JPH0520592Y2 - - Google Patents

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JPH0520592Y2
JPH0520592Y2 JP1986155168U JP15516886U JPH0520592Y2 JP H0520592 Y2 JPH0520592 Y2 JP H0520592Y2 JP 1986155168 U JP1986155168 U JP 1986155168U JP 15516886 U JP15516886 U JP 15516886U JP H0520592 Y2 JPH0520592 Y2 JP H0520592Y2
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position pin
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  • Control Of Transmission Device (AREA)
  • Auxiliary Drives, Propulsion Controls, And Safety Devices (AREA)
  • Arrangement Or Mounting Of Control Devices For Change-Speed Gearing (AREA)
  • Controls For Constant Speed Travelling (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、シフト位置の切り換えを行なう自動
変速機のシフトレバー装置に関する。
(従来の技術) 従来、自動変速機のシフトレバー装置として
は、例えば実開昭57−163427号公報に記載されて
いるようなものが知られている。
この従来装置は、誤操作による車両の飛び出し
を防止する為、シフトレバーの揺動位置に関係し
て自動変速機レンジが設定される自動変速機のシ
フトレバー装置において、シフトレバーがパーキ
ングレンジ位置にあることを検出する第1の検出
器、足踏みブレーキが作動していることを検出す
る第2の検出器、手ブレーキが作動していること
を検出する第3の検出器、車速が所定値以上であ
ることを検出する第4に検出器、シフトレバーの
揺動を阻止する阻止手段、および第2、第3およ
び第4の検出器のいずれも検出信号を発生してい
ない場合に第1の検出器の検出信号に応動して阻
止手段を作動させる制御装置を備えていることを
特徴とするものであつた。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながら、このような従来の自動変速機の
シフトレバー装置にあつては、各種の検出器及び
阻止手段や制御装置を必要とする構成であつた
為、非常に高価な装置になつてしまうと共に、複
雑な為、信頼性に欠け、作動保証の確保が大変で
あるという問題点があつた。
例えば、実際に自動車に適用しようとする場合
は、検出器の誤検出時等に阻止作動を防止するフ
エールセーフ回路を制御装置に組み込まなければ
ならないし、また、メカニツク的にも阻止手段の
作動解除等を行なう機構を採用しなければ、パー
キングレンジ位置からドライブレンジ位置に切り
換えて発進しようとする時にレンジ位置の切り換
えが出来ないというような事態が発生してしま
う。
(問題点を解決するための手段) 本考案は、上述のような問題点を解決すること
の目的としてなされたもので、この目的達成のた
めに、本考案では、車体に対し揺動可能に支持さ
れるシフトレバーと、該シフトレバーの操作ノブ
に設けられたプツシユボタンへの押圧操作により
下方へストロークするポジシヨンピンと、車体に
固定され、かつ、前記ポジシヨンピンをシフト位
置に応じてガイドするガイドカムが形成されてい
るポジシヨンプレートと、車体もしくはポジシヨ
ンプレートに揺動可能に支持され、かつ、前記ガ
イドカムのパーキングレンジ位置にポジシヨンピ
ンがある時にポジシヨンピンの下方ストロークを
阻止するロツクプレートと、該ロツクプレートに
一端が接続され、他端がブレーキペダルに接続さ
れ、ペダル操作によりロツクプレートによるポジ
シヨンピンのロツクを解除するように設けられる
リリースケーブルと、前記ロツクプレートを、ペ
ダル操作時のリリースケーブル移動方向と反対方
向に付勢する弾性体と、前記ロツクプレートのリ
リースケーブル接続部に設けられ、ピンに対する
ロツクプレートの空振り移動を許容する長穴とを
備えている。
