JPH0520031B2 - - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、カラー画像再生の方法および装置に
関し、特に、原画を青色、緑色、赤色、およびこ
れら３色と補色ではない色にカラー分解してその
原画を再生するカラー画像再生の方法および装置
に関する。

〔従来技術、および発明が解決しようとする問題点〕

カラー印刷は標準的に特有の黒・白のカラー分
解用透明陽画の一組を作ることによつて実行され
る。該透明陽画は、その分解が表わすカラー成分
の原画における値に相当する密度値をそれぞれ有
している。赤色成分、緑色成分、および青色成分
からカラー分解を作るため、並びにシアン、マゼ
ンタ、およびイエローが印刷画像にそれぞれ使わ
れるカラー印刷物を作るためにこれらの色を使用
することは慣習的に行われている。これらシア
ン、マゼンタ、およびイエローは赤色フイルタ
ー、青色フイルター、および緑色フイルターの補
色である。色の補正は、様々な非直線的過程を伴
い、そして該シアン、マゼンタ、およびイエロー
インキは厳密には該赤色、緑色、および青色フイ
ルターの色に対する補色ではない。

印刷の最終画像において、例えばブラウン（褐
色）インキのような別の色のインキを使うことが
ときどき要求されている。ブラウンインキの使用
は非常に注意深い操作で微妙なブラウンの色調が
要求される食品用包装の製造において特に利益を
有する。また、ブラウンインキを使用するのに
は、さらに別の要因がある。それは伝統的な印刷
用の色を使つて獲得できる色は、それらの色が有
する色の三角形によつて制限され、そしてブラウ
ンの色調は該色の三角形の外側に位置しているか
らである。

シアン、イエロー、マゼンタ、およびブラツク
以外の色成分のための特別のカラー分解の製造
は、従来から提案されていた。或る初期の提案に
おいて、該カラー分解は１つの「スプリツト・フ
イルター」による写真の露光、換言すると、第１
の周期時間の間第１のフイルター（例えば赤色）
を通して写真のフイルムを露光することにより、
および一般的に該第１の周期とは異なる第２の周
期時間の間、第２のフイルター（例えば緑色）を
通して該フイルムを露光することにより製造され
ていた。しかし、そのような方法は人手の修正に
より不要な色調を取り除くものであつた。

英国特許明細書第1294351号において、我々は、
フイルターの色と補色ではないカラー成分を表わ
すカラー分解の或る準備方法を述べた。そして、
該方法は、前記スプリツトフイルターによる写真
の露光と前記した人手の修正を排除した。この方
法において、或る着色された原画は、該原画の画
素の赤色成分、緑色成分、および青色成分を表わ
す電気的信号を引出すために伝統的な赤色フイル
ター、緑色フイルター、および青色フイルターを
通して走査されていた。これらの信号は、色の範
囲を表わす補正されたカラー成分信号を製造する
補正回路へ供給されていた。該色の範囲は、走査
によつて引出された該信号で表わされたそれらの
色成分よりも一層限定されていた。これらの補正
されたカラー成分の信号のうち選択された信号
は、或る結果の信号を与えるために利得制御回路
を通つて混合回路に供給されていた。該結果の信
号は、要求された特別なインキのカラー分解の準
備に使用されるものである。実際において、初め
の過程の該スプリツトフイルターによる露光は該
信号の電気的な混合によつて置き換えられ、また
該人手の修正は相当する回路における制御の調整
に置き換えられていた。該回路は、該補正された
カラー成分の信号によつて表わされた該色の範囲
の境界を決定していた。そのような意味では、該
補正された信号を混合することから結果として生
じる該信号は要求された特別の色だけを表わして
いた。

しかし、上述した方法においては、該補正回路
における制御は、異なる特別の色相のカラー分解
を与えるためには変化されることができるが、与
えられたカラー分解の製造において与えられた特
別の色相の明暗度および彩度のすべての値につい
て固定されていた。

