JPH05198054A - 磁気ヘッド装置 - Google Patents

磁気ヘッド装置

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JPH05198054A
JPH05198054A JP4048134A JP4813492A JPH05198054A JP H05198054 A JPH05198054 A JP H05198054A JP 4048134 A JP4048134 A JP 4048134A JP 4813492 A JP4813492 A JP 4813492A JP H05198054 A JPH05198054 A JP H05198054A
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JP
Japan
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magnetic
magnetic tape
magnetic head
tape
head
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JP4048134A
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Inventor
Katsutoshi Sakurai
勝利 櫻井
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Alps Alpine Co Ltd
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Alps Electric Co Ltd
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  • Adjustment Of The Magnetic Head Position Track Following On Tapes (AREA)
  • Magnetic Heads (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 高さ調節、アジマス調節及びチルト調節を必
要とせず、しかも磁気テープと磁気コアの密着性を高め
ることのできる磁気ヘッドを提供する。 【構成】 磁気コア4,5,6のギャップにおける磁気
テープ摺接面1a,2aに接する平面に垂直な平面と規
制部16の規制面16aを結ぶ線分とが垂直に存在し、
磁気テープ14の一側端が規制部16の規制面16aに
押圧されるように磁気ヘッド3の磁気テープ摺接面1
a,2aもしくはガイド面15aのうち少なくとも一方
が磁気テープ3の幅方向に対して傾斜している。 【効果】 高さ調節、アジマス調節及びチルト調節をす
ることなく、磁気ヘッド装置を磁気記録装置本体に取付
けることができ、さらに磁気テープと磁気コアの密着性
を高めることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は磁気テープに記録/再生
/消去等を行う磁気ヘッド装置に係り、詳しくはオーデ
ィオ用又はVTRの音声用の磁気ヘッド装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来、VTRの音声用の磁気ヘッド装置
は図5及び図6に示されているものが知られている。図
5は、従来の磁気ヘッド装置の斜視図であり、図6は磁
気ヘッド装置をユニットベースに取付けた状態の斜視図
である。この種の磁気ヘッド装置は後述するように、複
合磁気ヘッドが取付板に取付けられてなるものである。
【0003】磁気ヘッドは音声消去ヘッド1と音声/コ
ントロールヘッド2から構成される複合磁気ヘッド3で
ある。音声消去ヘッド1の前面側に形成された磁気コア
4と音声/コントロールヘッド2の前面側に形成された
磁気コア5,6に磁気テープ14が押しつけられた状態
で摺動する。ここで、磁気コア4は音声信号の消去、磁
気コア5は音声信号の書き込みや読み出し、磁気コア6
はコントロール信号の書き込みや読み出しを行うように
なっている。
