JPH09279606A - 住宅用プレキャストコンクリート基礎構造及び基礎工法 - Google Patents
住宅用プレキャストコンクリート基礎構造及び基礎工法Info
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- JPH09279606A JPH09279606A JP8821496A JP8821496A JPH09279606A JP H09279606 A JPH09279606 A JP H09279606A JP 8821496 A JP8821496 A JP 8821496A JP 8821496 A JP8821496 A JP 8821496A JP H09279606 A JPH09279606 A JP H09279606A
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- foundation
- shaped
- precast concrete
- precast
- foundation structure
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 基礎工事における持ち込み材料を少なくし
て、各種施工手順を簡素化し、工期の短縮、省力化、精
度の向上を計ることのできるプレキャストコンクリート
基礎構造及び基礎工法を提供する。 【解決手段】 台座部と起立壁部とを一体に鉄筋コンク
リートにて形成した複数のプレキャスト基礎型を、敷き
台部上に配列し、隣接する基礎型を各基礎型に設けた連
結部材で相互に締結して組立てる型式の全持込み型プレ
キャストコンクリート基礎構造であって、基礎全長50
〜60m当たり10〜15本の基礎構造で組立て可能な
大きさとしたことを特徴とする住宅用プレキャストコン
クリート基礎構造およびその基礎構造を用いる基礎工
法。
て、各種施工手順を簡素化し、工期の短縮、省力化、精
度の向上を計ることのできるプレキャストコンクリート
基礎構造及び基礎工法を提供する。 【解決手段】 台座部と起立壁部とを一体に鉄筋コンク
リートにて形成した複数のプレキャスト基礎型を、敷き
台部上に配列し、隣接する基礎型を各基礎型に設けた連
結部材で相互に締結して組立てる型式の全持込み型プレ
キャストコンクリート基礎構造であって、基礎全長50
〜60m当たり10〜15本の基礎構造で組立て可能な
大きさとしたことを特徴とする住宅用プレキャストコン
クリート基礎構造およびその基礎構造を用いる基礎工
法。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建築物、特に住宅
用の家屋を支持するプレキャストコンクリート基礎構造
に関する。さらに詳しく言えば、基礎工事現場への持ち
込み材料を極力少なくして施工手順を簡素化し、工期の
短縮、省力化、強度及び精度の向上を図ることのできる
プレキャストコンクリート基礎構造、及びその基礎構造
を使用したプレキャストコンクリート基礎工法に関す
る。
用の家屋を支持するプレキャストコンクリート基礎構造
に関する。さらに詳しく言えば、基礎工事現場への持ち
込み材料を極力少なくして施工手順を簡素化し、工期の
短縮、省力化、強度及び精度の向上を図ることのできる
プレキャストコンクリート基礎構造、及びその基礎構造
を使用したプレキャストコンクリート基礎工法に関す
る。
【0002】
【従来技術及びその課題】建設工事においては、熟練技
術者の不足と高齢化が問題になっており、熟練者でなく
ても均一な施工ができる基礎工法が求められている。ま
た基礎工事の工期は天候に左右されやすいが、天候の影
響の受けにくい基礎工法が求められている。そこで、現
場でのコンクリート打ちを出来るだけ少なくするため、
予め工場で所定の形状に生産したプレキャストコンクリ
ート(PC)基礎構造が、多数提案されている。
術者の不足と高齢化が問題になっており、熟練者でなく
ても均一な施工ができる基礎工法が求められている。ま
た基礎工事の工期は天候に左右されやすいが、天候の影
響の受けにくい基礎工法が求められている。そこで、現
場でのコンクリート打ちを出来るだけ少なくするため、
予め工場で所定の形状に生産したプレキャストコンクリ
ート(PC)基礎構造が、多数提案されている。
【0003】従来のPC基礎構造では、例えば、平均的
な一階床面積55〜65m2 で基礎全長が50〜60m
