JPH0520483B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0520483B2 JPH0520483B2 JP15183885A JP15183885A JPH0520483B2 JP H0520483 B2 JPH0520483 B2 JP H0520483B2 JP 15183885 A JP15183885 A JP 15183885A JP 15183885 A JP15183885 A JP 15183885A JP H0520483 B2 JPH0520483 B2 JP H0520483B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- retaining wall
- blast furnace
- mortar
- fasteners
- present
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
Links
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- 238000000034 method Methods 0.000 claims description 17
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Landscapes
- Blast Furnaces (AREA)
- Furnace Housings, Linings, Walls, And Ceilings (AREA)
Description
本発明は高炉鋳床における擁壁の構築方法に関
するものである。
するものである。
高炉鋳床には高炉からの溶銑を流出させる流路
を形成するための溶銑樋が設けられており、この
溶銑樋と作業床とを区別するために擁壁が設けら
れている。 この擁壁は、ほとんどの場合鉄筋類などの補強
材を用いず、現場で必要数だけレンガを一個づつ
手積みで構築する方法でなされていた。
を形成するための溶銑樋が設けられており、この
溶銑樋と作業床とを区別するために擁壁が設けら
れている。 この擁壁は、ほとんどの場合鉄筋類などの補強
材を用いず、現場で必要数だけレンガを一個づつ
手積みで構築する方法でなされていた。
ところが、上述したような従来の擁壁構築方法
は現場において手積みするものであるため短期工
事が望めず加えて高度の熟練度も求められてい
た。更に鉄筋などの補強材を用いていないため
に、レンガの剥離やズレなどが生じたり、また側
圧強度不足による倒壊等のために修理頻度が高
く、安全性の面でも問題があつた。
は現場において手積みするものであるため短期工
事が望めず加えて高度の熟練度も求められてい
た。更に鉄筋などの補強材を用いていないため
に、レンガの剥離やズレなどが生じたり、また側
圧強度不足による倒壊等のために修理頻度が高
く、安全性の面でも問題があつた。
本発明者らは上記問題点を解決すべく種々の研
究を行なつた結果、これらの問題点は高炉鋳床の
床盤にアンカーボルトを固定しておき、次いで擁
壁用に予め所望の高さにレンガパネルを組み建て
ておくと共にその下端に止金具を固定した基礎部
を一体に設けておきこれをモルタルを打設した床
の上にクレーン等を用いて設置して前記固定金具
と前記アンカーボルトとを固定することにより解
決できることを究明し、本発明を完成したのであ
る。 すなわち本発明は、高炉鋳床の床盤にアンカー
ボルトを固定しておき、次いで予め所望の高さに
パネル状に組み建てたレンガパネルとその下端に
一体に設けた止金具付基礎部とをモルタルを打設
した床盤の上にクレーン等を用いて設置し、止金
具とアンカーボルトとを固定して擁壁を構築する
ことを特徴とする高炉鋳床の擁壁構築方法を提供
するものである。 以下、図面を用いて本発明に係る高炉鋳床の擁
壁構築方法を説明する。 第1図及び第2図はそれぞれ本発明方法によつ
て構築された高炉鋳床の擁壁の実施例の断面図、
第3図は本発明方法によつて構築された高炉鋳床
の擁壁の実施例の正面図、第4図は本発明方法に
よつて構築された高炉鋳床の擁壁の1実施例の構
造説明図である。 図面中、1はレンガブロツクを擁癖用の所望の
高さのパネル状に組み建てたレンガパネル、2は
このレンガパネル1の下端に一体に設けた基礎部
であり、このレンガパネル1及び基礎部2は第4
図に示す如く鉄筋などの補強材を用いて一体化さ
れている。3はレンガパネル1と基礎部2とが設
置される高炉鋳床の床盤、4は床盤3と基礎部2
とを接着固定するために床盤3上に打設されてい
るモルタル、5は床盤3に埋設固定されているア
ンカーボルト、6は基礎部2とアンカーボルト5
とを連結して固定する止金具であり予め基礎部2
に固定されている。7はレンガパネル1と基礎部
2とより成りモルタル4、アンカーボルト5及び
止金具6により床盤3の上に固定された擁壁であ
り、この擁壁7の構造としては耐久性、運搬性及
び安定性の面から第4図に示す如き構造のものが
望ましい。8はこの擁壁7の背面側に充填される
水砕スラグなどより成る充填材、9は高炉からの
溶銑を流出させるための溶銑樋であり、この溶銑
樋9は床盤3の上に設置されている樋床敷材10
