JP2827620B2 - 帯域内信号装置用信号検出方式 - Google Patents

帯域内信号装置用信号検出方式

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は音声帯域内の周波数を信
号電流として使用する帯域内信号装置に関し、特にその
帯域内信号装置用の信号検出方式に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の信号検出方式は、図5に示すよう
に、2周波の場合は、周波数f1 の信号電流を通過させ
るf1検出用ろ波器31aと,そのf1の信号を増幅する
増幅器31bと,この増幅信号を整流する整流器31c
からなるf1 検出回路31と、周波数f2の信号電流を
通過させるf2検出用ろ波器32aと,そのf2 の信号
を増幅する増幅器32bと,この増幅信号を整流する整
流器32cからなるf2 検出回路32と、これらf1
びf2検出回路31,32の出力を合成する論理回路3
3から構成されている。
【0003】また1周波数の場合は、図6に示すよう
に、f1 検出用ろ波器41aと,そのf1 の信号を増幅
する増幅器41bと,この増幅信号を直流にする整流器
41からなるf1検出回路41と、f1阻止を含む帯域ろ
波器42aと,その出力信号成分を増幅する増幅器42
bと,この増幅信号を直流にする整流器42cからなる
1阻止回路42と、これらf1 検出回路41の出力信
号とf1阻止回路42の出力を比較する比較回路43か
ら構成されている。なお、比較回路43には遅延回路が
付加されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、図5に示した
従来の回路はS/Nを改善する回路がないため、 (i)信号電流周波数成分と同一周波数成分が来たとき、
同一電圧値になるので検出器自身が不安定である。 (ii) 変復調装置等の信号で発生する周波数成分での誤
動作(2nd波,3rd波による動作)が起こりやす
い。 (iii) f1検出回路31,f2検出回路32とした場合、
伝送路においてf1とf2の遅延時間に差が発生する場合
があるので出力波形が乱れる。などの問題点がある。
【0005】また、図6の従来回路では1周波数方式で
あるため、 (i)話中時にf1 に近い周波数成分が入力されると、信
号電流用周波数として扱われ、端末側に信号を送出し、
誤動作の原因の1つとなる。 (ii) 誤動作防止として、遅延回路を含む比較回路43
を有しているため、相手方への信号電流f1 の処理に時
間がかかる。などの問題点があった。
【0006】
【課題を解決するための手段】前述の課題を解説するた
め、本発明はつぎの手段により構成するものとなってい
る。すなわち本発明は、音声帯域内の周波数を信号電流
として使用する帯域内信号装置において、1周波の信号
電流を通過させる帯域通過ろ波器と、この通過帯域ろ波
器を通過する1周波の信号電流を検出する信号検出回路
と、前記帯域通過ろ波器を通過する1周波の信号電流に
対してその周波数成分を阻止すべく互いに異なる特性を
もつ2個の1周波阻止回路と、これら1周波阻止回路の
各出力においてそのS/N比の良い方を検出しそれを出
力するS/N改善回路と、前記信号検出回路の出力とS
/N改善回路の出力を比較する比較回路を備えたもので
ある。
【0007】また本発明の別の発明は、上記のものにお
いて1周波の信号検出系にさらに帯域の異なる1周波の
信号検出系を加えて2系列とし、それら信号検出系の前
段に、使用する帯域全体の信号を通過させる帯域通過ろ
波器を設け、その後段に各信号検出系の出力信号波形を
修正する波形修正回路と、使用条件によって信号を選択
する信号選択回路を設けたものである。
【0008】
【作用】したがって本発明によれば、1周波の信号電流
に対して帯域の異なる特性をもつ2個の1周波阻止回路
を設けることにより、S/N比が良くなる。しかも瞬時
に発生する妨害波,周波数的に片寄った成分,伝送路条
件により各1周波阻止回路の出力値に差を生じさせるこ
とができる。また本発明の別の発明によれば、上記のも
のの他に、使用する帯域全体を通過させる帯域通過ろ波
器を用いることにより、使用しない帯域からの妨害を低
減できる。さらに2周波で使用する場合その1周波の単
一疑似周波数に対しても妨害されず、リアルタイムの応
答が可能になる。
【0009】
【実施例】次に本発明について図1,図2及び図3を参
照して説明する。図1は本発明の一実施例の構成図であ
り、図2及び図3はS/Nを改善する方式の具体例であ
る。本実施例は、2周波f1,f2の信号電流用信号を検
出するため、図1に示すように、ろ波回路を構成する帯
域通過ろ波器1,f1帯域通過ろ波器2及びf2帯域通過
ろ波器3と、2個のf1 阻止回路6,7と、f1検出回
路8と、f1阻止回路6及び7の各出力においてS/N
