JP2820841B2 - 磁気ヘッド装置 - Google Patents

磁気ヘッド装置

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JP2820841B2
JP2820841B2 JP4232871A JP23287192A JP2820841B2 JP 2820841 B2 JP2820841 B2 JP 2820841B2 JP 4232871 A JP4232871 A JP 4232871A JP 23287192 A JP23287192 A JP 23287192A JP 2820841 B2 JP2820841 B2 JP 2820841B2
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  • Adjustment Of The Magnetic Head Position Track Following On Tapes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、磁気テープに記録/再
生/消去等を行う磁気ヘッド装置に係り、詳しくは磁気
テープの走行安定性を高めた磁気ヘッド装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図8は、家庭用ビデオテープレコーダ
(VTR)の一種に用いられている磁気テープのローデ
ィング機構を示している。
【0003】図8において31はテープカセットに収納
されている供給リール、32は巻取リールをそれぞれ示
し、ローディング時に磁気テープ7はテープカセットか
ら引き出されてビデオテープレコーダの回転ヘッド35
に半周程度巻きつくように押しつけられるようになって
いる。
【0004】また図8の構成において、供給リール31
と回転ヘッド35との間には、バックテンションポスト
36と消去ヘッド37とインピーダンスローラ38とロ
ーディングピン39などが設けられ、回転ヘッド35と
巻取リール32との間には、ローディングピン40とロ
ーラ41と音声消去ヘッド1と音声コントロールヘッド
2とポスト44とピンチローラ45とキャプスタン46
などが設けられている。
【0005】図8に示す構成によれば、ローディングピ
ン39、40がテープカセットから磁気テープ7を引き
出して回転ヘッド35に押しつける作用を奏し、同時に
磁気テープ7はヘッド37、1、2にも押しつけられる
ようになっている。
【0006】また、音声コントロールヘッド2の側方に
設けられたポスト44にも磁気テープ7が摺接され、こ
のポスト44により磁気テープ7の走行安定性が高めら
れている。
【0007】図9はVTR音声用の、特に磁気ヘッドの
高さ調節、アジマス調節、チルト調節を必要としない磁
気ヘッド装置Hを示すものである。この種の磁気ヘッド
装置Hは後述するように、複合磁気ヘッド3が取付枠1
4に組み込まれてなるものである。
【0008】複合磁気ヘッド3は、音声消去ヘッド1と
音声コントロールヘッド2から構成される。音声消去ヘ
ッド1の前面側に形成された磁気コア4と音声/コント
ロールヘッド2の前面側に形成された磁気コア5、6に
磁気テープ7が押しつけられた状態で摺動する。ここ
で、磁気コア4は音声信号の消去、磁気コア5は音声信
号の書き込みや読み出し、磁気コア6はコントロール信
号の書き込みや読み出しを行うようになっている。
【0009】複合磁気ヘッド3の上面には複合磁気ヘッ
ド3の周縁部よりも外方に広がる上部ガイド板(上部ガ
イド部材)12が固定され、複合磁気ヘッド3の底面に
は複合磁気ヘッド3の周縁部よりも外方に広がる下部ガ
イド板(下部ガイド部材)13が固定されている。前記
ガイド板12、13は、金属、樹脂あるいはセラミック
などから構成されている。
【0010】そして、複合磁気ヘッド3の磁気テープ7
の走行方向両側には、磁気テープ7の記録/再生面を案
内するガイド部8と、ガイド部8の一端に磁気テープ7
の一側端を規制する第1の規制部9と、ガイド部8の他
端に磁気テープ7の他側端を規制する第2の規制部10
とからなるテープガイド11がそれぞれ設けられてい
る。
