JPH05204633A - データ処理装置及びこれを備えた共有記憶データ処理装 置 - Google Patents

データ処理装置及びこれを備えた共有記憶データ処理装 置

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JPH05204633A
JPH05204633A JP4012397A JP1239792A JPH05204633A JP H05204633 A JPH05204633 A JP H05204633A JP 4012397 A JP4012397 A JP 4012397A JP 1239792 A JP1239792 A JP 1239792A JP H05204633 A JPH05204633 A JP H05204633A
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JP
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data processing
connection
storage device
storage
arithmetic
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JP4012397A
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English (en)
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Ryuichi Mato
藤 隆 一 間
Hitoshi Araki
木 均 荒
Hitoshi Kato
藤 等 加
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 最初に記憶装置と演算装置の結線を、対象と
するデータ処理に応じて、処理動作開始前に決定するこ
とにより、マイクロ命令の記憶容量を削減すること。 【構成】 データ処理の開始前にプログラムを静的にス
ケジュールし、必要な記憶装置のポートと演算装置のバ
スを自由に結線し、データ処理開始後、結線を固定させ
る半固定結線装置と、データ処理のためのプログラムを
スケジューリングによって半固定結線装置のノード接続
動作を制御する制御装置とを有するデータ処理装置であ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、データ処理分野におけ
るデータ処理を高速に実行する装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】最近、データ処理装置はすべてのデータ
処理分野で盛んに利用されるようになってきた。このデ
ータ処理装置の従来例としては、例えば、Joseph A. Fi
sher "Very Long Instruction Word"(Proceedings of 1
0th International Symposiumon Computer Architectur
e,pp140-150,1983)や飯塚 肇 "VLIW アーキテクチャ"
(新しい計算機アーキテクチャ,pp94-96,1990)などにお
いて、Very LongInstruction Word (以下、VLIW
と略記)という技術として解説されている構成が知られ
ている。
【0003】このような、従来のデータ処理装置の構成
およびその動作が図5乃至図7に示してある。以下、こ
れらの図を参照しながら従来のデータ処理装置について
説明する。
【0004】図5において、符号41はデータを記憶す
る記憶装置全般を示しこれらの記憶装置41はそれぞれ
記憶装置1、記憶装置2………記憶装置Mというよう
に、複数設けられている。42はデータの演算を行う演
算装置全般を示しこれらの演算装置42はそれぞれ演算
装置1、演算装置2………演算装置N(図7ではAlu
1,Alu2………のように表示してある)というよう
に、複数設けられている。43は演算装置42に接続し
ているバス45と記憶装置41のポート46に接続して
いるデータ線の結線を行う自由結線装置、44は記憶装
置41、演算装置42および自由結線装置43の状態を
制御し、データ処理の順序を制御する制御装置である。
それぞれの記憶装置41はポート46を有し、またそれ
ぞれの演算装置42にはバス45が接続されている。す
べての記憶装置41のポート46とすべての演算装置4
2のバス45の接続は、自由結線制御装置43の接続ノ
ードをオン、オフすることにより接続可能である。
【0005】図6は図5に示されたデータ処理装置の制
御装置の具体的な構成例を示す図である。図6におい
て、52は記憶装置41、演算装置42および自由結線
装置43の現在の状態を保持するマイクロ命令レジス
タ、53はプログラムカウンタに対応するすべてのマイ
クロ命令を記憶するマイクロ命令記憶手段、54はプロ
グラムカウンタの制御を行うプログラムカウンタ制御手
段である。
【0006】以上のような構成を有するデータ処理装置
