JPH0520314Y2 - - Google Patents

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JPH0520314Y2
JPH0520314Y2 JP1986101200U JP10120086U JPH0520314Y2 JP H0520314 Y2 JPH0520314 Y2 JP H0520314Y2 JP 1986101200 U JP1986101200 U JP 1986101200U JP 10120086 U JP10120086 U JP 10120086U JP H0520314 Y2 JPH0520314 Y2 JP H0520314Y2
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JP
Japan
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groove
main groove
chamber
auxiliary groove
cover
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JP1986101200U
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JPS638890U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 本考案は、洗濯槽の内底部に翼室を凹設して回
転翼を配置し、この翼室と排水口とを更に凹んだ
連結水路によつて連通し、この連結水路をカバー
によつて覆つた洗濯機に関する。
(ロ) 従来の技術 この種の洗濯機の一例が実開昭60−149395号公
報に開示されており、ここでは翼室の外周部とカ
バーの端部に夫々連通するように溝を形成し、洗
濯物から出た硬貨やピンを翼室に入いる前に溝に
収容するようにしている。即ち、これらの硬貨や
ピンが翼室内に入つて回転翼の回転を妨げたり、
そのまま排水口に流れて弁座に停滞し、弁の開閉
操作を妨げると云う事故を防ぐものである。
しかし、このものは溝が同じ深さで設けてある
ので、溝内に一度収容した硬貨等が槽内の回転水
流に合せて周回し、その間に溝から出てしまうこ
とがあり、上述の事故を防ぐには未だ十分ではな
かつた。
又、翼室底面と回転翼裏面には複数のリブがそ
れぞれ相手方に向かつて立設(垂下)されている
ので、硬貨やピンが複数のリブ間の溝に入りやす
く、そのため回転翼の回転を妨げたりしている。
更に、溝に入り込んだ異物は、回転翼を取り外さ
ねばならず、従つて回転翼を取付ける時、取付ネ
ジの締めつけが不完全であつた場合、回転翼が回
転できなくなるといつた不具合を生じる恐れがあ
つた。
(ハ) 考案が解決しようとする問題点 本考案は、溝内に収容した硬貨等の飛出しを抑
えて、回転翼の円滑な回転の維持と排水弁不良の
減少とを図るものである。
(ニ) 問題点を解決するための手段 本考案による解決手段は、翼室外周壁に形成し
た主溝に連通して、カバー端部に補助溝を形成す
ると共に、この補助溝を翼室と排水口間の連結水
路をしや断しない程度に主溝よりも深く形成した
構成である。
(ホ) 作用 主溝内に収容された硬貨等は回転水流に応じて
転動し、一段低い補助溝内に落ち込む。この補助
溝内では主溝の底面の方が高いので、硬貨等は回
転水流では登ることができず、結局洗濯終了まで
この補助溝内に残留する。
(ヘ) 実施例 以下、図面に基づいて説明すると、1は洗濯機
であり、洗濯槽2と脱水外槽3を内設している。
この洗濯槽2には、その隅角部を外方に凸設する
ことにより溢水室4を設けており、この溢水室4
の底部には排水口5を設けている。排水弁(図示
せず)は排水口5を上下方向の動きで開閉する。
更に、洗濯槽2の底部には円形の凹み部を設けて
円形の回転翼6を取着するための翼室7を形成し
ている。そして、上記翼室7の底部と溢水室4と
の間を、この底部を更に一段凹ませて成る連結水
路8により連通し、この連結水路8の上方開口に
はカバー9を着脱自在にネジ止めしている。この
カバー9は表面に多数の孔10を設けており、糸
屑等が溢水室4に侵入するのを防ぐ働きをする。
さて、上記翼室7は連結水路8に対応する部分
を除く底部に、翼室7の外周壁11に沿う上向き
のリブ12を一体形成している。即ち、翼室7は
外周壁11に沿つて略凹型の主溝13を形成する
ことになる。
また、上記カバー9の端部14を、上記連結水
路8上に於いてこの連結水路8を遮断しないよう
に凹型に屈曲し、上記主溝13に連通する補助溝
15を形成している。そして、この補助溝15は
主溝13と共に全体として環状の溝を構成する
が、その深さは主溝13のそれよりも十分に深く
しており、結果的に主溝13との連通部分に段落
を形成している。
上記回転翼6は周縁をリブ12及び端部14の
各々の頂端12′,14′の直上に位置させてお
り、裏面には裏羽根16を形成すると共に、上記
リブ12及び端部14に内側から対向する円周リ
ブ17を垂設している。
尚、18はカバー9をネジ止めするために連結
水路8の中央に立設されたボスである。
かくして、洗濯中に洗濯物から出た硬貨等の異
物Mは、槽内底の凹所である主溝13や補助溝1
5内に落ち込む。主溝13に入つた異物Mは洗濯
槽2内の回転水流により転動し、補助溝15に落
下する。補助溝15内に入つた異物Mはやはり回
転水流によつて転動するが、段落があるので主溝
13に戻ることはなく、また深い溝内から飛び出
ることもできない。
こうして、洗濯中に出た異物は補助溝15内に
集められており、洗濯後にはカバー9を取外す等
して簡単に排出することができる。又、従来技術
のように回転翼を取外すものではないので、回転
翼取り付け不良で回転しない等の不具合は生じな
い。
(ト) 考案の効果 本考案に依れば、洗濯物から出た異物を主溝及
び補助溝で捕え、補助溝内に収容することがで
き、異物の捕獲能力が高いので、排水弁不良や回
転の阻害を解消できるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案による洗濯機の要部斜視図、第
2図は要部の正面断面図、第3図は要部の側断面
図、第4図は平面図、第5図は洗濯槽と脱水外槽
の平面図である。 2……洗濯槽、4……溢水室、5……排水口、
6……回転翼、7……翼室、8……連結水路、9
……カバー、11……外周壁、12……対向リ
ブ、13……主溝、14……端部、15……補助
溝、M……異物。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 洗濯槽の内底部に凹設され、回転翼を軸支した
    翼室と、この翼室と排水口とを連通すべく更に凹
    ませて形成された連結水路と、この連結水路を覆
    うカバーとを備え、上記翼室の外周壁の内側に該
    外周壁に沿つて対向リブを立設し、該対向リブと
    外周壁との間に主溝を形成し、上記カバーの端部
    には上記主溝に連通する補助溝を形成すると共
    に、この補助溝を、上記連結水路をしや断しない
    程度に主溝よりも深く形成し、主溝及び補助溝を
    形成するリブ及び端部の頂端を前記回転翼の裏面
    周縁部に近設して位置させたことを特徴とする洗
    濯機。
JP1986101200U 1986-07-01 1986-07-01 Expired - Lifetime JPH0520314Y2 (ja)

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JP1986101200U JPH0520314Y2 (ja) 1986-07-01 1986-07-01

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JPS638890U JPS638890U (ja) 1988-01-21
JPH0520314Y2 true JPH0520314Y2 (ja) 1993-05-26

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS60149395U (ja) * 1984-03-15 1985-10-03 三洋電機株式会社 洗濯機

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JPS638890U (ja) 1988-01-21

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