ものでは40〜50個の基礎部品を使用しており、現場
での組立て及び仕上げ作業効率にはなお改善の余地があ
る。また、阪神大震災に見られる多数の倒壊例で反省さ
れているように、一般住宅の一層の強度向上が望まれて
いる。
な一階床面積55〜65m2 で基礎全長が50〜60m
ものでは40〜50個の基礎部品を使用しており、現場
での組立て及び仕上げ作業効率にはなお改善の余地があ
る。また、阪神大震災に見られる多数の倒壊例で反省さ
れているように、一般住宅の一層の強度向上が望まれて
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の課題
は、基礎工事における従来の各種手順を簡素化し、持ち
込み材料を一層少なくして、工期の短縮、省力化、精度
の向上を計ることのできるプレキャストコンクリート
(PC)基礎構造及び基礎工法を提供することにある。
は、基礎工事における従来の各種手順を簡素化し、持ち
込み材料を一層少なくして、工期の短縮、省力化、精度
の向上を計ることのできるプレキャストコンクリート
(PC)基礎構造及び基礎工法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決する手段】本発明者らはプレキャストコン
クリート基礎構造部品の現場への持ち運びが可能で、か
つ施工作業手順に悪影響を及ぼさない範囲内で、基礎構
造部品を大型化することを念頭に入れ、かつ従来のもの
よりも耐震性等の強度に優れたものを提供すべく鋭意検
討した。その結果、平均的な一階床面積55〜65m2
で基礎全長が50〜60mもので10数個の部品の持込
みで組立てが可能で、強度にも優れたPC基礎構造を製
作できることを確認して本発明を完成した。
クリート基礎構造部品の現場への持ち運びが可能で、か
つ施工作業手順に悪影響を及ぼさない範囲内で、基礎構
造部品を大型化することを念頭に入れ、かつ従来のもの
よりも耐震性等の強度に優れたものを提供すべく鋭意検
討した。その結果、平均的な一階床面積55〜65m2
で基礎全長が50〜60mもので10数個の部品の持込
みで組立てが可能で、強度にも優れたPC基礎構造を製
作できることを確認して本発明を完成した。
【0006】すなわち、本発明は 1) 台座部と起立壁部とを一体に鉄筋コンクリートに
て形成した複数のプレキャスト基礎型を、敷き台部上に
配列し、隣接する基礎型を各基礎型に設けた連結部材で
相互に締結して組立てる形式の全持込み型プレキャスト
コンクリート基礎構造であって、平均的な基礎全長50
〜60m当たり10〜15本の基礎構造で組立て可能な
大きさとしたことを特徴とする住宅用プレキャストコン
クリート基礎構造、 2) 前記基礎構造は、起立壁部の平面が直線状、L字
状、T字状、ト字状、十字状、F字状、ユ字状、上字状
及び下駄状の基本構造から選択される組合せからなる前
記1に記載の住宅用プレキャストコンクリート基礎構
造、
て形成した複数のプレキャスト基礎型を、敷き台部上に
配列し、隣接する基礎型を各基礎型に設けた連結部材で
相互に締結して組立てる形式の全持込み型プレキャスト
コンクリート基礎構造であって、平均的な基礎全長50
〜60m当たり10〜15本の基礎構造で組立て可能な
大きさとしたことを特徴とする住宅用プレキャストコン
クリート基礎構造、 2) 前記基礎構造は、起立壁部の平面が直線状、L字
状、T字状、ト字状、十字状、F字状、ユ字状、上字状
及び下駄状の基本構造から選択される組合せからなる前
記1に記載の住宅用プレキャストコンクリート基礎構
造、
【0007】3) 前記基礎構造台座部の上面が、起立
壁部との接続方向側に縦断面がテーパーをなして起立壁
部と一体成形されて、台座部と起立壁部との接続部分が
強化されている前記2に記載の住宅用プレキャストコン
クリート基礎構造、 4) 前記基礎構造のコーナー部分がハンチ(隆起)を
有し、強化されている前記2に記載の住宅用プレキャス
トコンクリート基礎構造、 5) 台座部と起立壁部とを一体に鉄筋コンクリートに
て形成した複数のプレキャスト基礎型を、敷き台部上に
配列し、隣接する基礎型を各基礎型に設けた連結部材で
相互に締結して組立てる形式の全持込み型プレキャスト
コンクリート基礎工法であって、平均的な基礎全長50
〜60m当たり10〜15本の基礎型数で組立て可能な
大きさの基礎構造部品を使用することを特徴とする住宅
用プレキャストコンクリート基礎工法を提供するもので
ある。
