JPH05199133A - 雑音スケルチ回路の温度補償方法 - Google Patents
雑音スケルチ回路の温度補償方法Info
- Publication number
- JPH05199133A JPH05199133A JP3142192A JP3142192A JPH05199133A JP H05199133 A JPH05199133 A JP H05199133A JP 3142192 A JP3142192 A JP 3142192A JP 3142192 A JP3142192 A JP 3142192A JP H05199133 A JPH05199133 A JP H05199133A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 従来技術には，スケルチ開放感度に温度変動
があるという欠点がある。本発明は，かかる欠点を解決
するため，温度補償を行い，前記スケルチ開放感度の温
度変動を抑圧することを目的とする。 【構成】 本発明はこの目的を達成するため，新たに温
度センサと温度−電圧変換器を具備し，この出力電圧と
従来技術の雑音電圧とを加算することにより，該雑音電
圧の温度変動を補償するようにしたものである。
があるという欠点がある。本発明は，かかる欠点を解決
するため，温度補償を行い，前記スケルチ開放感度の温
度変動を抑圧することを目的とする。 【構成】 本発明はこの目的を達成するため，新たに温
度センサと温度−電圧変換器を具備し，この出力電圧と
従来技術の雑音電圧とを加算することにより，該雑音電
圧の温度変動を補償するようにしたものである。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は無線機受信部の雑音スケ
ルチ回路の温度補償に関するものである。
ルチ回路の温度補償に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来技術を図２を用いて説明する。受信
部ディスクリミネータ入力端子１に入力された復調出力
のうち雑音スケルチ制御に要する雑音成分は音声帯域外
濾波器２，雑音増幅器３を介し整流器４，平滑用コンデ
ンサ５および放電用抵抗器６から構成される雑音整流部
で直流電圧に変換される。（以下雑音電圧と称す。）こ
の直流電圧は，比較器７に用意された基準電圧８と比較
される。比較器７は前記雑音電圧が，前記規準電圧より
も高ければ電圧Ｌを出力し，低ければ電圧Ｈを出力する
ように動作する。
部ディスクリミネータ入力端子１に入力された復調出力
のうち雑音スケルチ制御に要する雑音成分は音声帯域外
濾波器２，雑音増幅器３を介し整流器４，平滑用コンデ
ンサ５および放電用抵抗器６から構成される雑音整流部
で直流電圧に変換される。（以下雑音電圧と称す。）こ
の直流電圧は，比較器７に用意された基準電圧８と比較
される。比較器７は前記雑音電圧が，前記規準電圧より
も高ければ電圧Ｌを出力し，低ければ電圧Ｈを出力する
ように動作する。
【０００３】一方復調出力のうち音声成分は，中間周波
数成分除去濾波器９，音声増幅器１０およびスイッチ回
路１１（音声ゲート回路部）を介し，音声出力端子１２
より出力される。該スイッチ回路１１の開閉制御信号は
前記比較器７の出力であるため，受信入力レベルが規定
値即ち前記可変抵抗器６で設定されたスケルチ開放感度
以下ならば，該スイッチ回路１１を閉に，又スケルチ開
放感度以上ならば，開にするように動作する。
数成分除去濾波器９，音声増幅器１０およびスイッチ回
路１１（音声ゲート回路部）を介し，音声出力端子１２
より出力される。該スイッチ回路１１の開閉制御信号は
前記比較器７の出力であるため，受信入力レベルが規定
値即ち前記可変抵抗器６で設定されたスケルチ開放感度
以下ならば，該スイッチ回路１１を閉に，又スケルチ開
放感度以上ならば，開にするように動作する。
【０００４】次に従来技術の特性について図３を用いて
説明する。横軸は受信入力レベル，縦軸は前記雑音電圧
である。常温での特性は実線，低温は破線，高温は一点
鎖線で示すように前記比較器７の規準電圧８即ちＶref
を横ぎる受信入力レベルに変動がある。即ちスケルチ開
放感度（ＳＱ）の温度変動幅が大きいという問題があっ
た。この問題を解決するため前記抵抗器６に並列にサー
ミスタを具備し，温度補償する方法があるが，この補償
範囲を超えるほど，スケルチ開放感度の温度変動幅が大
きいため，補償しきれないという問題があった。
説明する。横軸は受信入力レベル，縦軸は前記雑音電圧
である。常温での特性は実線，低温は破線，高温は一点
