JPH05202281A - イオン導伝性ポリマー電解質 - Google Patents

イオン導伝性ポリマー電解質

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JPH05202281A
JPH05202281A JP4034368A JP3436892A JPH05202281A JP H05202281 A JPH05202281 A JP H05202281A JP 4034368 A JP4034368 A JP 4034368A JP 3436892 A JP3436892 A JP 3436892A JP H05202281 A JPH05202281 A JP H05202281A
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河野通之
Kenji Motogami
本上憲治
Shigeo Mori
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 低温でも安定して優れたイオン伝導度を示
し、実用性に優れたイオン導伝性ポリマー電解質を提供
する。 【構成】 下記一般式 【化1】 〔但し、Zは活性水素含有化合物残基、Yは活性水素基
又は重合反応性官能基、kは1〜12の整数を示し、E
は下記一般式 【化2】 (但し、pは0〜25の整数、RはC1 〜C20のアルキ
ル、アルケニル、アリール又はアルキルアリール基を表
す)で表される基、Aは−(CH2 CH2 O)−で表さ
れる基であり、mは1〜220の整数、nは1〜240
の整数を表し、m+n≧4で、しかもEとAのランダム
共重合体型である〕で表される平均分子量500〜5
0,000の有機化合物を架橋した有機高分子化合物
と、可溶性電解質塩化合物と、特定の有機溶剤とからな
る。 【効果】 アモルファス化が可能なので、多様な形状を
とることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、イオン導伝性ポリマー
電解質に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、イオン導伝性ポリマー電解質とし
ては、例えばポリエチレンオキシド(PEO)の有機ポ
リマー電解質、多官能性ポリエーテル分子構造のポリエ
チレンオキシド部分とポリプロピレンオキシド部分がラ
ンダム共重合型で含まれる有機ポリマー電解質 (特開昭
62−249361号公報) 、イオン化合物を溶解状態で含有す
るエチレンオキシド共重合体からなる固体ポリマー電解
質(特開昭61-83249号公報) 、及び熱可塑性で交差結合
を持たない単独重合体もしくは共重合体の分枝鎖から実
質的に構成されている可塑性をもつ高分子固体物質を用
いたイオン導伝性ポリマー電解質 (特開昭55-98480号公
報) 等が知られている。しかしながら、このような従来
のイオン導伝性ポリマー電解質には、例えば次のような
問題点があった。
【0003】まず、ポリエチレンオキシドの有機ポリマ
ー電解質は、40℃以上の温度範囲では、比較的良好な
リチウムイオン伝導度を示すが、25℃程度の室温範囲
では、その特性が急激に低下し、電気的各種用途に応用
することが困難である。特開昭62−249361号公報記載の
有機ポリマー電解質は、25℃程度の室温範囲でリチウ
ムイオン伝導度の急激な低下はないものの、実用温度範
囲として考えられる0℃以下では、その低下が進行して
しまい実用性あるイオン伝導度を得ることができない。
又、特開昭61-83249号公報記載の有機ポリマー電解質
は、エチレンオキシドと他のモノマーをランダム共重合
した有機ポリマーで、ランダム共重合することにより、
有機ポリマーの構造を結果的にアモルファス化している
が、これでは各種モノマーの反応性の差異により、アモ
ルファス化が不十分で品質も不安定になりやすい。更
に、特開昭55-98480号公報記載の有機ポリマー電解質は
