JPH05204201A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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Publication number
JPH05204201A
JPH05204201A JP1091292A JP1091292A JPH05204201A JP H05204201 A JPH05204201 A JP H05204201A JP 1091292 A JP1091292 A JP 1091292A JP 1091292 A JP1091292 A JP 1091292A JP H05204201 A JPH05204201 A JP H05204201A
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JP
Japan
Prior art keywords
operator
main board
human body
control means
distance
Prior art date
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Application number
JP1091292A
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English (en)
Inventor
Hiroyasu Sumita
浩康 住田
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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  • Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)
  • Geophysics And Detection Of Objects (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)
  • Transducers For Ultrasonic Waves (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】この発明は、画像形成作業の効率を高めること
を目的とする。 【構成】 この発明は、機械の状態を自動的に設定する
自動設定制御手段1と、本体の近傍に存在する人間を検
出する人体検出手段2と、この人体検出手段2で人間の
存在が検出されている期間に自動設定制御手段1の動作
開始を禁止する第2の制御手段3とを備えたものであ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は複写機等の画像形成装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、複写機等の画像形成装置は、マイ
クロコンピュータの発展に伴って機械の状態を自動的に
設定することが可能になっている。例えば、複写機で
は、露光用ランプの電圧、チャージャに高圧を印加する
高圧電源の電流や電圧、複写プロセスにおいてトナー濃
度、原稿の濃度を検出してその検出信号に応じて複写画
像濃度を変化させるための原稿濃度センサの感度等を自
動的に設定することが可能になっている。
【0003】高圧電源の電流を自動的に設定する場合に
は、複写機が複写動作を行っていない時に感光体ドラム
を回転させて高圧電源をオンさせ、感光体ドラムからア
ースに流れる電流を感光体ドラムとアースとの間に設置
されている抵抗により検出して電圧に変換している。そ
して、この電圧をマイクロコンピュータによりA/D変
換器を介して計測し、この計測値があらかじめ決められ
た目標電圧となるように高圧電源の出力を調整して設定
している。
【0004】また、原稿濃度センサの感度を調整する場
合には、基準濃度の基準反射板を露光手段により一定露
光電圧にて原稿濃度センサに露光し、この原稿濃度セン
サの出力電圧をマイクロコンピュータによりA/D変換
器を介して計測し、この計測値があらかじめ決められた
出力電圧となるように原稿濃度センサの感度を調整して
設定している。
【0005】このような自動的な設定は複写機の複写枚
数に応じて行われるものが多く、例えば高圧電源の出力
は複写枚数が2000枚になる毎に自動的に調整して設
定するようにあらかじめプログラムされている。また、
このような自動的な設定は複写機内の多くの制御項目で
行われている。
【0006】また、画像形成装置には、人間を検出する
人体検出手段が組み込まれてこの人体検出手段の出力信
号により機械の予熱モード(定着ヒータの温度を下げて
操作表示部を消灯させることにより節電を行うモード)
のオン/オフを行う複写機があり、人体検出手段の出力
信号により音声によるガイダンスを行うものが特開昭5
8ー207148号公報に記載されている。
【0007】特開昭61ー235855号公報には原稿
またはコピーがあること,複写が終了していること,オ
ペレータがいないことの3つの条件のアンドにより、原
稿またはコピー紙の忘れを知らせるものが記載され、特
開昭61ー235856号公報には複写が終了している
こと,オペレータがいないことの2つの条件のアンドに
より複写モードのリセットを行うと共に、オペレータが
そばにいることを検知して複写モードのガイダンスを行
うものが記載されている。
【0008】また、特開昭61ー235857号公報に
はオペレータの到来信号と複写モードの未終了信号のア
ンドにより複写モードの未終了を知らせるものが記載さ
れ、特開昭61ー235858号公報にはオペレータの
不在信号と複写モードの終了信号とのアンドにより複写
モードのリセットを行うものが記載されている。特開昭
61ー235860号公報にはオペレータの不在信号と
複写モードの終了信号とのアンドにより複写モードのリ
セットをしてオペレータが予め設定した標準モードにす
るものが記載され、特開昭61ー235861号公報に
はオペレータの不在信号と複写モードの終了信号と原稿
無し信号のアンドにより複写モードをリセットするもの
が記載されている。
【0009】特開昭61ー235862号公報には操作
部手前側にオペレータを検出する検出手段を設け、この
