JP3216632B2 - ディスプレイ装置 - Google Patents
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- JP3216632B2 JP3216632B2 JP20421299A JP20421299A JP3216632B2 JP 3216632 B2 JP3216632 B2 JP 3216632B2 JP 20421299 A JP20421299 A JP 20421299A JP 20421299 A JP20421299 A JP 20421299A JP 3216632 B2 JP3216632 B2 JP 3216632B2
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンピュータ用デ
ィスプレイ装置であって、特に多周波対応ディスプレイ
装置に係り、損失の低下に好適なディスプレイ装置に関
する。
ィスプレイ装置であって、特に多周波対応ディスプレイ
装置に係り、損失の低下に好適なディスプレイ装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】近年、コンピュータ用ディスプレイ装置
では、使用者の使い勝手向上や生産ラインの合理化のた
め、1台のディスプレイ装置で種々の水平偏向周波数に
対応できる多周波対応ディスプレイ装置が普及しつつあ
る。この多周波対応ディスプレイ装置では水平偏向周波
数、高圧負荷、水平偏向電流の変化に対して常に水平出
力トランジスタを最適ドライブする必要がある。しか
し、これまで、この条件を満足する回路を備えたディス
プレイ装置は提案されていないため、水平出力トランジ
スタの損失が問題となるような高い水平偏向周波数領域
での多周波対応ディスプレイ装置は実現されていなかっ
た。なお水平出力トランジスタの最適ドライブに関連す
る従来技術は、例えば実開昭62−147959号公
報、特開昭62−219771号公報、特開昭62−2
19772号公報、特開昭62−219773号公報、
特開昭63−189050号公報、特開昭63−189
051号公報、特開昭64−47175号公報等に開示
されている。
では、使用者の使い勝手向上や生産ラインの合理化のた
め、1台のディスプレイ装置で種々の水平偏向周波数に
対応できる多周波対応ディスプレイ装置が普及しつつあ
る。この多周波対応ディスプレイ装置では水平偏向周波
数、高圧負荷、水平偏向電流の変化に対して常に水平出
力トランジスタを最適ドライブする必要がある。しか
し、これまで、この条件を満足する回路を備えたディス
プレイ装置は提案されていないため、水平出力トランジ
スタの損失が問題となるような高い水平偏向周波数領域
での多周波対応ディスプレイ装置は実現されていなかっ
た。なお水平出力トランジスタの最適ドライブに関連す
る従来技術は、例えば実開昭62−147959号公
報、特開昭62−219771号公報、特開昭62−2
19772号公報、特開昭62−219773号公報、
特開昭63−189050号公報、特開昭63−189
051号公報、特開昭64−47175号公報等に開示
されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】水平出力トランジスタ
を最適ドライブするためには、水平偏向周波数が変化し
ても水平出力トランジスタのベース電流を損失が最小と
なるような値に保つ必要がある。ベース電流には、順方
向ベース電流と逆方向ベース電流の2つがあり、水平偏
向周波数が変化すると、後述する(2)及び(3)式、もしく
は(4)及び(5)式に示されるように、順方向ベース電流は
変化するが、逆方向ベース電流は変化しない。上記に挙
げた従来技術の、特開昭62−219771号公報、特
開昭62−219772号公報、特開昭62−2197
73号公報、特開昭63−189050号公報及び特開
昭63−189051号に記載のものは、水平偏向周波
数に応じて水平ドライブトランジスタの電源電圧を制御
することにより水平出力トランジスタのベース電流を制
御している。しかしながら、このような構成の場合、順
方向のみならず逆方向ベース電流も一緒に変化するた
め、逆方向ベース電流が最適値から離れてしまう虞があ
る。また、特開昭64−47175号公報に記載のもの
は、水平出力トランジスタのストレージ期間に応じて逆
方向ベース電流を制御するものであり、水平偏向周波数
の変化に伴う順方向ベース電流の変化については考慮さ
れていない。本発明の目的は、水平偏向周波数が変化し
た場合に順方向ベース電流を好適に制御することによ
り、水平出力トランジスタを最適ドライブして水平出力
トランジスタの損失を減少させ、信頼性の高いディスプ
レイ装置を提供することにある。
を最適ドライブするためには、水平偏向周波数が変化し
ても水平出力トランジスタのベース電流を損失が最小と
なるような値に保つ必要がある。ベース電流には、順方
向ベース電流と逆方向ベース電流の2つがあり、水平偏
向周波数が変化すると、後述する(2)及び(3)式、もしく
は(4)及び(5)式に示されるように、順方向ベース電流は
変化するが、逆方向ベース電流は変化しない。上記に挙
げた従来技術の、特開昭62−219771号公報、特
開昭62−219772号公報、特開昭62−2197
73号公報、特開昭63−189050号公報及び特開
昭63−189051号に記載のものは、水平偏向周波
数に応じて水平ドライブトランジスタの電源電圧を制御
することにより水平出力トランジスタのベース電流を制
御している。しかしながら、このような構成の場合、順
方向のみならず逆方向ベース電流も一緒に変化するた
め、逆方向ベース電流が最適値から離れてしまう虞があ
る。また、特開昭64−47175号公報に記載のもの
は、水平出力トランジスタのストレージ期間に応じて逆
方向ベース電流を制御するものであり、水平偏向周波数
