JPH05205295A - 光学式情報記録再生装置 - Google Patents
光学式情報記録再生装置Info
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- JPH05205295A JPH05205295A JP4013395A JP1339592A JPH05205295A JP H05205295 A JPH05205295 A JP H05205295A JP 4013395 A JP4013395 A JP 4013395A JP 1339592 A JP1339592 A JP 1339592A JP H05205295 A JPH05205295 A JP H05205295A
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Abstract
ーム方式のトラッキング制御を可能とし、両方式に適し
た光ピックアップを実現し、書き換え可能型、追記型お
よび再生専用型の3種類に適した光ピックアップを実現
する。また、プッシュプル信号の相対振幅が低下せず、
光ディスクからの反射光に対して非対称とならず、誤差
信号間のクロストークの発生、フォーカス誤差信号FE
Sの信号品質の劣化を回避する。 【構成】 半導体レーザ1からの光をトラッキングずれ
を検出するための±1次回折光と0次回折光とに分割す
る第1の回折格子7と、分割された3つの回折光を光デ
ィスク5上に集光させ光ディスク5からの戻り光を検出
するコリメートレンズ3および対物レリンズ4と、光デ
ィスク5のトラック方向に対して直角方向の分割線DL
及び平行な分割線PLで分割して、異なる回折方向の3
つの領域2a、2b、2cを有する第二の回折素子2
と、3つの領域からの回折光を差動検出する3個の光検
出器61、62、63とによって構成する。
Description
スク再生装置等に好適に用いられる光ピックアップ等の
光学式情報記録再生装置に関し、特にサーボ信号の検出
に特徴を有する光学式情報記録再生装置に関する。
きる光ディスクは、近年多くの分野に於いて利用が進め
られている。このような光情報記録再生装置は記録ピッ
トの形成方法により、相変化型や反射率変化型など、種
々の記録方式が知られている。また、ピット形成の可逆
性の有無により書き換え型と追記型に分類されるが、一
般にこれらの光情報記録再生装置ではいずれも予め記録
トラックに対応する案内溝が形成された記録媒体を用
い、記録・再生および消去動作の際には光ビームがこの
案内溝をトレースするようにトラッキング制御が行われ
る。
トラッキングエラー検出方法としては、主に1ビーム法
によるプッシュプル方式と3ビーム方式の二つの方式が
利用されている。以下にこれらの方法を説明する。
ず、図3〜図6を参照しつつ1ビーム法によるプッシュ
プル方式について説明する。この方式は、一般に記録・
再生ビームを兼ねる一本の光ビームを記録媒体としての
光ディスク上のトラックに照射し、その反射又は透過に
より得られる検出光を、該光ディスクのトラック方向に
平行な分割線で二分割された光検出器で検出し、続いて
それらの光量の差を検出することによりトラッキングエ
ラー量を検出する。
によりトラッキングエラー検出を行う光ピックアップの
一従来例を示す。図4は光ディスク105から見た回折
素子102(図4(a))と光検出器106(図4
(b))の位置関係を示している。
ある。半導体レーザ101から出射される光ビーム(発
散光)は回折素子102を透過し、続いてその上方に配
置されるコリメートレンズ103および対物レンズ10
4を通して光ディスク105上に集光される。
り光)は対物レンズ104、及びコリメートレンズ10
3を通過した後、回折素子102によって回折され光検
出器106上に集光される。
機構およびトラッキング検出機構について説明する。
ように、回折素子102はほぼ円形をなし、分割線PL
で2分割された2個の半円形の領域102a、102b
を有している。一方、光検出器106は分割線A’、
B’、C’によって分割された4個の光検出部106
a、106b、106c、106dを有している。反射
光のうち、回折素子102の一方の領域102aで回折
された光は分割線A’上に集光されると共に、他方の領
域102bによって回折された光は分割線C’上に集光
される。
101からのレーザビームが対物レンズ104によって