【0011】このテープガイド11とガイド板12、1
3は、複合磁気ヘッド3を磁気記録/再生装置に装填す
るための取付枠14に一体的に設けられている。従って
この磁気ヘッド装置Hは、複合磁気ヘッド3を取付枠1
4に組み込むことにより構成されている。そして取付枠
14には穴15が幾つか設けられており、この穴15に
ねじ部材(図示せず)を嵌装させ、磁気記録/再生装置
本体に固定することで複合磁気ヘッド3を磁気記録装置
に装填することができる。ここで、磁気ヘッド装置Hに
は予め高さ調節、アジマス調節、チルト調節を必要とし
ないように複合磁気ヘッド3が取付枠14に組み込ま
れ、固定されている状態であるならば、ねじ部材(図示
せず)を調節することによるこれらの調節が必要なくな
ることになる。
【0012】
【発明が解決しようとする問題点】しかしながら、上記
図9のような磁気ヘッド装置には次のような問題点があ
った。すなわちこの磁気ヘッド装置では複合磁気ヘッド
を取付枠に組み込んだ後に高さ調節、アジマス調節、チ
ルト調節をする必要がないが取付けの状態によっては、
少なくとも一方の規制部により磁気テープに過剰な力が
加わり、磁気テープが折れたり、しわを生じたりするこ
とがあった。このため、磁気テープと磁気コアの密着性
が悪く、スペーシングロスにより磁気記録/再生特性が
劣化するという問題点があった。
【0013】本発明は、磁気テープと磁気コアの密着性
を高めることのできる磁気ヘッド装置を提供することを
目的とするものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明の磁気ヘッド装置
は、前面側に磁気テープが摺接される磁気コアを備えた
磁気ヘッドと、磁気ヘッド前面の磁気テープ摺接領域よ
りも上部側に設けられる上部ガイド部材と、前記摺接領
域よりも下部側に設けられる下部ガイド部材とを有して
なる磁気ヘッド装置において、上部ガイド部材又は下部
ガイド部材の磁気コア側に、少なくとも一つの突起部が
形成され、各突起部の形成位置が、磁気コアの前面最先
端位置よりも後方側に設定され、各突起部の高さが磁気
ヘッドに対して接近離間する磁気テープで各突起部の先
端部を乗り越え自在な高さに設定されていることを特徴
としている。
【0015】
【作用】本発明の磁気ヘッド装置によれば、上部ガイド
部材又は下部ガイド部材の磁気コア側に、少なくとも一
つの突起部が形成され、各突起部の形成位置が、磁気コ
アの前面最先端位置よりも後方側に設定され、各突起部
の高さが磁気ヘッドに対して接近離間する磁気テープで
各突起部の先端部を乗り越え自在な高さに設定されてい
るので、この突起部は磁気テープが磁気ヘッドに接近す
る時は磁気テープの通過を許容し、通過後磁気テープが
磁気ヘッド前面の磁気コアに磁気テープが当接されてい
るときは、磁気テープを支持して磁気テープにバックテ
ンションを付加することにより、磁気ヘッドに対する磁
気テープの密着性を向上させ、走行性を安定させる。
【0016】また、ローディング時などにおいて磁気テ
ープが磁気ヘッドから離間する際は、再び磁気テープが
突起部を乗り越えて磁気ヘッドから離間するので、磁気
テープの磁気ヘッドに対する接近離間作用に支障を来た
すことはない。
【0017】
【実施例】図1は、本発明におけるVTRの音声用磁気
ヘッド装置の実施例を示す斜視図であり、図9に示す磁
気ヘッド装置と同一の部分、部品については同一符号が
付してある。図示する磁気ヘッド装置Hは後述するよう
に、複合磁気ヘッド3が取付枠14に組み込まれてなる
ものである。
【0018】複合磁気ヘッド3は、音声消去ヘッド1と
音声/コントロールヘッド2から構成される。音声消去
ヘッド1の前面側に形成された磁気コア4と音声/コン
トロールヘッド2の前面側に形成された磁気コア5、6
に磁気テープ7が押しつけられた状態で摺動する。ここ
で、磁気コア4は音声信号の消去、磁気コア5は音声信
号の書き込みや読み出し、磁気コア6はコントロール信
号の書き込みや読み出しを行うようになっている。
【0019】複合磁気ヘッド3の上面には複合磁気ヘッ
ド3の周縁部よりも外方に広がる上部ガイド板(上部ガ
イド部材)12が固定され、複合磁気ヘッド3の底面に