〔問題点を解決するための手段〕

本発明は上記した問題点にかんがみてなされ、
新規なカラー画像再生の方法および装置を提供す
るものである。本発明は、原画の赤色成分、緑色
成分、および青色成分を表わす信号が引出され、
青色、緑色、および赤色と補色ではない色を表わ
すカラー分解を準備することを具備するカラー原
画を再生する方法であつて、該方法は、少なくと
も特徴的な曲線要素を規定する値を記憶する段階
であつて、該特徴的な曲線要素は要求された特別
のカラー分解のための値の或る範囲に共同的に対
応するイエロー、マゼンタ、およびシアンの成分
値をそれぞれ表わすもの、それぞれの画素のため
に該赤色、緑色、および青色成分の信号から引出
されたイエロー、マゼンタ、およびシアンのため
に画素値の組合せを上記した曲線から引出された
イエロー、マゼンタ、およびシアンの値、並びに
該要求された特別のカラー分解の異なる値に相当
する別の一組と比較する段階、および、上記した
一組の該イエロー、マゼンタ、およびシアンの値
のそれぞれが該画素から引出された該相当する値
よりも大きくならないように該要求された特別の
カラー分解の値を選択する段階、を具備し、該特
別のカラー分解のために選択された値がイエロ
ー、マゼンタ、およびシアンの画素値によつて変
化するものである。

前述の方法の変形において、該記憶された値は
少なくとも特徴的な曲線要素を規定し、該特徴的
な曲線要素は要求された特別のカラー分解のため
の値の或る範囲に共同的に対応するブラツクとイ
エロー、マゼンタ、およびシアンのうち少なくと
も２つをそれぞれ表わし、それぞれの画素のため
に該青色、緑色、および赤色のカラー成分の信号
は、ブラツクの値とイエロー、マゼンタ、および
シアンのうち少なくとも２つの値を引出すために
使用され、それぞれの画素から引出された該組合
せは上記した曲線を表わす別の一組と比較され、
該要求された特別のカラー分解のために選択され
た該値は上記した一組のそれぞれの値であり、該
選択された特別のカラー分解は相当する画素値よ
りも小さくなされている。

〔実施例〕

本発明がより一層理解されるために、本発明を
具体化する方法の一例は添附図面を参照して詳述
される。

或る50％のブラウンのドツトサイズのために、
前記要求された特別の色は、30％のイエロー、20
％のマゼンタ、および15％のシアンで規定される
ブラウンであることが仮定される。前記曲線によ
つて示されるように、これらの百分率の値はブラ
ウンのドツトサイズ（０から100％）の範囲のす
みからすみまで維持されることはない。この理由
は、インキは単なる付加剤ではなく、カラーの明
暗度はインキの濃度によつて非直線的に変化し、
そしてドツトの百分率は密度と直線的関係がない
からである。

第１図（または、少なくとも、特徴的なこれら
の曲線の要素）において、該曲線を表わす値は該
イエロー、マゼンタ、およびシアンの値との比較
のために記憶される。該値は、カラー画像のそれ
ぞれのピクセルのために獲得され、その結果再生
されることになる。

第２図において、１つの特別の画素について
の、該イエローの値は飽和されたイエローの約30
％であり、該マゼンタの値は飽和されたマゼンタ
の20％をほんの少し超えた値であり、そして該シ
アンの値はマゼンタの値と同一であることが仮定
される。これらの値は第２図において実線によつ
て示されている。

これらの値を第１図（異なるサイズのブラウ
ン・ドツトに相当する値を示す）から得られた値
の一組と比較することによつて、50％のブラウ
ン・ドツトは最大値であることが見いだされる。
該最大値のために、相当するイエロー、マゼン
タ、およびシアンの値（第２図において点線によ
つて示された値）は、相当するカラー成分のため
に、すべて該画像の画素値よりも大きくない。該
画像の画素のために該イエローの信号は、該ブラ
ウンのドツト・サイズ（50％）による限界の信号
である。ゆえに、該マゼンタとシアンの画素成分
は、ブラウンのドツト・サイズの値50％のために
第１図の相当する曲線から得られる該値よりも小
さい。したがつて、この特別な要素のために、該
限界のカラー成分は該３つの画素の成分の最大値
であり、もし、該マゼンタとシアンの画素の成分
が30％より高い（第２図を参照）ならば、該イエ
ローの画素の成分は該３つの成分の最少値となる
だろう。しかし、該イエローの画素の成分は、ま
だ該ブラウン・ドツトのサイズを決定する該限界
の信号であるだろう。

１つの結果として、該画像の画素値から除去す
ることができる「ブラウン」の量は、第２図にお
いてその点線の下方の量によつて表わされる。こ
れらの量はブラウンの印刷信号によつて完全に取
替えられることもでき、またブラウンの印刷信号
（例えば50％のブラウンの印刷信号と５％のブラ
ツクの印刷信号）によつて部分的に取替えられる
こともできる。

