JPH0519967U - クロスコイル形指示計器 - Google Patents

クロスコイル形指示計器

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JPH0519967U
JPH0519967U JP6751591U JP6751591U JPH0519967U JP H0519967 U JPH0519967 U JP H0519967U JP 6751591 U JP6751591 U JP 6751591U JP 6751591 U JP6751591 U JP 6751591U JP H0519967 U JPH0519967 U JP H0519967U
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JP
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coil
posts
cross
winding
pair
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幸男 大池
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Yazaki Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】治具を用いることなく、コイルのポストへの乗
上げを防止することができ、容易に、かつ、適正にコイ
ルの巻回作業を行なうことのできるクロスコイル形指示
計器を提供する。 【構成】コイルボビン1の外周部にコイルを巻き分ける
ための4本のポスト3を立設すると共に、このポスト3
の内、一対のポスト3を他の一対のポスト3より高さ寸
法を低く形成し、上記コイルボビン1の各ポスト3の間
に2つのコイルを互いに直交する方向に巻回してクロス
コイルを形成し、このクロスコイルの内側に上記各コイ
ルへの通電によりコイルが発生する磁界の合成磁界に応
じて回転軸を中心として所定角度回転するマグネットロ
ータを配設し、上記コイルボビン1の高さ寸法の低い一
対のポスト3の上端部一側にその角部を傾斜して切り欠
いてなる巻回ガイド面11を形成したものである。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案はクロスコイル形指示計器に係り、特に高さ寸法の異なるポストを有す るコイルボビンに適正にコイルを巻回することを可能としたコンパクト型のクロ スコイル形指示計器に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、互いに直交する磁界を発生する一対のコイルにそれぞれ計測量に応じ て変化する電流を流し、上記一対のコイルがそれぞれ発生する磁界の合成磁界の 方向にマグネットロータを回転させ、このマグネットロータとともに回転する指 針により計測量の表示を行なうクロスコイル形ムーブメントを有する車載用指示 計器が多く用いられている。そして、近年、このようなムーブメントの周囲に積 算計ユニット等の各種部品を配設するため、ムーブメント全体をコンパクトに形 成したコンパクト型の指示計器が多く用いられている。
【0003】 図3はこのような従来のクロスコイル形指示計器を示したもので、計器ムーブ メントの図示しないケースの内部には、コイルボビン1が収容されており、この コイルボビン1には、2つのコイル2が互いに直交するように巻回されている。 上記コイルボビン1の外周部には、上記コイル2を巻き分けるための4本のポス ト3a,3b…が互いに90°ずつ隔てて立設されており、上記ポスト3の内、 直径方向対称位置に配設された一対のポスト3aが他の一対のポスト3bより高 さ寸法が高く形成されている。また、上記コイルボビン1の上記高いポスト3a より外側には、端子取付部4が一体に形成されており、この端子取付部4には、 ピン端子5が上記端子取付部4を上記ポスト3とほぼ平行に貫通するように取付 けられている。さらに、上記ピン端子5の先端部分には、上記コイル2の端部が 巻付けられており、このコイル2の端部部分は、上記ピン端子5部分にはんだ6 により固着されている。
【0004】 また、上記コイルボビン1の内部には、S極及びN極が形成された円板状のマ グネットロータ7が収容されており、このマグネットロータ7の中心部には、上 記コイルボビン1の軸方向に延びる回転軸8が取付けられている。そして、上記 マグネットロータ7は、上記コイル2に通電されていない状態では上記回転軸8 を中心として自由に回転自在とされ、上記コイル2に通電されることにより所定 角度回転駆動できるようになされている。 また、上記回転軸8の上方には、一端部が上記コイルボビン1の高いポスト3 に接続されたヒゲぜんまい9が固着されており、このヒゲぜんまい9によりコイ ル2に通電せず、マグネットロータ7が自由に回転できる状態で、回転軸8を所 定の0位置に戻るように付勢するようになされている。