壁部との接続方向側に縦断面がテーパーをなして起立壁
部と一体成形されて、台座部と起立壁部との接続部分が
強化されている前記2に記載の住宅用プレキャストコン
クリート基礎構造、 4) 前記基礎構造のコーナー部分がハンチ(隆起)を
有し、強化されている前記2に記載の住宅用プレキャス
トコンクリート基礎構造、 5) 台座部と起立壁部とを一体に鉄筋コンクリートに
て形成した複数のプレキャスト基礎型を、敷き台部上に
配列し、隣接する基礎型を各基礎型に設けた連結部材で
相互に締結して組立てる形式の全持込み型プレキャスト
コンクリート基礎工法であって、平均的な基礎全長50
〜60m当たり10〜15本の基礎型数で組立て可能な
大きさの基礎構造部品を使用することを特徴とする住宅
用プレキャストコンクリート基礎工法を提供するもので
ある。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
を説明する。図1に本発明による基礎構造単位で構築し
た一般住宅用基礎例の平面図を示し、図2〜図9に図1
の基礎を構成する各基礎構造単位の斜視図を示す。本発
明による基礎構造は、直線状部材(A)(I字状部材)
(図2)、コーナー部材(B)(「Lまたはその鏡像」
字状部材、請求項を含む本明細書では単にL字状部材と
いう。)(図3)、交差部材−1(C)(T字状部材)
(図4)、交差部材−2(D)(「トまたはその鏡像」
字状部材、請求項を含む本明細書では単にト字状部材と
いう。)(図5)、直交部材(E)(十字型部材)(図
6)、コーナー交差部材(F)(「Fまたはその鏡像」
字状部材、請求項を含む本明細書では単にF字状部材と
いう。)(図7)、2P部材(G)(「ユまたはその鏡
像」字状部材、請求項を含む本明細書では単にユ字状部
材という。)(図8)、玄関部材−1(H)(「上また
はその鏡像」字状部材、請求項を含む本明細書では単に
上字状部材という。)(図9)、玄関部材−2(I)
(「下駄」状部材、請求項を含む本明細書では単に下駄
状部材という。)(図10)の基本構造からなる。
を説明する。図1に本発明による基礎構造単位で構築し
た一般住宅用基礎例の平面図を示し、図2〜図9に図1
の基礎を構成する各基礎構造単位の斜視図を示す。本発
明による基礎構造は、直線状部材(A)(I字状部材)
(図2)、コーナー部材(B)(「Lまたはその鏡像」
字状部材、請求項を含む本明細書では単にL字状部材と
いう。)(図3)、交差部材−1(C)(T字状部材)
(図4)、交差部材−2(D)(「トまたはその鏡像」
字状部材、請求項を含む本明細書では単にト字状部材と
いう。)(図5)、直交部材(E)(十字型部材)(図
6)、コーナー交差部材(F)(「Fまたはその鏡像」
字状部材、請求項を含む本明細書では単にF字状部材と
いう。)(図7)、2P部材(G)(「ユまたはその鏡
像」字状部材、請求項を含む本明細書では単にユ字状部
材という。)(図8)、玄関部材−1(H)(「上また
はその鏡像」字状部材、請求項を含む本明細書では単に
上字状部材という。)(図9)、玄関部材−2(I)
(「下駄」状部材、請求項を含む本明細書では単に下駄
状部材という。)(図10)の基本構造からなる。
【0009】各基礎構造は、起立壁部の厚みが120m
m、台座部の下面幅500mm、台座部の高さ120〜
180mm程度であり、基礎構造の全高は700mm程
度の一定とする。
m、台座部の下面幅500mm、台座部の高さ120〜
180mm程度であり、基礎構造の全高は700mm程
度の一定とする。
【0010】基礎構造の長さは、基礎構造の重量が現場
施工作業に悪影響を及ぼさない範囲、すなわち、1個当
たりの重量がレッカー車で移動し、取り付け作業が容易
に出来る 1,000kg〜 2,000kgとなる範囲である。形
状に依り異なるが、概ね直線状部材(I字状部材)で9
10〜4,250 mm、コーナー部材(L字状部材)で短片
455〜1,670 mm、長片1,670 〜3,600 mm、交差部
材−1(T字状部材)で「ー」部が910〜1,910 m
m、「l」部が1,670 〜3,600 mm、交差部材−2(ト
字状部材)で「l」部が2,820 〜4,250 mm、「ー」部
が455〜1,910mm、直交部材(十字状部材)で、
「ー」部及び「l」部が各々独立した長さとして910
〜4,250 mm、コーナー交差部材(F字状部材)で
「l」部が2,200〜3,060 mm、二本の「ー」部は45
