JPH05202267A - エラストマー状組成物 - Google Patents

エラストマー状組成物

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JPH05202267A
JPH05202267A JP16902892A JP16902892A JPH05202267A JP H05202267 A JPH05202267 A JP H05202267A JP 16902892 A JP16902892 A JP 16902892A JP 16902892 A JP16902892 A JP 16902892A JP H05202267 A JPH05202267 A JP H05202267A
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堅 水城
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 (a)4型以上で少なくとも1個のブロック
Bをポリマー鎖末端に配置する水素添加ブロック共重合
体、(b)ポリフェニレンエーテル樹脂、(c)ポリオ
レフィン系樹脂 を含有し、 (b)/(a)=0.03〜2.0 (c)/(a)=0.05〜0.5 であるエラストマー状組成物。 【効果】 本組成物は、軟質でありながら強度、耐熱
性、耐溶剤性に優れ、かつ圧縮永久歪が小さい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は特定の構造を有する水素
添加ブロック共重合体、ポリフェニレンエーテル、及び
ポリオレフィン系樹脂を含有し、かつ組成物中での水素
添加ブロック共重合体、ポリフェニレンエーテル、ポリ
オレフィン系樹脂の重量比が特定の範囲にあるエラスト
マー状組成物であつて、軟質でありながら強度、耐熱
性、耐溶剤性にすぐれかつ圧縮永久歪が小さいというす
ぐれた特徴を有する熱可塑性エラストマー状組成物に関
する。
【0002】
【従来の技術と発明が解決しようとする課題】近年ゴム
的な軟質材料であり加硫工程を要せず、熱可塑性樹脂と
同様な成形加工性を有する熱可塑性エラストマー(以下
TPEと略称)が自動車部品、家電部品、電線被覆、ハ
キ物、オモチャ、雑貨等の分野で注目されている。しか
しながらTPEはゴムとして広い用途分野の1つである
加硫ゴムの用途において品質面で加硫ゴムの水準には達
しておらず従って加硫ゴム分野への利用は限定されてい
る。
【0003】これらのTPEの代表的なものの1つにス
チレン・ブタジエンブロックポリマーやスチレン・イソ
プレンブロックポリマーがある。これらのTPEは柔軟
性に富み、常温では良好なゴム弾性を有する。即ち、2
3℃における圧縮永久歪が小さい。又成形加工性、特に
射出成形性に優れているという特徴を有するが、ポリマ
ー内のポリブタジエンブロックあるいはポリイソプレン
ブロックに二重結合を有しているため、耐熱老化性(熱
安定性)および耐候性に問題がある。
【0004】スチレンと共役ジエンのブロック共重合体
の分子内二重結合を水素添加する事によって熱安定性、
耐向性の向上したエラストマーを得る事が出来る。しか
しながらこの水素添加は高温時のゴム弾性が不十分で加
熱加圧変形が大きく、また高温時の圧縮永久歪が大きい
という欠点を有し、加硫ゴムの用途に用いるにはまだ問
題がある。
【0005】また加工性も劣りそのままでは押出、射出
等の成形が困難である。又スチレン系の水素添加ブロッ
ク共重合体は耐油性が悪くこの点でも用途分野がいちぢ
るしく限定されていた。本発明による組成物はこれ等欠
点を大幅に改良し柔軟性に富み、高温引張強度が高く、
高温時の圧縮永久歪にすぐれ、又耐油性もすぐれたエラ
ストマーを与える。
【0006】スチレン系樹脂の耐熱性を向上させる技術
に関しては当業界ですでによく知られているようにポリ
スチレンをポリフェニレンエーテルと組み合せる事でポ
リスチレンの耐熱性をその配合割合に応じて変化させる
事が出来る。スチレン系の水素添加ブロック共重合体と
ポリフェニレンエーテルの組み合せに関しても例えば特
開昭54−88960号にポリフェニレンエーテル、A
−B−A型のスチレン系ブロック共重合体又はその水素
添加物、及びポリオレフィン樹脂の三元系組成物が記載