【0004】そして、音声/コントロールヘッド2の底
面が取付板7上に固定され、複合磁気ヘッド3は、取付
板7上に立設している。さらに取付板7はねじ部材8,
9,10でユニットベース11上に固定されている。ユ
ニットベーイ11には基準穴12,13が穿設されてい
る。磁気ヘッドを組み込む磁気記録装置(VTR)のシ
ャーシには、基準軸(図示せず)が植設されており、こ
の基準軸に基準穴12,13を嵌装し、固定することで
複合磁気ヘッド3を磁気記録装置に装填することができ
る。
【0005】複合磁気ヘッド3の磁気テープ14の走行
に対する高さ調節は、基準軸に基準穴12,13を嵌
装、固定する時に調節することで行う。
【0006】さらに、複合磁気ヘッド3の磁気テープ1
4の走行に対するアジマス角の調節と複合磁気ヘッド3
の磁気テープ14の幅方向に対する角度(チルト角)の
調節は、ねじ部材8,9,10を調節することで行う。
【0007】しかし出願人は、この高さ調節、アジマス
調節、チルト調節を必要としない磁気ヘッド装置として
図7のようなものを提案している。この種の磁気ヘッド
装置は後述するように、複合磁気ヘッドか取付枠に組み
込まれてなるものである。
【0008】複合磁気ヘッド3の磁気テープ14の走行
方向両側には、磁気テープ14を案内するガイド部15
と、ガイド部15の一端に磁気テープ14の一側端を規
制する第1の規制部16と、ガイド部15の他端に磁気
テープ14の他側端を規制する第2の規制部17とから
なるテープガイド18,18(以下テープガイド18と
する)が設けられている。
【0009】このテープガイド18は、複合磁気ヘッド
3を磁気記録装置に装填するための取付枠19に一体的
に設けられている。従ってこの磁気ヘッド装置は複合磁
気ヘッド3を取付枠19に組み込むことにより構成され
ている。そして取付枠19には穴20が幾つか設けられ
ており、この穴20にねじ部材(図示せず)を嵌装さ
せ、磁気記録装置本体に固定することで複合磁気ヘッド
3を磁気記録装置に装填することができる。ここで、磁
気ヘッド装置には予め高さ調節、アジマス調節、チルト
調節を必要としないように複合磁気ヘッド3が取付枠1
9に組み込まれ、固定されている状態であるならば、図
5及び図6の従来例のような基準軸に基準穴12,13
を嵌装、固定する時の高さ調節や、ねじ部材8,9,1
0を調節することによるアジマス調節やチルト調節が必
要なくなることになる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記図
7のような磁気ヘッド装置には次のような問題点があっ
た。すなわちこの磁気ヘッド装置では複合磁気ヘッドを
取付枠に組み込んだ後に高さ調節、アジマス調節、チル
ト調節をする必要が以前としてあり、図5及び図6のよ
うな磁気ヘッド装置と比較して、複合磁気ヘッドを取付
枠に組み込むことによりかえって構造が複雑化して調節
しずらくなるという問題点があった。また、組み込んだ
後に高さ調節、アジマス調節、チルト調節をする際に誤
差を生じ、少なくとも一方の規制部により磁気テープに
過剰な力が加わり、磁気テープが折れたり、しわを生じ
たりするということがあり、磁気テープと磁気コアの密
着性が悪いという問題点があった。
【0011】本発明は、高さ調節、アジマス調節、チル
ト調節を必要とせず、しかも磁気テープと磁気コアの密
着性を高めることのできる磁気ヘッド装置を提供するこ
とを目的とするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明にかかる磁気ヘッ
ド装置は、磁気テープ摺接面側に磁気コアを配設した磁
気ヘッドと、磁気ヘッドの磁気テープ走行方向の少なく
とも一方側に磁気テープを案内するガイド部と、該ガイ
ド部の一端に磁気テープの一側端を規制する規制部とを
備えた磁気ヘッド装置において、磁気テープの一側端が
規制部に押圧されるように前記磁気ヘッドの磁気テープ
摺接面もしくは前記ガイド部のガイド面のうち少なくと
も一方が磁気テープの幅方向に対して傾斜していること
を特徴としている。
【0013】さらに、磁気テープ摺接面側に磁気コアを
配設した磁気ヘッドと、磁気ヘッドの磁気テープ走行方