5〜1,150 mm、2P部材(ユ字状部材)は下の「ー」
部が910〜1,910 mm、上の「ー」部が455〜1,15
0 mm、「l」部が1,829 〜1,910 mm、玄関部材(上
字状部材)は下の「ー」部が1,100〜1,910 mm、中間
位置の「ー」部が455〜1,150 mm、「l」部が2,20
0 〜3,060 mm、下駄状部材は基礎板部の長さ2,730 〜
4,210 mm、2つの葉部が独立して455〜1,150 mm
程度である。
施工作業に悪影響を及ぼさない範囲、すなわち、1個当
たりの重量がレッカー車で移動し、取り付け作業が容易
に出来る 1,000kg〜 2,000kgとなる範囲である。形
状に依り異なるが、概ね直線状部材(I字状部材)で9
10〜4,250 mm、コーナー部材(L字状部材)で短片
455〜1,670 mm、長片1,670 〜3,600 mm、交差部
材−1(T字状部材)で「ー」部が910〜1,910 m
m、「l」部が1,670 〜3,600 mm、交差部材−2(ト
字状部材)で「l」部が2,820 〜4,250 mm、「ー」部
が455〜1,910mm、直交部材(十字状部材)で、
「ー」部及び「l」部が各々独立した長さとして910
〜4,250 mm、コーナー交差部材(F字状部材)で
「l」部が2,200〜3,060 mm、二本の「ー」部は45
5〜1,150 mm、2P部材(ユ字状部材)は下の「ー」
部が910〜1,910 mm、上の「ー」部が455〜1,15
0 mm、「l」部が1,829 〜1,910 mm、玄関部材(上
字状部材)は下の「ー」部が1,100〜1,910 mm、中間
位置の「ー」部が455〜1,150 mm、「l」部が2,20
0 〜3,060 mm、下駄状部材は基礎板部の長さ2,730 〜
4,210 mm、2つの葉部が独立して455〜1,150 mm
程度である。
【0011】各基礎構造は、図11に縦断面図を示すよ
うにその台座部(1)の上面が、起立壁部(2)との接
続方向側に縦断面がテーパー(3)をなして起立壁部と
一体に成形されていて、台座部と起立壁部との接続部分
の強度を高めている。また、前記基礎構造のコーナー部
分(例えば、図3のL字型部材参照)にハンチ(隆起)
(4)を設けてコーナー部分の強度を高めている。さら
に、住宅の内側及び外周を構成する各基礎構造には図示
を省略しているが、空気流通用の孔が設けられている。
うにその台座部(1)の上面が、起立壁部(2)との接
続方向側に縦断面がテーパー(3)をなして起立壁部と
一体に成形されていて、台座部と起立壁部との接続部分
の強度を高めている。また、前記基礎構造のコーナー部
分(例えば、図3のL字型部材参照)にハンチ(隆起)
(4)を設けてコーナー部分の強度を高めている。さら
に、住宅の内側及び外周を構成する各基礎構造には図示
を省略しているが、空気流通用の孔が設けられている。
【0012】上記複数のプレキャスト基礎型は、敷き台
部上に配列した後、隣接する基礎型が各基礎型に設けた
連結部材で相互に締結する。締結部の構造としては、既
存のものが利用可能である。例えば、図12に斜視図を
示すように中央に締結用の孔を有するコの字型の継ぎ手
金物(5)の上下に各々鋼製の棒材(6)を溶接してな
る連結部骨格部材に対して、常法によりコの字型の窪み
を除いてコンクリート打ちして基礎構造を製作する。締
結は設置現場で隣接するコの字型の孔同志を、既成の規
格品であるボルトとナットで締結する。このボルトとナ
ットなど締結金物部分には締結前防錆、防蝕の目的で樹
脂を塗布して保護することが好ましい。
部上に配列した後、隣接する基礎型が各基礎型に設けた
連結部材で相互に締結する。締結部の構造としては、既
存のものが利用可能である。例えば、図12に斜視図を
示すように中央に締結用の孔を有するコの字型の継ぎ手
金物(5)の上下に各々鋼製の棒材(6)を溶接してな
る連結部骨格部材に対して、常法によりコの字型の窪み
を除いてコンクリート打ちして基礎構造を製作する。締
結は設置現場で隣接するコの字型の孔同志を、既成の規
格品であるボルトとナットで締結する。このボルトとナ
ットなど締結金物部分には締結前防錆、防蝕の目的で樹
脂を塗布して保護することが好ましい。
【0013】[施工方法]本発明による基礎工法は、上
記本発明による基礎構造を使用して、基本的に従来のP
C工法と同様にして行われる。ただし、本発明による基
礎構造は1本当たりの重量が従来より大きいので、レッ
