JPH05200774A - テクニカル装置 - Google Patents

テクニカル装置

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JPH05200774A
JPH05200774A JP4122093A JP12209392A JPH05200774A JP H05200774 A JPH05200774 A JP H05200774A JP 4122093 A JP4122093 A JP 4122093A JP 12209392 A JP12209392 A JP 12209392A JP H05200774 A JPH05200774 A JP H05200774A
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JP
Japan
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technical device
plate
carrier
injection molding
carrier plate
Prior art date
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Pending
Application number
JP4122093A
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English (en)
Inventor
Hans Gumbert
グンベルト ハンス
Norbert Kunze
クンゼ ノルベルト
Georg Weber
ヴェーバー ゲオルク
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Koninklijke Philips NV
Original Assignee
Philips Gloeilampenfabrieken NV
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Filing date
Publication date
Application filed by Philips Gloeilampenfabrieken NV filed Critical Philips Gloeilampenfabrieken NV
Publication of JPH05200774A publication Critical patent/JPH05200774A/ja
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    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
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    • B29C45/16Making multilayered or multicoloured articles
    • B29C45/1671Making multilayered or multicoloured articles with an insert
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
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  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
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  • General Details Of Gearings (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 後に相互に機能する作用連結可能になるよう
相互に調和させて機能部分を射出成形し、他の組み合わ
せ作業を不要にしたドライブ装置等に使用するテクニカ
ル装置を得る。 【構成】 金属製のキャリヤプレート1に対して合成樹
脂製の可動機能部分5,7を射出成形プロセスにより個別
に形成し、各部分を少なくとも1個の孔3,4 の領域で、
プレートの両側の表面1c,1d における保持ピース5a,5b,
7,7c相互を保持ピースに一体の連結ブリッジ5d,7b によ
り孔を通して連結することによりプレート1に保持し、
孔の端縁3a,4a をカバーする合成樹脂の保持ピースの部
分によって、後に機能部分の機械的変形を加えて生ずる