検出手段の信号により複写モードのリセットをするもの
が記載され、特開昭61ー235863号公報には操作
部手前側にオペレータを検出する検出手段を設け、この
検出手段の信号と複写終了信号のアンドでモードのリセ
ットをする第1のリセット手段と,オペレータの検出信
号とは関係なくリセットする第2のリセット手段とを設
けたものが記載されている。
【0010】特開昭61ー235864号公報には操作
部手前側にオペレータを検出する検出手段を設け、この
検出手段の信号により複写モードの切り替えを行うもの
が記載され、特開昭61ー235865号公報には操作
部手前側の床面に圧力センサを設置してオペレータを検
出し、この検出手段の信号により複写モードの切り替え
を行うものが記載されている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記複
写機等の画像形成装置では、自動的な設定は上述した2
項目の自動的な設定のように通常の画像形成動作中には
行えないものもあり、これらは画像形成動作終了後に行
うことになる。ところが、例えば、1枚の原稿から1枚
のコピーを得る複写動作を多数枚の原稿について行って
いて複写枚数が丁度自動的な設定を行うべきタイミング
に達した時などには、一連の複写動作の途中で自動的な
設定が開始されてしまう。複写機等の使用者は、この自
動的な設定の期間中には画像形成動作を行えなくなり、
自動的な設定が終了するまで画像形成動作を待たなけれ
ばならなくて画像形成作業の効率が低かった。
【0012】本発明は上記欠点を改善し、画像形成作業
の効率を高めることができる画像形成装置を提供するこ
とを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、図1に示すように画像形成
動作を行う本体と、この本体の動作全体を制御する第1
の制御手段と、機械の状態を自動的に設定する自動設定
制御手段1と、本体の近傍に存在する人間を検出する人
体検出手段2と、この人体検出手段2で人間の存在が検
出されている期間に自動設定制御手段1の動作開始を禁
止する第2の制御手段3とを備えたものであり、請求項
2記載の発明は、図2に示すように請求項1記載の画像
形成装置において、自動設定制御手段4は自動的な設定
を2項目以上行い、第2の制御手段5は自動設定制御手
段4が自動的な設定を行っている期間に、人体検出手段
2が人間の存在を検出した時には自動設定制御手段4が
実行中の項目の動作を終了した後に本体の動作を可能と
するものである。
【0014】
【作用】請求項1記載の発明では、本体が画像形成動作
を行い、この本体の動作全体が第1の制御手段により制
御される。機械の状態が自動設定制御手段1により自動
的に設定され、本体の近傍に存在する人間が人体検出手
段2により検出される。この人体検出手段2で人間の存
在が検出されている期間には自動設定制御手段1の動作
開始が第2の制御手段3により禁止される。
【0015】請求項2記載の発明では、自動設定制御手
段4は自動的な設定を2項目以上行い、第2の制御手段
5は自動設定制御手段4が自動的な設定を行っている期
間に、人体検出手段2が人間の存在を検出した時には自
動設定制御手段4が実行中の項目の動作を終了した後に
本体の動作を可能とする。
【0016】
【実施例】図3は本発明の一実施例を示す。この実施例
は複写機の例であり、本体が複写動作を行う。この本体
は感光体ドラム11を用いた周知のものであり、自動原
稿送り装置12や両面ユニット13をセットすることが
できると共に、ソータ14を接続することができる。こ
の本体においては、周知のように複写動作時には感光体
ドラム11がメインモータ15により回転駆動されて帯
電用チャージャ16により均一に帯電された後に露光装
置により原稿画像が露光されて静電潜像が形成され、こ
の静電潜像が現像装置により現像されて顕像となる。こ
こに、露光装置では例えば原稿台上の原稿が露光用ラン
プ17により照明されてその反射光像が光学系により感
光体ドラム11に照射され、可動光学系の移動により原
稿の走査が行われる。
【0017】感光体ドラム11上の顕像は転写用チャー
ジャ18により給紙ユニット19から給送されてきた転
写紙へ転写され、この転写紙が分離用チャージャ20に
より感光体ドラム11から分離されて定着装置で顕像が
定着されることにより片面コピーとなる。この片面コピ
ーは片面複写時にはそのまま外部のトレイへ排出され、
両面複写時には両面ユニット13により表裏が反転され
る。
【0018】この表裏が反転された片面コピーは再び感
光体ドラム11と転写用チャージャ18との間に給送さ
れて上記片面複写時と同様に裏面に顕像が転写された後
に分離用チャージャ20で感光体ドラム11から分離さ
れて定着装置で顕像が定着されることにより両面コピー
となって外部のトレイへ排出される。感光体ドラム11
は転写紙分離後にクリーニング装置により残留トナーが
除去され、除電装置により除電されて次の複写動作に備
える。
【0019】このような複写動作が操作部にて設定され
た設定枚数分だけ繰り返して連続的に行われる。また、
現像装置は後述の高圧電源ユニット33から現像バイア
ス電圧が印加され、定着装置は定着ヒータ21,22に
より加熱される。制御装置23はマイクロコンピュータ
を用いて構成され、つまりマイクロプロセッサ24,R
OM25,RAM26,パラレル入出力ポート(I/
O)27,シリアル入出力ポート(I/O)28,A/
Dコンバータ29,割込み回路30,タイマ31及び不
揮発RAM32からなるメインボードにより構成され、
自動原稿送り装置12や両面ユニット13,ソータ1
4,給紙ユニット19,高圧電源ユニット33,人体検
出装置34が接続される。この人体検出装置34は発信
器35,受信器36及び信号処理部37からなるオペレ
ータ検出装置により構成される。
【0020】また、メインボード23は各種交流負荷3
8,各種直流負荷39がドライバ40,41を介して接
続され、各種センサ42が信号処理回路43を介して接
続される。感光体ドラム11は抵抗44を介してアース
に接続され、かつメインボード23に接続される。操作
表示ボード45はマイクロプロセッサ46,ROM4
7,RAM48,パラレルI/O49,シリアルI/O
50,A/Dコンバータ51及びタイマ52により構成
され、操作部53及び入力部54とメインボード23と
の間に接続される。高圧電源ユニット33は帯電用チャ
ージャ74,転写用チャージャ75,分離用チャージャ
76及び現像装置の現像バイアス電圧印加部分に接続さ
れ、この現像装置の現像バイアス電圧印加部分は抵抗7
6,77を介してアースに接続されて抵抗76,77の
接続点がメインボード23に接続される。
【0021】駆動ボード153はマイクロプロセッサ1
54,ROM55,RAM56,パラレルI/O57,
シリアルI/O58,A/Dコンバータ59,割込み回
路60及びタイマ61により構成され、各モータ15,
62,63とメインボード23との間に接続される。点
灯ボード64はマイクロプロセッサ65,ROM66,
RAM67,パラレルI/O68,シリアルI/O6
9,A/Dコンバータ70及びタイマ71により構成さ
れ、ランプ制御ボード72,73とメインボード23と
の間に接続されてランプ制御ボード72,73が露光用
ランプ17、定着用ランプ21,22に接続される。
【0022】メインボード23は入力部54のプリント
スイッチから操作表示ボード45を介して複写開始信号
が入力されることにより各負荷を制御して上述のような
複写動作を入力部54による設定枚数分繰り返して連続
的に行わせる。すなわち、メインボード23は各種セン
サ42から信号処理回路43を介して検知信号を取り込
んでドライバ40,41を介して各種交流負荷38,各
種直流負荷39を制御すると共に、給紙ユニット19,
両面ユニット13,高圧電源ユニット33,ソータ1
4,自動原稿送り装置12を制御し、駆動ボード53を
介してモータ15,62,63を制御し、さらに点灯ボ
ード64を介して露光用ランプ17、定着用ランプ2
1,22を制御する。
【0023】また、高圧電源ユニット33はメインボー
ド23から入力される各PWM信号に応じた高圧を帯電
用チャージャ74,転写用チャージャ75,分離用チャ
ージャ76に個別に印加し、現像装置の現像バイアス電
圧印加部分75にメインボード23から入力されるPW
M信号に応じた現像バイアス電圧を印加する。この現像
バイアス電圧は抵抗76,77により分圧されてメイン
ボード23のA/Dコンバータ29にフィードバックさ
れ、かつ感光体ドラム11から抵抗44を介して流れる
電流が抵抗44により検出されてその検出電圧がメイン
ボード23のA/Dコンバータ29にフィードバックさ
れる。
【0024】この実施例は、帯電用チャージャ74,転
写用チャージャ75,分離用チャージャ76などの自動
的な設定をメインボード23により行うが、メインボー
ド23はその自動的な設定を人体検出装置34の検出状
態に応じて開始したり開始しなかったりする。また、メ
インボード23は人体検出装置34によってこの複写機
の近傍にいる人間の存在を検出する期間には自動的な設
定の開始を禁止し、自動的な設定を行っている最中に人
体検出装置34が人間の存在を検出した時には現在実行
中の項目の自動的な設定が終了ししだい次の項目の自動
的な設定に進まないで複写機使用者がすぐに複写作業を
行えるようにして複写作業の効率を高めている。
【0025】不揮発RAM32には高圧電源ユニット3
3から帯電用チャージャ74,転写用チャージャ75,
分離用チャージャ76に出力される各電流及び現像装置
の現像バイアス電圧印加部分に印加される現像バイアス
電圧にその各目標値が記憶されている。自動的な設定は
高圧電源ユニット33から帯電用チャージャ74,転写
用チャージャ75,分離用チャージャ76に出力される
各電流及び現像装置の現像バイアス電圧印加部分に印加
される現像バイアス電圧についてそれぞれ行われる。
【0026】メインボード23はメインモータ15を回
転させて感光体ドラム11を回転させながら、まず高圧
電源ユニット33から帯電用チャージャ74に出力され
る電流をオンさせ、抵抗44からA/Dコンバータ29
を介してフィードバックされた検出値が不揮発RAM3
2に記憶されている目標値に等しくなるように高圧電源
ユニット33へのPWM信号のパルス幅を調整して高圧
電源ユニット33から帯電用チャージャ74への出力電
流を調整させる。
【0027】メインボード23は高圧電源ユニット33
から帯電用チャージャ74への出力電流の自動的な設定
が終了したら、高圧電源ユニット33から帯電用チャー
ジャ74への出力電流をオフさせ、高圧電源ユニット3
3から転写用チャージャ75への出力電流の自動的な設
定を同様に行う。さらに、メインボード23は高圧電源
ユニット33から転写用チャージャ75への出力電流の
自動的な設定が終了したら、高圧電源ユニット33から
転写用チャージャ75への出力電流をオフさせ、高圧電
源ユニット33から分離用チャージャ76への出力電流
の自動的な設定を同様に行う。
【0028】次いで、メインボード23は高圧電源ユニ
ット33から分離用チャージャ76への出力電流の自動
的な設定が終了したら、分離用チャージャ76への出力
電流をオフさせ、高圧電源ユニット33から現像装置の
現像バイアス電圧印加部分に印加される現像バイアス電
圧をオンさせ、抵抗76,77からA/Dコンバータ2
9を介してフィードバックされた電圧値が不揮発RAM
32に記憶されている目標値に等しくなるように高圧電
源ユニット33へのPWM信号のパルス幅を調整して高
圧電源ユニット33から出力される現像バイアス電圧を
調整させる。
【0029】これらの自動的な設定は複写をとった複写
枚数が2000枚になる毎に(2000枚を複写する毎
に)行われ、メインボード23はコピーを1枚作成する
毎に不揮発RAM32内のコピーカウンタを+1するこ
とによって複写枚数をカウントする。また、メインボー
ド23は後述のように複写枚数が2000枚になる毎に
自動調整タイミングフラグを不揮発RAM32に記憶す
る。
【0030】図4はメインボード23の人体検出装置チ
ェック(センサチェック)フローを示し、図5はメイン
ボード23の自動調整フローを示す。メインボード23
は図4に示すようにステップS0で人体検出装置34の
出力信号をチェックし、人体検出装置34の出力信号が
オンで人体検出装置34が後述のように本複写機近傍に
おける人間の存在を検出した時にはステップS1でそれ
が500msec以上連続しているか否かをチェックす
る。メインボード23は人体検出装置34の出力信号が
