JP2673519B2 - 自動変速機用シフトレバーのロック装置 - Google Patents

自動変速機用シフトレバーのロック装置

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Description

【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本発明は、自動変速機用のシフトレバーにおいてこれ
をパーキングレンジにシフトした後は、ブレーキペダル
を踏込まない限り、このシフトレバーをロック状態に保
持するように構成した自動変速機用シフトレバーのロッ
ク装置に関するものである。 <従来の技術> この種の自動変速機用シフトレバーのロック装置とし
ては、例えば実開昭57−163427号公報によって開示され
ている。すなわち、この公報で開示されているロック装
置はブレーキペダルの踏込み、あるいはパーキングブレ
ーキの操作を行なうことなく、シフトレバーをニュート
ラルレンジあるいはパーキングレンジからドライブレン
ジやリバースレンジへシフト操作しようとしたときに、
このシフトレバーの操作をソレノイドを用いた阻止手段
によって阻止するようになっている。そして、このソレ
ノイドを用いた阻止手段は、上記のブレーキペダル及び
パーキングブレーキの操作によって切換えられるスイッ
チからの電気信号により、シフトレバーのシフト操作が
可能な状態に作動する。なお、車両走行中においては上
記の車速センサからの電気信号により、阻止手段のソレ
ノイドの電気回路をオフに保ってこのソレノイドが不必
要に作動するのを回避している。 <発明が解決しようとする問題点> 上記の公報に示されているロック装置は、ソレノイド
を用いた阻止手段によってシフトレバーのシフト操作を
阻止(ロック)したり、これを解除するように構成され
ている。このため、シフトレバーをロックする場合に
は、まずこのシフトレバーがパーキングレンジ(あるい
はニュートラルレンジ)へシフトされたことをスイッチ
やセンサによって検出することが必要であり、検出後は
所定のタイミングで前記阻止手段を構成するソレノイド
をロック状態に作動させなければならない。このこと
は、シフトレバーの操作とソレノイドの作動とのタイミ
ング設定が難しく、またシフトレバーのシフト位置を検
出するスイッチやセンサが故障するといった問題もあ
り、構造的にも複雑となる。 本発明は、このような問題点の解決をその目的とする
ものである。 <問題点を解決するための手段> 上記の問題点を解決するため、本発明は次のように構
成している。 例えば第2図及び第3図で示すようにシフトレバー10
にはセレクトスプリング17によって常にセレクト操作方
向の一方へ付勢力を与えている。しかも前記シフトレバ
ー10のシフト操作方向に沿って複数のレンジが順次配置
されている。そしてこのシフトレバー10のパーキングレ
ンジのシフトポジションには、シフトレバー10の受承可
能な凹部43を備えたロック部材42を回動可能に配置して
いる。このロック部材42は、その凹部43によってシフト
レバー10を受承したとき、シフトレバー10に作用してい
るセレクトスプリング17の作用を受けてシフトレバー10
の操作を阻止するロック位置に回動できるようになって
いる。しかも、このロック部材42は常時はスプリング48
の作用を受け、パーキングレンジにシフトされたシフト
レバー10を凹部43によって受承可能な待機位置に回動保
持されている。 係止部材45は上記のロック部材42がロック位置に回動
したときに、このロック部材42に係止してその状態に保
持するように機能する。また、この係止部材45はアクチ
ュエータ52の作動に連動し、このアクチュエータ52はブ
レーキペダルの踏込みに伴う電気信号により、上記のロ
ック部材42に対する係止部材45の係止を解除させるよう
に作動する。 <作 用> 上記の構成において、シフトレバー10がパーキングレ
ンジ以外のシフトポジションにあるとき、ロック部材42
はその凹部43をパーキングレンジにシフトされたときの
シフトレバー10の受承可能な待機位置に回動保持されて
いる。そこで、シフトレバー10をパーキングレンジにシ
フト操作すると、このシフトレバー10の一部がロック部
材42の凹部43に受承される。これと同時にシフトレバー
10に作用している前記セレクトスプリング17の弾力によ
り、ロック部材42はシフトレバー10と共にそのシフト操
作を阻止するロック位置に回動し、前記係止部材45との
係止によってその状態が保持される。 つまり、シフトレバー10がパーキングレンジにシフト
操作されれば、これに伴う機械的な動きによってシフト
レバー10のシフト操作がセルフロックされることとな