光ディスク105上に的確に焦点を結んでいるとき、即
ち、合焦点のときには、図5(B)に示すように回折素
子102からの回折光の集光スポット108a、108
bが光検出器106の分割線A’、C’上の一点に形成
され、光検出部106aと106bの出力および光検出
部106cと106dの出力が等しくなる。
対物レンズ104に近付いたときには、回折光の集光点
は光検出器106の後方に形成される。このため、図5
(C)に示すように、集光スポット108aは分割線
A’上の一点に形成されず、光検出部106aに半円形
に広がる現象を発生する。同様に、集光スポット108
bは光検出部106dに半円形に広がる。
4から遠去かったときには、回折光の集光点は光検出器
106の前方となる。このため、図5(A)に示すよう
に集光スポット108aは光検出部106bに半円形に
広がり、また集光スポット108bは光検出部106c
に半円形に広がる。
06c、106dの出力信号をそれぞれ、S1、S2、
S3、S4とすると、フォーカス誤差信号FESは下記
式を演算することによって得られる。
10bおよび引算器111により行われる。
ックアツプにおけるトラッキング検出機構について説明
する。図6は光ディスク105上の集光スポット109
と情報トラック(ピット列)120の相対位置と、戻り
光の強度分布の関係を示す。図6(b)に示すように、
集光スポット109がちょうど情報トラック120上に
ある時は戻り光の強度分布はトラック方向に関して対称
になる。
(c)に示すように、情報トラック120が集光スポッ
ト109に対して左にずれたときには、戻り光の右側は
暗く(図中斜線部)なり、左側は明るくなる。反対に情
報トラック120が集光スポット109に対して右にず
れたときには逆のことが生じ、図6(a)に示すよう
に、左側は暗く右側は明るくなる。
に、回折素子102の領域102a、102bによって
2分割され、かつ、回折素子102の分割線PLはトラ
ック方向に平行している。従って、トラッキング誤差信
号TESは集光スポット108aと108bの光量の差
として得られる。即ち、前記の出力信号S1、S2、S
3、S4を用いて、下記式の演算を行えば得られる。
12bおよび引算器113によって行われる。
ESおよびトラッキング誤差信号TESが得られると、
これらのサーボ信号FES、TESに基づき、図示しな
いアクチュエータが対物レンズ104を駆動し、これに
より光ディスク105上の情報トラック120に適切に
集光スポット109の焦点が結ばれるようになってい
る。
しつつ3ビーム法について説明する。この方法は、光ビ
ームを回折格子207によってメインビームと2つのサ
ブビームに分け、このサブビームを用いてトラッキング
エラーを検出する。
一従来例を示し、図8は光ディスク205から見た回折
素子202(図10(a))と、光検出器206(図1
0(b))の位置関係を示している。この光ピックアッ
プの構成は以下の通りである。
ムは第一の回折素子207によって0次回折光(メイン
ビーム)とトラッキングずれを検出するための±1次回
折光(サブビーム)とに分割された後、第二の回折素子
202を透過する。続いて、コリメートレンズ203及
び対物レンズ204によって光ディスク205上に集光
される。
物レンズ204、及びコリメートレンズ203を通過
し、続いて回折素子202によって回折されて光検出器
206上に集光される。
ように、第二の回折素子202はほぼ円形をなし、分割
線DLで2分割された2個の半円形の領域202a、2
02bを有する。一方、光検出器206は4本の分割線
A”、B”、C”及びD”によって分割された5個の光
検出部206a、206b、206c、206d及び2
06eを有する。
光ディスク205に集光された後、反射されるメインビ
ームの反射光のうち、第二の回折素子202の一方の領
域202aで回折された光は、図8(b)に示すように
分割線A”上に集光スポット208aを形成し、他方の
領域202bで回折された光は集光スポット208bを
形成する。また、2つのサブビームのうち一方のサブビ
ームの反射光は光検出部206a上に2つの集光スポッ
ト208a’、208b’を形成し、他方のサブビーム
の反射光は光検出部206e上に2つの集光スポット2
08a”、208b”を形成する。
201からの光ビームが対物レンズ204によって光デ
