JPH0520562Y2 - - Google Patents

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JPH0520562Y2
JPH0520562Y2 JP1984149461U JP14946184U JPH0520562Y2 JP H0520562 Y2 JPH0520562 Y2 JP H0520562Y2 JP 1984149461 U JP1984149461 U JP 1984149461U JP 14946184 U JP14946184 U JP 14946184U JP H0520562 Y2 JPH0520562 Y2 JP H0520562Y2
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JP
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rim
hole
press
circular hole
pin
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JP1984149461U
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JPS6164001U (ja
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  • Connection Of Plates (AREA)
  • Insertion Pins And Rivets (AREA)
  • Tires In General (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔利用分野〕 本考案は自転車用リム、特に、その接合部の構
造にかんするものである。
〔従来技術及びその問題点〕
自転車用リムは、所定の断面に形成された長尺
材を環状に曲成してその両端を接合し、これによ
り無端リング状のリムとしている。
この接合構造としては、溶接(フラツシユバツ
ト溶接)によるもの、ピンジヨイントよるものが
あるが、この後者のものには、実公昭23−2078号
に開示されている考案のように、リムの捲回部内
に中心材をリムと中継用リムとの両材間に挿入
し、更にこの接合部を溶接するというものであ
る。このものは中心材のみでは接合強度不足を補
うために溶接しなければならないという不都合が
あつた。
そのために、実開昭53−74802号公報に開示さ
れるような考案が提案された、このものは、リム
を縦方向に貫通する一対の孔部を設け、この孔部
間に接合ピンを圧入するようにしたものである。
この接合構造は、スチール製リムよりも軽合金
製リムにおいて採用されることが多く、この種リ
ムでは、第4図に示す如く、予め押出成形時に形
成された貫通孔1,1に接合ピン2,2が圧入さ
れ、WO型のリムではこの接合ピンが耳部3,3
の内周端側に位置することとなる。
このような、ピンジヨイント方式のものでは、
リムの接合部に溶接を施するものでないことか
ら、バリ取作業が不要になるとともに溶接しにく
い材質の軽合金リムにも採用できる利点がある。
ところが、上記した型式の接合構造を採るリム
では、接合ピン圧入部の外周面に局部的な膨らみ
の生じる不都合がある。
例えば、第5図のものではA点、B点等に図示
のような部分的な膨らみが生じ、外観的に見苦し
くなる。特に、リムの側面及び内周面は完成状態
においてその表面は平滑に仕上げられていること
から、これら局部的な膨らみは傷の如き外観を呈
するものとなる。
これは、接合ピン2,2を圧入する際、貫通孔
1,1の外周肉部の強度が全周において均一化す
ることが困難であることに基づくので、上記した
A点、B点部分が、リム断面の制約から部分的に
薄肉となり、この部分が変形し易い構成となつて
いるからである。
〔目的〕
本考案は、かかる、ピンジヨイント式のリムに
おいて、接合ピンの圧入によつてリムの側面及び
内周側に上記した膨らみなどの部分的変形が生じ
ないようにすることを目的とする。
〔手段〕
上記目的を達成するための本考案の技術的手段
は、押出形材からなる軽合金リムに形成された貫
通孔1に接合ピンを圧入するピンジヨイント式の
リムにおいて、リムのタイヤ装着側であり、リム
の円周方向に貫通する貫通孔があり、該貫通孔1
は円形孔部11とこの円形孔部11に続くリム断
面中心側に突出する逃げ孔部12とを一体に形成
した構成とし、前記円形孔部11内に接合ピンを
圧入した状態において、接合ピンを円形孔部11
内で逃げ孔部側に僅かに突出した状態で保持する
ようにした自転車用リムである。
〔作用〕
本考案の上記技術的手段は次のように作用す
る。貫通孔1には接合ピン2が圧入される円形孔
部11とこれに続く逃げ孔部12があるから、圧
入部の強度はリム断面の側部及び下部(リム内周
側)で大きく、逃げ孔部12側で弱いものとな
る。従つて接合ピン2を圧入した状態において
は、この接合ピンは、円形孔部11内で逃げ孔部
側に僅かに突出した状態で保持されることとな
る。
〔効果〕
本考案は上記構成であるから、次の特有の効果