上に設けられている。
究を行なつた結果、これらの問題点は高炉鋳床の
床盤にアンカーボルトを固定しておき、次いで擁
壁用に予め所望の高さにレンガパネルを組み建て
ておくと共にその下端に止金具を固定した基礎部
を一体に設けておきこれをモルタルを打設した床
の上にクレーン等を用いて設置して前記固定金具
と前記アンカーボルトとを固定することにより解
決できることを究明し、本発明を完成したのであ
る。 すなわち本発明は、高炉鋳床の床盤にアンカー
ボルトを固定しておき、次いで予め所望の高さに
パネル状に組み建てたレンガパネルとその下端に
一体に設けた止金具付基礎部とをモルタルを打設
した床盤の上にクレーン等を用いて設置し、止金
具とアンカーボルトとを固定して擁壁を構築する
ことを特徴とする高炉鋳床の擁壁構築方法を提供
するものである。 以下、図面を用いて本発明に係る高炉鋳床の擁
壁構築方法を説明する。 第1図及び第2図はそれぞれ本発明方法によつ
て構築された高炉鋳床の擁壁の実施例の断面図、
第3図は本発明方法によつて構築された高炉鋳床
の擁壁の実施例の正面図、第4図は本発明方法に
よつて構築された高炉鋳床の擁壁の1実施例の構
造説明図である。 図面中、1はレンガブロツクを擁癖用の所望の
高さのパネル状に組み建てたレンガパネル、2は
このレンガパネル1の下端に一体に設けた基礎部
であり、このレンガパネル1及び基礎部2は第4
図に示す如く鉄筋などの補強材を用いて一体化さ
れている。3はレンガパネル1と基礎部2とが設
置される高炉鋳床の床盤、4は床盤3と基礎部2
とを接着固定するために床盤3上に打設されてい
るモルタル、5は床盤3に埋設固定されているア
ンカーボルト、6は基礎部2とアンカーボルト5
とを連結して固定する止金具であり予め基礎部2
に固定されている。7はレンガパネル1と基礎部
2とより成りモルタル4、アンカーボルト5及び
止金具6により床盤3の上に固定された擁壁であ
り、この擁壁7の構造としては耐久性、運搬性及
び安定性の面から第4図に示す如き構造のものが
望ましい。8はこの擁壁7の背面側に充填される
水砕スラグなどより成る充填材、9は高炉からの
溶銑を流出させるための溶銑樋であり、この溶銑
樋9は床盤3の上に設置されている樋床敷材10
上に設けられている。
(実施例 1)
第1図は本発明方法の1実施例の側断面図であ
り、この実施例は予め他所で作製されたレンガパ
ネル1と基礎部2とから成る擁壁7をクレーン等
で懸吊し設置現場である溶銑樋9近辺に移動さ
せ、溶銑樋9の両側の接着用のモルタル4を打設
した現場に設置し、第4図に示すようにこの擁壁
7の基礎部2をアンカーボルト5により床盤3上
に固定されている止金具6に固定し、擁壁7の背
面側に水砕スラグの充填材8を充填して擁壁の構
築を完了した。 (実施例 2) 第2図は本発明方法の他の実施例の側断面図で
あり、この実施例は擁壁7に対して床盤3が前後
に傾いている場合の設置方法を示したものであ
る。擁壁7を垂直に立設するために、実施例1で
示した接着用のモルタル4の上面が水平になる如
く、すなわち、その断面形状が楔形になる如くモ
ルタル4を打設した。しかる後にクレーンなどに
より擁壁7を懸吊してモルタル4上に移動して設
置し、第4図に示す如く止金具6、アンカーボル
ト5により床盤3に固定し、擁壁7の背中合わせ
になつた中央部に充填材8を充填して擁壁の構築
を完了した。尚、モルタル4中に鋼などから成る
楔(図示せず)を埋設した結果、安定性が増大で
きた。 (実施例 3) 第3図は本発明方法の更に他の実施例の正面図
であり、この実施例は擁壁7の長手方向に床盤3
が傾斜している場合の擁壁7の設置例を示すもの
である。実施例2で述べたモルタル4を楔状に打
設したり、鋼製楔などでその傾斜分を補填するこ
とは困難であるので、予め擁壁7を設置する場所
の床盤3の傾斜を実測しておきその傾斜に合わせ
て擁壁7の基礎部2の下面を作製し、擁壁7が直
立し得るようにした。かくして擁壁7を設置する
場所の床盤3面にモルタル4を均等厚さに打設
し、クレーン等により擁壁7を懸吊し設置した後
に止金具6、アンカーボルト5により固定して擁
壁の構築を完了した。
り、この実施例は予め他所で作製されたレンガパ
ネル1と基礎部2とから成る擁壁7をクレーン等
で懸吊し設置現場である溶銑樋9近辺に移動さ
せ、溶銑樋9の両側の接着用のモルタル4を打設
した現場に設置し、第4図に示すようにこの擁壁
7の基礎部2をアンカーボルト5により床盤3上
に固定されている止金具6に固定し、擁壁7の背
面側に水砕スラグの充填材8を充填して擁壁の構
築を完了した。 (実施例 2) 第2図は本発明方法の他の実施例の側断面図で
あり、この実施例は擁壁7に対して床盤3が前後
に傾いている場合の設置方法を示したものであ
る。擁壁7を垂直に立設するために、実施例1で
示した接着用のモルタル4の上面が水平になる如
く、すなわち、その断面形状が楔形になる如くモ
ルタル4を打設した。しかる後にクレーンなどに
より擁壁7を懸吊してモルタル4上に移動して設
置し、第4図に示す如く止金具6、アンカーボル
ト5により床盤3に固定し、擁壁7の背中合わせ
になつた中央部に充填材8を充填して擁壁の構築
を完了した。尚、モルタル4中に鋼などから成る
楔(図示せず)を埋設した結果、安定性が増大で
きた。 (実施例 3) 第3図は本発明方法の更に他の実施例の正面図
であり、この実施例は擁壁7の長手方向に床盤3
が傾斜している場合の擁壁7の設置例を示すもの
である。実施例2で述べたモルタル4を楔状に打
設したり、鋼製楔などでその傾斜分を補填するこ
とは困難であるので、予め擁壁7を設置する場所
の床盤3の傾斜を実測しておきその傾斜に合わせ
て擁壁7の基礎部2の下面を作製し、擁壁7が直
立し得るようにした。かくして擁壁7を設置する
場所の床盤3面にモルタル4を均等厚さに打設
し、クレーン等により擁壁7を懸吊し設置した後
に止金具6、アンカーボルト5により固定して擁
壁の構築を完了した。
以上の如く本発明に係る高炉鋳床の擁壁構築方
法は、現場でレンガを一個づつ手積み構築する方
法ではなく予め他の場合でレンガパネルを作成し
このレンガパネルを床盤上に設置する方法である
ので現場での施工時間を短縮でき、またアンカー
ボルトや止金具などを用いているので作業者が特
に熟練した者でなくとも一定以上の強度を有する
高炉鋳床の擁壁を構築することができ、擁壁の度
重なる倒壊を防止できるなど、工業上多大な価値
を有するものである。
法は、現場でレンガを一個づつ手積み構築する方
法ではなく予め他の場合でレンガパネルを作成し
このレンガパネルを床盤上に設置する方法である
ので現場での施工時間を短縮でき、またアンカー
ボルトや止金具などを用いているので作業者が特
に熟練した者でなくとも一定以上の強度を有する
高炉鋳床の擁壁を構築することができ、擁壁の度
重なる倒壊を防止できるなど、工業上多大な価値
を有するものである。
第1図及び第2図はそれぞれ本発明方法によつ
て構築された高炉鋳床の擁壁の実施例の断面図、
第3図は本発明方法によつて構築された高炉鋳床
の擁壁の実施例の正面図、第4図は本発明方法に
よつて構築された高炉鋳床の擁壁の1実施例の構
造説明図である。 1……レンガパネル、2……基礎部、3……床
盤、4……モルタル、5……アンカーボルト、6
……止金具、7……擁壁、8……充填材、9……
溶銑樋、10……樋床敷材。
て構築された高炉鋳床の擁壁の実施例の断面図、
第3図は本発明方法によつて構築された高炉鋳床
の擁壁の実施例の正面図、第4図は本発明方法に
よつて構築された高炉鋳床の擁壁の1実施例の構
造説明図である。 1……レンガパネル、2……基礎部、3……床
盤、4……モルタル、5……アンカーボルト、6
……止金具、7……擁壁、8……充填材、9……
溶銑樋、10……樋床敷材。
Claims (1)
- 1 高炉鋳床の床盤にアンカーボルトを固定して
おき、次いで予め所望の高さのパネル状に組み建
てたレンガパネルとその下端に一体に設けた止金
具付基礎部とをモルタルを打設した床盤の上にク
レーン等を用いて設置し、止金具とアンカーボル
トとを固定して擁壁を構築することを特徴とする
高炉鋳床の擁壁構築方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15183885A JPS6213507A (ja) | 1985-07-10 | 1985-07-10 | 高炉鋳床の擁壁構築方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15183885A JPS6213507A (ja) | 1985-07-10 | 1985-07-10 | 高炉鋳床の擁壁構築方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6213507A JPS6213507A (ja) | 1987-01-22 |
JPH0520483B2 true JPH0520483B2 (ja) | 1993-03-19 |
Family
ID=15527400
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15183885A Granted JPS6213507A (ja) | 1985-07-10 | 1985-07-10 | 高炉鋳床の擁壁構築方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6213507A (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008240000A (ja) * | 2007-03-23 | 2008-10-09 | Sumitomo Metal Ind Ltd | 樋耐火物の熱膨張に対応した樋構造および樋周辺構造 |
JP5477234B2 (ja) * | 2010-09-03 | 2014-04-23 | 新日鐵住金株式会社 | 溶融金属用移送樋 |
-
1985
- 1985-07-10 JP JP15183885A patent/JPS6213507A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6213507A (ja) | 1987-01-22 |
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