ここで維持している信号は、そのとき、付加的
に補正されることになる。

本発明を実行するために必要な回路の図式的な
表示は第３図において与えられ、そして、該回路
の動作を説明する流れ線図は第４図に示される。
第３図において、参照番号１０は特別のカラー分
解のインクのためにインデツクスされたデータの
記憶装置を示す。該記憶装置は、第３図の場合に
おいてブラツクの曲線（Kbr）もまた含まれるこ
とを除いて、換言すると、第１図の該曲線の表わ
す記憶保持するデータである。該画像要素のため
に入力ピクセル（Ｃ、Ｍ、Ｙ、Ｋ）は該記憶装置
１０に結合された比較器１２へ供給される。最初
に、最小ブラウンのためにCbr、Ybr、Mbr、お
よびKbrの値は記憶装置１０から取出し、そして
該比較器へ供給する（第４図におけるステツプ20
を参照）。該比較器はＣ、Ｍ、ＹおよびＫの値の
それぞれを与えられた画素がより小さくないかど
うか、換言すると、選択されたブラウンのドツ
ト・サイズ（ステプ22）のために記憶された値の
一組の該相当する組に少なくとも等しいかどうか
確かめるためにチエツクを行う。もし、Ｃ、Ｍ、
ＹおよびＫの画素値のそれぞれが相当する記憶さ
れた値よりも小さいならば、該記憶されたインデ
ツクス・データは１だけ増加される（ステツプ
24）。該次のブラウンの値のために、Cbr、Ybr、
Mbr、およびKbrの値は記憶素から抜き取られる
（ステツプ26）。そして、ステツプ22が繰り返され
る。換言すると、該比較器１２のチエツクは再び
該新しい値を使用して行われる。該Ｃ、Ｍ、Ｙお
よびＫの画素値のうちの１つが該入来ピクセルの
値の相当する１つに全く等しいとき、換言すると
ステツプ22が否定の答えを与えるとき、該インデ
ツクスのその値は該「ブラウン」の値Brになる
（第４図の線２８を参照）。このブラウンの値のた
めに、該Cbr、Mbr、Ybr、およびKbrが記憶さ
れた等価物は該入来ピクセルから減ぜされる（ス
テツプ28）。これは、減算器１４（第３図参照）
において該ブラウン分解を「補正」するためのも
のである。その残りの信号C′、M′、Y′、および
K′、並びに該ブラウンの信号Brは、それぞれ回
路１６および１８において、減衰分を付加するた
めに補正される。該回路１６および１８、既知の
回路であり、本発明の構成要素から知られる回路
ではない。

もちろん、部分的な置き換えは、例えば60％の
入来ピクセルの値を該記憶された値と比較するこ
とによつて達成されることができる。代わりに、
運転者はオペレータ・インターフエース３２で、
ブラウン・インキにおいて再生される最大のブラ
ウンの値の大きさを規定することもできる。

〔発明の効果〕 この方法は、第１図に示された前記曲線の非直
線的性質を考慮するものであることがわかるだろ
う。したがつて、我々の以前の英国特許明細書第
1294351号において述べられた方法よりも一層正
確に、その要求されたブラウン分解を製造するこ
とができるものでなる。該曲線の非直線的性質
は、インキの非直線性の２つの形式に依存してい
る。これらの一方は、非直線的効果に関係した
「釣合い」と呼ばれ、該効果はドツト・サイズに
よつて１つのインキ（単独に印刷されたもの）の
その色の変化と思われる。これらのもう一方は、
非直線的効果の結合に関係した「付加性」と呼ば
れ、該効果の結合は、１つのインキの上にもう１
つインキがさらに印刷されるとき、非直線的方法
において、密度を一緒に付加させるものである。

ブラウンの同じ濃淡の印刷濃度は異なる再生曲
線の使用で得られることが認められるだろう。だ
から、もし第１図の該Ｙ、ＭおよびＣの曲線がそ
れぞれより凹面状になされたならば、それらの曲
線の間において同じ一般的な関係を保つている間
は、ブラウンの同じ濃淡の印刷濃度は該画像にお
いて達せられるだろう。しかし、該印刷濃度は中
間の色調のドツトを減損するだろう。同様に、も
し該曲線が凸面状になされたならば、それらの曲
線の間において同じ一般的な関係を保つている間
は、該同じ濃淡の印刷濃度は得られるであろう。
しかし、該印刷濃度は中間の色調のドツト利得で
あるだろう。

