JPH05198662A - プローブ装置及び同装置におけるアライメント方法 - Google Patents

プローブ装置及び同装置におけるアライメント方法

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JPH05198662A
JPH05198662A JP20483992A JP20483992A JPH05198662A JP H05198662 A JPH05198662 A JP H05198662A JP 20483992 A JP20483992 A JP 20483992A JP 20483992 A JP20483992 A JP 20483992A JP H05198662 A JPH05198662 A JP H05198662A
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JP
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probe
height
chip
chuck
detecting
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Application number
JP20483992A
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English (en)
Inventor
Ryuichi Takefuchi
隆一 竹淵
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Tokyo Electron Yamanashi Ltd
Original Assignee
Tokyo Electron Yamanashi Ltd
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Publication date
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  • Container, Conveyance, Adherence, Positioning, Of Wafer (AREA)
  • Testing Of Individual Semiconductor Devices (AREA)
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  • Testing Or Measuring Of Semiconductors Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】アライメント精度の高いプローブ装置を提供す
る。 【構成】ウェハ上に配列されたチップの電気的特性を測
定するためのプローブ装置は、プローブ針12aが配設
されたプローブカード12と、ウェハを載置するための
回転チャック22と、を具備する。チャック22はXY
ステージ21に支持される。固定アライメントブリッジ
11には固定カメラ13と静電容量センサ14が配設さ
れる。ステージ21には移動カメラ23が配設される。
チャック22にはターゲット25aが形成された透明板
25bが取付けられる。ターゲット25a及びその周囲
部は導電性で透明な薄膜25cからなる。ターゲット2
5aは、カメラ13、23の位置合わせ及び焦点合わせ
に使用される。薄膜25cは静電容量センサ14による
高さ検出に使用される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体ウェハなどの被
検査体の検査に利用されるプローブ装置及び同装置にお
けるアライメント方法に関する。
【0002】
【従来の技術】被検査体、例えば半導体ウェハの表面に
は一定間隔で規則的に配列された多数のチップが形成さ
れる。各チップ内の所定の箇所にはこのチップ内の各種
の半導体素子に連なる多数のパッドが形成される。チッ
プ内の各パッドに検査装置の対応のプローブ針を接触さ
せた状態でこのチップの電気的特性の検査が行われる。
不良チップに対してはマーキングなどによる識別が行わ
れる。通常、この種の検査には自動化を図るためにプロ
ーブ装置が利用される。
【0003】この種のプローブ装置の最新のものは、検
査対象の半導体ウェハを保持しかつ垂直方向に昇降可能
なチャックを具備する。上記チャックはステージにより
支持され且つ水平面内を移動可能となっている。