の変化に伴う順方向ベース電流の変化については考慮さ
れていない。本発明の目的は、水平偏向周波数が変化し
た場合に順方向ベース電流を好適に制御することによ
り、水平出力トランジスタを最適ドライブして水平出力
トランジスタの損失を減少させ、信頼性の高いディスプ
レイ装置を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の、本発明に係るディスプレイ装置は、水平出力トラン
ジスタの順方向ベース電流に対する抵抗の値を制御する
ことにより、前記水平出力トランジスタの逆方向ベース
電流とは独立して、前記順方向ベース電流を制御するた
めのベース抵抗制御回路を設け、水平偏向周波数が高い
方向に変化した場合に、順方向ベース電流に対する抵抗
値を増加させるように制御することを特徴とするもので
ある。そしてこのような構成によれば、水平偏向周波数
が変化した場合、(水平偏向周波数の変化に伴う値の変
動がない)逆方向ベース電流を変えることなく、順方向
ベース電流を制御することができるため、水平偏向周波
数が変化しても順方向及び逆方向ベース電流の両方を最
適値に保つことができる。
の、本発明に係るディスプレイ装置は、水平出力トラン
ジスタの順方向ベース電流に対する抵抗の値を制御する
ことにより、前記水平出力トランジスタの逆方向ベース
電流とは独立して、前記順方向ベース電流を制御するた
めのベース抵抗制御回路を設け、水平偏向周波数が高い
方向に変化した場合に、順方向ベース電流に対する抵抗
値を増加させるように制御することを特徴とするもので
ある。そしてこのような構成によれば、水平偏向周波数
が変化した場合、(水平偏向周波数の変化に伴う値の変
動がない)逆方向ベース電流を変えることなく、順方向
ベース電流を制御することができるため、水平偏向周波
数が変化しても順方向及び逆方向ベース電流の両方を最
適値に保つことができる。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、本発明のディスプレイ装置
に用いられる回路の一実施の形態を図1により説明す
る。図1において、1は水平パルス入力端子、2は水平
ドライブトランジスタ、3はダイオード、4はドライブ
電圧入力端子、5はドライブトランス、6はベース抵抗
制御回路、7は水平偏向周波数検出回路、8は水平出力
トランジスタ、9はダンパーダイオード、10は共振コ
ンデンサ、11は水平偏向コイル、12はS字コンデン
サ、13はフライバックトランス、14は高圧整流ダイ
オード、15は高圧出力端子、16はコンデンサ、17
は電源入力端子である。
に用いられる回路の一実施の形態を図1により説明す
る。図1において、1は水平パルス入力端子、2は水平
ドライブトランジスタ、3はダイオード、4はドライブ
電圧入力端子、5はドライブトランス、6はベース抵抗
制御回路、7は水平偏向周波数検出回路、8は水平出力
トランジスタ、9はダンパーダイオード、10は共振コ
ンデンサ、11は水平偏向コイル、12はS字コンデン
サ、13はフライバックトランス、14は高圧整流ダイ
オード、15は高圧出力端子、16はコンデンサ、17
は電源入力端子である。
【0006】図1の実施例では、水平偏向周波数検出回
路7から出力された水平偏向周波数に比例した電圧信号
により、ベース抵抗制御回路6が水平偏向周波数に対応
したベース抵抗となるように制御される。この結果、水
平偏向周波数が変化しても常に水平出力トランジスタ8
が最適条件でドライブされる。
路7から出力された水平偏向周波数に比例した電圧信号
により、ベース抵抗制御回路6が水平偏向周波数に対応
したベース抵抗となるように制御される。この結果、水
平偏向周波数が変化しても常に水平出力トランジスタ8
が最適条件でドライブされる。
【0007】ここで、水平出力トランジスタの最適ドラ
イブ条件について図2〜図5を用いて説明する。図2
は、従来のディスプレイ装置に用いられていた水平偏向
高圧回路である。図2において、18はダイオード、1
9、20はベース抵抗である。
イブ条件について図2〜図5を用いて説明する。図2
は、従来のディスプレイ装置に用いられていた水平偏向
高圧回路である。図2において、18はダイオード、1
9、20はベース抵抗である。
【0008】図2の水平パルス入力端子1に図3のVB
Dなるパルス電圧を入力すると、水平ドライブトランジ
スタ2のコレクタには図3のVCDなるパルス電圧が発
生する。この電圧VCDは、水平ドライブトランス5に
より変圧され、水平ドライブトランス5の2次側には図
3のV2なる電圧が発生する。この電圧V2により、水
平出力トランジスタ8のベースには、図3のiBなるベ
ース電流が流れ、コレクタ電流iCOが流れる。また、
水平出力トランジスタ8のスイッチングに伴ない、水平
出力トランジスタ8のコレクタには図3のVCなる電圧
が発生し、ダンパーダイオード9には図3のiDなる電
流が流れる。
Dなるパルス電圧を入力すると、水平ドライブトランジ
スタ2のコレクタには図3のVCDなるパルス電圧が発
生する。この電圧VCDは、水平ドライブトランス5に
より変圧され、水平ドライブトランス5の2次側には図
3のV2なる電圧が発生する。この電圧V2により、水
平出力トランジスタ8のベースには、図3のiBなるベ
ース電流が流れ、コレクタ電流iCOが流れる。また、
水平出力トランジスタ8のスイッチングに伴ない、水平
出力トランジスタ8のコレクタには図3のVCなる電圧
が発生し、ダンパーダイオード9には図3のiDなる電
流が流れる。
【0009】水平出力トランジスタ8の損失PCは、
(1)式で表わされる。
(1)式で表わされる。
【0010】 PC=PS+PSW …(1) 但し、PS:飽和電圧による損失、PSW:スイッチン
グ損失である。
グ損失である。
【0011】損失PS及び損失PSWは共に、図4に示
す様に水平出力トランジスタ8のベース電流iBと強く