かつて、該データの記憶は、何の調整も命ぜら
れない特別のカラー分解器のために悩まされてい
た。本出願において、記述された方法はブラツク
印刷分解を得る従来の方法とは異なつたものであ
る。該ブラツク印刷分解においては、バランスが
とれたインキのために、該ブラツク印刷の信号の
値は、イエロー、マゼンタ、およびシアンの該値
より小さいか、または等しい。ここでイエロー、
マゼンタ、およびシアンの等しい量は、該ブラツ
ク印刷の使用のために補償する「下色の除去」の
過程において、該原画の信号から控除されてい
る。

ブラツク印刷が使用され、そしてブラツクの信
号が該最小のカラー成分の全体に取つて代わると
き、本発明の方法は、特別のカラー分解のために
記憶された値を供給することによつて、達成され
るだろう。該特別のカラー分解は、ブラツクと該
３つの色（イエロー、マゼンタ、およびシアン）
のうちの２つのために曲線を規定する。

さらに、本発明の利益は、「スレツシヨルデイ
ング」を許すことである。該スレツシヨルデイン
グにおいて、ブラウンの交替は、該色調の範囲の
一定の部分、例えば影においてのみ達成される。
これは、その印刷産業のために重要な利益であ
り、そして、零による「特別のカラー分解」の記
憶データの最初の登録ｎを入力することによつて
簡単に遂行される。ブラウンによる該カラー成分
の交替は、最も低い曲線（第１図においてはＣ）
のｎ％になるまで開始しない。だから、もしｎ＝
50ならば、ブラウンによる交替は中間の色調にお
いて開始されるだろう。

