JPH0520801Y2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH0520801Y2 JPH0520801Y2 JP1985195263U JP19526385U JPH0520801Y2 JP H0520801 Y2 JPH0520801 Y2 JP H0520801Y2 JP 1985195263 U JP1985195263 U JP 1985195263U JP 19526385 U JP19526385 U JP 19526385U JP H0520801 Y2 JPH0520801 Y2 JP H0520801Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- main body
- body wall
- foundation
- reinforced concrete
- floor slab
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
- 239000011150 reinforced concrete Substances 0.000 claims description 7
- 230000003014 reinforcing effect Effects 0.000 claims description 5
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims description 4
- 238000010276 construction Methods 0.000 description 8
- 239000004567 concrete Substances 0.000 description 4
- 239000011178 precast concrete Substances 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 238000009415 formwork Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Conveying And Assembling Of Building Elements In Situ (AREA)
- Devices Affording Protection Of Roads Or Walls For Sound Insulation (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
この考案は組立建造物に関する。更に詳しく
は、物置、勉強部屋、風呂、バス待合所、各種管
理事務所等の小型で簡易な建造物として使用する
のに適した組立建造物に関するものである。
は、物置、勉強部屋、風呂、バス待合所、各種管
理事務所等の小型で簡易な建造物として使用する
のに適した組立建造物に関するものである。
[従来の技術]
従来、前記のような簡易建造物として、施工現
場でコンクリートを打設して築造する現場打ちコ
ンクリート式のものや、プレキヤストコンクリー
トユニツトを組立てて築造する組立式のものが知
られている。
場でコンクリートを打設して築造する現場打ちコ
ンクリート式のものや、プレキヤストコンクリー
トユニツトを組立てて築造する組立式のものが知
られている。
現場打ちコンクリート式のものは、通常の建築
物と同様に、施工現場で型枠、鉄筋を組み、コン
クリートを打設して得られる。このため施工に多
大な手間がかかるので、一般には組立式のものが
採用されている。この組立建造物は特に寒冷地に
おいては、現場施工が困難な冬期にプレキヤスト
コンクリートユニツトを工場で製作できるので、
極めて有効である。
物と同様に、施工現場で型枠、鉄筋を組み、コン
クリートを打設して得られる。このため施工に多
大な手間がかかるので、一般には組立式のものが
採用されている。この組立建造物は特に寒冷地に
おいては、現場施工が困難な冬期にプレキヤスト
コンクリートユニツトを工場で製作できるので、
極めて有効である。
従来、このような組立建造物は種々提案されて
いる。しかしながら、これらは簡易なものではあ
るが、いずれも強度が不十分であつたり、また工
場から施工現場への運搬後の、荷降ろし、組立て
に比較的労力、時間を要するという問題点があつ
た。
いる。しかしながら、これらは簡易なものではあ
るが、いずれも強度が不十分であつたり、また工
場から施工現場への運搬後の、荷降ろし、組立て
に比較的労力、時間を要するという問題点があつ
た。
[考案が解決しようとする課題]
この考案は、上記のような技術的背景に基づい
てなされたものであつて、次の目的を達成する。
てなされたものであつて、次の目的を達成する。
この考案の目的は、強度、剛性に優れ、かつ構
築作業を容易に行える組立建造物を提供すること
にある。
築作業を容易に行える組立建造物を提供すること
にある。
[課題を解決するための手段]
この考案は、上記課題を達成するためには次の
ような手段を採る。
ような手段を採る。
すなわちこの考案は、床版の四隅に支脚を垂設
してなるプレキヤスト鉄筋コントリート製基礎部
と、この基礎部の前記床版上に載置され、前記基
礎部に取外し自在に固定される上下端が開口した
角筒状のプレキヤスト鉄筋コンクリート製本体壁
部と、この本体壁部の上端部に載置され、前記本
体壁部に取外し自在に固定されるプレキヤスト鉄
筋コンクリート製屋根部とからなる組立建造物で
あつて、前記本体壁部の内周面上部に形成され、
下面にハンチを有する梁部と、前記本体壁部の四