500msec以上連続した時には本複写機を使うため
にオペレータが本複写機に近づいたものと判断してステ
ップS2にて自動調整中断リクエストフラグをセット
し、図5により後述するように自動調整(自動的な設
定)中であればこの自動調整中断リクエストフラグによ
り自動調整を中断させる。
【0031】一方、メインボード23は人体検出装置3
4の出力信号がオフであればステップS3で人体検出装
置34の出力信号が500msec以上連続しているか
否かをチェックし、人体検出装置34の出力信号が50
0msec以上連続している時には本複写機の近傍にオ
ペレータが居ないものとみなしてステップS4で自動調
整開始リクエストフラグをセットしてステップS5で自
動調整中断リクエストフラグをリセットする。自動調整
開始リクエストフラグは自動調整のタイミングであれば
自動調整の開始を要求するフラグである。
【0032】また、メインボード23は図5に示すよう
に自動調整を複写動作中には行わないので、ステップS
11で複写動作中(コピー動作中)か否かをチェック
し、複写動作中であれば何も行わずにこのフローを抜け
る。また、メインボード23は複写動作中でなければス
テップS12で上述した不揮発RAM32内のコピーカ
ウンタの複写枚数をチェックして複写枚数が2000枚
になる毎に自動調整を行うタイミングであると判断する
が、自動調整を行うタイミングでなければステップS2
3で自動調整開始リクエストフラグをリセットする。
【0033】また、メインボード23は自動調整を行う
タイミングであればステップS13で上記自動調整開始
リクエストフラグをチェックし、自動調整開始リクエス
トフラグが0であれば何もしないでこのフローを抜け
る。メインボード23は自動調整開始リクエストフラグ
が1であればステップS14で第1項目の自動調整(高
圧電源ユニット33から帯電用チャージャ74に出力さ
れる電流の自動的な設定)が終了したか否かをチェック
する。最初は第1項目の自動調整が終了していないの
で、メインボード23はステップS15で第1項目の自
動調整を開始する。
【0034】そして、メインボード23は第1項目の自
動調整が終了したならばステップS16で上記自動調整
中断リクエストフラグをチェックし、自動調整中断リク
エストフラグが1ならばステップS23で自動調整開始
リクエストフラグをリセットする。メインボード23は
自動調整中断リクエストフラグが0ならばステップS1
7で第2項目の自動調整(高圧電源ユニット33から転
写用チャージャ75に出力される電流の自動的な設定)
が終了したか否かをチェックする。メインボード23は
第2項目の自動調整が最初は終了していないので、ステ
ップS18で第2項目の自動調整を開始する。
【0035】メインボード23は第2項目の自動調整が
終了したならばステップS19で自動調整中断リクエス
トフラグをチェックし、自動調整中断リクエストフラグ
が1ならばステップS23で自動調整開始リクエストフ
ラグをリセットする。メインボード23は自動調整中断
リクエストフラグが0ならばステップS20で第3項目
の自動調整(高圧電源ユニット33から分離用チャージ
ャ76に出力される電流の自動的な設定)が終了したか
否かをチェックする。メインボード23は第3項目の自
動調整が最初は終了していないので、ステップS21で
第3項目の自動調整を開始する。
【0036】また、メインボード23は第3項目の自動
調整が終了したならばステップS22で自動調整タイミ
ングフラグをリセットする。なお、メインボード23は
現像バイアス電圧の自動的な設定については別の処理フ
ローで同様に行う。
【0037】本実施例によれば、人体検出装置34によ
り本実施例の近傍にオペレータが居ない時には自動的な
設定を行って複写動作が行えなくなる自動調整モードを
実行することができ、オペレータが複写作業中に自動調
整モードが実行されてその後に複写作業が可能になるま
で待つということが無くなって円滑な複写作業が可能に
なる。
【0038】また、自動調整モードの実行中にオペレー
タが複写をとるために機械の前に立った場合には、その
時に実行中の項目の自動調整動作を終了して次の項目の
自動調整動作にならないので、自動調整動作による機械
使用開始可能時間を最小限にすることができ、複写作業
の効率を高めることができる。
【0039】次に、人体検出装置34について説明す
る。発信器35はオペレータが本複写機を操作する時に
居る方向へ向かって距離測定用の光もしくは超音波を発
射し、その反射物体による反射波を受信器36で受信し
て信号処理部37で反射物体までの距離を反射波のレベ
ルに影響されない方式で測定する。そして、メインボー
ド23はその測定結果が所定の範囲内にあり、かつ所定
の時間継続して存在していることによりオペレータが本
複写機の近傍に存在するものとする。
【0040】この人体検出装置34は例えば光を利用し
てオペレータが本複写機の近傍に存在することを検出す
るものが用いられる。本複写機の操作部(もしくは表示
部もしくは原稿台)もしくはその近傍には発信器35と
して赤外線発光ダイオードと,その出力光を細いビーム
にする光学系が設置され、この赤外線発光ダイオードと
光学系とは出力光がオペレータが本複写機を操作する時
に立つ方向に向くように配置される。
【0041】受信器36は発信器35のビーム発射方向
と直交する平面内で発信器35のビーム発射位置から所
定の距離だけ離れた位置に受光レンズ及び一次元ポジシ
ョンセンサ(Position Sensitive
Device:PSD)が設置され、この受光レンズ及
びPSDはその長手方向が発信器35のビーム発射位置
から所定の距離たせけ離れた位置を向くように配置され
る。
【0042】赤外線発光ダイオードから発射された赤外
線は光学系により細いビームにされ、反射物体で反射さ
れて受光レンズを介してPSDにより受光される。信号
処理部37はPSDの出力信号から3角測量の原理で反
射物体までの距離を求めることによって本複写機の近傍
におけるオペレータの存在を検出してメインボード23
へ出力する。
【0043】複写機の操作上の特性から、オペレータが
複写機に接触又はそれに近い状態まで近づいて操作する
ことがある。この人体検出装置34では、オペレータが
極端に本複写機に接近すると、発光器35の発射ビーム
または受光器36の受光ビームがオペレータにより遮ら