る。 また、ロック解除に際してはブレーキペタルを踏込む
ことにより、これに伴う電気信号によって前記のアクチ
ュエータ52がロック部材42に対する前記係止部材45の係
止を解除するように作動する。これによってシフトレバ
ー10のロック状態が解除され、シフト操作が可能とな
る。 <実施例> 次に本発明の実施例を図面によって説明する。 第1実施例 まず、自動変速機用シフトレバー装置を一部断面で表
した第1図、第1図のII−II矢印方向の拡大断面を表し
た第2図において、シフトレバー10はシフトノブ11を備
えたアッパレバー部10Aと、フロア側のロアレバー部10B
とに分割されている。このアッパレバー部10Aの下端に
は円筒軸12が固定されている。また、ロアレバー部10B
においてその上端には支持部13が固定され、下端には円
筒軸14が固定されている。 一方、車両のフロア上に組付けられるボトムプレート
20(第1図参照)の上面には、第1図で示すようにリテ
ーナ24が固定されている。このリテーナ24には前記のシ
フトレバー10を構成するロアレバー部10Bの円筒軸14
が、ボルト16によってその軸心回りに回動できるように
支持されている。また、ロアレバー部10Bの前記支持部1
3には、アッパレバー部10Aの円筒軸12がボルト15によ
り、その軸心回りに回動できるように支持されている。 上記のアッパレバー部10A及びロアレバー部10Bのそれ
ぞれの円筒軸12,14を支持しているボルト15,16の軸線は
互いに直交する方向に設定されている。つまり、シフト
レバー10は前記のボルト16を回動支点として第1図の矢
印で示す方向へシフト操作可能である。また、アッパレ
バー部10Aについては、ロアレバー部10Bに対して前記の
ボルト15を回動支点として第2図の矢印で示す方向への
セレクト操作が可能である。 上記アッパレバー部10Aの円筒軸12外周にはセレクト
スプリング17が組付けられている。このセレクトスプリ
ング17において上方へ突出させた中間部は、アッパレバ
ー部10Aの外周に係止しており、その両端部はロアレバ
ー部10Bの前記支持部13の一部に係止している。これに
よってセレクトスプリング17の弾力は、アッパレバー部
10Aを前記ボルト15を支点として常に第2図の左向き矢
印方向へ回動させるように作用している。 なお、第1図で示すように上記ロアレバー部10Bの円
筒軸14外周には、コントロールレバー18の基端が固定さ
れている。このコントロールレバー18は、シフトレバー
10を上述したように第1図の矢印方向へシフト操作した
とき、これに連動して前記のボルト16の軸心回りに回動
する。このコントロールレバー18の回動操作は、その自
由端に連結されるコントロールケーブル(図示しない)
の往復動作に変換され、このケーブルを通じて自動変速
機にシフト動作が伝えられる。 前記ボトムプレート20の上面には、下面開放形のコ字
状に曲げ形成されたディテントプレート21が固定されて
いる。このディテントプレート21の上壁には、シフトレ
バー10のシフト操作方向に延びるステップ状のディテン
ト溝22が形成されており、ここにはシフトレバー10を構
成する前記のアッパレバー部10Aが挿通位置している。 なお、第1図,第2図ならびに後述する第3図は共に
シフトレバー10をパーキングレンジPの位置にシフトし
た状態を示している。このパーキングレンジPの箇所に
おいて、上記ディテントプレート21にはそのディテント
溝22に連通して助手席側(第2図の左側)へ延びる可倒
案内溝23が形成されている。 上記のディテントプレート21の外側は、第1図及びシ
フトレバー装置の外観斜視図を表した第6図から明らか
なように、ボックス状に形成された樹脂製のカバー25に
よって覆われている。このカバー25の上壁には、前記デ
ィテントプレート21のディテント溝22に対応させたステ
ップ形状のシフト溝26が形成されている。このカバー25
においてディテントプレート21の可倒案内溝23と対応す
る箇所には、同じく可倒案内溝27がそのシフト溝26に連
通させて形成されている。なお、カバー25におけるシフ
ト溝26に沿った表面には、前記シフトレバー10のシフト
ポジションと対応させて各レンジの表示「P」「R」
「N」「D」「3」「2」「L」が付されている。 上記カバー25の上壁部内面には、シフトレバー10のシ
フト操作に連動してスライドするスライドカバー28が組
付けられている。このスライドカバー28はシフトレバー
10がいかなるシフトポジションにある場合でも、カバー
25のシフト溝26を常に覆った状態に保っている。ただ
し、このスライドカバー28は、シフトレバー10をパーキ
ングレンジPのシフトポジションに操作したとき、前記