クリアランスを有してカバーされるプレート部分を包囲
し、形成後に機能部分5,7 を移動して相互掛合状態に
し、多重可動駆動ユニットをなす構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、テクニカル装置、特
に、情報キャリヤ例えば、磁気テープ又はディスクを移
動するための電気機械作動ギヤにおいて、金属で形成し
たキャリヤプレートを具え、このキャリヤプレートに対
して合成樹脂製の可動機能部分を射出成形プロセス(ア
ウトサート成形)により形成し、前記部分の各々を少な
くとも1個の孔の領域で、プレートの両側の表面におい
て合成樹脂で形成した保持ピースによりプレートに保持
し、これら保持ピースを保持ピースに一体の合成樹脂連
結ブリッジにより孔を通して相互連結するとともに、孔
の端縁をカバーする合成樹脂の保持ピースの部分により
クリアランスを有してカバーされるプレート部分を包囲
し、このクリアランスは機能部分の機械的変形により生
ずるようにしまた平面軸受の可動性に対応するようにし
たテクニカル装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】このようなテクニカル装置は例えば、ヨ
ーロッパ特許公開第392600号に記載されている。プラス
チック射出成形プロセス(アウトサート成形プロセス)
においては、機能部分を金属プレートに形成し、各部分
を合成樹脂の保持ピースにより少なくとも一方のプレー
ト孔の領域で両側のプレート側面に保持し、これらピー
スはこれらピースに一体の合成樹脂連結ブリッジにより
孔を通して相互連結する。ブリッジが丸いときには、単
独のブリッジ連結の場合、射出成形後に機能部分が回転
する可能性がある。しかし、この回転には困難が伴い、
僅かにしか生ずることができない。ヨーロッパ特許公開
第392600号には、どのようにしてこのような連結を可動
にし、平面軸受特性を得るようにするかが記載されてい
る。このことは、孔端縁をカバーする合成樹脂の保持ピ
ースの部分によりカバーされるプレート部分をクリアラ
ンスを持って包囲し、このクリアランスは部分のその後
の機械的変形により得ることができ、平面軸受の運動可
能性に対応する。このクリアランスはその後の変形によ
って得る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】特開昭62-162272 号に
は、射出成形後に調整して互いに掛合させられるように
した2個の別個の射出成形機能部分が記載されている。
しかし、掛合させた後に得られる機能は、静的なもので
しかない。
【0004】従って、本発明の目的は、簡単な組み合わ
せ動作によって回転及び並進移動するようになる射出成
形機能部分を有する上述の種類のテクニカル装置を得る
にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
め、本発明テクニカル装置は、プレートに対して別個に
形成し、形成後に移動可能になる数個の機能部分によ
り、相互掛合状態にされた後に多重可動駆動ユニットを
なす構成としたことを特徴とする。
【0006】機能部分は、後に相互に機能する作用連結
可能になるよう相互に調和させて射出成形するとき、他
の組み合わせ作業は不要になる。
【0007】本発明の好適な実施例においては、一方の
機能部分はラックを形成したスライドとし、他方の機能
部分をピニオンとし、ピニオンの側方に形成したスライ
ドをピニオンの動作範囲にシフトするときラックアンド
ピニオン装置をなす構成とする。ラックとして構成した
機能部分のための孔は、射出成形プロセス中にピニオン
とラックが互いに接触しないような長さにすることのみ
が必要である。ラック及びピニオンに対して変形操作を
加えた後にラックをピニオンの範囲にシフトするとき、
このラックアンドピニオンが、手で取り付けたラックア
ンドピニオン駆動装置と同様にして装置に収容できるド
ライブ装置を形成する。
【0008】更に、本発明の他の好適な実施例において
は、スライドとして構成した機能部分、及びレバーアー
ムを有するレバーとして構成した機能部分を、レバーア
ームのキャリヤピンをスライドのキャリヤ溝孔内にスナ
ップ嵌合させて相互連結し、レバーリンク機構をなす構
成とする。2個の機能部分は合成樹脂により射出成形す
るため、レバーアームは弾性変形することができる。こ
のことは、変形操作を加えた後に別個に射出成形した部
分のキャリヤピンをスライドにスナップ嵌合させ、従っ
て、レバーリンク機構を形成することができることを意
味する。
【0009】更に、本発明の第3の実施例においては、
