近にな
る温度である610℃に加熱し、速度50mm/min
で引張り、150kg/cm2 の荷重で延伸した。その
結果、塩化銅粒子は約61×2630nm(アスペクト
比43:1)の形状に変化し、それらがほぼ一方向に配
列しており、塩化銅粒子密度は、約9.4×1011/c
m3 であることが、透過電子顕微鏡観察により確認され
た。塩化銅粒子の体積比は、約4.8×10-3であっ
た。このガラスを約1.0mmの厚さに研磨したものの
特性を表2に示す。
℃の5wt%AgNO3 −95wt%CsNO3 の組成
を持つ溶融塩に18時間浸漬しイオン交換を行った。そ
の結果、表2に示す特性を持った偏光ガラスが得られ
た。試料表面付近には70×2630nm(アスペクト
比38:1)の塩化銅及び銀からなる粒子(体積比6.
3×10-3)を含む層が150μmの厚さで生じてい
た。イオン交換前の偏光ガラスの吸収スペクトルを図3
に示し、イオン交換後の偏光ガラスの吸収スペクトルを
図4に示す。図3と比較すると、図4に示す本発明の偏
光ガラスは、2.5μmまで偏光と平行に粒子が配向す
る場合の透過率がほぼ0%であり、0.8〜2.5μm
の領域において高い消光比を示すことが分かる。
BO3 、Al(OH) 3 、Na2 CO3 、AlF3 、N
aCl、CuCl、SnO等を用いて、3リットルの白
金ルツボに入れ約1450℃で溶融した後、グラファイ
トの型に流し込んで成形し室温まで除冷した。このガラ
スを750℃で8時間熱処理し、約205nmのCuC
l粒子を析出させた。このガラスはフォトクロミック特
性を示さなかった。このガラスを4×10×230mm
のサイズに切り出し、粘度が4×109 ポアズ付近にな
る温度である590℃に加熱し、速度10mm/min
で引張り、150kg/cm2 の荷重で延伸した。その
結果、塩化銅粒子は約74×1560nm(アスペクト
比21:1)の形状に変化し、それらがほぼ一方向に配
列しており、塩化銅粒子密度は、約1.0×1012/c
m3 であることが、透過電子顕微鏡観察により確認され
た。塩化銅粒子の体積比は、約4.5×10-3であっ
た。このガラスを約1.0mmの厚さに研磨したものの
特性を表2に示す。
℃の5wt%AgNO3 −95wt%CsNO3 の組成
を持つ溶融塩に23時間浸漬しイオン交換を行った。そ
の結果、表2に示す特性を持った偏光ガラスが得られ
た。試料表面付近には85×1560nm(アスペクト
比18:1)の塩化銅及び銀からなる粒子(体積比5.
9×10-3)を含む層が140μmの厚さで生じてい
た。イオン交換前の偏光ガラスの吸収スペクトルを図5
に示し、イオン交換後の偏光ガラスの吸収スペクトルを
図6に示す。図5と比較すると、図6に示す本発明の偏
光ガラスは、2.3μm付近まで偏光と平行に粒子が配
向する場合の透過率がほぼ0%であり、0.9〜2.3
μmの領域において高い消光比を示すことが分かる。
BO3 、Al(OH)3 、Na2 CO3 、AlF3 、N
aCl、CuCl、SnO等を用いて、3リットルの白
金ルツボに入れ約1460℃で溶融した後、グラファイ
トの型に流し込んで成形し室温まで除冷した。このガラ
スを710℃で2時間熱処理し、約120nmのCuC
l粒子を析出させた。このガラスはフォトクロミック特
性を示さなかった。このガラスを4×10×230mm
のサイズに切り出し、粘度が7×108 ポアズ付近にな
る温度である550℃に加熱し、速度200mm/mi
nで引張り、250kg/cm2 の荷重で延伸した。そ
の結果、塩化銅粒子は約28×2100nm(アスペク
ト比75:1)の形状に変化し、それらがほぼ一方向に
配列しており、塩化銅粒子密度は、約6.0×1012/
cm3 であることが、透過電子顕微鏡観察により確認さ
れた。塩化銅粒子の体積比は、約5.2×10-3であっ
た。このガラスを約0.5mmの厚さに研磨したものの
特性を表2に示す。
℃の7wt%AgNO3 −93wt%CsNO3 の組成
を持つ溶融塩に20時間浸漬しイオン交換を行った。そ
の結果、表2に示す特性を持った偏光ガラスが得られ
た。試料表面付近には平均36×2100nm(アスペ
クト比60:1)の塩化銅及び銀からなる粒子(体積比
8.1×10-3)を含む層が160μmの厚さで生じて
いた。イオン交換前の偏光ガラスの吸収スペクトルを図
7に示し、イオン交換後の偏光ガラスの吸収スペクトル
を図8に示す。図7と比較すると、図8に示す本発明の
偏光ガラスは、2.5μmまで偏光と平行に粒子が配向
する場合の透過率がほぼ0%であり、0.9〜2.5μ
mの領域において高い消光比を示すことが分かる。
BO3 、Al(OH)3 、Na2 CO3 、AlF3 、N
aCl、CuCl、SnO等を用いて、3リットルの白
金ルツボに入れ約1450℃で溶融した後、グラファイ
トの型に流し込んで成形し室温まで除冷した。このガラ
スを740℃で1時間熱処理し、約110nmのCuC
l粒子を析出させた。このガラスはフォトクロミック特
性を示さなかった。このガラスを4×10×230mm
のサイズに切り出し、粘度が5×108 ポアズ付近にな
る温度である625℃に加熱し、速度200mm/mi
nで引張り、200kg/cm2 の荷重で延伸した。そ
の結果、塩化銅粒子は約25×2150nm(アスペク
ト比86:1)の形状に変化し、それらがほぼ一方向に
配列しており、塩化銅粒子密度は、約6.0×1012/
cm3 であることが、透過電子顕微鏡観察により確認さ
れた。塩化銅粒子の体積比は、約4.2×10-3であっ
た。このガラスを約0.5mmの厚さに研磨したものの
特性を表2に示す。
℃の5wt%AgNO3 −95wt%CsNO3 の組成
を持つ溶融塩に8時間浸漬しイオン交換を行った。その
結果、表2に示す特性を持った偏光ガラスが得られた。
試料表面付近には平均30×2150nm(アスペクト
比72:1)の塩化銅及び銀からなる粒子(体積比6.