鎖線で示すように前記比較器７の規準電圧８即ちＶref
を横ぎる受信入力レベルに変動がある。即ちスケルチ開
放感度（ＳＱ）の温度変動幅が大きいという問題があっ
た。この問題を解決するため前記抵抗器６に並列にサー
ミスタを具備し，温度補償する方法があるが，この補償
範囲を超えるほど，スケルチ開放感度の温度変動幅が大
きいため，補償しきれないという問題があった。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】前記従来技術には，ス
ケルチ開放感度に温度変動があるという欠点がある。本
発明は，かかる欠点を解決するため，温度補償を行い，
前記スケルチ開放感度の温度変動を抑圧することを目的
とする。
ケルチ開放感度に温度変動があるという欠点がある。本
発明は，かかる欠点を解決するため，温度補償を行い，
前記スケルチ開放感度の温度変動を抑圧することを目的
とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明はこの目的を達成
するため，新たに温度センサと温度−電圧変換器を具備
し，この出力電圧と従来技術の雑音電圧とを加算するこ
とにより，該雑音電圧の温度変動を補償するようにした
ものである。
するため，新たに温度センサと温度−電圧変換器を具備
し，この出力電圧と従来技術の雑音電圧とを加算するこ
とにより，該雑音電圧の温度変動を補償するようにした
ものである。
【０００７】
【作用】本発明の作用について説明すると，新たに設け
た温度センサと温度−電圧変換器の出力電圧は，低温下
では高くなるように，又高温下では低くなるように動作
するため，比較器７の入力電圧は一定となり，スケルチ
開放感度の温度変動を補償することができる。
た温度センサと温度−電圧変換器の出力電圧は，低温下
では高くなるように，又高温下では低くなるように動作
するため，比較器７の入力電圧は一定となり，スケルチ
開放感度の温度変動を補償することができる。
【０００８】
【実施例】以下本発明の一実施例を図１を用い説明す
る。ディスクリミネータ信号入力端子１は，音声帯域外
帯域濾波器２および中間周波数成分除去濾波器９にそれ
ぞれ接続されている。音声帯域外帯域濾波器２の出力は
雑音増幅器３，整流器４を介し，比較器７の比較電圧入
力端子に接続されている。又この整流器４の出力には，
平滑用コンデンサ５およびスケルチ設定用可変抵抗器６
が並列に接続されており，該コンデンサ５，可変抵抗器
６の他方の端子は，受信部に設けた温度センサ１３，及
び該温度センサを経た温度−電圧変換器１４の出力端子
に接続されている。前記比較器７の他方の入力端子には
規準電圧源８が接続されている。又前記濾波器９の出力
は，音声増幅器１０，スイッチ回路１１を介し音声出力
端子１２に接続されている。該スイッチ回路１１の制御
端子には，前記比較器７の出力が接続されている。
る。ディスクリミネータ信号入力端子１は，音声帯域外
帯域濾波器２および中間周波数成分除去濾波器９にそれ
ぞれ接続されている。音声帯域外帯域濾波器２の出力は
雑音増幅器３，整流器４を介し，比較器７の比較電圧入
力端子に接続されている。又この整流器４の出力には，
平滑用コンデンサ５およびスケルチ設定用可変抵抗器６
が並列に接続されており，該コンデンサ５，可変抵抗器
６の他方の端子は，受信部に設けた温度センサ１３，及
び該温度センサを経た温度−電圧変換器１４の出力端子
に接続されている。前記比較器７の他方の入力端子には
規準電圧源８が接続されている。又前記濾波器９の出力
は，音声増幅器１０，スイッチ回路１１を介し音声出力
端子１２に接続されている。該スイッチ回路１１の制御
端子には，前記比較器７の出力が接続されている。
【０００９】次に動作について説明するが，従来技術と
重複する部分は省略する。温度センサ１３にて検出され
た受信部内温度情報は，温度−電圧変換器１４により直
流電圧に変換された後，雑音整流器４，平滑用コンデン
サ５およびスケルチ設定用可変抵抗器６で構成される雑
音整流部に重畳のための電圧源として供給される。この
変換器１４は，低温時直流電圧を高く又高温時直流電圧
を低く動作するように設定されている。
重複する部分は省略する。温度センサ１３にて検出され
た受信部内温度情報は，温度−電圧変換器１４により直
流電圧に変換された後，雑音整流器４，平滑用コンデン
サ５およびスケルチ設定用可変抵抗器６で構成される雑
音整流部に重畳のための電圧源として供給される。この
変換器１４は，低温時直流電圧を高く又高温時直流電圧
を低く動作するように設定されている。
【００１０】スケルチ設定に要する雑音成分は，帯域濾
