JPH05201614A - スレッド収容器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】使用においてさらに有利なスレッド収容器を開
発することである。 【構成】本発明は収容器ドラム３上に積層されたスレッ
ド巻き付けを上から引っ張るための供給装置またはそれ
と同様なものとして開発されたスレッド収容器２に関
し、使用にあたって特に有利な解決法を得るために収容
器ドラム３上に適用するためのブリストルを有するブリ
ストルリングが提供される。それは、ブリストル４の方
向を切り換える可能性を提供する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は特許請求の範囲第１項の
プレアンブルによるスレッド記憶装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】ブリストルのリングを有するスレッド収
容装置は従来技術において知られている。これらの公知
のスレッド収容装置において、ブリストルリングは特
に、均一な張力でスレッドを収容ドラムから移動させ
る。この目的のために、このスレッドは収容ドラムのヘ
ッドサイド端部領域の半径方向内側に面する外面とその
上に載置するブリストルリングのブリストルとの間を引
かれる。このブリストルはスレッドを引くことによって
作られるスレッド送行の方向に整合される。従ってスレ
ッドは、常にブリストルの進路で引かれる。公知のスレ
ッドの収容装置において、記憶ドラム上でのスレッドの
回転の方向は、スレッドの使用または性質によって変化
しなければならない。回転方向の変化に対応してスレッ
ドの取り除き時にスレッドの送行の回転方向が変化し、
従って、反対方向に整合するブリストルが関連するブリ
ストルのリングが作動する。

【０００３】従って、本発明の目的は、使用においてさ
らに有利なこのタイプのスレッド収容器を開発すること
である。

【０００４】

【課題を解決するための手段】この目的は、特許請求の
範囲に説明された本発明によって達成される。従属クレ
ームはさらに都合のよい利点を説明する。

【０００５】この開発の結果、使用において改良された
ブリストルのリングを有するスレッド収容器が作られ
る。ブリストルのリングはスレッドを収容器ドラムに適
用する方向の変化時に変化する必要がない。ブリストル
は、スレッドがブリストルの下の進路を走行するように
それら自身が変化するスレッドの引き付け方向に従い、
または移動する。活動的な移動、例えば、手動、磁力ま
たは電気の場合にすべてのブリストルは同時に新しい方
向に移動される。ブリストルの整合の磁気的なまたは電
気的な調整の可能性があるときは、これは、スレッド収
容器の駆動モーターを制御する電気システムによって制
御されることができる。しかしながら、すべての場合に
おいて、スレッドドラム上に配置された時計方向または
反時計方向へのスレッド回転はブリストルの進路に引か
れる。この目的のために、ブリストルはリングの本体内
に揺動可能に取り付けられている。ブリストルの整合の
自動的な変化の場合において、スレッドの引っ張り力
は、進路と反対方向の整合から進路の方向の整合にブリ
ストルを変化させるために使用される。本発明のさらに
他の１つの利点は、ブリストルを束にして把持する複数
のブリストルホルダはブリストルリングの本体内で揺動
するように挿入される。この接続において、本発明の他
の特徴によればブリストルホルダは円筒形であり、ブリ
ストルリング本体は環状の制御部分からなり、この環状
の制御部分は、その中にブリストルホルダを受け、ブリ
ストルホルダの揺動運動によって１つの整合から他方の
整合へブリストルを接合するように移行させるために使
用される。２つの環状部分はこれのために互いに反対方
向に回転されることができる。ブリストルホルダをさら
に互いに離れるように、従って円筒形のデべロップメン
トが好ましいブリストルホルダがそれらの外面上で互い
に接触しないように取り付けることが有利である。この
目的のために、ブリストルホルダが存在する対応する取
り付けカップは、ホルダ部分内に備えられている。しか
しながら、ブリストルホルダは列内でビードのように打
たれ、ホルダ部分内の対応する溝にあるようにそれらの
間に間隔を備えているブリストルホルダが可能である。
この後者の開発の場合、取り付けカップは必要でない。
本発明の好ましい他の実施例は、制御部分の制御スロッ
トに係合し、制御ピンのブリストル出口と反対のブリス
トルホルダの側面上にその構成を提供し、この制御部分
はホルダ部分に関して回転するように移動可能である。
制御部分に関するホルダ部分の回転移動によって、ブリ
ストルホルダに関する制御スロットの相対位置は、制御
スロットの制御ピンの係合によって回転運動がホルダ部
分に関して固定されるブリストルホルダ上に課されるよ
うにシフトされる。この方法において、ブリストルの整
合は容易に変更され得る。この後者の開発において、ブ
リストルがブリストルホルダ内の束の中にあることが特
に有利である。さらにブリストルリングの本体から現れ
るためのウインドウはリングの内面上に設けられてい
る。それらはフレーム形状が好ましい。出口ウインドウ
のこの形状によって、一方でブリストルホルダの従属可
能な間隔が保証され、他方でウインドウの形状はブリス
トルの揺動運動用の停止部を形成し、その結果後者は、
スレッドの従属可能な引き込みが必要であるブリストル
の外側で揺動可能である。ブリストルホルダが互いに離
れている本発明の好ましい実施例に加えてそれらは本発
明の観点内にあるが、しかしながら、円筒形のブリスト
ルの円筒形の壁が互いに接触する変形例は好ましくな
い。特にこの開発は取り付けカップまたはそれと同等な
もののようなスペーサで分配される利点を有する。

