JPH0520430U - センサ自動調整回路 - Google Patents

センサ自動調整回路

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JPH0520430U
JPH0520430U JP6800691U JP6800691U JPH0520430U JP H0520430 U JPH0520430 U JP H0520430U JP 6800691 U JP6800691 U JP 6800691U JP 6800691 U JP6800691 U JP 6800691U JP H0520430 U JPH0520430 U JP H0520430U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】調整部品を用いることなく回路を最適動作状態
に設定でき、しかもフォトカプラの各素子がゴミ等で汚
れても動作点の変わらない回路を提供する。 【構成】フォトトランジスタ6の最適動作点であるコレ
クタ電位Va と同じ電圧値を出力する動作点設定回路1
と、動作点設定回路1の出力電圧Va とフォトトランジ
スタ6の出力電圧VC とを受けるコンパレータ2と、コ
ンパレータ2の振動出力電圧を平滑化する平滑回路3
と、平滑回路3の出力を受けてLED4の電流を制御す
るLEDドライブ回路5とで構成される。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、フォトトランジスタの動作感度を自動調整する回路に関し、より 詳細には、LEDとフォトトランジスタとを用いてゴミセンサ回路を構成する場 合に、このゴミセンサ回路を常に最適動作状態に調整する自動調整回路に関する 。
【0002】
【従来の技術】
従来の電気掃除機用ゴミセンサ回路は、例えば図2のように構成されていた。 このゴミセンサ回路は、赤外線LED21と、赤外線LED21の発光量の変化 に反応してコレクタ電流が変化するフォトトランジスタ22と、フォトトランジ スタ22の出力電圧を増幅する増幅器23などで構成されている。そして、赤外 線LED21には抵抗24と可変抵抗25を介して電源電圧VDDが供給され、ま た、フォトトランジスタ22のコレクタ端子と電源電圧VDDの間には負荷抵抗2 6が接続されている。そして、フォトトランジスタ22のコレクタ端子と増幅器 23の間には結合コンデンサ27が接続されている。
【0003】 以上のゴミセンサ回路において、フォトトランジスタ22は、赤外線LED2 1の発光を受光できる位置に設置され、また、掃除機の吸引したゴミは、赤外線 LED21の発光を遮って通過するように構成されている。 ところで、この回路で微細なゴミまで検出する為には、フォトトランジスタ2 2をいわゆる不飽和領域で動作させる必要があり、しかも、その動作点(ゴミの 通過しない状態におけるコレクタ電位)を、所定の最適動作点(例えばVDD/2 ボルト)に設定する必要がある。
【0004】 しかし、回路を構成する各部品の特性値にはバラツキがあるので、各回路ごと に微調整しなければ最適動作点に設定することができず、具体的には、可変抵抗 25を調整することによって、フォトトランジスタ22のコレクタ電位を最適動 作点に調整していた。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、掃除機の生産段階において、いちいち可変抵抗を調整するのは煩雑で ある。しかも、ゴミセンサ回路全体のコストの中で、可変抵抗25が占める割合 はかなり大きいので、この可変抵抗25を除かぬ限りコストダウンを図れないと いう問題点もある。
【0006】 また、初期段階において、ゴミセンサ回路を最適動作状態に調整しておいても 、回路動作時の温度変化等によって動作状態は変わってしまい、さらに、長期間 使用しているうちにはLEDやフォトトランジスタにゴミが付着してしまうので 回路の感度が変わってしまうという問題点もある。 この考案は、この問題点に着目してなされたものであって、調整部品を用いる ことなく回路を最適動作状態に調整でき、しかもフォトカプラの各素子がゴミ等 で汚れても動作点の変わらない回路を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、この考案に係るセンサ自動調整回路は、発光素子 と、この発光素子の光を受光するフォトトランジスタとで構成されるセンサ回路 において、前記フォトトランジスタのコレクタ電位を最適動作点に自動調整する 回路であって、 前記フォトトランジスタの最適動作点であるコレクタ電位と同じ電圧値を出力 する動作点設定回路と、この動作点設定回路の出力電圧を一方の入力端子に受け 、前記フォトトランジスタの出力電圧を他方の入力端子に受けるコンパレータと 、このコンパレータの出力電圧を平滑化する平滑回路と、この平滑回路の出力を 受け、前記フォトトランジスタのコレクタ電位を前記最適動作点に近づける向き に、前記発光素子の電流を変化させる発光素子ドライブ回路とを備えている。
【0008】
【作用】 動作点設定回路は、フォトトランジスタのコレクタ電位の最適動作点となる電 圧値(例えば電源電圧の1/2)を出力する。コンパレータは、この電圧値(フ ォトトランジスタのコレクタの動作点となるべき電圧値)と、フォトトランジス タの実際のコレクタ電圧値を受ける。従って、コンパレータは、この両電圧の大 小関係に応じてHレベルまたはLレベルの電圧を出力する。
【0009】 このコンパレータの出力電圧(振動電圧)は平滑された後、発光素子ドライブ 回路に供給される。そして、この発光素子ドライブ回路は、フォトトランジスタ のコレクタ電位が動作点設定回路の出力電圧に近づく向きに発光素子の電流を変 化させる。つまり、フォトトランジスタのコレクタ電位が最適動作点よりも低け れば、発光素子の電流を減少させてコレクタ電位を高め、逆に、フォトトランジ スタのコレクタ電位が最適動作点よりも高ければ、発光素子の電流を増加させて コレクタ電位を低くする。
【0010】
【実施例】
以下、実施例によって、この考案をさらに詳細に説明する。図1は、この考案 の一実施例を示すセンサ自動調整回路である。この回路は、分圧回路で形成され る動作点設定回路1と、コンパレータ2と、コンパレータ2の出力電圧を平滑す る平滑回路3と、平滑回路3の出力を受けて赤外線LED4に電流を供給するL EDドライブ回路5と、赤外線LED4の光を受けるフォトトランジスタ6等で 構成されている。
【0011】 そして、動作点設定回路1は、電源電圧VDDを抵抗R1 と抵抗R2 で分圧して 構成されており、抵抗R1 と抵抗R2 の接続点の電圧は、フォトトランジスタ6 の動作点(ゴミ等を吸引していない状態でのコレクタ電位)として最適な電圧値 Va に設定されている。コンパレータ2の非反転入力端子(+)は、抵抗R3 を 介して動作点設定回路1と接続され、また、反転入力端子(−)は、抵抗R4 を 介してフォトトランジスタ6のコレクタ端子と接続されている。また、抵抗R4 は、コンデンサC1 を介してアースに接続されている。
【0012】 平滑回路3は、ダイオードD1 と、抵抗R5 と、コンデンサC2 とで構成され 、コンパレータ2の出力電圧をダイオードD1で受け、平滑電圧をコンデンサC2 の両端電圧として出力している。また、LEDドライブ回路5は、抵抗R6 を介 して平滑回路3の出力電圧を受けるトランジスタQ1 と、トランジスタQ1 のコ レクタ側に接続される赤外線LED4と抵抗R7 とで構成されている。尚、フォ トトランジスタ6は、赤外線LED4の光を受光できる位置に設置され、また掃 除機の吸引するゴミは、赤外線LED4の光を遮断するように通過する。
【0013】 フォトトランジスタ6のコレクタ端子と電源電圧VDDとの間には負荷抵抗R8 が接続され、コレクタ電位VC は前記コレパレータ2の反転端子(−)に帰還さ れている。また、フォトトランジスタ6のコレクタ端子は、結合コンデンサC3 を介して増幅器7に接続されている。 以上の構成からなるセンサ自動調整回路において、フォトトランジスタ6のコ レクタ電位VC がどのようにして最適動作点Va に設定されるかを説明する。
【0014】 前述の通り、動作点設定回路1の出力電圧VDD×R2 /(R2 +R1 )は、最 適動作点Va (例えばVDD/2)と一致するように設計されている。そして、コ ンパレータ2には、最適動作点Va とフォトトランジスタ6のコレクタ電位VC とが入力されているので、もしVC <Va ならコンパレータ2の出力はHレベル となり、逆にVC >Va ならコンパレータ2の出力はLレベルとなる。
【0015】 以上の点を踏まえて、以下、回路の全体的動作を考察する。フォトトランジス タ6のコレクタ電位VC が最適動作点Va より高いときは(コンパレータ2の出 力はLレベル)、コンデンサC2 が充電されることによってトランジスタQ1 の ベース電位が低くなるので、赤外線LED4の電流が増加する。そして、その結 果、フォトトランジスタ6のコレクタ電流も増加するのでコレクタ電位VC が減 少する。一方、フォトトトランジスタ6のコレクタ電位VC が最適動作点Va よ り低いときは(コンパレータ2の出力はHレベル)、コンデンサC2 の電荷がト ランジスタQ1 を介して放電することによって、トランジスタQ1 のベース電位 が高くなり、赤外線LED4の電流が減少する。その結果、フォトトランジスタ 6のコレクタ電流も減少するのでコレクタ電位VC は増加する。
【0016】 つまり、フォトトランジスタ6のコレクタ電位VC が最適動作点Va より高い と回路の負帰還作用によってコレクタ電位VC が減少し、この減少の結果、コレ クタ電位VC が最適動作点Va よりも低くなると、今度は、コレクタ電位VC が 増加することになり、結局、コンパレータ2は、HレベルとLレベル間の振動電 圧を発振することになる。そして、平滑回路3は、この振動電圧を、そのデュー ティ比に対応した平均電圧に変換して、ドライブ回路5に供給している。
【0017】 以上説明したように、コンパレータ2と平滑回路3とドライブ回路5とによっ て、フォトトランジスタ6の負帰還回路が形成されており、コンデンサC1 の両 端電圧(フォトトランジスタ6のコレクタ電位VC )は、Va を中心レベルとし た微小振動を繰り返しながらコンパレータの出力電圧を振動させている。そして 、平滑回路3は、この振動波形のデューティ比に比例した電圧をLEDドライブ 回路5に供給してLED4とフォトトランジスタ6の動作を制御し、フォトトラ ンジスタ6のコレクタ電位VC を最適動作点Va のレベルに設定している。
【0018】 従って、この回路によれば、いちいち手動調整しなくてもフォトトランジスタ 6のコレクタ電位VC は最適動作点Va に設定される。 次に、掃除機を長期間使用したことによってLED等にゴミが付着しても、コ レクタ電位VC は最適動作点Va に維持されることを説明する。ゴミ等の付着に よりフォトトランジスタ6の感度が低下すると、コレクタ電流は減少するのでコ レクタ電位VC は増加しようとする。しかし、前記したように、負帰還回路が形 成されているので、コレクタ電位VC が増加しようとしても、トランジスタQ1 のベース電位が低下することによって赤外線LED4の電流を増加させ、結局、 フォトトランジスタ6のコレクタ電位VC はVa の値に維持される。
【0019】 最後に、掃除機を動作させてゴミを吸引した場合の動作を説明しておく。この 場合は、掃除機に吸引されたゴミ等が赤外線LEDの光を遮断するので、フォト トランジスタのコレクタ電位VC が変化する。そして、コレクタ電位VC の変化 分は結合コンデンサを介して増幅器7に加えられるので、ゴミセンサ回路として 正常に動作することになる。なお、ゴミによってコレクタ電位VC が変化したと しても、その変化速度は速いので、コンデンサC1 ,C2 等は追従して動作する ことができず、従って、赤外線LEDの電流値は変化しない。
【0020】
【考案の効果】
以上説明したように、この考案にかかるセンサ自動調整回路は、手動調整をし なくても、フォトトランジスタが常に最適動作点で動作する。従って、煩雑な調 整作業を廃止することができ、しかも、可変抵抗を使用しないので回路全体のコ ストダウンも図れる。また、LEDなどにゴミが付着した場合も、回路の再調整 などは不要であり自動的に最適動作点を維持する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例を示す回路図である。
【図2】従来のゴミセンサ調整回路を示す回路図であ
る。
【符号の説明】
1 動作点設定回路 2 コンパレータ 3 平滑回路 4 LED 5 LEDドライブ回路 6 フォトトランジスタ Va 最適動作点の電圧値 VC コレクタ電位

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】発光素子と、この発光素子の光を受光する
    フォトトランジスタとで構成されるセンサ回路におい
    て、前記フォトトランジスタのコレクタ電位を最適動作
    点に自動調整する回路であって、 前記フォトトランジスタの最適動作点であるコレクタ電
    位と同じ電圧値を出力する動作点設定回路と、 この動作点設定回路の出力電圧を一方の入力端子に受
    け、前記フォトトランジスタの出力電圧を他方の入力端
    子に受けるコンパレータと、 このコンパレータの出力電圧を平滑化する平滑回路と、 この平滑回路の出力を受け、前記フォトトランジスタの
    コレクタ電位を前記最適動作点に近づける向きに、前記
    発光素子の電流を変化させる発光素子ドライブ回路とを
    備えることを特徴とするセンサ自動調整回路。
JP1991068006U 1991-08-27 1991-08-27 電気掃除機のゴミセンサ Expired - Lifetime JP2597993Y2 (ja)

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Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS604038U (ja) * 1983-06-21 1985-01-12 オムロン株式会社 光電検出器
JPS6040002U (ja) * 1983-08-22 1985-03-20 アイワ株式会社 光学式センサの自動感度調節装置
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JPH02285713A (ja) * 1989-04-26 1990-11-26 Omron Corp 光電スイッチ

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