JPH0749890Y2 - 水平励振回路 - Google Patents
水平励振回路Info
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- JPH0749890Y2 JPH0749890Y2 JP40630490U JP40630490U JPH0749890Y2 JP H0749890 Y2 JPH0749890 Y2 JP H0749890Y2 JP 40630490 U JP40630490 U JP 40630490U JP 40630490 U JP40630490 U JP 40630490U JP H0749890 Y2 JPH0749890 Y2 JP H0749890Y2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、受像管(CRT)を使
用したディスプレイ装置における水平偏向回路に使用さ
れる水平励振回路に関する。そして、この考案は、特に
画面の水平偏向振幅が大きく変わる場合においても、水
平出力トランジスタを最適励振状態とすることができ、
損失を減少させると共に、信頼性を向上させた水平励振
回路を提供することを目的としている。
用したディスプレイ装置における水平偏向回路に使用さ
れる水平励振回路に関する。そして、この考案は、特に
画面の水平偏向振幅が大きく変わる場合においても、水
平出力トランジスタを最適励振状態とすることができ、
損失を減少させると共に、信頼性を向上させた水平励振
回路を提供することを目的としている。
【0002】
【従来の技術】図6は、CRTを使用したテレビジョン
受像機における従来の水平偏向回路を示す回路図であ
る。図示の水平偏向回路に使用されている従来の水平励
振回路は、水平励振トランジスタ2(npn トランジス
タ)、そのベース抵抗3、水平励振トランス4、電流制
限抵抗5、水平出力トランジスタ6(npn トランジス
タ)のベース抵抗7で構成されている。同図において、
1は、図示されていない前段から供給される水平同期パ
ルスPに同期した発振波形Vosc を出力する水平発振回
路である。6は水平出力トランジスタ、8はダンパーダ
イオード、9は帰線共振コンデンサ、10は水平偏向コ
イル、11はS字補正コンデンサ、12は水平出力トラ
ンス(または、フライバックトランス)である。13
は、電圧レギュレータである。この構成の水平偏向回路
で、抵抗5と水平励振トランス4の1次巻線4aを介し
て第1の直流電源+EBDの出力電圧が、水平励振トラン
ス4に印加されると、水平励振トランジスタ2のコレク
タには、矩形波(励振波形)Vcdが生じる。矩形波Vcd
は、水平励振トランス4で変圧され、その2次巻線4
b、抵抗7を介して水平出力トランジスタ6のベースに
供給される。さらに、水平出力トランジスタ6には、電
圧レギュレータ13と水平出力トランス12の1次巻線
12aとを介して、第2の直流電源+EB の出力電圧が
印加されている。そして、よく知られた原理により、水
平出力トランジスタ6のコレクタには、正弦半波の水平
帰線パルスVcが生じ、水平偏向コイル10には、入来
同期信号Pに同期した水平偏向周期のノコギリ波電流
(水平偏向電流)Iyが流れる。そして、この水平偏向
コイル10は、ここには図示されていない受像管の頸部
に装着されているから、受像管の電子ビームを左右に偏
向する結果となる。同図に示す回路が水平偏向専用の回
路である場合、12は水平出力トランスとして働き、1
次巻線12aの一端に接続された第2の直流電源+EB
(電源電圧+EB )から、回路に電力を供給する。同図
に示す回路が、水平偏向回路と高圧発生回路とを兼ねる
場合、12はフライバックトランスとして働き、水平帰
線パルスVcを昇圧したパルスVhvを2次巻線12b 側
に得、このパルスVhvを整流して直流高圧にした後、受
像管の陽極に印加して受像管を動作させる。
受像機における従来の水平偏向回路を示す回路図であ
る。図示の水平偏向回路に使用されている従来の水平励
振回路は、水平励振トランジスタ2(npn トランジス
タ)、そのベース抵抗3、水平励振トランス4、電流制
限抵抗5、水平出力トランジスタ6(npn トランジス
タ)のベース抵抗7で構成されている。同図において、
1は、図示されていない前段から供給される水平同期パ
ルスPに同期した発振波形Vosc を出力する水平発振回
路である。6は水平出力トランジスタ、8はダンパーダ
イオード、9は帰線共振コンデンサ、10は水平偏向コ
イル、11はS字補正コンデンサ、12は水平出力トラ
ンス(または、フライバックトランス)である。13
は、電圧レギュレータである。この構成の水平偏向回路
で、抵抗5と水平励振トランス4の1次巻線4aを介し
て第1の直流電源+EBDの出力電圧が、水平励振トラン
ス4に印加されると、水平励振トランジスタ2のコレク
タには、矩形波(励振波形)Vcdが生じる。矩形波Vcd
は、水平励振トランス4で変圧され、その2次巻線4
b、抵抗7を介して水平出力トランジスタ6のベースに
供給される。さらに、水平出力トランジスタ6には、電
圧レギュレータ13と水平出力トランス12の1次巻線
12aとを介して、第2の直流電源+EB の出力電圧が
印加されている。そして、よく知られた原理により、水
平出力トランジスタ6のコレクタには、正弦半波の水平
帰線パルスVcが生じ、水平偏向コイル10には、入来
同期信号Pに同期した水平偏向周期のノコギリ波電流
(水平偏向電流)Iyが流れる。そして、この水平偏向
コイル10は、ここには図示されていない受像管の頸部
に装着されているから、受像管の電子ビームを左右に偏
向する結果となる。同図に示す回路が水平偏向専用の回
路である場合、12は水平出力トランスとして働き、1
次巻線12aの一端に接続された第2の直流電源+EB
(電源電圧+EB )から、回路に電力を供給する。同図
に示す回路が、水平偏向回路と高圧発生回路とを兼ねる
場合、12はフライバックトランスとして働き、水平帰
線パルスVcを昇圧したパルスVhvを2次巻線12b 側
に得、このパルスVhvを整流して直流高圧にした後、受
像管の陽極に印加して受像管を動作させる。
【0003】なお、電圧レギュレータ13は、必要によ
って設けられる。そして、電圧レギュレータ13は、電
源電圧+EB を電圧+EBOに変換して、電圧+EBOを改
めて水平出力回路の電源電圧として供給するものであ
る。電圧レギュレータ13のこの動作によって、水平偏
向コイル10に流れる水平偏向電流(以下、偏向電流と
記すこともある)Iyの値(ピーク値)、即ち、画面の
水平偏向の振幅を調整することができる。
って設けられる。そして、電圧レギュレータ13は、電
源電圧+EB を電圧+EBOに変換して、電圧+EBOを改