れてしまったり、受光器36の受光ビームがPSDの長
さの制限に基づく受光範囲を越えてしまったりして受光
器36がビームを受光できなくなる場合がある。
【0044】このような場合に備えるために、人体検出
装置34はオペレータとの間の距離を継続して測定する
ようにし、オペレータとの間の距離がだんだん短くなっ
てその後に受光器36がビームを受光できなくなった時
にはメインボード23が後述の処理フローのようにオペ
レータが存在していると判定する。なお、このような場
合に対する別の対応策として、人体検出装置34がオペ
レータが居ないときにオペレータの背後の壁または天井
からの反射光を検出できるように検出ゲインを設定して
おき、反射光を検出できないときにはメインボード23
が後述の処理フローのように人体検出装置34の出力信
号からオペレータが存在すると判定するようにしてもよ
い。
【0045】さらに別の対応策として、メインボード2
3はオペレータや検出範囲を通り過ぎる人などの移動物
体が存在しない時の反射物体、例えば後方の壁、天井な
どまでの距離を信号処理部37の出力信号から検出して
記憶しておき、その距離より遠方の反射物体を検出した
時にオペレータが存在すると判定するようにしてもよ
い。これは、オペレータが本複写機に極端に接近して受
光器36が反射物体からのビームを受けることができな
いのは反射物体が十分に遠方にあってその反射ビームを
受光できないのと同じ結果になること、背景より遠距離
の反射物体に対する受光器36の出力信号が複写機の設
置された条件が変更されない限り起こり得ないことを使
って判定するものであり、オペレータの接近を継続して
検出しなくてもよい。
【0046】図6及び図7に示すように発信器35及び
受信器36は本複写機10の上部における原稿圧板78
に近い手前部分に設置され、発信器35から検出媒体と
して赤外線ビーム79が検出領域の外縁部80,81,
82,83内に発射される。この赤外線ビーム79は検
出領域内におけるオペレータ84等の反射物体により反
射されて受信器36により受信される。
【0047】通常、オペレータは複写機10に向かって
操作する時にはオペレータの胸の位置では腕の太さを加
えた幅になり、オペレータの立つ位置が少々違っていて
も赤外線ビーム79が検出領域から外れる心配が無いの
で、赤外線ビーム79は発信器35から複写機10を操
作する位置に居る平均的なオペレータ84の胸の辺りを
狙って発射される。オペレータをなるべく幅の広い部位
で検出するのは、1本の広がりを持たない赤外線ビーム
79でオペレータを検出する場合に重要であり、1つの
人体検出装置でオペレータを検出する場合に特に重要で
ある。
【0048】次に、PSDの動作について説明する。図
8はPSDの特性を説明するための図である。PSD8
5は共通電極86、出力端子87,88を持つ素子であ
り、出力端子87,88には受光部89の長手方向へ反
射物体からの赤外線ビーム79によるスポット光90の
位置に応じて電流I1,I2が流れる。つまり、スポット
光90が受光部89の中央に当っている場合には出力端
子87の出力電流I1と出力端子88の出力電流I2とが
等しくなり、スポット光90が受光部89の中央より右
側にずれるとI1<I2になってスポット光90が受光部
89の中央より左側にずれるとI1>I2になる。
【0049】I1,I2の増減の割合はスポット光90の
中心からのずれに比例する。従って、スポット光90の
位置とI2/I1の関係は一定であり、スポット光90の
強弱には無関係である。このため、I1,I2の比を信号
処理部37で演算することにより、スポット光90の位
置を求めることができる。
【0050】次に、この光を利用する人体検出装置の距
離測定方式について説明する。図9はPSD85を使っ
た距離測定方式を説明するための図である。PSD85
を使うと、スポット光90の位置を検出できることを利
用して反射物体までの距離を三角測量の方式で求めるこ
とができる。赤外線発光ダイオード91から発射された
赤外線は投光レンズ92により細い赤外線ビーム79に
されて検出領域におけるオペレータ84が複写機を操作
するときに立つ位置に向かって発射し、オペレータ84
等の反射物体で反射されて受光レンズ93によりPSD
85の受光部89に実像が結ばれるように結像される。
【0051】PSD85の受光部89におけるスポット
光90の中心からのずれdは反射物体までの距離Lに反
比例し、基線長S,受光レンズ93とPSD85との距
離fの間には f/L=d/S の関係が成り立つ。
【0052】図8で示したようにPSD85の出力電流
1,I2はPSD85の長さをcとすれば次のような関
係がある。 I1=c/2−d=c/2−fS/L I2=c/2+d=c/2+fS/L これらより I2/I1=(cL/2+fS)/(cL/2−fS) ≒1+cfS/L となり、(I2/I1−1)は1/Lに比例し、c,f,
Sはこの人体検出装置固有の値を持つので、I2/I1
らLを求めることができる。この人体検出装置は近距離
ほど必要なPSD85の長さを大きくする必要がある
が、精度が高くなり、複写機オペレータの存在検出に適
する。
【0053】次に、メインボード23によるオペレータ
の存在判定について説明する。メインボード23は上述
のように人体検出装置34の反射物体までの距離を測定
した結果が50cm内外の所定値より小さくなったとき
にはオペレータが存在すると判定する。また、メインボ
ード23はオペレータと複写機を使わずにその前を通過
するだけの人とを区別するために反射物体が所定距離以
内に居る時間が所定時間継続した時にオペレータが存在
すると判定するようにしてもよい。
【0054】さらに、メインボード23は後述の処理フ
ローのようにオペレータが複写機にあまり近づいてPS
D85の受光範囲を越えてしまったり、発信器35また
は受信器36を覆ってしまったりして距離測定データが
信号処理部37から得られない時にはオペレータが存在
すると判定する。メインボード23は距離測定データが
信号処理部37から得られない時に単純にオペレータが
存在すると判定すると、この人体検出装置が故障したよ
うな場合に誤った判定をする可能性があるという問題が
あるので、後述の処理フローのように距離測定データが
得られなくなる前の距離測定データを使ってオペレータ
が複写機に近づいた結果距離測定データが得られなくな