熱可塑性であるため、作成されるフィルムが、単純なも
のに限られ、フィルムの密着性も悪い。
【0004】そこで、このような問題点を解決するため
に、本発明者等は、イオン導伝性ポリマー電解質に関す
る研究を行い、その結果、特定構造を有する有機ポリマ
ーと可溶性電解質塩化合物とを含むイオン導伝性ポリマ
ー電解質により、イオン伝導度が改善できることを見出
した(特開平3−200863号公報、特開平3−200864号公
報及び特開平3−200865号公報参照)。しかしながら、
上記の特開平3−200863〜5 号公報に記載されるイオン
導伝性ポリマー電解質は、いずれも前記のものに比べて
優れたイオン伝導度を示すが、低温(−20℃)になる
につれて徐々にイオン導伝性が低下する傾向があるとい
う問題点があり、低温における安定性の点で充分なもの
ではなかった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
従来技術の問題点を解消し、低温でも安定して優れたイ
オン伝導度を示す、扱い易いイオン導伝性ポリマー電解
質を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明のイオン導伝性ポ
リマー電解質は、下記一般式
【0007】
【化1】
【0008】〔但し、Zは活性水素含有化合物残基、Y
は活性水素基又は重合反応性官能基、kは1〜12の整
数を示し、Eは下記一般式
【0009】
【化2】
【0010】(但し、pは0〜25の整数、Rは炭素数
1〜20のアルキル基、アルケニル基、アリール基又は
アルキルアリール基を表す)で表される基、Aは−(C
2 CH2 O)−で表される基であり、mは1〜220
の整数、nは1〜240の整数を表し、m+n≧4で、
しかもEとAのランダム共重合体型である〕で表される
平均分子量500〜50,000の有機化合物を架橋し
た有機高分子化合物と、可溶性電解質塩化合物と、テト
ラハイドロフラン、2-メチルテトラハイドロフラン、1,
3-ジオキソラン、4,4-ジメチル-1,3- ジオキソラン、γ
- ブチロラクトン、エチレンカーボネート、プロピレン
カーボネート、ブチレンカーボネート、スルホラン、3-
メチルスルホン、tert- ブチルエーテル、iso-ブチルエ
ーテル、1,2-ジメトキシエタン、1,2-エトキシメトキシ
エタン、及びエチレングリコールジエチルエーテルから
なる群より選ばれた少なくとも1種の有機溶剤とを併含
することを特徴とする。
【0011】上記有機高分子化合物の原料として使用さ
れる一般式の有機化合物は、活性水素含有化合物にグ
リシジルエーテル類をエチレンオキシドと共に反応させ
て得たポリエーテル化合物、又は上記ポリエーテル化合
物に更に重合反応性官能基含有化合物を反応させて、主
鎖末端活性水素基に重合反応性官能基を導入してなるも
のであり、通常、平均分子量50,000以下であるこ
とが好ましい。尚、前記反応性官能基を導入する場合、
又は後述する架橋剤を反応させる場合には、前記グリシ
ジルエーテル類とエチレンオキシドを反応させた後、分
子末端にエチレンオキシドを一部付加させるのが好まし
い。
【0012】前述の活性水素含有化合物としては、例え
ばメタノール、エタノール、エチレングリコール、プロ
ピレングリコール、1,4−ブタンジオール、グリセリ
ン、トリメチロールプロパン、ソルビトール、シューク
ローズ、ポリグリセリン等の多価アルコール、ブチルア
ミン、2−エチルヘキシルアミン、エチレンジアミン、
ヘキサメチレンジアミン、ジエチレントリアミン、トリ
エチレンテトラミン、テトラエチレンペンタミン、ペン
タエチレンヘキサミン、アニリン、ベンジルアミン、フ
ェニレンジアミン等のアミン化合物、ビスフェノール
A、ハイドロキノン、ノボラック等のフェノール性活性
水素化合物、モノエタノールアミン、ジエタノールアミ
ン等の一分子中に異種の活性水素含有基を有する化合物
等を挙げることができ、中でも多価アルコールであるの
が特に好ましい。
【0013】次に、活性水素含有化合物と反応させるグ