ディテントプレート21及びカバー25のそれぞれの可倒案
内溝23,27と連通するように対応させて形成した切欠溝2
9を備えている。 したがって、シフトレバー10を図面で示すようにパー
キングレンジPのシフトポジションに操作したときに
は、アッパレバー部10Aを前記ディテントプレート21及
びカバー25の各可倒案内溝23,27に沿って第6図の仮想
線で示すように助手席側へ倒すことができる。ただし、
ディテントプレート21の内壁面には、その可倒案内溝23
を塞ぐように位置したストッパー30が回動自在に組付け
られている。このストッパー30により、アッパレバー部
10Aは倒れないように保持されている。 そこで、アッパレバー部10Aを倒す場合には、上記カ
バー25の外側からストッパー30の操作ノブ31を操作し、
このストッパー30を可倒案内溝23から後退させる。これ
によってアッパレバー部10Aは、可倒案内溝23,27に沿っ
て第6図の仮想線で示すように倒されることとなる。 次に前記シフトレバー10のロック装置について説明す
る。まず、第1図〜第3図から明らかなように、前記パ
ーキングレンジPと対応する箇所におけるディテントプ
レート21の側壁には、ロック装置のベース40が複数本の
ボルト41によって固定されている。このベース40の上壁
面は、ディテントプレート21の上壁面より僅かに下方に
位置しており、相互の間に空間を構成している。そし
て、この空間には主として第2図及び第3図から明らか
なように、ロック部材42及び係止部材45がそれぞれの軸
44,46によって回転自在に組付けられている。 上記ロック部材42の外周には、前記パーキングレンジ
Pのシフトポジションに操作されたシフトレバー10の一
部を受承可能な凹部43が形成されている。また、ロック
部材42の軸44外周に組付けられたスプリング48の一端は
ロック部材42の係止孔42cに係合し、他端は係止部材45
の係合突部45cにそれぞれ係合している。このスプリン
グ48の弾力は、ロック部材42をその軸44回りに反時計回
り方向へ回動させるように作用し、同時に係止部材45を
その軸46回りに時計回り方向へ回動させるように作用し
ている。 このようにスプリング48の作用を受けているロック部
材42と係止部材45とは、第3図で示すようにロック部材
42の第1突起42aが係止部材45の凹所45bに係止した状態
に保持され、これら両部材42,45はその状態で安定して
いる。そして、このときのロック部材42はその凹部43に
より、パーキングレンジPにシフト操作されるシフトレ
バー10を支承できる待機位置に保持されているのであ
る。 なお、上記の係止部材45にはピン47が固定されてい
る。このピン47はベース40の上壁に対し、係止部材45の
回動に伴うピン47の円弧軌跡に合わせて形成した円弧状
の孔49を貫通して下方に突出している。 上記ベース40の側壁40aには、第2図からも明らかな
ようにベルクランク50が軸51によって回動自在に組付け
られている。このベルクランクの一端50aは、上記の係
止部材45に固定されたピン47に対して当接可能に位置し
ている。また、ベルクランク50の他端50bは、アクチュ
エータとして用いたソレノイド52の作動杆53に対し、コ
ネクティングロッド54を通じて結合されている。 前記ベース40の上面においてロック部材42に隣接して
設置したリミットスイッチ60は、ロック部材42が軸44回
りに第3図で示す状態から時計回り方向に回動したとき
に、ロック部材42の外周に形成されている第2突起42b
の当接を受け、それまでのオフ状態からオン状態に切換
えられる。また、前記ディテントプレート21の側壁にお
いて、その可倒案内溝23の終端箇所に設置されたリミッ
トスイッチ61に対しては、前述したようにシフトレバー
10のアッパレバー部10Aが倒されたとき、このアッバレ
バー部10Aの一部が当接し、もってこのリミットスイッ
チ61はそれまでのオフ状態からオン状態に切換えられ
る。 上記の各リミットスイッチ60,61及び前記ソレノイド5
2は、その他のスイッチ類と共にその電気回路を表した
第7図で示すように配線されている。この第7図におい
て符号62はブレーキペダル55を踏込んだときにオンにな
るリミットスイッチ、63はイグニッションスイッチ、64
はバッテリーを示している。 上記のように構成した自動変速機用シフトレバーのロ
ック装置において、シフトレバー10がパーキングレンジ
P以外のシフトポジションにあるとき、前記ロック部材
42は例えば第3図で示すように、パーキングレンジPに
シフト操作されるシフトレバー10を、凹部43で受承でき
る待機位置に保持されている。そこで、シフトレバー10
がパーキングレンジPにシフト操作されると、このシフ
