JP2859024B2 - 誤動作防止回路付きｄｔｍｆ受信器 - Google Patents
誤動作防止回路付きｄｔｍｆ受信器Info
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- JP2859024B2 JP2859024B2 JP9897992A JP9897992A JP2859024B2 JP 2859024 B2 JP2859024 B2 JP 2859024B2 JP 9897992 A JP9897992 A JP 9897992A JP 9897992 A JP9897992 A JP 9897992A JP 2859024 B2 JP2859024 B2 JP 2859024B2
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- Japan
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- dtmf
- signal
- dtmf signal
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は音声や他の背景雑音等に
よって発生する疑似ＤＴＭＦ信号による誤動作を防止す
ることを考慮したＤＴＭＦ受信器に関する。
よって発生する疑似ＤＴＭＦ信号による誤動作を防止す
ることを考慮したＤＴＭＦ受信器に関する。
【０００２】
【従来の技術】図３は従来のＤＴＭＦ受信器の一例を示
す回路ブロック図である。疑似ＤＴＭＦ信号は周波数成
分と信号レベルが一定状態にある時間が短いものが多い
という特性を備えている。この特性を利用して時間処理
部１６の信号継続時間を長くする（ＣＣＩＴＴ勧告では
局用端末でＤＴＭＦ信号が４０ｍｓｅｃ以上継続してＤ
ＴＭＦ受信器に入力された場合にＤＴＭＦ信号を検出し
なければならない。）ことにより、疑似ＤＴＭＦ信号が
入力してもＤＴＭＦ信号値が出力されるようにして受信
誤動作を防止している。
す回路ブロック図である。疑似ＤＴＭＦ信号は周波数成
分と信号レベルが一定状態にある時間が短いものが多い
という特性を備えている。この特性を利用して時間処理
部１６の信号継続時間を長くする（ＣＣＩＴＴ勧告では
局用端末でＤＴＭＦ信号が４０ｍｓｅｃ以上継続してＤ
ＴＭＦ受信器に入力された場合にＤＴＭＦ信号を検出し
なければならない。）ことにより、疑似ＤＴＭＦ信号が
入力してもＤＴＭＦ信号値が出力されるようにして受信
誤動作を防止している。
【０００３】同様にＤＴＭＦ信号はＤＴＭＦ高群周波数
帯域とＤＴＭＦ低群周波数帯域の信号レベルがほぼ同じ
であるという特性（実際には高群信号レベルに対し低群
信号レベルは−数ｄＢのレベル差を与えられて送出され
る）を利用してＤＴＭＦ高群周波数とＤＴＭＦ低群周波
数の信号レベル差を比較し、２つの周波数帯域信号の信
号レベル差が大きい場合には疑似ＤＴＭＦ信号が入力さ
れているとみなして、ＤＴＭＦ信号処理を中断させてい
る。図３において、高群のＤＴＭＦ信号は高群分離バン
ドパス・フィルタ１，リミッタ処理部３および高群周波
数検出部４により検出される。また、低群のＤＴＭＦ信
号は低群分離バンドパス・フィルタ２，リミッタ処理部
３および高群周波数検出部５により検出される。上述の
高群および低群ＤＴＭＦ信号のレベル差を比較すること
により疑似ＤＴＭＦ信号の入力を検出する機能はデコー
ド処理・時間処理部１６により実現されていた。このよ
うに疑似ＤＴＭＦ信号が入力された場合、従来のＤＴＭ
Ｆ受信器では受信器内部で疑似ＤＴＭＦ信号による誤動
作の防止を行っているが、十分な効果は得られていな
い。
帯域とＤＴＭＦ低群周波数帯域の信号レベルがほぼ同じ
であるという特性（実際には高群信号レベルに対し低群
信号レベルは−数ｄＢのレベル差を与えられて送出され
る）を利用してＤＴＭＦ高群周波数とＤＴＭＦ低群周波
数の信号レベル差を比較し、２つの周波数帯域信号の信
号レベル差が大きい場合には疑似ＤＴＭＦ信号が入力さ
れているとみなして、ＤＴＭＦ信号処理を中断させてい
る。図３において、高群のＤＴＭＦ信号は高群分離バン
ドパス・フィルタ１，リミッタ処理部３および高群周波
数検出部４により検出される。また、低群のＤＴＭＦ信
号は低群分離バンドパス・フィルタ２，リミッタ処理部
３および高群周波数検出部５により検出される。上述の
高群および低群ＤＴＭＦ信号のレベル差を比較すること
により疑似ＤＴＭＦ信号の入力を検出する機能はデコー