について、以下、その動作を説明する。図7は前記従来
のデータ処理装置の記憶装置41、演算装置42、およ
び自由結線装置43から成る演算機能部の部分を、より
詳しく表した図である。この図の例では、各種データ
a,b,………,hを格納しているそれぞれの記憶装置
41はポート46を2つ有し、またそれぞれの演算装置
(図7中、alu1,alu2で示す)42にはバス4
5が2つ接続され、且つアキュムレータ(図7中、ac
c1,acc2で示す)47を有するものが例示してあ
る。そして、この図において、バス45とポート46の
交わった部位はノードを表し、各ノードには通し番号1
〜66が付してある。
【0007】このデータ処理装置の動作において、ま
ず、ユーザが作成したc言語などのプログラムは並列性
を抽出され、複数の演算装置42が効果的に稼働するよ
うに最適化され、マイクロ命令に変換される。マイクロ
命令は、複数のプロセッサを同時に実行することが可能
なので、本方式は、単一の演算装置42で実行する場合
に比べ高速にプログラムを実行する。
【0008】図6はまた、マイクロ命令を実行する制御
装置の1方式を示している。マイクロ命令は、プログラ
ムカウンタに対応して読み出せるように、マイクロ命令
記憶手段53に記憶される。記憶装置41、演算装置4
2および自由結線装置43の状態を制御している現在の
マイクロ命令はマイクロ命令レジスタ52に記憶されて
いる。プログラムカウンタ制御装置54は、プログラム
カウンタの初期値を0とし、プログラムを開始する。ま
た、プログラムカウンタ制御装置54は、現在のプログ
ラムカウンタの値を記憶し、条件分岐命令のとき、演算
装置42から出力される演算装置ステータス信号により
プログラムカウンタの値を変更し、分岐命令を実行す
る。そして、以上のような制御装置44の動作に基づ
き、記憶装置41、演算装置42と自由結線装置43の
状態が決定される。
【0009】例として、次のようなプログラム例を考え
る。 プログラム例 a=b+c d=a*e f=b+e g=a*f h=d−g このプログラムから並列性を抽出し、スケジューリング
すると表1のようになる。
【0010】
【表1】
【0011】この表1において、時間ステップとは、式
を実行する順番である。alu1とalu2の列には、
各演算装置が実行する式が記述されている。例えば、式
a=b+cと式f=b+eは時間ステップ1でalu
1、alu2により、並列に実行できることを示してい
る。
【0012】このプログラム例では、時間ステップ1で
alu1により、 a=b+c を実行し、alu2で f=b+e を並列に実行する。次に時間ステップ2でalu1によ
り、 d=a*e を実行し、alu2で、 g=a*f を並列に実行する。続く時間ステップ3で、前記並列演
算によって得られた結果を基にalu1で、 h=d−g を実行するものである。さらに、表1のプログラムを実
際のハードウェアのクロックに対応したプログラムにし
たのが表2である。
【0013】
【表2】
【0014】表2において、accとは演算装置内のア
キュムレータであり、演算結果の一時的なレジスタであ
る。この表2に示すように、先ず時間ステップ1では、
alu1により、 a=b+c を実行し、alu2で f=b+e を並列に実行する。この2つの演算の並行処理に際して
は、制御装置44から自由結線装置43に対して自由結
線制御信号が出力され、自由結線装置3内のノード1
1、20および17、38をオン状態にし、その他のノ
ードをオフ状態にする。これにより、b,c,eが記憶
されている記憶装置41の状態を出力状態にし、その他
の記憶装置41の状態をハイインピーダンス状態にす
る。演算装置42のポート45を入力状態にし、alu
1およびalu2の演算子をそれぞれ+の状態にする。
制御装置44は、前記自由結線制御信号により、bとc
が記憶されている記憶装置41のポート46とalu1
のバス45を接続し、bとeが記憶されている記憶装置
41のポート46とalu2のバスを接続する。
【0015】次に、時間ステップ2において、alu1
側ではalu1での演算の結果得られたaの値を1番目
のアキュムレータ47であるacc1に格納し、また、
alu2側ではalu2での演算の結果得られたfの値
を並行処理により2番目のアキュムレータ47であるa
cc2に格納する。この2つの動作の並行処理に際して
は、制御装置44から自由結線装置43に対して自由結
線制御信号が出力され、自由結線装置3内のノード1、
3および2、45をオン状態にし、その他のノードをオ
フ状態にする。
【0016】時間ステップ3では、alu1により、 d=a*e を実行し、alu2で、 g=a*f を並列に実行する。この2つの演算の並行処理に際して
は、前記制御装置44から自由結線装置43に対して自
由結線制御信号が出力され、自由結線装置3内のノード
3、36および9、46をオン状態にし、その他のノー
ドをオフ状態にする。
【0017】次に、時間ステップ4において、alu1
側ではalu1で得られたdの値をacc1に格納し、
また、alu2側ではalu2で得られたgの値を並行