トレバー10の一部、つまりアッパレバー部10Aの一部が
第2図及び第3図で示すようにロック部材42の凹部43に
受承される。 これと同時にアッパレバー部10Aは、前記セレクトス
プリング17の弾力により、そのセレクト方向に関して第
2図及び第3図で示す位置から第4図及び第5図で示す
位置まで移動し、すでに説明したように第6図で示され
ているストッパー30にアッパレバー部10Aが当接するこ
とで停止する。このアッパレバー部10Aの移動、つまり
シフトレバー10のセレクト方向の動作により、前記のロ
ック部材42はスプリング48の弾力に抗して第5図で示す
ロック位置まで回動する。このとき、ロック部材42の第
1突起42aは係止部材45の凹所45bからこれに続く突起45
aを乗り越え、この係止部材45によってロック部材42は
そのロック位置に保持される。この状態においてシフト
レバー10は、第4図及び第5図で示すようにロック部材
42の凹部43に係止し、第2図及び第3図で示す状態にセ
レクト操作することが阻止される。 上記のロック状態においては、ロック部材42の第2突
起42bが前記リミットスイッチ60に当接し、このスイッ
チ60をオン状態に切換える。そこで、シフトレバー10の
ロックを解除するに当っては第7図で示すブレーキペダ
ル55を踏込むことにより、そのリミットスイッチ62がオ
ン状態に切換えられる。この結果、前記のソレノイド52
が通電され、その作動杆53が第4図で示す状態から下方
向に引下げられる。これにより、コネクティングロッド
54を通じて前記のベルクランク50が、その軸51を回動支
点として第4図で反時計回り方向へ回転する。このベル
クランクの回動により、その端部50aが前記係止部材45
のピン47を第4図及び第5図で示す状態から左方向へ押
し動かす。これに伴い、係止部材45が第5図において反
時計回り方向に回動し、ロック部材42に対する係止が解
除される。 この状態においてシフトレバー10を第4図及び第5図
で示す状態からセレクトスプリング17の弾力に抗して第
2図及び第3図で示す状態へセレクト操作すれば、ロッ
ク部材42はスプリング48のリターン力を受けつつ、シフ
トレバー10の操作に連動して再び第2図及び第3図で示
す待機位置に回動する。そして、シフトレバー10につい
てはそのロック状態が解除されたこととなり、パーキン
グレンジPから他の任意のシフトポジションへシフト操
作可能となる。なお、ロック部材42がそのロック位置か
ら待機位置へ回動することにより、前記のリミットスイ
ッチ60もオン状態から再びオフ状態に切換えられる。 なお、第4図及び第5図で示すシフトレバー10のロッ
ク状態において、前述したように第6図で示されている
ストッパー30を、ディテントプレート21の可倒案内溝23
から後退させてシフトレバー10を構成するアッパレバー
10Aを倒したときには、このアッパレバー部10Aの一部が
前記のリミットスイッチ61に当接し、このリミットスイ
ッチ61をオン状態からオフ状態に切換える。したがっ
て、シフトレバー10を倒したときには前記ブレーキペダ
ル55の踏込みによってリミットスイッチ62をオンに切換
えても、前記ソレノイド52の電気回路はオフに保たれ、
このソレノイド52が不必要に作動することを避けてい
る。また、これと同様の目的で、第4図及び第5図で示
すシフトレバー10のロック状態以外の例えば車両の走行
等においては、上述したようにロック部材42が待機位置
にあって前記のリミットスイッチ60がオフ状態に保たれ
ており、この場合においてもブレーキペダル55の踏込み
にかかわらずソレノイド52は作動しない。 第2実施例 第8図〜第10図は可倒機能を備えていない自動変速機
用シフトレバーのロック装置を示す実施例である。この
実施例におけるロック部材42は、第10図の仮想線で示す
待機位置に保持されている。そこで、シフトレバー10を
同じく第10図の仮想線で示すようにパーキングレンジP
にシフト操作すると、このシフトレバー10がセレクトス
プリング17の弾力によって第10図の仮想線で示す状態か
ら実線で示す状態に移動する。このときにシフトレバー
10はロック部材42の凹部43で受承され、同時にロック部
材42は第10図の仮想線で示す待機位置から実線で示すロ
ック位置へスプリング48の弾力に抗して反時計回り方向
へ回動する。そして、ロック部材42の突起42aに係止部
材45の先端が係止し、ロック部材42は第10図で示す実線
の状態に保持される。 上記のロック状態において、シフトレバー10はパーキ
ングレンジPの位置においてセレクト操作は可能である
が、このポーキングレンジPのシフトポジションから他
のシフトポジションへのシフト操作はロック部材42によ