を有する。
リムを接合ピンのみで接合するため、従来のよ
うな溶接が不要となり、溶接作業およびこの後の
バリ取り作業が省略できるから成形時間が短縮で
きる。
逃げ孔部側に僅かに突出した状態に接合ピンが
圧入保持されるから、従来のように、貫通孔のリ
ム断面における側部及び内周側の肉部が変形する
不都合が防止できる。
従つて、従来におけるような傷の如き外観の生
じる心配がない。
円形孔部と逃げ孔部を独立させて設けることも
考えられるが、この場合には、両孔部の隔壁をあ
まり小さくできないことから所期の目的を十分に
達成できない。逆に前記隔壁を薄肉にした場合に
は押出成形時に金型の耐久性が低下する。本考案
の上記構成によればかかる不都合の生じる心配も
ない。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を第1図〜第3図に基づ
いて説明する。
第1図に示す実施例のものは、WO型のリムに
採用したもので、貫通孔1を円形孔部11と逃げ
孔部12としての略台形状孔部から構成してこれ
らを一体化させたもので、この貫通孔1がリム断
面の耳部3の内周端側、すなはち、タイヤ圧接部
となる段部31の下方(リムとしては内周側)に
形成されている。
このものでは、接合ピン2を圧入した状態で
は、貫通孔1の円形孔部11から逃げ孔部12に
変化する部分、すなわち、C点部分が第2図のよ
うに変形することとなり、従来におけるようなA
点、B点での膨れが防止できる。
次に、第3図に示す第2実施例は、円形孔部1
1の範囲を拡大して貫通孔1を形成したもので、
略三角形状の逃げ孔部12を前記円形孔部11に
連続させたものである。
このものでは、圧入状態における接合ピンの接
触面積が拡大し、接合ピン2を保持する力が増大
する。従つて、リムの接合端強度が増大すること
となる。
この場合には円形孔部11から逃げ孔部12へ
の変化点が三角形状となり、この部分が接合ピン
圧入状態で変化することとなる。
以上、WO型のリムについて説明したが、WO
型以外のリムについても本考案は実施可能である
ことは言うまでもない。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図は本考案の第1実施例の要部断
面図、第3図は第2実施例の断面図、第4図及び
第5図は従来例の説明図であり、 図中、1……貫通孔、11……円形孔部、12
……逃げ孔部、2……接合ピン、3……耳部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 押出形材からなる軽合金リムに形成された貫通
    孔1に接合ピンを圧入するピンジヨイント式のリ
    ムにおいて、リムのタイヤ装着側であり、リムの
    円周方向に貫通する貫通孔があり、該貫通孔1は
    円形孔部11とこの円形孔部11に続くリム断面
    中心側に突出する逃げ孔部12とを一体に形成し
    た構成とし、前記円形孔部11内に接合ピンを圧
    入した状態において、接合ピンを円形孔部11内
    で逃げ孔部側に僅かに突出した状態で保持するよ
    うにした自転車用リム。
JP1984149461U 1984-10-01 1984-10-01 Expired - Lifetime JPH0520562Y2 (ja)

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JP1984149461U JPH0520562Y2 (ja) 1984-10-01 1984-10-01

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JP1984149461U JPH0520562Y2 (ja) 1984-10-01 1984-10-01

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JPS6164001U JPS6164001U (ja) 1986-05-01
JPH0520562Y2 true JPH0520562Y2 (ja) 1993-05-27

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JP1984149461U Expired - Lifetime JPH0520562Y2 (ja) 1984-10-01 1984-10-01

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JP (1) JPH0520562Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4730356U (ja) * 1971-04-26 1972-12-06

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Publication number Publication date
JPS6164001U (ja) 1986-05-01

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