JPH0519785U - プラスチツク管の継手部 - Google Patents
プラスチツク管の継手部Info
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- JPH0519785U JPH0519785U JP9272291U JP9272291U JPH0519785U JP H0519785 U JPH0519785 U JP H0519785U JP 9272291 U JP9272291 U JP 9272291U JP 9272291 U JP9272291 U JP 9272291U JP H0519785 U JPH0519785 U JP H0519785U
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- Japan
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- plastic pipe
- split ring
- ring
- inner core
- peripheral surface
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- Granted
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- Joints That Cut Off Fluids, And Hose Joints (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 接続作業が容易強固にでき、かつ、過剰な締
め付け力によるプラスチック管及びインナーコア部の変
形を防止した接続部を構成できるようにする。 【構成】 雄ネジ管部3に突設したインナーコア部4と
の間にプラスチック管pを挾着する割りリング5と、こ
の割りリング5を締め付けできる締め付けリング6とを
備え、インナーコア部4の外周面には係止用の刻み部4
aを、割りリングの内周面には締め付けリング6による
割りリング5の締め付け完了時点で上記刻み部4aの谷
部4bに臨むようにした突条部5cを設け、締め付けリ
ング6を摺動させるナット7を雄ネジ管部3に螺合し
て、インナーコア部4と割りリング5により挾着された
プラスチック管pの挾着部の容積がその挾着部に相当す
るプラスチック管p自体の挾着前の容積に対して75〜
98%となるように、プラスチック管pを挾着してい
る。
め付け力によるプラスチック管及びインナーコア部の変
形を防止した接続部を構成できるようにする。 【構成】 雄ネジ管部3に突設したインナーコア部4と
の間にプラスチック管pを挾着する割りリング5と、こ
の割りリング5を締め付けできる締め付けリング6とを
備え、インナーコア部4の外周面には係止用の刻み部4
aを、割りリングの内周面には締め付けリング6による
割りリング5の締め付け完了時点で上記刻み部4aの谷
部4bに臨むようにした突条部5cを設け、締め付けリ
ング6を摺動させるナット7を雄ネジ管部3に螺合し
て、インナーコア部4と割りリング5により挾着された
プラスチック管pの挾着部の容積がその挾着部に相当す
るプラスチック管p自体の挾着前の容積に対して75〜
98%となるように、プラスチック管pを挾着してい
る。
Description
【0001】
本考案は、湯水等の流体供給口にプラスチック管が接続されるている継手部の 改良に関する。
【0002】
プラスチック管が湯水等の流体供給口に接続されている継手部は、添付図面の 図3に示すようにインナーコア部12が一体に突設されている継手本体11と、 上記インナーコア部12との間にプラスチック管pを挾着できるように該インナ ーコア部12上に嵌着した割りリング13と、この割りリング13上に摺動可能 に嵌着した締め付けリング14とを具備し、割りリング13にはインナーコア部 12に設けた係止部12aと係止する係止部13aを設ける一方、この割りリン グ13の外周面は係止部13a側が次第に小径となるように傾斜させたテーパー 面部13bに形成して、締め付けリング14により割りリング13を締め付け、 プラスチック管pを継手本体11に接続した構造のものが知られている(実開昭 63−125281号公報を参照)。
【0003】 なお、図3において、13cは割りリング13に設けた鍔部、15はインナー コア部12の外周面に設けた刻み部、16は割りリング13の内周面に設けた突 条部である。
【0004】
図3に示す従来の継手部では、インナーコア部12と割りリング13とは双方 に設けられている係止部12a,13aにより係止している関係で、インナーコ ア部12に割りリング13を嵌合する操作はかなりの熟練が必要であり、また、 比較的小幅の締め付けリング14を摺動させて割りリング13を締め付けるため 、締め付けリング14が割りリング13のテーパー面部13b上を摺動する締め 付け操作の初期段階(図3に仮想線で示す)では、締め付けリング14は傾き易 く、割りリング13に対する締め付け力に均一性を欠くといった不具合が生ずる 。
【0005】 更にまた、インナーコア部12とプラスチック管pの内壁との間の密着性に劣 っており、漏水の原因になるといった問題もある。一方、必要以上にプラスチッ ク管を締め付けると、プラスチック管及びインナーコア部が変形して接続部の安 定性を保持することが困難になる。