処理によりacc2に格納する。この2つの動作の並行
処理に際しては、制御装置44から自由結線装置43に
対して自由結線制御信号が出力され、自由結線装置3内
のノード1、27および2、53をオン状態にし、その
他のノードをオフ状態にする。
【0018】時間ステップ5では、前記並列演算処理に
よって得られた結果を基にalu1で、 h=d−g を実行する。この処理に際しては、制御装置44から自
由結線装置43に対して自由結線制御信号が出力され、
自由結線装置3内のノード27、52をオン状態にし、
その他のノードをオフ状態にする。
【0019】そして、時間ステップ5においては、制御
装置44から自由結線装置43に対して自由結線制御信
号が出力され、自由結線装置3内のノード1、51をオ
ン状態にし、その他のノードをオフ状態にする。そし
て、マイクロ命令によって前記alu1で得られたhの
値をacc1に格納することにより、表2に示す各処理
段階の動作が実行される。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、以上の
ような従来のデータ処理装置およびその演算処理方法で
は、第1に、記憶装置41がM個、演算装置42がN個
あり、それぞれの演算装置42のバス45が2個あると
き、記憶装置41のポート46と演算装置42のバス4
5を接続するための自由結線装置43の接続ノードの数
は、(M*N*2)個必要になる。制御装置44の内部
にあるマイクロ命令記憶手段43のプログラムサイズを
Pとすると、マイクロ命令記憶手段53の記憶容量は、
(M*N*2*P)ビットになってしまい、大量の記憶
容量を必要とする。VLIWアーキテクチャにおいて、
大規模な並列性を出そうとすると演算装置42が大量に
必要であり、大規模な問題を扱おうとすると記憶装置4
1が大量に必要となり、プログラムサイズが大きくなる
ので、この3つの要素に比例して、マイクロ命令の記憶
容量が大きくなってしまうのは、大きな問題点である。
【0021】第2に、データ処理の分野あるいは問題ご
とに、抽出できる並列性や必要とされる演算装置42の
演算子の種類が異なるため、演算装置42の個数や演算
子の種類を汎用的に決定することが困難である、等の不
具合がある。
【0022】本発明は上記問題点に鑑みてなされたもの
で、その第1の目的は、記憶装置と演算装置を接続する
ための制御情報を削除し、マイクロ命令記憶手段の記憶
容量を減らすことである。
【0023】本発明の第2の目的は、対象とするデータ
処理に対応した演算子の個数と演算子の種類をもつデー
タ処理装置を簡単に構成することである。
【0024】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、本発明は、第1にデータ処理の開始前に前記記憶装
置のポートと前記演算装置間のバスを自由に結線し、デ
ータ処理開始後、結線が固定する半固定結線タイプのデ
ータ処理装置を要旨とする。また、第2に複数のデータ
処理装置とデータ処理装置間を接続する共有記憶装置に
より、対象とするデータ処理に対応したデータ処理装置
を要旨とする。
【0025】
【作用】本発明は第1にデータ処理の開始前にプログラ
ムを静的にスケジューリングし、必要な記憶装置のポー
トと演算装置間のバスを自由に結線し、データ処理開始
後、結線が固定する半固定結線装置により、記憶装置と
演算装置の接続のための制御情報を削除し、マイクロ命
令記憶手段の記憶容量を削減するものである。また、第
2に演算子の数や種類の異なる基本的なデータ処理装置
とデータを記憶する記憶装置と、データ処理装置の演算
装置のバスと記憶装置を自由に結線可能な半固定結線装
置から構成される共有記憶データ処理装置により、対象
とするデータ処理に対応したデータ処理装置を簡単に構
成し、並列性や演算装置の演算子の適合性を高め、処理
の高速化を実現するものである。
【0026】
【実施例】
(実施例1)図1乃至図3は本発明にかかるデータ処理
装置の第1の実施例を示す図である。図1において、符
号11はデータを記憶する複数の記憶装置、12はデー
タの演算を行う複数の演算装置、13は記憶装置11の
ポート16と演算装置12のバス15との間を自由に結
線し、且つその結線をデータ処理開始後固定することが
可能な半固定結線装置、14は記憶装置11のポート1
6の状態(入力状態、出力状態、ハイインピーダンス状
態)と演算装置12のバス15の状態と演算子の種類を
制御し、条件分岐命令のとき演算装置12のステータス
信号によりプログラムカウンタの値を決定する制御装置
である。
【0027】図2は図1に示された実施例の制御装置1
4の詳細な図である。図2において、22は現在のマイ
クロ命令を記憶しているマイクロ命令レジスタ、23は
プログラムカウンタに対応するすべてのマイクロ命令を
記憶するマイクロ命令記憶手段、24はプログラムカウ
ンタの制御を行うプログラムカウンタ制御手段である。
【0028】以上のような図1と図2の構成において、
以下、その動作について説明する。図3はこの実施例の
データ処理装置の記憶装置11、演算装置12、および
半固定結線装置13から成る演算機能部の部分を、より