(作用) 本考案の自動変速機のシフトレバー装置では、
上述のように、ブレーキ操作に伴う操作力の発生
に基づいて検出、制御、アクチユエータの全機能
を併せて発揮するメカニカルな手段とした為、パ
ーキングレンジ位置から他のレンジ位置に切り換
える時は、切換え操作に先行してブレーキペダル
へのペダル操作を行なうと、その操作力がリリー
スケーブルを介してロツクプレートへ伝達され、
ポジシヨンピンのロツクが解除され、レンジ位置
の切り換え体制を整えることができる。ここで、
レンジ位置の切換を終了し、ブレーキ操作を解除
すると、ロツクプレートは弾性体の付勢力により
もとのロツク位置に戻る。
従つて、ブレーキ操作力を利用したメカニカル
な手段により、ブレーキ操作を行なわないでレン
ジ位置の切換を行なおうとする場合は、切り換え
を阻止するポジシヨンピンのロツクで急発進が防
止され、また、ブレーキ操作を行なつてのレンジ
位置の切り換えは、ポジシヨンピンの確実なロツ
ク解除作動により円滑に行なうことができる。
また、ロツクプレートがロツク位置にあつて、
リバースレンジ位置からパーキングレンジ位置へ
切り換える時は、リリースケーブルのロツクプレ
ート接続部に長穴が形成されている為、ポジシヨ
ンピンでロツクプレートを押しながら行なわれる
リバースレンジ位置からパーキングレンジ位置ま
でのロツクプレートの移動を、ピン位置はそのま
まで長穴により吸収し、ロツクプレートがロツク
位置にあるにもかかわらず、長穴による空振り作
用で、切り換え操作ができる。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面により詳述する。
尚、この実施例を述べるにあたつて、自動車用自
動変速機のシフトレバー装置を例にとる。
まず、実施例の構成を説明する。
実施例の自動変速機のシフトレバー装置Aは、
第1図〜第3図に示すように、ベースプレート
(車体)1、シフトレバー2、ポジシヨンプレー
ト3、ロツクプレート4、ブレーキペダル5、リ
リースケーブル6、スプリング(弾性体)11を
主要な構成としている。
ベースプレート1は、前記シフトレバー2を含
むコントロールデバイスを設ける基板で、フロア
パネル7に対しボルト・ナツト8により固定され
ている。
シフトレバー2は、前記ベースプレート1に設
けられたピボツトピン9に対し揺動可能に支持さ
れ、操作ノブ21と、レバーパイプ22と、レバ
ー片23とを備えている。
前記操作ノブ21は、シフトレバー2の上端部
に設けられ、ノブ側部にはプツシユボタン24が
設けられている。
尚、前記プツシユボタン24は、ノブ内部に設
けられている操作力変換部材25を介してスプリ
ング26により付勢されている。
前記レバーパイプ22の中心軸部には、上端部
が前記操作力変換部材25に接続され、下端部が
スプリング27により上方に付勢されているロツ
ド28が内挿されていて、このロツド28の下部
には横向きにポジシヨンピン29が固定されてい
る。
尚、ポジシヨンピン29は、レバーパイプ22
に開穴された長穴22aから外側へ突設されてい
て、前記プツシユボタン24への押圧操作により
下方へストロークする。
前記レバー片23は、レバーパイプ22の下部
に設けられていて、このレバー片23には、図外
の自動変速機にシフト操作力を伝達させるコント
ロールケーブル10が接続されている。
ポジシヨンプレート3は、前記ベースプレート
1と一体に設けられ、前記シフトレバー2とは平
行に配設されるプレートで、このポジシヨンプレ
ート3には、ポジシヨンピン29をシフト位置に
応じてガイドするガイドカム31が形成されてい
る。
前記ガイドカム31は、パーキングレンジ位置
(P位置)の為のP位置溝31aと、リバースレ
ンジ位置(R位置)の為のR位置溝31bと、ニ
ユートラル位置(N位置)、ドライブ位置(D位
置)、2速固定位置(2速位置)の為の変速溝3
1cと、1速固定位置(1速位置)の為の1速溝
31dとを備えていて、P位置とR位置との相互
の切り換えは、誤作動防止の為に、前記プツシユ
ボタン24への押圧操作によりポジシヨンピン2
9を下方ストロークさせないことには切り換え操
作が出来ないように両位置間に凸部31eが形成
されている。
ロツクプレート4は、前記ガイドカム31のパ
ーキングレンジ位置にポジシヨンピン29がある
時にポジシヨンピン29の下方ストロークを阻止
するプレートで、前記ピボツトピン9に揺動可能
に設けられ、上部には阻止溝41が形成されてい
る。
尚、ロツクプレート4と前記ポジシヨンプレー
ト3との間には、ロツクプレート4をロツク方向