数個の機能部分は、キャリヤプレートを通して運動を伝
達する設計とし、互いに上下に或る距離離して層状に配
置し、機能部分を担持する少なくとも2個のプレートの
各々の機能部分を、キャリヤプレート間の他方のキャリ
ヤプレートの機能部分に力伝達掛合させる。個別のキャ
リヤプレートを個別に射出成形し、次に互いに重ね合わ
せ、層構造において伝達を生ずるようにする。複数個の
層により極めて限定された空間内で複雑な伝達装置を形
成することができるようになり、個別のギヤホイールを
取り付ける必要なく、単に合成樹脂射出成形プロセスに
より生ずるプレートを互いに重ね合わせるだけでよい。
【0010】本発明の第3の実施例の変更例としては、
キャリヤプレート間の距離を維持する前記スペーサ部材
を設け、これらスペーサ部材の各々をキャリヤプレート
に対してそれぞれ射出成形し、それぞれ他方のプレート
にスナップ嵌合するよう構成した不動固定手段を形成
し、前記固定手段は、他方のキャリヤプレートのスリー
ブにスナップ嵌合し、スリーブは他方のキャリヤプレー
トに対して不動に射出成形する。本発明の第3の実施例
の更に他の変更例においては、少なくともキャリヤプレ
ート間に位置する機能部分を、外部から伝達される回転
駆動運動を変換し、回転駆動運動として再び外部に伝達
するギヤ伝達装置をなすギヤとして構成する。スペーサ
部材自体は、キャリヤプレートの構成部材であり、プレ
ートを互いに結合するとき所定のプレート間隔を維持し
てプレートを互いにロックする。
【0011】本発明の更に他の実施例においては、孔を
射出成形中にカバー部分のうちの一方に形成し、この孔
をキャリヤプレートの孔に整列させ、数個の機能部分が
互いに掛合するようにした場合、互いに整列した孔を有
するキャリヤプレートを互いに結合するとき、歯がうま
く噛合するようカバー部分及びキャリヤプレートにおけ
る整列した孔を設ける。組み立て中に互いに整列した孔
内に心決めピンを挿入すると、すべてのギヤは、組み立
て時に適正な位置をとり、従って、プレートは実質的に
目をつぶっていても互いに結合することができる。この
ようにして、プレートの相対取付は完全に自動的に行う
ことができるようになる。運動を容易にするためには、
多くの軸受には潤滑剤を付加する。この潤滑剤は潤滑ニ
ップルを通して自動的に行うか、又は手作業で行う。こ
の点に関して作業ステップを節約するため、カバー部分
間で連結ブリッジの領域にキャリヤプレートの端縁に向
かって潤滑ライニングを設け、この潤滑ライニングは、
成形体内で射出成形プロセス中に設ける。従って、潤滑
ライニングは射出成形後には既に存在しており、変形操
作後に潤滑機能を行うようにすることができる。
【0012】本発明の他の好適な実施例においては、軸
受ブッシュを射出成形プロセス中に成形体に設け、射出
成形中に連結ブリッジにブッシュを結合してこの連結ブ
リッジを包囲する構成とする。この実施例の変更例とし
ては、 軸受材料を射出成形中に成形体に設け、この軸
受材料を射出成形中に連結ブリッジに結合し、この連結
ブリッジを包囲する構成とする。この場合、可動のブリ
ッジとともに軸受ブッシュは、キャリヤプレートの孔の
端縁で走行する。
【0013】本発明の更に他の実施例として、軸受ブッ
シュ又は軸受材料を射出成形プロセス中に成形体内に設
け、スリーブを射出成形してこの軸受ブッシュ又は軸受
材料をスリーブ内に不動にし、前記スリーブをキャリヤ
プレートの孔内に射出成形することも射出成形技術で可
能である。この場合、ブッシュを回転しないよう孔内に
固定する。この実施例の変更例としては、前記軸受ブッ
シュの内側作用面に潤滑溝を設け、射出成形プロセス中
に軸受材料の作用面に前記潤滑溝を射出成形する。軸受
潤滑はこのことによって簡単に行うことができる。
【0014】
【実施例】次に、図面につき本発明の好適な実施例を示
す。
【0015】図1の(a)には、金属製のキャリヤプレ
ート1の一部と、この部分に射出成形プロセス(アウト
サート成形)により合成樹脂で形成した機能部分を示
す。キャリヤプレート1には溝孔3を設け、この溝孔3
に対してスライド5を射出成形技術により合成樹脂で射
出成形する。歯7aを有するピニオンをスライド5及び溝
孔3に隣接させて射出成形し、ピニオンをスライド5の
歯5cに噛み合うことができるようにする。図1の(b)
は図1の(a)のIB-IB 線上の断面を示す。ピニオン7
及びスライド5は係合しているように見えるが、両者は
前後に互いに離れている。スライド5は保持ピース5a,5
b により溝孔3の端縁3aの周りを把持する。溝孔3を貫
通する連結ブリッジ5dによりスライド5の上側及び下側
の保持ピース5a,5b を相互に連結する。これと同様に構