【０００６】本発明の開発はスレッド収容装置が回転前
進を行うならば特に都合がよく、この回転前進は収容ド
ラム上にスレッドの回転部を置くスレッドの回転駆動装
置によって駆動され、スレッドの回転部の搬送がそれ自
身についてスレッドガイドの回転方向の反転時に記憶ド
ラム上に配置されたスレッドの回転部が常にヘッドサイ
ド端部に向かって搬送されるような方法で調整する。

【０００７】

【実施例】以下、本発明の２つの実施例を図面を参照し
ながら説明する。

【０００８】図１は、静止的に保持された収容ドラム３
を有するスレッド収容器である。このスレッドは回転ス
レッドフィーダー６によってスレッド収容ドラム上に巻
かれている。スレッドの回転部は、スレッド収容器内に
配置された搬送手段（図示せず）によってスレッドの取
り除き方向に段階的に搬送される。スレッドの転回部搬
送手段の搬送速度を調整する可能性によって、収容ドラ
ム３上の個々のスレッド転回部の距離を調整することが
できる。同時に、スレッドの前進はスレッドフィーダー
６の回転方向の変化時に、前進の方向が同じのままであ
るような方法で調整可能である。この点に関してスレッ
ドの回転の時計方向の走行部からの切り替えは、自動的
にまたは手動により行われる。この接続におけるブリス
トルの整合における変化は、手動により、または別の駆
動装置によって行われ、この場合、ホルダ部分１１及び
制御部分１２との間の回転変位は、例えば、サーボモー
タによって行われる。

【０００９】収容ドラム３のヘッドサイドにおいて、最
初に収容ドラムの円筒形の外面は半径方向内側に伸び、
この接続部において円錐台形面５を形成し、丸みを帯び
たまたは円筒形の面領域によって理解される。しかしな
がら、この面５は好ましくは内側に向いている。半径方
向に載置する他に整合されるブリストルリング１のブリ
ストル４が整合される面領域が乗ることがあることが基
本である。このブリストルリング１は、スレッド収容器
のハウジングに固定されたホルダ７に固定される。図示
した実施例において厳密に円錐台である収容ドラムの外
面上にそこを通ってスレッドＦが引っ張られる引っ張り
開口部８がある。引っ張り中、スレッドＦが収容ドラム
３に沿ってブリストルの下を巻き付けの方向に対応して
走行する。収容ドラムの面上にブリストル４を適用する
ことによって、ある程度のスレッドの制動が行われる。
制動はブリストルリング１の軸線方向の変位によって多
少強く調整されたブリストルの曲面によって調整するこ
とができる。リング本体１と収容器ドラムの外面との間
にスレッドを混乱なく引くための十分な空間がある。

【００１０】ブリストルリング１は低い、環状のホルダ
部分１１及びホルダ部分１１に関して回転変位を行うよ
うに取り付けられている上方の制御部分１２からなる。
ホルダ部分はその円周部全体にわたって、形状が円筒形
であり、その中にブリストルホルダ１０が収容されてい
る多数の取り付けカップ１３を備えている。ブリストル
がリングの内側に伸びている全体で７１のブリストルホ
ルダが設けられている。

【００１１】ほぼ円筒形のブリストルホルダ１０は半径
方向に突出しているブリストルの束を有する。ブリスト
ルの束９は複数の数十のブリストルからなり、ブリスト
ルホルダ１０内のほぼ中央部に配置されている。ブリス
トル出口４′の反対側で、ブリストルホルダ１０はブリ
ストルホルダ１０の中央には配置されないが、ブリスト
ルホルダの上方の１／４に配置される制御ピン１４を有
する。

【００１２】各ブリストルホルダ１０の下方の半分は取
り付けカップ１３内に回転可能に配置されている。取り
付けカップ１３はその円筒形の底部上に円錐形の底面を
有する。リングの内側に、ブリストルの束９がリングの
内側に伸びているフレーム形状の出口ウインドウ１６が
取り付けカップに関連している。ウインドウの幅はブリ
ストルの束９の直径よりも大きくブリストルの束の揺動
性は、このフレームによって制限される。

【００１３】制御ピンを受けるために、頂部のブリスト
ルホルダ１０上に伸びる制御部分は対応して展開する制
御スロット１０を有する。この制御スロット１５の幅は
ブリストルの整合を変化させるために各場合において、
制御ピンが制御スロットの一方の端部に作用することが
できるような大きさである。この作動はホルダ部分１１
及び制御部分１２が互いに関して回転するような方法で
起こる。この方法において、活動的な手動による調整の
可能性が確立される。もしブリストルホルダの揺動運動
及び制御部分１２及びホルダ部分１１の回転的な変位可
能性が、ブリストルの活動の作用の結果として回転運動
が制御ピン１４を介して制御部分１２に変換できるよう
に容易に移動可能であるならば、自動的な移行が可能で
ある。この制御部分１２はブリストルホルダ１０のヘッ
ド面上で摺動可能に載置する摺動面を形成する。

【００１４】この点において、ブリストル４の移行は他
の方向に走行するスレッドＦによって行われる。このよ
うに、スレッドの走行の方向と対向するように始めに整
合されたブリストルはスレッドの走行に整合する。ブリ
ストルの整合を手動で変化する場合において、他方で、
制御部分１２及びホルダ部分１１のみを互いに関して回
転する必要がある。この制御部分１２は制御部分１２内
のスロット１７を通り、ホルダ部分１１内にねじ込まれ
るネジ１８によって固定される。スロット１７によっ
て、２つのリングの回転可能なな変位可能性が確立され
る。制御部分１２及びホルダ部分１１の回転運動の停止
の制限は一方で制御スロット１５の幅によって確立され
るが他方で出口開口部１６の幅によって確立される。

【００１５】図８乃至図１０は供給装置として開発され
たスロット収容器の第２の実施例を示し、この実施例に
おいて本発明の第１の実施例で説明したようなブリスト
ルリング（図示せず）が提供される。

【００１６】供給装置は図８の一点鎖線で示すハウジン
グ１０１を有する。モーターハウジング１０２が前記ハ
ウジング内に挿入されかつ固定される。このモーターハ
ウジング１０２はモーターハウジング１０２を越えて連
続し、収容器ドラム１０４に集中するように突出する部
分とともに配置された駆動軸１０３の中央に当接してい
る。モーターハウジング１０２内に伸びている駆動軸部
分１０３′において、公知の方法で図示しないステータ
の内部で駆動軸１０３とともに回転するローターがキー
止めされている。駆動軸１０３は１方の方向または他方
の方向に回転することができるようになっている。

【００１７】スレッドガイド１０５は、回転可能なよう
に駆動軸１０３に接続される。スレッドガイドは鋭い角
度で傾斜して伸びる溝１０６を有し、この溝１０６は駆
動軸１０３の部分１０３′の中央に配置されたスレッド
ガイド溝１０７に連通している。

【００１８】スレッドガイド１０５の高さで、駆動軸１
０３は反摩擦軸受け１０９が配置される取り付け部分１
０８を形成する。反摩擦軸受け１０９は外側がスレッド
ガイド１０５まで伸びる支持ディスク１１０によって包
囲されている。この支持ディスク１１０はその周囲に磁
石１１１が配列され、それらは支持ディスク１１０が回
転しないようにスレッドガイドの他方上に対向するよう
に配置されている磁石１１２と協働する。駆動軸１０３
に対称的に、それと平行に配置され指示ディスク１１０
から支持バー１１３が伸びており、この支持バー１１３
は対で配置されており、収容器ドラム１０４のヘッド端
部に向かう方向に先端が向いており、それらは収容ドラ
ム１０４内に伸びる支持フレーム１１４を保持するため
に作用する。支持フレーム１１４をさらに保持するため
に駆動軸１０３の取り付け部分を取り囲む反摩擦軸受け
１１５が設けられている。この反摩擦軸受け１１５は支
持フレーム１１４内の中央キャビティ１１７内に伸びて
いる。

【００１９】この支持フレーム１１４はポット形の収容
ドラム１０４を回転しないように保持するために作用す
る。この目的のために、そのポットの底部１１８はネジ
１１９によって支持フレーム１１４に取り付けられてい
る。このポット底部１１８はラウンディング１２０を通
って駆動軸１０３の軸線に平行に伸びる外側の壁１２１
に出合う。スレッドガイド１０５の近傍で外側壁１２１
はスレッドＦ用の円錐形上に広がった移行部分１２２内
に連続している。移行部分に隣接して、駆動軸１０３に
平行に伸び、スレッドガイド１０５のカラー１０５′に
よって包囲される短い端部部分１２３がある。

【００２０】収容ドラム１０４の外壁１２１において等
間隔で円周方向に配置された長手方向を向いた８つの開
口部１２４があり、この開口部は対で配置されている支
持バー１１３に関して波形に配置されている。これらの
開口部１２４はホルダ１２８上に載置され、互いに平行
に配置されたアーム１２６に対応している。

【００２１】２つの取り付け部分１０８及び１１６の間
で駆動軸１０３は回転軸線Ｄに関して偏心的に配置され
る円形の円筒形外面を備えた部分１２７を有する。この
偏心軸は文字Ｅによって指定される。偏心部分１２７の
上に、制限された回転運動を行うように支持されたブッ
シング１２８があり、このブッシング１２８は反摩擦軸
受け１１５の方向に面している傾斜端部分１２９を有す
る。前記部分の傾斜した中央線Ｍは偏心軸線Ｅに交差す
る（図９参照）。この傾斜端部分１２９は反摩擦軸受け
１３０によって包囲され、反摩擦軸受け１３０は２つに
別れたホルダ１２５の中央キャビティ内に配置されてい
る。

【００２２】駆動軸１０３の収容器ドラムの側方前端部
から中央に配置された穴１３１が伸びている。その中で
円形の断面の作動ロッド１３２が長手方向に移動可能に
案内されるようになっている。その自由端部は作動ロッ
ドの１つの方向で、ポットの底部１１８の高さで伸びて
いるハンドル１３２′に当たっている。作動ロッド１３
２の外端は横断する方向に向いている結合ピン１３３に
当接する。この結合ピンは駆動軸１０３の偏心部分１２
７のスロット１３４を通過し、作動ロッド１３２の１方
の位置においてブッシング１２８内の弧状の自由空間内
に伸びている。この弧状の自由空間１３５は約１８０°
の回転角度に亙ってブッシング１２８の対応する端部の
側面から伸びている。この弧状の自由空間１３５は端部
ショルダ１３６，１３７によって制限される。このショ
ルダは結合ピン１３３の停止位置において偏心軸線Ｅが
２つの対向アーム１２６の揺動平面Ａ−Ａ内に存在する
ように配置される。

【００２３】弧状の自由空間１３５に隣接するように他
の補足的な自由空間１３８がある。その端部ショルダ１
３９，１４０は１８０°以下の角度で互いに離れてい
る。この場合において、１２０°の角度距離が選択され
る。端部ショルダ１３９，１４０は揺動平面Ａ−Ａの平
面に対して対称的である（図１０参照）。弧状の自由空
間１３５，１３８の領域の範囲内で、ブッシング１２８
は外側上で釣り合い重りＧを形成する。

【００２４】作動ロッド１３２は、交互に配置された２
つの自由空間１３５，１３８に対応して２つの位置で係
合することができる。この目的のために、交互に配置さ
れた２つの環状溝１４１及び１４２を有する。図８乃至
図９によれば、デタントボール１４３は環状溝１４１内
に伸びており、このボールはスタッドネジ１４４のばね
作用で配置されている。このネジは駆動軸１０３上に固
定されたリング１４５によって支持されている。外方ス
レッドを備えた駆動軸１０３の一端部分１４６に、リン
グ１４５をその位置に固定するナット１４７がねじ込ま
れている。リング１４５及びナット１４７の双方は支持
フレーム内のキャビティ１１７内に伸びている。

【００２５】圧縮バネ１４８が作動ロッド１３２の内端
に当接しており、それをヘッド端部の方向に押圧してい
る。しかしながら、圧縮バネ１４８の力はデタントボー
ル１４３のデタント力より小さく、作動ロッド１３２
は、そのときに選択された２つの位置に残るような力で
ある。

【００２６】操作は次のように行われる。

【００２７】この操作軸１０４が図１０に示すような矢
印ｘの方向に駆動されるならば、スレッドガイド１０３
によってスレッドＦは収容器ドラム１０４上に配置さ
れ、その周りを包囲する。それは最初に円錐台形の移行
部分１２２上を通過し、そこから外側の壁１２１上に来
る。同時に駆動軸１０３の回転によって、結合ピン１３
３はそれに沿って支持され、それは端部ショルダ１３７
に当たる。ブッシング１２８とホルダ１２５との間の取
り付け抵抗がブッシング１２８と駆動軸１０３との間の
摩擦抵抗より大きいからこれは可能である。図８及び図
９において、偏心軸線Ｅが上方及び下方アームが配置さ
れている揺動面Ａ−Ａの高さにある状態が示されてい
る。さらに偏心軸線Ｅが回転軸線Ｄの下に伸びているこ
とが図９から分かる。これは、上方アーム１２６が収容
部ドラム１０４内に配置され、スレッドの回転部の対応
する部分が外壁１２１上の隣接領域内にあることが分か
る。他方、偏心性によって、底部アーム１２６は外壁１
２１の周縁を越えて突出し、そこにあるスレッドの回転
部の部分を支持する。同時に、ブッシング１２８の傾斜
端部部分１２９によってアーム部分１２６は傾斜方向を
有することが図８から分かる。対応する傾斜角度はαと
して示され、端部部分１２９の傾斜角に対応する。駆動
軸１０３が１８０°回転するならば、偏心軸線Ｅは駆動
軸１０３の回転軸Ｄの位置に走行する。ブッシング１２
８の傾斜端部分１２９は１８０°だけ移行するから端部
分１２９は反対方向に傾斜して伸び、従って、それはア
ーム１２６を有するホルダ１２５と同様である。また傾
斜角度は角度αに対応する。このような場合において、
上方のアーム１２６は、収容器ドラム外壁上に伸び、下
方アームは収容器ドラム内に伸びている。下方アーム１
２６上に先に載ったスレッド回転部分は対応する領域の
収容器ドラム１０４によって支持され、上方アーム１２
６は収容ドラム１０４の上方領域内でスレッド回転部分
に当たる。ぐらぐらする運動と偏心性とともにヘッド端
部に向かう方向のスレッド回転部の搬送が得られる。

