JPH05206762A - Fet高周波増幅器の内部整合回路 - Google Patents
Fet高周波増幅器の内部整合回路Info
- Publication number
- JPH05206762A JPH05206762A JP29937991A JP29937991A JPH05206762A JP H05206762 A JPH05206762 A JP H05206762A JP 29937991 A JP29937991 A JP 29937991A JP 29937991 A JP29937991 A JP 29937991A JP H05206762 A JPH05206762 A JP H05206762A
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- JP
- Japan
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- fet
- matching circuit
- high frequency
- bonding wires
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Abstract
(57)【要約】
【目的】FET単体の入出力インピーダンスZが、Im
(Z)>0、Re(1/Z)<1/Zoを同時に満足し
ていていない場合に、利得周波数特性を狭帯域にするこ
となく整合できるようにする。 【構成】誘電体基板上に配置されたFETチップ1のゲ
ートパッド21およびドレインパッド22に、ボンディ
ングワイヤ2,4および3,5をそれぞれ接続する。ボ
ンディングワイヤ2および3の他方端に所定長のマイク
ロストリップ線路10および11をそれぞれ接続する。
また、ボンディングワイヤ4および5の他方端に容量性
スタブ6および7をそれぞれ接続する。更に、マイクロ
ストリップ線路10および11に容量性スタブ12およ
び13をそれぞれ設ける。
(Z)>0、Re(1/Z)<1/Zoを同時に満足し
ていていない場合に、利得周波数特性を狭帯域にするこ
となく整合できるようにする。 【構成】誘電体基板上に配置されたFETチップ1のゲ
ートパッド21およびドレインパッド22に、ボンディ
ングワイヤ2,4および3,5をそれぞれ接続する。ボ
ンディングワイヤ2および3の他方端に所定長のマイク
ロストリップ線路10および11をそれぞれ接続する。
また、ボンディングワイヤ4および5の他方端に容量性
スタブ6および7をそれぞれ接続する。更に、マイクロ
ストリップ線路10および11に容量性スタブ12およ
び13をそれぞれ設ける。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はFET高周波増幅器の内
部整合回路に関し、特にFET(電界効果トランジス
タ)チップを用いたミリ波帯の高周波増幅器における内
部整合回路に関する。
部整合回路に関し、特にFET(電界効果トランジス
タ)チップを用いたミリ波帯の高周波増幅器における内
部整合回路に関する。
【0002】
【従来の技術】図3は、従来のFET高周波増幅器の内
部整合回路の一例を示している。誘電体基板上に配置さ
れたFETチップ1のゲートパッド21およびドレイン
パッド22にはボンディングワイヤ2および3がそれぞ
れ接続され、所定長のマイクロストリップ線路31およ
び32を介して入力信号端子8および出力信号端子9と
それぞれ接続されている。また、マイクロストリップ線
路31および32には容量性スタブ33および34がそ
れぞれ設けられてインピーダンス整合を行っている。
部整合回路の一例を示している。誘電体基板上に配置さ
れたFETチップ1のゲートパッド21およびドレイン
パッド22にはボンディングワイヤ2および3がそれぞ
れ接続され、所定長のマイクロストリップ線路31およ
び32を介して入力信号端子8および出力信号端子9と
それぞれ接続されている。また、マイクロストリップ線
路31および32には容量性スタブ33および34がそ
れぞれ設けられてインピーダンス整合を行っている。
【0003】図4は、インピーダンス整合を説明するた
めのスミスチャートである。
めのスミスチャートである。
【0004】いま、ミリ波帯において、特性インピーダ
ンスZo(50Ω)系から見たFET単体の入力インピ
ーダンスがスミスチャート上のP1の位置にあり、入力
のボンディングワイヤ2を含んだインピーダンスがQ1
の位置にある場合は、特性インピーダンスZo(50
Ω)のマイクロストリップ線路31によりQ1からQ2
に変換した後、容量性スタブ33によりQ2から中心の
Q3(50Ω)に変換する。ここで、Q2の位置は、斜
線領域と半円領域とが接する境界線上である。
ンスZo(50Ω)系から見たFET単体の入力インピ
ーダンスがスミスチャート上のP1の位置にあり、入力
のボンディングワイヤ2を含んだインピーダンスがQ1
の位置にある場合は、特性インピーダンスZo(50
Ω)のマイクロストリップ線路31によりQ1からQ2
に変換した後、容量性スタブ33によりQ2から中心の
Q3(50Ω)に変換する。ここで、Q2の位置は、斜
線領域と半円領域とが接する境界線上である。
【0005】ところで、斜線領域のインピーダンスを5
0Ωに変換する場合、マイクロストリップ線路の長さ
は、少なくとも基板上の信号波長の1/4以上必要とな
る。また、斜線領域のインピーダンスZは、Im(Z)
>0、Re(1/Z)<1/Zoを同時に満足してい
る。なお、FETの出力インピーダンスについても同様
である。
0Ωに変換する場合、マイクロストリップ線路の長さ
は、少なくとも基板上の信号波長の1/4以上必要とな