関係している。低損失化のためには水平出力トランジス
タ8のコレクタ電流が一定の場合、水平出力トランジス
タ8の順方向ベース電流最小値iB1(min)を最適
値iB1(opt)に、また、逆方向ベース電流iB2
を最適値iB2(opt)にする必要がある。水平サイ
ズ及び画面輝度が一定のまま、水平偏向周波数が変化し
た場合が、この条件に概当する。また、水平出力トラン
ジスタ8のコレクタ電流が変化した場合、水平出力トラ
ンジスタの低損失化のためには、前記ベース電流の最適
値iB1(opt),iB2(opt)は、共に図5に
示す様にコレクタ電流とほぼ比例関係に変化させる必要
がある。水平偏向周波数が一定のまま水平サイズまたは
画面輝度が変化した場合が、この条件に概当する。
す様に水平出力トランジスタ8のベース電流iBと強く
関係している。低損失化のためには水平出力トランジス
タ8のコレクタ電流が一定の場合、水平出力トランジス
タ8の順方向ベース電流最小値iB1(min)を最適
値iB1(opt)に、また、逆方向ベース電流iB2
を最適値iB2(opt)にする必要がある。水平サイ
ズ及び画面輝度が一定のまま、水平偏向周波数が変化し
た場合が、この条件に概当する。また、水平出力トラン
ジスタ8のコレクタ電流が変化した場合、水平出力トラ
ンジスタの低損失化のためには、前記ベース電流の最適
値iB1(opt),iB2(opt)は、共に図5に
示す様にコレクタ電流とほぼ比例関係に変化させる必要
がある。水平偏向周波数が一定のまま水平サイズまたは
画面輝度が変化した場合が、この条件に概当する。
【0012】ベース電流最小値iB1(min)及びi
B2(max)はそれぞれ(2)、(3)式で表わされ
る。
B2(max)はそれぞれ(2)、(3)式で表わされ
る。
【0013】 iB1(min)=(ED/n)・{1/(R2+RB1)−TH/(2・L2)} …(2) iB2(max)=(ED/n)・{1/(R2+RB1)} …(3) 但し、ED:ドライブ電源電圧、n:ドライブトランス
の変圧比、R2:ドライブトランスの2次側抵抗、RB
1:ベース抵抗、TH:水平偏向周期、L2:ドライブ
トランスの2次側インダクタンスである。
の変圧比、R2:ドライブトランスの2次側抵抗、RB
1:ベース抵抗、TH:水平偏向周期、L2:ドライブ
トランスの2次側インダクタンスである。
【0014】通常、iB1(opt)≒ICP/hf
e,iB2(opt)≒0.5〜0.7Icpであるた
め、iB1(opt)<iB2(opt)となる。
e,iB2(opt)≒0.5〜0.7Icpであるた
め、iB1(opt)<iB2(opt)となる。
【0015】但し、Icp:水平出力トランジスタ9の
最大コレクタ電流、hfe:水平出力トランジスタ9の
エミッタ接地電流増幅率である。iB1(opt)<i
B2(opt)であるため、ベース抵抗20の代わり
に、図2(b)に示す回路が良く使用される。
最大コレクタ電流、hfe:水平出力トランジスタ9の
エミッタ接地電流増幅率である。iB1(opt)<i
B2(opt)であるため、ベース抵抗20の代わり
に、図2(b)に示す回路が良く使用される。
【0016】図2(b)の場合のiB1(min)及び
iB2(max)はそれぞれ(4)、(5)式で表わさ
れる。
iB2(max)はそれぞれ(4)、(5)式で表わさ
れる。
【0017】 iB1(min)=(ED/n)・{1/(R2+RB1)−TH/(2・L2)} …(4) iB2(max)={(ED/n)−VF}/{1/(R2+RB2)} …(5) 但し、RB2は抵抗19の抵抗値、VFはダイオード1
8の順方向降下電圧である。
8の順方向降下電圧である。
【0018】(4)式より、ベース電流最小値iB1
(min)を水平偏向周期THの変化によらず、常に最
適値iB1(opt)にするためには、ドライブ電源
電圧EDを水平偏向周波数に比例して減少させる。水
平出力トランジスタのベース抵抗RB1を、水平偏向周
波数に比例させる。ドライブトランスの2次側インダ
クタンスL2を水平偏向周波数に比例して減少させるの
3つの方法がある。図1の第1の実施例は、水平出力
トランジスタ8のベース抵抗RB1を水平偏向周波数に
比例して増加させる実施例である。
(min)を水平偏向周期THの変化によらず、常に最
適値iB1(opt)にするためには、ドライブ電源
電圧EDを水平偏向周波数に比例して減少させる。水
平出力トランジスタのベース抵抗RB1を、水平偏向周
波数に比例させる。ドライブトランスの2次側インダ
クタンスL2を水平偏向周波数に比例して減少させるの
3つの方法がある。図1の第1の実施例は、水平出力
トランジスタ8のベース抵抗RB1を水平偏向周波数に
比例して増加させる実施例である。
【0019】図6に、図1の実施例の第1の具体的回路
例を示す。図6においてベース抵抗制御回路6は、ダイ
オード18、抵抗19、23及びベース電流制御トラン
ジスタ22から構成されている。また、水平偏向周波数
検出回路7は、抵抗器24、25、30、コンデンサ2
6、27、ワンショット・マルチバイブレータ28、正
電源入力端子29及びトランジスタ31から構成されて
いる。その他の回路構成は図1または図2に示された回
路と同じなので説明を省略する。
例を示す。図6においてベース抵抗制御回路6は、ダイ
オード18、抵抗19、23及びベース電流制御トラン
ジスタ22から構成されている。また、水平偏向周波数
検出回路7は、抵抗器24、25、30、コンデンサ2
6、27、ワンショット・マルチバイブレータ28、正
電源入力端子29及びトランジスタ31から構成されて
いる。その他の回路構成は図1または図2に示された回
路と同じなので説明を省略する。
【0020】次に動作を説明する。水平パルス入力端子
1に入力された水平パルスをトランジスタ31、抵抗器
30により反転増幅してTTLレベルに変換し、ワンシ