【0005】 上記のように構成されたムーブメントは、図示しない硬質プリント配線基板の 上面に固定されるようになされており、上記ピン端子5の他端部が上記硬質プリ ント配線基板に接続されるようになされている。また、上記ムーブメントの上面 には、裏面に導光板が配設された図示しない文字板が取付けられると共に、上記 回転軸8の文字板より突出した部分には、図示しない指針が固着されるようにな されている。さらに、上記高さ寸法の低いポスト3bの上方位置に図示しない積 算計ユニット等を配設することにより、ムーブメントの省スペース化を図るよう になっており、上記構成により計器ユニットが形成されるものである。そして、 上記計器ユニットは、上記硬質プリント配線基板を図示しない計器ケースの支持 ポストに固定することにより、所定の計器ケース内に収容されるようになされて いる。
【0006】 上記従来の指示計器においては、例えば、車両の速度等の所定の計測信号が上 記硬質プリント配線基板に入力され、このプリント配線基板により所定の処理が 行なわれて駆動信号としての所定電流が、上記ピン端子5を介して上記各コイル 2に供給され、上記各コイル2が発生する磁界の合成磁界に応じて、上記マグネ ットロータ7を計測量に応じた角度回転させ、これにより、上記回転軸8が回転 し、この回転軸8の先端部に固着された指針を文字板上で回転させて、上記計測 量を表示するようにしている。このとき、上記ヒゲぜんまい9は、上記回転軸8 の回転とともに徐々に巻込まれて付勢力が蓄積された状態となっており、車両を 停止させた場合等、上記各コイル2に通電されない状態では、上記ヒゲぜんまい 9の付勢力により、指針が0位置に戻されるようになっている。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、上記従来のクロスコイル形指示計器においては、コイルボビン1に高 さが寸法が低いポスト3bを形成し、この低いポスト3b部分に積算計ユニット 等を配置することにより、コンパクト化を図るようにしているものであるが、上 記コイルボビン1にコイル2を巻回する際に、上記コイルボビン1の寸法のばら つきやコイルボビン1のチャック時の位置ずれ等により、コイルボビン1に対す るコイル2の巻回位置がずれてしまうことがあり、その結果、コイル2の巻回時 に、上記コイル2がコイルボビン1の低いポスト3bに乗上げてしまい、コイル 2の巻回不良が発生してしまうという不都合を有している。
【0008】 そのため、従来から、図4に示すように、上記コイルボビン1の高さ寸法の低 いポスト3b部分に高さ寸法が高くなるように巻回ガイド用治具10を装着し、 この巻回ガイド用治具10を装着した状態で、コイルボビン1へのコイル2の巻 回作業を行なうことにより、上記コイル2のポスト3bへの乗上げを防止するこ とが行なわれている。
【0009】 しかし、このような従来のコイル巻回手段においては、巻回ガイド用治具10 を使用するため、巻回ガイド用治具10の着脱作業を行なう必要があり、コイル 2の巻回作業が極めて面倒であり、作業効率の著しい低下を招いてしまうという 不都合を有している。
【0010】 本考案は上記した点に鑑みてなされたもので、治具を用いることなく、コイル のポストへの乗上げを防止することができ、容易に、かつ、適正にコイルの巻回 作業を行なうことのできるクロスコイル形指示計器を提供することを目的とする ものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため本考案に係るクロスコイル形指示計器は、コイルボビ ンの外周部にコイルを巻き分けるための4本のポストを立設すると共に、このポ ストの内、一対のポストを他の一対のポストより高さ寸法を低く形成し、上記コ イルボビンの各ポストの間に2つのコイルを互いに直交する方向に巻回してクロ スコイルを形成し、このクロスコイルの内側に上記各コイルへの通電によりコイ ルが発生する磁界の合成磁界に応じて回転軸を中心として所定角度回転するマグ ネットロータを配設してなるクロスコイル形指示計器において、上記コイルボビ ンの高さ寸法の低い一対のポストの上端部一側にその角部を傾斜して切り欠いて なる巻回ガイド面を形成したことをその特徴とするものである。
【0012】
【作用】
