JPH0520629Y2 - - Google Patents

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JPH0520629Y2
JPH0520629Y2 JP1988096248U JP9624888U JPH0520629Y2 JP H0520629 Y2 JPH0520629 Y2 JP H0520629Y2 JP 1988096248 U JP1988096248 U JP 1988096248U JP 9624888 U JP9624888 U JP 9624888U JP H0520629 Y2 JPH0520629 Y2 JP H0520629Y2
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roof
molding
panel
glass
roof panel
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  • Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)
  • Vehicle Waterproofing, Decoration, And Sanitation Devices (AREA)
  • Seal Device For Vehicle (AREA)
  • Body Structure For Vehicles (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は自動車におけるガラスルーフパネル構
造に関する。
〔従来の技術〕
従来の自動車におけるルーフ構造の第1例とし
ては、第10図に示すようなものがある。すなわ
ち、図において、1はアウタパネル1aとインナ
パネル1bとよりなるサイドルーフレール、2は
ガラスルーフパネルで、サイドルーフレール1側
の外側端末部分にモールデイング3が嵌合してお
り、このモールデイング3とサイドルーフレール
1との間に水切り部位となるドリツプモール4が
嵌挿されている。5はルーフガーニツシユであ
る。
また、ルーフ構造の第2従来例としては、第1
1図に示すようなものがある。すなわち、図にお
いて、1は第1従来例と同様アウタパネル1aと
インナパネル1bとよりなるサイドルーフレー
ル、6は側端末部が前記サイドルーフレール1の
アウタパネル1aが覆うよう延在する鉄板(又は
樹脂)製ルーフパネルで、該アウタパネル1a上
に位置する側端部に段状の水切りビード部7が形
成されている。8は基端が前記サイドルーフレー
ル1に接合されかつその上面に前記鉄板製ルーフ
パネル6の側端末が接合したドリツプチヤンネ
ル、9はこのドリツプチヤンネル8の側端部に被
冠したドリツプモールである。
なお、これら各例に類似の技術は例えば
USP4475765号に記載されている。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながら第1従来例にあつては、水切り用
のドリツプモール4が設けられサイドルーフ部か
らの雨だれが防止できるものの、ガラスルーフパ
ネル2の側端末がルーフ上面にありルーフ側部
(A区間)はガラスとすることができず意匠的に
制限されてしまう。
また、第2従来例にあつても、水切りビード部
7が形成され、サイドルーフ部からの雨だれが防
止でき、かつルーフパネル6の側端末をルーフ側
部まで延在することができるものの鉄板や樹脂で
なければ成型することができずガラスでは無理で
あり、これも又意匠的制限を受けるという課題が
あつた。
本考案はこのような従来の課題に着目してなさ
れたもので、ルーフサイド部からの雨だれを防止
しつつ、ガラスルーフパネルの側端末をルーフ側
部まで延在して意匠的自由度を大幅に増大するよ
うにしたガラスルーフパネル構造を提供し、さら
に車体側部品との取付性の向上を図ることを目的
とする。
〔課題を解決するための手段〕
本考案はかかる目的を達成するため、サイドル
ーフレールの外側にモールを設け、ガラスルーフ
パネルの外側端部をサイドルーフレールの形状に
沿つて該モールまで延長するとともに、該モール
に水洩れ防止用シール手段を介して前記外側端部
を装着し、前記ガラスルーフパネルに車両長手方
向に延びる雨だれ防止用ルーフモールデイングを
設置し該モールデイングに車体側部材との固着部
を形成したものである。
〔作用〕
ガラスルーフパネルの外側端部がサイドルーフ
レールを覆うよう車体ルーフサイド側に延びてい
るため、車体パネル色が見えない。また、ガラス
ルーフパネル上の雨水等がルーフモールデイング
によりせき止められ、ルーフサイドからの雨だれ
が防止されさらに車体側部品との取付性が向上す
る。
〔実施例〕
以下図面を参照して本考案の一実施例を従来と
同一の部品には同一符号を付して説明する。
第1図において、1はアウタパネル1aとイン
ナパネル1bとよりなるサイドルーフレール、2
はガラスルーフパネルで、車体ルーフサイド側に
位置する外側端部2aが前記サイドルーフレール
1のアウタパネル1aの形状に沿つて弯曲し該サ
イドルーフレール1の下端部まで延長している。
このガラスルーフパネル2の端末部にはシール
手段としての水洩れ防止用シーラ10が嵌着され
ている。
前記サイドルーフレール1の下端部にはドアガ
ラス14の上端末が弾接し車室内外をシールする
ウエザストリツプ15が嵌着したリテーナ16が
ビス17により取り付けられている。
18は前記シーラ10およびリテーナ16の外
側面を覆うよう設けたモールで、その基端部が前
記アウタパネル1aとリテーナ16との間に挟持
固定されている。
前記ガラスルーフパネル2の前記サイドルーフ
レール1に対応する裏面は黒色プリント19が施
されており、該裏面は前記サイドルーフレール1
に接着剤21により接着されている。なお、22
はスペーサである。
前記ガラスルーフパネル2には該ガラスルーフ
パネル2上の雨水等を車体ルーフサイド部に流下
させないようにするため、車長方向に延びる断面
フイン状の雨だれ防止用ルーフモールデイング2
0が設置されている。
このルーフモールデイング20の基面とガラス
ルーフパネル2との間には第2図に詳細に示すよ
うに、両面テープ等の接着材23が介挿されてい
る。
同じくこのルーフモールデイング20の基面に
は前記ガラスルーフパネル2の取付孔2bに挿入
される固着部としての円柱状突起部20aが形成
され、この突起部20aには第4図に詳細に示す
ように雌ねじ孔20a1が形成され、この雌ねじ孔
20a1に螺入するボルト24により車体側部品と
しての成形天井(又はサンシエード)25と共に
前記ルーフモールデイング20が前記ガラスルー
フパネル2に固定されている。25aは前記成形
天井25に穿設した前記ボルト24が挿通する取
付孔、26はルーフガーニツシユで、その内側端
部が前記成形天井25の外側端に係止されてい
る。
第3図に示すように、前記ガラスルーフパネル
2の取付孔2bは前記ルーフモールデイング20
に対応して複数隔設されている。
前記ルーフモールデイング20は突起部20a
を形成する代りに、第5図に詳細に示すように、
固着部としてスタツドボルト27を埋設しても良
く、この場合前記ボルト24の軸部が省略され、
前記スタツドボルト27が前記取付孔2bおよび
前記成形天井25の取付孔25aに挿入され、そ
の成形天井25から車室内に突出した部分に固定
ナツト(図示せず)を螺合締結することにより前
記と同様ルーフモールデイング20と成形天井2
5がガラスルーフパネル2に固定されるものであ
る。
次に作用を説明する。
ガラスルーフパネル2の外側端部2aがサイド
ルーフレール1を覆うよう車体ルーフサイド側に
延びているため、車体パネル色が見えず、意匠的
自由度が大幅に増大する。しかも、このガラスル
ーフパネル2には雨だれ防止用ルーフモールデイ
ング20が設置されているため、ガラスルーフパ
ネル2上の雨水等が該ルーフモールデイング20
にせき止められて車体ルーフサイド側に流下せ
ず、従つてルーフサイドからの雨だれが防止され
る訳である。なお、ルーフモールデイング20に
せき止められた雨水等は該ルーフモールデイング
20に沿つて流れサイドドア以外の部分で排水さ
れる。
第6図には本考案の第2実施例を示す。
この実施例は前記ルーフモールデイング20を
型内で射出成型し、ガラスルーフパネル2に一体
に取り付け所謂モジユールガラスルーフパネルと
したもので、その他の構造は前記第1実施例と同
様であるため省略する。この場合、前記第1実施
例の効果を有する他、取付孔2bを通しての車室
内への雨漏りおよびルーフモールデイング20の
脱落の心配がなくなるばかりでなく、ガラスルー
フパネル2に取付孔2bが形成されていても、該
取付孔2bが樹脂によるインジエクシヨン部品で
あるルーフモールデイング20により封入される
ため、ガラスルーフパネル2自体の剛性、強度を
減少させないという効果が得られる。
第7図は本考案の第3実施例を示す。
この実施例は前記第2実施例において、射出成
型したルーフモールデイング20にガラスルーフ
パネル2の裏面側に存するスペーサ20cを一体
に付設し、このスペーサ20cの端面を前記サイ
ドルーフレール1の車体側部材としてのアウタパ
ネル1aに当接し、このルーフモールデイング2
0にその基部を埋設したスタツドボルト28を前
記アウタパネル1aに穿設した取付孔1a1に挿通
し、そのサイドルーフレール1内に突出した部分
にナツト29を螺合緊締することにより、サイド
ルーフレール1にルーフモールデイング20およ
び該ルーフモールデイング20を介してガラスル
ーフパネル2を固定するようにしたものである。
なお、30はインナパネル1bに開設した前記ナ
ツト29用の作業穴である。
この例においても前記第1実施例のように、ル
ーフモールデイング20に雌ねじ孔20a1を設
け、これに車室内側から螺入したボルト24によ
り固定しても良いことは勿論である。
この場合、前記第2実施例の効果を有する他、
スペーサ20cにより別物のスペーサ22を用い
ることなく、ガラスルーフパネル2の上下左右の
位置決めを行うことができるとともに、ガラスル
ーフパネル2がサイドルーフレール1にボルト・
ナツト締結されるため、接着剤を用いることな
く、しつかりと固定されるばかりでなく、構成部
品も少なくて済むのでコストも安価であり、しか
もサイドルーフレール1の上部にルーフモールデ
イング20を設置しているため、黒色プリントの
施工範囲が狭くて済むという効果が得られる。
なお、前記第1および第2実施例において、ガ
ラスルーフパネル2の取付孔2bは第8図に示す
如く、単一の長孔としても良く、また第9図に示
すように、分割した長孔としても良いことは勿論
である。
〔効果〕
以上説明してきたように、本考案によれば、サ
イドルーフレールの外側にモールを設け、ガラス
ルーフパネルの外側端部をサイドルーフレールの
形状に沿つて該モールまで延長するとともに、該
モールに水洩れ防止用シール手段を介して前記外
側端部を装着し、前記ガラスルーフパネルに車両
長手方向に延びる雨だれ防止用ルーフモールデイ
ングを設置したものであるから、車体ルーフサイ
ド部からの雨だれの車室内への浸入を完全に防止
しつつガラスルーフパネルの側端末をルーフ側部
まで延在して意匠的自由度を増大することができ
るという効果が得られる。更に、本考案では上記
シーラによりガラスルーフセツト時の干渉を減衰
すると共にドリツプ合わせ面の防錆性能を向上さ
せることができるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第5図は夫々本考案の一実施例を
示す図で、第1図は縦断面図、第2図はその要部
の詳細説明用断面図、第3図は同じく要部の分解
斜視図、第4図は同じく構成部品であるルーフモ
ールデイングの断面図、第5図は同じくルーフモ
ールデイングの変形例を示す断面図、第6図は本
考案の第2実施例を示す分解断面図、第7図は本
考案の第3実施例を示す第1図相当縦断面図、第
8図及び第9図は夫々取付孔の変形例を示す斜視
図、第10図および第11図は夫々第1および第
2従来例を示す第1図相当縦断面図である。 1……サイドルーフレール、2……ガラスルー
フパネル、2a……外側端部、20……ルーフモ
ールデイング。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. サイドルーフレールの外側にモールを設け、ガ
    ラスルーフパネルの外側端部をサイドルーフレー
    ルの形状に沿つて該モールまで延長するととも
    に、該モールに水洩れ防止用シール手段を介して
    前記外側端部を装着し、前記ガラスルーフパネル
    に車両長手方向に延びる雨だれ防止用ルーフモー
    ルデイングを設置し、該モールデイングに車体側
    部材との固着部を形成したことを特徴とするガラ
    スルーフパネル構造。
JP1988096248U 1988-07-19 1988-07-19 Expired - Lifetime JPH0520629Y2 (ja)

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JPH0216318U (ja) 1990-02-01

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