【0004】上記プローブ装置のアライメントブリッジ
側には固定カメラが配設され、チャックに保持された半
導体ウェハ表面の任意のチップの位置を検出するために
使用される。他方、上記ステージには昇降可能に移動カ
メラが配設され、チップ内の所定箇所に接触するプロー
ブ針の位置を検出するために使用される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のプローブ装
置は、固定カメラで検出されるチップと、プローブ針を
検出する移動カメラとの位置関係(距離)が一定である
ことを前提として、チップとプローブ針とのアライメン
トを行っている。しかし、高温又は低温状態で検査を行
う場合、熱膨張や熱収縮に伴う半導体ウェハや上記チャ
ックの伸縮、あるいは、チャック上へのウェハの載置状
態のバラツキなどに起因して上記位置関係が微妙に変動
する。従って、上記従来装置にあっては、この変動に伴
い上記アライメントの精度が低下するという問題があ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記問題を解決するた
め、本発明においては、被検査基板上に配列された複数
のチップの夫々の電気的特性を測定するためのプローブ
装置及び同装置におけるアライメント方法を提供する。
【0007】本発明の装置は、前記基板上の前記チップ
に接触するための複数のプローブ針が配設されたプロー
ブカードと、前記プローブ針を介して前記チップとの間
で電気的信号を交換する手段と、前記プローブカードに
対向して配置され且つ前記基板を載置するためのチャッ
クと、前記チャックが水平面内で回転可能であること
と、前記チャックを支持するステージと、前記ステージ
が水平方向において移動可能であることと、を具備す
る。
【0008】本発明の装置は更に、水平方向における前
記チップの位置を光学的に検出するための第1検出手段
と、水平方向における前記プローブ針の位置及び高さを
光学的に検出するための第2検出手段と、前記チップの
高さを検出するための静電容量センサと、前記第1及び
第2検出手段の間に位置するように前記チャックに取付
けられた透明板と、を具備する。透明板にはターゲット
と導電性で且つ透明な第1薄膜とが形成される。
【0009】
【作用】前記ターゲットの中心が第1及び第2検出手段
の相互の水平方向における位置合わせ及び焦点合わせに
使用され、前記チップと前記プローブ針との水平方向に
おける距離を算出するための基準となる。また、前記第
1薄膜の静電容量センサ側の主面がチップとプローブ針
との垂直方向における距離を算出するための基準とな
る。
【0010】
【実施例】図1は本発明の実施例に係る半導体ウェハの
プローブ装置の要部構成を示す斜視図であり、図2は同
装置のレイアウトを示す概略平面図である。
【0011】図2図示の如く、本プローブ装置は、本体
ケーシング1を区画して形成された搬送部2と、検査部
3とを具備する。搬送部2には、プリアライメントステ
ージ、ハンドリングアーム等が配設される。被検査体で
あるウェハは、搬送部2でプリアライメントされ、検査
部3に受け渡される。検査部3には、図1図示のような
検査機構が配設され、ウェハ表面に形成されたICチッ
プの電気的特性が検査される。
【0012】図1において、11はアライメントブリッ
ジ、12はプローブカード、13は固定カメラ、14は
静電容量センサ、21はステージ、22はチャック、2
3は移動カメラ、24は移動カメラの昇降機構である。
この実施例では、第1の光学的位置検出手段として固定
焦点の固定カメラ13が、第2の光学的位置検出手段と
して固定焦点の移動カメラ23が夫々例示されている。
X,Y,Zは、説明の便宜上、図中に設定した直交座標
系である。
【0013】本プローブ装置には、ステージ21やチャ
ック22の駆動機構、あるいは、この駆動機構やカメラ
やプローバなどを制御すると共にこれらから取り込んだ
データを処理するプロセッサ6などの公知の機構が内蔵
される。
【0014】アライメントブリッジ11は、本体ケーシ
ング1に固定される。アライメントブリッジ11には、
半導体ウェハ上のチップの位置を検出するための固定カ
メラ13と、ウェハ表面などの高さを検出するための静
電容量センサ14が配設される。
【0015】プローブカード12の中央部分には開口が
形成され、この開口の周縁部から斜め下方に多数のプロ
ーブ針12aが突出される。プローブ針12aはICチ
ップの電極パッドと接触するように配列される。