向両側に磁気テープを案内するガイド部と、該ガイド部
の一端に磁気テープの一側端を規制する規制部とを備え
た磁気ヘッド装置において、磁気コアのギャップにおけ
る磁気テープ摺接面に接する平面に垂直な平面と、前記
規制部の規制面を結ぶ線分とが垂直に存在し、磁気テー
プの一側端が規制部の規制面に押圧されるように前記磁
気ヘッドの磁気テープ摺接面もしくは前記ガイド部のガ
イド面のうち少なくとも一方が磁気テープの幅方向に対
して傾斜していることを特徴としている。
【0014】
【作用】本発明の磁気ヘッド装置によれば、磁気テープ
の一側端が規制部に押圧されるように前記磁気ヘッドの
磁気テープ摺接面もしくは前記ガイド部のガイド面のう
ち少なくとも一方が磁気テープの幅方向に対して傾斜し
ているので、磁気テープには磁気テープの幅方向の規制
部側に行こうとする力が加わる。従って、磁気テープの
一側端は規制部に沿って走行することになり、磁気テー
プの走行が安定する。さらに、磁気テープと磁気コアの
接触圧力を増加させ、磁気テープと磁気コアの密着性を
高める。
【0015】そして、磁気コアのギャップにおける磁気
テープ摺接面に接する平面に垂直な平面と、前記規制部
の規制面を結ぶ線分とが垂直に存在し、磁気テープの一
側端が規制部の規制面に押圧されるように前記磁気ヘッ
ドの磁気テープ摺接面もしくは前記ガイド部のガイド面
のうち少なくとも一方が磁気テープの幅方向に対して傾
斜しているので、磁気テープには磁気テープの幅方向の
規制部側に行こうとする力が加わる。従って、磁気テー
プの一側端は規制部の規制面に沿って走行する。そして
磁気ヘッドのギャップにおける磁気テープ摺接面に接す
る平面に垂直な平面と、磁気へッドを挟む一対の規制部
の規制面を結ぶ線分とが垂直に存在しているので、磁気
コアのギャップと磁気テープの走行方向が垂直になるよ
うに磁気テープが走行し、かつその走行は安定する。さ
らに、磁気テープと磁気コアの接触圧力を増加させ、磁
気テープと磁気コアの密着性を高める。
【0016】
【実施例】図1から図3は、それぞれ本発明におけるV
TRの音声用の磁気ヘッド装置の実施例を示す斜視図で
あり、図7に示す磁気ヘッド装置と同一の部分、部品に
ついては同一符号が付してある。この種の磁気ヘッド装
置は後述するように、複合磁気ヘッドが取付枠に組み込
まれてなるものである。
【0017】まず図1によると、音声消去ヘッド1と音
声/コントロールヘッド2からなる複合磁気ヘッド3の
磁気テープ14の走行方向両側には、磁気テープ14を
案内するガイド部15と、ガイド部15の一端に磁気テ
ープ14の一側端を規制する第1の規制部16と、ガイ
ド部15の他端に磁気テープ14の他側端を規制する第
2の規制部17とからなる一対のテープガイド18,1
8(以下テープガイド18とする)が設けられている。
このテープガイド18は、複合磁気ヘッド3を磁気記録
装置本体に装填するための取付枠19に一体的に設けら
れており、従ってこの磁気ヘッド装置は複合磁気ヘッド
3を取付枠19に組み込むことにより構成されている。
そして取付枠19には穴20が幾つか設けられており、
この穴20にはねじ部材(図示せず)を嵌装させ、磁気
記録装置本体に固定することで複合磁気ヘッド3を磁気
記録装置に装填することができる。
【0018】そして、磁気テープ14の一側端が第1の
規制部16の規制面16aそれぞれに押圧されるように
複合磁気ヘッド3の磁気テープ摺接面1a,2aが磁気
テープの幅方向に対して傾斜している。これにより、磁
気テープ14には磁気テープ14の幅方向の規制部16
側に行こうとする力が加わる。従って、磁気テープ14
の一側端は規制部16の規制面16aにそれぞれ沿って
走行することになり、磁気テープの走行が安定する。さ
らに、磁気テープ14と磁気コア4,5,6の接触圧力
を増加させ、磁気テープと磁気コア5の密着性を高め
る。
【0019】さらに、磁気コア5のギャップにおける磁
気テープ摺接面2aに接する平面に垂直な平面と、規制
部16の規制面16aを結ぶ線分とが垂直に存在してい
る。これにより、磁気テープ14の一側端は規制部16
の規制面16aにそれぞれ沿って走行し、かつ磁気コア