比の良い方を検出しそれを出力するS/N改善回路12
と、この回路12の出力とf1 検出回路8の出力を比較
する比較回路14から構成される。
【0010】さらに、2個のf2阻止回路9及び10
と、f2検出回路11と,f2 阻止回路9及び10の各
出力においてS/N比の良い方を検出しそれを出力する
S/N改善回路13と、この回路13の出力とf2 検出
回路11の出力を比較する比較回路15と、論理回路及
び信号波形の修正を行う論理・波形修正回路16と、使
用条件によって信号を選択する信号選択回路17から構
成されている。
【0011】この場合、2個のf1阻止回路6,7とS
/N改善回路12によりf1以外の周波数成分の平均値
を求める平均値回路4を構成しており、また2個のf2
阻止回路9,10とS/N改善回路13によりf2 以外
の周波数成分の平均値を求める平均値回路5を構成して
いる。
【0012】また、f1検出回路8はf1のみを抽出し増
幅整流して直流に変換するものであり、f1通過ろ波器
8a,増幅器8b及び整流器8cからなる。f1阻止回
路6及び7はf1 の信号電流以外の周波数成分を増幅し
直流にするものであり、それぞれ帯域の異なるf1 阻止
ろ波器6a,7aと、増幅器6b,7b及び整流器6
c,7cからなっている。また、f2以外の平均値検出
回路5及びf2検出回路11も上述したf1 信号検出系
と同様であり、その説明は省略する。なお、図1中IN
は入力側を、OUTは出力側を示している。
【0013】次に動作について説明する。図1におい
て、ろ波回路は例えば1周波f1 の信号電流に対して図
3に示すような特性21〜23を有しており、前段の帯
域通過ろ波器1で帯域を確保し(同図の特性21)、次
段の帯域通過ろ波器2,3でそれぞれf1帯域とf2帯域
を確保する(特性22,23)。そして、このろ波器2
を通過したf1 の信号電流はf1阻止回路6,7及びf1
検出回路8に入力され、帯域通過ろ波器3を通過したf
2 の信号電流はf2阻止回路9,10及びf2検出回路1
1に入力される。
【0014】これにより、f1検出回路8はf1 通過ろ
波器8aでf1のみを抽出し、増幅器8b,整流器8c
により増幅して直流に変換する。またf2検出回路11
も同様にf2通過ろ波器11aでf2のみを抽出し、増幅
器11b,整流器11cにより増幅し直流に変換する。
【0015】一方、f1阻止回路6,7及びf2阻止回路
9,10のうちf1 阻止回路6,7について図4を参照
して説明する。これは、図2に示すf1 の信号電流に対
して信号電流阻止ろ波器として帯域の異なるf1 阻止回
路6a,7aを用いて、その信号以外の周波数成分をそ
れぞれ増幅器6b,7bで増幅して整流器6c,7cに
より直流に変換する。この場合、図3の特性23が図2
(a) の特性に対応し、図3の特性22が図2(b)の特性
に対応している。ただし図3中符号24は信号電流以外
の信号成分を表している。なお、f2用も同様である。
【0016】次にS/N改善回路12について図3及び
図4を参照して説明する。図4において、今ろ波器6a
が図3の特性22,ろ波器7aが図3の特性23に関係
している場合、結果として、図2(b)のV2,図2(a)の
1の値が発生した場合、比較回路12aは入力側A,
BのうちA側の信号電流以外の信号成分が少ない方を選
ぶ。そしてこの比較回路12aの出力は、次段のリレー
回路12bを駆動させる。その結果、図2(c)において
1−V2 の値だけS/Nを得たことになる。またS/
N改善回路13も同様である。
【0017】また比較回路14,15では、いまS/N
改善回路12の出力aが”0”で、f1を抽出し整流し
たf1検出回路8の出力bが”1”の場合、比較回路1
4の出力cは正電位”1”が発生する。この場合を信号
電流の受信状態とする。次にf1 の成分が無またはS/
N改善回路12の出力が大きい場合、比較回路14の出
力cは”0”となる。次に通話中の音声信号や変復調器
の信号が加えられた場合その信号性質上、信号中に例え
ばf1 ,f2 が存在しても同時に他の成分も存在するた
め、S/N改善回路12の出力aは負電圧が発生し、比
較回路14の出力cは”0”となる。なお、f2 用比較
回路15についても同様である。
【0018】また論理・波形修正回路16は2周波
1,f2で使用する場合、比較回路14からの出力波形
cと比較回路15からの出力波形dにおいて、時間的相
異と前段の比較回路14,15での立ち上がり及び立ち
下がりのジッタ等を修正し、使用目的の波形に調整す
る。
【0019】これによって、信号選択回路17は回線設
定,伝送路状態により3通りの使用が選択可能となり、
その接点x−sの設定によってf1のみが使用でき、接
点z−sの設定によってf2のみが使用でき、さらに接
点y−sによってf1とf2(2周波)が使用できる。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、(1)f