【0016】図3図示の如く、プローブカード12は、
ステージ21の上方に設けられたインサートリング4に
取付けられ、他方、インサートリング4は本体ケーシン
グ1に固定される。インサートリング4上には、テスト
ヘッド5が退避可能に設置され、同リング4を介してプ
ローブカード12と電気的に接続される。テストヘッド
5は、プローブ針12aがICチップの電極パッドと接
触した状態において、プローブ針12aを介して、所定
の電気的信号をICチップに出力すると共に、チップか
らの戻り信号を入力し、ICチップの電気的特性を検査
する。
【0017】再び図1に関し、ステージ21は、X方向
に延在される2本のレールに沿ってX方向に移動可能な
Xステージ21aと、このXステージ21a上をY方向
に延在される2本のレールに沿ってY方向に移動可能な
Yステージ21bとから構成される。このX,Yステー
ジ21a,21bは、パルスモータなどを含む慣用の駆
動機構によって水平面内をX方向とY方向とに駆動され
る。Yステージ21b上に搭載されたチャック22は、
慣用の昇降機構によって上下方向(Z方向)に駆動され
ると共に、その中心を通りZ軸に平行な中心線の周りに
慣用の回転機構によって回転される。
【0018】Yステージ21bの側面には昇降機構24
が固定される。この昇降機構24には上下方向に昇降自
在な移動カメラ23が保持される。この移動カメラ23
は、高倍率部23aと低倍率部23bとから構成され
る。高倍率部23aに隣接して、例えばLEDからなる
発光素子23cが配設される。発光素子23cは、プロ
ーブ針12aを照らすことにより、カメラ23による針
12aの位置の同定を行いやすくするために使用され
る。発光素子23cの光量はコントローラにより調整可
能となっている。
【0019】チャック22の側面には、その径方向に水
平に突出する小片25が固定される。この小片25は、
図4の拡大斜視図に示すように、短冊状の透明板25b
からなる。板25bの表面には、導電性薄膜、例えばI
TO(indium tin oxide)薄膜あるいはクロムを用いて
描かれた十字マークの中心によって定義されるターゲッ
ト25aが形成される。これはカメラ13、23により
検出する際の基準点として機能する。また、十字状の薄
膜の周辺には、これを覆うように導電性透明薄膜、例え
ばITOの薄膜25cが配設される。この実施例では、
ターゲット25aの薄膜と、導電性透明薄膜25cと
は、互いの表面が実質的に同じ高さとなるように形成さ
れている。導電性透明薄膜25cは、静電容量センサ1
4によるZ方向の位置検出を可能とするために配設され
る。
【0020】ターゲット25aが形成された小片25
は、チャック22の回転により移動カメラ23の高倍率
部の光軸上に移動しかつここから退避できるようになっ
ている。小片25はまた、チャック22に着脱自在に取
付けるように構成することも可能である。
【0021】次に、上記プローブ装置におけるウェハ上
のICチップとプローブ針とのアライメント操作を、図
9のフローチャートに従って説明する。アライメントに
先立ち、チャック22はステージ21の駆動機構によっ
て所定の箇所に移動され、ここで搬送部2からチャック
22上に半導体ウェハが載置される。
【0022】先ず、第1の工程S1 では、固定カメラ1
3、移動カメラ23、及びターゲット25aの三者の位
置合わせが行われる。またこの時、ターゲット25aの
高さ位置が容量センサ14で測定される。そして、下記
の(X0 、Y0 、Z0 、θ0、h0 )がデータとして保
存される。工程S1 の詳細は次の通りである。
【0023】ウェハWを載置したチャック22は、ステ
ージ21の駆動機構によってアライメントブリッジ11
の固定カメラ13の下方に搬送される。この際、チャッ
ク22の回転により、ターゲット25aが移動カメラ2
3の高倍率部23aの視野の中心付近に位置決めされ
る。
【0024】次に、図5に示すように、ターゲット25
aが固定カメラ13の視野の中心に位置するように
(X,Y)座標内のステージ21の位置決めが行われ
る。この位置決めに際しては、ターゲット25aの映像
の鮮明度を極大にする状態にまでチャック22の高さが
調整されることにより、ターゲット25aが固定カメラ
13の焦点に位置決めされる。続いて、ターゲット25
aの映像の鮮明度を極大にする状態にまで移動カメラ2
3の高さが昇降機構24によって調整されることによ
り、ターゲット25aがレンズの焦点に来るように移動