0×10-3)を含む層が約95μmの厚さで生じてい
た。イオン交換前の偏光ガラスの吸収スペクトルを図9
に示し、イオン交換後の偏光ガラスの吸収スペクトルを
図10に示す。図9と比較すると、図10に示す本発明
の偏光ガラスは、2.5μmまで偏光と平行に粒子が配
向する場合の透過率がほぼ0%であり、0.9〜2.5
μmの領域において高い消光比を示すことが分かる。
粒子に対して垂直方向に1.55μmの光をイオン交換
層(ハロゲン化銅と金属銀とを含む粒子含有層)に入射
したところイオン交換層を光導波していることが確認さ
れた。0.1mmの導波長に対して出射光は25dBの
直線偏光になっていた。
は実施例5と同様にして本発明の偏光ガラス作成し、こ
の偏光ガラスを用いて光アイソレーターを作成した。図
11に示すように、偏光ガラス11及び12と液層エピ
タキシー法により作製された市販の磁性ガーネット膜1
3(トーキン製)と、Sm−Co系磁石14a、14
b、を組み合わせて1.31μm用光アイソレーターを
試作した。偏光ガラス11及び12の厚みは0.1m
m、磁性ガーネット膜13の厚みは約0.4mmであ
り、それらは粉末ガラスにより熱融着された(接着ガラ
スの厚さはそれぞれ約0.05mm)。接着剤でも可能
であることは言うまでもない。このアイソレーターは、
LDの有効ビーム径(1.2mm)に比べ偏光子間
(0.9mm)が短くなっている。波長1.3μm のL
Dをこの偏光子に照射したときの消光比(アイソレーシ
ョン比)は39dBであった。
イオン交換法を用いて簡易でかつ安全に少なくとも波長
1.0〜1.6μmの帯域において高い消光比を有す
る。さらに、本発明によれば、アスペクト比をコントー
ロルすることにより、波長1.0〜2.0μmの広い波
長域で高い消光比を与えることができる偏光ガラスを提
供することができる。また、本発明では、広い波長域で
高い消光比を与えることができる偏光ガラスを用いた光
アイソレーターを提供することができる。
ペクトルを示す。
明)の吸収スペクトルを示す。
ペクトルを示す。
明)の吸収スペクトルを示す。
ペクトルを示す。
明)の吸収スペクトルを示す。
ペクトルを示す。
明)の吸収スペクトルを示す。
ペクトルを示す。
明)の吸収スペクトルを示す。
図である。
Claims (5)
- 【請求項1】 アスペクト比が6:1〜300:1であ
るハロゲン化銅と金属銀とを含有する粒子を含有するこ
とを特徴とする偏光ガラス。 - 【請求項2】 アスペクト比が20:1〜300:1で
あるハロゲン化銅と金属銀とを含有する粒子を含有する
ことを特徴とする偏光ガラス。 - 【請求項3】 アスペクト比が8:1〜350:1であ
るハロゲン化銅粒子を含有するガラスに銀イオンをイオ
ン交換することを特徴とする、請求項1記載の偏光ガラ
スの製造方法。 - 【請求項4】 銅とハロゲンとを含有するガラスを加熱
してガラス中にハロゲン化銅粒子を析出させ、得られた
ハロゲン化銅粒子含有ガラスの粘度が1×108 〜1×
1011ポアズとなる温度で上記ハロゲン化銅粒子含有ガ
ラスを延伸することにより、アスペクト比が8:1〜3
50:1であるハロゲン化銅粒子を含有するガラスを得
る、請求項3記載の製造方法。 - 【請求項5】 請求項1又は2記載の偏光ガラス又は請
求項3又は4記載の製造方法により製造された偏光ガラ
スを用いた光アイソレーター。
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JP26299493A JP3383960B2 (ja) | 1993-09-27 | 1993-09-27 | 偏光ガラス及びその製造方法 |
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1993
- 1993-09-27 JP JP26299493A patent/JP3383960B2/ja not_active Expired - Fee Related
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