めて水平出力回路の電源電圧として供給するものであ
る。電圧レギュレータ13のこの動作によって、水平偏
向コイル10に流れる水平偏向電流(以下、偏向電流と
記すこともある)Iyの値(ピーク値)、即ち、画面の
水平偏向の振幅を調整することができる。
【0004】図7は、この水平偏向回路の回路動作説明
図である。同図(A)に示す水平発振回路1の出力Vos
c が、水平励振トランジスタ2に供給されると、Vosc
のハイレベル期間と、水平励振トランジスタ2に固有な
特性で定まる蓄積時間ts1との間、水平励振トランジス
タ2が導通する。その結果、水平励振トランジスタ2の
コレクタに生じる波形Vcdは、同図(B)に示すような
矩形波状の波形となる。水平励振トランス4の巻線4
a,4bの極性の設定により、波形Vcdのハイレベル期
間において、同図(C)に示すように、水平出力トラン
ジスタ6のベース電流Ibが正方向に流れ、水平出力ト
ランジスタ6のコレクタ・エミッタ間がオン状態とな
る。ベース電流Ibは、同図(B)に示す電圧波形Vcd
がボトミング状態に変わっても、急にゼロレベルになる
のではなく、同図(C)に示すように、一旦負の方向に
転じ、その後、水平出力トランジスタ6の蓄積時間ts2
が終了した時点T3でゼロとなる。この蓄積時間ts2が
終了するまで、水平出力トランジスタ6のオン状態が続
く。従って、水平出力トランジスタ6のコレクタ電流I
cは、同図(E)に実線で示すように、時刻T1から蓄
積時間ts2の終点である時刻T3まで流れ続けることに
なる。さらに、コレクタ電流Icは、時刻T3から水平
出力トランジスタ6に固有な特性によって定まる降下時
間tf 終了まで流れ続け、降下時間tf 終了時点でゼロ
となる。蓄積時間ts2が終了した時点で水平出力トラン
ジスタ6は遮断状態となり、コレクタには、同図(D)
に示すような正弦半波の帰線共振パルスVcが生じる
(パルス幅は、帰線時間tr )。このパルスVcがゼロ
レベルに戻ると、自動的にダンパー電流Idが、同図
(E)に破線で示すように流れ出し、コレクタ電流Ic
に滑らかにつながっていく。この結果、水平偏向コイル
10に流れる偏向電流Iyは、コレクタ電流Icと、ダ
ンパー電流Idと、帰線共振コンデンサ9に流れる電流
(図示せず)とを合成した形のノコギリ波となる(同図
(F)参照)。このノコギリ波Iyにより、受像管電子
ビームの水平方向の偏向が行われる。
図である。同図(A)に示す水平発振回路1の出力Vos
c が、水平励振トランジスタ2に供給されると、Vosc
のハイレベル期間と、水平励振トランジスタ2に固有な
特性で定まる蓄積時間ts1との間、水平励振トランジス
タ2が導通する。その結果、水平励振トランジスタ2の
コレクタに生じる波形Vcdは、同図(B)に示すような
矩形波状の波形となる。水平励振トランス4の巻線4
a,4bの極性の設定により、波形Vcdのハイレベル期
間において、同図(C)に示すように、水平出力トラン
ジスタ6のベース電流Ibが正方向に流れ、水平出力ト
ランジスタ6のコレクタ・エミッタ間がオン状態とな
る。ベース電流Ibは、同図(B)に示す電圧波形Vcd
がボトミング状態に変わっても、急にゼロレベルになる
のではなく、同図(C)に示すように、一旦負の方向に
転じ、その後、水平出力トランジスタ6の蓄積時間ts2
が終了した時点T3でゼロとなる。この蓄積時間ts2が
終了するまで、水平出力トランジスタ6のオン状態が続
く。従って、水平出力トランジスタ6のコレクタ電流I
cは、同図(E)に実線で示すように、時刻T1から蓄
積時間ts2の終点である時刻T3まで流れ続けることに
なる。さらに、コレクタ電流Icは、時刻T3から水平
出力トランジスタ6に固有な特性によって定まる降下時
間tf 終了まで流れ続け、降下時間tf 終了時点でゼロ
となる。蓄積時間ts2が終了した時点で水平出力トラン
ジスタ6は遮断状態となり、コレクタには、同図(D)
に示すような正弦半波の帰線共振パルスVcが生じる
(パルス幅は、帰線時間tr )。このパルスVcがゼロ
レベルに戻ると、自動的にダンパー電流Idが、同図
(E)に破線で示すように流れ出し、コレクタ電流Ic
に滑らかにつながっていく。この結果、水平偏向コイル
10に流れる偏向電流Iyは、コレクタ電流Icと、ダ
ンパー電流Idと、帰線共振コンデンサ9に流れる電流
(図示せず)とを合成した形のノコギリ波となる(同図
(F)参照)。このノコギリ波Iyにより、受像管電子
ビームの水平方向の偏向が行われる。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】ところで、水平偏向回
路では、水平偏向コイル10に流れる偏向電流Iyの値
(ピーク値)、即ち、画面の水平偏向振幅を、規格に応
じて、あるいは観測者の好みに応じて、調節可能とする
ことが多い。調節方法は、種々考えられているが、図6
に示す電圧レギュレータ13により回路の電源電圧を変
化させるのも、一つの調節方法である。いずれの方法に
しても、水平偏向振幅を変えるには、偏向電流Iyの
値、ひいては、水平出力トランジスタ6のコレクタ電流
Icの値を変えなくてはならない。特に、画像モニタ、
ディスプレイ機器等におけるアンダースキャン動作の場
合には、図7(E),(F)に一点鎖線で示すように波
形Vcdのハイレベル期間において、コレクタ電流Ic、
偏向電流Iyの振幅を大幅に小さくしなければならな
い。
路では、水平偏向コイル10に流れる偏向電流Iyの値
(ピーク値)、即ち、画面の水平偏向振幅を、規格に応
じて、あるいは観測者の好みに応じて、調節可能とする
ことが多い。調節方法は、種々考えられているが、図6
に示す電圧レギュレータ13により回路の電源電圧を変
化させるのも、一つの調節方法である。いずれの方法に
しても、水平偏向振幅を変えるには、偏向電流Iyの
値、ひいては、水平出力トランジスタ6のコレクタ電流
Icの値を変えなくてはならない。特に、画像モニタ、
ディスプレイ機器等におけるアンダースキャン動作の場
合には、図7(E),(F)に一点鎖線で示すように波
形Vcdのハイレベル期間において、コレクタ電流Ic、
偏向電流Iyの振幅を大幅に小さくしなければならな
い。
【0006】コレクタ電流Ic、偏向電流Iyの値の変
化量が小さい場合には、水平出力トランジスタ6のベー
ス電流Ibの値は変化させなくてもよい。しかし、前述
のアンダースキャン動作時のように、コレクタ電流I
c、偏向電流Iyの値を大きく変化させた場合には、水
平出力トランジスタ6のベース電流Ibの値も変化させ
なければならない。即ち、図7(C)に示すベース電流
の最終値Ib1を、同図(E)に示すコレクタ電流の最終
値Icpに比例させることが望ましい。アンダースキャン
動作等で、コレクタ電流の最終値Icpを大幅に小さくし