1(またはf2 )用の帯域の異なる2個の1周波阻止回
路を使用しているためS/Nの異なるものが得られ、S
/N比が改善される。また、(2)前項(1)により瞬時に発
生する防害波,周波数的に片寄った成分,伝送路条件に
より各1周波阻止回路の値に差を生じさせることができ
る。
【0021】また本発明の別の発明は、上記のものに加
えて、(3)使用する帯域全体を通過させる帯域通過ろ波
器を備えていることにより、使用しない帯域からの防害
を軽減できる。また(4)2周波f1,f2で使用するとf1
またはf2の単一疑似周波数に対しても防害されない。
また(5)f1,f2用信号検出系に対し2個の比較回路を
備えているため、外来信号(防害波等)の平均値とf2
またはf2の平均値をレベル(電圧値)的、時間的にチ
ェックでき、リアルタイムの応答が可能になる。
【0022】さらに(6)簡単な部品構成となっているの
で製作が容易であり、ろ波器,f1またはf2阻止回路,
1またはf2 検出回路,S/N改善回路,比較回路,
論理回路及び波形修正回路がディジタル処理されている
ため、組立,検査及び保守が従来に比べ時間短縮が可能
である、などの実用上すぐれた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す構成図である。
【図2】本実施例のS/N比を改善する方式の説明図で
ある。
【図3】同じく本実施例のS/N比を改善する方式の説
明図である。
【図4】図1のf1,f2阻止回路及びS/N改善回路の
動作説明図である。
【図5】従来方式の一例を示す構成図である。
【図6】従来方式の別の例を示す構成図である。
【符号の説明】
1 帯域通過ろ波器 2 f1 帯域通過ろ波器 3 f2 帯域通過ろ波器 4 f1 以外の平均値検出回路 5 f2 以外の平均値検出回路 6,7 f1 阻止回路 8 f1 検出回路 9,10 f2 阻止回路 11 f2 検出回路 12,13 S/N改善回路 14,15 比較回路 16 論理・波形修正回路 17 信号選択回路

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 音声帯域内の周波数を信号電流として使
    用する帯域内信号装置において、 1周波の信号電流を通過させる帯域通過ろ波器と、この
    通過帯域ろ波器を通過する1周波の信号電流を検出する
    信号検出回路と、前記帯域通過ろ波器を通過する1周波
    の信号電流に対してその周波数成分を阻止すべく互いに
    異なる特性をもつ2個の1周波阻止回路と、これら1周
    波阻止回路の各出力においてそのS/N比の良い方を検
    出しそれを出力するS/N改善回路と、前記信号検出回
    路の出力と前記S/N改善回路の出力を比較する比較回
    路とを備え、この比較回路より1周波の信号電流を検出
    するようにしたことを特徴とする帯域内信号装置用信号
    検出方式。
  2. 【請求項2】 音声帯域内の周波数を信号電流として使
    用する帯域内信号装置において、 使用する帯域全体の信号を通過させる第1の帯域通過ろ
    波器と、この第1の帯域通過ろ波器の後段において2周
    波の信号電流をそれぞれ通過させる第2及び第3の帯域
    通過ろ波器と、この第2の通過帯域ろ波器を通過する1
    周波の信号電流のみを検出する第1の信号検出回路と、
    前記第3の通過帯域ろ波器を通過する1周波の信号電流
    のみを検出する第2の信号検出回路と、前記第2の帯域
    通過ろ波器を通過する1周波の信号電流に対してその周
    波数成分を阻止すべく互いに異なる特性をもつ2個の第
    1の1周波阻止回路と、前記第3の帯域通過ろ波器を通
    過する1周波の信号電流に対してその周波数成分を阻止
    すべく互いに異なる特性をもつ2個の第2の1周波阻止
    回路と、前記第1の1周波阻止回路の各出力においてそ
    のS/N比の良い方を検出しそれを出力する第1のS/
    N改善回路と、前記第2の1周波阻止回路の各出力にお
    いてそのS/N比の良い方を検出しそれを出力する第2
    のS/N改善回路と、前記第1の信号検出回路の出力と
    前記第1のS/N改善回路の出力を比較する第1の比較
    回路と、前記第2の信号検出回路の出力と前記第2のS
    /N改善回路の出力を比較する第2の比較回路と、前記
    第1及び第2の比較回路の各出力を入力とし信号波形の
    修正を行う波形修正回路と、前記第1及び第2の比較回
    路の各出力と前記波形修正回路の出力を入力とし、それ
    ら出力を使用条件によって選択する信号選択回路とを備
    えたことを特徴とする帯域内信号装置用信号検出方式。
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