されている。
【0007】この特許はスチレン系樹脂の耐衝撃性改良
を目的とした樹脂組成物に関するものでありしたがつて
クレーム中でスチレン系ブロック共重合体又はその水素
添加物とポリオレフィン成分の含有量を合計で組成物中
5〜30重量%と限定している。特開昭59−1001
59号にはポリフェニレンエーテル、オレフィン樹脂、
A−B型のアルケニル芳香族化合物と共役ジエンのジブ
ロック共重合体又はその水素添加物の三元系組成物が記
載されている。
【0008】この発明はそのクレーム中で記載している
ようにポリフェニレンエーテル樹脂の性質改良材として
ポリオレフィン樹脂、A−B型のアルケニル芳香族化合
物と共役ジエンのジブロック共重合体又はその水素添加
物が有効であり、特にポリフェニレンエーテルの耐衝撃
性改良と加工性の改良に効果がある事が記載されてい
る。
【0009】更に特公昭57−56941号にはポリフ
ェニレンエーテル又はスチレン系樹脂とポリフェニレン
エーテルのブレンド物とA−B−A型の水素添加ブロッ
ク共重合体の組成物が記載されている。この発明もA−
B−A型の水素添加ブロック共重合体がポリフェニレン
エーテル又はスチレン系樹脂とポリフェニレンエーテル
のブレンド物の加工性と耐衝撃性の改良に効果がある事
を記載したものである。
【0010】本発明は引例としてあげた特許の発明とは
本質的に相違している。すなわち前述の発明はいずれも
樹脂の改質を目的とするものであるが本発明によって得
られる組成物はゴム的な軟質材料であって、加硫工程を
要せず熱可塑性樹脂と同様な成形加工性を有する熱可塑
性エラストマーである。
【0011】
【課題を解決するための手段、発明の効果】本発明は特
定の構造を有するエラストマー弾性体である水素添加ブ
ロック共重合体にポリフェニレンエーテルを限定された
量添加するとおどろいた事にゴムの物性としてもつとも
重要な特性である圧縮永久歪が大幅に改良されるという
事実を見い出した事にもとずいている。
【0012】ポリフェニレンエーテルのようなまったく
ゴム的性質を有しない樹脂がこのような効果を有する事
は全く意外の事といえる。すなわち本発明は(a)ビニ
ル置換芳香族化合物を主体とする重合体ブロックAを2
個以上、共役ジエン化合物を主体とする重合体ブロック
Bを2個以上有し、該重合体ブロックBを少なくとも1
個ポリマー鎖末端に配置しており、かつ結合ビニル置換
芳香族化合物含有量が10〜50重量%であるポリマー
鎖間で組成が実質的に均一なブロック共重合体を水素添
加する事によって重合体ブロックBの二重結合の少なく
とも70%を飽和して得られる水素添加ブロック共重合
体と(b)ポリフェニレンエーテル樹脂、および(c)
ポリオレフィン系樹脂からなり、かつ、成分(a)、
(b)、(c)の重量比がそれぞれ式 (b)/(a)=0.03〜2.0 (c)/(a)=0.05〜0.50 を満足する事を特徴とするエラストマー状組成物を与え
る。
【0013】本発明の技術的範囲は上記成分(a)、
(b)、(c)のみからなる組成物のみでなく以下に述
べる各種の実施態様、又は、本発明の要旨を利用する全
ての組成物を包含する。本発明で使用する(a)水素添
加ブロック共重合体はビニル置換芳香族化合物を主体と
する重合体ブロックAを2個以上、共役ジエン化合物を
主体とする重合体ブロックBを少なくとも2個以上有し
該重合体ブロックBを少なくとも1個ポリマー鎖末端に
配置しており、ポリマー鎖間で組成が実質的に均一な構
造を有するブロック共重合体を水素添加する事で得られ
る水素添加ブロック共重合体であり、いくつかの例を一
般式であらわすと
【0014】
【化1】
【0015】(ここでXはカップリング剤をあらわ
す。)ビニル置換芳香族化合物重合体ブロックAは、ス
チレン、α−メチルスチレン、P−エチルスチレン、
2,4−ジメチルスチレン、ビニルナフタレン、または
これ等の混合物よりなる重合体である。共役ジエン系重
合体ブロックBは1,3−ブタジエンイソプレン、1,
3−ペンタジエン、2,3−ジメチル、1,3−ブタジ
エン、2,3−ジメチル−1,3−ブタジエン、3−ブ
チル−1,3−オクタジエン、4−エチル−1,3−ヘ
キサジエンまたはこれ等の混合物からなる重合体、ある
いは上記共役ジエンとビニル置換芳香族化合物との混合