に付勢するスプリング11が設けられ、ロツクプ
レート4にはリリースケーブル6を接続する位置
に長穴42が形成されている。
リリースケーブル6は、前記ロツクプレート4
に一端が接続され、他端がブレーキペダル5に接
続され、ペダル操作によりロツクプレート4によ
るポジシヨンピン29のロツクを解除するように
設けられたロツク解除手段で、インナーワイヤ6
1とアウターケーシング62によるプツシユプル
ケーブルが用いられている。
尚、ロツクプレート接続部は、アウターケーシ
ング62の端部が取付ブラケツト12に対しケー
ブル調整機構13を介して設けられ、インナーワ
イヤ61が前記長穴42にピン63で連結されて
いる。
また、ブレーキペダル接続部は、アウターケー
シング62の端部がペダルブラケツト14に設け
られ、インナーワイヤ61がブレーキペダル5に
形成したリリース用レバー部51にピン64で連
結されている。
次に実施例の作用を説明する。
(イ) P位置からの切り換え操作時 ブレーキペダル5へのペダル踏み込み操作をし
ないで、パーキングレンジ位置からの切り換え操
作を行なおうとしても、ロツクプレート4により
ポジシヨンピン29の下方スプリングが阻止され
ている為、他のレンジ位置への切り換え操作は行
なえない。
従つて、パーキングレンジ位置からリバースレ
ンジ位置等に切り換わつてしまつて、車両が急に
飛び出すことを防止出来る。
ブレーキペダル5へのペダル踏み込み操作をし
て、パーキングレンジ位置からの切り換え操作を
行なう時は、第2図の仮想線位置に示すように、
ロツクプレート4がペダル操作力によつてリリー
スケーブル6に引かれて揺動する為、ポジシヨン
ピン29のロツクが解除され、他のレンジ位置へ
の切り換え操作を行なうことが出来る。
従つて、シフトレバー2への操作に先行してブ
レーキペダル操作を行なうことで、パーキングレ
ンジ位置から他のレンジ位置への切り換えを行な
うことが出来る。
尚、他のレンジ位置への切り換え後にブレーキ
ペダル5から足を離したら、ロツクプレート4は
スプリング11の付勢力により元のロツク位置に
戻る。
(ロ) R位置からP位置への切り換え時 ロツクプレート4がロツク位置にある時に、リ
バースレンジ位置からパーキングレンジ位置へ切
り換える時は、リリースケーブル6のロツクプレ
ート接続部に長穴42が形成されている為、ポジ
シヨンピン29でロツクプレート4を押しながら
行なわれるリバースレンジ位置(第4図仮想線位
置及び第5図)からパーキングレンジ位置(第4
図実線位置及び第6図)までのロツクプレート4
の移動を、ピン63位置はそのままで長穴42に
より吸収し、ロツクプレート4がロツク装置にあ
るにもかかわらず、切り換え操作が出来る。
すなわち、長穴42による空振り作用で、リバ
ースレンジ位置からパーキングレンジ位置への切
り換え操作が確保される。
尚、パーキングレンジ位置への切り換え後のロ
ツクプレート4は、スプリング11の付勢力によ
り元のロツク位置に戻る。
以上説明してきたように、実施例の自動変速機
のシフトレバー装置Aにあつては、以下に述べる
ような効果が得られる。
ブレーキ操作に伴なう操作力の発生に基づい
て検出、制御、アクチユエータの全機能を併せ
て発揮するメカニカルな構成とした為、ブレー
キ操作を行なわないでレンジ位置の切り換えを
行なおうとする場合は、切り換えを阻止するポ
ジシヨンピン29のロツクで急発進が防止さ
れ、また、ブレーキ操作を行なつてのレンジ位
置の切り換えは、ポジシヨンピン29の確実な
ロツク解除作動により円滑に行なうことが出来
る。
ロツクプレート4のリリースケーブル接続部
にはピン63に対するロツクプレート4の空振
り移動を許容する長穴42を設けた為、リバー
スレンジ位置からパーキングレンジ位置への切
り換え操作がブレーキ操作とは無関係に確保さ
れる。
以上、本考案の実施例を図面により詳述して
きたが、具体的な構成はこの実施例に限られる
ものではなく、本考案の要旨を逸脱しない範囲
における設計変更等があつても本考案に含まれ
る。
(考案の効果) 以上説明してきたように、本考案にあつては、
自動変速機のシフトレバー装置において、ロツク
プレートに一端が接続され、他端がブレーキペダ
ルに接続され、ペダル操作によりロツクプレート
によるポジシヨンピンのロツクを解除するように
設けられるリリースケーブルと、ロツクプレート
を、ペダル操作時のリリースケーブル移動方向と
反対方向に付勢する弾性体と、ロツクプレートの
リリースケーブル接続部に設けられ、ピンに対す
るロツクプレートの空振り移動を許容する長穴と
を備えたメカニカルな手段とした為、高い信頼性