【図面の簡単な説明】

第１図は特別のカラー分解の別の値に相当する
イエロー、マゼンタ、およびシアンの値を示す曲
線図、第２図は第１図の説明において使用された
度数分布図、第３図は本発明を効果的に実行する
ための回路の一実施例を図式的に示す図、第４図
は第３図の回路の動作を説明する流れ線図であ
る。 １０……記憶装置、１２……比較器、１４……
減算器、１６……付加補正回路、１８……特別カ
ラー分解信号補正付加回路、３２……オペレータ
インタフエイス。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ 原画の青色成分、緑色成分、および赤色成分
   を表わす信号が引出され、青色、緑色、および赤
   色と補色ではない色を表わすカラー分解を準備す
   ることを具備するカラー原画を再生する方法であ
   つて、該方法は、 少なくとも特徴的な曲線要素を規定する値を記
   憶する段階であつて、該特徴的な曲線要素は要求
   された特別のカラー分解のための値の或る範囲に
   共同的に対応するイエロー、マゼンタ、およびシ
   アンの成分値をそれぞれ表わすもの、 それぞれの画素のために該青色、緑色、および
   赤色成分の信号から引出されたイエロー、マゼン
   タ、およびシアンのために画素値の組合せを上記
   した曲線から引出されたイエロー、マゼンタ、お
   よびシアンの値、並びに該要求された特別のカラ
   ー分解の異なる値に相当する別の一組と比較する
   段階、および、 上記した一組の該イエロー、マゼンタ、および
   シアンの値のそれぞれが該画素から引出された該
   相当する値よりも大きくならないように該要求さ
   れた特別のカラー分解の値を選択する段階、 を具備する該特別のカラー分解のために選択され
   た値がイエロー、マゼンタ、およびシアン画素値
   によつて変化するカラー画像再生の方法。 ２ 該特別のカラー分解が、ブラウン（褐色）の
   分解である特許請求の範囲第１項に記載の方法。 ３ 該要求されたカラー分解の値が、上記した一
   組の該カラー成分値のそれぞれが相当する画像の
   画素値よりも大きくならないような最大値ではな
   い特許請求の範囲第１項に記載の方法。 ４ 該要求された特別のカラー分解の該値が、上
   記した一組の該カラー成分値のそれぞれが相当す
   る画像の画素値よりも大きくならないような最大
   値ではなく、該カラー成分および特別のカラー分
   解がブラツク印刷分解によつて補われる特許請求
   の範囲第１項に記載の方法。 ５ 該特別のカラー分解が色調範囲の一部分だけ
   に使用される特許請求の範囲第１項に記載の方
   法。 ６ 原画の青色成分、緑色成分、および赤色成分
   を表わす信号が引出され、青色、緑色、および赤
   色と補色ではない色を表わすカラー分解を準備す
   ることを具備するカラー原画を再生する方法であ
   つて、該方法は、 ブラツクの値とイエロー、マゼンタ、およびシ
   アンのうち少なくとも２つ値を記憶する段階であ
   つて、該記憶された値は少なくとも特徴的な曲線
   要素を規定し、該特徴的な曲線要素は要求された
   特別のカラー分解のため値の或る範囲に共同的に
   対応するブラツクとイエロー、マゼンタ、および
   シアンのうち少なくとも２つをそれぞれ表わすも
   の、 それぞれの画素のために該青色、緑色および赤
   色成分の信号からブラツクの値とイエロー、マゼ
   ンタ、およびシアンのうち少なくとも２つの値を
   引出し、そして、上記の引出された値を上述した
   曲線から引出された記憶された値と該要求された
   特別のカラー分解に相当する別の一組と比較する
   段階、および、 該画素のカラー成分値によつて変化する該要求
   された特別のカラー分解の値を選択し、そして、
   上記した一組の記憶された値のそれぞれが該画素
   から引出された該相当する値よりも大きくならな
   いように値を選択する段階、 を具備するカラー画像再生の方法。 ７ 該特別のカラー分解が、ブラウン（褐色）の
   分解である特許請求の範囲第６項に記載の方法。 ８ 該要求されたカラー分解の値が、上記した一
   組の該カラー成分値のそれぞれが相当する画像の
   画素値よりも大きくならないような最大値ではな
   い特許請求の範囲第６項に記載の方法。 ９ 該要求された特別のカラー分解の該値が、上
   記した一組の該カラー成分値のそれぞれが相当す
   る画像の画素値よりも大きくならないような最大
   値ではなく、該カラー成分および特別のカラー分
   解がブラツク印刷分解によつて補われる特許請求
   の範囲第６項に記載の方法。 １０ 該特別のカラー分解が色調範囲の一部分だ
   けに使用される特許請求の範囲第６項に記載の方
   法。 １１ 原画の赤色成分、緑色成分、および青色成
   分を表わす信号が引出され、赤色、緑色、および
   青色と補色ではない色を表わすカラー分解を準備
   することを具備するカラー画像を再生する装置で
   あつて、該装置は、 少なくとも特徴的な曲線要素で保持される記憶
   部１０であつて、該特徴的な曲線要素は要求され
   た特別のカラー分解のための値の或る範囲に共同
   的に対応するイエロー、マゼンタ、およびシアン
   の成分値をそれぞれ表わすもの、 該原画の与えられた画素のために該青色、緑
   色、および赤色の値から引出されたイエロー、マ
   ゼンタ、およびシアンの値の組合せを上記した記
   憶された曲線要素から引出されたイエロー、マゼ
   ンタ、およびシアンの値、並びに該要求された特
   別のカラー分解の異なる値に相当する別の一組と
   比較し、そして該曲線から引出された該イエロ
   ー、マゼンタ、およびシアンのそれぞれが該原画
   から引出された相当する画素値よりも大きくなら
   ないように該要求された特別のカラー分解の該相
   当する画素値を選択する手段１２、および、 該イエロー、マゼンタ、およびシアンの画素値
   から該特別のカラー分解の等価物として記憶され
   た該シアン、マゼンタ、およびイエローを除去す
   る手段１４、 を具備するカラー画像再生の装置。 １２ 該記憶保持される値が、少なくとも特徴的
   な曲線要素を規定し、該特徴的な曲線要素は該要
   求された特別のカラー分解のための値の或る範囲
   に共同的に対応するブラツクの値とイエロー、マ
   ゼンタ、およびシアンのうち少なくとも２つの値
   をそれぞれ表わし、該画像の画素にある色の成分
   値を提供する手段がそれぞれの画素のためにブラ
   ツクの値の信号もまた提供し、および、該比較手
   段１２が画素値の該組合せを前記した曲線から引
   出された該別の一組の値のそれぞれの一組と比較
   し、該特別のカラー分解の値に関係した該一組に
   おいて該記憶されたそれぞれの値であるような該
   要求された特別のカラー分解の該画素のために、
   選択された値が該原画から引出された画素に相当
   する値よりも大きくならないようにした特許請求
   の範囲第１１項に記載の装置。