は複合磁気ヘッド3の周縁部よりも外方に広がる下部ガ
イド板(下部ガイド部材)13が固定されている。前記
ガイド板12、13は、金属、樹脂あるいはセラミック
などから構成されている。
【0020】そして、複合磁気ヘッド3の磁気テープ7
の走行方向両側には、磁気テープ7の記録/再生面を案
内するガイド部8と、ガイド部8の一端に磁気テープ7
の一側端を規制する第1の規制部9(上部ガイド部材)
と、ガイド部8の他端に磁気テープ7の他側端を規制す
る第2の規制部10(下部ガイド部材)とからなるテー
プガイド11がそれぞれが設けられている。前記ガイド
部8は、磁気テープ7の摺動領域において曲面形状であ
ることが好ましい。
【0021】このテープガイド11とガイド板12、1
3は、複合磁気ヘッド3を磁気記録/再生装置に装填す
るための取付枠14に一体的に設けられている。従って
この磁気ヘッド装置Hは、複合磁気ヘッド3を取付枠1
4に組み込むことにより構成されている。そして取付枠
14には穴15が幾つか設けられており、この穴15に
ねじ部材(図示せず)を嵌装させ、磁気記録/再生装置
本体に固定することで複合磁気ヘッド3を磁気記録装置
に装填することができる。
【0022】そして、下部ガイド板13の磁気コア側の
面(音声消去ヘッド1側の第2の規制部10の規制面1
0a)上には、突起部16が形成されている。
【0023】前記突起部16は、金属製、樹脂製あるい
はセラミック製のいずれでも良く、ガイド板13(ある
いは規制部10の規制面10a)と一体物あるいは別体
物のいずれでもよい。なお、前記突起部16の形状は、
半球状、山形、錐体状、角柱状、円柱状などのいずれで
もよいが、後述するようにそれらの先端部は磁気テープ
7と接触するので、接触時に磁気テープ7を損傷させな
い先端部丸形形状とすることが好ましい。
【0024】前記突起部16の形成位置は、図1に示す
ように複合磁気ヘッド3の前面最先端位置よりも後方側
であることが好ましい。
【0025】突起部16の高さは、ローディング時にテ
ープカセットから引き出されて複合磁気ヘッド3に対し
て押しつけられる磁気テープ7で突起部16の先端部に
乗り越えられることができる値に設定される。すなわ
ち、ローディング時に複合磁気ヘッド3に向けて移動し
てきた磁気テープ7の幅方向の少なくとも一方の側縁部
が突起部16に突き当たった場合に、磁気テープ3の少
なくとも一方の側縁部が撓曲することで突起部16の先
端部を乗り越えて複合磁気ヘッド3前面側に移動するこ
とができる値であって、磁気テープ7が複合磁気ヘッド
3から離れる場合に、これらの突起部16を前記とは反
対方向に乗り換えることができる値に設定される。
【0026】また、突起部16の形成位置は、前述した
ごとき位置ではあるが、更に詳しくは、前記のごとく移
動して複合磁気ヘッド3の磁気テープ摺接領域に押しつ
けられた磁気テープ7を突起部16の背面部分が支持で
き、磁気テープ7にバックテンションを付加できる位置
とされる。
【0027】次に前述のごとき構成されている磁気ヘッ
ド装置の作用について説明する。
【0028】図8に示すローディング機構においては、
テープカセットからローディングピン39,40が磁気
テープ7を引き出し、回転ヘッド35に半周程度巻きか
けて押しつける。この際に磁気テープ7は複合磁気ヘッ
ド3にも接近されて押し当てられる。
【0029】複合磁気ヘッド3に図2の二点鎖線に示す
ように磁気テープ7が接近すると、複合磁気ヘッド3に
当接する前に磁気テープ7はその幅方向側縁部が突起部
16に当接する。
【0030】ここでローディングピン39、40は、前
記突起部16に対する当接とは関係なく磁気テープ7を
規定の位置まで引き出そうとするので、その力により磁
気テープ7の幅方向側縁部は図2(b)に示す状態から
図2(c)に示すように変形し、突起部16の先端を乗
り越えて複合磁気ヘッド3(図においては音声コントロ
ールヘッド2)の前面に押し当てられる。
【0031】なお、図2(d)に示すように変形して突
起部16の先端を通過した磁気テープ7は、磁気テープ
7にテンションが作用し、このテンションにより磁気テ
ープ7自体に伸びようとする力が図2(d)の矢印のご
