JPH0520331Y2 - - Google Patents

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JPH0520331Y2
JPH0520331Y2 JP1987019976U JP1997687U JPH0520331Y2 JP H0520331 Y2 JPH0520331 Y2 JP H0520331Y2 JP 1987019976 U JP1987019976 U JP 1987019976U JP 1997687 U JP1997687 U JP 1997687U JP H0520331 Y2 JPH0520331 Y2 JP H0520331Y2
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JP
Japan
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toilet
toilet bowl
excrement
main body
container
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JP1987019976U
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、床に伏したままの状態で排泄される
排泄物を収容する便器に関する。
[従来技術] 従来から一般に用いられている病人等就床者用
の便器としては、男性専用の尿器であるガラスあ
るいは硬質合成樹脂製し瓶、および男女兼用の排
泄物収容器である金属板あるいは硬質合成樹脂製
便器が広く知られている。
[考案が解決しようとする問題点] しかしながら、排泄物処理用に2種類の便器を
用いることは、その使い分けが面倒であり、各別
に備え付けることも経済的でないと同時に、排泄
の種別が定かではないような場合、特に老人性痴
呆症などでは、排泄の意思表示ができても、その
種別の判断が困難な場合があり、このようなとき
に介護者はいずれの便器を用いるか判断に迷うこ
とがある。
また、便器自体は硬質材からなつているので、
し瓶においては格別、他の便器では臀部を便器上
に載せて使用するので、その使用時に使用者に疼
痛を感じさせ、長期就床者にとつては蓐瘡発生や
悪化の原因にもなる。
さらに、便器は便器としてしか使用できず汎用
性がない等の問題点があつた。
本考案は、このような問題点を解決し、1つの
便器で男女兼用とし、蓐瘡の発生を可及的に予防
できる材質と構成からなり、便器を便器外にも使
用できる汎用性ある便器を提供することを目的と
する。
[問題点を解決するための手段] 本考案は、エアーで膨張、収縮される防水軟質
材からなる円座状便器本体と、この円座状便器本
体の中央凹陥部内に、防水軟質材からなる筒状排
泄物収容体の筒状部が着脱自在に嵌入される、排
泄物収容体とからなる便器において、便器本体の
中央凹陥部が、便器本体の偏心位置に設けられ
て、便器本体に幅と高さの大きい部分と小さい部
分が形成され、排泄物収容体の筒状部上端外周
に、一部が腹上に折返し可能な長さに延成された
防水布が設けられ、排泄物収容体の筒状部底面が
可撓性硬質材により構成されたことを特徴とする
ものである。
[実施例] 以下、別紙図面に基づいて本考案に係る便器の
実施例を説明する。
第1図はこの実施例に係る便器の本体の側面
図、第2図は第1図の平面図、第3図は排泄物収
容体の平面図、第4図は第3図の側面図である。
この便器は、円座状便器本体Aと、排泄物収容
体Bとから構成されている。
円座状便器本体Aは、円座に類似したものであ
り、防水性の膨張収縮可能なビニール等の材質か
らなり、その一部分に設けられた空気栓1から内
部に注入される空気の圧力によつて楕円形でドー
ナツ状の形態をとどめる。
便器本体Aの偏心位置には、やや楕円形の中央
凹陥部2が形成され、その一方の広い幅の部分A
1の長さL1は他の狭い幅の部分A2の長さL2
より広く、かつその高さも一方の広い幅の部分A
1の高さH1が他方の狭い幅の部分A2の高さH
2より高くなるように構成されている。
そして中央凹陥部2の底面には、ビニール等の
防水性シート3が便器本体Aに一体に溶着された
状態となつている。
このため、中央凹陥部2内に水分等が溜まつて
も、中央凹陥部2と防水性シート3との接触部か
ら漏洩することはない。
上記のように、便器本体Aは内部に保持された
空気の圧力によつて円座状の形態をとどめるが、
空気栓1を開放して空気を抜けば収縮する。
したがつて、使用しないときは、この便器本体
Aから空気を抜けば便器本体Aは折畳むことがで
き、収納、保管に際して場所をとらない。
排泄物収納体Bは、便器本体Aの中央凹陥部2
内に挿脱自在な大きさで、上面が開放された楕円
筒状の防水性材からなる収容部B1と、その上周
縁に一体に溶着された防水シート部B2とからな
つている。
そして、この防水収容部B1は、底面がやや硬
質で、周面が軟質に構成されている。
すなわち、可撓性はあるがやや硬質の合成樹脂
板をビニール等の防水性軟質材で被覆した楕円形
のものを底面板とし、その周縁にビニール等の防
水性軟質材からなる筒状部が一体に溶着されたも
ので収容部B1が構成される。
これは、便器本体Aの中央凹陥部2内に排泄物
収容体Bの収容部B1が挿入されたとき、便器本
体Aとその防水性シート3により形成されるくび
れ内に排泄物収容体Bの収容部B1の底面板周縁
が挟入され、その防水シート部B2を引張ること
により便器本体Aと排泄物収容体Bが同時に移動
できるようにするため、および便器本体Aと排泄
物収容体Bとを着脱自在かつ一体化させるためで
ある。
また、防水シート部B2は、収容部B1の楕円
の短辺側に少しばかり張出した形で、長辺側に細
長く設けられ、かつその一方の側4aが、他方の
側4bより長く形成されている。
防水シート部B2は、排泄物がその収容部B1
外へ飛散することを防止するために設けられる
が、一部を長く形成することにより、これを腹上
に折曲げて股間部を覆えば、排泄物で腰上部、腹
上部等の布団を濡らすことが防止できる。
上記のように構成された便器本体Aと、排泄物
収容体Bとからなる便器の使用時には、便器本体
Aの中央凹陥部3内に排泄物収容体Bの収容部B
2を挿入する。
このとき、排泄物収容体Bの防水シート部B2
の一方の側4aが、便器本体Aの広い幅の部分A
1側に位置するように挿入する。
この扁平な状態のまま、便器本体Aの狭い幅の
部分A2側、すなわち、排泄物収容体Bの防水シ
ート部B2の短かい他方の側4bを引張つて病人
等の脚側から臀部下まで挿入する。
これは病人の腰部を高く上げなくても便器が臀
部下に容易に挿入できるようにするためである。
その後、防水シート部B2の長い一方の側4a
を股間部で折曲げ、腹上に被せる。
この状態で空気栓1から空気を送り込み、便器
本体Aをドーナツ状に膨張させれば、便器本体A
が円座同様の働きをし、病人等の臀部を弾力的に
支える。
したがつて、この状態で病人に立膝をさせ、排
泄させれば良い。
なお、空気の送り込みは、息を吹込むことによ
つても行えるが、足踏みふいごや手動のエアーポ
ンプを用いるのが衛生的かつ容易であり、好まし
い。
排泄終了後は、病人の臀部下から防水シート部
B2また便器本体Aを引張つて取出し、防水シー
ト部B2をその収容部B1上に被せ、防水シート
部B2を引上げてその収容部B1を便器本体Aの
中央凹陥部3内から取出し、排泄物を処理し、洗
浄後再使用に供する。
また、便器本体Aの方は、排便後の臀部洗浄用
桶としても使用できる。
[考案の効果] 本考案は、上記した構成よりなり、使用するも
のであるので、つぎのような効果がある。
排泄物処理用の便器として老若男女を問わず1
種類の便器で足りるから、病人等が排泄物の種類
の判断ができないような場合でも介護者は何ら気
を遣う必要はなく、しかもこの便器は防水軟質材
からなるので使用後の洗浄が隅々まで完全に行い
えられ、衛生的であるとともに、不使用時にはこ
れを折畳むことにより小型にできて保管に便利で
ある。
病人等の就床者に使用するときは、腰を高く上
げさせずに臀部下に挿入できるので、病人等に過
大な身体的苦痛を与えない。
便器本体は空気圧で膨張させるので、病人等の
臀部との接触が柔軟であり、病人等に疼痛を感じ
させないばかりでなく、可及的に蓐瘡の発生や悪
化を防止させることができる。
便器本体と排泄物収容体とは、これを一体化さ
せて便器として使用できることは勿論、便器本体
は用便後の病人等の臀部の洗浄用桶として使用で
き、汎用性がある。
排泄物収容体の収容部の外周に防水布を設けて
いることにより、便器本体外へ排泄物が飛散して
も布団を濡らし、あるいは汚すことがない。
この防水布の一部は長く形成されているため、
これを股間部から腹上へ折曲げて使用することに
より、排泄物で掛布団を濡らしたり汚したりする
ことが防げる。
便器本体の中央凹陥部が、便器本体の偏心位置
に設けられ、便器本体に幅と高さの大きい部分と
幅と高さの小さい部分とを有するので、病人等の
仰臥状態での臀部下の姿勢になじみ、便器本体が
空気圧で膨張されていることと相俟つて、使用感
にすぐれている。
排泄物収容体の収容部の底面が可撓性硬質材か
らなるので、便器本体と排泄物収容体との一体化
が促進され、便器の病人等の臀部下への挿脱が防
水性シートの引張りのみで行いえて、取扱いが一
層容易となる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案に係る便器の実施例を示すもの
で、第1図は便器本体の側面図、第2図は第1図
の平面図、第3図は排泄物収容体の平面図、第4
図は第3図の側面図である。 2……中央凹陥部、A……便器本体、B……排
泄物収容体、B1……収容部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. エアーで膨張、収縮される防水軟質材からなる
    円座状便器本体と、この円座状便器本体の中央凹
    陥部内に、防水軟質材からなる筒状排泄物収容体
    の筒状部が着脱自在に嵌入される、排泄物収容体
    とからなる便器において、便器本体の中央凹陥部
    が、便器本体の偏心位置に設けられて、便器本体
    に幅と高さの大きい部分と小さい部分が形成さ
    れ、排泄物収容体の筒状部上端外周に、一部が腹
    上に折返し可能な長さに延成された防水布が設け
    られ、排泄物収容体の筒状部底面が可撓性硬質材
    により構成されたことを特徴とする便器。
JP1987019976U 1987-02-16 1987-02-16 Expired - Lifetime JPH0520331Y2 (ja)

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JPS63128892U JPS63128892U (ja) 1988-08-23
JPH0520331Y2 true JPH0520331Y2 (ja) 1993-05-27

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5611698B2 (ja) * 1978-03-01 1981-03-16

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5611698U (ja) * 1979-07-04 1981-01-31

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5611698B2 (ja) * 1978-03-01 1981-03-16

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