物からなる重合体である。
【0016】そして好ましくは1,4−構造含有量が5
0重量%以上である共役ジエン重合体、またはビニル置
換芳香族化合物含有量が25重量%以下である、1,4
−構造含有量が50重量%以上である共役ジエン−ビニ
ル置換芳香族化合物共重合体である。上記ブロックAと
ブロックBからなるブロック共重合体の結合ビニル置換
芳香族化合物含有量は10〜50重量%である。
【0017】結合ビニル置換芳香族化合物含有量が10
重量%未満では水素添加ブロック共重合体とポリフェニ
レンエーテルの相溶性が不足し好ましくなく又、50重
量%超であると組成物が硬くなりすぎて本発明の主旨に
そわない。前記一般式で示されるブロック共重合体にお
いてポリマー鎖末端に配置されるブロックBはブロック
共重合体中の結合ポリブタジエンの3〜25%の範囲が
好ましくより好ましくは7〜22%の範囲である。
【0018】本発明の組成物は末端にポリブタジエンブ
ロックBを有しない例えばA−B−A型水素添加ブロッ
ク共重合体を使用した組成物と比較して、 同一組成物組成においては硬度が低い組成物を与え
る。 一定硬度の組成物で比較する場合は水素添加ブロッ
ク共重合体の結合ビニル置換芳香族化合物の含有量を高
める事が可能であり、ポリフェニレンエーテルとの相溶
性の高い組成物を得る事が出来る。 一定硬度の組成物で比較する場合、組成物中のポリ
フェニレンエーテルの量を高める事が可能であり、より
耐熱性であり、又圧縮永久歪が少ないすぐれた物性的特
徴を有する組成物を与える。
【0019】また前記一般式で示したブロック共重合体
はいわゆる完全ブロック重合体であってもよくまた漸減
ブロック共重合体であってもよく、具体的な製造方法は
ポリマー鎖間の組成が実質的に均一なものが得られるな
ら従来公知のいかなる方法を用いてもよい。前記ブロッ
ク共重合体の分子量は、特に限定されるものではない
が、一般的には5000〜1000000である。
【0020】水素添加ブロック共重合体の製造方法は特
に限定されるものではなく、公知の方法が採用される。
例えば前記一般式で示されるブロック共重合体を特公昭
42−8704号に記載されている、ニッケル化合物−
有機アルミニウム化合物を触媒とし水素添加する事によ
っても得る事が出来る。
【0021】又特開昭59−133203号に記載され
たTi系触媒を用いて水素添加する事によっても得られ
る。本発明の水素添加ブロック共重合体はB成分の二重
結合の70%以上が飽和されたものであるが70%未満
では得られる組成物の耐熱老化性及び耐候性が悪く好ま
しくない。
【0022】本発明で使用されるポリフェニレンエーテ
ル樹脂(b)はその分子鎖の結合単位が式
【0023】
【化2】
【0024】(ここでR1 、R2 、R3 およびR4 はそ
れぞれ水素、ハロゲン、炭化水素基からなる群より選択
される置換基を表らわし、互に同一でも異なってもよ
い。)よりなるホモ重合体及びまたは共重合体であり
0.5g/dlクロロホルム溶液において30%で測定
された還元粘度が0.15〜0.70の範囲にあるもの
が用いられ、より好ましくは0.20〜0.60の範囲
のものが用いられる。このポリフェニレンエーテル樹脂
としては公知のものを用い得る。
【0025】具体的な例としては、ポリ(2,6−ジメ
チル−1,4−フェニレンエーテル)、ポリ(2−メチ
ル−6エチル−1,4−フェニレンエーテル)、ポリ
(2,6−ジフェニル−1,4−フェニレンエーテ
ル)、ポリ(2−メチル−6−フェニル−1,4−フェ
ニレンエーテル)、ポリ(2,6−ジクロロ−1,4−
フェニレンエーテル)などがあげられ、また、2,6−
ジメチルフェノールと他のフェノール類(例えば2,
3,6−トリメチルフェノールや2−メチル−6−ブチ
ルフェノール)との共重合体のごときポリフェニレンエ
ーテル共重合体も挙げられる。
【0026】本発明にはこれらポリフェニレンエーテル
のうちで2,6−ジメチル−1,4−フェニレンエーテ
ルがもっとも好適に用いられる。本発明に用いるポリフ
ェニレンエーテルが2,6−ジメチル−1,4−フェニ
レンエーテルの場合は0.5g/dl、クロロホルム溶
液において30℃で測定した還元粘度が0.15〜0.
70の範囲にあるものが用いられ、より好ましくは0.
20〜0.60の範囲のものが用いられる。
【0027】後述の実施例で示すごとく本組成物に用い
られる2,6−ジメチル−1,4−フェニレンエーテル
は還元粘度が0.20〜0.70の範囲においては低分
子量のもの程、引張り強度が高く、透明性も良好である
という特徴を有している。ポリフェニレンエーテルの添
加量は水素添加ブロック共重合体に対して3〜200重
量%の範囲である。
【0028】水素添加ブロック共重合体に対してポリフ
ェニレンエーテルの添加が3重量%未満では耐熱性改良
が不足し、高温引張強度及び圧縮永久歪の改良が十分で
ない。また水素添加ブロック共重合体に対して200重
量%をこえるポリフェニレンエーテルの添加は本発明の
組成物に用いるようなビニル置換芳香族化合物重合体ブ
ロックAの含有量が50重量%未満の水素添加ブロック
共重合体ではポリフェニレンエーテルとの相溶性が十分
でなく又硬度も高くなり好ましくない。
【0029】本発明の組成物には(c)ポリオレフィン
系樹脂を含む。ポリオレフィン系樹脂を添加する事によ
って組成物の耐油性、引張強度が向上すると共に加工性
が向上する。本発明に用いられるポリオレフィン系樹脂
はα−オレフィンを重合して得られる樹脂であればいず
れでもよく例えばポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ
ブテン、ポリメチルペンテン、エチレン−プロピレン共
重合体またはこれ等カルボキシル化変性樹脂、あるいは
これ等の混合物である。
【0030】特に好ましくはポリエチレン及びポリプロ
ピレンである。ポリオレフィン系樹脂は水素添加ブロッ
ク共重合体との相溶性が良好であり、本発明の範囲のポ
リオレフィン系樹脂の添加によっても良好な相溶性を有
する組成物を得る事が出来る。ポリオレフィン系樹脂の
添加量は水素添加ブロック共重合体に対して5〜50重
量%の範囲でありより好ましくは10〜45重量%の範
囲である。5重量%未満の添加では耐油性、引張強度の
改良が十分でなく、又50重量%をこえる添加は得られ
る組成物の性状が樹脂状に近すぎ、硬度もあがるため好
ましくない。
【0031】本発明の実施態様として例えば (1)特許請求範囲記載の組成物100重量部に対し、
非芳香族系ゴム軟化用オイル30〜250重量部の範囲
で添加してなるエラストマー状組成物 (2)特許請求範囲記載の組成物100重量部に対し、
非芳香族系ゴム軟化用オイル10〜250重量部の範囲
で添加してなるエラストマー状組成物の100重量部に
対し、炭酸カルシウム、水酸化マグネシウム、タルク、
ホワイトカーボン、カーボンブラック、マイカ、硫酸バ
リウムより選ばれる無機充填剤1種又は2種以上を10
〜500重量部の範囲で添加してなるエラストマー状組
成物を提供する。すなわち本発明は特許請求範囲記載の
組成物に非芳香族系ゴム軟化用オイル及び必要に応じ
て、炭酸カルシウム、水酸化マグネシウム、タルク、ホ
ワイトカーボン、カーボンブラック、マイカ、硫酸バリ
ウムより選ばれる無機充填剤を添加する事が出来る。
【0032】前記エラストマー状組成物への非芳香族系
ゴム軟化用オイルの添加はそれほど組成物の耐熱性をそ
こなわずに、柔軟性を高めるとともに、経済性を大幅に
高めうる。ゴム用軟化剤は一般にはゴムの軟化、増容、
加工性の改良等の目的で用いられるプロセスオイル又は
エクステンダーオイルと呼ばれる鉱物油が用いられる。
【0033】これ等鉱物油には芳香族系、ナフテン系、
パラフィン系と呼ばれるものがあるが本発明にはナフテ
ン系、又はパラフィン系のオイルが好ましい。好ましい
オイルの添加量は本発明の特許請求範囲記載のエラスト
マー状組成物100重量部に対して10〜250重量部
である。250重量部をこえるとオイルがブリードアウ
トするおそれがあり又、組成物の機械的強度を低下させ
るため好ましくない。
【0034】10重量部未満のオイルの添加は実用上は
問題ないが経済性の改善が不充分である。更に本発明組
成物は必要に応じて炭酸カルシウム、水酸化マグネシウ
ム、タルク、ホワイトカーボン、カーボンブラック、マ
イカ、硫酸バリウムより選ばれる無機充填剤を1種又は
2種以上添加する事が出来る。
【0035】これ等無機充填剤の添加は製品コストの大
幅な低下をはかる事が出来る。無機充填剤の配合量は特
許請求範囲記載の組成物100重量部に対し非芳香族系
ゴム軟化用オイル10〜250重量部の範囲で添加して
なるエラストマー状組成物の100重量部に対して10
〜500重量部である。10重量部未満の無機充填剤の
添加は実用上は問題ないが経済性の改善が不充分であ
り、500重量部をこえる配合は組成物の機械的強度の
低下が著しく又硬度も高くなり好ましくない。
【0036】複合化の方法としては通常のゴム組成物の
製造に用いられる一般的は全ての方法を採用出来る。基
本的には機械的溶融混練方法であり、これ等には単軸押
出機、2軸押出機、バンバリーミキサー各種ニーダー等
が用いられる。本発明で得られる組成物には必要に応じ
て難燃剤、ガラス繊維、カーボン繊維、酸化防止剤、耐
熱安定剤、紫外線吸収剤、ヒンダードアミン系光安定
剤、着色剤等を好適に加える事が出来る。
【0037】
【実施例】以下、本発明を実施例によって更に詳細に説
明するが本発明がこれら実施例により限定されるもので
はない。
【0038】
【参考例1】10リットルのオートクレーブ中にシクロ
ヘキサン4kg、1,3−ブタジエンモノマー130
g、n−ブチルリチウム1.5g及びテトラヒドロフラ
ンをモル比でn−BuLi/THF=1/40の割合で
加え、70℃で45分重合し、次いでスチレンモノマー
200gを加えて30分、次いで1,3−ブタジエンモ
ノマー470gを加えて75分、そして最後にスチレン
モノマー200gを加えて30分重合し、ブタジエン−
スチレン−ブタジエン−スチレン型リビングブロックポ
リマー(B−A−B−A)を合成した。
【0039】このものは結合スチレン含有量40%、ブ
ロックスチレン含有量33%、ブタジエン単位の1,2
−ビニル結合含有量35%(全重合体換算30%)、数
平均分子量約6万で、リビングポリマー100g当り
1.65ミリモルのリビングリチウムを有するものであ
った。このようにして得られたブロック共重合体を、G
PCにより分子量分布を、屈折計を検知器として測定す
ると同時に、展開液中の微分スチレン含有量を紫外吸光
光度計を検知器として測定して求めた。
【0040】GPCは島津製作所製LC−I型、カラム
はHSG30、50、60展開液はテトラヒドロフラ
ン、温度40℃の条件で測定した。得られたGPCチャ
ートより、低分子量成分、高分子量成分をそれぞれ10
重量%除いた残りの成分中のスチレン含有量の差を求め
たが、2.8重量%しかなく、実質的に均一な組成であ
ることが判った。
【0041】
【参考例2】オートクレーブ中にシクロヘキサン4kg
スチレンモノマー180gとn−ブチルリチウム1.1
gを加え、60℃で3時間重合し、次いで1,3−ブタ
ジエンモノマー540gを加えて60℃で3時間重合し
た。最後にスチレンモノマー180gを添加し、60℃
3時間重合し、結合スチレン含有量40%、ブロックス
チレン含有量38.5%、ブタジエン単位の1,2−ビ
ニル結合含有量が13%(全重合体換算9%)の数平均
分子量が約6万であるスチレン−ブタジエン−スチレン
型リビングブロックコポリマー(A−B−A型)を得
た。
【0042】このポリマー中のリビングリチウムは1.