ド処理・時間処理部１６により実現されていた。このよ
うに疑似ＤＴＭＦ信号が入力された場合、従来のＤＴＭ
Ｆ受信器では受信器内部で疑似ＤＴＭＦ信号による誤動
作の防止を行っているが、十分な効果は得られていな
い。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】従来のＤＴＭＦ受信器
では信号継続時間４０ｍｓｅｃ以上の長さに設定した場
合は疑似ＤＴＭＦ信号による誤動作は少なくなるが、Ｃ
ＣＩＴＴの規格通りにならないばかりか受信器入力信号
の信号対雑音比は小さくなり、所要受信時間も長くなる
という問題があった。また、周波数分離後の２周波数間
レベル差を利用した処理も２周波間のＤＴＭＦ信号レベ
ル許容値を大きくした場合は疑似ＤＴＭＦ信号に対する
受信器の誤動作の改善は得られない。一方、２周波間の
レベルの許容値を小さくした場合は、疑似ＤＴＭＦ信号
に対する受信器の誤動作は減少するが、あまり幅を小さ
くすると、ＤＴＭＦ信号でも疑似ＤＴＭＦ信号とみなさ
れる場合が起こり得るという問題があった。本発明の目
的は上記問題を解決するもので、ＤＴＭＦ受信器の機能
を損なうことなく、音声や背景雑音より発生する疑似Ｄ
ＴＭＦ信号による誤動作を防止できるＤＴＭＦ受信器を
提供することにある。
では信号継続時間４０ｍｓｅｃ以上の長さに設定した場
合は疑似ＤＴＭＦ信号による誤動作は少なくなるが、Ｃ
ＣＩＴＴの規格通りにならないばかりか受信器入力信号
の信号対雑音比は小さくなり、所要受信時間も長くなる
という問題があった。また、周波数分離後の２周波数間
レベル差を利用した処理も２周波間のＤＴＭＦ信号レベ
ル許容値を大きくした場合は疑似ＤＴＭＦ信号に対する
受信器の誤動作の改善は得られない。一方、２周波間の
レベルの許容値を小さくした場合は、疑似ＤＴＭＦ信号
に対する受信器の誤動作は減少するが、あまり幅を小さ
くすると、ＤＴＭＦ信号でも疑似ＤＴＭＦ信号とみなさ
れる場合が起こり得るという問題があった。本発明の目
的は上記問題を解決するもので、ＤＴＭＦ受信器の機能
を損なうことなく、音声や背景雑音より発生する疑似Ｄ
ＴＭＦ信号による誤動作を防止できるＤＴＭＦ受信器を
提供することにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に本発明によるＤＴＭＦ受信器は押しボタン電話機のボ
タンを押したときに発信される２つの周波数を処理する
ために用いられる２波方式多周波受信器において、音声
や他の背景雑音等から発生する疑似ＤＴＭＦ信号を入力
信号から分離し抽出するためのディジタル・フィルタ
と、前記ディジタル・フィルタを通った疑似ＤＴＭＦ信
号成分のレベルを検出するための疑似ＤＴＭＦ信号成分
レベル検出回路と、ＤＴＭＦ信号のレベルを検出するた
めの入力信号成分レベル検出回路と、前記疑似ＤＴＭＦ
信号成分レベル検出回路出力と前記入力信号成分レベル
検出回路出力とを比較する比較回路とを備え、前記ＤＴ
ＭＦ信号以外の信号が前記ＤＴＭＦ信号より同じまたは
大きい場合、ＤＴＭＦ信号処理を中止するように構成し
てある。
に本発明によるＤＴＭＦ受信器は押しボタン電話機のボ
タンを押したときに発信される２つの周波数を処理する
ために用いられる２波方式多周波受信器において、音声
や他の背景雑音等から発生する疑似ＤＴＭＦ信号を入力
信号から分離し抽出するためのディジタル・フィルタ
と、前記ディジタル・フィルタを通った疑似ＤＴＭＦ信
号成分のレベルを検出するための疑似ＤＴＭＦ信号成分
レベル検出回路と、ＤＴＭＦ信号のレベルを検出するた
めの入力信号成分レベル検出回路と、前記疑似ＤＴＭＦ
信号成分レベル検出回路出力と前記入力信号成分レベル
検出回路出力とを比較する比較回路とを備え、前記ＤＴ
ＭＦ信号以外の信号が前記ＤＴＭＦ信号より同じまたは
大きい場合、ＤＴＭＦ信号処理を中止するように構成し
てある。
【０００６】
【実施例】以下、図面を参照して本発明をさらに詳しく
説明する。図１は本発明によるＤＴＭＦ受信器の実施例
を示す回路ブロック図である。本図において、従来の回
路と同じ構成部分には同じ符号を付してある。従来の構
成部分に加えてディジタル・ノッチ・フィルタ７，疑似
ＤＴＭＦ信号成分レベル検出回路８および入力信号成分
レベル検出回路９を設けてある。ディジタル・ノッチ・
フィルタ７はＤＴＭＦ各周波数成分を入力信号から除去
するためのフィルタで、ＤＴＭＦ信号以外の信号を出力
する。入力信号成分レベル検出回路９は入力信号レベル
からＤＴＭＦ信号成分以外の信号レベルを減算すること