リシジルエーテル類としては、下記式で示されるアルキ
ル−、アルケニル−、アリール−又はアルキルアリール
−ポリエチレングリコールグリシジルエーテル類
【0014】
【化3】
【0015】(但し、nは0〜25の整数、Rは炭素数
1〜20のアルキル基、アルケニル基、アリール基又は
アルキルアリール基を表す)を挙げることができる。代
表的なものとしては、Rが例えばメチル基、エチル基、
ブチル基等の直鎖アルキル基、イソプロピル基、sec-ブ
チル基、tert- ブチル基等の分枝アルキル基、ビニル
基、アリル基、1-プロペニル基、1,3-ブタジエニル基等
のアルケニル基、フェニル基、ノニルフェニル基、トリ
ル基、ベンジル基等のアリール又はアルキルアリール基
等のものを挙げることができ、中でもnが1〜15、R
の炭素数が1〜12であるのが好ましい。
【0016】反応に使用できる触媒としては、ソジウム
メチラート、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸
リチウム等の塩基性触媒、ボロントリフルオライドのよ
うな酸性触媒及びトリメチルアミン、トリエチルアミン
のようなアミン系触媒も有用である。尚、触媒の使用量
は任意である。
【0017】前述の如く、本発明で使用する有機化合物
は活性水素含有化合物に対するグリシジルエーテル類の
付加モル数は、活性水素含有化合物の活性水素1個当た
り1〜250モルであるのが好ましく、グリシジルエー
テル類とランダム共重合されるエチレンオキシドのモル
数は上記活性水素1個当たり1〜450モルであるのが
好ましい。尚、このような有機化合物の架橋は、主鎖末
端基Yが活性水素基である場合、架橋剤を用いて実施す
る。
【0018】有用な架橋剤としては、例えば2,4-トリレ
ンジイソシアネート(2,4-TDI)、2,6-トリレンジイ
ソシアネート(2,6-TDI)、4,4'- ジフェニルメタン
ジイソシアネート(MDI)、ヘキサメチレンジイソシ
アネート(HMDI)、イソホロンジイソシアネート、
トリフェニルメタンジイソシアネート、トリス(イソシ
アネートフェニル)チオホスフェート、リジンエステル
トリイソシアネート、1,8-ジイソシアネート-4- イソシ
アネートメチルオクタン、1,6,11- ウンデカントリイソ
シアネート、1,3,6-ヘキサメチレントリイソシアネー
ト、ビシクロヘプタントリイソシアネート、ビューレッ
ト結合HMDI、イソシアヌレート結合HMDI、トリ
メチロールプロパンTDI3モル付加物、又はこれらの
混合物が挙げられる。
【0019】かかる架橋剤の使用量は、例えばイソシア
ネートを使用する場合、有機化合物の主鎖末端活性水素
基数に対して、イソシアネート基数が1〜1.5倍とな
る量であるのが好ましい。尚、この時、架橋反応を早期
に完結するために触媒として、例えばジブチルチンジラ
ウレート(DBTDL)、ジブチルチンジアセテート
(DBTA)、フェニル水銀プロピオン酸塩、オクテン
酸塩等の有機金属触媒、トリエチレンジアミン、N,N'-
ジメチルピペラジン、N-メチルモルホリン、テトラメチ
ルグアニジン、トリエチルアミン等のアミン系触媒等を
用いても良い。
【0020】更に、主鎖末端基Yが重合反応性官能基で
ある場合、活性水素含有化合物にグリシジルエーテル類
とエチレンオキシドを反応させて得たポリエーテルの主
鎖末端に重合反応性官能基を導入するが、この重合反応
性官能基としては、ビニル基等のアルケニル基、アクリ
ロイル基やメタクリロイル基のような不飽和結合を有す
る基、Siを含有するような直鎖及び環状部分を持った
基を挙げることができる。尚、これらの基は、前述の如
きポリエーテルに重合反応性官能基含有化合物を反応さ
せて、その分子中に導入される。
【0021】重合反応性官能基含有化合物としては、例
えばアクリル酸、メタクリル酸、桂皮酸、マレイン酸、
フマール酸、イタコン酸、p-ビニル安息香酸等のように
一分子中にカルボキシル基と不飽和結合を有するもの及