成したピニオン7に連結ブリッジ7bを設け、この連結ブ
リッジを端縁4aを有する丸い孔4に貫通させる。ピニオ
ン7は端縁4aの上方でプレートの上側面1cに位置する。
プレートの下側面1dにおいてカラー7cをブリッジ7bに設
け、このカラーがピニオン7及びブリッジ7bとともに端
縁4aを包囲する。
【0016】射出成形直後の状態では、機能部分5、7
は移動することが困難である。従って、2個の機能部分
5、7はヨーロッパ特許公開第392600号によりプレート
の両側から変形させることにより移動することができる
ようになる。このようにしてスライド5を右方に移動さ
せると、歯5c、7aは互いに係合する。ピニオン7が軸9
の周りに回転するとき、スライド5はピニオン7により
双頭矢印11aで示す両側の方向に移動することができ
る。このようにして、単に一回の射出成形作業及びそれ
に続く変形操作によりラックアンドピニオン伝達を生す
る。
【0017】図2(a)〜(d)には、合成樹脂を射出
成形技術でレバーリンク機構を形成する方法を示し、こ
のレバーリンク機構の各部分は、それぞれ一回の射出成
形作業で形成する。レバーリンク機構は、横方向溝孔15
に設けたスライド13と、レバーアーム19を有するレバー
17とを有する。レバーアーム19にはキャリヤピン21を設
ける。
【0018】スライド13及びレバー17は、合成樹脂で射
出成形技術(アウトサート成形)により一回の作業で順
次にキャリヤプレート1に射出成形する。図2の(a)
のIIB-IIB 上の断面を示す図2の(b)から、射出成形
後に、スライド13が、合成樹脂保持ピース13a,13b によ
り溝孔3の端縁3aをカバーすることが分かる。同様に、
合成樹脂保持ピース17a,17b が、レバー17の連結ブリッ
ジ17cが貫通する円形の孔20の端縁19aをカバーする。
連結ブリッジは保持ピース17a,17b を連結し、レバーを
キャリヤプレート1に保持する。更に、連結ブリッジ17
cによりレバー17を軸22に連結する。この技術に関連す
る詳細は、ヨーロッパ特許公開第392600号に記載されて
いる。
【0019】それぞれプレートの両側の側面1a、1cから
変形を加えることにより、スライド13及びレバー17を溝
孔3及び孔21内で摺動及び回転することができるように
した後、レバーアーム19を図2の(a)及び(b)に示
す位置から時計方向に回動させ、この回動中にピン21を
有するレバーアーム19を上方に曲げる。この回動は、キ
ャリヤピン21がスライド3の溝孔15に進入するまで継続
させる。初めに一回の作業でキャリヤプレートに射出成
形したレバーリンク機構は、このとき、動作する準備が
でき、レバーアーム21はスライド13を双頭矢印25で示す
両方向に移動させることができるようになる(図2の
(c)の平面図及び図2の(d)の断面図参照)。
【0020】図3には、テクニカル(操作)装置の第3
の実施例を示し、この実施例は、例えば、極めて円滑に
移動するクロックワークドライブの用途に好適である。
2個のキャリヤプレート1a、1bを設け、これらキャリヤ
プレートは互いに独立に製造する。スピンドル27a及び
29aを有するギヤ27、29をプレート1aに射出成形し、ス
ピンドル27a及び29aはプレート1aの上側面30から他方
のプレート側面31まで円形の孔27c及び29cに貫通さ
せ、連結ブリッジ27b及び29bを生ずるようにする。保
持フランジ27d及び29dはギヤ27及び29とともに孔の端
縁を包囲し、ギヤを保持する。
【0021】第2キャリヤプレート1bにより、大きいギ
ヤリム33a及び小さいギヤリム33bを有するダブルギヤ
33を支持する。フランジ33eに一体のブリッジ33dをキ
ャリヤプレート1bの孔33cに貫通させる。キャリヤプレ
ート1a及び1bに対して別個に射出成形した機能部分をプ
レートの両側の側面から変形させた後、プレート1a及び
1bを互いに平行にサンドイッチ状に重ね合わせ、ギヤを
噛合させる。ギヤの伝達は例えば、駆動スピンドル27a
及び駆動スピンドル29aにより生ずる。代案として、中
間ギヤ33をドライブに連結するか、駆動スピンドル33h
をドライブに連結することもできる。
【0022】このような伝達はフラットであり、極めて
円滑に稼働することができる。この組立は容易であり、
クロックワーク又はスイッチギヤとして使用することが
でき、更に、伝達ギヤ装置としても使用することができ
る。
【0023】キャリヤプレート1a、1b間の間隔を正確に
規定するため、互いに掛合するスペーサ部材35a、35b
を設ける。スペーサ部材35aは、例えば、プレートキャ