65ミリモル/ポリマー100gであった。
【0043】
【参考例3】参考例1,2で得られた各リビングポリマ
ー溶液を精製乾燥したシクロヘキサンで希釈し、リビン
グポリマー濃度5重量%に調整して水添反応を供した。
十分に乾燥した撹拌器付オートクレーブに上記リビング
ポリマー溶液10kg(リビングポリマー量500g)
を仕込み、減圧脱気後水素置換し、撹拌下40℃に保持
した。次いで水添触媒として濃度1.0ミリモル/10
0mlのビス(シクロペンタジエニル)チタニウムジク
ロライドのトルエン溶液200ml(触媒量2.0ミリ
モル)をオートクレーブ中へ仕込み、5.0kg/cm
2 の乾燥したガス状水素を供給し、撹拌下2時間水添反
応を行なった。
【0044】いずれも30分以内に実質的な水素吸収は
完了し、反応液は微黒〜灰黒色の均一低粘度溶液であっ
た。反応液を常温、常圧に戻してオートクレーブより取
り出し、多量のメタノールを加えてポリマーを沈殿さ
せ、濾別後乾燥し、白色の水素添加ポリマーを得た。共
役ジエン単位の水素添加率は99%で柔軟な熱可塑性エ
ラストマー状であった。(参考実施例、実施例、参考比
較例及び比較例のサプルとする)
【0045】
【参考実施例1〜5,比較例1,2】参考例3で得られ
たB−A−B−A型ブロック共重合体水素添加物のクラ
ム状物及び還元粘度(30℃、0.5g/dlクロロホ
ルム溶液)0.37の2,6−ジメチル−1,4−フェ
ニレンエーテル(以下PPEとする)の粉末、熱安定剤
としてイルガノックス1010、テトラキス〔メチレン
−3−(3′,5′−ジ−tert−ブチル−4′−ヒ
ドロキシフェニル)ブロビオネート〕メタン
【0046】
【化3】
【0047】を0.2phr表1に示す組成で十分ドラ
イブレンド後二軸の押圧機を用いて樹脂温240℃で押
圧ペレタイズ化した。このペレットをブラベンダーを用
いて250℃で混練後、圧縮成型し試験片とした。この
ものの硬度(JISA)、常温引張り強度、70℃引張
強度及び圧縮永久ひずみ試験(JISK6301)結果
を表1に示す。
【0048】比較例1としてB−A−B−A水添ブロッ
クポリマーの物性を示す。比較例2として水添ブロック
ポリマーとPPEの重量比が70/30のものの物性を
示す。
【0049】
【表1】
【0050】比較例2の試験片は水添ブロック共重合体
とPPEの相溶性が不充分である事が肉眼観察でもあき
らかであった。
【0051】
【表2】
【0052】
【参考実施例6〜9】参考例3で得られたB−A−B−
A型ポリマー85重量部還元粘度(30℃、0.5g/
dlクロロホルム溶液)0.28,0.34, 0.4
9,0.70のPPE粉末15重量部を用いて参考実施
例1を繰り返した。結果を表2に示す。
【0053】参考実施例6〜9の結果であきらかなよう
にPPEの分子量が大きくなると常温の引張り強度が低
下する傾向を有する。
【0054】
【参考実施例10、参考比較例1,2】参考例1とほぼ
同様の方法で数平均分子量約6万結合スチレン含有量4
0%、末端ブロックが結合ポリブタジエンの8.5であ
るB−A−B−A型ブロックポリマーを得た。このもの
を水素添加し、共役ジエン単位の99%が水素添加され
た水素添加ブロック共重合体を得た。
【0055】参考比較例1用のサンプルとして参考例2
で作成したA−B−A型ブロック共重合体を水素添加す
る事でA−B−A型の水素添加ブロック共重合体を作成
した。参考比較例2用のサンプルとして参考例1と同様
な方法で数平均分子量5.8万、結合スチレン含有量4
0%のA−B型ブロックポリマーを合成して、このもの
を水素添加し、共役ジエン単位の99%が水素添加され
たA−B型水素添加ブロック共重合体を得た。
【0056】このようにして合成したブロック様式の異
なる水素添加ブロック共重合体と還元粘度0.49のP
PEを用いて参考実施例1と同様にして水素添加ブロッ
ク共重合体/PPE=72/28の組成の試験片を作成
した。これ等組成物の硬度及び圧縮永久歪を表3に示
す。
【0057】
【表3】
【0058】参考実施例10、参考比較例1,2であき
らかなように結合スチレン含有量をそろえ、ブロック様
式の異なる水素添加ブロックを用いた組成物の硬度を比
較すると末端ブロックをもつ水素添加ブロック共重合体
は低い硬度の組成物が得られる。又、A−B型水素添加
ブロック共重合体はゴム弾性がなく圧縮永久歪がきわめ
て悪い。
【0059】
【実施例1,2】参考例1と同様な方法でB−A−B型
ブロック共重合体をつくり、4塩化ケイ素でカップリン
グさせる事によりラジアル型ブロック共重合体(B−A
−B)4 Siを合成した。このものは分子量12万、結
合スチレン含有量が32%であり、末端Bブロックが結
合ポリブタジエンの10%であった。