波器２，雑音増幅器３により必要な電圧まで増幅された
後，前記雑音整流部で直流電圧に変換されるが，該雑音
増幅器３の増幅率および整流器４の整流効率の温度依存
性が大きいため，その直流電圧は大きく変動する。この
様子を図３を用いて説明する。即ち受信入力レベルが一
定の時常温ではＡ点の電圧値が，低温下ではＢ点，高温
下ではＣ点にそれぞれ変動する。このためスケルチ開放
感度が大きく変動することになる。前記変換器１４の出
力電圧は，該整流電圧の温度変動と逆特性となる様に動
作しているため，その重畳後の直流電圧はＡ点一定値と
することができ，比較器７の電圧比較結果には，温度変
動を防止することができる。
波器２，雑音増幅器３により必要な電圧まで増幅された
後，前記雑音整流部で直流電圧に変換されるが，該雑音
増幅器３の増幅率および整流器４の整流効率の温度依存
性が大きいため，その直流電圧は大きく変動する。この
様子を図３を用いて説明する。即ち受信入力レベルが一
定の時常温ではＡ点の電圧値が，低温下ではＢ点，高温
下ではＣ点にそれぞれ変動する。このためスケルチ開放
感度が大きく変動することになる。前記変換器１４の出
力電圧は，該整流電圧の温度変動と逆特性となる様に動
作しているため，その重畳後の直流電圧はＡ点一定値と
することができ，比較器７の電圧比較結果には，温度変
動を防止することができる。
【００１１】
【発明の効果】以上説明した様に本発明によれば，温度
センサおよび温度−電圧変換器を具備するのみで，従来
問題であったスケルチ開放感度の温度変動を抑圧するこ
とができ，その効果は大である。
センサおよび温度−電圧変換器を具備するのみで，従来
問題であったスケルチ開放感度の温度変動を抑圧するこ
とができ，その効果は大である。
【図１】本発明の一実施例を示すブロック図。
【図２】従来技術と示すブロック図。
【図３】受信入力レベル−雑音電圧特性である。
２ 音声帯域外帯域濾波器 ３ 雑音増幅器 ４ 雑音整流器 ５ 平滑用コンデンサ ６ スケルチ設定用可変抵抗器 ７ 比較器 １３ 温度センサ １４ 温度−電圧変換器 １１ スイッチ回路
Claims (1)
- 【請求項１】 無線機の受信部に設けた雑音整流部，比
較器および音声ゲート回路部で構成された雑音スケルチ
制御回路において，受信部に温度センサおよび温度−電
圧変換器を設け，温度変動による雑音整流部の出力電圧
変動を打ち消し一定値に保持するように雑音整流部に電
圧加算を行うことにより温度補償をせしめることを特徴
とする雑音スケルチ回路の温度補償方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3142192A JPH05199133A (ja) | 1992-01-22 | 1992-01-22 | 雑音スケルチ回路の温度補償方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3142192A JPH05199133A (ja) | 1992-01-22 | 1992-01-22 | 雑音スケルチ回路の温度補償方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05199133A true JPH05199133A (ja) | 1993-08-06 |
Family
ID=12330795
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3142192A Pending JPH05199133A (ja) | 1992-01-22 | 1992-01-22 | 雑音スケルチ回路の温度補償方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05199133A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009027283A (ja) * | 2007-07-17 | 2009-02-05 | Toshiba Corp | 検出回路 |
-
1992
- 1992-01-22 JP JP3142192A patent/JPH05199133A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009027283A (ja) * | 2007-07-17 | 2009-02-05 | Toshiba Corp | 検出回路 |
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