カメラ23が位置決めされる。この位置決めが終了した
状態では、固定カメラ13と移動カメラ23の高倍率部
23aの視野の中心と焦点とがターゲット25aを介在
させながら一致する。
【0025】この状態において、チャック22の回転座
標内の位置(θ0 )、ステージ21の(X,Y)座標内
の位置(X0 、Y0 )がデータとしてプロセッサに保存
される。また、昇降機構24による移動カメラ23の高
さ位置(h0 )もデータとしてプロセッサに保存され
る。
【0026】次に、ターゲット25a若しくは導電性薄
膜25cが容量センサ14の真下に来るようにチャック
22がステージ21により(X,Y)座標面内で駆動さ
れる。ここで、ターゲット25aの高さ位置(Z0 )が
容量センサ14で測定され、且つプロセッサにデータと
して保存される。
【0027】第2の工程S2 では、固定カメラ13に対
して、ウェハW上の最初に検査されるチップCが位置付
けられ、チップCの位置が検出される。また静電容量セ
ンサ14によりチップCの高さ位置も測定される。そし
て、下記の(X1 、Y1 、Z1 )がプロセッサに入力さ
れ、これらに基づいて算出された下記の(Dx、Dy、
dz)がデータとして保存される。また別途検出された
(θ1 )がデータとして保存される。工程S2 の詳細は
次の通りである。
【0028】ステージ21の(X,Y)座標内での移動
が行われ、ウェハWにおいて最初に検査されるチップC
の映像が固定カメラ13によって取り込まれる。この取
り込まれたチップCの映像の特定部分が固定カメラ13
の視野の中心に位置するように(X,Y)座標内のステ
ージ21の位置決めが行われる。
【0029】また、チップCの電極パッドの配列orウェ
ハWのチップ(s)のスクライブラインに合わせチャッ
ク22の回転座標内の位置調整が行われる。この種の位
置合わせの概要は米国特許4,966,520 (特開昭2-22426
0)に開示される。
【0030】この位置決めが終了した状態において、ス
テージ21の位置(X1 、Y1 )及びチャック22の位
置即ち回転角度(θ1 )がプロセッサに入力される。次
に、チップCが静電容量センサ14の下に送られ、ここ
で、チップCの高さ位置(Z1 )が測定され、プロセッ
サに入力される。
【0031】プロセッサでは、水平方向の距離に関し、
Dx=abs(X1 −X0 )、Dy=abs(Y1 −Y
0 )が算出され、保存される。図10図示の如く、D
x、Dyは、最初に検査されるチップCから移動カメラ
23の高倍率部23a中心までの水平方向距離の(X、
Y)成分となる。また、プロセッサでは、垂直方向距離
に関し、dz=abs(Z1 −Z0 )が算出される。図
11図示の如く、(Z1−Z0 )はターゲット25aか
らウェハ表面のチップCまでの高さである。図11にお
いてFDは焦点距離を示す。
【0032】第3の工程S3 では、静電容量センサ14
によりウェハWの高さ分布orプロファイルが測定され、
同プロファイルがデータとして保存される。なぜなら、
ウェハW上のチップ(s)は、ウェハWの厚みのばらつ
きや反りなどに起因して、高さ位置が一定ではないから
である。工程S3 の詳細は次の通りである。
【0033】ウェハWを保持したチャック22は、ステ
ージ21の駆動により静電容量センサ14の直下に送ら
れる。ここで、ウェハWの表面が、図8(a)の直線L
1〜L4に例示するように、縦横と、45°斜めの方向
に走査される。そして、その高さの分布が、図8(b)
のH1〜H4に例示するように測定され、プロセッサに
データとして保存される。ウェハWの表面は、走査線L
1〜L4の夫々を中心とする頂角45°の円弧状の4個
の領域に分割される。例えば、走査線L1を含む領域の
場合、斜線を付したようなものとなる。後で電気的特性
を測定する際に、これらの分割された各領域内に含まれ
る各チップの高さが、チップCとの高低差δhの形で利
用される。
【0034】第4の工程S4 では、移動カメラ23の高
倍率部23aによりプローブ針12aの先端部分の位置
が検出される。そして、下記の(X2 、Y2 、h2 )が
データとして保存される。また下(h2 )に基づいて算
出された(Dz)がデータとして保存される。工程S4
の詳細は次の通りである。
【0035】図7に示すように、チャック22が回転さ
れ、ターゲット25aが移動カメラ23の視野外に退避
される。そして、チャック22がステージ21の駆動に
よってプローブカード12の下方に搬送され、プローブ