たときに、ベース電流の最終値Ib1をそのままの値にし
ておくと、水平出力トランジスタ6が励振過多状態とな
り、蓄積時間ts2や降下時間tf が伸びてしまう。この
蓄積時間ts2や降下時間tf の伸びは、特に水平偏向周
波数の高い(水平偏向周期が非常に短い)高精細ディス
プレイ機器において、励振タイミング設定を困難にした
り、水平出力トランジスタ6の損失を増加させるといっ
た問題を引き起こす。よって、コレクタ電流Icの変化
に応じて、ベース電流の最終値Ib1を調整しなければな
らない。最終値Ib1の調整は、従来、図6に示す抵抗5
あるいは抵抗7の値を調整するか、または水平励振回路
の電源電圧+EBDの値を調整することによって行われて
いた。しかし、これらの調節方法では、最終値Ib1と同
時に逆ベース電流Ib2の値までも変化させてしまい、不
都合であった。この不都合について、以下に説明する。
化量が小さい場合には、水平出力トランジスタ6のベー
ス電流Ibの値は変化させなくてもよい。しかし、前述
のアンダースキャン動作時のように、コレクタ電流I
c、偏向電流Iyの値を大きく変化させた場合には、水
平出力トランジスタ6のベース電流Ibの値も変化させ
なければならない。即ち、図7(C)に示すベース電流
の最終値Ib1を、同図(E)に示すコレクタ電流の最終
値Icpに比例させることが望ましい。アンダースキャン
動作等で、コレクタ電流の最終値Icpを大幅に小さくし
たときに、ベース電流の最終値Ib1をそのままの値にし
ておくと、水平出力トランジスタ6が励振過多状態とな
り、蓄積時間ts2や降下時間tf が伸びてしまう。この
蓄積時間ts2や降下時間tf の伸びは、特に水平偏向周
波数の高い(水平偏向周期が非常に短い)高精細ディス
プレイ機器において、励振タイミング設定を困難にした
り、水平出力トランジスタ6の損失を増加させるといっ
た問題を引き起こす。よって、コレクタ電流Icの変化
に応じて、ベース電流の最終値Ib1を調整しなければな
らない。最終値Ib1の調整は、従来、図6に示す抵抗5
あるいは抵抗7の値を調整するか、または水平励振回路
の電源電圧+EBDの値を調整することによって行われて
いた。しかし、これらの調節方法では、最終値Ib1と同
時に逆ベース電流Ib2の値までも変化させてしまい、不
都合であった。この不都合について、以下に説明する。
【0007】例えば、前述のアンダースキャンのような
場合において、図6に示す抵抗5あるいは抵抗7の値を
調整する、または水平励振回路の電源電圧+EBDの値を
調整することによって、最終値Ib1を小さくする場合を
考える。この場合、図8の破線に示すように、本来Ib1
であった順方向ベース電流の最終値をIb1u に減らすこ
とができる。しかし、同時に、逆ベース電流Ib2の値
が、破線で示すIb2u のように減少してしまう。逆ベー
ス電流Ib2が減少すると、水平出力トランジスタ6の蓄
積時間が、ts2からts2u に伸びてしまう。さらに、こ
こでは図示はしないが、降下時間tf も伸びてしまうこ
とが多い。蓄積時間ts2の増加は、励振波形Vcdのタイ
ミングの設定、即ち図7の時刻T1の設定を困難とし、
降下時間tf の増加は、水平出力トランジスタ6の損失
の増加につながる。こうして、水平出力トランジスタ6
が最適励振状態からずれることは、前述したように、特
に水平偏向周波数の高い(水平偏向周期が非常に短い)
高精細ディスプレイ機器において問題となる。よって、
順方向ベース電流Ib1を調整しても、逆ベース電流Ib2
が変化せず一定に保てる回路が望まれていた。
場合において、図6に示す抵抗5あるいは抵抗7の値を
調整する、または水平励振回路の電源電圧+EBDの値を
調整することによって、最終値Ib1を小さくする場合を
考える。この場合、図8の破線に示すように、本来Ib1
であった順方向ベース電流の最終値をIb1u に減らすこ
とができる。しかし、同時に、逆ベース電流Ib2の値
が、破線で示すIb2u のように減少してしまう。逆ベー
ス電流Ib2が減少すると、水平出力トランジスタ6の蓄
積時間が、ts2からts2u に伸びてしまう。さらに、こ
こでは図示はしないが、降下時間tf も伸びてしまうこ
とが多い。蓄積時間ts2の増加は、励振波形Vcdのタイ
ミングの設定、即ち図7の時刻T1の設定を困難とし、
降下時間tf の増加は、水平出力トランジスタ6の損失
の増加につながる。こうして、水平出力トランジスタ6
が最適励振状態からずれることは、前述したように、特
に水平偏向周波数の高い(水平偏向周期が非常に短い)
高精細ディスプレイ機器において問題となる。よって、
順方向ベース電流Ib1を調整しても、逆ベース電流Ib2
が変化せず一定に保てる回路が望まれていた。
【0008】この考案が解決しようとする課題は、水平
偏向振幅調整時に、水平出力トランジスタ6の逆ベース
電流Ib2の値を変えずに順方向ベース電流Ib1の値を調
整でき、常に水平出力トランジスタ6を最適励振状態に
保てる水平励振回路とするには、どのような手段を講じ
れば良いかという点にある
偏向振幅調整時に、水平出力トランジスタ6の逆ベース
電流Ib2の値を変えずに順方向ベース電流Ib1の値を調
整でき、常に水平出力トランジスタ6を最適励振状態に
保てる水平励振回路とするには、どのような手段を講じ
れば良いかという点にある
【0009】
【課題を解決するための手段】そこで、上記課題を解決
するために本考案は、水平出力トランジスタのエミッタ
・ベース間に接続されたインダクタと、前記水平出力ト
ランジスタのベースに一端が接続された励振スイッチ素
子と、前記励振スイッチ素子の他の一端に接続され、前
記水平出力トランジスタの逆ベース電流を引出す極性を
有する電源とを備え、前記励振スイッチ素子を、前記水
平出力トランジスタの蓄積時間とオフ期間とにオン状態
とし、前記励振スイッチ素子を、前記水平出力トランジ
スタのオン期間から蓄積時間を除いた期間にオフ状態と
するよう動作させ、前記水平出力トランジスタをオン、
オフさせる水平励振回路において、前記インダクタに直
列に接続され、前記水平出力トランジスタの順方向ベー
ス電流の値を制御する電流制御回路と、画面の水平偏向
振幅の変更に伴って変化する水平偏向電流の値に応じ
て、前記電流制御回路を制御する制御回路とを設け、前
記電流制御回路は、前記制御回路に制御されて、前記水
平偏向電流の値が増加したときに前記順方向ベース電流
の値を増加させ、前記水平偏向電流の値が減少したとき
に前記順方向ベース電流の値を減少させる事を特徴とす
る水平励振回路、及び、前記電流制御回路を抵抗器で構
成し、前記制御回路を、前記水平偏向電流の値を切換え
る振幅調整回路の切換動作に連動して、前記電流制御回
路の抵抗値を切換える回路としたことを特徴とする水平