リヤ1aの孔35dに貫通し、フランジ35eとともに孔の端
縁を包囲するブッシュ35cにより構成する。このブッシ
ュは、プレート1aが回転しないように保持する。他のス
ペーサ部材35bは、フランジ35fとともに孔35gの端縁
を包囲し、これらフランジは連結ブリッジ35hによりプ
レートを貫通して相互連結する。スペーサ部材35bにロ
ックピン35iを担持し、このロックピン35iはブッシュ
35cに突入することができるようにする。ピンの遊端の
戻り止めフック35kによりフランジ35eのロック表面35
lを把持する。スペーサ部材35bの接触表面35mとブッ
シュ35cの端面35nとの間の高さが正確に規定されてい
れば、プレートを互いに組み合わせたとき、プレート1
a、1b間に正確な間隔が得られる。スペーサ部材は、プ
レート相互を結合した後に両プレートを所定の間隔に維
持する。この組立体は構成が簡単であり、信頼性が高
い。
【0024】図4の(a)及び(b)は、図3の駆動装
置の組立体をどのように製造するかを示す。例えば、ギ
ヤ27及びその付随部分を射出成形する間に、ギヤの軸線
方向に平行でプレート1aの孔39に整列した孔37をギヤに
開けた状態に維持する。ギヤを回転することができるよ
うにするギヤのその後の組立中に、このように整列した
孔構造37/39をすべてのギヤ又はすべての回転部分に設
けるとき、また保持ピン41(図4の(b)に破線で示
す)を組立中に孔に挿入するとき、プレート1a、1bを図
3に示すように組み合わせ状態に移動すると、孔37、39
の正確な位置に互いに正確に噛合連結することができ
る。このような組み立てによれば、図3のギヤ伝達を誤
差なしに取り付けることができる。図3による伝達の軸
受の摺動特性をその後の付加潤滑作業を必要としないで
改善するためには、潤滑ライニング43を連結ブリッジ27
b領域のフランジ27dに設ける。この潤滑ライニングは
変形操作中に破断でき、これにより潤滑剤を軸受表面に
放出することができる。
【0025】摺動特性の改善は、摺動部分の射出成形に
より行うこともできる。これら摺動部分は機能部分の対
応ブリッジ、又はキャリヤプレートの孔の端縁に連結す
ることができる。図5には、軸受ブッシュ又は軸受材料
を導入することによって、摺動自在の材料を成形体に設
けることができる実施例を示す。この実施例はアウトサ
ート軸受成形技術に適用できる。キャリヤプレート1に
は、機能部分47のブリッジ47aが貫通する円形の孔45を
設ける。保持ピース47b及び47cにより孔45の端縁の周
りを把持する。キャリヤプレート1のアウトサート成形
の前に、軸受ブッシュ又は軸受材料51を、孔45の端縁49
の近傍で射出成形工具に挿入する。ブッシュには、例え
ば、内側溝51aを設ける。射出成形中、ブリッジ47aの
材料は軸受材料51に結合する。このようにして、改善し
た軸受が得られ、変形操作後に円滑に稼働するようにな
る。
【0026】図6には、キャリヤプレート1に、フラン
ジ53a、53bにより孔端縁49を包囲するスリーブ53を設
けた実施例を示す。軸受ブッシュ55をスリーブ53に射出
成形する。軸受ブッシュの外側突出部57をスリーブ53内
に進入させて固定する。軸受ブッシュ55の内面に両方向
に延びる潤滑溝59を設けるとき、空気軸受の溝として螺
旋状に構成したこれら溝は、潤滑溝又は軸受ブッシュ55
内に導入する軸61のための空気軸受として作用すること
ができる。
【0027】図7には、図3の実施例のようにスペーサ
部材35a、35bにより相互連結した2個のキャリヤプレ
ート1a、1bを示す。スリーブ65a、65bをプレート1a、
1bの孔63a、63bに設ける。接触ブッシュ67a、67bを
これら軸受スリーブ65a、65b内に射出成形により設け
るか、又はスリーブ内に打ち込む。接触ブッシュ67a、
67bの互いに対向する端面69a、69bは、対応のプレー
ト1a、1bに対して正確に規定した距離を有するようにす
る。軸73を有する駆動ホイール71を接触ブッシュ67a、
67bのうちの一方に導入した後にプレート1a、1bを互い
に重ね合わせるとき、端面69a、69bは駆動ホイール71
を図示しない他の駆動ホイールに対して正確な距離に整
列させる。
【図面の簡単な説明】
【図1】合成樹脂で射出成形によりそれぞれ一回の作業
で形成した数個の構成部材により構成したラックアンド
ピニオンとして作用する伝達装置の線図的説明図であ
り、(a)は平面図、(b)は(a)のIB-IB 線上の断
面図、(c)はラックアンドピニオンとして互いに噛合
した状態を示す(a)と同様の平面図である。
【図2】合成樹脂で射出成形によりそれぞれ一回の作業