ィスク205上に的確に焦点を結んでいるとき、即ち、
合焦点のときには図9(b)に示すように、第二の回折
素子202の領域202aからの回折光の集光スポット
208aが光検出器206の分割線A”上の一点に形成
され、このため光検出部206b、206cの出力が等
しくなる。
対物レンズ204に近付いたときには、回折光の集光点
は光検出器206の後方に形成される。このため、この
場合には、図9(a)に示すように、集光スポット20
8aは光検出部206aに半円形に広がる。従って、光
検出部206b、206cの出力信号をそれぞれ、S
2、S3とすると、フォーカス誤差信号FESは、下記
式の演算を行えば得られる。
て行われる。
ックアップにおけるトラッキング検出機構について説明
する。図10は光ディスク205上の集光スポット20
9と情報トラック220に対して互いに反対の方向に僅
かにずれて位置している。
が集光スポット209に対して図上左にずれた時(図1
0(a))には、集光スポット209’はほぼ情報トラ
ック220の上に位置するので、その反射光の強度は低
下する。これに対して、集光スポット209”は情報ト
ラック220から外れ、反射光は増加する。一方、情報
トラック220が集光スポット209に対して図上右に
ずれた時(図10(c))には上記と逆の現象が生じ、
集光スポット209’の反射光の強度は増加し、集光ス
ポット209”の反射光の強度は低下する。
09”の反射光はそれぞれ光検出部206a、206e
上に集光されるので、光検出部206a、206e、の
出力信号をそそれぞれS1、S5とすると、トラッキン
グ誤差信号TESは、下記式で示される演算を行えば
得られる。
て行われる。
S及びトラッキング誤差信号TESが得られると、これ
らのサーボ信号FES、TESに基ずき、図示しないア
クチュエータが対物レンズ104を駆動し、これにより
情報トラック220上に集光スポット209が結ばれる
ようになっている。
傾き及びピットや案内溝の深さに影響されにくく安定度
が高いので、主に再生専用型の光ピックアップに採用さ
れている。
れ優れた特性を持つが、1つの光ピックアップで書き換
え可能型、追記型および再生専用型の3種のコンパクト
ディスク(CD)の記録・再生を行うには問題を有して
いる。
ディスクであるところによる。すなわち、再生専用型で
は速度制御の為の情報が記録情報内に含まれているた
め、記録情報の再生と同時に光ディスクの回転速度を制
御できる。ところが、書き換え型あるいは追記型では最
初に記録するときには何の情報も記録されていないた
め、そのような制御が不可能だからである。
クには案内溝が設けられると同時に、図11に示すよう
に、この案内溝230を一定の周期で蛇行させ(ウォブ
リング)、これを検出することによって光ディスクの線
速度を一定に保つ方式が採られる。因みに、規格によ
り、CDの線速度は1.2〜1.4m/sec、ウォブ
リングの周波数は22.1kHzとされているので、案
内溝230の蛇行の周期Lは54〜63μmとなる。
するためには2つのサブビームの間隔をL×N(Nは整
数)とする必要がある。前述の数値を代入すると、ビー
ム間隔は約60μm、120μm、…となるが、光学設
計上の制限から60μmに限定されてしまう。このた
め、設計の自由度が極端に小さくなる。また、トラッキ
ング性能向上の観点からはビーム間隔は小さいほうが良
く、現在は30〜40μm程度である。さらに、光検出
器206上での集光スポットの配置の制限から、第二の
回折素子202の分割線の方向はトラック方向に対して
90°とすることが最も好ましく、また、実際そのよう
に設計されている。この制限は光分岐に回折素子を用い
た光ピックアップでは避け難い事柄である。
換え可能型および追記型の光ピックアップに適用するに
は難点があり、上記のように主として再生専用型の光ピ
ックアップに用いられていた。
ので、3ビーム法のように設計が制限されることがない
上、一般に3ビーム法よりも高い感度でウォブリングを
検出することができる。しかし、プッシュプル法は元来
対物レンズがラジアル方向に移動すると、図12に示す
ように、信号にオフセット240を生じるという欠点を
有する。また、光ディスクの傾きに影響され易いという
欠点も有する。このように、プッシュプル方式では3ビ
ーム方式の利点となるところが欠点になっていた。
一の方式では、書き換え可能型、追記型および再生専用