る。また、斜線領域のインピーダンスZは、Im(Z)
>0、Re(1/Z)<1/Zoを同時に満足してい
る。なお、FETの出力インピーダンスについても同様
である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の内部整
合回路では、FET単体の入力インピーダンスがスミス
チャート上のP1の位置、つまり斜線領域外にあるにも
かかわらず、ボンディングワイヤのインダクタンスによ
り斜線領域に入ってしまうため、50Ωに変換する場
合、マイクロストリップ線路の長さが1/4波長以上必
要となる。このため、分布定数のマイクロストリップ線
路の影響により、図5の破線で示すように、利得周波数
特性が狭帯域になるという問題点を有している。
合回路では、FET単体の入力インピーダンスがスミス
チャート上のP1の位置、つまり斜線領域外にあるにも
かかわらず、ボンディングワイヤのインダクタンスによ
り斜線領域に入ってしまうため、50Ωに変換する場
合、マイクロストリップ線路の長さが1/4波長以上必
要となる。このため、分布定数のマイクロストリップ線
路の影響により、図5の破線で示すように、利得周波数
特性が狭帯域になるという問題点を有している。
【0007】本発明の目的は、FET単体の入出力イン
ピーダンスZが、Im(Z)>0、Re(1/Z)<1
/Zoを同時に満足していていない場合に、利得周波数
特性を狭帯域化することなく整合できるFET高周波増
幅器の内部整合回路を提供することにある。
ピーダンスZが、Im(Z)>0、Re(1/Z)<1
/Zoを同時に満足していていない場合に、利得周波数
特性を狭帯域化することなく整合できるFET高周波増
幅器の内部整合回路を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明のFET高周波増
幅器の内部整合回路は、基板上に配置されて高周波信号
を増幅するFET(電界効果トランジス)チップの入出
力インピーダンス整合回路であって、前記FETチップ
の入力信号用パッドおよび出力信号用パッドにボンディ
ングワイヤを介してそれぞれ接続される第1の容量性ス
タブと、前記入力信号用パッドおよび出力信号用パッド
にボンディングワイヤを介してそれぞれ接続されるマイ
クロストリップ線路と、このマイクロストリップ線路に
それぞれ設けられる第2の容量性スタブとを備えて構成
されている。
幅器の内部整合回路は、基板上に配置されて高周波信号
を増幅するFET(電界効果トランジス)チップの入出
力インピーダンス整合回路であって、前記FETチップ
の入力信号用パッドおよび出力信号用パッドにボンディ
ングワイヤを介してそれぞれ接続される第1の容量性ス
タブと、前記入力信号用パッドおよび出力信号用パッド
にボンディングワイヤを介してそれぞれ接続されるマイ
クロストリップ線路と、このマイクロストリップ線路に
それぞれ設けられる第2の容量性スタブとを備えて構成
されている。
【0009】
【実施例】次に本発明について図面を参照して説明す
る。
る。
【0010】図1は本発明の一実施例を示す図である。
誘電体基板上に配置されたFETチップ1のゲートパッ
ド21およびドレインパッド22には、ボンディングワ
イヤ2,4および3,5がそれぞれ接続される。このボ
ンディングワイヤ2および3の他方端は、誘電体基板上
に設けられた所定長のマイクロストリップ線路10およ
び11にそれぞれ接続され、また、ボンディングワイヤ
4および5の他方端はは、容量性スタブ6および7にそ
れぞれ接続される。
誘電体基板上に配置されたFETチップ1のゲートパッ
ド21およびドレインパッド22には、ボンディングワ
イヤ2,4および3,5がそれぞれ接続される。このボ
ンディングワイヤ2および3の他方端は、誘電体基板上
に設けられた所定長のマイクロストリップ線路10およ
び11にそれぞれ接続され、また、ボンディングワイヤ
4および5の他方端はは、容量性スタブ6および7にそ
れぞれ接続される。
【0011】更に、マイクロストリップ線路10および
11には容量性スタブ12および13がそれぞれ設けら
れる。
11には容量性スタブ12および13がそれぞれ設けら
れる。
【0012】ところで、FETチップ1のゲートパッド
21およびドレインパッド22に容量性スタブ6および
7をそれぞれ接続することにより、ボンディングワイヤ
2および3によって入出力インピーダンスZが、Im
(Z)>0、Re(1/Z)<1/Zoを同時に満足す
る領域に変換されないように調整するができる。
21およびドレインパッド22に容量性スタブ6および
7をそれぞれ接続することにより、ボンディングワイヤ
2および3によって入出力インピーダンスZが、Im
(Z)>0、Re(1/Z)<1/Zoを同時に満足す
る領域に変換されないように調整するができる。
【0013】すなわち、図2に示すように、容量性スタ
ブ6を調整することによって、スミスチャート上のP1
の位置にあるFET単体の入力インピーダンスをP2の
位置に変換できる。また入力のボンディングワイヤ2お
よびマイクロストリップ線路10によりP2からP3の
位置(斜線領域と半円領域との境界線上)に変換でき、
更に、容量性スタブ12を調整することにより、P3か
ら中心のP4(50Ω)に変換できる。
ブ6を調整することによって、スミスチャート上のP1
の位置にあるFET単体の入力インピーダンスをP2の
位置に変換できる。また入力のボンディングワイヤ2お
よびマイクロストリップ線路10によりP2からP3の
位置(斜線領域と半円領域との境界線上)に変換でき、
更に、容量性スタブ12を調整することにより、P3か
ら中心のP4(50Ω)に変換できる。
【0014】このようにすることにより、マイクロスト