び/又は無水マレイン酸や無水イタコン酸のような上記
化合物の酸無水物、及び/又は上記のような化合物の酸
クロライド物、アリルグリシジルエーテル、グリシジル
メタクリレート等のグリシジル類、メタクリロイルイソ
シアネート等のイソシアネート類、ジクロロシラン、ジ
メチルビニルクロロシランのようにSiを含む化合物等が
挙げられる。
【0022】又、更に、ポリエーテルの主鎖末端の水酸
基に、2,4-トリレンジイソシアネート(2,4-TDI)、
4,4'- ジフェニルメタンジイソシアネート(MDI)な
ど2官能性以上のイソシアネートを反応させた後、ヒド
ロキシアクリレート、ヒドロキシメタクリレート等、一
分子内にイソシアネート基と反応可能な基とアリル基、
アクリロイル基など重合性官能基を含む化合物とを反応
することによっても、ポリエーテルの主鎖末端に重合性
反応基を導入することができる。尚、このような有機化
合物は、重合により架橋されるが、この重合反応は、必
要に応じて重合開始剤や増感剤を用いて、光、熱、電子
線等の活性放射線照射下で行われる。
【0023】次に、このようにして得られた有機化合物
にドーピングする可溶性電解質塩化合物としては、例え
ば、LiI、LiCl、LiClO4 、LiSCN、L
iBF4 、LiAsF6 、LiCF3 SO3 、LiCF
3 CO2 、LiHgI3 、NaI、NaSCN、NaB
r、KI、CsSCN、AgNO3 、CuC12Mg(C
lO4 2 等のように、Li、Na、K、Cs、Ag、
Cu又はMgの少なくとも1種を含む無機イオン塩、
(CH3 ) 4 NBF4 、(CH3 ) 4 NBr、(C2
5 ) NClO4 、(C2 5 ) NI、(C3 7 ) 4
Br、(n−C4 9 )ClO4 、(n−C4 9 4
NI、(n−C5 4 4 NI等の四級アンモニウム
塩、ステアリルスルホン酸リチウム、オクチルスルホン
酸ナトリウム、ドデシルベンゼンスルホン酸リチウム、
ナフタレンスルホン酸ナトリウム、ジブチルナフタレン
スルホン酸リチウム、オクチルナフタレンスルホン酸カ
リウム、ドデシルナフタレンスルホン酸カリウム等の有
機イオン塩が挙げられる。これらの可溶性電解質塩化合
物は、2種以上併用しても良い。
【0024】次に、有機高分子化合物中に可溶性電解質
塩化合物と共に配合する有機溶剤としては、溶質として
の可溶性電解質塩化合物を溶解できるものであれば良
く、例えばテトラハイドロフラン、2-メチルテトラハイ
ドロフラン、1,3-ジオキソラン、4,4-ジメチル-1,3- ジ
オキソラン、γ- ブチロラクトン、エチレンカーボネー
ト、プロピレンカーボネート、ブチレンカーボネート、
スルホラン、3-メチルスルホン、tert- ブチルエーテ
ル、iso-ブチルエーテル、1,2-ジメトキシエタン、1,2-
エトキシメトキシエタン、エチレングリコールジエチル
エーテル又はこれらの混合物が挙げられる。
【0025】これらの有機溶剤の配合は、有機高分子化
合物の基本骨格を変えることなく、伝導度を著しく向上
する効果がある。有機溶剤の配合割合は、前記有機高分
子化合物に対して重量で100%〜900%が好まし
く、その配合方法は特に限定されないが、有機化合物を
架橋する際に可溶性電解質塩化合物を有機溶剤に溶解
し、これを有機高分子化合物に加え、架橋反応してイオ
ン導伝性ポリマー電解質を得る方法、有機高分子化合物
を前記有機溶剤に可溶性電解質塩を溶解した液に含浸さ
せてイオン導伝性ポリマー電解質を得る方法などが挙げ
られ、架橋反応前又は後でも、いずれの方法を用いても
良い。前記可溶性電解質塩の配合割合は、前記有機溶剤
の重量に対し0.5%以上及び該可溶性電解質塩の該有
機溶剤への溶解度以下である。
【0026】本発明は、特定構造を有するモノマーから
なる有機高分子化合物を使用することから、その有機高
分子化合物構造がアモルファス化し、更に主鎖同様の側
鎖を有するため、有機高分子化合物の結晶化温度が低く
なり、可溶性電解質塩化合物、例えばリチウム塩を含ま