カード12の映像が移動カメラ23によって取り込まれ
る。この取り込まれたプローブカード12の映像に含ま
れる特定のプローブ針12aの先端部分の映像が移動カ
メラ23の視野の中心に位置するように(X,Y)座標
内のステージ21の位置決めが行われる。
【0036】この位置決めに際しては、まず、移動カメ
ラ23の低倍率部23bにより概略の位置決めが行わ
れ、続いて高倍率部23aによる高精度の位置決めが行
われる。この(X,Y)座標内の位置決めと並行して、
特定のプローブ針12aの先端部分の映像の鮮明度を極
大にする状態にまで昇降機構24によって移動カメラ2
3の高さが調整され、この特定のプローブ針の先端部分
が移動カメラ23の焦点に位置決めされる。
【0037】この位置決めが終了すると、チャック22
の回転座標位置がθ1 に戻される。この位置決めが終了
した状態において、ステージ21の位置(X2 、Y2 )
と、昇降機構24による移動カメラ23の高さ(h2 )
とがプロセッサに保存される。
【0038】プロセッサでは、垂直方向距離に関し、D
z=abs(h2 −h0 )−dzが算出される。図11
図示の如く、(h2 −h0 )は移動カメラ23によって
検出されたターゲット25aから特定のプローブ針12
aの先端部分までの高さである。dzは、前述の如く、
ターゲット25aからウェハ表面のチップCまでの高さ
である。従って、DzはチップCから特定のプローブ針
12aの先端部分までの垂直方向距離となる。最後に、
第5の工程S5 として、チップの電気的特性の検査が行
われる。
【0039】チャック22は、(X,Y)座標内即水平
方向において、工程S4 終了時の位置(X2 、Y2 )か
ら(Dx、Dy)だけステージ21により移動される。
即ち、チャック22は、図10図示の如く、移動カメラ
23がプローブ針12aと整一した位置から、チップC
と移動カメラ23との距離分だけ移動される。
【0040】またチャック22は、(Z)軸方向即ち垂
直方向において、工程S4 終了時の位置(工程S1 終了
時から工程S4 終了時まで不変)からDz+α(ここで
ただしα>0)だけ上昇される。
【0041】この水平、垂直方向への送りが終了する
と、チップCの特定部分(この例では特定の電極パッ
ド)がプローブカード12の特定のプローブ針12aの
先端部分に+αに起因する適当な接触圧を保ちながら接
触することとなる。これと同時に、チップC内の他のパ
ッドもプローブカード12の対応のプローブ針12aの
先端部分に適当な接触圧で接触する。そして引き続き検
査装置による電気的特性の検査が開始される。
【0042】最初のチップCに対する自動針合わせと電
気的特性の検査とが終了すると、検査対象の全てのチッ
プに対して電気的特性の検査が順次行われる。ここで、
チャック22は、チップ間隔に等しい値だけ水平方向へ
移動され、また、垂直方向では、接触高さとこれよりも
所定値低い接触解除高さの間を昇降される。この際、ウ
ェハの厚みのばらつきや反りに起因する各チップの高さ
のばらつきのもとで各チップとプローブ針先との接触圧
を均一化するために、昇降高さの補正値δhが付加され
る。
【0043】このようにして、最初のウェハの全チップ
について検査が終了すると、チャック22が搬送部2の
近傍に移動され、ここで、検査済みのウェハが取り除か
れ、次の検査対象の新たなウェハが載置される。
【0044】この新たなウェハにおけるプローブ針とチ
ップとのアライメントに際しては、上記工程S1 は省略
し、工程S2 から開始することができる。しかし、熱膨
張に伴うチャック22の伸縮等に起因してデータ(X0
、Y0 、Z0 、θ0 、h0 )が変動すると、アライメ
ントの精度が低下する。従って、最善の策としては全て
のウェハについて、次善の策としては何枚おきかのウェ
ハについて、工程S1 のカメラ13、23の視野間の位
置合わせが行われ、データが更新されることが望まし
い。
【0045】上記実施例にあっては、固定カメラ13を
使用して最初に検査しようとするチップの位置を検出す
る構成を例示した。しかしながら、このような実際のチ
ップに代えて、位置検出に適した特定パターンを含むダ
ミーチップをウェハ上の特定の箇所に作成し、使用する
こともできる。即ち、固定カメラ13を使用してこのダ
ミーチップの位置を検出し、この検出結果とウェハ上に
おけるダミーチップと他のチップとの所定の位置関係か
ら最初の検査対象のチップの位置を算出するようにして
もよい。
【0046】また、上記実施例においては、固定焦点の
カメラ13、23を使用しているが、これに代えて、オ
ートフォーカス機構のカメラを用いて観察対象物の位置
を検知することも可能である。この場合、焦点までの距
離を計測する部材をカメラに配備し、対象物の位置を計
るようにする。また、本発明のプローブ装置は、半導体
ウェハの他、液晶基板など他の適宜な被検査体に対して
も適用することができる。
【0047】
【発明の効果】本発明のプローブ装置は、高温又は低温
状態で検査を行う場合の熱膨張に伴うウェハやチャック
の伸縮、あるいは、チャック上へのウェハの載置状態の
バラツキなどに起因する位置関係の変動の補正が可能と
なる。
【0048】本発明のプローブ装置は、水平面内だけで
はなく高さ方向の位置合わせも行うため、チップ内のパ
ッドとプローブ針先との接触圧が均一化される。また被
検査体表面の高さプロファイル検出するため、プローブ
針と各チップとの接触の時におけるチャックの上昇高さ
を調整することが可能となる。従って、ウェハ厚みのば
らつきや反りなどが存在しても各チップについてプロー
ブ針先との接触圧を均一化できる。更に、ターゲット及
びその周囲を導電性とすることにより静電容量センサに
よる高さの検出を可能としている。従って、プローブ針
とチップとのアライメント時間が短縮される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る半導体ウェハのプローブ
装置の要部構成を示す斜視図。
【図2】同装置のレイアウトを示す概略平面図。
【図3】プローブカードとチャックとの関係を示す概略
側面図。
【図4】ターゲットの構造の一例を示す斜視図。
【図5】固定カメラと移動カメラの視野の位置合わせ状
態を示す斜視図。
【図6】固定カメラを用いて半導体ウェハ上のチップ位
置を検出する状態を示す斜視図。
【図7】移動カメラによりプローブ針の位置を検出する
状態を示す斜視図。
【図8】(a)、(b)は静電容量センサによる半導体
ウェハ表面の高さのプロファイルの検出方法を説明する
ための概念図。
【図9】ウェハのチップとプローブ針とのアライメント
操作を示すフローチャート。
【図10】前記アライメント操作の水平方向における位
置合わせを説明するための図。
【図11】前記アライメント操作の垂直方向における位
置合わせを説明するための図。
【符号の説明】
11…アライメントブリッジ、12…プローブカード、
13…固定カメラ、14…静電容量センサ、21…ステ
ージ、22…チャック、23…移動カメラ、25a…タ
ーゲット、25b…透明板、25c…薄膜。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被検査基板上に配列された複数のチップ
    の夫々の電気的特性を測定するためのプローブ装置であ
    って、 前記基板上の前記チップに接触するための複数のプロー
    ブ針が配設されたプローブカードと、 前記プローブ針を介して前記チップの電気的特定を試験
    する手段と、 前記プローブカードに対向して配置され且つ前記基板を
    載置するための、X軸、Y軸、Z軸及びθ回転方向に移
    動可能なチャックと、 前記チップの位置を光学的に検出するための第1検出手
    段と、 前記プローブ針の位置及び高さを光学的に検出するため
    の第2検出手段と、 前記チップの高さを検出するための静電容量センサと、 前記第1及び第2検出手段により位置検出可能に設けら
    れたターゲットと、 前記第1及び第2検出手段、静電容量センサ、並びにチ
    ャックの動作を制御すると共にこれらからの情報に基づ
    いて前記チップと前記プローブ針と距離を算出するプロ
    セッサと、 を具備するプローブ装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の装置におけるアライメン
    ト方法であって、 前記ターゲットを用いて、前記第1及び第2検出手段の
    位置合わせを行う工程と、 前記チップの内の最初に検査されるチップの特定部分を
    前記第1検出手段に対向させ、その位置を検出する工程
    と、 前記第2検出手段を、前記最初のチップの前記特定部分
    に対応する前記プローブ針の特定部分に対向させ、その
    位置を検出する工程と、 前記静電容量センサにより前記ターゲットの高さを検出
    する工程と、 前記静電容量センサにより前記チップの前記特定部分の
    高さを測定する工程と、 前記プロセッサの指示に従って前記チャックを移動さ
    せ、前記プローブ針と前記チャックに載置した前記基板
    上の前記チップとを接触させる工程と、 を具備する方法。
  3. 【請求項3】 被検査基板上に配列された複数のチップ
    の夫々の電気的特性を測定するためのプローブ装置であ
    って、 前記基板上の前記チップに接触するための複数のプロー
    ブ針が配設されたプローブカードと、 前記プローブ針を介して前記チップとの間で電気的信号
    を交換する手段と、 前記プローブカードに対向して配置され且つ前記基板を
    載置するためのチャックと、前記チャックが水平面内で
    回転可能であることと、 前記チャックを支持するステージと、前記ステージが水
    平方向において移動可能であることと、 水平方向における前記チップの位置を光学的に検出する
    ための第1検出手段と、 水平方向における前記プローブ針の位置及び高さを光学
    的に検出するための第2検出手段と、 前記チップの高さを検出するための静電容量センサと、 前記第1及び第2検出手段の間に位置するように前記チ
    ャックに取付けられた透明板と、 前記透明板に形成されたターゲットと、前記ターゲット
    の中心が前記第1及び第2検出手段の相互の水平方向に
    おける位置合わせ及び焦点合わせに使用され、前記チッ
    プと前記プローブ針との水平方向における距離を算出す
    るための基準となることと、 前記透明板に形成された導電性で且つ透明な第1薄膜
    と、前記第1薄膜の前記静電容量センサ側の主面が前記
    チップと前記プローブ針との垂直方向における距離を算
    出するための基準となることと、 前記第1及び第2検出手段、静電容量センサ、チャッ
    ク、並びにステージの動作を制御すると共にこれらから
    の情報に基づいて前記チップと前記プローブ針と距離を
    算出するプロセッサと、 を具備するプローブ装置。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の装置におけるアライメン
    ト方法であって、 前記チップと前記プローブ針との水平方向の位置合わせ
    において、 前記ターゲットの中心を用いて、前記第1及び第2検出
    手段の相互の水平方向における位置合わせ及び焦点合わ
    せを行い、この時の前記ステージの水平方向における位
    置を基準水平位置(X0 、Y0 )とする工程と、 前記チップの内の最初に検査されるチップの特定部分を
    前記第1検出手段に対向させ、この時の前記ステージの
    水平方向における位置を第1水平位置(X1 、Y1 )と
    する工程と、 前記第2検出手段を、前記最初のチップの前記特定部分
    に対応する前記プローブ針の特定部分に対向させ、この
    時の前記ステージの水平方向における位置を第2水平位
    置(X2 、Y2 )とする工程と、 前記ステージを前記第2水平位置から前記プローブ針に
    向けてDx=abs(X1 −X0 )、Dy=abs(Y
    1 −Y0 )移動させる工程と、 を具備し、 前記チップと前記プローブ針との垂直方向の位置合わせ
    において、 前記ターゲットの中心を用いて、前記第1及び第2検出
    手段の相互の水平方向における位置合わせ及び焦点合わ
    せを行い、この時の前記第2検出手段により得た前記タ
    ーゲットの高さを、第1基準高さ(h0 )とする工程
    と、 前記第1基準高さを得た状態における前記ターゲットの
    高さを維持し、前記静電容量センサにより前記第1薄膜
    の主面の高さを検出し、第2基準高さ(Z0 )とする工
    程と、 前記静電容量センサにより前記最初のチップの前記特定
    部分の高さを測定し、これをチップ高さ(Z1 )とする
    工程と、 前記第2検出手段を、前記プローブ針の前記特定部分に
    対向させ、この時の第2検出手段により得た前記プロー
    ブ針の前記特定部分の高さを針高さ(h2 )とする工程
    と、 前記プローブ針と前記チャックとを、相対的に(h2 −
    h0 )−abs(Z1−Z0 )+α移動させる工程と
    (ここでαは前記チップに対する前記プローブ針の最適
    接触圧から得た正の値)、 を具備する方法。
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