リップ線路10および11の長さを短かくできるので、
図5の実線で示したように、利得周波数特性を狭帯域に
することなく、インピーダンス整合を行うことができ
る。
リップ線路10および11の長さを短かくできるので、
図5の実線で示したように、利得周波数特性を狭帯域に
することなく、インピーダンス整合を行うことができ
る。
【0015】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、FETチ
ップのゲートパッドおよびドレインパッドにボンディン
グワイヤを介して容量性スタブをそれぞれ接続すること
により、入出力信号のボンディングワイヤによって入出
力インピーダンスZが、Im(Z)>0、Re(1/
Z)<1/Zoを同時に満足する領域に変換されないよ
うに調整できるので、整合用のマイクロストリップ線路
の長さを短かくでき、従って、利得周波数特性を狭帯域
にすることなく、インピーダンスを整合できる。
ップのゲートパッドおよびドレインパッドにボンディン
グワイヤを介して容量性スタブをそれぞれ接続すること
により、入出力信号のボンディングワイヤによって入出
力インピーダンスZが、Im(Z)>0、Re(1/
Z)<1/Zoを同時に満足する領域に変換されないよ
うに調整できるので、整合用のマイクロストリップ線路
の長さを短かくでき、従って、利得周波数特性を狭帯域
にすることなく、インピーダンスを整合できる。
【図1】本発明の一実施例を示す図である。
【図2】本実施例のインピーダンス整合を説明するため
のスミスチャートである。
のスミスチャートである。
【図3】従来のFET高周波増幅器の内部整合回路の一
例を示す図である。
例を示す図である。
【図4】従来のインピーダンス整合を説明するためのス
ミスチャートである。
ミスチャートである。
【図5】FET高周波増幅器の利得周波数特性を示す図
であり、実線は図1に示した内部整合回路を適用した場
合の特性を示し、破線は図3に示した従来の内部整合回
路を適用した場合の特性を示している。
であり、実線は図1に示した内部整合回路を適用した場
合の特性を示し、破線は図3に示した従来の内部整合回
路を適用した場合の特性を示している。
1 FETチップ 2〜5 ボンディングワイヤ 10,11 マイクロストリップ線路 6,7,12,13 容量性スタブ 22 ゲートパッド 21 ドレインパッド
Claims (1)
- 【請求項1】 基板上に配置されて高周波信号を増幅す
るFET(電界効果トランジス)チップの入出力インピ
ーダンス整合回路であって、前記FETチップの入力信
号用パッドおよび出力信号用パッドにボンディングワイ
ヤを介してそれぞれ接続される第1の容量性スタブと、
前記入力信号用パッドおよび出力信号用パッドにボンデ
ィングワイヤを介してそれぞれ接続されるマイクロスト
リップ線路と、このマイクロストリップ線路にそれぞれ
設けられる第2の容量性スタブとを備えることを特徴と
するFET高周波増幅器の内部整合回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29937991A JPH05206762A (ja) | 1991-11-15 | 1991-11-15 | Fet高周波増幅器の内部整合回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29937991A JPH05206762A (ja) | 1991-11-15 | 1991-11-15 | Fet高周波増幅器の内部整合回路 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05206762A true JPH05206762A (ja) | 1993-08-13 |
Family
ID=17871803
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP29937991A Withdrawn JPH05206762A (ja) | 1991-11-15 | 1991-11-15 | Fet高周波増幅器の内部整合回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05206762A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0883241A1 (en) * | 1997-06-02 | 1998-12-09 | Nokia Mobile Phones Ltd. | Bias voltage controlled parallel active components |
JP2014138305A (ja) * | 2013-01-17 | 2014-07-28 | Mitsubishi Electric Corp | 高周波電力増幅器 |
-
1991
- 1991-11-15 JP JP29937991A patent/JPH05206762A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0883241A1 (en) * | 1997-06-02 | 1998-12-09 | Nokia Mobile Phones Ltd. | Bias voltage controlled parallel active components |
JP2014138305A (ja) * | 2013-01-17 | 2014-07-28 | Mitsubishi Electric Corp | 高周波電力増幅器 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19990204 |