励振回路、及び、前記電流制御回路をトランジスタで構
成し、前記制御回路を、前記水平偏向電流の値を検出す
る電流検出回路とし、前記電流検出回路の検出値に応じ
て前記トランジスタを制御することを特徴とする水平励
振回路を提供するものである。
するために本考案は、水平出力トランジスタのエミッタ
・ベース間に接続されたインダクタと、前記水平出力ト
ランジスタのベースに一端が接続された励振スイッチ素
子と、前記励振スイッチ素子の他の一端に接続され、前
記水平出力トランジスタの逆ベース電流を引出す極性を
有する電源とを備え、前記励振スイッチ素子を、前記水
平出力トランジスタの蓄積時間とオフ期間とにオン状態
とし、前記励振スイッチ素子を、前記水平出力トランジ
スタのオン期間から蓄積時間を除いた期間にオフ状態と
するよう動作させ、前記水平出力トランジスタをオン、
オフさせる水平励振回路において、前記インダクタに直
列に接続され、前記水平出力トランジスタの順方向ベー
ス電流の値を制御する電流制御回路と、画面の水平偏向
振幅の変更に伴って変化する水平偏向電流の値に応じ
て、前記電流制御回路を制御する制御回路とを設け、前
記電流制御回路は、前記制御回路に制御されて、前記水
平偏向電流の値が増加したときに前記順方向ベース電流
の値を増加させ、前記水平偏向電流の値が減少したとき
に前記順方向ベース電流の値を減少させる事を特徴とす
る水平励振回路、及び、前記電流制御回路を抵抗器で構
成し、前記制御回路を、前記水平偏向電流の値を切換え
る振幅調整回路の切換動作に連動して、前記電流制御回
路の抵抗値を切換える回路としたことを特徴とする水平
励振回路、及び、前記電流制御回路をトランジスタで構
成し、前記制御回路を、前記水平偏向電流の値を検出す
る電流検出回路とし、前記電流検出回路の検出値に応じ
て前記トランジスタを制御することを特徴とする水平励
振回路を提供するものである。
【0010】
【実施例】図1は、本考案の第1実施例の回路図であ
る。14〜21が、この実施例の水平励振回路を構成し
ている。なお、従来例と同一の部分には、同一の符号を
付し、その部分の具体的説明は省略する。図1におい
て、npn トランジスタ14と、pnp トランジスタ15と
は、共同してエミッタフォロワ回路を形成している。両
トランジスタ14,15のエミッタは、抵抗16を介し
て、励振スイッチ素子であるMOS 型電界効果トランジス
タ(以下MOSFETと記す)17のゲートに接続されてい
る。18はフライホイールコイル、19は電流制限抵
抗、20は電流制御回路、21は電流制御回路20を制
御する制御回路である。−En は、水平出力トランジス
タ6の逆ベース電流を引出す極性である負の極性を有す
る直流電源である。図1に示すように、水平出力トラン
ジスタ6のエミッタは接地されており、ベースは、直列
接続のコイル18と電流制御回路20とを介して接地さ
れている。また、水平出力トランジスタ6のベースは、
抵抗19を介してMOSFET17のドレインに接続されてい
る。MOSFET17のソースは、直流電源−En に接続され
ている。
る。14〜21が、この実施例の水平励振回路を構成し
ている。なお、従来例と同一の部分には、同一の符号を
付し、その部分の具体的説明は省略する。図1におい
て、npn トランジスタ14と、pnp トランジスタ15と
は、共同してエミッタフォロワ回路を形成している。両
トランジスタ14,15のエミッタは、抵抗16を介し
て、励振スイッチ素子であるMOS 型電界効果トランジス
タ(以下MOSFETと記す)17のゲートに接続されてい
る。18はフライホイールコイル、19は電流制限抵
抗、20は電流制御回路、21は電流制御回路20を制
御する制御回路である。−En は、水平出力トランジス
タ6の逆ベース電流を引出す極性である負の極性を有す
る直流電源である。図1に示すように、水平出力トラン
ジスタ6のエミッタは接地されており、ベースは、直列
接続のコイル18と電流制御回路20とを介して接地さ
れている。また、水平出力トランジスタ6のベースは、
抵抗19を介してMOSFET17のドレインに接続されてい
る。MOSFET17のソースは、直流電源−En に接続され
ている。
【0011】水平偏向振幅変更時には、電圧レギュレー
タ13によってその出力電圧EBOを調整して、偏向電流
Iyのピーク値を変化させる(同時に水平出力トランジ
スタ6のコレクタ電流のピーク値も変化する)。そし
て、この水平励振回路は、水平出力トランジスタ6のコ
レクタ電流の変化に応じて、制御回路21により電流制
御回路20を調整して、水平出力トランジスタ6の順方
向のベース電流Ibpを変化させる。
タ13によってその出力電圧EBOを調整して、偏向電流
Iyのピーク値を変化させる(同時に水平出力トランジ
スタ6のコレクタ電流のピーク値も変化する)。そし
て、この水平励振回路は、水平出力トランジスタ6のコ
レクタ電流の変化に応じて、制御回路21により電流制
御回路20を調整して、水平出力トランジスタ6の順方
向のベース電流Ibpを変化させる。
【0012】次に、回路動作を図2と共に詳しく説明す
る。同図(A)は、水平発振回路の出力波形Vosc であ
る。この出力波形Vosc は、トランジスタ14,15の
エミッタフォロワを介してMOSFET17のゲートに供給さ
れる。よって、MOSFET17のゲート電圧波形Vgは、出
力波形Vosc とほとんど同じ波形と考えてよい。ゲート
電圧Vgが、ソース電圧(ここでは電圧値−En)より
正であれば、MOSFET17のドレイン・ソース間はオン状
態となる。従って、MOSFET17のドレイン電圧波形Vdd
は、同図(B)に示す波形となる。図示の期間tonの間
は、MOSFET17のドレイン・ソース間がオン状態である
ので、期間tonの間、ドレイン電圧は−Enにボトミン
グする。期間tonの初期に、水平出力トランジスタ6の
ベースから逆ベース電流Ib2が流れ出し、抵抗19、MO
SFET17を介して直流電源−Enに流れ込む。同時に、
フライホイールコイル18と電流制御回路20からも、
抵抗19、MOSFET17を介して電流IL が直流電源−E
nに流れ込む。このとき、水平出力トランジスタ6のベ
ース電流Ibの波形は、同図(C)に示すようになる。
水平出力トランジスタ6の蓄積時間ts2が終了して、ベ
ース層の余剰キャリアが一掃されてしまうと、ベース電
流Ibの電流値はゼロになる。しかし、フライホイール
コイル18に流れる電流IL は、MOSFET17がオン状態
である期間tonの間は、同図(D)に示すように流れ続
ける。次に、矩形波Vosc は、ローレベル期間toff に
入り、MOSFET17はオフ状態となる。MOSFET17がオフ
状態となっても、フライホイールコイル18に流れる電
流IL は、連続的に流れ続け、順方向のベース電流Ibp
として水平出力トランジスタ6のベースに流れ込む。よ
って、期間toff では、ベース電流Ibの電流値と、フ
ライホイールコイル18に流れる電流IL の電流値と
は、ほぼ一致し、電流Ibと電流IL との波形は、それ
ぞれ、同図(C)、(D)に示すようになる。この結
果、MOSFET17に流れるドレイン電流Iddの波形は、同
図(E)に示すようになる。ドレイン電流Iddとベース
電流Ibとの合成電流が、フライホイールコイル電流I
L となっている。
る。同図(A)は、水平発振回路の出力波形Vosc であ
る。この出力波形Vosc は、トランジスタ14,15の
エミッタフォロワを介してMOSFET17のゲートに供給さ
れる。よって、MOSFET17のゲート電圧波形Vgは、出
力波形Vosc とほとんど同じ波形と考えてよい。ゲート
電圧Vgが、ソース電圧(ここでは電圧値−En)より
正であれば、MOSFET17のドレイン・ソース間はオン状
態となる。従って、MOSFET17のドレイン電圧波形Vdd
は、同図(B)に示す波形となる。図示の期間tonの間
は、MOSFET17のドレイン・ソース間がオン状態である
ので、期間tonの間、ドレイン電圧は−Enにボトミン
グする。期間tonの初期に、水平出力トランジスタ6の
ベースから逆ベース電流Ib2が流れ出し、抵抗19、MO
SFET17を介して直流電源−Enに流れ込む。同時に、
フライホイールコイル18と電流制御回路20からも、
抵抗19、MOSFET17を介して電流IL が直流電源−E
nに流れ込む。このとき、水平出力トランジスタ6のベ
ース電流Ibの波形は、同図(C)に示すようになる。
水平出力トランジスタ6の蓄積時間ts2が終了して、ベ
ース層の余剰キャリアが一掃されてしまうと、ベース電
流Ibの電流値はゼロになる。しかし、フライホイール
コイル18に流れる電流IL は、MOSFET17がオン状態
である期間tonの間は、同図(D)に示すように流れ続
ける。次に、矩形波Vosc は、ローレベル期間toff に
入り、MOSFET17はオフ状態となる。MOSFET17がオフ
状態となっても、フライホイールコイル18に流れる電
流IL は、連続的に流れ続け、順方向のベース電流Ibp
として水平出力トランジスタ6のベースに流れ込む。よ
って、期間toff では、ベース電流Ibの電流値と、フ
ライホイールコイル18に流れる電流IL の電流値と
は、ほぼ一致し、電流Ibと電流IL との波形は、それ
ぞれ、同図(C)、(D)に示すようになる。この結
果、MOSFET17に流れるドレイン電流Iddの波形は、同
図(E)に示すようになる。ドレイン電流Iddとベース
電流Ibとの合成電流が、フライホイールコイル電流I
L となっている。
【0013】上記の説明をまとめると、励振スイッチ素
子であるMOSFET17は、期間ton(水平出力トランジス
タ6の蓄積時間ts2とそれに続くオフ期間)にオン状態
となる。また、MOSFET17は、期間toff (水平出力ト
ランジスタ6のオン期間から蓄積時間ts2を除いた期
間)にオフ状態となる。このMOSFET17のオン・オフ動
作により、水平出力トランジスタ3がオン・オフ動作す
る。
子であるMOSFET17は、期間ton(水平出力トランジス
タ6の蓄積時間ts2とそれに続くオフ期間)にオン状態
となる。また、MOSFET17は、期間toff (水平出力ト
ランジスタ6のオン期間から蓄積時間ts2を除いた期
間)にオフ状態となる。このMOSFET17のオン・オフ動
作により、水平出力トランジスタ3がオン・オフ動作す
る。
【0014】以上の回路構成と、回路動作とより明らか
なように、抵抗19の値あるいは直流電圧−Enの値を
調整すると、水平出力トランジスタ6の逆ベース電流I
b2、及び期間tonでのフライホイールコイル電流IL の
値を調整できる。
なように、抵抗19の値あるいは直流電圧−Enの値を
調整すると、水平出力トランジスタ6の逆ベース電流I
b2、及び期間tonでのフライホイールコイル電流IL の
値を調整できる。
【0015】一方、電流制御回路20を調整すると、逆
ベース電流Ib2の値に影響を与えることなく、主として
順方向のベース電流Ibp(電流の最終値はIb1)を調整
できる。従って、制御回路21によって電流制御回路2
0を調整して、前記のアンダースキャン(水平偏向振幅
を小さくする)に合わせて、順方向ベース電流の最終値
Ib1を小さくしても、逆ベース電流Ib2の値は変化しな
い。よって、図2(C)に破線で変化後の順方向ベース
電流を示したように、水平出力トランジスタ6の蓄積時
間ts2及び降下時間tf が増加することがなく、水平出
力トランジスタ6を常に最適励振状態に保つことができ
る。
ベース電流Ib2の値に影響を与えることなく、主として
順方向のベース電流Ibp(電流の最終値はIb1)を調整
できる。従って、制御回路21によって電流制御回路2
0を調整して、前記のアンダースキャン(水平偏向振幅
を小さくする)に合わせて、順方向ベース電流の最終値
Ib1を小さくしても、逆ベース電流Ib2の値は変化しな
い。よって、図2(C)に破線で変化後の順方向ベース
電流を示したように、水平出力トランジスタ6の蓄積時
間ts2及び降下時間tf が増加することがなく、水平出
力トランジスタ6を常に最適励振状態に保つことができ
る。
【0016】このように、本実施例の水平励振回路を水
平偏向回路に用いれば、画面の水平偏向振幅を大きく変
更する場合においても、水平出力トランジスタを最適励
振状態とすることができ、水平出力トランジスタでの損
失を減少させると共に、回路の信頼性を向上させること
ができる。
平偏向回路に用いれば、画面の水平偏向振幅を大きく変
更する場合においても、水平出力トランジスタを最適励
振状態とすることができ、水平出力トランジスタでの損
失を減少させると共に、回路の信頼性を向上させること
ができる。
【0017】なお、電流制御回路20内の電流制御素子
には、可変抵抗、感熱抵抗、トランジスタ等の能動素子
などが使用可能であり、電流制御素子の種類に応じて、
制御回路21の形式が定められる。
には、可変抵抗、感熱抵抗、トランジスタ等の能動素子
などが使用可能であり、電流制御素子の種類に応じて、
制御回路21の形式が定められる。
【0018】図3に、第2実施例を示す。同図におい
て、MOSFET17のゲートの前段は第1実施例と同一であ
るので図示は省略する。(後述の第3,第4実施例を示
す図4,図5においても同様)。また、トランス12の
2次巻線も省略する。第2実施例は、電流制御回路20
を抵抗22,23によって構成し、制御回路21をスイ
ッチS1で構成している。前記抵抗22は、フライホイ
ールコイル18に直列に接続されている。また、抵抗2