カー車で部品を搬送して、極力機械操作を併用して据付
作業を行なう。
記本発明による基礎構造を使用して、基本的に従来のP
C工法と同様にして行われる。ただし、本発明による基
礎構造は1本当たりの重量が従来より大きいので、レッ
カー車で部品を搬送して、極力機械操作を併用して据付
作業を行なう。
【0014】1)すなわち、まず、土木工事により、掘
削、転圧及び栗石敷きの施工を行なった後据え付きを行
なう。 2)空練りモルタルは水平に均し、本発明の基礎構造を
片側から順次並べる。高さ及び通りは建築の遣方から糸
を張り、糸に従って据え付け隣接する基礎構造同士を仮
締めする。 3)全体の据え付け完了後、寸法、通り、高さの検査を
行ない、合格を確認した後、本締めし、無収縮性のモル
タルを連結部分へ注入充填し、天端のモルタル施行を行
なう。
削、転圧及び栗石敷きの施工を行なった後据え付きを行
なう。 2)空練りモルタルは水平に均し、本発明の基礎構造を
片側から順次並べる。高さ及び通りは建築の遣方から糸
を張り、糸に従って据え付け隣接する基礎構造同士を仮
締めする。 3)全体の据え付け完了後、寸法、通り、高さの検査を
行ない、合格を確認した後、本締めし、無収縮性のモル
タルを連結部分へ注入充填し、天端のモルタル施行を行
なう。
【0015】
【発明の効果】以上述べたように、本発明では、PC基
礎構造において (1)ベース部分と壁立ち上がり部分を一
体化し、かつコーナー部分にハンチを設けて強度の向上
を計ったこと、 (2)一個の部品を大型化して基礎全長5
0/60mのものでは10数個で組み立て可能として、
現場作業の効率を高めたこと、 (3)基礎構造同志の接合
が、埋め込まれた金属部品同志を既成の規格品のボルト
とナットで締付けて行なえるので特別の熟練者によらず
とも確実に接合が可能なこと、 (4)接合部分の防錆、防
蝕のために接合部金物に樹脂を塗布して保護することと
したこと、 (5)さらにボルト・ナット部には、締結後に
無収縮モルタル(市販品)を充填養生することなどの特
徴を有するものである。本発明のプレキャストコンクリ
ート(PC)基礎構造及び基礎工法によれば、少ない持
ち込み材料で住宅基礎工事における従来の各種手順を簡
素化し、工期の短縮、省力化、精度の向上が計られ。
礎構造において (1)ベース部分と壁立ち上がり部分を一
体化し、かつコーナー部分にハンチを設けて強度の向上
を計ったこと、 (2)一個の部品を大型化して基礎全長5
0/60mのものでは10数個で組み立て可能として、
現場作業の効率を高めたこと、 (3)基礎構造同志の接合
が、埋め込まれた金属部品同志を既成の規格品のボルト
とナットで締付けて行なえるので特別の熟練者によらず
とも確実に接合が可能なこと、 (4)接合部分の防錆、防
蝕のために接合部金物に樹脂を塗布して保護することと
したこと、 (5)さらにボルト・ナット部には、締結後に
無収縮モルタル(市販品)を充填養生することなどの特
徴を有するものである。本発明のプレキャストコンクリ
ート(PC)基礎構造及び基礎工法によれば、少ない持
ち込み材料で住宅基礎工事における従来の各種手順を簡
素化し、工期の短縮、省力化、精度の向上が計られ。
【図1】 本発明による基礎構造単位で構築した一般住
宅用基礎例の平面図である。
宅用基礎例の平面図である。
【図2】 図1の基礎を構成する基礎構造単位の他の例
(I字状部材)の斜視図である。
(I字状部材)の斜視図である。
【図3】 図1の基礎を構成する基礎構造単位の他の例
(L字状部材)の斜視図である。
(L字状部材)の斜視図である。
【図4】 図1の基礎を構成する基礎構造単位の他の例
(T字状部材)の斜視図である。
(T字状部材)の斜視図である。
【図5】 図1の基礎を構成する基礎構造単位の他の例
(ト字状部材)の斜視図である。
(ト字状部材)の斜視図である。
【図6】 図1の基礎を構成する基礎構造単位の他の例
(十字状部材)の斜視図である。
(十字状部材)の斜視図である。
【図7】 図1の基礎を構成する基礎構造単位の他の例
(F字状部材)の斜視図である。
(F字状部材)の斜視図である。
【図8】 図1の基礎を構成する基礎構造単位の他の例
(ユ字状部材)の斜視図である。
(ユ字状部材)の斜視図である。
【図9】 図1の基礎を構成する基礎構造単位の他の例
(上字状部材)の斜視図である。
(上字状部材)の斜視図である。
【図10】 図1の基礎を構成する基礎構造単位の他の