によりＤＴＭＦ信号成分のレベルを求める。疑似ＤＴＭ
Ｆ信号成分レベル検出回路８はディジタル・ノッチ・フ
ィルタ７から出力さたＤＴＭＦ信号以外の信号のレベル
を検出する。
説明する。図１は本発明によるＤＴＭＦ受信器の実施例
を示す回路ブロック図である。本図において、従来の回
路と同じ構成部分には同じ符号を付してある。従来の構
成部分に加えてディジタル・ノッチ・フィルタ７，疑似
ＤＴＭＦ信号成分レベル検出回路８および入力信号成分
レベル検出回路９を設けてある。ディジタル・ノッチ・
フィルタ７はＤＴＭＦ各周波数成分を入力信号から除去
するためのフィルタで、ＤＴＭＦ信号以外の信号を出力
する。入力信号成分レベル検出回路９は入力信号レベル
からＤＴＭＦ信号成分以外の信号レベルを減算すること
によりＤＴＭＦ信号成分のレベルを求める。疑似ＤＴＭ
Ｆ信号成分レベル検出回路８はディジタル・ノッチ・フ
ィルタ７から出力さたＤＴＭＦ信号以外の信号のレベル
を検出する。
【０００７】比較回路１０はＤＴＭＦ信号成分のレベル
とそれ以外の信号成分のレベルとを比較し、その比較結
果をデコード処理・時間処理部６に出力する。デコード
処理・時間処理部６は各信号のレベルが同じかまたはＤ
ＴＭＦ信号成分以外の信号レベルが高い場合、ＤＴＭＦ
受信器に疑似ＤＴＭＦ信号が入力されたと判断してＤＴ
ＭＦ信号処理を中止する。これにより疑似ＤＴＭＦ信号
によるＤＴＭＦ受信器の誤動作を防止できる。
とそれ以外の信号成分のレベルとを比較し、その比較結
果をデコード処理・時間処理部６に出力する。デコード
処理・時間処理部６は各信号のレベルが同じかまたはＤ
ＴＭＦ信号成分以外の信号レベルが高い場合、ＤＴＭＦ
受信器に疑似ＤＴＭＦ信号が入力されたと判断してＤＴ
ＭＦ信号処理を中止する。これにより疑似ＤＴＭＦ信号
によるＤＴＭＦ受信器の誤動作を防止できる。
【０００８】図２は本発明によるＤＴＭＦ受信器の他の
実施例を示す回路ブロック図である。この実施例は図１
のディジタル・ノッチ・フィルタの代わりに２ＫＨｚ以
上の信号成分を取り出すディジタル・ハイパス・フィル
タ１１を設けている。レベル検出回路１８はＤＴＭＦ信
号帯域の２ＫＨｚ以上の信号レベルを検出する。また、
レベル検出回路１９はＤＴＭＦ信号帯域の２ＫＨｚ以下
の信号のレベルを検出する。比較回路２０は上記ＤＴＭ
Ｆ信号帯域の２ＫＨｚ以上の信号レベルと２ＫＨｚ以下
の信号のレベルを比較し、その比較結果をデコード処理
・時間処理部６に出力する。これにより、図１と同様に
疑似ＤＴＭＦ信号によるＤＴＭＦ受信器の誤動作を防止
することができる。
実施例を示す回路ブロック図である。この実施例は図１
のディジタル・ノッチ・フィルタの代わりに２ＫＨｚ以
上の信号成分を取り出すディジタル・ハイパス・フィル
タ１１を設けている。レベル検出回路１８はＤＴＭＦ信
号帯域の２ＫＨｚ以上の信号レベルを検出する。また、
レベル検出回路１９はＤＴＭＦ信号帯域の２ＫＨｚ以下
の信号のレベルを検出する。比較回路２０は上記ＤＴＭ
Ｆ信号帯域の２ＫＨｚ以上の信号レベルと２ＫＨｚ以下
の信号のレベルを比較し、その比較結果をデコード処理
・時間処理部６に出力する。これにより、図１と同様に
疑似ＤＴＭＦ信号によるＤＴＭＦ受信器の誤動作を防止
することができる。
【０００９】以上の実施例ではディジタル・フィルタを
用いた例を説明したが、アナログ・フィルタを用いても
同様な効果を得ることができる。なお、フィルタの特性
を簡単に自由に変更できるディジタル・フィルタを使用
した場合の効果が大きいことは明らかである。
用いた例を説明したが、アナログ・フィルタを用いても
同様な効果を得ることができる。なお、フィルタの特性
を簡単に自由に変更できるディジタル・フィルタを使用
した場合の効果が大きいことは明らかである。
【００１０】
【発明の効果】以上、説明したように本発明によれば、
ＤＴＭＦ受信器の機能を損なうことなく、音声や背景雑
音より発生する疑似ＤＴＭＦ信号による誤動作を防止で
きるという効果がある。
ＤＴＭＦ受信器の機能を損なうことなく、音声や背景雑
音より発生する疑似ＤＴＭＦ信号による誤動作を防止で
きるという効果がある。
【図１】本発明によるＤＴＭＦ受信器の実施例を示す回
路ブロック図である。
路ブロック図である。
【図２】本発明によるＤＴＭＦ受信器の他の実施例を示
す回路ブロック図である。
す回路ブロック図である。
【図３】従来のＤＴＭＦ受信器の一例を示す回路ブロッ
ク図である。
ク図である。