3の一端は、抵抗22とコイル18との接続点に接続さ
れ、抵抗23の他端は、スイッチS1を介して接地され
ている。
て、MOSFET17のゲートの前段は第1実施例と同一であ
るので図示は省略する。(後述の第3,第4実施例を示
す図4,図5においても同様)。また、トランス12の
2次巻線も省略する。第2実施例は、電流制御回路20
を抵抗22,23によって構成し、制御回路21をスイ
ッチS1で構成している。前記抵抗22は、フライホイ
ールコイル18に直列に接続されている。また、抵抗2
3の一端は、抵抗22とコイル18との接続点に接続さ
れ、抵抗23の他端は、スイッチS1を介して接地され
ている。
【0019】スイッチS1は、通常(即ちオーバースキ
ャン時)、オン状態(短絡状態)であり、電流制御回路
20の抵抗値は、並列接続の抵抗22,23の合成抵抗
値である。アンダースキャンにする場合は、スイッチS
1をオフ状態(開放状態)とする。このとき、電流制御
回路20の抵抗値は、抵抗22の抵抗値のみとなる。よ
って、アンダースキャン時は、コイル18と直列に挿入
されている抵抗値が、オーバースキャン時よりも大きく
なり、水平出力トランジスタ6の順方向ベース電流Ib1
を小さくできる。
ャン時)、オン状態(短絡状態)であり、電流制御回路
20の抵抗値は、並列接続の抵抗22,23の合成抵抗
値である。アンダースキャンにする場合は、スイッチS
1をオフ状態(開放状態)とする。このとき、電流制御
回路20の抵抗値は、抵抗22の抵抗値のみとなる。よ
って、アンダースキャン時は、コイル18と直列に挿入
されている抵抗値が、オーバースキャン時よりも大きく
なり、水平出力トランジスタ6の順方向ベース電流Ib1
を小さくできる。
【0020】ここで、前記スイッチS1は、電圧レギュ
レータ13に接続されたスイッチS2と連動する構成と
なっている。水平偏向振幅変更時(オーバースキャン時
とアンダースキャン時との変更時)は、スイッチS2を
操作して、電圧レギュレータ13の出力電圧EBOを増減
させ、それによって、偏向電流Iyのピーク値を増減さ
せる(同時に水平出力トランジスタ6のコレクタ電流の
ピーク値も増減する)。従って、スイッチS1がオフと
なり、順方向ベース電流Ib1が減少したときに、スイッ
チS2もオフとなり、出力電圧EBOを低下させるように
電圧レギュレータ13に作用する。スイッチS1とスイ
ッチS2とが連動することにより、水平偏向振幅変更
時、水平出力トランジスタ6のコレクタ電流Icの増減
に応じて、確実に水平出力トランジスタ6の順方向ベー
ス電流Ib1を増減させることができる。
レータ13に接続されたスイッチS2と連動する構成と
なっている。水平偏向振幅変更時(オーバースキャン時
とアンダースキャン時との変更時)は、スイッチS2を
操作して、電圧レギュレータ13の出力電圧EBOを増減
させ、それによって、偏向電流Iyのピーク値を増減さ
せる(同時に水平出力トランジスタ6のコレクタ電流の
ピーク値も増減する)。従って、スイッチS1がオフと
なり、順方向ベース電流Ib1が減少したときに、スイッ
チS2もオフとなり、出力電圧EBOを低下させるように
電圧レギュレータ13に作用する。スイッチS1とスイ
ッチS2とが連動することにより、水平偏向振幅変更
時、水平出力トランジスタ6のコレクタ電流Icの増減
に応じて、確実に水平出力トランジスタ6の順方向ベー
ス電流Ib1を増減させることができる。
【0021】このように、第2実施例は、アンダースキ
ャン時、偏向電流Iyの減少、ひいては水平出力トラン
ジスタ6のコレクタ電流Icが減少した場合、その減少
に応じて、水平出力トランジスタ6の順方向ベース電流
Ib1を減少させることができる。このとき、第1実施例
と同様に、逆ベース電流Ib2は変化せず一定であるの
で、蓄積時間ts2及び降下時間tf が増加することがな
く、第2実施例も、常に水平出力トランジスタ6を最適
励振状態にすることができる。なお、第2実施例では、
水平偏向振幅の調整を水平偏向回路の電源電圧(電圧E
BO)の切換によって行ったが、従来から良く知られてい
る他の水平偏向振幅調整方法を用いてもよい。
ャン時、偏向電流Iyの減少、ひいては水平出力トラン
ジスタ6のコレクタ電流Icが減少した場合、その減少
に応じて、水平出力トランジスタ6の順方向ベース電流
Ib1を減少させることができる。このとき、第1実施例
と同様に、逆ベース電流Ib2は変化せず一定であるの
で、蓄積時間ts2及び降下時間tf が増加することがな
く、第2実施例も、常に水平出力トランジスタ6を最適
励振状態にすることができる。なお、第2実施例では、
水平偏向振幅の調整を水平偏向回路の電源電圧(電圧E
BO)の切換によって行ったが、従来から良く知られてい
る他の水平偏向振幅調整方法を用いてもよい。
【0022】上記の第2実施例は、電流制御回路20を
抵抗で構成し、水平偏向振幅が段階的に変化(例えば、
オーバースキャンとアンダースキャンとの切換えのよう
に段階的に変化)する回路に適したものであったが、次
に、水平偏向振幅が連続的に変化する回路に適した第3
実施例を図4に示す。この第3実施例は、電流制御回路
にpnp トランジスタ29を設け、制御回路を偏向電流I
yの電流検出回路としたものである。電流制御回路は、
抵抗22,23、及びコレクタが抵抗23に接続され、
エミッタが接地されたトランジスタ29によって構成さ
れている。電流検出回路は、水平偏向コイル10に1次
巻線25aが直列に接続された電流検知トランス25
と、電流検知トランス25の2次巻線25bに接続され
た、整流ダイオード26、平滑コンデンサ27、増幅器
28とにより構成されている。増幅器28の出力側は、
電流制御回路内の前記トランジスタ29のベースに接続
されれている。また、電圧レギュレータ13には、可変
抵抗24が接続されている。この可変抵抗24を調整す
ることにより、電圧レギュレータ13の出力電圧EBOを
連続的に変化させ、それによって、偏向電流Iyのピー
ク値を連続的に変化させる(同時に水平出力トランジス
タ6のコレクタ電流Icのピーク値も連続的に変化す
る)。従って、画面の水平偏向振幅が、連続的に変化す
ることになる。
抵抗で構成し、水平偏向振幅が段階的に変化(例えば、
オーバースキャンとアンダースキャンとの切換えのよう
に段階的に変化)する回路に適したものであったが、次
に、水平偏向振幅が連続的に変化する回路に適した第3
実施例を図4に示す。この第3実施例は、電流制御回路
にpnp トランジスタ29を設け、制御回路を偏向電流I
yの電流検出回路としたものである。電流制御回路は、
抵抗22,23、及びコレクタが抵抗23に接続され、
エミッタが接地されたトランジスタ29によって構成さ
れている。電流検出回路は、水平偏向コイル10に1次
巻線25aが直列に接続された電流検知トランス25
と、電流検知トランス25の2次巻線25bに接続され
た、整流ダイオード26、平滑コンデンサ27、増幅器
28とにより構成されている。増幅器28の出力側は、
電流制御回路内の前記トランジスタ29のベースに接続
されれている。また、電圧レギュレータ13には、可変
抵抗24が接続されている。この可変抵抗24を調整す
ることにより、電圧レギュレータ13の出力電圧EBOを
連続的に変化させ、それによって、偏向電流Iyのピー
ク値を連続的に変化させる(同時に水平出力トランジス
タ6のコレクタ電流Icのピーク値も連続的に変化す
る)。従って、画面の水平偏向振幅が、連続的に変化す
ることになる。
【0023】このとき、電流検知トランス25に発生す
るパルスVsのピーク値は、水平偏向の帰線時間tr が
一定である限り、偏向電流Iyに比例する。よって、パ
ルスVsを整流ダイオード26と平滑コンデンサ27と
により整流平滑して得た直流電圧Esも、偏向電流Iy
に比例することになる。直流電圧Esを増幅器28によ
って増幅(必要によっては反転増幅)した後、増幅器2
8の出力によって、トランジスタ29のベース電流Ibs
を流すようにする。すると、偏向電流Iyのピーク値の
増減に応じて、トランジスタ29のコレクタ電流Icsが
増減する。コレクタ電流Icsの増減は、フライホイール
コイル電流IL と、水平出力トランジスタ6の順方向ベ
ース電流Ib1の増減につながる。
るパルスVsのピーク値は、水平偏向の帰線時間tr が
一定である限り、偏向電流Iyに比例する。よって、パ
ルスVsを整流ダイオード26と平滑コンデンサ27と
により整流平滑して得た直流電圧Esも、偏向電流Iy
に比例することになる。直流電圧Esを増幅器28によ
って増幅(必要によっては反転増幅)した後、増幅器2
8の出力によって、トランジスタ29のベース電流Ibs
を流すようにする。すると、偏向電流Iyのピーク値の
増減に応じて、トランジスタ29のコレクタ電流Icsが
増減する。コレクタ電流Icsの増減は、フライホイール
コイル電流IL と、水平出力トランジスタ6の順方向ベ
ース電流Ib1の増減につながる。
【0024】以上の通り、第3実施例は、画面の水平偏
向振幅変更時、偏向電流Iyの値(ピーク値)の増減、
ひいては水平出力トランジスタ6のコレクタ電流Icの
値が増減した場合、その増減に応じて、水平出力トラン
ジスタ6の順方向ベース電流Ib1を増減させることがで
きる。このとき、第1実施例と同様に、逆ベース電流I
b2は変化せず一定であるので、蓄積時間ts2及び降下時
間tf が増加することがなく、第3実施例も、常に水平
出力トランジスタ6を最適励振状態にすることができ
る。さらに、第3実施例は、電流制御回路に設けた、ト
ランジスタ29により、水平出力トランジスタ6の順方
向ベース電流Ib1を連続的に変化させることができるの
で、画面の水平偏向振幅を連続的に変化させる水平偏向
回路に好適である。また、トランジスタ29により直接
制御する電流であるフライホイールコイル電流IL は、
図2(D)に示すように、ほぼ直流電流である。よっ
て、電流ILの制御は、トランジスタ29のような1方
向素子でよく、この第3実施例は、電流制御回路を簡単
に構成できる。
向振幅変更時、偏向電流Iyの値(ピーク値)の増減、
ひいては水平出力トランジスタ6のコレクタ電流Icの
値が増減した場合、その増減に応じて、水平出力トラン
ジスタ6の順方向ベース電流Ib1を増減させることがで
きる。このとき、第1実施例と同様に、逆ベース電流I
b2は変化せず一定であるので、蓄積時間ts2及び降下時
間tf が増加することがなく、第3実施例も、常に水平
出力トランジスタ6を最適励振状態にすることができ
る。さらに、第3実施例は、電流制御回路に設けた、ト
ランジスタ29により、水平出力トランジスタ6の順方
向ベース電流Ib1を連続的に変化させることができるの
で、画面の水平偏向振幅を連続的に変化させる水平偏向
回路に好適である。また、トランジスタ29により直接
制御する電流であるフライホイールコイル電流IL は、
図2(D)に示すように、ほぼ直流電流である。よっ
て、電流ILの制御は、トランジスタ29のような1方
向素子でよく、この第3実施例は、電流制御回路を簡単
に構成できる。
【0025】次に、第4実施例を図5に示す。この実施
例は、トランジスタ29をオーバースキャンとアンダー
スキャンとの切換時のスイッチ動作に使用したものであ
る。トランジスタ29と抵抗22,23とが電流制御回
路を構成し、スイッチS1が制御回路を構成する。トラ
ンジスタ29のベースは、ベースバイアス抵抗30を介
して、直流電源−Enに接続されると共に、スイッチS
1を介して接地されている。
例は、トランジスタ29をオーバースキャンとアンダー
スキャンとの切換時のスイッチ動作に使用したものであ
る。トランジスタ29と抵抗22,23とが電流制御回
路を構成し、スイッチS1が制御回路を構成する。トラ
ンジスタ29のベースは、ベースバイアス抵抗30を介
して、直流電源−Enに接続されると共に、スイッチS
1を介して接地されている。
【0026】この水平励振回路において、スイッチS1
がオフ状態のとき、トランジスタ29のベース電流Ibs
が、図に示すように、負の直流電源−Enに向かって流
れ、トランジスタ29がオンする。そして、水平出力ト
ランジスタ6の順方向ベース電流Ib1が増加することに
なる。逆に、スイッチS1がオン状態のときは、トラン
ジスタ29がオフとなり、水平出力トランジスタ6の順
方向ベース電流Ib1が減少することになる。従って、オ
ーバースキャン時にスイッチS1をオフ状態とし、アン
ダースキャン時にスイッチS1をオン状態とすればよ
い。スイッチS1のオン,オフ制御は、例えば、第2実
施例と同様に行う。上述の第4実施例も、第1実施例と
同様な効果を有する。
がオフ状態のとき、トランジスタ29のベース電流Ibs
が、図に示すように、負の直流電源−Enに向かって流
れ、トランジスタ29がオンする。そして、水平出力ト
ランジスタ6の順方向ベース電流Ib1が増加することに
なる。逆に、スイッチS1がオン状態のときは、トラン
ジスタ29がオフとなり、水平出力トランジスタ6の順
方向ベース電流Ib1が減少することになる。従って、オ
ーバースキャン時にスイッチS1をオフ状態とし、アン
ダースキャン時にスイッチS1をオン状態とすればよ
い。スイッチS1のオン,オフ制御は、例えば、第2実
施例と同様に行う。上述の第4実施例も、第1実施例と
同様な効果を有する。
【0027】
【考案の効果】以上の通り、本考案の水平励振回路は、
画面の水平偏向振幅の変更による水平偏向電流の変化に
伴って、水平出力トランジスタのコレクタ電流が変化し