せた場合、リチウムイオンの動きを容易にし、その結
果、室温以下の温度範囲におけるリチウムイオン伝導度
が向上し、低温特性に優れた、品質の安定化したイオン
導伝性ポリマー電解質を得ることができる。更に、有機
高分子化合物が熱硬化性であるため多様な形状をとるこ
とができ、また電極面とも密着性の優れたフィルムに作
製でき、実用性ある種々の形状で使用できるイオン導伝
性ポリマー電解質を得ることができる。
【0027】
【実施例】
実施例1 グリセリン18gと下記式で表されるメチルジエチレン
グリコールグリシジルエーテル730g
【0028】
【化4】
【0029】とエチレンオキシド182gとの混合物
を、触媒(水酸化カリウム2g)の存在下で反応させ、
脱塩精製を行って、分子量4,700(水酸基価より算
出)のポリエーテル876gを得た。このポリエーテル
と、その水酸基数に対して1.1当量のアクリル酸を、
該アクリル酸と等量のベンゼン中に入れ、硫酸0.01
モル%を使用して、80〜90℃で空気を吹き込みなが
ら反応させた。反応完結は、流出水量及び酸価測定によ
り確認した。反応完結後、水酸化ナトリウム水溶液を用
いて中和し、飽和硫酸ナトリウム水溶液で水洗後、減圧
してベンゼンを除去し、臭素価及びケン化価により、分
子量4,862の末端アクリレートポリエーテル(一般
式の骨格を有する化合物、ただし、
【0030】
【化5】
【0031】)の生成を確認した。このようにして得た
末端アクリレートポリエーテル3.6g、プロピレンカ
ーボネート3.6g、過塩素酸リチウム0.4g及び重
合開始剤(1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケト
ン)0.04gを加えて均一に溶解した後、ガラス板上
に流延し、窒素雰囲気下にて7mW/cm2 の強度で2
分間紫外線を照射することにより厚さ100μmのイオ
ン導伝性ポリマー電解質を得た。
【0032】実施例2 ソルビトール20gと下記式で表されるメチルトリエチ
レングリコールグリシジルエーテル1,320g
【0033】
【化6】
【0034】とエチレンオキシド30gとの混合物を、
触媒(水酸化カリウム2.7g)の存在下で反応させ、
脱塩精製を行って、分子量12,310のポリエーテル
(一般式で表される化合物、ただし、
【0035】
【化7】
【0036】)1,251gを得た。上記の如くして得
たポリエーテル3.6gを、ポリエーテルの1.5当量
に相当するトリレンジイソシアネート及びジブチルチン
ジラウレート0.01gと共にメチルエチルケトン3m
lに溶解した後、シャーレ上に流出し、常圧下窒素気流
中60℃で30分間放置後、真空度1×10-3Torr以
下、80℃で8時間熱処理して、メチルエチルケトンを
除去した後、得られた被膜を窒素雰囲気下でプロピレン
カーボネート10gに四ホウフッ化リチウム3gを溶解
した液に含浸させ、厚さ44μmのイオン導伝性ポリマ
ー電解質を得た。
【0037】実施例3 グリセリン15gと下記式で表されるメチルヘキサエチ
レングリコールグリシジルエーテル180g
【0038】
【化8】
【0039】とエチレンオキシド1,300gとの混合
物を、触媒(水酸化カリウム5g)の存在下で反応さ
せ、脱塩精製を行って、分子量8,900(水酸基価よ
り算出)のポリエーテル1,210gを得た。このポリ
エーテルと、その水酸基数に対して1.1当量のアクリ
ル酸を、該アクリル酸と等量のベンゼン中に入れ、硫酸
0.01モル%を使用して、80〜90℃で空気を吹き
込みながら反応させた。反応完結は、流出水量及び酸価
測定により確認した。反応完結後、水酸化ナトリウム水
溶液を用いて中和し、飽和硫酸ナトリウム水溶液で水洗
後、減圧してベンゼンを除去し、臭素価及びケン化価に
より、分子量9,062の末端アクリレートポリエーテ
ル(一般式の骨格を有する化合物、ただし、
【0040】
【化9】
【0041】)の生成を確認した。このようにして得た
末端アクリレートポリエーテル3.6g、プロピレンカ
ーボネート10g、過塩素酸リチウム1.2g及び重合
開始剤(1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケト
ン)0.04gを加えて均一に溶解した後、ガラス板上
に流延し、窒素雰囲気下にて7mW/cm2 の強度で2
分間紫外線を照射することにより厚さ100μmのイオ
ン導伝性ポリマー電解質を得た。
【0042】実施例4 モノエタノールアミン20gと下記式で表されるフェニ
ルジエチレングリコールグリシジルエーテル2,400
【0043】
【化10】
【0044】とエチレンオキシド1,780gとの混合
物を、触媒(水酸化カリウム5.8g)の存在下で反応
させ、脱塩精製を行って、分子量12,400(水酸基
価より算出)のポリエーテル3,980gを得た。この
ポリエーテルと、その水酸基数に対して1.1当量のア
クリル酸を、該アクリル酸と等量のベンゼン中に入れ、
硫酸0.01モル%を使用して、80〜90℃で空気を
吹き込みながら反応させた。反応完結は、流出水量及び
酸価測定により確認した。反応完結後、水酸化ナトリウ
ム水溶液を用いて中和し、飽和硫酸ナトリウム水溶液で
水洗後、減圧してベンゼンを除去し、臭素価及びケン化
価により、分子量12,560の末端アクリレートポリ
エーテル(一般式の骨格を有する化合物、ただし、
【0045】
【化11】
【0046】)の生成を確認した。このようにして得た
末端アクリレートポリエーテル3.6g、ジメトキシエ
タン15g、過塩素酸リチウム2g及び重合開始剤(1
−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン)0.04
gを加えて均一に溶解した後、ガラス板上に流延し、窒
素雰囲気下にて7mW/cm2 の強度で2分間紫外線を
照射することにより厚さ100μmのイオン導伝性ポリ
マー電解質を得た。
【0047】実施例5 ビスフェノールA20gと下記式で表されるメチルドデ
カエチレングリコールグリシジルエーテル650g
【0048】
【化12】
【0049】とエチレンオキシド240gとの混合物
を、触媒(水酸化カリウム4.2g)の存在下で反応さ
せ、脱塩精製を行って、分子量10,250(水酸基価
より算出)のポリエーテル850gを得た。このポリエ
ーテルと、その水酸基数に対して1.1当量のp−ビニ
ル安息香酸を、該p−ビニル安息香酸と等量のベンゼン
中に入れ、硫酸0.01モル%を使用して、80〜90
℃で空気を吹き込みながら反応させた。反応完結は、流
出水量及び酸価測定により確認した。反応完結後、水酸
化ナトリウム水溶液を用いて中和し、飽和硫酸ナトリウ
ム水溶液で水洗後、減圧してベンゼンを除去し、臭素価
及びケン化価により、分子量10,510の末端にp−
ビニル安息香酸エステル結合を有するポリエーテル(一
般式の骨格を有する化合物、ただし、
【0050】
【化13】
【0051】)の生成を確認した。このようにして得た
末端にp−ビニル安息香酸エステル結合を有するポリエ
ーテル3.6g、プロピレンカーボネート10g、1,
2−ジメトキシエタン3g及びトリフロロメタンスルホ
ン酸リチウム2.5gを混合溶解し、ガラス板上に流延
した後、エレクトロカーテン式電子線照射装置(200
kV,5Mrad)にて電子線照射を行うことにより厚
さ120μmのイオン導伝性ポリマー電解質を得た。
【0052】実施例6 エチレンジアミン20gと下記式で表されるフェニルヘ
キサエチレングリコールグリシジルエーテル5,520
【0053】
【化14】
【0054】とエチレンオキシド1,173gとの混合
物を、触媒(水酸化カリウム9.4g)の存在下で反応
させ、脱塩精製を行って、分子量19,920(水酸基
価より算出)のポリエーテル6,590gを得た。この
ポリエーテルと、その水酸基数に対して1.1当量のア
クリル酸を、該アクリル酸と等量のベンゼン中に入れ、
硫酸0.01モル%を使用して、80〜90℃で空気を
吹き込みながら反応させた。反応完結は、流出水量及び