詳しく表した図で、前記従来例の説明で用いた図7と同
様な図である。この図の例では、各種データa,b,…
……,hを格納しているそれぞれの記憶装置11はポー
ト16を2つ有し、またそれぞれの演算装置(図3中、
alu1,alu2で示す)12にはバス15が2つ接
続され、且つアキュムレータ(図3中、acc1,ac
c2で示す)17を有するものが例示してある。そし
て、この図において、バス15とポート16の交わった
部位はノードを表す。図7におけると同じ部位のノード
には同じノード番号が付されているものとする。
【0029】このデータ処理装置の動作において、ま
ず、ユーザが作成したc言語などのプログラムは並列性
を抽出され、複数の演算装置42が効果的に稼働するよ
うに最適化され、マイクロ命令に変換される。マイクロ
命令は、複数のプロセッサを同時に実行することが可能
なので、本方式は、単一の演算装置42で実行する場合
に比べ高速にプログラムを実行する。
【0030】この実施例でも、前記従来例で説明したの
と同じく、次のようなプログラム例を考える。 プログラム例 a=b+c d=a*e f=b+e g=a*f h=d−g このプログラムから並列性を抽出し、スケジューリング
すると前記表1のようになる。さらに、表1のプログラ
ムをこの実施例における実際のハードウェアのクロック
に対応したプログラムにしたのが表3である。
【0031】
【表3】
【0032】図1および図3において、各記憶装置11
の2つのポートと、2つの演算装置12のポートは、半
固定結線装置13内の接続ノードにより自由に接続可能
である。例えば図1では、何等かのプログラムを実行す
るために円で囲まれた接続ノードが接続されていること
を示している。前記プログラムを実行するために、表3
に基づいて、半固定接続装置13のバスとポートの接続
を決定すると図3に示すようなノードの接続が実現され
る。すなわち、半固定結線装置13内において、ノード
番号で3、9、11、17、20、27、36、42、
45、50、52、57、59のノードが予め接続され
る。そして、表3の時間ステップ1のalu1が実行す
る式acc1=b+cはbがalu1の左側のバスに接
続され、cが右側のバスに接続される。次に、式a=a
cc1は、acc1の内容をレジスタに戻す命令であ
る。演算装置12は、2つのバス15のどちらからでも
レジスタに戻す機能があるので、alu1の左側のバス
にaを接続している。このようにしてすべての必要な接
続が行われる。また、記憶装置11であるレジスタのポ
ート16の数が足りないときは、他のレジスタを経由し
て、データの転送をスケジュールする。
【0033】この実施例におけるプログラムの実行動作
に際しては、データ処理の開始前に半固定結線装置13
によるノードの接続を行なう。記憶装置11、演算装置
12のポートの状態制御は制御装置14が表3に従って
行う。図2の構成の制御装置14において、制御の方法
を説明する。プログラムカウンタに対応して読みだせる
ように、マイクロ命令はマイクロ命令記憶手段23に記
憶される。記憶装置11および演算装置12の状態を制
御している現在のマイクロ命令はマイクロ命令レジスタ
22に記憶されている。プログラムカウンタ制御手段2
4は、プログラムカウンタの初期値を0にし、プログラ
ムを開始する。また、プログラムカウンタ制御手段24
は、現在のプログラムカウンタの値を記憶し、条件分岐
命令のとき、演算装置12から出力される演算装置ステ
ータス信号によりプログラムカウンタの値を変更し、分
岐命令を実行する。
【0034】以上のように、データ処理の開始前にプロ
グラムを静的にスケジューリングし、必要な前記記憶装
置11のポート16と前記演算装置12間のバス15を
自由に結線し、データ処理開始後、結線が固定する半固
定結線装置13により、記憶装置11と演算装置12の
接続のための制御情報を削除し、マイクロ命令記憶手段
23の記憶容量を削減している。このため、表3におい
て、時間ステップ毎に半固定結線装置13内で、表2に
示すようなその時間ステップで結線されるべきノードの
接続を行なわなくてもよいから、ノード接続のためのコ
マンドデータが簡素化でき、マイクロ命令記憶容量を削
減することができる。
【0035】(実施例2)図4は本発明の第2の実施例
を示す図である。図4において、31は第1のデータ処
理装置、32は第2のデータ処理装置、33は第1のデ
ータ処理装置31と第2のデータ処理装置32との間で
データの書き込み、読み出しを共有する共有記憶装置、
34は第1のデータ処理装置31内に設けられた記憶装
置で、記憶装置1から記憶装置Mまで複数個設けられて
いる。35は複数の演算装置で演算装置1から演算装置
Nまで複数個設けられている。36は記憶装置34のポ
ート76と演算装置32のバス75との間を自由に結線
し、且つその結線をデータ処理開始後固定することが可
能な半固定結線装置、37は記憶装置34のポート76
の状態(入力状態、出力状態、ハイインピーダンス状
態)と演算装置35のバス75の状態と演算子の種類を
制御し、条件分岐命令のとき演算装置35のステータス
信号によりプログラムカウンタの値を決定する制御装置
である。第1のデータ処理装置31と第2のデータ処理
装置32の演算装置35のバス75の一部分は、共有記
憶装置33に接続されている。符号39は共有記憶装置
33内に設けられた記憶装置で、記憶装置1から記憶装
置Lまで複数個設けられている。38は記憶装置39の
ポート77と演算装置32のバス75との間を半固定の
状態で結線可能な半固定結線装置である。
【0036】第1のデータ処理装置31と第2のデータ
処理装置32とはほぼ同様な構成を有しており、しかも
これらのデータ処理装置31、32は前記第1の実施例
におけるデータ処理装置と同様な構成を有する。したが
って、第2のデータ処理装置32内にも同様に複数個の
記憶装置34および演算装置35が設けられている。そ
して、第1のデータ処理装置31と第2のデータ処理装
置32は、本発明の第1の実施例で説明した動作を行
う。第1および第2のデータ処理装置31、32の演算
装置35のバス75と共有記憶装置33の内部の記憶装
置39のポート77との間の接続は、半固定接続装置3
8の接続ノードにより、自由に接続可能である。
【0037】以上のような構成で、第1のデータ処理装
置31、第2のデータ処理装置32および共有記憶装置
33を含めて、データ処理の前にプログラムのスケジュ
ーリングを行うことことにより、1つのデータ処理装置
31または32と同等の機能を実現できる。その結果、
基本的なデータ処理装置と共有記憶装置を準備し、組み
合わせることにより、目的にあった演算装置の個数、演
算子の種類、記憶装置の個数をもつデータ処理装置を作
成することができる。
【0038】以上のように、対象とするデータ処理によ
り、その処理から抽出できる並列性、その処理が必要と
する演算装置の種類に応じたデータ処理装置を作成する
ことが可能となり、汎用的なデータ処理装置に比べて、
高速化を実現できる。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば記
憶装置のポートと演算装置のバスとを半固定結線装置に
より自由に結線し、且つその結線をデータ処理開始後固
定するようにしたため、プログラム実行に当たって時間
ステップごとに結線装置のノードを接続しなおす必要が
なくなり、マイクロ命令記憶容量を削減することができ
る。また、対象とする問題に対応したデータ処理装置を
簡単に構成可能になり、処理の高速化を実現している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるデータ処理装置の第1の実施例の
構成を示すブロック図
【図2】前記第1の実施例における制御装置の構成を示
すブロック図
【図3】前記第1の実施例の演算処理機能部の構成をよ
り詳細に示すブロック図
【図4】本発明によるデータ処理装置の第1の実施例の
構成を示すブロック図
【図5】従来のデータ処理装置の構成を示すブロック図
【図6】従来のデータ処理装置の制御装置の構成を示す
ブロック図
【図7】従来のデータ処理装置の演算処理機能部の構成
をより詳細に示すブロック図
【符号の説明】
11、34、39 記憶装置 12、35 演算装置 13、36、38 半固定結線装置 14、37 制御装置 15、75 バス 16、76 ポート 17 アキュムレータ 31 第1のデータ処理装置 32 第2のデータ処理装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G06F 9/38 310 X 9290−5B 370 X 9290−5B 9/45

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】データを記憶し、複数のポートを有する複
    数の記憶装置と、複数のバスを有し前記記憶装置のデー
    タを演算する複数の演算装置と、データ処理の開始前に
    前記記憶装置のポートと前記演算装置のバスとの間をノ
    ード接続により自由に結線し、データ処理開始後、結線
    を固定する半固定結線装置と、前記記憶装置と演算装置
    との演算動作および前記半固定結線装置のノード接続動
    作をコントロールする制御装置を備えたデータ処理装
    置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の複数のデータ処理装置と、
    これら複数のデータ処理装置間に介在して設けられ、デ
    ータ処理装置間のデータを共有あるいは通信する共有記
    憶装置を具備することを特徴とする共有記憶データ処理
    装置。
  3. 【請求項3】共有記憶装置はデータを記憶する記憶装置
    と、データ処理の開始前に前記記憶装置のポートと複数
    のデータ処理装置内の演算装置間のバスをノード接続に
    より自由に結線し、データ処理開始後、結線を固定する
    半固定結線装置を具備すること特徴とする請求項2記載
    の共有記憶データ処理装置。
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