ても、常に、水平出力トランジスタのコレクタ電流の変
化に応じて、水平出力トランジスタの順方向ベース電流
を変化させることができる。しかも、順方向ベース電流
を変化させたときに、水平出力トランジスタの逆ベース
電流を変化させずに一定に保てるので、水平出力トラン
ジスタの蓄積時間ts2及び降下時間tf が増加すること
がない。よって、この水平励振回路は、水平出力トラン
ジスタ6を常に最適励振状態に保てる。従って、本実施
例の水平励振回路を使用した水平偏向回路は、画面の水
平偏向振幅を大幅に変更する場合においても、常に水平
出力トランジスタを最適励振状態に保つことができ、損
失低減、回路の信頼性向上を図れる。また、電流制御回
路を抵抗器で構成した水平励振回路は、水平偏向振幅を
段階的に切換える水平偏向回路に好適である。さらに、
電流制御回路をトランジスタで構成し、制御回路を水平
偏向電流の電流検出回路とした水平励振回路は、水平偏
向振幅を連続的に切換える水平偏向回路に好適である。
画面の水平偏向振幅の変更による水平偏向電流の変化に
伴って、水平出力トランジスタのコレクタ電流が変化し
ても、常に、水平出力トランジスタのコレクタ電流の変
化に応じて、水平出力トランジスタの順方向ベース電流
を変化させることができる。しかも、順方向ベース電流
を変化させたときに、水平出力トランジスタの逆ベース
電流を変化させずに一定に保てるので、水平出力トラン
ジスタの蓄積時間ts2及び降下時間tf が増加すること
がない。よって、この水平励振回路は、水平出力トラン
ジスタ6を常に最適励振状態に保てる。従って、本実施
例の水平励振回路を使用した水平偏向回路は、画面の水
平偏向振幅を大幅に変更する場合においても、常に水平
出力トランジスタを最適励振状態に保つことができ、損
失低減、回路の信頼性向上を図れる。また、電流制御回
路を抵抗器で構成した水平励振回路は、水平偏向振幅を
段階的に切換える水平偏向回路に好適である。さらに、
電流制御回路をトランジスタで構成し、制御回路を水平
偏向電流の電流検出回路とした水平励振回路は、水平偏
向振幅を連続的に切換える水平偏向回路に好適である。
【図1】本考案の第1実施例の回路図である。
【図2】第1実施例の動作説明図である。
【図3】本考案の第2実施例の回路図である。
【図4】本考案の第3実施例の回路図である。
【図5】本考案の第4実施例の回路図である。
【図6】従来の水平励振回路を使用している水平偏向回
路を示す回路図である。
路を示す回路図である。
【図7】図6に示す従来の回路の動作説明図である。
【図8】図6に示す従来の回路の動作説明図である。
1 水平発振回路 6 水平出力トランジスタ 8 ダンパーダイオード 9 帰線共振コンデンサ 10 水平偏向コイル 11 S字補正コンデンサ 12 水平出力トランス(フライバックトランス) 13 電圧レギュレータ 14 npn トランジスタ 15,29 pnp トランジスタ 16,22,23 抵抗 17 MOSFET(励振スイッチ素子) 18 フライホイールコイル 19 電流制限抵抗 20 電流制御回路 21 制御回路 24 可変抵抗 25 電流検知トランス 26 整流ダイオード 27 平滑コンデンサ 28 増幅器 30 ベースバイアス抵抗 +EB ,−En 直流電源 S1,S2 スイッチ
Claims (3)
- 【請求項1】水平出力トランジスタのエミッタ・ベース
間に接続されたインダクタと、前記水平出力トランジス
タのベースに一端が接続された励振スイッチ素子と、前
記励振スイッチ素子の他の一端に接続され、前記水平出
力トランジスタの逆ベース電流を引出す極性を有する電
源とを備え、前記励振スイッチ素子を、前記水平出力ト
ランジスタの蓄積時間とオフ期間とにオン状態とし、前
記励振スイッチ素子を、前記水平出力トランジスタのオ
ン期間から蓄積時間を除いた期間にオフ状態とするよう
動作させ、前記水平出力トランジスタをオン、オフさせ
る水平励振回路において、前記インダクタに直列に接続
され、前記水平出力トランジスタの順方向ベース電流の
値を制御する電流制御回路と、画面の水平偏向振幅の変
更に伴って変化する水平偏向電流の値に応じて、前記電
流制御回路を制御する制御回路とを設け、前記電流制御
回路は、前記制御回路に制御されて、前記水平偏向電流
の値が増加したときに前記順方向ベース電流の値を増加
させ、前記水平偏向電流の値が減少したときに前記順方
向ベース電流の値を減少させる事を特徴とする水平励振
回路。 - 【請求項2】前記電流制御回路を抵抗器で構成し、前記
制御回路を、前記水平偏向電流の値を切換える振幅調整
回路の切換動作に連動して、前記電流制御回路の抵抗値
を切換える回路としたことを特徴とする請求項1記載の
水平励振回路。 - 【請求項3】前記電流制御回路をトランジスタで構成
し、前記制御回路を、前記水平偏向電流の値を検出する
電流検出回路とし、前記電流検出回路の検出値に応じて
前記トランジスタを制御することを特徴とする請求項1
記載の水平励振回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP40630490U JPH0749890Y2 (ja) | 1990-12-28 | 1990-12-28 | 水平励振回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP40630490U JPH0749890Y2 (ja) | 1990-12-28 | 1990-12-28 | 水平励振回路 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0492877U JPH0492877U (ja) | 1992-08-12 |
JPH0749890Y2 true JPH0749890Y2 (ja) | 1995-11-13 |
Family
ID=31883583
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP40630490U Expired - Lifetime JPH0749890Y2 (ja) | 1990-12-28 | 1990-12-28 | 水平励振回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0749890Y2 (ja) |
-
1990
- 1990-12-28 JP JP40630490U patent/JPH0749890Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0492877U (ja) | 1992-08-12 |
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