って阻止される。 さて、ロック状態を解除するには前述した第1実施例
の場合と同様に、ブレーキペダルの踏込み操作に伴う電
気信号によってソレノイド52の作動杆53が第8図及び第
9図で示す下方向へ作動し、コネクティングロッド54を
通じてベルクランク50が第9図の時計回り方向に回動す
る。これにより、係止部材45が第10図の時計回り方向に
回動してロック部材42に対する係止を解除する。そうす
ればロック部材42の回動は自由となり、シフトレバー10
を第10図の実線で示す状態から仮想線で示す状態にセレ
クト操作したのち、他のシフトポジションへシフト操作
することが可能となる。 なお、第8図〜第10図で示す第2実施例において、前
述した第1実施例と同一もしくは均等構成と考えられる
部材には図面に同一符号を記入して重複する説明を省略
する。 <発明の効果> 以上のように本発明は、パーキングレンジのシフトポ
ジションにおいてシフトレバーの受承可能な凹部を備え
ているロック部材を、このシフトレバーに作用している
セレクトスプリングの弾力を受けたときにロック位置へ
回動可能とし、かつ常時はパーキングレンジにシフトさ
れたシフトレバーを凹部で受承できる待機位置に保持さ
せるようにロック部材に対してスプリング力を作用さ
せ、しかもロック部材がロック位置に回動したときには
係止部材によってその状態を保持し、かつこの係止部材
はブレーキペダルの踏込みに伴う電気信号に基づいて作
動するアクチュエータによってロック部材に対する係止
を解除するように構成したことにより、シフトレバーを
パーキングレンジにシフト操作すれば、このシフトレバ
ーに作用しているセレクトスプリングの弾力によってセ
ルフロックがなされるといった利点がある。また、ロッ
ク部材の待機位置が機械的に決定されているため、ロッ
ク及びロック解除の再現性がよく、信頼性が高められる
とともに、ロック部材の待機位置をスイッチやセンサに
よって検出する構成のものと比べて部品の故障等といっ
た不都合も著しく低減させることができる。 しかも、本発明は前記のロック部材に対する係止部材
の係止を解除するときにのみ、アクチュエータの作動力
を用いる構成であるから、小さい作動力のアクチュエー
タで済み、その小型可が可能となり、ロック装置全体と
してのコンパクト化が期待できる。
【図面の簡単な説明】 図面は本発明の実施例を示し、第1図はロック装置を備
えた自動変速機用シフトレバーの断面図、第2図は第1
図のII−II矢印方向の拡大断面図、第3図は第2図のII
I−III矢印方向の断面図、第4図は第2図で示す状態か
らロック状態に作動した状態を表した断面図、第5図は
第4図のV−V矢印方向の断面図、第6図はシフトレバ
ー装置の外観斜視図、第7図はロック装置における各種
スイッチ類の電気配線を表した概略図、第8図は第2実
施例のロック装置を第1図の一部と対応させて表した断
面図、第9図は第8図のIX−IX矢印方向の断面図、第10
図は第9図のX−X矢印方向の断面図である。 10……シフトレバー 17……セレクトスプリング 42……ロック部材 43……ロック部材の凹部 45……係止部材 48……スプリング 52……アクチュエータ(ソレノイド) 55……ブレーキペダル

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 1.シフト操作及びシフト操作方向と直交する方向へセ
    レクト操作可能なシフトレバーに対し、セレクト操作方
    向の一方へセレクトスプリングによって付勢力を与える
    ようにし、かつ前記シフトレバーのシフト操作方向に沿
    って複数のレンジが順次配置されている構成の自動変速
    機用シフトレバーにおいて、 前記シフトレバーのパーキングレンジのシフトポジショ
    ンに配置され、このシフトレバーの受承可能な凹部を備
    えているとともに、このシフトレバーに作用している前
    記セレクトスプリングの弾力を受けたときにシフトレバ
    ーの操作を阻止するロック位置に回動可能なロック部材
    と、このロック部材を常時はその凹部によってパーキン
    グレンジにシフトされたシフトレバーの受承可能な待機
    位置に回動保持するスプリングと、前記ロック部材が前
    記のロック位置に回動したときに同ロック部材に係合し
    てその状態に保持する係止部材と、ブレーキペダルの踏
    込みに伴う電気信号によって前記ロック部材に対する係
    止部材の係止を解除するように作動するアクチュエータ
    とを備えていることを特徴とする自動変速機用シフトレ
    バーのロック装置。
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