ったことを判定の条件にすることによって、問題を回避
することができる。あるいは、メインボード23は後述
の処理フローのようにオペレータが存在しないときに得
られる天井,壁などの距離測定データを記憶しておき、
この距離より長い距離を検出した時にはオペレータが存
在すると判定するようにしてもよい。上記人体検出装置
34の設置位置は通常の複写機の設置条件でオペレータ
の背景から距離測定データとして天井から反射による距
離測定データが得られるようにすることを考慮したもの
である。
【0055】複写機はいろいろな照明条件の所に設置さ
れるので、その周囲の光と距離測定用の光とを区別する
必要がある。このため、赤外線ビーム79は800〜9
50nmにしている。さらに、PSD85の受光面の前
に可視光カットフィルタが入れられ、赤外線発光ダイオ
ード91が駆動回路によりパルス駆動されてその変化分
がPSD85の出力電流から信号処理部37により取り
出されて距離測定が行われると共に、赤外線発光ダイオ
ード91の駆動が所定の間隔に限定されていて赤外線発
光ダイオード91が駆動されているときにのみPSD8
5の出力電流の演算が行われて距離測定データが得られ
る。
【0056】発信器35と受信器36の前に共通の可視
光カットフィルタが入れられることにより、発信器35
と受信器36が見えなくなり、オペレータに違和感を抱
かせることがないという効果がある。このため、オペレ
ータに意識的に検出されないようにするなどの設計意図
とは違った対応をされることを防止することができる。
【0057】また、人体検出装置34は以下のような超
音波を使うものを用いることもできる。本複写機の操作
部(もしくは表示部もしくは原稿台)もしくはその近傍
には発信器35及び受信器36が設置され、発信器35
は超音波を発射するスピーカを有する。受信器36はマ
イクロホンを有し、スピーカ及びマイクロホンはその指
向性がオペレータが本複写機を操作する時に立つ方向に
向くように配置される。スピーカから発射された超音波
は検出領域内の物体に当って反射され、マイクロホンに
より受信される。信号処理部37はスピーカから発射さ
れた超音波が検出領域内の反射物体に当って反射されて
マイクロホンにより受信されるまでの時間を測定し、こ
の時間と超音波が空気中を伝搬する速度とにより反射物
体までの距離を求める。
【0058】スピーカから発射される超音波は広がりを
持つので、全部が同じ距離の所で反射されるのではな
く、マイクロホンに戻ってくるまでの時間が超音波反射
位置によって異なる。従って、マイクロホンで受信され
る超音波はスピーカの発射時点に対していろいろな遅延
時間を有するものが混在している。そこで、反射物体ま
での距離はマイクロホンで受信された超音波のうちで一
番早くマイクロホンに戻ってくるものの遅延時間により
決定し、その距離が所定の範囲にあればその距離をオペ
レータまでの距離と判定する。
【0059】スピーカとマイクロホンとの設置位置が離
れている時には、オペレータが極端に複写機に接近した
場合、スピーカの発射した超音波とマイクロホンの受信
すべき超音波との一方又は両方がオペレータに遮られて
マイクロホンで超音波を受信することができなくなる。
これは上述した光を利用する人体検出装置の場合と同様
のやり方でオペレータの存在をメインボード23により
判定する。
【0060】この人体検出装置は超音波の空気中での伝
搬速度を利用するものであり、図10に示すようにスピ
ーカ94が超音波発振器95の出力信号により駆動さ
れ、マイクロホン96からの受信信号が受信部97を介
して信号処理部37に送られる。スピーカ94はその指
向性を示す領域の外縁部98,99内に超音波を送信
し、マイクロホン96はその指向性を示す領域の外縁部
100,101内から到来する超音波を受信する。
【0061】スピーカ94から発射された超音波はオペ
レータ等の反射物体で反射され、マイクロホン96で受
信される。信号処理部37はスピーカ94の超音波発射
からマイクロホン96の超音波受信までの時間dを計測
し、この時間dより反射物体までの距離Lを測定する。
超音波の空気中での伝搬速度をvとすると、 L=vd/2 となり、vは340m/s程度の値であるから、dから
Lを求められる。
【0062】図11はこの人体検出装置のタイミングチ
ャートである。スピーカ94は超音波発振器95から一
定周波数の超音波信号がオペレータ検出の都度与えら
れ、超音波を発射する。この超音波はオペレータ等の反
射物体により反射され、マイクロホン96で受信され
る。超音波はマイクロホン96の指向性を示す領域内の
色々な物体により反射されてマイクロホン96に戻って
来るので、その伝搬経路が反射物体により異なってスピ
ーカ94の超音波発射からマイクロホン96の超音波受
信までの時間が異なり、マイクロホン96の受信信号は
位相及び振幅が違った信号を合成したものとなる。
【0063】信号処理部37はそのマイクロホン96の
受信信号から一番近い所で反射されたもののデータを距
離測定のデータとする。このため、信号処理部37はマ
イクロホン96の受信信号を増幅してリミッタにより振
幅を制限した後に検波し、その前縁まで(スピーカ94
の超音波発射から)の時間をdとする。そして、信号処
理部37はdから上記式の演算を行ってLをオペレータ
までの距離として測定する。また、メインボード23は
オペレータが複写機にあまり接近して距離Lを測定でき
ない場合には上述の赤外線を利用した人体検出装置と同
様な対応でオペレータまでの距離Lを求める。
【0064】次に、オペレータが複写機10を操作する
位置に居るか否かの判定について説明する。メインボー
ド23は図12に示すようにオペレータが複写機10か
ら距離aだけ離れた位置に居る時にオペレータが複写機
10を操作する位置に居るものと判定する。この距離a
は複写機10の前面から所定の位置までの距離である
が、発信器35,受信器36が複写機10の端部より入
り込んでいる場合にはその入り込んだ分だけ引いた距離
となる。
【0065】図13はメインボード23のオペレータが
複写機を操作する位置に存在するか否かを判定する処理
フローを示す。メインボード23はステップS21で人
体検出装置34における信号処理部37からの距離測定
信号により反射物体までの距離がa以内か否かを判断し
て反射物体までの距離がa以内ならばオペレータが存在
するものと判定してオペレータ存在フラグをセットし、
反射物体までの距離がa以内で無ければオペレータが存
在しないものと判定してオペレータ存在フラグをリセッ
トする。
【0066】図14はメインボード23のオペレータが
複写機からa以内に所定の時間継続して居る場合にオペ
レータが複写機を操作する位置に居ると判定するための
処理フローを示す。また、メインボード23はステップ
S31で信号処理部37からの距離測定信号により反射
物体までの距離がa以内か否かを判断して反射物体まで
の距離がa以内で無いならばオペレータがa以内に存在
しないので、ステップS36でタイムアップフラグ,タ
イムアップカウンタ及びオペレータ存在フラグをリセッ
トする。反射物体までの距離がa以内であれば、メイン
ボード23はステップS32でオペレータがa以内に存
在している時間が所定時間以上継続したことを示すタイ
ムアップフラグが1にセットされているか否かのチェッ
クを行う。
【0067】メインボード23はタイムアップフラグが
1にセットされれば、オペレータがa以内に存在してい
る時間のチェックは必要ないので、ステップS35に進
む。また、メインボード23はタイムアップフラグが1
にセットされていなければオペレータがa以内に存在し
ている時間のチェックが必要であるので、ステップS3
3でオペレータがa以内に継続して存在している時間が
所定時間以上か否かをチェックするためのタイムアップ
カウンタを1増加させ、タイムアップカウンタが100
以上になったか否かを判断する。このサブルーチンが5
ms毎にチェックされると、約500msが上記所定時
間になる。この100の値は人体検出装置34、オペレ
ータの動作特性に対応して自由に設定することができ
る。
【0068】メインボード23はタイムアップカウンタ
が100以上であればオペレータがa以内に継続して存
在している時間が所定時間以上になったので、オペレー
タが存在すると判断してステップS34でタイムアップ
フラグを1にセットし、ステップS35に進む。メイン
ボード23はステップS35ではオペレータが存在する
と判断してその情報を種々の制御に応用するためにオペ
レータ存在フラグを1にセットする。また、メインボー
ド23はタイムアップカウンタが100以上でなければ
まだオペレータがa以内に継続して存在している時間が
所定時間以上にならないので、このサブルーチンの処理
を終了する。
【0069】図16はメインボード23がオペレータの
存在を検出した後に急に信号処理部37からの距離測定
データが無くなった場合にオペレータが継続して存在し
ていると判断するための処理フローを示す。なお、図1
5に示すように複写機10の前面から距離dまでの範囲
を測定不能範囲とし、複写機10の前面から距離a,
b,cまでの各範囲をオペレータ検出範囲とする。ま
た、a,b,c,dは人体検出装置34の検出部35,
36が複写機の前面より入り込んでいる場合にはその距
離を引いた距離となる。
【0070】メインボード23はステップS41で人体
検出装置34からの距離測定データがa以内か否かを判
断し、距離測定データがa以内である場合にはオペレー
タが存在すると判断してステップS42に進む。また、
メインボード23は距離測定データがa以上であるか又
は距離測定データが無い(オペレータ検出不能である)
場合にはステップS48に進む。
【0071】メインボード23はステップS42ではオ
ペレータがa以内に存在するので、a以内フラグを1に
セットする。このa以内フラグはオペレータ検出範囲内
のどの位置にオペレータが存在するかの判断や、他のフ
ラグと組み合わせたオペレータ移動方向チェックなどに
用いる。次に、メインボード23はステップS43でオ
ペレータが存在することを示すオペレータ存在フラグを
1にセットする。
【0072】次に、メインボード23はステップS44
で人体検出装置34からの距離測定データがb以内か否
かのチェックを行う。メインボード23は距離測定デー
タがb以内であればステップS45でb以内フラグを1
にセットしてステップS46に進み、距離測定データが
b以内でなければステップS411でb以内フラグを0
にリセットする。b以内フラグもa以内フラグと同様の
目的に使用する。
【0073】メインボード23はステップS46では人
体検出装置34からの距離測定データがc以内か否かの
チェックを行う。メインボード23は距離測定データが
c以内であればステップS47でc以内フラグを1にセ
ットし、距離測定データがc以内でなければステップS
412でc以内フラグを0にリセットする。c以内フラ
グもa以内フラグと同様の目的に使用する。
【0074】メインボード23はステップS48ではa
以内フラグを0にリセットし、ステップS49でc以内
フラグが1か否かをチェックする。これはオペレータが
人体検出装置34に近づき過ぎた場合に人体検出装置3
4からの距離測定データがa以上となったり、距離測定
データが無くなったりした場合でも、オペレータが存在
すると判断することを可能とするための処理である。
【0075】つまり、人体検出装置34からの距離測定
データがa以上となったり、距離測定データが無くなっ
たりした場合でも、c以内フラグが1にセツトされてい
るときは、オペレータが複写機に近づいて来てその後に
複写機からc以上に離れていないことを示しているの
で、オペレータが複写機に近づき過ぎた(検出不能範囲
に入った)と判断することが可能である。メインボード
23はc以内フラグが1でなければ本当にオペレータが
存在しないと判断し、ステップS410でオペレータ存
在フラグを0にリセットする。
【0076】図18は検出物体が無い時でも距離測定デ
ータが得られるように人体検出装置34の検出ゲインを
調整して人体検出装置34が距離を検出できない時にオ
ペレータが存在すると判断するためのメインボード23
の処理フローであり、図19はメインボード23が検出
物体が無いときの人体検出装置34からの距離測定デー
タを記憶しておいてその距離よりも遠い検出物体が人体
検出装置34で検出された時にオペレータが存在すると
判断するための処理フローである。
【0077】なお、図17に示すように複写機10の前
面から距離dまでの範囲を測定不能範囲とし、複写機1
0の前面から距離aまでの範囲をオペレータ検出範囲と
すると共に、複写機10の前面から柱,天井等までの固
定距離をnとする。また、a,d,nは人体検出装置3
4の検出部35,36が複写機の前面より入り込んでい
る場合にはその距離を引いた距離となる。
【0078】図18に示すようにメインボード23はス
テップS51で人体検出装置34からの距離測定データ
がa以内か否かのチェックを行い、距離測定データがa
以内であればオペレータの存在を検出したと判断してス
テップS53に進む。また、メインボード23は距離測
定データがa以内でなければステップS52で人体検出
装置34からの距離測定データが存在するか否かのチェ
ックを行う。メインボード23は距離測定データが存在
すればa以内にオペレータが存在しないと判断して、つ
まり人体検出装置34がオペレータまでの距離を検出で
きなくてオペレータが人体検出装置34に近づき過ぎて
いると判断することによりオペレータが存在すると判断
してステップS53でオペレータ存在フラグを1にセツ
トする。また、メインボード23は距離測定データが存
在しなければオペレータが存在しないと判断してステッ
プS54でオペレータ存在フラグを0にリセツトする。
【0079】図19に示すようにメインボード23はス
テップS61で人体検出装置34からの距離測定データ
がa以内か否かのチェックを行い、距離測定データがa
以内であればオペレータの存在を検出したと判断してス
テップS63に進む。また、メインボード23は距離測
定データがa以内でなければステップS62で人体検出
装置34からの距離測定データが予めオペレータが存在
しない状態で測定して記憶しておいたデータnより大き
いか否かをチェックする。
【0080】そして、メインボード23は距離測定デー
タがn以下であればオペレータが存在しないと判断して
ステップS64でオペレータ存在フラグを0にリセット
し、距離測定データがnより大きければオペレータが存
在すると判断してステップS63に進む。メインボード
23はステップS63ではオペレータ存在フラグを1に
セットする。
【0081】
【発明の効果】以上のように請求項1記載の発明によれ
ば、画像形成動作を行う本体と、この本体の動作全体を
制御する第1の制御手段と、機械の状態を自動的に設定
する自動設定制御手段と、本体の近傍に存在する人間を
検出する人体検出手段と、この人体検出手段で人間の存
在が検出されている期間に前記自動設定制御手段の動作
開始を禁止する第2の制御手段とを備えたので、人体検
出手段により本体の近傍にオペレータが居ない時には自
動的な設定を行って画像形成動作が行えなくなる自動調
整モードを実行することができ、オペレータが画像形成
作業中に自動調整モードが実行されてその後に画像形成
作業が可能になるまで待つということが無くなって円滑
な画像形成作業が可能になる。
【0082】また、請求項2記載の発明によれば、請求
項1記載の画像形成装置において、前記自動設定制御手
段は自動的な設定を2項目以上行い、前記第2の制御手
段は前記自動設定制御手段が自動的な設定を行っている
期間に、前記人体検出手段が人間の存在を検出した時に
は前記自動設定制御手段が実行中の項目の動作を終了し
た後に前記本体の動作を可能とするので、自動調整モー
ドの実行中にオペレータが画像形成動作を行わせるため
に機械の前に立った場合には、その時に実行中の項目の
自動調整動作が終了して次の項目の自動調整動作になら
なず、自動調整動作による機械使用開始可能時間を最小
限にすることができ、画像形成作業の効率を高めること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1記載の発明を示すブロック図である。
【図2】請求項2記載の発明を示すブロック図である。
【図3】本発明の一実施例を示すブロック図である。
【図4】同実施例におけるメインボードの処理フローを
示すフローチャートである。
【図5】同実施例におけるメインボードの処理フローを
示すフローチャートである。
【図6】同実施例を示す側面図である。
【図7】同実施例を示す平面図である。
【図8】同実施例のPSDを説明するための図である。
【図9】同実施例の人体検出装置を説明するための図で
ある。
【図10】本発明の他の実施例の人体検出装置を説明す
るための図である。
【図11】同人体検出装置のタイミングチャートであ
る。
【図12】本発明の実施例のオペレータ存在判定動作を
説明するための図である。
【図13】本発明の実施例におけるメインボードの処理
フローを示すフローチャートである。
【図14】本発明の実施例におけるメインボードの処理
フローを示すフローチャートである。
【図15】本発明の実施例のオペレータ存在判定動作の
他の例を説明するための図である。
【図16】本発明の実施例におけるメインボードの処理
フローを示すフローチャートである。
【図17】本発明の実施例のオペレータ存在判定動作の
他の例を説明するための図である。
【図18】本発明の実施例におけるメインボードの処理
フローを示すフローチャートである。
【図19】本発明の実施例におけるメインボードの処理
フローを示すフローチャートである。
【符号の説明】
1,4 自動設定制御手段 2 人体検出手段 3,5 第2の制御手段

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】画像形成動作を行う本体と、この本体の動
    作全体を制御する第1の制御手段と、機械の状態を自動
    的に設定する自動設定制御手段と、本体の近傍に存在す
    る人間を検出する人体検出手段と、この人体検出手段で
    人間の存在が検出されている期間に前記自動設定制御手
    段の動作開始を禁止する第2の制御手段とを備えたこと
    を特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の画像形成装置において、前
    記自動設定制御手段は自動的な設定を2項目以上行い、
    前記第2の制御手段は前記自動設定制御手段が自動的な
    設定を行っている期間に、前記人体検出手段が人間の存
    在を検出した時には前記自動設定制御手段が実行中の項
    目の動作を終了した後に前記本体の動作を可能とするこ
    とを特徴とする画像形成装置。
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