【００２８】スイング８の幅は回転軸線Ｄに関して偏心
軸線Ｅの偏心性ｕの量の２倍である。

【００２９】駆動軸３の回転方向の切り換えが起こるな
らば、駆動軸１０３は結合ピン１３３が他端のショルダ
１３６に当たるまでブッシング１２８の前方に前進す
る。この位置において、偏心軸線Ｅは駆動軸１０３の回
転軸線Ｄ上に伸びており、また上方及び下方のアーム１
２６を通って伸びている揺動面Ａ−Ａの平面内にある。
従って揺動の振幅Ｓはこの場合において偏心性が２倍大
きくなる。

【００３０】収容ドラム１０４上のスレッドの搬送の速
度が減少するならば、結合ピン１３３が弧状の自由空間
１３８と整合する位置に来るように作動ロッド１３２を
わずかに回転させるようにハンドル１３２′を把持する
必要がある。ある引っ張りが作動ロッド１３２上に作用
し、それによってデタントボール１４３によって作用さ
れるデタント力が克服される。圧縮ばね１４８はこの処
理を保持し、デタントボール１４３が他の環状溝１４２
内に伸びる位置に作動ロッドを移動させる。供給装置の
操作中、駆動軸は矢印ｘによって示す方向に回転し、結
合ピン１３３の結合端部は補足的な弧状の自由空間１３
８の端部ショルダ４０を打つ。この点において、ブッシ
ング１２８の傾斜端部部分１２９と偏心軸線Ｅとの間で
位相の変位が起こる。

【００３１】ブッシング１２８に関して９０°だけ偏心
軸線Ｅの変位が起こるならば、スイングの幅は実際には
ゼロである。この９０°を越えて回転するときに、ゼロ
位置を越えて９０°回転した後、それがその最大値を有
するまでスイングの幅が増大する。

【００３２】図示した例の代わりに、スイングの搬送に
おける変化が行われるように、他の補足的な弧状の自由
空間並びに作動バー１３２の対応するデタント位置が提
供される。

【００３３】スレッドの搬送の変化は支持体の傾斜の変
化から生じないから別のばねが支持体上に作用する必要
がない。前進の変化は駆動軸１０３の偏心的に配置され
た部分に関して傾斜端部分１２９の位相変位によって独
占的に行われる。

【００３４】変形例として、端部分上の傾斜位置にホル
ダーを配置する代わりに駆動軸上に後者の走行部を傾斜
させ、その上に偏心部材を配置する。

【００３５】駆動軸１０３の回転方向の変化とともに第
１の実施例で説明したようにばねの作用によって自動的
に、サーボモータによって電気的に、または磁石によっ
てブリストルの整合における変化が起こる。

【００３６】明細書、図面及び特許請求の範囲に開示さ
れた本発明の特徴は、個々に、あるいは本発明の実施の
ための所望の組み合わせにおいて重要である。開示され
たすべての特徴は本発明に重要である。また、対応する
添付した優先権証明書（前の出願のコピー）の完全な開
示は本発明の開示内に含まれる。

【図面の簡単な説明】

【図１】第１の実施例のブリストルのリングを有利スレ
ッド収容器を示す正面図である。

【図２】時計方向に整合した束状に結合されたブリスト
ル（部分を示す）のブリストルリングの正面図である。

【図３】ブリストルリングの側面図である。

【図４】ブリストルリングの正面図で見たブリストルの
反対側の整合を有する第２図と同様な正面図である。

【図５】ブリストルホルダの取り付けの断面図を有する
ブリストルリングの部分図である。

【図６】図５の線ＶＩ−ＶＩに沿って切った断面図であ
る。

【図７】ブリストルリングを通る断面図である。

【図８】ブリストルリングが示されていない第２のスレ
ッド収容器を通る断面図である。

【図９】結合ピンの１つの停止位置における取り付けカ
ップ、作動ホルダの領域のスレッド収容装置を通る大き
なスケールの長手方向の断面図である。

【図１０】図９の線ＩＩＩ−ＩＩＩに沿った断面図であ
る。

【符号の説明】

１ ブリストルリング ２ スレッド収容器 ３ 収容器ドラム ４ ブリストル ９ 束 １０ 円筒形のブリストルホルダ １１ 環状ホルダ部分 １２ 環状制御部分 １５ 制御スロット １０４ 収容器ドラム １２４ 開口部 １２６ アーム １２８ ブッシング