【0060】このものを水素添加し、共役ジエン単位が
99%水素添加されたラジアル型水素添加ブロック共重
合体を得た。この水素添加ブロック共重合体80の重量
部、高密度ポリエチレン(旭化成製サンテック241)
10重量部、還元粘度0.28のPPE10重量部、イ
ルガノックス1010を0.2phr添加し、参考実施
例1と同様にして組成物化しその圧縮成形片で物性測定
を実施した(実施例1)。
【0061】このものは、硬度87、常温引張強度28
0kg/cm、伸び600%70℃、引張強度132k
g/cm2 、伸び300%、圧縮永久歪32%で特に圧
縮永久歪がすぐれたものであった。実施例1の高密度ポ
リエチレンのかわりにランダムポリプロピレン(旭化成
M3500、エチレン含有量5%)をもちいた以外は実
施例1を繰り返した。(実施例2)。
【0062】このものは硬度90、常温引張強度305
kg/cm2 、伸び600%70℃、引張強度135k
g/cm2 、伸び300%、圧縮永久歪34であった。
【0063】
【実施例3〜6、比較例3】参考実施例1で用いたB−
A−B−A型のブロック共重合体添加物、ランダムポリ
プロピレン(旭化成M3500)、還元粘度が0.34
のPPEを用いて表4にかかげたような組成の組成物を
実施例1と同様の方法で作成した。
【0064】
【表4】
【0065】上記組成物の圧縮成形片の物性を表5にか
かげる。 〔耐油性試験法〕JIS K6301にもとずき重さを
秤量した試験片(W1 )を70℃、No3試験用油(潤
滑油)中に2時間浸せき後とり出し、このものをアセン
ト中に浸し、速かに取り出し、ろ紙で軽くふきとり、重
さを秤量(W2 )し、ΔW=(W2 −W1 /W1 )×1
2 を求めた。
【0066】
【表5】
【0067】実施例3〜6に見られるごとく組成物中の
ポリプロピレンの含有量が増加するにしたがい耐油性が
改良される。比較例3に示されるように組成物中のポリ
プロピレンの量が本発明の範囲外になると硬度が高くな
ってしまう。
【0068】
【実施例7〜9】参考例1とほぼ同様な方法で数平均分
子量14.7万、結合スチレン含有量29%、末端ブロ
ック結合ポリブタジエンの8.0%であるB−A−B−
A型ブロックポリマーを得、このものを水素添加し、共
役ジエン単位の99%が水素添加されたブロック共重合
体を得た。
【0069】この高分子量B−A−B−A型水添ブロッ
ク共重合体及び還元粘度0.50のPPE、ランダムポ
リプロピレン(旭化成M3500)、パラフィンオイル
(PW380出光石化)、炭酸カルシウム(ホワイトン
S.B白石カルシウム株)を用いて下記の組成の組成物
を作成した。これ等のものの物性をあらわせて表6に記
す。
【0070】実施例7は表の組成の水添ブロック共重合
体、PPE、ポリプロピレンを参考実施例1と同様二軸
押出液で押出ペレタイズ化し、ブラベンダーで再混練し
組成物化した。実施例8は220℃の加熱ロールを用い
て表6に示した組成の水添ブロック共重合体、PPE、
ポリプロピレン、パラフィンオイルを混練し組成物化し
た。
【0071】実施例9は実施例8で作成した組成物を粉
砕後炭酸カルシウムをドライブレンドし230℃で押圧
機を用いてペレタイズ化し、さらに220℃の加熱ロー
ルで再混練し組成物化した。
【0072】
【表6】
【0073】
【参考例4】特開昭58−141233号公報の第8頁
左下〜右下欄の記載に基いてブロック共重合体を製造し
た。まず、B−A−Liのポリマー構造を有するブロッ
ク共重合体のリビングポリマーを製造するため、窒素ガ
スで内部置換したステンレス製の撹拌機付重合器に、予
め精製乾燥したブタジエンを20重量%の濃度で含有す
るn−ヘキサン溶液を仕込み、次いで触媒としてn−ブ
チルリチウムを添加して70%で90分間重合した。
【0074】その後スチレンを20重量%の濃度で含有
するn−ヘキサン溶液を添加し、50℃で2時間重合を
継続した。追加したモノマー量及び触媒量はブロック共
重合体のポリスチレンブロックの数平均分子量が約13
000、スチレン含有量が62.5重量%になるように
調節した。尚、ポリスチレンブロックの重量平均分子量
/数平均分子量は約1.25であった。ここで使用した
重合器は、次に連続重合工程においてはそのまま貯蔵槽
として使用した。
【0075】連続重合工程においてはL/Dが約4のス
テンレス製撹拌機付き重合器を第1番目に重合器R−1
として使用し、L/Dが約8の重合器を第2番目の重合
器R−2として使用した。予め窒素ガスで内部置換した
後、所定温度まで昇温された重合器R−1には前記のブ
ロック共重合体のリビングポリマー及びブタジエンを、
又重合器R−2にはスチレンを各々重量比で32:4
8:20の割合で連続的に供給した。ブタジエン及びス