【0006】 本考案は上記の問題を解決したものであって、その目的はインナーコア部と割 りリングとの間に該インナーコア部と割りリングを係止させる係止部を設けない で、継手本体にナットを螺合して締め付けリングを摺動させ、この締め付けリン グを割りリングに圧着し、割りリングを締め付けてプラスチック管を簡単に接続 できると共に、割りリングに対する締め付け力の均一化を図り、かつ、プラスチ ック管に対してインナーコア部と割りリングの密着が強固にできるように改良し たプラスチック管の継手部を提供することにある。
【0007】 また、他の目的は接続作業時にプラスチック管が不当にねじられる不具合を解 消する一方、過剰の締め付け力によるプラスチック管及びインナーコア部の不当 な変形を防止できるように改良したプラスチック管の継手部を提供することにあ る。
【0008】
上記目的を達成するために、本考案の特徴とするプラスチック管の継手部はプ ラスチック管を接続する側の雄ネジ管部にインナーコア部が一体に突設されてい る継手本体と、上記インナーコア部との間にプラスチック管を挾着できるように 該インナーコア部上に嵌着した割りリングと、この割りリング上に摺動可能に嵌 着した締め付けリングとを備え、インナーコア部の外周面には該インナーコア部 の軸線方向に沿って傾斜させた複数個の係止用の刻み部を、また割りリングの内 周面には締め付けリングによる割りリングの締め付け完了時点で上記刻み部の谷 部に臨むようにした突条部をそれぞれ設けてある。
【0009】 そして、割りリングの後端部側外周面は先端に向かって次第に小径となるよう に傾斜したテーパー面部に形成すると共に、このテーパー面部に対応させて締め 付けリングの後端部側内周面をテーパー面部に形成する一方、上記継手本体の雄 ネジ管部には後端口が上記締め付けリングの後端部周縁に当接する鍔部に形成さ れているナットを螺合して、雄ネジ管部の口端部と、インナーコア部の外周面と 、締め付けリングにより締め付けられた割りリングの内周面とによって形成され たプラスチック管挾着部の容積がその挾着部に相当するプラスチック管自体の挾 着前の容積に対して75〜98%となるように、プラスチック管が挾着されてい るものである。
【0010】
雄ネジ管部に螺合したナットにより締め付けリングを摺動させると、この摺動 動作によって割りリングは締め付けられ、インナーコア部と割りリングの間にプ ラスチック管を締め付けて接続できる。そして、インナーコア部の刻み部と割り リングの突条部はプラスチック管の内外壁部分にそれぞれ食い込むので、割りリ ングと締め付けリングはプラスチック管とともにインナーコア部上に固定され、 その密着した接続状態は強固に確定する。そして、インナーコア部と割りリング により挾着されたプラスチック管挾着部の容積がその挾着部に相当するプラスチ ック管自体の挾着前の容積に対して75〜98%となるようにしたので、プラス チック管及びインナーコア部の不当な変形を防止できる。
【0011】
以下に本考案の実施例を添付図面を参照しながら説明する。図1〜図2におい て総括的に符号1で示されている継手本体には流体の供給口側に接続する雄ネジ 管2とプラスチック管pを接続する雄ネジ管部3を連通させて設けてあり、雄ネ ジ管部3の口端部3aにはプラスチック管pを挿着するインナーコア部4が一体 に突設されている。
【0012】 インナーコア部4の外周面には軸線方向に沿って傾斜させた複数個の係止用の 刻み部4aが刻設されていると共に、このインナーコア部4上には該インナーコ ア部4にプラスチック管pを挿着できる間隙を設けて割りリング5が嵌着されて おり、5aはその割れ部であって、軸線方向に対し若干傾斜した状態に設けられ ている。そして、割りリング5の後方部側外周面は先端に向かって次第に小径に なるように傾斜したテーパー面部5bに形成されており、また、割りリング5の 内周面には後記締め付けリング6による割りリング5の締め付け完了時点で上記 刻み部4aの谷部4bに臨むようにした突条部5cを設けてある。
【0013】 割りリング5上には締め付けリング6を摺動可能に嵌合し、この締め付けリン グ6の内周面は割りリング5の平坦面部5d(前方側外周面)の外径(締め付け 後の径)とほぼ同一である内径の部分6aと、割りリング5のテーパー面部5b と対応したテーパー面部6bに形成されている。そして、締め付けリング6の後 端部周縁6cは円弧状或いは尖端状に形成されていて、後記ナット7を雄ネジ管 部3に螺合して回転させたときに、該ナット7と締め付けリング6の後端部周縁 6cとは線接触し、摩擦を小さくして接続作業時におけるプラスチック管pのね じれを防止できるように考慮されている。
【0014】 雄ネジ管部3に螺合するナット7は後端口が内向きの鍔部7aに形成されてお り、この鍔部7aに締め付けリング6の後端部周縁6cを当接し、ナット7の螺 進動作で締め付けリング6を摺動させると、割りリング5を締め付けてインナー コア部4と割りリング5の間にプラスチック管pが挾着され、その接続部を構成 できる仕組になっている。
【0015】 そして、本接続部では雄ネジ管部3の口端部3aと、インナーコア部4の外周 面と、締め付けリング6により締め付けられた割りリング5の内周面とによって 形成されたプラスチック管pの挾着部(図1で網掛けされた部分)の容積がその 挾着部に相当するプラスチック管p自体の挾着前の容積に対して75〜98%( 好ましくは80〜95%)となるように、プラスチック管pを挾着しているもの である。この場合、上記挾着部の容積が75%末満では過剰締め付けとなってプ ラスチック管pが接続部で折損するとかインナーコア部が不当に変形するし、ま た、98%超過では締め付け力不足によって漏水が発生する。