ョット・マルチバイブレータ28に入力する。ワンショ
ット・マルチバイブレータ28は抵抗25、コンデンサ
27の定数により決まるパルス幅を有するパルスを出力
する。このワンショット・マルチバイブレータ28より
出力されたパルスを抵抗24、コンデンサ26により平
滑し直流化する。この結果得られた直流電圧は水平偏向
周波数に比例した電圧となる。この電圧をベース電流制
御トランジスタ22のベースに入力する。すると、水平
偏向周波数が高くなるとトランジスタ22のベース電圧
が上昇し、トランジスタ22のエミッタ・コレクタ間抵
抗が増加する。この結果、水平出力トランジスタ8の順
方向ベース電流最小値iB1(min)が水平偏向周波
数によらず常に最適値iB1(opt)となる。
1に入力された水平パルスをトランジスタ31、抵抗器
30により反転増幅してTTLレベルに変換し、ワンシ
ョット・マルチバイブレータ28に入力する。ワンショ
ット・マルチバイブレータ28は抵抗25、コンデンサ
27の定数により決まるパルス幅を有するパルスを出力
する。このワンショット・マルチバイブレータ28より
出力されたパルスを抵抗24、コンデンサ26により平
滑し直流化する。この結果得られた直流電圧は水平偏向
周波数に比例した電圧となる。この電圧をベース電流制
御トランジスタ22のベースに入力する。すると、水平
偏向周波数が高くなるとトランジスタ22のベース電圧
が上昇し、トランジスタ22のエミッタ・コレクタ間抵
抗が増加する。この結果、水平出力トランジスタ8の順
方向ベース電流最小値iB1(min)が水平偏向周波
数によらず常に最適値iB1(opt)となる。
【0021】図7に、図1に示した実施例の第2の具体
的回路例を示す。図7において、ベース抵抗制御回路6
は、図6のベース抵抗制御回路6と比較して構成部品は
同一であるが、図7の実施例では、ベース抵抗制御回路
6がドライブトランス5の2次巻線のアース側に設けら
れている点が異なっている。また、水平偏向周波数検出
回路7は、トランジスタ35、38、抵抗器32、3
3、34、39、負電源入力端子36、正電源入力端子
37から構成されている。その他の回路構成は、図6に
示された回路と同様なので説明は省略する。次に、動作
を説明する。水平AFC回路の電圧制御発振器(VC
O)(図示されていない)の制御電圧が入力端子40に
印加される。この入力端子40に入力された制御電圧は
トランジスタ38によって構成されるエミッタフォロワ
及びトランジスタ35によって構成されるレベルシフト
回路を経由してトランジスタ22’のベースに出力され
る。このことにより水平偏向周波数に比例した電圧がト
ランジスタ22’のベースに印加される。この結果、水
平偏向周波数が高くなると、トランジスタ22’のエミ
ッタ・コレクタ間抵抗が増加し、図6の実施例と同様
に、水平出力トランジスタ8の順方向ベース電流最小値
iB1(min)が水平偏向周波数によらず常に最適値
iB1(opt)に保たれる。
的回路例を示す。図7において、ベース抵抗制御回路6
は、図6のベース抵抗制御回路6と比較して構成部品は
同一であるが、図7の実施例では、ベース抵抗制御回路
6がドライブトランス5の2次巻線のアース側に設けら
れている点が異なっている。また、水平偏向周波数検出
回路7は、トランジスタ35、38、抵抗器32、3
3、34、39、負電源入力端子36、正電源入力端子
37から構成されている。その他の回路構成は、図6に
示された回路と同様なので説明は省略する。次に、動作
を説明する。水平AFC回路の電圧制御発振器(VC
O)(図示されていない)の制御電圧が入力端子40に
印加される。この入力端子40に入力された制御電圧は
トランジスタ38によって構成されるエミッタフォロワ
及びトランジスタ35によって構成されるレベルシフト
回路を経由してトランジスタ22’のベースに出力され
る。このことにより水平偏向周波数に比例した電圧がト
ランジスタ22’のベースに印加される。この結果、水
平偏向周波数が高くなると、トランジスタ22’のエミ
ッタ・コレクタ間抵抗が増加し、図6の実施例と同様
に、水平出力トランジスタ8の順方向ベース電流最小値
iB1(min)が水平偏向周波数によらず常に最適値
iB1(opt)に保たれる。
【0022】図8は、本発明のディスプレイ装置に用い
られる回路の第2の実施例を示す回路図である。図8に
示された実施例では、水平出力トランジスタのコレクタ
電流が水平ラスターサイズや高圧負荷の変化により大き
く変化した場合でも、水平出力トランジスタが常に最適
ドライブするように回路を付加している。すなわち、本
実施例では、図6に示された回路に、さらに、トランジ
スタ41、抵抗器42、43、44、45、49、5
0、51、52、演算増幅器46、53、可変抵抗器4
7、正電源入力端子48、カレントトランス54、整流
ダイオード55、コンデンサ56が付加されている。そ
の他の回路構成は図6の回路と同様である。次に動作を
説明する。水平出力トランジスタ8のエミッタにカレン
ト・トランス54を接続し、その2次側に発生する電圧
を整流平滑することにより、コレクタ電流に比例した直
流電圧を得る。この直流電圧を演算増幅器46の非反転
入力端子及び演算増幅器53の反転入力端子に入力す
る。
られる回路の第2の実施例を示す回路図である。図8に
示された実施例では、水平出力トランジスタのコレクタ
電流が水平ラスターサイズや高圧負荷の変化により大き
く変化した場合でも、水平出力トランジスタが常に最適
ドライブするように回路を付加している。すなわち、本
実施例では、図6に示された回路に、さらに、トランジ
スタ41、抵抗器42、43、44、45、49、5
0、51、52、演算増幅器46、53、可変抵抗器4
7、正電源入力端子48、カレントトランス54、整流
ダイオード55、コンデンサ56が付加されている。そ
の他の回路構成は図6の回路と同様である。次に動作を