により、ブレーキ操作を行なわないでの発進操作
時の発進防止とブレーキ操作を行なつての発進操
作時の円滑な発進操作確保ができると共に、ブレ
ーキ操作と無関係にリバースレンジ位置からパー
キングレンジ位置への切り換え操作の確保を図る
ことができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案実施例の自動変速機のシフトレ
バー装置を示す全体図、第2図は実施例装置のシ
フトレバー部を示す側面図、第3図は第2図−
線による断面図、第4図は実施例装置での空振
り作用の説明図、第5図はポジシヨンピンがリバ
ース位置の時の第4図−線による断面図、第
6図はポジシヨンピンがパーキング位置の時の第
4図−線による断面図である。 1……ベースプレート(車体)、2……シフト
レバー、21……操作ノブ3、24……プツシユ
ボタン、29……ポジシヨンピン、3……ポジシ
ヨンプレート、31……ガイドカム、4……ロツ
クプレート、5……ブレーキペダル、6……リリ
ースケーブル、11……スプリング(弾性体)。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 車体に対し揺動可能に支持されるシフトレバー
    と、 該シフトレバーの操作ノブに設けられたプツシ
    ユボタンへの押圧操作により下方へストロークす
    るポジシヨンピンと、 車体に固定され、かつ、前記ポジシヨンピンを
    シフト位置に応じてガイドするガイドカムが形成
    されているポジシヨンプレートと、 車体もしくはポジシヨンプレートに揺動可能に
    支持され、かつ、前記ガイドカムのパーキングレ
    ンジ位置にポジシヨンピンがある時にポジシヨン
    ピンの下方ストロークを阻止するロツクプレート
    と、 該ロツクプレートに一端が接続され、他端がブ
    レーキペダルに接続され、ペダル操作によりロツ
    クプレートによるポジシヨンピンのロツクを解除
    するように設けられるリリースケーブルと、 前記ロツクプレートを、ペダル操作時のリリー
    スケーブル移動方向と反対方向に付勢する弾性体
    と、 前記ロツクプレートのリリースケーブル接続部
    に設けられ、ピンに対するロツクプレートの空振
    り移動を許容する長穴と、 を備えていることを特徴とする自動変速機のシフ
    トレバー装置。
JP1986155168U 1986-10-09 1986-10-09 Expired - Lifetime JPH0520592Y2 (ja)

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JP1986155168U JPH0520592Y2 (ja) 1986-10-09 1986-10-09

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JPS6359738U JPS6359738U (ja) 1988-04-21
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ID=31075630

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6448312B2 (ja) * 2014-10-31 2019-01-09 津田工業株式会社 シフトレバーユニット

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60135352A (ja) * 1984-03-27 1985-07-18 Isuzu Motors Ltd 変速レバーとハンドルのロック装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6220343Y2 (ja) * 1981-04-10 1987-05-25

Patent Citations (1)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60135352A (ja) * 1984-03-27 1985-07-18 Isuzu Motors Ltd 変速レバーとハンドルのロック装置

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JPS6359738U (ja) 1988-04-21

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