【0016】 なお、プラスチック管pの挾着部の容積を上記のように規制するには、例えば インナーコア部4の外径や割りリング5の内径を調節する。また、ナット7とし て、インナーコア部4に挿着されるプラスチック管pの少なくとも外径より大き い幅の割り7bを設けてある割りナット(図示のもの)を用いれば、接続完了後 にナット7を取外し、このナット7を他の同様な接続作業に用いることが可能で あり、また、接続作業時には割りリング5の割れ部5aとナット7の割り7bを 通してプラスチック管pの挿着状態を目視により確認できて、接続作業を正しく 行なう上に便利である。
【0017】
本考案は上記の如くであって、割りリングの装着は容易にでき、雄ネジ管部に 対する割りナットの螺合操作でプラスチック管を簡単に接続できることは勿論の こと、接続完了時点では割りリングの突条部がインナーコア部の刻み部の谷部に 臨んだ状態でプラスチック管と密着するため、これら部材間のシール作用は強く 、漏水防止の点では特に優れている。
【0018】 また、インナーコア部と割りリングにより挾着されたプラスチック管挾着部の 容積がその挾着部に相当するプラスチック管自体の挾着前の容積に対して75〜 98%となるようにしたので、プラスチック管及びインナーコア部の不当な変形 を防止できて破損する事故等の発生する心配も解消され、安定性に優れている接 続部を提供できる。
【図1】接続完了状態における本考案の1実施例を示す
正断面図である。
正断面図である。
【図2】図1における構成部材の分解斜視図である。
【図3】従来の継手装置を示す正断面図である。
1は継手本体 3は雄ネジ管部 3aは口端部 4はインナーコア部 4aは刻み部 4bは谷部 5は割りリング 5aは割れ部 5bはテーパー面部 5cは突条部 6は締め付けリング 6bはテーパー面部 6cは後端部周縁 7はナット 7aは鍔部 pはプラスチック管である
フロントページの続き (72)考案者 呉羽 隆志 東京都港区芝浦一丁目12番3号 菱和産資 株式会社内 (72)考案者 服部 憲明 茨城県稲敷郡阿見町中央八丁目3番2号 菱和産資株式会社商品研究所内 (72)考案者 藤井 哲 東京都板橋区相生町4番地13号 株式会社 千代田製作所内 (72)考案者 末吉 和廣 千葉県四街道市千代田一丁目20番5号
Claims (1)
- 【請求項1】 プラスチック管を接続する側の雄ネジ管
部にインナーコア部が一体に突設されている継手本体
と、上記インナーコア部との間にプラスチック管を挾着
できるように該インナーコア部上に嵌着した割りリング
と、この割りリング上に摺動可能に嵌着した締め付けリ
ングとを備え、インナーコア部の外周面には該インナー
コア部の軸線方向に沿って傾斜させた複数個の係止用の
刻み部を、また割りリングの内周面には締め付けリング
による割りリングの締め付け完了時点で上記刻み部の谷
部に臨むようにした突条部をそれぞれ設け、割りリング
の後端部側外周面は先端に向かって次第に小径となるよ
うに傾斜したテーパー面部に形成すると共に、このテー
パー面部に対応させて締め付けリングの後端部側内周面
をテーパー面部に形成する一方、上記継手本体の雄ネジ
管部には後端口が上記締め付けリングの後端部周縁に当
接する鍔部に形成されているナットを螺合して、雄ネジ
管部の口端部と、インナーコア部の外周面と、締め付け
リングにより締め付けられた割りリングの内周面とによ
って形成されたプラスチック管挾着部の容積がその挾着
部に相当するプラスチック管自体の挾着前の容積に対し
て75〜98%となるように、プラスチック管が挾着さ
れていることを特徴とするプラスチック管の継手部。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991092722U JP2561576Y2 (ja) | 1991-08-28 | 1991-08-28 | プラスチック管の継手部 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991092722U JP2561576Y2 (ja) | 1991-08-28 | 1991-08-28 | プラスチック管の継手部 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0519785U true JPH0519785U (ja) | 1993-03-12 |
JP2561576Y2 JP2561576Y2 (ja) | 1998-01-28 |
Family
ID=14062344
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1991092722U Expired - Lifetime JP2561576Y2 (ja) | 1991-08-28 | 1991-08-28 | プラスチック管の継手部 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2561576Y2 (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS51113215U (ja) * | 1975-03-11 | 1976-09-14 |
-
1991
- 1991-08-28 JP JP1991092722U patent/JP2561576Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS51113215U (ja) * | 1975-03-11 | 1976-09-14 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2561576Y2 (ja) | 1998-01-28 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |