JPH05198604A - ダイボンディング装置 - Google Patents

ダイボンディング装置

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JPH05198604A
JPH05198604A JP918192A JP918192A JPH05198604A JP H05198604 A JPH05198604 A JP H05198604A JP 918192 A JP918192 A JP 918192A JP 918192 A JP918192 A JP 918192A JP H05198604 A JPH05198604 A JP H05198604A
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JP
Japan
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lead frame
paste
moving
ball screw
die bonding
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Application number
JP918192A
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English (en)
Inventor
Mitsuharu Yamazaki
充治 山崎
Hiroaki Kobayashi
弘明 小林
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】この発明は、移動および位置の制御手段を減ら
すことにより、制御を容易とし、装置の製造コストを低
くするとともに、汎用性を向上する。 【構成】リ−ドフレ−ム収納部31に収納されたリ−ドフ
レ−ム32を取出すために吸着するリ−ドフレ−ムの吸着
部33および前記リ−ドフレ−ム32にペ−ストを塗布する
ペ−スト塗布手段34が設けられた第1のナット35は第1
のボ−ルネジ36と螺合されている。このボ−ルネジ36が
取り付けられた図示せぬ第2のナットは第2のボ−ルネ
ジ38と螺合されている。前記第1、第2のボ−ルネジ3
6,38 、リ−ドフレ−ムの吸着部33およびペ−スト塗布
手段34は図示せぬ制御部によりデジタル制御されてい
る。従って、制御を容易とでき、装置の製造コストを低
くできるとともに、汎用性を向上できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、半導体組立装置にお
いて、リ−ドフレ−ムにペ−ストを塗布し、ダイをボン
ディングするダイボンディング装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図1は、従来のダイボンディング装置の
基本原理を示すものである。フレ−ムロ−ダトランスフ
ァ1において、リ−ドフレ−ム2はリ−ドフレ−ム収納
部3に収納されている。このリ−ドフレ−ム2は、吸着
手段24により吸着されて1枚ずつ搬送レ−ル4に送り
込まれ、この搬送レ−ル4により、ペ−ストディスペン
ス5と対応する位置に搬送される。このペ−ストディス
ペンス5において、リ−ドフレ−ム2の上にペ−ストが
塗布され、この後、リ−ドフレ−ム2はダイボンディン
グ部6に搬送される。このダイボンディング部6では、
ウェ−ハリングカセット7においてAPS(Automatic
Position Control System )モニタ8と接続されたAP
S光学系9により良品と判別されたチップ10が前記塗
布されたペ−スト上に載置される。この後、リ−ドフレ
−ム2は、アンロ−ダユニット11に搬送され、マガジ
ン12に納められる。
【0003】図2は、従来のフレ−ムロ−ダトランスフ
ァ1を示す側面図である。前記搬送レ−ル4の一方側に
はリ−ドフレ−ムの昇降機構が設けられている。すなわ
ち、第1のモ−タ−13により第1の歯車14が回転さ
れると、この第1の歯車14に噛合された第2の歯車1
5によりボ−ルネジ16が回転される。このボ−ルネジ
16にはナット17が螺合され、このナット17はボ−
ルネジ16の回転方向に応じて上下方向に移動される。
このナット17には前記収納部3内に位置され、リ−ド
フレ−ム2が載置された支持部材18が設けられてお
り、この支持部材18によりリ−ドフレ−ム2は所定の
高さに持ち上げられる。
【0004】一方、前記搬送レ−ル4の他方側にはリ−
ドフレ−ム2の吸着機構が設けられている。すなわち、
このリードフレーム2の吸着機構において、第1の腕2
0の一端部は基台26に回動自在に設けられ、他端部は
第1のカムローラ21を介してカム19に接している。
したがって、第1の腕20の他端部は、カム19が図示
せぬモータによって矢印方向に回転されると、上下方向
に移動される。
【0005】また、第1の腕20の内部には、第2の腕
23がスライド自在に設けられている。この第2の腕2
3の一端部には、前記カム19の回転に連動して第2の
腕23をスライドするリンク部材25が設けられ、他端
部にはリードフレーム2を吸着するためのリードフレー
ム吸着手段24が設けられている。
【0006】上記構成において、カム19が回転される
と、先ず、第1の腕20が第1のカムロ−ラ21により
押し上げられる。次に、第2の腕23に設けられたリ−
ドフレ−ムの吸着手段24が第2のカムロ−ラ25によ
りリ−ドフレ−ム収納部3の上方に移動される。この
後、第1の腕20が第1のカムロ−ラ21により下げら
れ、リ−ドフレ−ムの吸着手段24によりリ−ドフレ−
ム2が吸着される。
【0007】次に、第1の腕20が第1のカムロ−ラ2
1により押し上げられ、第2の腕23が第2のカムロ−
ラ25により搬送レ−ル4の上方に引き戻される。この
後、第1の腕20が第1のカムロ−ラ21により下げら
れ、リ−ドフレ−ムの吸着手段24により吸着されてい
るリ−ドフレ−ム2が搬送レ−ル4の上に載置される。
このリ−ドフレ−ム2は、前述したように、搬送レ−ル
4により前記ペ−ストディスペンス5と対応する位置に
搬送され、図示せぬペ−スト塗布手段によりペ−ストが
塗布される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
ダイボンディング装置では、フレ−ムロ−ダトランスフ
ァおよびペ−ストディスペンスがそれぞれ独立して設け
られている。このため、ダイボンディング工程におい
て、リ−ドフレ−ム収納部に収納されたリ−ドフレ−ム
を搬送レ−ルに移動させ、この搬送レ−ルにより前記フ
レ−ムロ−ダトランスファからペ−ストディスペンスに
対応する位置に搬送し、このペ−ストディスペンスにお
いてペ−スト塗布手段をリ−ドフレ−ムの塗布位置に移
動させる必要がある。従って、移動および位置の制御手
段が多くなり、制御が難しくなり、装置の製造コストが
高くなる。
【0009】また、フレ−ムが二列になっているデュア
ルフレ−ム等にペ−ストを塗布する際、前記ペ−ストデ
ィスペンスにおいてはペ−スト塗布手段を水平方向に移
動させる必要がある。しかし、前記ペ−スト塗布手段は
上下方向にのみ移動可能であり、水平方向への移動がで
きなかった。従って、前記ペ−ストディスペンスはデュ
アルフレ−ム等へ適用することができない。
【0010】この発明は上記のような事情を考慮してな
されたものであり、その目的は、移動および位置の制御
手段を減らすことにより、制御を容易とし、装置の製造
コストを低くするとともに、汎用性を向上させたダイボ
ンディング装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記課題を
解決するため、収納部に収納されたリ−ドフレ−ムを取
り出す取出し手段と、前記取出し手段によって取出され
たリ−ドフレ−ムにペ−ストを塗布する塗布手段と、前
記取出し手段および前記塗布手段を垂直方向に移動させ
る第1の移動手段と、前記第1の移動手段を水平方向に
移動させる第2の移動手段とを具備することを特徴とし
ている。
【0012】また、収納部に収納されたリ−ドフレ−ム
を取り出す取出し手段と、前記取出し手段によって取出
されたリ−ドフレ−ムの厚さを検出する検出手段と、前
記取出し手段によって取出されたリ−ドフレ−ムにペ−
ストを塗布する塗布手段と、前記取出し手段、前記検出
手段および前記塗布手段を垂直方向に移動させる第1の
移動手段と、前記第1の移動手段を水平方向に移動させ
る第2の移動手段とを具備することを特徴としている。
【0013】また、前記検出手段は、前記第1の移動手
段に設けられ、リ−ドフレ−ムの厚みを第1の移動手段
の移動に伴なう前記取出し手段の位置変化を電気信号の
オン、オフタイミングの変化として検出することを特徴
としている。
【0014】
【作用】この発明は、リ−ドフレ−ムを取出す取出し手
段およびリ−ドフレ−ムにペ−ストを塗布する塗布手段
を垂直方向に移動させる第1の移動手段を設け、この第
1の移動手段を水平方向に移動させる第2の移動手段を
設けている。このため、前記取出し手段および塗布手段
を移動させる移動手段が減ることにより、制御が容易と
なり、装置の製造コストが低くなる。また、リ−ドフレ
−ムの厚さを検出する検出手段を設けることにより、こ
の厚さからリ−ドフレ−ムの2枚取りを判別することが
できる。
【0015】
【実施例】以下、図面を参照してこの発明を実施例によ
り説明する。
【0016】図3は、この発明の第1の実施例によるダ
イボンディング装置を示す斜視図である。基台30の上
には、リードフレーム32を搬送するための搬送レール
39が設けられている。この搬送レール39の搬送方向
の一端部、且つ一方側には、支持体30aが設けられ、
この支持体30aには、第2の移動装置を構成する例え
ば、第2のボールネジ38の一端部が設けられている。
この第2のボールネジ38は前記搬送レール39の他方
側に延出されている。この第2のボールネジ38には図
示せぬ第2のナットが螺合されており、この第2のナッ
トには第1の移動装置が設けられている。したがって、
第2のボールネジ38が回転されると、第2のナットお
よび第1の移動装置が第2のボールネジ38に沿って移
動される。
【0017】前記第1の移動装置は第2のナットに設け
られた第1のボールネジ36およびこの第1のボールネ
ジ36に螺合された第1のナット35によって構成され
ている。この第1のナット35には、リードフレームの
吸着部33およびリードフレームにペーストを塗布する
ペースト塗布部34が設けられている。このうち、リー
ドフレームの吸着部33は、前記第2のボールネジ38
に対する第1のナット35の移動方向に沿った面に設け
られ、ペースト塗布部34は前記第2のボールネジ38
に対する第1のナット35の移動方向と直交する面に設
けられている。また、ペースト塗布部34には、ペース
トディスペンサ40からペーストが供給されるようにな
っている。前記第1、第2の移動装置は図示せぬ制御装
置によって制御される。また、リードフレーム32を収
納するリードフレーム収納部31は、第2のボールネジ
38の他端部と対応した前記基台30上に設けられてい
る。
【0018】さらに、前記搬送レール39の一方側で、
前記支持体30aの近傍には、ダイボンディング部41
が設けられ、搬送レール39の他方側にはウエハを収容
するウエハリングカセット44が設けられている。
【0019】前記ダイボンディング部41において、ボ
ンディングヘッド46には、前記支持体30aに設けら
れたAPSモニタ42と接続されたAPS光学系43が
設けられている。このボンディングヘッド46は、前記
第1、第2の移動装置と同様の構成の第3移動装置49
に設けられており、この第3の移動装置49により、搬
送レール39に沿う方向、および搬送レール39と直交
する方向に移動可能とされている。
【0020】また、搬送レール39の搬送方向の他端部
には、アンローダユニット47が設けられている。この
アンローダユニット47には、搬送レール39によって
搬送されたリードフレーム32を収容するマガジン48
が設けられている。
【0021】上記構成において、前記収納部31に収納
されたリ−ドフレ−ム32は前記吸着部33および第
1、第2のボ−ルネジ36、38により搬送レ−ル39
の上に移動される。次に、前記ペ−スト塗布手段34に
はペ−ストディスペンス40からペ−ストが供給され、
この塗布手段34により前記リ−ドフレ−ム32の図示
せぬアイランド上にペ−ストが塗布される。この後、こ
のリ−ドフレ−ム32は搬送レ−ル39によりダイボン
ディング部41に搬送される。このダイボンディング部
41では、APSモニタ42と接続されたAPS光学系
43により、ウェ−ハリングカセット収納部44から取
り出されたウェ−ハリング45において良品と判別され
た図示せぬチップが、ボンディングヘッド46により前
記アイランドに塗布されたペ−スト上に載置される。こ
の後、リ−ドフレ−ム32は、アンロ−ダユニット47
に搬送され、マガジン48に納められる。
【0022】図4乃至図6は、この発明の第1の実施例
によるダイボンディング装置の要部を示す側面図であ
る。リ−ドフレ−ムの吸着部33はリジェクトスペ−ス
50の上方に位置している。図示せぬ第1のパルスモ−
タにより第1のボ−ルネジ36が回転され、このボ−ル
ネジ36に螺合された第1のナット35が上昇すること
により、このナット35に設けられた前記吸着部33が
上昇する。次に、デジタル制御された図示せぬ第2のパ
ルスモ−タにより第2のボ−ルネジ38が回転され、こ
のボ−ルネジ38に螺合された図示せぬ第2のナットが
水平移動し、このナットに取り付けられた第1のボ−ル
ネジ36とともに吸着部33がリ−ドフレ−ム収納部3
1の上方に移動する。この後、前記第1のボ−ルネジ3
6が回転され、このボ−ルネジ36に螺合された第1の
ナット35が下降することにより吸着部33が図5に示
す位置まで下降する。この吸着部33におけるバキュウ
−ムパッド51によりリ−ドフレ−ム収納部31に収納
されたリ−ドフレ−ム32が吸着される。
【0023】この後、このリ−ドフレ−ム32は第1の
ボ−ルネジ36を回転させることにより上昇され、後述
する図示せぬセンサ−によりリ−ドフレ−ム32の吸着
枚数が検査される。これにより、前記リ−ドフレ−ム3
2の吸着枚数が2枚であると判断された場合、この2枚
のリ−ドフレ−ム32は第2のボ−ルネジ38を回転さ
せることによりリジェクトスペ−ス50の上方に移動さ
れる。さらに、この2枚のリ−ドフレ−ム32は第1の
ボ−ルネジ36を回転させることにより、図4に示す位
置まで下降される。この2枚のリ−ドフレ−ム32は吸
着部33から脱着され、前記リジェクトスペ−ス50に
収納される。
【0024】次に、上記の移動経路と同様な経路によ
り、前記吸着部33は図5に示す位置に移動され、この
吸着部33におけるバキュ−ムパッド51によりリ−ド
フレ−ム32が吸着される。この後、このリ−ドフレ−
ム32が上昇され、図示せぬセンサ−によりリ−ドフレ
−ム32の吸着枚数が検査される。これにより、リ−ド
フレ−ム32の吸着枚数が1枚であると判断された場
合、このリ−ドフレ−ム32は第2のボ−ルネジ38を
回転させることにより搬送レ−ル39の上方に移動され
る。この後、図6に示すように、前記リ−ドフレ−ム3
2は第1のボ−ルネジ36を回転させることにより下降
され、このリ−ドフレ−ム32が吸着部33から脱着さ
れ、搬送レ−ル39の上に載置される。
【0025】この後、第1のボ−ルネジ36が回転さ
れ、このボ−ルネジ36に螺合された第1のナット35
が上昇することにより、このナット35に設けられたペ
−スト塗布手段34が上昇する。次に、第2のボ−ルネ
ジ38が回転され、このボ−ルネジ38に螺合された図
示せぬ第2のナットが水平移動することにより、このナ
ットに取り付けられた第1のボ−ルネジ36とともに塗
布手段34が搬送レ−ル39の上方に移動される。この
後、第1のボ−ルネジ36が回転され、このボ−ルネジ
36に螺合された第1のナット35が下降することによ
り、このナット35に設けられた塗布手段34が図4に
示す位置まで下降される。この塗布手段34によりリ−
ドフレ−ム32に図示せぬペ−ストが塗布される。
【0026】尚、前記リ−ドフレ−ムの吸着部33およ
びペ−スト塗布手段34はそれぞれ水平方向において相
互にオフセットされた位置に設けられている。このた
め、リ−ドフレ−ム32を吸着するために上下移動させ
た場合、リ−ドフレ−ムの吸着部33はペ−スト塗布手
段34によって干渉されることがない。また、ペ−スト
を塗布するために上下移動させた場合、ペ−スト塗布手
段34はリ−ドフレ−ムの吸着部33によって干渉され
ることがない。
【0027】上記第1の実施例によれば、リ−ドフレ−
ムの吸着部33およびペ−スト塗布手段34において、
上下方向の移動をデジタル制御された第1のボ−ルネジ
36により行っており、水平方向の移動をデジタル制御
された第2のボ−ルネジ38により行っている。このた
め、従来のダイボンディング装置より移動手段を少なく
できる。これにより、ダイボンディング装置の製造コス
トを抑えることができ、制御を容易にすることができ
る。また、デュアルフレ−ム等への塗布が可能となり、
ペ−ストを塗布するタイミングおよびペ−スト塗布手段
34の移動スピ−ドをそれぞれ任意に設定できる。これ
により、汎用性を向上させることができ、多種のペ−ス
トに対応させることができる。また、リ−ドフレ−ムの
幅が異なる品種にペ−ストを塗布する際、ペ−スト塗布
手段の位置を短い段取時間により設定できる。
【0028】図7乃至図9は、この発明の第2の実施例
によるダイボンディング装置の要部を示す側面図であ
る。スライダ58は第1のボ−ルネジ59と螺合されて
おり、このボ−ルネジ59が取り付けられた図示せぬナ
ットは第2のボ−ルネジ60と螺合されている。
【0029】前記第1のボ−ルネジ59の一端には第1
のパルスモ−タ56が取り付けられており、このパルス
モ−タ56により第1のボ−ルネジ59が回転される。
これにより、前記スライダ58が上下移動する。
【0030】前記第2のボ−ルネジ60の一端には第2
のパルスモ−タ57が取り付けられており、このパルス
モ−タ57により第2のボ−ルネジ60が回転される。
これにより、前記ナットが水平移動する。
【0031】前記スライダ58にはリニアガイド61を
介してリ−ドフレ−ムの吸着部62およびペ−スト塗布
手段63が設けられており、スライダ58の上部には高
さ検出用変位センサ64が設けられている。前記リニア
ガイド61は、図示せぬスプリングとストッパ−により
固定されており、このスプリングにより下方からの荷重
に対して上方に動くことができる。前記吸着部62には
フレ−ム分離用部材65が取り付けられており、この部
材65の先端65aは硬くギザギザの面を有している。
吸着部62の先端にはバキュ−ムパッド62aが設けら
れており、このバキュ−ムパッド62aは真空ポンプV
と接続されている。前記塗布手段63はペ−スト供給管
66によってペ−ストディスペンスPと接続されてい
る。前記第1、第2のパルスモ−タ、高さ検出用変位セ
ンサ64、リ−ドフレ−ムの吸着部62およびペ−スト
塗布手段63は制御部67によりデジタル制御されてい
る。
【0032】図10は、この実施例のタイムチャ−トで
ある。以下、図10を参照しながら、図7乃至図9の動
作について説明する。前記スライダ58の移動方向、即
ち上下方向をY軸とし、前記ナットの移動方向、即ち水
平方向をZ軸とする。図7に示すリ−ドフレ−ムの吸着
部62におけるバキュ−ムパッド62aの位置をY0
0 とする。先ず、吸着部62が図10に示すY0 、Z
0 の位置からY1 、Z1 の位置に移動される。この移動
を2回繰り返すことにより、リ−ドフレ−ム収納部69
に収納された1枚目と2枚目のリ−ドフレ−ム70がフ
レ−ム分離用部材65のギザギザの先端65aにより分
離される。次に、前記スライダ58が下降され、吸着部
62におけるバキュ−ムパッド62aがリ−ドフレ−ム
70に押し付けられる。このスライダ58がさらに下降
されると、吸着部62とともにリニアガイド61が停止
し、このリニアガイド61が高さ検出用変位センサ64
と接触される。これにより、高さ検出用変位センサ64
がオンされ、リ−ドフレ−ム70がバキュ−ムパッド6
2aにより吸着される。この後、吸着したリ−ドフレ−
ム70を上昇させる際、リ−ドフレ−ム70が収納部6
9に引っ掛かることを防ぐためにY2 の位置に戻す。次
に、高さ検出センサ64がオフするまでリ−ドフレ−ム
70は低速で上昇される。この際、オフのタイミングの
2 の位置が前記制御部67により記憶され、この記憶
されたZ2 の位置に応じて次のリ−ドフレ−ム70吸着
時におけるZ0 の位置が修正される。この後、前記リ−
ドフレ−ム70は所定の位置まで上昇される。
【0033】次に、リ−ドフレ−ム70は2枚取検出用
バックアップ71の上方Y3 の位置に移動され、高さ検
出センサ64がオンするまでリ−ドフレ−ム70が下降
される。この後、リ−ドフレ−ム70は低速で上昇さ
れ、高さ検出センサ64のオフのタイミングの位置Z3
が前記制御部67により記憶される。あらかじめ、この
制御部67には1枚のリ−ドフレ−ム70の通常の厚さ
から導出したZ31(図示せぬ)が記憶されており、この
31とZ3 とが比較される。この結果、Z3 がZ31より
0.1mm以上厚い場合は2枚取であると判定され、
0.1mm以上薄い場合はリ−ドフレ−ム70相互間に
設けられた中間分離紙であると判定される。そして、2
枚取である場合、このリ−ドフレ−ム70はリジェクト
スペ−ス72の上方に移動され、リジェクトスペ−ス7
2にリ−ドフレ−ム70が落下される。
【0034】また、前記高さ検出センサ64により1枚
取であると判定された場合、リ−ドフレ−ム70は図8
に示すY4 の位置に移動される。次に、リ−ドフレ−ム
70は搬送レ−ル73の高さZ4 の位置に下降されると
ともに、Y5 の位置に移動される。この後、バキュ−ム
をオフすることによりリ−ドフレ−ム70が搬送レ−ル
73の右側に寄せた状態で載置される。
【0035】次に、吸着部62が上昇され、一旦、バキ
ュ−ムをオンすることにより、この際の真空圧力が測定
される。この結果より、この真空圧力が大気圧に近いこ
とを確認し、リ−ドフレ−ム70が確実にバキュ−ムパ
ッド62aからリリ−スされたことをチェックしてい
る。
【0036】この後、リ−ドフレ−ム70はペ−ストが
塗布される位置に搬送レ−ル73により搬送される。前
記ペ−スト塗布手段63は図9に示すY6 の位置に移動
され、所定のスピ−ドで高さZ5 、Z6 の位置に上下移
動される。この際、このペ−スト塗布手段63にはペ−
ストディスペンスPからペ−ストが供給され、前記リ−
ドフレ−ム70にはノズル63aからペ−ストが塗布さ
れる。
【0037】尚、上記実施例には、ペ−スト塗布手段6
3におけるノズル63aの先端がリ−ドフレ−ム70の
表面に到達したことを検出するセンサを追加することも
可能である。これにより、リ−ドフレ−ム70の品種お
よびペ−スト塗布手段63の変更に伴って、塗布する高
さZ5 、Z6 の位置を変更する際、この塗布する高さの
補正を容易にすることができる。
【0038】上記第2の実施例によれば、リ−ドフレ−
ム70の厚さはデジタル制御されたZ軸の位置から測定
される。このため、リ−ドフレ−ム70の2枚取り判別
およびリ−ドフレ−ム70相互間に挿入された中間分離
紙の判別が、材質および品種に左右されることなく行う
ことができる。また、制御部にリ−ドフレ−ムの厚さを
記憶させることにより、容易に条件を変更できるため、
各種リ−ドフレ−ムに適用できる。
【0039】また、ペ−スト塗布手段の移動をデジタル
制御しているため、ノズルを品種に応じて交換する際、
部品のばらつきおよび取り付けのばらつきをデジタル量
により補正できる。
【0040】また、フレ−ム分離用部材はまわりの構成
を変えることなく追加でき、Y軸およびZ軸のデジタル
制御により、収納されているリ−ドフレ−ムを1枚1枚
に分離できる。従って、安価で信頼性の高いシステムを
提供できる。
【0041】
【発明の効果】以上説明したようにこの発明によれば、
リ−ドフレ−ムを取出す取出し手段およびリ−ドフレ−
ムにペ−ストを塗布する塗布手段を垂直方向に移動させ
る第1の移動手段を設け、この第1の移動手段を水平方
向に移動させる第2の移動手段を設けている。従って、
移動および位置の制御手段が減ることにより、制御を容
易とし、装置の製造コストを低くできるとともに、汎用
性を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のダイボンディング装置の基本原理を示す
斜視図。
【図2】従来のフレ−ムロ−ダトランスファを示す側面
図。
【図3】この発明の実施例によるダイボンディング装置
を示す斜視図。
【図4】この発明の第1の実施例によるダイボンディン
グ装置の要部を示す側面図。
【図5】この発明の第1の実施例によるダイボンディン
グ装置の要部を示す側面図。
【図6】この発明の第1の実施例によるダイボンディン
グ装置の要部を示す側面図。
【図7】この発明の第2の実施例によるダイボンディン
グ装置の要部を示す側面図。
【図8】この発明の第2の実施例によるダイボンディン
グ装置の要部を示す側面図。
【図9】この発明の第2の実施例によるダイボンディン
グ装置の要部を示す側面図。
【図10】この発明の第2の実施例のタイムチャ−ト。
【符号の説明】
30…基台、30a …支持体、31…リ−ドフレ−ム収納部、
32…リ−ドフレ−ム、33…リ−ドフレ−ムの吸着部、34
…ペ−スト塗布手段、35…第1のナット、36…第1のボ
−ルネジ、38…第2のボ−ルネジ、39…搬送レ−ル、40
…ペ−ストディスペンス、41…ダイボンディング部、42
…APSモニタ、43…APS光学系、44…ウェ−ハリン
グカセット収納部、45…ウェ−ハリング、46…ボンディ
ングヘッド、47…アンロ−ダユニット、48…マガジン、
49…第3移動装置、50…リジェクトスペ−ス、51…バキ
ュウ−ムパッド、56…第1のパルスモ−タ、57…第2の
パルスモ−タ、58…スライダ、59…第1のボ−ルネジ、
60…第2のボ−ルネジ、61…リニアガイド、62…リ−ド
フレ−ムの吸着部、62a …バキュ−ムパッド、63…ペ−
スト塗布手段、63a …ノズル、64…高さ検出用変位セン
サ、65…フレ−ム分離用部材、65a …先端、66…ペ−ス
ト供給管、67…制御部、V…真空ポンプ、P…ペ−スト
ディスペンス、69…リ−ドフレ−ム収納部、70…リ−ド
フレ−ム、71…2枚取検出用バックアップ、72…リジェ
クトスペ−ス、73…搬送レ−ル

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 収納部に収納されたリ−ドフレ−ムを取
    り出す取出し手段と、 前記取出し手段によって取出されたリ−ドフレ−ムにペ
    −ストを塗布する塗布手段と、 前記取出し手段および前記塗布手段を垂直方向に移動さ
    せる第1の移動手段と、 前記第1の移動手段を水平方向に移動させる第2の移動
    手段と、 を具備することを特徴とするダイボンディング装置。
  2. 【請求項2】 収納部に収納されたリ−ドフレ−ムを取
    り出す取出し手段と、 前記取出し手段によって取出されたリ−ドフレ−ムの厚
    さを検出する検出手段と、 前記取出し手段によって取出されたリ−ドフレ−ムにペ
    −ストを塗布する塗布手段と、 前記取出し手段、前記検出手段および前記塗布手段を垂
    直方向に移動させる第1の移動手段と、 前記第1の移動手段を水平方向に移動させる第2の移動
    手段と、 を具備することを特徴とするダイボンディング装置。
  3. 【請求項3】 前記検出手段は、前記第1の移動手段に
    設けられ、リ−ドフレ−ムの厚みを第1の移動手段の移
    動に伴なう前記取出し手段の位置変化を電気信号のオ
    ン、オフタイミングの変化として検出することを特徴と
    する請求項1または2記載のダイボンディング装置。
JP918192A 1992-01-22 1992-01-22 ダイボンディング装置 Pending JPH05198604A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0964071A (ja) * 1995-08-21 1997-03-07 Mitsubishi Electric Corp ボンディング装置及び半導体icの製造方法

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JPH0964071A (ja) * 1995-08-21 1997-03-07 Mitsubishi Electric Corp ボンディング装置及び半導体icの製造方法

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