Claims (9)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 収容ドラム（３）の円錐台形の外面
   （５）上に適用するために半径方向以外の方向に配置さ
   れたブリストル（４）を有し、ブリストルリング（１）
   が備えられた収容ドラム（３）上に積層されたスレッド
   の巻つけ部を上側から取り除くための供給装置又は同様
   に開発されたスレッド収容器（２）において、 ブリストル（４）の整合を変化させる可能性を有するこ
   とを特徴とするスレッド収容器。
2. 【請求項２】 いくつかのブリストル（４）を束（９）
   に組み合わせるブリストルホルダ（１０）はブリストル
   のリングの本体内部に揺動可能に配置されていることを
   特徴とする請求項１に記載のスレッド収容器。
3. 【請求項３】 環状ホルダ部分（１１）及び環状制御部
   分（１２）からなるブリストルリング（１）はスレッド
   の引っ張りに平行になっているそれらの軸線の周りに揺
   動可能なように円筒形のブリストルホルダ（１０）を取
   り付けることを特徴とする請求項１または２項に記載の
   スレッド収容器。
4. 【請求項４】 ブリストルホルダ（１０）が互いに離れ
   ていることを特徴とする請求項１から３のいずれか１項
   に記載のスレッド収容器。
5. 【請求項５】 ブリストルホルダ（１０）用のホルダ部
   分（１１）内に備えられた取り付けカップ（１３）を特
   徴とする請求項１から４のいずれか１項に記載のスレッ
   ド収容器。
6. 【請求項６】 ブリストル出口（４′）と反対側のブリ
   ストルホルダ（１０）上に配置され、ホルダ部分（１
   １）に関して回転して変位可能な制御部分（１２）内の
   制御スロット（１５）に係合する制御ピン（１４）を特
   徴とする請求項１から５のいずれかに記載のスレッド収
   容器。
7. 【請求項７】 リングの内側上のブリストル（４）用の
   フレーム状の出口ウインドウ（１６）を特徴とする請求
   項１から６のいずれかに記載のスレッド収容器。
8. 【請求項８】 外側の壁の側部開口部（１２４）内に配
   置され、ヘッドサイド端部に向かって適用されるスレッ
   ドの回転部の搬送のために作用するアーム（１２４）が
   収容ドラム（１０４）に関連し、前記アームは収容器本
   体のヘッド端部に向かうスレッドガイド搬送の回転の方
   向に無関係に起こるように偏心して傾斜する駆動軸
   （Ｄ）上に配置される支持体（１２５）上に載置してお
   り、スレッドガイド（１０５）の回転の方向に適応する
   ための変位がスレッドガイド駆動軸（１０３）の駆動力
   から自動的に生じることを特徴とする請求項１項から７
   項のいずれかに記載のスレッド収容器。
9. 【請求項９】 駆動軸（１０３）の偏心部分（１２７）
   上にドラムの軸線に対して鋭い角度で傾斜するホルダ
   （１２５）を取り付けるブッシング（１２８）が提供さ
   れ、それは約１８０°以上に亙って伸びる弧状の自由空
   間（１３５）を有し、その空間においてブッシング（１
   ２８）に対して駆動軸（１０３）の回転運動の伝達用の
   結合ピンは、結合ピン（１３３）が弧状の自由空間（１
   ３５）の対応する端部ショルダ（１３６，１３７）に対
   する停止部によってブッシング（１２８）を駆動するよ
   うに伸びていることを特徴とする請求項８に記載のスレ
   ッド収容部。