１…ＤＴＭＦ信号高群分離用バンドパス・フィルタ ２…ＤＴＭＦ信号低群分離用バンドパス・フィルタ ３…リミッタ処理部 ４…ＤＴＭＦ信号高群各周波数分離レベル検出回路 ５…ＤＴＭＦ信号低群各周波数分離レベル検出回路 ６，１６…デコード処理・時間処理部 ７…疑似ＤＴＭＦ信号検出用ディジタル・ノッチ・フィ
ルタ ８…疑似ＤＴＭＦ信号成分レベル検出回路 ９…入力信号成分検出回路 １０，２０…比較回路 １１…疑似ＤＴＭＦ信号検出用ディジタル・ハイパス・
フィルタ
ルタ ８…疑似ＤＴＭＦ信号成分レベル検出回路 ９…入力信号成分検出回路 １０，２０…比較回路 １１…疑似ＤＴＭＦ信号検出用ディジタル・ハイパス・
フィルタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6，ＤＢ名) H04Q 1/45 H04M 1/65
Claims (3)
- 【請求項１】 押しボタン電話機のボタンを押したとき
に発信される２つの周波数を処理するために用いられる
２波方式多周波受信器において、 音声や他の背景雑音等から発生する疑似ＤＴＭＦ信号を
入力信号から分離し抽出するためのディジタル・フィル
タと、 前記ディジタル・フィルタを通った疑似ＤＴＭＦ信号成
分のレベルを検出するための疑似ＤＴＭＦ信号成分レベ
ル検出回路と、 ＤＴＭＦ信号のレベルを検出するための入力信号成分レ
ベル検出回路と、 前記疑似ＤＴＭＦ信号成分レベル検出回路出力と前記入
力信号成分レベル検出回路出力とを比較する比較回路と
を備え、 前記ＤＴＭＦ信号以外の信号が前記ＤＴＭＦ信号より同
じまたは大きい場合、ＤＴＭＦ信号処理を中止するよう
に構成したことを特徴とする誤動作防止回路付きＤＴＭ
Ｆ受信器。 - 【請求項２】 前記ディジタル・フィルタはディジタル
・ノッチ・フィルタである請求項１記載の誤動作防止回
路付きＤＴＭＦ受信器。 - 【請求項３】 前記ディジタル・フィルタはディジタル
・ハイパス・フィルタである請求項１記載の誤動作防止
回路付きＤＴＭＦ受信器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9897992A JP2859024B2 (ja) | 1992-02-28 | 1992-02-28 | 誤動作防止回路付きｄｔｍｆ受信器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9897992A JP2859024B2 (ja) | 1992-02-28 | 1992-02-28 | 誤動作防止回路付きｄｔｍｆ受信器 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05244645A JPH05244645A (ja) | 1993-09-21 |
| JP2859024B2 true JP2859024B2 (ja) | 1999-02-17 |
Family
ID=14234140
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9897992A Expired - Fee Related JP2859024B2 (ja) | 1992-02-28 | 1992-02-28 | 誤動作防止回路付きｄｔｍｆ受信器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2859024B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4609202B2 (ja) * | 2005-06-27 | 2011-01-12 | パナソニック電工株式会社 | 集合住宅用インターホンシステム |
| JP4604880B2 (ja) * | 2005-06-27 | 2011-01-05 | パナソニック電工株式会社 | 集合住宅用インターホンシステム |
| JP6157201B2 (ja) * | 2013-05-01 | 2017-07-05 | Kddi株式会社 | 雑音を含む音声信号からコードに対応する特定周波数を検出する装置、プログラム及び方法 |
-
1992
- 1992-02-28 JP JP9897992A patent/JP2859024B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH05244645A (ja) | 1993-09-21 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |