JPH05205950A - 単相負荷時タップ切換変圧器 - Google Patents

単相負荷時タップ切換変圧器

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JPH05205950A
JPH05205950A JP4010875A JP1087592A JPH05205950A JP H05205950 A JPH05205950 A JP H05205950A JP 4010875 A JP4010875 A JP 4010875A JP 1087592 A JP1087592 A JP 1087592A JP H05205950 A JPH05205950 A JP H05205950A
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voltage
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winding
voltage winding
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JP4010875A
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Hiroyuki Fujita
裕幸 藤田
Takeshi Matsuki
毅 松木
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Hitachi Ltd
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Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】3次低圧巻線の容量が大きくなっても1次・2
次の容量(送電容量)の減少をできるだけ少なくするこ
とを可能とする。 【構成】2つの鉄心脚C1、C2、2つに分割された1次
高圧巻線H1、H2、2つに分割された2次中圧巻線
1、M2、3次低圧巻線Tおよびタップ巻線TW1、TW2
を備え、鉄心脚C1側にH1、M1、Tを配置し、鉄心脚
2側にH2、M2およびTW1、TW2を配置した変圧器
で、2つの2次中圧巻線M1、M2の最大電流IM1(ma
x)、IM2(max)がほぼ等しくなるように1次高圧
巻線H1、H2の巻回数NH1、NH2の比を調整することを
特徴とする。 【効果】2つの2次中圧巻線の巻線幅をほぼ等しくする
ことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、単相負荷時タップ切換
変圧器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】3次巻線を有する送電用の大容量変圧器
においては、3次回路の短絡電流を通常一般的に使用さ
れている遮断器の遮断可能電流以下に抑制するために、
1次〜3次間および2次〜3次間のインピーダンスをあ
る値以上に大きくする必要がある。その要求を実現する
ために、3次回路に限流リアクトルを設置したり、ある
いは単相器で構成される場合には、例えば特開昭55−
75210号公報に示されているように、1次高圧巻線
を直列に2分割し、2次中圧巻線を並列に2分割した構
造をとり、3次低圧巻線は2つの鉄心脚のうち一方のみ
に配置する構成としている。このようにすることによ
り、片側の脚に3次回路の全電流が流れ、3次低圧巻線
を1次、2次巻線と同様に分割した場合に比較して、1
次〜3次間および2次〜3次間のインピーダンスを大幅
に大きくすることができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】送電用変圧器において
は、送電電圧(1次になる場合と2次になる場合があ
る)を適正な値に維持する目的で、変圧器を電力が通過
する場合の電圧変動を補正するために、3次巻線には通
常調相用負荷(コンデンサもしくは分路リアクトル)が
接続される。この調相用負荷は従来、変圧器の1次ある
いは2次の容量の1/3より大きくなることはあまりな
く、3次巻線容量は1次および2次巻線の容量の1/3
以上が要求されることはなかった。しかし、近年では電
力送電量が大幅な増大をしており、場合によっては3次
巻線の容量は1次および2次巻線の1/3以上が必要と
なる場合も考えられるようになっている。このような場
合、3次巻線が従来に比べ大形化し、更に後述の理由に
よって2次中圧巻線も大形化するため、変圧器を輸送上
の制約内の寸法に抑えるためには変圧器の1次・2次容
量(すなわち送電容量に相当する)が制約される恐れが
ある。
【0004】このように3次容量が大きくなると、輸送
上の制約から1次および2次の容量を従来と同一とする
ためには、特別の工夫を要する。
【0005】本発明は以上の点に鑑みなされたものであ
り、3次低圧巻線の容量が大きくなっても1次・2次の
容量(送電容量)の減少をできるだけ少なくすることを
可能とした単相負荷時タップ切換変圧器を提供すること
を目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的は、2つに分割
した2次中圧巻線それぞれに流れる電流の最大値がほぼ
等しくなるように2つに分割し直列に接続した1次高圧
巻線の巻回数比を調整することにより、達成される。
【0007】
【作用】上記手段を設けたので、2つの2次中圧巻線の
巻線幅をほぼ等しくすることができるようになる。
【0008】
【実施例】次に本発明を実施例により具体的に説明す
る。
【0009】〔実施例 1〕図1には本発明の一実施例
が示されている。2脚以上の鉄心脚C1、C2にタップ巻
線TW1、TW2を有する1次高圧巻線H1、H2および2次
中圧巻線M1、M2をそれぞれ2つに分割して異なる鉄心
脚C1、C2に配置し、2つに分割した1次高圧巻線
1、H2を直列に接続し、2つに分割した2次中圧巻線
1、M2を並列に接続し、1つの巻線単位からなる3次
低圧巻線Tを2つに分割した高圧巻線H1、H2のうち線
路側の高圧巻線H1が配置されている鉄心脚C1に配置し
ている単相負荷時タップ切換変圧器において、本実施例
では2つに分割した2次中圧巻線M1、M2それぞれに流
れる電流の最大値がほぼ等しくなるように2つに分割し
直列に接続した1次高圧巻線H1、H2の巻回数比を調整
した。このようにすることにより、2つの2次中圧巻線
1、M2の巻線幅をはぼ等しくすることができるように
なって、変圧器全体を小形化することができるようにな
り、3次低圧巻線Tの容量が大きくなっても1次・2次
の容量(送電容量)の減少をできるだけ少なくすること
を可能とした単相負荷時タップ切換変圧器を得ることが
できる。
【0010】すなわち図1を基に以下説明するが、2つ
の鉄心脚C1およびC2を有し、鉄心脚C1側に1次高圧
巻線H1、2次中圧巻線M1、3次低圧巻線Tが配置さ
れ、鉄心脚C2側に1次高圧巻線H2、2次中圧巻線M2
およびタップ巻線TW1、TW2が配置されている。1次高
圧巻線H1、H2は直列に接続され、2次中圧巻線M1
2は並列に接続される。このように構成された変圧器
で高圧巻線H1とH2の巻回数の比を特に調整することな
しに1:1にする(1次高圧巻線H1、H2の容量を同一
にする)と、2次中圧巻線M1、M2に流れる電流は3次
低圧巻線T(鉄心脚C1のみに配置されている)に電流
が流れていない場合は等しくなるが、3次低圧巻線Tに
も電流が流れると、同一の鉄心脚C1に配置されている
2次低圧巻線M1に3次低圧巻線Tのアンペア・ターン
を補償するための電流が流れる。これにより、鉄心脚C
1に配置されている2次中圧巻線M1に流れる電流I
M1は、鉄心脚C2に配置されている2次中圧巻線M2に流
れる電流IM2より大きくなるが、本実施例では1次高圧
巻線H1とH2の巻回数NH1、NH2の比を次に述べるよう
に調整している。
【0011】鉄心脚C1に配置されている1次高圧巻線
1の巻回数NH1と鉄心脚C2に配置されている1次高圧
巻線H2の巻回数NH2との比を調整することによって、
2次中圧巻線M1、M2に流れる電流IM1とIM2の最大値
をほぼ等しくする。これにより、2次中圧巻線M1、M2
の巻線幅をほぼ等しくし、変圧器全体を小形化すること
を可能にしている。この巻回数NH1、NH2の比をいくら
かにすればよいかは3次低圧巻線Tの容量によって変わ
る。
【0012】一例として、1次容量と2次容量とが等し
く、3次容量が1次・2次容量の1/2である場合につ
いて説明する。通常送電用の変圧器は負荷時タップ切換
方式である場合が多いので、タップは1次高圧巻線H2
の中性点側に配置され、タップ範囲は±7.5%、タッ
プ数は27である場合を想定する。1次高圧巻線H1
2の巻回数NH1、NH2の比を約44:56にした。2
つの2次中圧巻線M1、M2に流れる電流はタップ位置に
よって変化する。
【0013】1次、2次および3次にそれぞれ定格容量
をとった場合のタップ位置と2次中圧巻線M1、M2に流
れる電流IM1、IM2との関係が示されている図2にも示
されているように、2次中圧巻線M1に流れる電流IM1
はタップ1(最高電圧)において最低となり、タップ2
7(最低電圧)において最大になる。2次中圧巻線M2
に流れる電流IM2は逆の傾向となる。
【0014】1次高圧巻線H1、H2の巻回数NH1、NH2
の比を特に調整せず1:1とした場合の2次中圧巻線M
1、M2に流れる電流I´M1、I´M2を一点鎖線で示す。
鉄心脚C1側の中圧巻線M1に流れる電流I´M1の最大値
の電流I´M1(max)は鉄心脚C2側の中圧巻線M2
流れる電流I´M2の最大値の電流I´M2(max)より
20%も大きい。これに対し1次高圧巻線H1、H2の巻
回数NH1、NH2の比を44:56とすると、電流IM1
M2は図2の実線で示した特性となり、鉄心脚C1側の
中圧巻線M1に流れる電流IM1(max)と鉄心脚C2
の中圧巻線M2に流れる電流IM2(max)をほぼ等し
くすることができる。
【0015】このように本実施例によれば2つの2次中
圧巻線の巻線幅をほぼ等しくすることができ、変圧器を
全体として小形化することができる。
【0016】
【発明の効果】上述のように本発明は、2つに分割した
2次中圧巻線それぞれに流れる電流の最大値がほぼ等し
くなるように2つに分割し直列に接続した1次高圧巻線
の巻回数比を調整したので、2つの2次中圧巻線の巻線
幅をほぼ等しくすることができるようになって、変圧器
全体を小形化することができるようになり、3次低圧巻
線の容量が大きくなっても1次・2次の容量(送電容
量)の減少をできるだけ少なくすることを可能とした単
相負荷時タップ切換変圧器を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の単相負荷時タップ切換変圧器の一実施
例の説明図である。
【図2】2次中圧巻線に流れる電流とタップ位置との関
係を示す特性図である。
【符号の説明】
1、C2…鉄心脚、H1、H2…1次高圧巻線、M1、M2
…2次中圧巻線、T…3次低圧巻線、TW1、TW2…タッ
プ巻線。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】2脚以上の鉄心脚にタップ巻線を有する1
    次高圧巻線および2次中圧巻線をそれぞれ2つに分割し
    て異なる鉄心脚に配置し、前記2つに分割した1次高圧
    巻線を直列に接続し、前記2つに分割した2次中圧巻線
    を並列に接続し、1つの巻線単位からなる3次低圧巻線
    を前記2つに分割した高圧巻線のうち線路側の高圧巻線
    が配置されている脚に配置している単相負荷時タップ切
    換変圧器において、前記2つに分割した2次中圧巻線そ
    れぞれに流れる電流の最大値がほぼ等しくなるように前
    記2つに分割し直列に接続した1次高圧巻線の巻回数比
    を調整してなることを特徴とする単相負荷時タップ切換
    変圧器。
  2. 【請求項2】前記1次高圧巻線の巻回数比が、前記3次
    低圧巻線の容量によって調整されるものである請求項1
    記載の単相負荷時タップ切換変圧器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109326422A (zh) * 2017-08-01 2019-02-12 特变电工沈阳变压器集团有限公司 一种中压绕组分裂布置的高阻抗变压器
CN112382476A (zh) * 2020-10-19 2021-02-19 上海置信智能电气有限公司 一种变压器线圈、变压器以及变压器制造方法

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