本考案によれば、コイルボビンの高さ寸法の低い一対のポストに巻回ガイド面 を形成しているので、コイルボビンの寸法のばらつきやコイルボビンのチャック 時の位置ずれ等により、コイルボビンに対するコイルの巻回位置がずれて低いポ ストの上端部分にコイルが巻付けられてしまった場合でも、コイルが上記巻回ガ イド面に案内されて各ポストの間の適正にコイルが落込むことになり、コイルの 巻回不良の発生を確実に防止することができ、コイルボビンに対して適正にコイ ルを巻回することができるものである。
【0013】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図1及び図2を参照して説明する。 図1及び図2は本考案に係るクロスコイル形指示計器に適用されるコイルボビ ンの一実施例を示したもので、図示しない2つのコイルが互いに直交するように 巻回されるコイルボビン1の外周部には、上記コイルを巻き分けるための4本の ポスト3,3…が互いに90°ずつ隔てて立設されており、これら各ポスト3の 内、直径方向対称位置に配設された一対のポスト3aが他の一対のポスト3bよ り高さ寸法が高く形成されている。
【0014】 また、本実施例においては、上記コイルボビン1の高さ寸法の低い一対のポス ト3bの上端部一側には、その角部を傾斜して切り欠いてなる巻回ガイド面11 が形成されている。 さらに、上記コイルボビン1の上記高さ寸法の高いポスト3aより外側には、 端子取付部4が一体に形成されており、この端子取付部4には、上記コイルの端 部をはんだ等により接続するためのピン端子5が取付けられている。
【0015】 本実施例においては、上記コイルボビン1の高さ寸法の低い一対のポスト3b に巻回ガイド面11を形成しているので、上記コイルボビン1の寸法のばらつき やコイルボビン1のチャック時の位置ずれ等により、コイルボビン1に対するコ イルの巻回位置がずれて低いポスト3bの上端部分にコイルが巻付けられてしま った場合でも、コイルが上記巻回ガイド面11に案内されて各ポスト3a,3b の間の適正にコイルが落込むことになり、コイルの巻回不良の発生を確実に防止 することができるようになっている。
【0016】 従って、本実施例においては、低いポスト3bに形成した巻回ガイド面11に より、上記コイルボビン1に対するコイルの巻回位置がずれた場合でも、コイル の巻回不良の発生を防止することができるので、コイルボビン1に対して適正に コイルを巻回することができる。しかも、従来のように、巻回ガイド用治具が不 要であるため、コイルの巻回作業を容易に行なうことができ、コイル巻回作業の 作業効率を著しく高めることができる。 なお、本考案は上記実施例に限定されるものではなく、必要に応じて種々変更 することができるものである。
【0017】
【考案の効果】
以上述べたように本考案に係るクロスコイル形指示計器は、低いポストに形成 した巻回ガイド面により、コイルボビンに対するコイルの巻回位置がずれた場合 でも、コイルの巻回不良の発生を防止することができるので、コイルボビンに対 して適正にコイルを巻回することができる。しかも、従来のように、巻回ガイド 用治具が不要であるため、コイルの巻回作業を容易に行なうことができ、コイル 巻回作業の作業効率を著しく高めることができる等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るクロスコイル形指示計器に適用さ
れるコイルボビンの一実施例を示す平面図である。
【図2】図1の正面図である。
【図3】従来のクロスコイル形指示計器を示す一部の半
断面正面図である。
【図4】従来のコイルボビンに巻回ガイド用治具を装着
した状態を示す正面図である。
【符号の説明】
1 コイルボビン 3 ポスト 4 端子取付部 5 ピン端子 11 巻回ガイド面

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コイルボビンの外周部にコイルを巻き分
    けるための4本のポストを立設すると共に、このポスト
    の内、一対のポストを他の一対のポストより高さ寸法を
    低く形成し、上記コイルボビンの各ポストの間に2つの
    コイルを互いに直交する方向に巻回してクロスコイルを
    形成し、このクロスコイルの内側に上記各コイルへの通
    電によりコイルが発生する磁界の合成磁界に応じて回転
    軸を中心として所定角度回転するマグネットロータを配
    設してなるクロスコイル形指示計器において、 上記コイルボビンの高さ寸法の低い一対のポストの上端
    部一側にその角部を傾斜して切り欠いてなる巻回ガイド
    面を形成したことを特徴とするクロスコイル形指示計
    器。
JP6751591U 1991-08-26 1991-08-26 クロスコイル形指示計器 Expired - Fee Related JP2514462Y2 (ja)

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