説明する。水平出力トランジスタ8のエミッタにカレン
ト・トランス54を接続し、その2次側に発生する電圧
を整流平滑することにより、コレクタ電流に比例した直
流電圧を得る。この直流電圧を演算増幅器46の非反転
入力端子及び演算増幅器53の反転入力端子に入力す
る。
【0023】この結果、水平出力トランジスタ8のコレ
クタ電流が増加すると、逆方向ベース電流を制御するト
ランジスタ41のベース電圧が上昇し、トランジスタ4
1のコレクタエミッタ間抵抗が減少し、逆方向ベース電
流が増加する。同時に、水平出力トランジスタ8の順方
向ベース電流を制御するトランジスタ22のベース電圧
が降下し、トランジスタ22のコレクタ・エミッタ間抵
抗が減少し、水平出力トランジスタ8の順方向ベース電
流が増加する。また、水平偏向周波数検出回路7の出力
電圧を演算増幅器53の非反転入力端子に入力すること
により、図6に示した実施例と同様に水平偏向周波数の
変化によらず常に順方向ベース電流最小値iB1(mi
n)を最適値iB1(opt)に保っている。
クタ電流が増加すると、逆方向ベース電流を制御するト
ランジスタ41のベース電圧が上昇し、トランジスタ4
1のコレクタエミッタ間抵抗が減少し、逆方向ベース電
流が増加する。同時に、水平出力トランジスタ8の順方
向ベース電流を制御するトランジスタ22のベース電圧
が降下し、トランジスタ22のコレクタ・エミッタ間抵
抗が減少し、水平出力トランジスタ8の順方向ベース電
流が増加する。また、水平偏向周波数検出回路7の出力
電圧を演算増幅器53の非反転入力端子に入力すること
により、図6に示した実施例と同様に水平偏向周波数の
変化によらず常に順方向ベース電流最小値iB1(mi
n)を最適値iB1(opt)に保っている。
【0024】この、水平偏向周波数検出回路7及びトラ
ンジスタ22は、水平偏向周波数検出回路7の出力信号
が演算増幅器53を介してトランジスタ22のベースに
入力されているが、図6の実施例と全く同様の動作をす
る。なお、水平偏向周波数検出回路7は図6中の水平偏
向周波数検出回路7と同一の回路構成をしている。この
結果、水平偏向周波数水平ラスターサイズ、高圧負荷の
変化によらず、水平出力トランジスタのコレクタ損失を
常に最小値に保つことができる。
ンジスタ22は、水平偏向周波数検出回路7の出力信号
が演算増幅器53を介してトランジスタ22のベースに
入力されているが、図6の実施例と全く同様の動作をす
る。なお、水平偏向周波数検出回路7は図6中の水平偏
向周波数検出回路7と同一の回路構成をしている。この
結果、水平偏向周波数水平ラスターサイズ、高圧負荷の
変化によらず、水平出力トランジスタのコレクタ損失を
常に最小値に保つことができる。
【0025】図9は、本発明のディスプレイ装置に用い
られる回路の第3の実施例である。図8に示された実施
例とは、水平出力トランジスタ8のコレクタ電流の変化
に追従して常に最適ドライブを行う回路の構成が異って
いる。すなわち、図9の実施例は、図6に示された回路
にトランジスタ57、抵抗器58、59、演算増幅器6
0、コンデンサ61、63、電流検出抵抗62を付加し
ている。
られる回路の第3の実施例である。図8に示された実施
例とは、水平出力トランジスタ8のコレクタ電流の変化
に追従して常に最適ドライブを行う回路の構成が異って
いる。すなわち、図9の実施例は、図6に示された回路
にトランジスタ57、抵抗器58、59、演算増幅器6
0、コンデンサ61、63、電流検出抵抗62を付加し
ている。
【0026】その他の回路構成は図6に示された回路と
同様である。また、水平偏向周波数検出回路7の回路構
成も、図6に示された水平周波数検出回路7と同様であ
る。
同様である。また、水平偏向周波数検出回路7の回路構
成も、図6に示された水平周波数検出回路7と同様であ
る。
【0027】次に、動作を説明する。水平出力トランジ
スタ8のエミッタに電流検出抵抗62、コンデンサ63
を設け水平出力トランジスタ8のコレクタ電流に比例し
た直流電圧を得る。この直流電圧を演算増幅器60の非
反転入力端子に入力する。すると、コンデンサ61の両
端電圧(ドライブ電圧)は水平出力トランジスタ8のコ
レクタ電流に比例する。この結果、水平出力トランジス
タの順方向ベース電流及び逆方向ベース電流は水平出力
トランジスタ8のコレクタ電流に比例する。この結果、
図8に示された実施例と同様の効果が得られる。
スタ8のエミッタに電流検出抵抗62、コンデンサ63
を設け水平出力トランジスタ8のコレクタ電流に比例し
た直流電圧を得る。この直流電圧を演算増幅器60の非
反転入力端子に入力する。すると、コンデンサ61の両
端電圧(ドライブ電圧)は水平出力トランジスタ8のコ
レクタ電流に比例する。この結果、水平出力トランジス
タの順方向ベース電流及び逆方向ベース電流は水平出力
トランジスタ8のコレクタ電流に比例する。この結果、
図8に示された実施例と同様の効果が得られる。
【0028】図10は、本発明のディスプレイ装置に用
いられる回路の第4の実施例の回路図である。図9に示
された実施例とは、水平偏向周波数に追従して常に最適
ドライブを行う回路の構成が異っている。図10におい
て、64、65は抵抗器である。
いられる回路の第4の実施例の回路図である。図9に示
された実施例とは、水平偏向周波数に追従して常に最適
ドライブを行う回路の構成が異っている。図10におい
て、64、65は抵抗器である。
【0029】次に、動作を説明する。水平偏向周波数検
出回路7の出力電圧は演算増幅器60の反転入力端子に
印加され、演算増幅器46の非反転入力端子に印加され
ている。この結果、水平偏向周波数が増加するとコンデ
ンサ61の両端電圧(ドライブ電圧)は減少する。この
ことにより、順方向ベース電流最小値iB1(min)
が最適値iB1(opt)に保たれる。しかし、ドライ
ブ電圧が減少すると、逆方向ベース電流iB2(max
が減少する。このトランジスタ8の逆方向ベース電流i
B2(max)が減少するのを防止するため、演算増幅
器46及びトランジスタ41等で構成される回路が接続
されている。水平偏向周波数検出回路7の出力電圧が演
算増幅器46の非反転入力端子に入力されていることか
ら、水平偏向周波数が上昇すると、演算増幅器46の出
力電圧が上昇する。
出回路7の出力電圧は演算増幅器60の反転入力端子に
印加され、演算増幅器46の非反転入力端子に印加され
ている。この結果、水平偏向周波数が増加するとコンデ
ンサ61の両端電圧(ドライブ電圧)は減少する。この
ことにより、順方向ベース電流最小値iB1(min)
が最適値iB1(opt)に保たれる。しかし、ドライ
ブ電圧が減少すると、逆方向ベース電流iB2(max
が減少する。このトランジスタ8の逆方向ベース電流i
B2(max)が減少するのを防止するため、演算増幅
器46及びトランジスタ41等で構成される回路が接続
されている。水平偏向周波数検出回路7の出力電圧が演
算増幅器46の非反転入力端子に入力されていることか
ら、水平偏向周波数が上昇すると、演算増幅器46の出
力電圧が上昇する。
【0030】この結果、トランジスタ41のベース電圧
が上昇し、トランジスタ41のエミッタ・コレクタ間抵
抗が減少してトランジスタ8の逆方向ベース電流iB2
(max)を増加させる。このことにより、トランジス
タ8の逆方向ベース電流最大値iB2(max)を最適
値iB2(opt)に保っている。この結果、図8及び
図9に示された実施例と同様の効果が得られる。
が上昇し、トランジスタ41のエミッタ・コレクタ間抵
抗が減少してトランジスタ8の逆方向ベース電流iB2
(max)を増加させる。このことにより、トランジス
タ8の逆方向ベース電流最大値iB2(max)を最適
値iB2(opt)に保っている。この結果、図8及び
図9に示された実施例と同様の効果が得られる。
【0031】図11に、本発明のディスプレイ装置に用
いられる回路の第5の実施例が示されている。図9また
は、図10に示された実施例とは、水平偏向周波数に追
従して、常に最適ドライブを行う回路の構成が異ってい
る。図11において、66は正電源入力端子、67はイ
ンダクタンス制御巻線、68はインダクタンス制御トラ
ンジスタ、69は抵抗器である。
いられる回路の第5の実施例が示されている。図9また
は、図10に示された実施例とは、水平偏向周波数に追
従して、常に最適ドライブを行う回路の構成が異ってい
る。図11において、66は正電源入力端子、67はイ
ンダクタンス制御巻線、68はインダクタンス制御トラ
ンジスタ、69は抵抗器である。
【0032】次に、動作を説明する。水平偏向周波数検
出回路7から出力された水平偏向周波数に比例した電圧
をトランジスタ68のベースに加えると、インダクタン
ス制御巻線67に水平偏向周波数に比例した直流電流が
流れる。この結果、水平偏向周波数が増加すると、ドラ
イブトランスの2次側巻線のインダクタンスが減少す
る。
出回路7から出力された水平偏向周波数に比例した電圧
をトランジスタ68のベースに加えると、インダクタン
ス制御巻線67に水平偏向周波数に比例した直流電流が
流れる。この結果、水平偏向周波数が増加すると、ドラ
イブトランスの2次側巻線のインダクタンスが減少す
る。
【0033】このように、水平偏向周波数の変動に伴な
い、ドライブトランスの2次側巻線のインダクタンスが
制御されることにより、順方向ベース電流最小値iB1
(min)が最適値B1(opt)に保たれる。この結
果、図8また、図9に示された実施例と同様の効果が得
られる。
い、ドライブトランスの2次側巻線のインダクタンスが
制御されることにより、順方向ベース電流最小値iB1
(min)が最適値B1(opt)に保たれる。この結
果、図8また、図9に示された実施例と同様の効果が得
られる。
【0034】なお、図11の実施例は、水平偏向周波数
検出回路7には、水平パルスが入力され、水平パルスの
周波数が検出されているが、図7の実施例と同様、水平
AFC回路の電圧制御発振器(VOC)の制御電圧を水
平偏向周波数検出回路7に入力する構成としても良い。
検出回路7には、水平パルスが入力され、水平パルスの
周波数が検出されているが、図7の実施例と同様、水平
AFC回路の電圧制御発振器(VOC)の制御電圧を水
平偏向周波数検出回路7に入力する構成としても良い。
【0035】図12に、本発明のディスプレイ装置に用
いられる回路の第6の実施例が示されている。図12の
実施例は、図11に示された実施例とは、コレクタ電流
に追従して常に最適ドライブを行う回路の構成が異って
いる。図12において、70、71、72、73は抵抗
器、74は演算増幅器である。その他、図10または図
11に示された実施例の構成物と同様の構成物には同一
の番号が付されている。
いられる回路の第6の実施例が示されている。図12の
実施例は、図11に示された実施例とは、コレクタ電流
に追従して常に最適ドライブを行う回路の構成が異って
いる。図12において、70、71、72、73は抵抗
器、74は演算増幅器である。その他、図10または図
11に示された実施例の構成物と同様の構成物には同一
の番号が付されている。
【0036】次に動作を説明する。水平出力トランジス
タ8のエミッタに設けた電流検出抵抗62、コンデンサ
63によりコレクタ電流に比例した直流電圧が得られ
る。この電圧を演算増幅器46の非反転端子及び演算増
幅器74の反転入力端子に入力している。この結果コレ
クタ電流が増加すると、演算増幅器46を介して、トラ
ンジスタ41のベース電圧が上昇し、トランジスタ8の
逆方向ベース電流を制御するトランジスタ41のコレク
タエミッタ間抵抗が減少し、トランジスタ8の逆方向ベ
ース電圧が増加する。同時に、演算増幅器74及びトラ
ンジスタ68の働きにより、インダクタンス制御巻線6
7を流れる電流が減少してドライブトランス5’の2次
巻線のインダクタンスが増加し、トランジスタ8の順方
向ベース電流最小値が増加する。この結果、図12に示
された実施例も図8〜図11の実施例と同様の効果が得
られる。
タ8のエミッタに設けた電流検出抵抗62、コンデンサ
63によりコレクタ電流に比例した直流電圧が得られ
る。この電圧を演算増幅器46の非反転端子及び演算増
幅器74の反転入力端子に入力している。この結果コレ
クタ電流が増加すると、演算増幅器46を介して、トラ
ンジスタ41のベース電圧が上昇し、トランジスタ8の
逆方向ベース電流を制御するトランジスタ41のコレク
タエミッタ間抵抗が減少し、トランジスタ8の逆方向ベ
ース電圧が増加する。同時に、演算増幅器74及びトラ
ンジスタ68の働きにより、インダクタンス制御巻線6
7を流れる電流が減少してドライブトランス5’の2次
巻線のインダクタンスが増加し、トランジスタ8の順方
向ベース電流最小値が増加する。この結果、図12に示
された実施例も図8〜図11の実施例と同様の効果が得
られる。
【0037】次に本発明の効果について説明する。図1
3は本発明の効果の1例を示す図である。曲線75は、
従来のディスプレイ装置に用いられていた回路におい
て、水平偏向周波数45KHzにおいて水平ドライブ回
路の条件を最適に設定し、水平偏向周波数を90KHz
まで変化させた場合の水平出力トランジスタのコレクタ
損失を示している。曲線76は、従来回路において逆に
水平偏向周波数90KHzにおいて水平ドライブ回路の
条件を最適に設定し、水平偏向周波数曲線45KHzま
で変化させた場合の水平出力トランジスタのコレクタ損
失を示している。曲線77は、水平偏向周波数に水平ド
ライブ回路の条件を自動追従させた本発明のディスプレ
イ装置に用いられる回路の水平出力トランジスタのコレ
クタ損失を示している。図13から明らかな様に、本発
明により水平出力トランジスタの損失を大幅に低減でき
ることがわかる。
3は本発明の効果の1例を示す図である。曲線75は、
従来のディスプレイ装置に用いられていた回路におい
て、水平偏向周波数45KHzにおいて水平ドライブ回
路の条件を最適に設定し、水平偏向周波数を90KHz
まで変化させた場合の水平出力トランジスタのコレクタ
損失を示している。曲線76は、従来回路において逆に
水平偏向周波数90KHzにおいて水平ドライブ回路の
条件を最適に設定し、水平偏向周波数曲線45KHzま
で変化させた場合の水平出力トランジスタのコレクタ損
失を示している。曲線77は、水平偏向周波数に水平ド
ライブ回路の条件を自動追従させた本発明のディスプレ
イ装置に用いられる回路の水平出力トランジスタのコレ
クタ損失を示している。図13から明らかな様に、本発
明により水平出力トランジスタの損失を大幅に低減でき
ることがわかる。
【0038】
【発明の効果】以上説明した様に、本発明によれば、水
平偏向周波数が変化しても、逆方向ベース電流を変化さ
せることなく順方向ベース電流を制御できるので、逆方
向及び順方向ベース電流の両方について、水平出力トラ
ンジスタの損失が少ない最適値に保つことができる。よ
って、水平出力とトランジスタの損失をより好適に低減
できる。
平偏向周波数が変化しても、逆方向ベース電流を変化さ
せることなく順方向ベース電流を制御できるので、逆方
向及び順方向ベース電流の両方について、水平出力トラ
ンジスタの損失が少ない最適値に保つことができる。よ
って、水平出力とトランジスタの損失をより好適に低減
できる。
【図1】本発明のディスプレイ装置に用いられる回路の
第1の実施例を示す回路図。
第1の実施例を示す回路図。
【図2】従来のディスプレイ装置に用いられていた水平
偏向高圧回路の動作を説明するための回路図。
偏向高圧回路の動作を説明するための回路図。
【図3】従来のディスプレイ装置に用いられていた水平
偏向高圧回路の動作を説明するための波形図。
偏向高圧回路の動作を説明するための波形図。
【図4】水平出力トランジスタの損失とベース電流との
関係を示す図である。
関係を示す図である。
【図5】水平出力トランジスタのコレクタ電流と最適ベ
ース電流との関係を示す図。
ース電流との関係を示す図。
【図6】本発明のディスプレイ装置に用いられる回路の
第1の具体例を示す回路図。
第1の具体例を示す回路図。
【図7】本発明のディスプレイ装置に用いられる回路の
第1の実施例の第2の具体例を示す回路図。
第1の実施例の第2の具体例を示す回路図。
【図8】本発明のディスプレイ装置に用いられる回路の
第2の実施例を示す回路図。
第2の実施例を示す回路図。
【図9】本発明のディスプレイ装置に用いられる回路の
第3の実施例を示す回路図。
第3の実施例を示す回路図。
【図10】本発明のディスプレイ装置に用いられる回路
の第4の実施例を示す回路図。
の第4の実施例を示す回路図。
【図11】本発明のディスプレイ装置に用いられる回路
の第5の実施例を示す回路図。
の第5の実施例を示す回路図。
【図12】本発明のディスプレイ装置に用いられる回路
の第6の実施例を示す回路図。
の第6の実施例を示す回路図。
【図13】本発明の効果を説明する図である。
1…水平パルス入力端子、2…水平ドライブトランジス
タ、3…ダイオード、4…ドライブ電圧入力端子、5…
ドライブトランス、6…ベース抵抗制御回路、7…水平
偏向周波数検出回路、8…水平出力トランジスタ、9…
ダンパーダイオード、10…共振コンデンサ、11…水
平偏向コイル、12…S字コンデンサ、13…フライバ
ックトランス、14…高圧整流ダイオード、15…高圧
出力端子、17…電源入力端子、19,20…ベース抵
抗、22,41…ベース電流制御トランジスタ、28…
ワンショットマルチバイブレータ、29…正電源入力端
子、31…トランジスタ、35…トランジスタ、36…
負電源入力端子、37…正電源入力端子、38…トラン
ジスタ、40…VCO用制御電圧入力端子、46,53
…演算増幅器、47…可変抵抗器、48…正電源入力端
子、54…カレントトランス、55…整流ダイオード、
57…電圧制御トランジスタ、60…演算増幅器、62
…電流検出抵抗、66…正電源入力端子、67…インダ
クタンス制御巻線、68…インダクタンス制御トランジ
スタ、74…演算増幅器、75…水平偏向周波数45K
HZでドライブ条件を固定した従来回路のコレクタ損
失、76…水平偏向周波数90KHZでドライブ条件を
固定した従来回路のコレクタ損失、77…水平偏向周波
数にドライブ条件を自動追従させた本発明による回路の
コレクタ損失。
タ、3…ダイオード、4…ドライブ電圧入力端子、5…
ドライブトランス、6…ベース抵抗制御回路、7…水平
偏向周波数検出回路、8…水平出力トランジスタ、9…
ダンパーダイオード、10…共振コンデンサ、11…水
平偏向コイル、12…S字コンデンサ、13…フライバ
ックトランス、14…高圧整流ダイオード、15…高圧
出力端子、17…電源入力端子、19,20…ベース抵
抗、22,41…ベース電流制御トランジスタ、28…
ワンショットマルチバイブレータ、29…正電源入力端
子、31…トランジスタ、35…トランジスタ、36…
負電源入力端子、37…正電源入力端子、38…トラン
ジスタ、40…VCO用制御電圧入力端子、46,53
…演算増幅器、47…可変抵抗器、48…正電源入力端
子、54…カレントトランス、55…整流ダイオード、
57…電圧制御トランジスタ、60…演算増幅器、62
…電流検出抵抗、66…正電源入力端子、67…インダ
クタンス制御巻線、68…インダクタンス制御トランジ
スタ、74…演算増幅器、75…水平偏向周波数45K
HZでドライブ条件を固定した従来回路のコレクタ損
失、76…水平偏向周波数90KHZでドライブ条件を
固定した従来回路のコレクタ損失、77…水平偏向周波
数にドライブ条件を自動追従させた本発明による回路の
コレクタ損失。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−219771(JP,A) 特開 昭62−219772(JP,A) 特開 昭62−219773(JP,A) 特開 昭63−189048(JP,A) 特開 昭63−189050(JP,A) 特開 昭63−189051(JP,A) 特開 昭62−34467(JP,A) 特開 昭64−47175(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 3/16 H04N 3/27
Claims (2)
- 【請求項1】水平ドライブトランスの2次側巻線に発生
した水平周期のパルス信号を水平出力トランジスタのベ
ースに印加してスイッチング動作を行わせるようにした
水平偏向回路を有するディスプレイ装置において、前記
水平偏向回路は、水平同期のパルス信号に基づいて水平
偏向周波数に対応した制御信号を出力する水平偏向周波
数検出回路と、該制御信号に基づいて前記水平出力トラ
ンジスタの順方向ベース電流に対する抵抗の値を制御す
ることにより、前記水平出力トランジスタの逆方向ベー
ス電流とは独立して、前記順方向ベース電流を制御する
ためのベース抵抗制御回路を備え、該ベース抵抗制御回
路は、前記水平偏向周波数が高い方向に変化した場合
に、前記順方向ベース電流に対する抵抗値を増加させる
ように制御することを特徴とするディスプレイ装置。 - 【請求項2】前記ベース抵抗制御回路は、前記水平偏向
周波数が高い方向に変化した場合に、前記順方向ベース
電流に対する抵抗値を増加させる方向に制御することに
より、前記水平偏向周波数が変化しても前記順方向ベー
ス電流を所定の値に保つようにしたことを特徴とする請
求項1に記載のディスプレイ装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20421299A JP3216632B2 (ja) | 1999-07-19 | 1999-07-19 | ディスプレイ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20421299A JP3216632B2 (ja) | 1999-07-19 | 1999-07-19 | ディスプレイ装置 |
Related Parent Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP13992896A Division JP3183168B2 (ja) | 1996-06-03 | 1996-06-03 | ディスプレイ装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000059646A JP2000059646A (ja) | 2000-02-25 |
| JP3216632B2 true JP3216632B2 (ja) | 2001-10-09 |
Family
ID=16486702
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP20421299A Expired - Fee Related JP3216632B2 (ja) | 1999-07-19 | 1999-07-19 | ディスプレイ装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3216632B2 (ja) |
-
1999
- 1999-07-19 JP JP20421299A patent/JP3216632B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| JP2000059646A (ja) | 2000-02-25 |
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