隅上部に縦向きに埋設されたアンカ鉄筋と、前記
屋根部の周縁に垂設され、前記本体壁部の外周面
に被着される庇部とを有する組立建造物である。
してなるプレキヤスト鉄筋コントリート製基礎部
と、この基礎部の前記床版上に載置され、前記基
礎部に取外し自在に固定される上下端が開口した
角筒状のプレキヤスト鉄筋コンクリート製本体壁
部と、この本体壁部の上端部に載置され、前記本
体壁部に取外し自在に固定されるプレキヤスト鉄
筋コンクリート製屋根部とからなる組立建造物で
あつて、前記本体壁部の内周面上部に形成され、
下面にハンチを有する梁部と、前記本体壁部の四
隅上部に縦向きに埋設されたアンカ鉄筋と、前記
屋根部の周縁に垂設され、前記本体壁部の外周面
に被着される庇部とを有する組立建造物である。
[作用]
地盤に敷設した耐圧盤上に床版を兼ねた基礎部
が設置される。次いで、その上に本体壁部および
屋根部が順次載置される。このようにして構築さ
れた組立建造物において、梁部は本体壁部の強度
を増大させ、壁部に比較的大きな開口を明けるの
を可能とする。
が設置される。次いで、その上に本体壁部および
屋根部が順次載置される。このようにして構築さ
れた組立建造物において、梁部は本体壁部の強度
を増大させ、壁部に比較的大きな開口を明けるの
を可能とする。
[実施例]
この考案の実施例を図面を参照しながら以下に
説明する。第1図は、この考案による組立建造物
の一実施例を示す正面図である。第2図は背面
図、第3,4図はそれぞれ左右側面図、第5図は
平面図である。
説明する。第1図は、この考案による組立建造物
の一実施例を示す正面図である。第2図は背面
図、第3,4図はそれぞれ左右側面図、第5図は
平面図である。
組立建造物は、基礎部A、本体壁部Bおよび屋
根部Cの3つの部材からなり、これらの部材A,
B,Cはいずれもプレキヤスト鉄筋コンクリート
製のものであり、工場で製作される。
根部Cの3つの部材からなり、これらの部材A,
B,Cはいずれもプレキヤスト鉄筋コンクリート
製のものであり、工場で製作される。
基礎部Aは矩形の床版1を有し、この床版1の
四隅に支脚2が垂設されている。すなわち、この
考案では基礎部Aが建物の床版を兼ねている。
四隅に支脚2が垂設されている。すなわち、この
考案では基礎部Aが建物の床版を兼ねている。
本体壁部Bは上下端が開口した角筒状に一体形
成され、前後左右に四枚の壁板3a,3b,3
c,3dを有している。この実施例では前壁板3
aおよび左方の側壁板3cに開口が設けられ、こ
れらの開口にそれぞれ扉5、窓6が設置されてい
る。また後壁板3bに空気抜き孔7が設けられて
いる。
成され、前後左右に四枚の壁板3a,3b,3
c,3dを有している。この実施例では前壁板3
aおよび左方の側壁板3cに開口が設けられ、こ
れらの開口にそれぞれ扉5、窓6が設置されてい
る。また後壁板3bに空気抜き孔7が設けられて
いる。
第6〜9図、特に第9図に詳細に示されるよう
に、本体壁部Bの四隅上部には、アンカ鉄筋8が
埋設されている。また各壁板3a,3b,3c,
3dの内周面上部には梁部16が形成されている
(特に第9図参照)。この梁部16は下面にハンチ
17を有している。
に、本体壁部Bの四隅上部には、アンカ鉄筋8が
埋設されている。また各壁板3a,3b,3c,
3dの内周面上部には梁部16が形成されている
(特に第9図参照)。この梁部16は下面にハンチ
17を有している。
屋根部Cは、基礎部A、本体壁部Bの形状に対
応した矩形のものとなつている。この屋根部Cは
周縁が垂下し、この垂下部によつて庇部4が形成
されている。
応した矩形のものとなつている。この屋根部Cは
周縁が垂下し、この垂下部によつて庇部4が形成
されている。
構築方法
上記ユニツト化された組立建造物は工場からト
ラツク等により施工現場に搬入され、次のように
して組立、設置される。
ラツク等により施工現場に搬入され、次のように
して組立、設置される。
地盤に図示しない耐圧盤を敷設し、この耐圧盤
上に基礎部Aを設置する。耐圧盤には支脚2に対
応した孔が設けられており、この孔に支脚2が挿
入され、固定される。
上に基礎部Aを設置する。耐圧盤には支脚2に対
応した孔が設けられており、この孔に支脚2が挿
入され、固定される。
次に、この基礎部A上に本体壁部Bを載置し、
固定する。その際本体壁部Bを図示しない方形枠
状の吊り下げ治具を介してクレーン等により吊り
下げ、基礎部A上に載置する。基礎部A上に載置
された本体壁部Bの下端は、床版1の周縁に沿つ
て設けられた切欠部(図示せず)に嵌め込まれ、
またボルト15によつて基礎部Aに固定される。
固定する。その際本体壁部Bを図示しない方形枠
状の吊り下げ治具を介してクレーン等により吊り
下げ、基礎部A上に載置する。基礎部A上に載置
された本体壁部Bの下端は、床版1の周縁に沿つ
て設けられた切欠部(図示せず)に嵌め込まれ、
またボルト15によつて基礎部Aに固定される。
次に、本体壁部Bの上端に屋根Cを載置し、固
定する。その際、屋根Cの周縁に形成した庇部4
を本体壁部Bの外周面に被着する。また、庇部4
にボルト10を装着し、屋根部Cを本体壁部Bに
固定する。シール11は建造物内部に、雨水が侵
入するのを確実に防止するためのものである。
定する。その際、屋根Cの周縁に形成した庇部4
を本体壁部Bの外周面に被着する。また、庇部4
にボルト10を装着し、屋根部Cを本体壁部Bに
固定する。シール11は建造物内部に、雨水が侵
入するのを確実に防止するためのものである。
このようにして、建造物が組立てられるが、そ
の分解は前記とほぼの逆の順序で行われる。
の分解は前記とほぼの逆の順序で行われる。
[考案の効果]
以上詳記したように、この考案によれば建造物
がいずれも工場で製作される三つの部材からな
り、これらを施工現場に搬入して組立てるものな
ので、簡易建造物の構築が極めて短時間で行え
る。
がいずれも工場で製作される三つの部材からな
り、これらを施工現場に搬入して組立てるものな
ので、簡易建造物の構築が極めて短時間で行え
る。
また、本体壁部の上部にハンチを有する梁部を
設けたので、応力集中が緩和され、強度が増大す
る。したがつて、本体壁部に窓や扉などのための
比較的大きな開口を明けることが可能になる。
設けたので、応力集中が緩和され、強度が増大す
る。したがつて、本体壁部に窓や扉などのための
比較的大きな開口を明けることが可能になる。
更に、屋根部の周縁に本体壁部の外周に被着さ
れる庇部を垂下して設けたので、組み立て時に屋
根部の位置決めが容易に行える。しかも、建造物
内部への雨水の侵入が防止される。
れる庇部を垂下して設けたので、組み立て時に屋
根部の位置決めが容易に行える。しかも、建造物
内部への雨水の侵入が防止される。
更にまた、この考案は本体壁体Bは上下開口
し、床を有していないので、屋根部C、基礎部A
と重量が近くなるので、搬送及び組立用の移送用
トラツククレーンが小形化する。すなわち、従来
の本体壁部Bは床を有しているので、本体壁部B
のみが重くなる。このため本考案に比して大きい
容量のトラツククレーンが搬送用及び組立用とし
て必要になる。
し、床を有していないので、屋根部C、基礎部A
と重量が近くなるので、搬送及び組立用の移送用
トラツククレーンが小形化する。すなわち、従来
の本体壁部Bは床を有しているので、本体壁部B
のみが重くなる。このため本考案に比して大きい
容量のトラツククレーンが搬送用及び組立用とし
て必要になる。
第1図はこの考案に係る組立建造物の一実施例
を示す正面図、第2図はその背面図、第3図はそ
の左側側面図、第4図はその右側側面、第5図は
その平面図、第6図はその横断平面図、第7図及
び第8図はそれぞれ第6図の線−及び線−
に沿つた断面図、第9図は屋根取付部を示す縦
断面図である。 A……基礎部、B……本体壁部、C……屋根
部、1……床版、2……支脚、3a……前壁板、
3b……後壁板、3c……左側壁板、3d……右
側壁板、4……庇部、8……アンカ鉄筋。
を示す正面図、第2図はその背面図、第3図はそ
の左側側面図、第4図はその右側側面、第5図は
その平面図、第6図はその横断平面図、第7図及
び第8図はそれぞれ第6図の線−及び線−
に沿つた断面図、第9図は屋根取付部を示す縦
断面図である。 A……基礎部、B……本体壁部、C……屋根
部、1……床版、2……支脚、3a……前壁板、
3b……後壁板、3c……左側壁板、3d……右
側壁板、4……庇部、8……アンカ鉄筋。
Claims (1)
- 床版の四隅に支脚を垂設してなるプレキヤスト
鉄筋コンクリート製基礎部と、この基礎部の前記
床版上に載置され、前記基礎部に取外し自在に固
定される上下端が開口した角筒状のプレキヤスト
鉄筋コンクリート製本体壁部と、この本体壁部の
上端部に載置され、前記本体壁部に取外し自在に
固定されるプレキヤスト鉄筋コンクリート製屋根
部とからなる組立建造物であつて、前記本体壁部
の内周面上部に形成され、下面にハンチを有する
梁部と、前記本体壁部の四隅上部に縦向きに埋設
されたアンカ鉄筋と、前記屋根部の周縁に垂設さ
れ、前記本体壁部の外周面に被着される庇部とを
有する組立建造物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1985195263U JPH0520801Y2 (ja) | 1985-12-20 | 1985-12-20 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1985195263U JPH0520801Y2 (ja) | 1985-12-20 | 1985-12-20 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62103902U JPS62103902U (ja) | 1987-07-02 |
JPH0520801Y2 true JPH0520801Y2 (ja) | 1993-05-28 |
Family
ID=31152993
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1985195263U Expired - Lifetime JPH0520801Y2 (ja) | 1985-12-20 | 1985-12-20 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0520801Y2 (ja) |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5466611U (ja) * | 1977-10-21 | 1979-05-11 | ||
JPS623443Y2 (ja) * | 1981-06-19 | 1987-01-27 | ||
JPS5996203U (ja) * | 1982-12-21 | 1984-06-29 | 長尾 正次 | 組立建造物 |
-
1985
- 1985-12-20 JP JP1985195263U patent/JPH0520801Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS62103902U (ja) | 1987-07-02 |
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