型の3種類のCDの記録・再生が行える光学式情報記録
再生装置を実現するに到らなかった。
に、本発明に先だって以前出願した改良型の光ピックア
ップの概略構成を示す。この光ピックアップは、図に示
すように第二の回折素子302がトラック方向に対して
角度θだけ傾斜した分割線Lで分割された2つの領域3
02a、302bを有する。そして、2つの領域302
a、302bによって回折された回折光は、光検出器3
06に集光され検出される。この改良型の光ピックアッ
プでは、1ビーム法のプッシュプル方式と3ビーム方式
のいずれの方式においても、トラッキング誤差信号TE
Sを検出できる。また、上記両方式の利点を生かした光
ピックアップ、即ち、書き換え可能型、追記型および再
生専用型の3種類のCDの記録・再生が行える光学式情
報記録再生装置を実現できる。
は、図14に示すようにプッシュプル信号の相対振幅は
角度θに依存し、角度θが90゜に近づくと急激に減少
する。また、角度θが0゜に近づくと誤差信号間のクロ
ストークが増加し、フォーカス誤差信号FESの信号品
質が劣化する。
するものであり、1ビームによるプッシュプル方式およ
び3ビーム方式のトラッキング制御を可能とし、両方式
に適した光ピックアップを実現し、書き換え可能型、追
記型および再生専用型の3種類に適した光ピックアップ
を実現する。また、プッシュプル信号の相対振幅が低下
せず、光ディスクからの反射光に対して非対称となら
ず、誤差信号間のクロストークの発生、フォーカス誤差
信号FESの信号品質の劣化を回避することを目的とす
る。
装置は、光発生手段からの光をトラッキングずれを検出
するための1次回折光と0次回折光の3つの回折光に分
割する第一の回折素子と、該3つの回折光を記録媒体上
に集光させると共に、該記録媒体からの反射光を検出す
る光学系と、該光学系により検出される該反射光の光軸
上に設けられ、該記録媒体のトラック方向に対し直角方
向の分割線によって2つの領域に分割され、その1つの
領域がトラック方向に対して平行方向の分割線によって
更に2分割され、異なる回折方向を有する3つの領域に
分割された第二の回折素子と、該第二の回折素子の3つ
の領域によって3方向に回折された反射光を検出する3
個の光検出器と、を具備したものであり、そのことによ
り上記目的が達成される。
子は記録媒体のトラック方向に対し直角方向の分割線に
よって2つの領域に分割され、その1つの領域がトラッ
ク方向に対して平行方向の分割線によって更に2分割さ
れ、異なる回折方向を有する3つの領域に分割されてい
る。これらの領域からの回折光は3個の光検出器によっ
て差動検出される。
対して直角方向に分割された一方の領域によるメインビ
ームの回折光を、光検出器で差動検出して得られる。ま
た、3ビーム法によるトラッキング誤差信号TESは、
第二の回折素子の上記一方の領域によるサブビームの回
折光を光検出器で差動検出して得られる。さらに、プッ
シュプル信号は、分割された他方の領域を更にトラック
に対して平行方向に分割した2つの領域によるメインビ
ームの回折光を光検出器で差動検出することにより得ら
れる。
式および3ビーム方式のトラッキング制御が可能にな
る。このことは、両方の方式に適した光ピックアップを
実現できることを意味する。即ち、上記構成の光ピック
アップによれば、書き換え可能型、追記型および再生専
用型の3種類の光ピックアップそれぞれに適した光ピッ
クアップを実現できる。
分割線で分割された領域による回折光は、プッシュプル
信号の相対振幅が低下することがない。第二の回折素子
の分割線は所定角度傾斜していないので、光ディスクか
らの反射光に対して非対称とならず、誤差信号間のクロ
ストークの発生、フォーカス誤差信号FESの信号品質
の劣化が回避される。
光ピックアップに適用した一実施例を示す。この光ピッ
クアップは、記録媒体としての光ディスク5の下方に、
光ディスク5に集光スポットを集光させる光学系が配設
される。以下にこの光学系の構成を動作と共に説明す
る。
る光ビーム(発散光)は、半導体レーザ1の上方に配設
された第一の回折素子7に入射される。第一の回折素子
7では、光ビームは0次回折光(メインビーム)とトラ
ッキングずれを検出するための±1次回折光に3分割さ
れる。3分割された回折光は、第一の回折素子7の上方
に配設された第二の回折素子2を透過する。第二の回折