酸価測定により確認した。反応完結後、水酸化ナトリウ
ム水溶液を用いて中和し、飽和硫酸ナトリウム水溶液で
水洗後、減圧してベンゼンを除去し、臭素価及びケン化
価により、分子量20,136の末端アクリレートポリ
エーテル(一般式の骨格を有する化合物、ただし、
【0055】
【化15】
【0056】)の生成を確認した。このようにして得た
末端アクリレートポリエーテル3.6g、プロピレンカ
ーボネート3.6g、過塩素酸リチウム0.4g及び重
合開始剤(1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケト
ン)0.04gを加えて均一に溶解した後、ガラス板上
に流延し、窒素雰囲気下にて7mW/cm2 の強度で2
分間紫外線を照射することにより厚さ100μmのイオ
ン導伝性ポリマー電解質を得た。
【0057】実施例7 エチレングリコール30gと下記式で表されるn−ブチ
ルトリエチレングリコールグリシジルエーテル15,3
00g
【0058】
【化16】
【0059】とエチレンオキシド430gとの混合物
を、触媒(水酸化カリウム6.8g)の存在下で反応さ
せ、脱塩精製を行って、分子量32,010(水酸基価
より算出)のポリエーテル15,100gを得た。この
ポリエーテルと、その水酸基数に対して1.1当量のp
−ビニル安息香酸を、該p−ビニル安息香酸と等量のベ
ンゼン中に入れ、硫酸0.01モル%を使用して、80
〜90℃で空気を吹き込みながら反応させた。反応完結
は、流出水量及び酸価測定により確認した。反応完結
後、水酸化ナトリウム水溶液を用いて中和し、飽和硫酸
ナトリウム水溶液で水洗後、減圧してベンゼンを除去
し、臭素価及びケン化価により、分子量32,270の
末端にp−ビニル安息香酸エステル結合を有するポリエ
ーテル(一般式の骨格を有する化合物、ただし、
【0060】
【化17】
【0061】)の生成を確認した。このようにして得た
末端にp−ビニル安息香酸エステル結合を有するポリエ
ーテル3.6g、プロピレンカーボネート10g、1,
2−ジメトキシエタン3g及びトリフロロメタンスルホ
ン酸リチウム2.5gを混合溶解し、ガラス板上に流延
した後、エレクトロカーテン式電子線照射装置(200
kV,5Mrad)にて電子線照射を行うことにより厚
さ120μmのイオン導伝性ポリマー電解質を得た。
【0062】実施例8 ペンタエチレンヘキサミン30gと下記式で表されるメ
チルトリエチレングリコールグリシジルエーテル480
【0063】
【化18】
【0064】とエチレンオキシド460gとの混合物
を、触媒(水酸化カリウム6.9g)の存在下で反応さ
せ、脱塩精製を行って、分子量7,250(水酸基価よ
り算出)のポリエーテル(一般式で表される化合物、
ただし、
【0065】
【化19】
【0066】)850gを得た。このようにして得たポ
リエーテル3.6gを、ポリエーテルの1.5当量に相
当するヘキサメチレンジイソシアネート及びジブチルチ
ンジラウレート0.01gと共にメチルエチルケトン3
mlに溶解した後、シャーレ上に流し出し、常圧下窒素
気流中60℃で30分間放置後、真空度1×10-3Torr
以下、80℃で8時間熱処理して、メチルエチルケトン
を除去した後、得られた被膜を窒素雰囲気下で過塩素リ
チウム2gをプロピレンカーボネート10gに溶解した
液に含浸させ、厚さ50μmのイオン導伝性ポリマー電
解質を得た。
【0067】実施例9 エチレングリコール20gと下記式で表されるメチルグ
リシジルエーテル3,450g
【0068】
【化20】
【0069】とエチレンオキシド550gとの混合物
を、触媒(水酸化カリウム50g)の存在下で反応さ
せ、反応完結後、更にエチレンオキシド25gを加えて
反応させ、末端にエチレンオキシドを付加した後、脱塩
精製を行って、分子量12,310(水酸基価より算
出)のポリエーテル3,890gを得た。このポリエー
テルと、その水酸基数に対して1.1当量のアクリル酸
を、該アクリル酸と等量のベンゼン中に入れ、硫酸0.
