JPH0520031Y2 - - Google Patents

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JPH0520031Y2
JPH0520031Y2 JP13425087U JP13425087U JPH0520031Y2 JP H0520031 Y2 JPH0520031 Y2 JP H0520031Y2 JP 13425087 U JP13425087 U JP 13425087U JP 13425087 U JP13425087 U JP 13425087U JP H0520031 Y2 JPH0520031 Y2 JP H0520031Y2
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telephone
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handset
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、例えば車載用電話機のように電話機
本体に送受話器を固定するための凸部を有する電
話機に関するものである。
(従来の技術) 従来、このような分野の技術としては、第2図
〜第4図に示すようなものがあつた。以下、その
構成を図を用いて説明する。
第2図は従来の電話機の一構成例を示す断面
図、第3図は従来の他の電話機の電話機本体を示
す斜視図、及び第4図は第3図の要部断面図であ
る。
第2図において、この電話機は例えば車載用電
話機として使用されるものであり、電話機本体1
と送受話器2を有している。送受話器2の先端部
には、電話機が動揺しても送受話器2が電話機本
体1から外れないように固定するための凹部3が
設けられている。
一方、電話機本体1の前記送受話器2の凹部3
に対応した箇所には凸部4が設けられており、こ
の凸部4が凹部3に嵌合することにより送受話器
2は電話機本体1に固定される。凸部4の下側の
内側面5は、凸部4を形成するために一点鎖線A
で示す凸部4の先端面より凹んだ形状を成してい
る。
ところが、電話機本体1は一般にプラスチツク
等の成形により作られるので、前記凸部4より凹
んだ内側面5を一体構造として成形すると共にこ
れを成形型から抜くためには、成形型を特殊かつ
複雑な構造としなければならない。そのため、電
話機本体1の成形が困難になると共に、多大な工
数を要するという不都合があつた。
前記不都合を解決するために、一般的に第3図
及び第4図に示すような電話機本体の構造が採用
されている。
第3図及び第4図において、この電話機は、前
記送受話器2の凹部3に嵌合する凸部6を電話機
本体7と一体構造とせずに、別部品として製作す
るようにしたものである。別部品として作られた
凸部6には嵌合部6−1が設けられ、この嵌合部
6−1に係止穴6−2が形成されている。
また、電話機本体7には前記嵌合部6−1に対
応して嵌合穴7−1が設けられ、この嵌合穴7−
1の内部には前記係止穴6−2に対応して係止爪
7−2が設けられている。このように構成された
電話機本体7の嵌合穴7−1に前記凸部6の嵌合
部6−1を挿入すれば、係止爪7−2が係止穴6
−2に係止し、凸部6は電話機本体7に固定され
る。
以上の電話機においては、凸部6を電話機本体
7とは別部品としたので、電話機本体7を成形す
るに際し特殊かつ複雑な成形型を用いる必要がな
い。したがつて、電話機本体7の製造が容易にな
り、その製造工数を大幅に削減できるという利点
がある。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながら、上記構成の電話機においては次
のような問題点があつた。
(1) 凸部6と電話機本体7が一体構造でなく、し
かもこれらの嵌合箇所が外部から目立つ位置に
あるため、外観上見苦しくなるおそれがあつ
た。また、デザイン上の制約を受けるという問
題もあつた。
(2) 送受話器2を電話機本体7から着脱する際
に、凸部6には送受話器2からの力が作用す
る。ところが凸部6は電話機本体7と一体構造
でないために、嵌合部6−1と嵌合穴7−1の
嵌合箇所に緩みを生じ、送受話器2の固定が不
安定になるおそれがあつた。甚だしい場合には
凸部6が電話機本体7から外れてしまい、送受
話器2を損傷することもあつた。また、送受話
器の着脱の繰り返しに対する耐久性も不十分で
あつた。
本考案は、前記従来技術がもつていた問題点と
して、凸部が一体構造でないために外観上好まし
くない点、及び嵌合箇所の強度や耐久性が十分で
なく送受話器の保持機能に信頼性上の不安がある
点について解決した電話機を提供するものであ
る。
(問題点を解決するための手段) 本考案は、前記問題点を解決するために、凹部
を有する送受話器と、前記凹部に嵌合して前記送
受話器を固定する凸部を有する電話機本体とを備
えた電話機において、前記電話機本体の前記凸部
における内側面を、該電話機本体に取付けられる
側板部材で形成したものである。
(作用) 本考案によれば、以上のように電話機を構成し
たので、電話機本体の凸部における内側面を形成
する側板部材は、電話機本体の成形後に前記内側
面位置への取付けを可能にする働きをする。この
働きにより、電話機本体の成形時には凸部の内側
面を形成する必要はなく、したがつて凸部を電話
機本体と容易に一体成形することができる。それ
故、凸部は十分な強度及び耐久性を有し、送受話
器の保持機能上の信頼性が高められる。
また、前記側板部材は、外観上目立たない電話
機本体の凸部内側面に取付けられるので、電話機
の美観を損なうことはない。
したがつて、前記問題点を除去することができ
る。
(実施例) 第1図a,bは本考案の実施例を示す電話機の
電話機本体の断面図であり、同図aは側板部材を
取付ける前の断面図及び同図bは側板部材取付け
後の断面図である。また、第5図は第1図aの斜
視図である。