例(下駄状部材)の斜視図である。
例(下駄状部材)の斜視図である。
【図11】 基礎構造の縦断面図である。
【図12】 基礎構造の継ぎ手金物を説明する斜視図で
ある。
ある。
1 台座部 2 起立壁部 4 ハンチ 5 継ぎ手金物 6 棒材
Claims (5)
- 【請求項1】 台座部と起立壁部とを一体に鉄筋コンク
リートにて形成した複数のプレキャスト基礎型を、敷き
台部上に配列し、隣接する基礎型を各基礎型に設けた連
結部材で相互に締結して組立てる形式の全持込み型プレ
キャストコンクリート基礎構造であって、平均的な基礎
全長50〜60m当たり10〜15本の基礎構造で組立
て可能な大きさとしたことを特徴とする住宅用プレキャ
ストコンクリート基礎構造。 - 【請求項2】 前記基礎構造は、起立壁部の平面が直線
状、L字状、T字状、ト字状、十字状、F字状、ユ字
状、上字状及び下駄状の基本構造から選択される組合せ
からなる請求項1に記載の住宅用プレキャストコンクリ
ート基礎構造。 - 【請求項3】 前記基礎構造の台座部上面が、起立壁部
との接続方向側に縦断面テーパーをなして起立壁部と一
体に成形されて台座部と起立壁部との接続部分が強化さ
れている請求項2に記載の住宅用プレキャストコンクリ
ート基礎構造。 - 【請求項4】 前記基礎構造のコーナー部分にハンチ
(隆起)を設けてコーナー部分が強化されている請求項
2に記載の住宅用プレキャストコンクリート基礎構造。 - 【請求項5】 台座部と起立壁部とを一体に鉄筋コンク
リートにて形成した複数のプレキャスト基礎型を、敷き
台部上に配列し、隣接する基礎型を各基礎型に設けた連
結部材で相互に締結して組立てる形式の全持込み型プレ
キャストコンクリート基礎工法であって、平均的な基礎
全長50〜60m当たり10〜15本の基礎型数で組立
て可能な大きさの基礎構造部品を使用することを特徴と
する住宅用プレキャストコンクリート基礎工法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8821496A JPH09279606A (ja) | 1996-04-10 | 1996-04-10 | 住宅用プレキャストコンクリート基礎構造及び基礎工法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8821496A JPH09279606A (ja) | 1996-04-10 | 1996-04-10 | 住宅用プレキャストコンクリート基礎構造及び基礎工法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09279606A true JPH09279606A (ja) | 1997-10-28 |
Family
ID=13936661
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8821496A Pending JPH09279606A (ja) | 1996-04-10 | 1996-04-10 | 住宅用プレキャストコンクリート基礎構造及び基礎工法 |
Country Status (1)
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JP (1) | JPH09279606A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2011036928A1 (ja) * | 2009-09-25 | 2011-03-31 | As技研株式会社 | 住宅用基礎パネルユニット、住宅用基礎構造及び住宅用基礎形成方法 |
CN104294842A (zh) * | 2014-10-22 | 2015-01-21 | 国家电网公司 | 一种组合装配式中低压电气设备基础 |
-
1996
- 1996-04-10 JP JP8821496A patent/JPH09279606A/ja active Pending
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WO2011036928A1 (ja) * | 2009-09-25 | 2011-03-31 | As技研株式会社 | 住宅用基礎パネルユニット、住宅用基礎構造及び住宅用基礎形成方法 |
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