5のギャップと磁気テープ14の走行方向が垂直になる
ように磁気テープが走行するので、磁気テープ14の走
行は非常に安定する。またアジマス角は磁気記録再生時
において最適の角度となることから、音声信号の書き込
みや読み出しに関する磁気特性が向上する。なお、磁気
コア5のギャップにおける磁気テープ摺接面2aに接す
る平面に垂直な平面だけでなく、磁気コア4及び/又は
磁気コア6における磁気テープ摺接面1a及び/又は磁
気テープ摺接面2aに接する平面に垂直な平面と、規制
部16の規制面16aを結ぶ線分とが垂直に存在してい
れば、音声信号の消去及び/又はコントロール信号の書
き込みや読み出しに関する磁気特性が向上する。
【0020】これによりアジマス角の調節は必要なくな
る。またチルト角は、磁気テープ摺接面1a,2aの磁
気テープ14の幅方向に対する角度を予めある値(磁気
テープ14の一側端が規制部16の規制面16aにそれ
ぞれ沿って走行するのに十分な角度)に設定し、傾斜さ
せているので、チルト角を調節する必要はなくなる。さ
らに、複合磁気ヘッド3の磁気テープ摺接面1a,2a
が磁気テープの幅方向に対して傾斜しているので、磁気
テープ14の一側端が第1の規制部16の規制面16a
それぞれに押圧される。従って磁気テープの走行高さは
常に一定であるので、複合磁気ヘッド3の磁気テープ1
4の走行に対する高さ調節も必要なくなる。ゆえにアジ
マス調節、チルト調節及び高さ調節をすることなく、磁
気ヘッド装置を磁気記録装置本体に取付けることができ
る。
【0021】次に図2は、図1の実施例において、複合
磁気ヘッド3の磁気テープ摺接面1a,2aが傾斜して
いるのではなく、ガイド部15のガイド面15aが、磁
気テープ14の一側端が第1の規制部16の規制面16
aそれぞれに押圧されるように磁気テープの幅方向に対
して傾斜している。この場合において、図1の実施例と
同様の機能を持つことができる。
【0022】そして図3は、図1の実施例において、複
合磁気ヘッド3の磁気テープ摺接面1a,2aが傾斜し
ているだけでなく、ガイド部15のガイド面15aも、
磁気テープ14の一側端が第1の規制部16の規制面1
6aにそれぞれ押圧されるように磁気テープの幅方向に
対して傾斜している。この場合においても、図1の実施
例と同様の機能を持つことができる。この時、磁気テー
プ摺接面1a,2aとガイド面15aの傾斜している向
きは同一でなければならない。また傾斜角はそれぞれ同
一もしくは、ガイド面15aよりも磁気テープ摺接面1
a,2aの方が、傾斜角が大きいことが好ましい。
【0023】また別の実施例としては、図7の従来の複
合磁気ヘッドが取付枠に組み込まれてなる磁気ヘッド装
置を磁気記録装置本体に装填する際に、磁気テープ14
の一側端が第1の規制部16の規制面16aにそれぞれ
押圧されるように磁気テープの幅方向に対して磁気ヘッ
ド装置本体を傾斜させて固定してもよい。
【0024】ここで図1及び図3の実施例においては、
複合磁気ヘッド3を取付枠19に挿入し、複合磁気ヘッ
ド3を位置決め部21,22の磁気ヘッド当接面(図示
せず)に当接させ、複合磁気ヘッド3と取付枠19とを
接着剤、レーザー溶接、電極溶接もしくはねじ止め等に
より固定している。この場合の傾斜角の調節は、位置決
め部21,22の磁気ヘッド当接面の位置をそれぞれ変
えることにより決定することができる。なお他に図4の
ように複合磁気ヘッド3の磁気テープ摺接面1a,2a
が、従来と違い、予め傾斜面を形成しているものでもよ
い。
【0025】なお図1から図3の実施例において、磁気
テープ14の一側端が第1の規制部16の規制面16a
それぞれに押圧されるように、複合磁気ヘッド3の磁気
テープ摺接面1a,2aもしくはガイド部15のガイド
面15aのうち少なくとも一方が、磁気テープの幅方向
に対して傾斜しているとしたが、逆に磁気テープ14の
他側端が第2の規制部17の規制面(図示せず)にそれ
ぞれに押圧されるようにしてもよい。
【0026】また実施例において、複合磁気ヘッド3の
磁気テープ14走行方向両側にテープガイド18が設け
られているが、磁気テープ14走行方向片側だけに設け
られていてもよい。つまり、磁気テープ14を案内する
ガイド部15と、ガイド部15の一端に磁気テープ14
の一側端を規制する第1の規制部16と、ガイド部15
の他端に磁気テープ14の他側端を規制する第2の規制
部17は、磁気テープ14走行方向片側だけに設けられ
ていてもよい。
【0027】また実施例において、第1の規制部16と
第2の規制部17は、磁気テープの一側端が押圧される
側だけにあればよく、従ってどちらか一方だけでもよ
い。
【0028】また実施例において、磁気ヘッドを音声消
去ヘッド1と音声/コントロールヘッド2からなる複合
磁気ヘッド3としたが、この磁気ヘッドを音声消去ヘッ
ド1と音声/コントロールヘッド2は一体化されていて
もされていなくてもよい。一体化されていない場合、音
声消去ヘッド1もしくは音声/コントロールヘッド2は
それぞれに1つの磁気ヘッドとみなすことができる。従
って、音声消去ヘッド1と音声/コントロールヘッド2
との間に、ガイド部15と、第1の規制部16と、第2
の規制部17とからなるテープガイド18が設けられ、
本発明の各実施例と同様の構成にしてもよい。
【0029】また実施例において、テープガイド18
は、複合磁気ヘッド3を磁気記録装置本体に装填するた
めの取付枠19に一体的に設けられているが、テープガ
イド18は、取付枠19と一体成形でもよいし、別体に
設け、取付枠19もしくは従来例のような取付板7上に
テープガイド18を取付けてもよい。
【0030】また上述した実施例では、VTRの音声用
の磁気ヘッド装置に関する例について説明したが、本発
明の構成を磁気テープを磁気ヘッドに対し着脱させて摺
動させる構成のオーディオ用カセットテープレコーダ、
あるいはその他磁気テーを着脱し摺動させる方式の磁気
記録装置一般の磁気ヘッド装置に広く適用できるのはも
ちろんのことである。
【0031】
【発明の効果】本発明の磁気ヘッド装置によれば、磁気
テープの一側端が規制部に押圧されるように前記磁気ヘ
ッドの磁気テープ摺接面もしくは前記ガイド部のガイド
面のうち少なくとも一方が磁気テープの幅方向に対して
傾斜しているので、磁気テープには磁気テープの幅方向
の規制部側に行こうとする力が加わる。従って、磁気テ
ープの一側端は規制部に沿って走行することになり、磁
気テープの走行が安定する。またチルト角は、磁気テー
プ摺接面もしくはガイド面のうち少なくとも一方の磁気
テープの幅方向に対する角度を予めある値に設定し、傾
斜させているので、チルト角を調整する必要はなくな
る。さらに、複合磁気ヘッドの磁気テープ摺接面もしく
はガイド面のうち少なくとも一方が磁気テープの幅方向
に対して傾斜しているので、磁気テープの一側端が規制
部の規制面に押圧される。従って磁気テープの走行高さ
は常に一定であるので、磁気ヘッドの磁気テープの走行
に対する高さ調節も必要なくなる。ゆえにチルト調節及
び高さ調節をすることなく磁気ヘッド装置を磁気記録装
置本体に取付けることができる。
【0032】さらに、磁気テープと磁気コアの接触圧力
を増加させ、磁気テープと磁気コアの密着性を高める。
【0033】そして、磁気コアのギャップにおける磁気
テープ摺接面に接する平面に垂直な平面と、前記規制部
の規制面を結ぶ線分とが垂直に存在し、磁気テープの一
側端が規制部の規制面に押圧されるように前記磁気ヘッ
ドの磁気テープ摺接面もしくは前記ガイド部のガイド面
のうち少なくとも一方が磁気テープの幅方向に対して傾
斜しているので、磁気テープには磁気テープの幅方向の
規制部側に行こうとする力が加わる。従って、磁気テー
プの一側端は規制部の規制面に沿って走行する。そして
磁気ヘッドのギャップにおける磁気テープ摺接面に接す
る平面に垂直な平面と、磁気ヘッドを挾む一対の規制部
の規制面を結ぶ線分とが垂直に存在しているので、磁気
コアのギャップと磁気テープの走行方向が垂直になるよ
うに磁気テープが走行し、かつその走行は安定する。ま
たアジマス角は磁気記録再生時において最適の角度とな
ることから、音声信号の書き込みや読み出しに関する磁
気特性が向上する。またチルト角は、磁気テープ摺接面
もしくはガイド面のうち少なくとも一方の磁気テープの
幅方向に対する角度を予めある値に設定し、傾斜させて
いるので、チルト角を調節する必要はなくなる。さら
に、複合磁気ヘッドの磁気テープ摺接面もしくはガイド
面のうち少なくとも一方が磁気テープの幅方向に対して
傾斜しているので、磁気テープの一側端が規制部の規制
面に押圧される。従って磁気テープの走行高さは常に一
定であるので、磁気ヘッドの磁気テープの走行に対する
高さ調節も必要なくなる。ゆえにアジマス調節、チルト
調節及び高さ調節をすることなく磁気ヘッド装置を磁気
記録装置本体に取付けることができる。
【0034】さらに、磁気テープと磁気コアの接触圧力
を増加させ、磁気テープと磁気コアの密着性を高める。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の磁気ヘッド装置の一実施例を示す斜視
【図2】本発明の磁気ヘッド装置の別の実施例を示す斜
視図
【図3】本発明の磁気ヘッド装置の別の実施例を示す斜
視図
【図4】本発明の磁気ヘッド装置における磁気ヘッドの
別の実施例を示す斜視図
【図5】従来の磁気ヘッド装置を示す斜視図
【図6】従来の磁気ヘッド装置をユニットベースに取付
けた状態の斜視図
【図7】出願人が提案している磁気ヘッド装置を示す斜
視図
【符号の説明】
1 音声消去ヘッド 1a 磁気テープ摺接面 2 音声/コントロールヘッド 2a 磁気テープ摺接面 3 複合磁気ヘッド 4,5,6 磁気コア 14 磁気テープ 15 ガイド部 15a ガイド面 16 第1の規制部 16a 第1の規制面 17 第2の規制部 17a 第2の規制面 18,18 テープガイド 19 取付枠 20 穴 21,22 位置決め部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁気ヘッドの磁気テープ走行方向の少な
    くとも一方側に磁気テープを案内するガイド部と、該ガ
    イド部の一端に磁気テープの一側端を規制する規制部と
    を備えた磁気ヘッド装置において、磁気テープの一側端
    が規制部に押圧されるように前記磁気ヘッドの磁気テー
    プ摺接面もしくは前記ガイド部のガイド面のうち少なく
    とも一方が磁気テープのの幅方向に対して傾斜している
    ことを特徴とする磁気ヘッド装置。
  2. 【請求項2】 磁気ヘッドの磁気テープ走行方向両側に
    磁気テープを案内するガイド部と、該ガイド部の一端に
    磁気テープの一側端を規制する規制部とを備えた磁気ヘ
    ッド装置において、磁気コアのギャップにおける磁気テ
    ープ摺接面に接する平面に垂直な平面と前記規制部の規
    制面を結ぶ線分とが垂直に存在し、磁気テープの一側端
    が規制部の規制面に押圧されるように前記磁気ヘッドの
    磁気テープ摺接面もしくは前記ガイド面のうち少なくと
    も一方が磁気テープの幅方向に対して傾斜していること
    を特徴とする磁気ヘッド装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0877360A2 (en) * 1997-05-08 1998-11-11 Hewlett-Packard Company Apparatus and method of controlling tape wander using head zenith biasing

Cited By (2)

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EP0877360A2 (en) * 1997-05-08 1998-11-11 Hewlett-Packard Company Apparatus and method of controlling tape wander using head zenith biasing
EP0877360A3 (en) * 1997-05-08 1999-01-07 Hewlett-Packard Company Apparatus and method of controlling tape wander using head zenith biasing

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