01モル%を使用して、80〜90℃で空気を吹き込み
ながら反応させた。反応完結は、流出水量及び酸価測定
により確認した。反応完結後、水酸化ナトリウム水溶液
を用いて中和し、飽和硫酸ナトリウム水溶液で水洗後、
減圧してベンゼンを除去し、臭素価及びケン化価によ
り、分子量12,417の末端アクリレートポリエーテ
ル(一般式の骨格を有する化合物、ただし、
【0070】
【化21】
【0071】)の生成を確認した。このようにして得た
末端アクリレートポリエーテル3.6g、γ−ブチロラ
クトン3.6g、過塩素酸リチウム0.4g及び重合開
始剤(1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン)
0.04gを加えて均一に溶解した後、ガラス板上に流
延し、窒素雰囲気下にて7mW/cm2 の強度で2分間
紫外線を照射することにより厚さ100μmのイオン導
伝性ポリマー電解質を得た。
【0072】比較例 分子量4,700のポリエーテルの代わりに、エチレン
オキシド/プロピレンオキシド=8/2、平均分子量
3,000のランダムエーテルを用いて、末端アクリレ
ートポリエーテルを製造した以外は実施例1と同様の方
法でイオン導伝性ポリマー電解質を得た。
【0071】(リチウムイオン伝導度試験)実施例1〜
9及び比較例で得たイオン導伝性ポリマー電解質を白金
板で挟み、電極間の交流インピーダンスを測定し、複素
インピーダンス解析を行った。その結果を表1に示す。
【0072】
【表1】
【0073】この結果から、本発明のイオン導伝性ポリ
マー電解質のイオン伝導度は非常に優れており、低温に
なればなるほど、その優位性は大きくなることがわか
る。
【0074】
【発明の効果】本発明のイオン導伝性ポリマー電解質
は、低温であっても安定して良好なイオン導伝性を示
す。又、アモルファス化が可能となるため、多様な形状
をとることができ、非常に実用性に優れる。更に、本発
明のイオン導伝性ポリマー電解質は、架橋剤を用いるこ
となく架橋できるため、安全性に富み、又、操作性よく
利用できる。
フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01B 1/06 A 7244−5G

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記一般式 【化1】 〔但し、Zは活性水素含有化合物残基、Yは活性水素基
    又は重合反応性官能基、kは1〜12の整数を示し、 Eは下記一般式 【化2】 (但し、pは0〜25の整数、Rは炭素数1〜20のア
    ルキル基、アルケニル基、アリール基又はアルキルアリ
    ール基を表す)で表される基、 Aは−(CH2 CH2 O)−で表される基であり、mは
    1〜220の整数、nは1〜240の整数を表し、m+
    n≧4で、しかもEとAのランダム共重合体型である〕
    で表される平均分子量500〜50,000の有機化合
    物を架橋した有機高分子化合物と、 可溶性電解質塩化合物と、 テトラハイドロフラン、2-メチルテトラハイドロフラ
    ン、1,3-ジオキソラン、4,4-ジメチル-1,3- ジオキソラ
    ン、γ- ブチロラクトン、エチレンカーボネート、プロ
    ピレンカーボネート、ブチレンカーボネート、スルホラ
    ン、3-メチルスルホン、tert- ブチルエーテル、iso-ブ
    チルエーテル、1,2-ジメトキシエタン、1,2-エトキシメ
    トキシエタン、及びエチレングリコールジエチルエーテ
    ルからなる群より選ばれた少なくとも1種の有機溶剤と
    を併含することを特徴とするイオン導伝性ポリマー電解
    質。
  2. 【請求項2】 上記有機高分子化合物が、主鎖末端基Y
    が活性水素基である上記有機化合物を、架橋剤を用いて
    架橋して得られたものであることを特徴とする請求項1
    記載のイオン導伝性ポリマー電解質。
  3. 【請求項3】 上記有機高分子化合物が、Yが重合反応
    性官能基である上記有機化合物を、重合させて得られた
    ものであることを特徴とする請求項1記載のイオン導伝
    性ポリマー電解質。
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