チレンは、それぞれ20重量%n−ヘキサン溶液として
供給した。重合器R−1及び重合器R−2における平均
滞留時間は、それぞれ、約45分、約35分とし、重合
温度はそれぞれ平均約80℃、約75℃に設定して連続
重合した。かかる条件下での各重合器出口におけるブタ
ジエン又はスチレンの転化率は約95%以上であった。
【0076】このようにして、ポリマー鎖間で結合スチ
レン量が30重量%程度異なる不均一な組成であり、平
均結合スチレン量が40重量%であるブロック共重合体
を合成した。次に、該共重合体を参考例3の方法により
水添し、水添ブロック共重合体とした。
【0077】
【参考例5】変性ブロック共重合体を特開昭58−27
740号公報の第10頁左下〜右下欄の記載に基づいて
製造した。参考例3により得られたB−A−B−A型ブ
ロック共重合体の水添物100重量部に対して3重量部
の無水マレイン酸、0.1重量部のパーヘキサ25B
(日本油脂社製)を均一に混合した後、窒素雰囲気下で
スクリュー型押出機(単軸、スクリュー直径20mm、
L/D24、フルフライト型スクリュー)に供給し、シ
リンダー温度250℃でマイレン酸反応を行った。得ら
れた変性ブロック共重合体から、未反応の無水マイレン
酸を加熱減圧除去した。
【0078】無水マイレン酸の付加量をナトリウムメチ
ラートを使用して滴定により測定したところ1.3重量
%であった。このようにて、変性水添ブロック共重合体
を得た。
【0079】
【参考比較例3】参考例4により得られたポリマー鎖間
で組成の不均一な水添ブロック共重合体を、参考実施例
10と同様に還元粘度=0.49のPPEを用い、水添
ブロック共重合体/PPE=72/28の組成で混練
し、試験片を作成した。この組成物の硬度は88であり
柔軟なゴムらしい感触を示したが、圧縮永久歪は82と
著しく悪かった。このように、ポリマー鎖間で組成の変
化する均一な水添ブロック共重合体を使用した場合に
は、ゴム的な柔軟性に優れるものの、圧縮永久歪は劣
り、望ましい組成物はえられないことが判った。
【0080】
【参考実施例11、参考比較例4】参考例3により得ら
れたB−A−B−A型ブロック共重合体と、参考例5に
より得られた変性水添ブロック共重合体に、下記のもの
を添加し、参考実施例1と同様の方法で押出した。 <組成> ・(変性)水添ブロック共重合体 100重量部 ・PPE(還元粘度=0.37)30℃、0.5g/dl クロロホルム 50重量部 ・パラフィン系オイルPW−380(出光興産社製) 50重量部 ・酸化チタン 1重量部 ・熱安定剤 イルガノックス1010* 0.3重量部 *テトラキス〔メチレン−3−(3′,5′−ジ−te
rt−ブチル−4′−ヒドロキシフェニル)プロピオネ
ート〕メタン 得られた組成物を、1週間放置した後、射出成形機によ
り射出成形性を評価し、さらに得られた成形品より試験
片を切り出し、物性を測定した。得られた結果を表7に
まとめて記載した。
【0081】表7より明らかなように変性水添ブロック
共重合体を使用した場合には、柔軟性に優れるものの組
成物の吸湿性が増大しているため成形品にシルバーの発
生が見られ、また金型からの離型性が悪く、望ましい組
成物ではないことが判った。本願発明の組成物は成形品
の品質、離型性等も問題が無く、望ましい組成物である
ことが判った。
【0082】
【表7】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C08L 23:02)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)ビニル置換芳香族化合物を主体と
    する重合体ブロックAを2個以上、共役ジエン化合物を
    主体とする重合体ブロックBを2個以上有し、該重合体
    ブロックBを少なくとも1個ポリマー鎖末端に配置して
    おり、かつ、結合ビニル置換芳香族化合物含有量が10
    〜50重量%である、ポリマー鎖間で組成が実質的に均
    一なブロック共重合体を水素添加することによって重合
    体ブロックBの二重結合の少なくとも70%を飽和して
    得られる水素添加ブロック共重合体 (b)ポリフェニレンエーテル樹脂、及び(c)ポリオ
    レフィン系樹脂からなり、かつ、成分(a)、(b)、
    (c)の重量比がそれぞれ式 (b)/(a)=0.03〜2.0 (c)/(a)=0.05〜0.50 を満足することを特徴とするエラストマー状組成物。
JP16902892A 1992-06-26 1992-06-26 エラストマー状組成物 Expired - Lifetime JPH0768431B2 (ja)

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