で形成したレバー機構の線図的説明図であり、(a)は
製造直後の状態の平面図、(b)は(a)のIIB-IIB 線
上の断面図、(c)はレバーによりスライドを駆動する
レバー機構の状態を示す平面図、(d)は(c)のIID-
IID 線上の断面図である。
【図3】金属−プラスチック成形プロセスにより形成し
た多層構造のギヤ伝達装置の線図的縦断面図である。
【図4】射出成形技術により形成した取付及び射出潤滑
の方法を示す線図的説明図であり、(a)は平面図、
(b)は(a)のIVB-IVB 線上の断面図である。
【図5】潤滑ニップルを有する射出平面軸受の縦断面図
である。
【図6】空気軸受溝を有する射出平面軸受及び潤滑ニッ
プルの縦断面図である。
【図7】2個の金属キャリヤプレート間にホイール軸受
を設けた実施例の縦断面図である。
【符号の説明】
1,1a,1b キャリヤプレート1 3 溝孔 3a 溝孔の端縁 4 孔 4a 孔の端縁 5 スライド 5a,5b 保持ピース 5c 歯 5d 連結ブリッジ 7 ピニオン 7a 歯 7b 連結ブリッジ 7c カラー 9 軸 13 スライド 15 横方向溝孔 17 レバー 19 レバーアーム 21 キャリヤピン 22 軸 27,29 ギヤ 27a,29a スピンドル 27b,29b 連結ブリッジ 27c,29c 孔 27d,29d 保持フランジ 33 ダブルギヤ 33a 大きいギヤリム 33b 小さいギヤリム 33c 孔 33d ブリッジ 33e フランジ 33h 駆動スピンドル 35a,35b スペーサ部材 35c ブッシュ 35d,35g 孔 35e,35f フランジ 35h 連結ブリッジ 35i ロックピン 35k 戻り止めフック 35l ロック表面 35m 接触表面 35n 端面 37,39 孔 41 保持ピン 43 潤滑ライニング 45 孔 47a ブリッジ 47b,47c 保持ピース 49 孔の端縁 51 軸受ブッシュ 51a 内側溝 53 スリーブ 53a,53b フランジ 55 ブッシュ 57 外側突出部 59 潤滑溝 61 軸 63a,63b 孔 65a,65b 軸受スリーブ 67a,67b 接触ブッシュ 69a,69b 端面 71 駆動ホイール 73 軸
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ノルベルト クンゼ ドイツ連邦共和国 6332 エーリングスハ ウゼン モーツアルトシュトラーセ 7 (72)発明者 ゲオルク ヴェーバー ドイツ連邦共和国 3554 ローラ−ヴァイ ポルツハウゼン ハウプトシュトラーセ 33

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】テクニカル装置、特に、情報キャリヤ例え
    ば、磁気テープ又はディスクを移動するための電気機械
    作動ギヤにおいて、金属で形成したキャリヤプレート
    (1) を具え、このキャリヤプレートに対して合成樹脂製
    の可動機能部分(5,7,13,17,27,29,33,47) を射出成形プ
    ロセス(アウトサート成形)により形成し、前記部分の
    各々を少なくとも1個の孔(3,4,21,27b,29b,33c,45) の
    領域で、プレートの両側の表面(1c,1d) において合成樹
    脂で形成した保持ピース(5a,5b,7,7c,13a,13b,27b,27d,
    29,29d,33a,33e,47b,47c) によりプレートに保持し、こ
    れら保持ピースを保持ピースに一体の合成樹脂連結ブリ
    ッジ(5d,7b,13d,21,27b,29b,33d,47a,49)により孔を通
    して相互連結するとともに、孔の端縁(3a,4a,19a,27c,2
    9c,33f,49)をカバーする合成樹脂の保持ピースの部分に
    よりクリアランスを有してカバーされるプレート部分を
    包囲し、このクリアランスは機能部分の機械的変形によ
    り生ずるようにしまた平面軸受の可動性に対応するよう
    にしたテクニカル装置において、プレート(1) に対して
    別個に形成し、形成後に移動可能になる数個の機能部分
    (5,7,13,17,27,29,33)により、相互掛合状態にされた後
    に多重可動駆動ユニットをなす構成としたことを特徴と
    するテクニカル装置。
  2. 【請求項2】一方の機能部分はラックを形成したスライ
    ド(5) とし、他方の機能部分をピニオン(7) とし、ピニ
    オン(7) の側方に形成したスライド(5) をピニオン(7)
    の動作範囲にシフトするときラックアンドピニオン装置