第1図a及び第5図において、この電話機は例
えば車載用電話機であり、その電話機本体11は
凸部12と共に一体成形されたプラスチツク等か
ら成るものである。
電話機本体11に設けられた送受話器受部13
の端部付近には凸部12が形成されており、その
凸部12下側の内側面に該当する箇所には開口部
14が形成されている。即ち、凸部12下側の凸
部12より凹んだ箇所には、内側面を一体成形せ
ずに取り敢えず開口部14を形成しておく。それ
故、凸部12が一体化された電話機本体11を簡
単な構造の成形型を用いて容易に成形することが
できる。また、成形後の電話機本体11を成形型
から容易に抜き出すこともできる。
前記開口部14の内部両側にはリブ15が設け
られており、リブ15には切欠き16が形成され
ている。
一方、前記電話機本体11とは別部品として製
作された側板部材17は、開口部14に対応した
形状を有している。この側板部材17の両側部に
は係止爪18が突設されている。
このように形成された側板部材17は、第1図
bに示すように電話機本体11の開口部14に取
付けられ、凸部12における内側面を形成する。
側板部材17の開口部14への取付けは、側板部
材17の係止爪18をリブ15の切欠き16に係
合させることにより容易に行なうことができる。
本実施例においては、次のような利点を有す
る。
() 凸部12下側の内側面を電話機本体11
の成形時に形成しないので、電話機本体11と
凸部12の一体成形を容易に行なうことができ
る。それ故、凸部12は十分な強度と耐久性を
有し、送受話器の保持機能を高めることができ
る。
() 側板部材17は目立ちにくい凸部12下
側の送受話器受部13内に取付けられるので、
電話機の外観を損なうことはない。また、側板
部材17の取付けは容易に行なうことができ
る。
なお、本考案は図示の実施例に限定されず種々
の変形が可能であり、例えば次のような変形例が
挙げられる。
(イ) 第1図a,b及び第5図においては車載用電
話機を例示したが、これに限定されず他の用途
の電話機に対しても本考案を適用することがで
きる。例えば、船舶用電話機や一般の壁掛用電
話機等にも適用可能である。したがつて、電話
機の形状も図示のものに限らず、用途に応じて
種々の変形が可能である。
(ロ) 側板部材17の形状及び取付け方法等は図示
のものに限定されない。例えば、係止爪18を
設けずに接着剤を用いて電話機本体11に取付
けてもよい。
(ハ) 凸部12及び側板部材17の設置位置は、図
示の位置のみに限定されるものではない。例え
ば、送受話器受部13における図示の設置位置
に対向する位置に設けることも可能である。但
しその場合には、凸部12の位置に対応させて
送受話器に設ける凹部の位置も変える必要があ
る。
(考案の効果) 以上詳細に説明したように本考案によれば、電
話機本体の凸部における内側面を該電話機本体に
取付けられる側板部材で形成したので、電話機本
体と凸部を容易に一体成形することができる。そ
れ故、凸部は十分な強度を有して送受話器を確実
に保持すると共に、送受話器の着脱の繰り返しに
対しても十分な耐久性を有する。
また、前記側板部材は目立たない凸部下側の内
側面を形成するので、電話機の外観を損なうこと
はなく、デザイン上の制約を受けるおそれもな
い。
したがつて、送受話器の保持機能に係わる信頼
性が高められ、しかも外観に優れた電話機を容易
に製造できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図a,bは本考案の実施例を示す電話機の
電話機本体の断面図であり、同図aは側板部材を
取付ける前の断面図及び同図bは側板部材取付け
後の断面図、第2図は従来の電話機の一構成例を
示す断面図、第3図は従来の他の電話機の電話機
本体を示す斜視図、第4図は第3図の要部断面
図、第5図は第1図aの斜視図である。 11……電話機本体、12……凸部、13……
送受話器受部、14……開口部、17……側板部
材。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 凹部を有する送受話器と、前記凹部に嵌合して
    前記送受話器を固定する凸部を有する電話機本体
    とを備えた電話機において、 前記電話機本体の前記凸部における内側面を、
    該電話機本体に取付けられる側板部材で形成した
    ことを特徴とする電話機。
JP13425087U 1987-09-02 1987-09-02 Expired - Lifetime JPH0520031Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13425087U JPH0520031Y2 (ja) 1987-09-02 1987-09-02

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13425087U JPH0520031Y2 (ja) 1987-09-02 1987-09-02

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6438858U JPS6438858U (ja) 1989-03-08
JPH0520031Y2 true JPH0520031Y2 (ja) 1993-05-26

Family

ID=31392837

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JP13425087U Expired - Lifetime JPH0520031Y2 (ja) 1987-09-02 1987-09-02

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JPS6438858U (ja) 1989-03-08

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