とく作用するので、この力により図2(e)に示す状態
となって突起部16の背面側に移動し、複合磁気ヘッド
3の前面に押し当てられる。
【0032】また、磁気テープ7が複合磁気ヘッド3の
前面に当接された状態では、図2に示すように突起部1
6により磁気テープ7にはバックテンションがかけられ
た状態となって複合磁気ヘッド3の前面に押し当てられ
て密着される。
【0033】この場合に突起部16はガイドポールの役
目を果たし、最適磁気テープアングルを保証する。そし
て、この最適テープアングルの保証は複合磁気ヘッド3
を設ける磁気記録装置のローディング機構の設計寸法の
違い、又はばらつきがあって、個々の磁気記録/再生装
置のローディング機構が複合磁気ヘッド3に対して施す
巻付角に差異が生じても本発明に係る突起部16の位置
が確定していれば、どのようなローディング機構の装置
でも一定の巻付角を維持することができる。
【0034】よって磁気テープ7の走行性が安定とな
り、電磁変換特性の効率が向上し、安定した信号の記録
と再生と消去をなしえる。
【0035】図3と図4は、本発明の第2実施例を示す
ものである。この実施例においては、音声消去ヘッド1
側の第2の規制部10の規制面10a上に形成されてい
る突起部16の形状が第1実施例のものとは異なってい
る。なお、その他の構成は前記第1実施例と同等であ
る。
【0036】まず、突起部16の形成位置と高さは第1
実施例と同等とする。次に、突起部16の背面側には、
平面上の傾斜面16aが形成されている。
【0037】この傾斜面16aは、ローディング機構に
よりテープカセットから磁気テープ7を引き出して複合
磁気ヘッド3に磁気テープ7を当接させ、突起部16で
磁気テープを支持している状態において、図4に示すよ
うに磁気テープ7の下縁部を複合磁気ヘッド3に接近す
るように湾曲させるものである。
【0038】この作用により磁気テープ7は、複合磁気
ヘッド3の摺接面により良く密着するので、磁気テープ
7の走行性と電磁変換特性を向上させることができる。
また、これにより複合磁気ヘッド3に対する磁気テープ
7のアジマス調節をなして、アジマス損失をなくすこと
ができる。
【0039】なお、前記実施例では突起部16の背面に
平面上の傾斜面16aを形成したが、突起部16の背面
側に形成する傾斜面は曲面でも差し支えない。
【0040】図5、図6及び図7は、それぞれ本発明に
おけるVTRの音声用磁気ヘッド装置の別の実施例を示
す斜視図である。
【0041】図5に示す実施例においては、音声消去ヘ
ッド1側の第2の規制部10の規制面10a上と、音声
コントロールヘッド2側の第2の規制部10の規制面1
0a上に、それぞれ突起部16が形成されている。
【0042】なお突起部16は、第1の規制部9の規制
面(図示せず)上でも良いし、第1の規制部9の規制面
と第2の規制部10の規制面10a上に設けても良い。
また、ガイド板12、13の磁気コア4、5、6側に設
けても良い。さらには、突起部16を上述した位置に複
数個設けてもよい。なお、この突起部16、16の後部
16a、16aは傾斜面となっており、磁気テープ7を
その幅方向に押圧する作用を奏している。
【0043】図6に示す実施例においては、音声コント
ロールヘッド2側の第2の規制部10の規制面10a上
に、突起部16が形成されている。さらに、音声消去ヘ
ッド1の前面に第3の規制部17を設け、規制面17a
にて磁気テープの幅方向の規制を行う。この場合、第3
の規制部17の規制面17a上に突起部(図示せず)を
設けても良い。
【0044】また、図7に示す実施例においては、複合
磁気ヘッド3の一方にガイド部8と第1の規制部9(上
部ガイド部材)と第2の規制部10(下部ガイド部材)
とからなるテープガイド11が設けられており、第1の
規制部9の規制面(図示せず)に突起部16が設けられ
ている。この実施例における突起部16の後部16aは
傾斜面となっており、磁気テープをその幅方向に押圧す
る作用を奏している。なお、この実施例においては、テ
ープガイド11は磁気テープ走行方向の少なくともどち
らか一方に設けられていればよく、また、突起部16は
第1の規制部9と第2の規制部10の少なくとも一方に
設けられていればよい。
【0045】なお、本発明の実施例においてヘッド1,
2を一体化した構成の磁気ヘッド装置Hに本案を適用し
た構成を例について説明したが、1つのヘッドからなる
磁気ヘッド、あるいは3つ以上のヘッドからなる磁気ヘ
ッドに本案を採用してもよいのは勿論である。
【0046】なおまた、前記実施例では、ガイド板1
2、13をヘッド1、2に一体化した構成を採用した
が、ガイド板12、13とヘッド1、2を別体で構成し
ても差し支えない。前記のごとく別体した場合は、磁気
ヘッド装置Hを設ける磁気記録装置のシャーシあるいは
フレームなどにヘッド1、2を単独で固定し、そのヘッ
ド1、2を上下から挟むようにガイド板12、13を配
置すればよく、その際に必要に応じてガイド板12、1
3を適当な支持板などで一体化して設けるようにしても
よい。また、テープガイド11はヘッド1、2に対して
離れた位置に設けられていてもよいし、無くてもよい。
【0047】更に、前記実施例では、ビデオテープレコ
ーダ用の磁気ヘッド装置に本案を適用した例について説
明したが、本案構成を磁気テープを磁気ヘッドに対し着
脱させて摺動させる構成のオーディオ用カセットテープ
レコーダ、あるいは、その他磁気テープを着脱し摺動さ
せる方式の磁気記録装置一般の磁気ヘッドに広く適用す
ることができるのは勿論である。
【0048】
【発明の効果】本発明の磁気ヘッド装置によれば、上部
ガイド部材又は下部ガイド部材の磁気コア側に、少なく
とも一つの突起部が形成され、各突起部の形成位置が、
磁気コアの前面最先端位置よりも後方側に設定され、各
突起部の高さが磁気ヘッドに対して接近離間する磁気テ
ープで各突起部の先端部を乗り越え自在な高さに設定さ
れているので、この突起部は磁気テープが磁気ヘッドに
接近する時は磁気テープの通過を許容し、通過後磁気テ
ープが磁気ヘッド前面の磁気コアに磁気テープが当接さ
れているときは、磁気テープを支持して磁気テープにバ
ックテンションを付加することにより、磁気ヘッドに対
する磁気テープの密着性を向上させ、走行性を安定させ
る。
【0049】また、ローディング時などにおいて磁気テ
ープが磁気ヘッドから離間する際は、再び磁気テープが
突起部を乗り越えて磁気ヘッドから離間するので、磁気
テープの磁気ヘッドに対する接近離間作用に支障を来た
すことはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の磁気ヘッド装置の第一実施例を示す斜
視図
【図2】図1に示す磁気ヘッド装置の突起部により磁気
テープを複合磁気ヘッドに密着される状態を示す図
【図3】本発明の磁気ヘッド装置の第2実施例を示す側
面図
【図4】本発明の磁気ヘッド装置の第2実施例を示す拡
大断面図
【図5】本発明の磁気ヘッド装置の第3実施例を示す斜
視図
【図6】本発明の磁気ヘッド装置の第4実施例を示す斜
視図
【図7】本発明の磁気ヘッド装置の第5実施例を示す斜
視図
【図8】一般の家庭用ビデオテープレコーダの一構成例
を示す図
【図9】従来の磁気ヘッド装置を示す斜視図
【符号の説明】
3 複合磁気ヘッド 7 磁気テープ 8 ガイド部 9 第1の規制部 10 第2の規制部 12 上部ガイド部材 13 下部ガイド部材 14 取付枠 16 突起部

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前面側に磁気テープが摺接される磁気コ
    アを備えた磁気ヘッドと、磁気ヘッド前面の磁気テープ
    摺接領域よりも上部側に設けられる上部ガイド部材と、
    前記摺接領域よりも下部側に設けられる下部ガイド部材
    とを有してなる磁気ヘッド装置において、上部ガイド部
    材又は下部ガイド部材の磁気コア側に、少なくとも一つ
    の突起部が形成され、各突起部の形成位置が、磁気コア
    の前面最先端位置よりも後方側に設定され、各突起部の
    高さが磁気ヘッドに対して接近離間する磁気テープで各
    突起部の先端部を乗り越え自在な高さに設定されてなる
    ことを特徴とする磁気ヘッド装置。
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