    をなす構成とした請求項1記載のテクニカル装置。
  3. 【請求項3】スライド(13)として構成した機能部分、及
    びレバーアーム(19)を有するレバー(17)として構成した
    機能部分を、レバーアーム(19)のキャリヤピン(21)をス
    ライド(13)のキャリヤ溝孔(15)内にスナップ嵌合させて
    相互連結し、レバーリンク機構をなす構成とした請求項
    1記載のテクニカル装置。
  4. 【請求項4】数個の機能部分(27,29,33)は、キャリヤプ
    レートを通して運動を伝達する設計とし、互いに上下に
    或る距離離して層状に配置し、機能部分を担持する少な
    くとも2個のプレート(1a,1b) の各々の機能部分(27,2
    9,33)を、キャリヤプレート間の他方のキャリヤプレー
    ト(1a,1b) の機能部分(27,29,33)に力伝達掛合させた請
    求項1記載のテクニカル装置。
  5. 【請求項5】キャリヤプレート(1a,1b) 間の距離を維持
    する前記スペーサ部材(35a,35b) を設け、これらスペー
    サ部材(35a,35b) の各々をキャリヤプレート(1a,1b) に
    対してそれぞれ射出成形し、それぞれ他方のプレート(1
    a,1b) にスナップ嵌合するよう構成した不動固定手段(3
    5c〜35n)を形成した請求項1又は4に記載のテクニカル
    装置。
  6. 【請求項6】前記固定手段は、他方のキャリヤプレート
    のスリーブ(35c) にスナップ嵌合し、スリーブ(35)は他
    方のキャリヤプレートに対して不動に射出成形した請求
    項5記載のテクニカル装置。
  7. 【請求項7】少なくともキャリヤプレート(1a,1c) 間に
    位置する機能部分(27,29,33)を、外部から伝達される回
    転駆動運動を変換し、回転駆動運動として再び外部に伝
    達するギヤ伝達装置をなすギヤとして構成した請求項1
    乃至6のうちのいずれか一項に記載のテクニカル装置。
  8. 【請求項8】孔(37)を射出成形中にカバー部分のうちの
    一方に形成し、この孔をキャリヤプレートの孔(39)に整
    列させ、数個の機能部分(27,29,33)が互いに掛合するよ
    うにした場合、互いに整列した孔(37,39) を有するキャ
    リヤプレート(1a,1b) を互いに結合するとき、歯がうま
    く噛合するようカバー部分及びキャリヤプレートにおけ
    る整列した孔(37,39) を設けた請求項1乃至7のうちの
    いずれか一項に記載のテクニカル装置。
  9. 【請求項9】潤滑ライニング(43)を、連結ブリッジ(27
    b) の領域でカバー部分間にキャリヤプレート(1a)の端
    縁(27c) に向けて形成した請求項1乃至8のうちのいず
    れか一項に記載のテクニカル装置。
  10. 【請求項10】前記潤滑ライニングを、射出成形プロセ
    ス中に成形体に設けた請求項9記載のテクニカル装置。
  11. 【請求項11】軸受ブッシュ(55)を射出成形プロセス中
    に成形体に設け、射出成形中に連結ブリッジ(47a) にブ
    ッシュを結合してこの連結ブリッジを包囲する構成とし
    た請求項1乃至10のうちのいずれか一項に記載のテクニ
    カル装置。
  12. 【請求項12】軸受材料を射出成形中に成形体に設け、
    この軸受材料を射出成形中に連結ブリッジに結合し、こ
    の連結ブリッジを包囲する構成とした請求項1乃至10の
    うちのいずれか一項に記載のテクニカル装置。
  13. 【請求項13】軸受ブッシュ(55)又は軸受材料を射出成
    形プロセス中に成形体内に設け、スリーブ(53)を射出成
    形してこの軸受ブッシュ又は軸受材料をスリーブ内に不
    動にし、前記スリーブをキャリヤプレート(1) の孔内に
    射出成形した請求項1乃至10のうちのいずれか一項に記
    載のテクニカル装置。
  14. 【請求項14】前記軸受ブッシュ(55)の内側作用面に潤
    滑溝(59)を設けた請求項13記載のテクニカル装置。
  15. 【請求項15】射出成形プロセス中に軸受材料の作用面
    に前記潤滑溝(59)を射出成形した請求項13記載のテクニ
    カル装置。
JP4122093A 1991-05-17 1992-05-14 テクニカル装置 Pending JPH05200774A (ja)

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