素子2は光ディスク5のトラック方向に対して直角方向
の分割線DLによって2つの領域に分割されて、一方の
領域2aと他方の領域とを有する。他方の領域はさらに
トラック方向に対して平行方向の分割線PLによって2
つの領域2b、2cに2分割されている。従って、第二
の回折素子2は3つの領域2a、2b、2cを有し、こ
れら3つの領域はそれぞれ異なる回折方向を有する。
レンズ3が配設され回折光は平行光束化される。コリメ
ートレンズ3の上方には対物レンズ4が配設され、平行
光束化された光を集光スポットとして光ディスク5のト
ラック5aに集光する。一方、光ディスク5により反射
された光、即ち戻り光は対物レンズ4、コリメートレン
ズ3を通過した後、第二の回折素子2の3つの領域2
a、2b、2cによって3方向に回折される。回折され
た戻り光は、半導体レーザ1の横方に偏位した3箇所に
分けて配置された3個の光検出器61、62、63の上
に集光され受光される。
フォーカス検出機構について説明する。図2は光ディス
ク5から見た第二の回折素子2と、光検出器61、6
2、63の位置関係を示している。図に示すように、第
二の回折素子2はほぼ円形をなし、光ディスク5のトラ
ック方向に対して直角方向の分割線DLによって分割さ
れた一方の半円形領域2aを有する。そして、分割され
た他方の半円形領域は、さらにトラック方向に対して平
行方向の分割線PLによって2分割され、2つの1/4
円形領域2b、2cが形成されている。
7に示される上記従来例とは以下の点で異なる。即ち、
図3に示される従来例に於ける回折素子102は、トラ
ック方向に平行の分割線PLによって分割されて、2個
の半円形領域102a、102bが形成されており、こ
の2領域102a、102bの回折光を受光する光検出
器106が配備されている。
回折素子202では、トラック方向に直角の分割線DL
によって分割されて、2個の半円形領域202a、20
2bが形成されており、この2領域202a、202b
の回折光を受光する光検出器206が配備されている。
トラック方向に直角の分割線DLによって分割された一
方の半円形領域2aを有し、さらに他方の半円形領域が
トラック方向に対して平行方向の分割線PLによって2
分割された2つの1/4円形領域2b、2cが形成され
ており、この3領域の回折光を受光する3個の光検出器
61、62、63が配備されている。
素子7によって回折され、光ディスク5に集光された後
反射されるメインビームの反射光のうち、第二の回折素
子2の半円形領域2aで回折された光は図2に示すよう
に、分割線B’上に集光スポット8aを形成する。反射
されるメインビームの反射光のうち、1/4円形領域2
bによって回折された光は、光検出器62上に集光スポ
ット8bを形成し、1/4円形領域2cによって回折さ
れた光は、光検出部63上に集光スポット8cを形成す
る。
ィスク5に集光された後、反射される2つのサブビーム
の反射光のうち、第二の回折素子2の半円形領域2aで
回折された光は図2に示すように、光検出器61上の2
つの光検出部61d、61aに2つの集光スポット8
a’、8a”を形成する。
つのサブビームの反射光のうち、1/4円形領域2bに
よって回折された光は、光検出器62の両側部に2つの
集光スポット8b’、8b”を形成する。1/4円形領
域2cによって回折された光は、光検出部63の両側部
に2つの集光スポット8c’、8c”を形成する。
例のフォーカス機構は、上記のように回折素子2の分割
線DL及びPLにより分割された領域の数が異なる他
は、上記3ビーム方式のフォーカス機構と同様である。
構については、第二の回折素子2の一方の半円形領域2
aによるメインビームの回折光8aが光検出器61に集
光し、分割された光検出部61bと61cとの出力の差
を検出し、上記式同様の演算を実行すれば、フォーカ
ス誤差信号FESを得ることができる。具体的には、図
2の引算器9の演算結果によって得られる。
の回折素子2の領域2aによるサブビームの回折光8
a’及び8a”の出力の差を検出し、上記式同様の演
算を実行すればトラッキング誤差信号TESを得ること
ができる。具体的には、図2の引算器10の演算結果に
よって得られる。
トラックに対して平行な分割線によって分割された1/
4円形領域2b、2cによるメインビームが光検出器6
2、63に集光された回折光8b、8cを検出し、上記
同様の演算を実行すれば得られる。具体的には、図2の
引算器11の演算結果によって得られる。
方式およびプッシュプル方式のいずれの方式において
も、トラッキング誤差信号TESの検出が行える。従っ
て、本実施例の光ピックアップによれば、書き換え可能
型、追記型および再生専用型の3種類のCDの記録・再
生が行える光学式情報記録再生装置を実現できる。
て平行となるので、プッシュプル信号の相対振幅が低下
することがない。第二の回折素子2の分割線が光ディス
ク5からの反射光に対して非対称とならず、誤差信号間
のクロストークの発生、フォーカス誤差信号FESの信
号品質の劣化が回避される。
は、第二の回折素子2の1/4円形領域2b、2cによ
るサブビームの光検出器62及び63の両側部外方に集
光した回折光8b’、8b”及び8c’、8c”は受光
される構成になっていない。そこで、光検出器62及び
63を光検出器61のように幅広に形成し、これらのサ
ブビームの回折光も受光しうるようにすれば、3ビーム
信号の演算に用いることができる。
は、第二の回折素子2の3つの領域2a、2b、2cの
回折方向は45°ずつ異なっているが、サブビーム8
a’と8b”、及び8a”と8c’が重ならない程度に
回折方向がずれていても、上記のように回折光を差動検
出して、各信号を得ることができる。
では、光検出器61、62、63は3台に分けて構成さ
れているが、このことには特別な意味があるわけではな
い。即ち、3台の光検出器61、62、63は例えば1
個の半導体基板上に構成されていてもよい。
よれば、第二の回折素子は記録媒体のトラック方向に対
し直角方向の分割線によって2つの領域に分割され、そ
の1つの領域がトラック方向に対して平行方向の分割線
によって更に2分割され、異なる回折方向を有する3つ
の領域に分割されている。フォーカス誤差信号FES
は、トラックに対して直角方向に分割された一方の領域
によるメインビームの回折光を、光検出器で差動検出し
て得られる。また、3ビーム法によるトラッキング誤差
信号TESは、第二の回折素子の上記一方の領域による
サブビームの回折光を光検出器で差動検出して得られ
る。さらに、プッシュプル信号は、分割された他方の領
域を更にトラックに対して平行方向に分割した2つの領
域によるメインビームの回折光を光検出器で差動検出
し、3ビーム法の演算をすることにより得られる。
るプッシュプル方式および3ビーム方式のトラッキング
制御が可能になり、両方の方式に適した光ピックアップ
を実現できる。即ち上記構成によれば、書き換え可能
型、追記型および再生専用型の3種類それぞれに適した
光ピックアップを実現できる。
分割線で分割された2つの領域による回折光は、プッシ
ュプル信号の相対振幅が低下することがない。第二の回
折素子の分割線は所定角度傾斜していないので、光ディ
スクからの反射光に対して非対称とならず、誤差信号間
のクロストークの発生、フォーカス誤差信号FESの信
号品質の劣化が回避される。
視図。
ら見た回折素子と光検出器の位置関係を示す図面。
を示す斜視図。
ら見た回折素子と光検出器の位置関係を示す図面。
信号FESの検出原理を示す図面。
差信号TESの検出原理を示す図面。
す斜視図。
ら見た回折素子と光検出器の位置関係を示す図面。
信号FESの検出原理を示す図面。
誤差信号TESの検出原理を示す図面。
セットを示す図面。
した第二の回折素子を有する改良型を示す斜視図。
にトラック方向と回折素子の分割線がなす角度をとっ
て、プッシュプル信号振幅の角度θの依存性を示すグラ
フ。
Claims (1)
- 【請求項1】 光発生手段からの光をトラッキングずれ
を検出するための±1次回折光と0次回折光の3つの回
折光に分割する第一の回折素子と、 該3つの回折光を記録媒体上に集光させると共に、該記
録媒体からの反射光を検出する光学系と、 該光学系により検出される該反射光の光軸上に設けら
れ、該記録媒体のトラック方向に対し直角方向の分割線
によって2つの領域に分割され、その1つの領域がトラ
ック方向に対して平行方向の分割線によって更に2分割
され、異なる回折方向を有する3つの領域に分割された
第二の回折素子と、 該第二の回折素子の3つの領域によって3方向に回折さ
れた反射光を検出する光検出器と、を具備した光学式情
報記録再生装置。
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