JPH0519727U - 車両用自動変速機 - Google Patents
車両用自動変速機Info
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- JPH0519727U JPH0519727U JP7693291U JP7693291U JPH0519727U JP H0519727 U JPH0519727 U JP H0519727U JP 7693291 U JP7693291 U JP 7693291U JP 7693291 U JP7693291 U JP 7693291U JP H0519727 U JPH0519727 U JP H0519727U
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- shift
- control circuit
- indicator
- shift position
- vehicle
- Prior art date
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- Pending
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- Arrangement And Mounting Of Devices That Control Transmission Of Motive Force (AREA)
- Control Of Transmission Device (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 現在のシフトポジションに対して変速条件が
適合するシフトポジションのみにシフト操作を行うよう
にする。 【構成】 ポジションセンサ10は現在のシフトポジシ
ョンを制御回路11に出力する。インジケータ3乃至9
はシフトレバー装置1のシフトポジションに対応して設
けられている。制御回路11は、現在のシフトポジショ
ンに加えてイグニッションスイッチ14,車速センサ1
2及びブレーキスイッチ13の検出状態に基づいて現在
のシフトポジションに対して変速条件が適合するインジ
ケータ3乃至9を点灯する。従って、点灯したインジケ
ータ3乃至9に対応したシフトポジションにシフト操作
することにより、適切にシフト操作することができる。
適合するシフトポジションのみにシフト操作を行うよう
にする。 【構成】 ポジションセンサ10は現在のシフトポジシ
ョンを制御回路11に出力する。インジケータ3乃至9
はシフトレバー装置1のシフトポジションに対応して設
けられている。制御回路11は、現在のシフトポジショ
ンに加えてイグニッションスイッチ14,車速センサ1
2及びブレーキスイッチ13の検出状態に基づいて現在
のシフトポジションに対して変速条件が適合するインジ
ケータ3乃至9を点灯する。従って、点灯したインジケ
ータ3乃至9に対応したシフトポジションにシフト操作
することにより、適切にシフト操作することができる。
Description
【0001】
本考案は、シフトレバーが変速されたときにそのシフトポジションが変速条件 に適合したときのみ変速を実行する車両用自動変速機に関する。
【0002】
近年、車両用自動変速機として電子制御式のものが供されている。この電子制 御式の自動変速機によれば、シフトレバーが現在のシフトポジションに対して不 適合なシフトポジションにシフト操作された場合は、そのシフトポジションに応 じて変速機を変速しないように設定されているので、シフトレバーのシフトポジ ションに応じて直ちに変速してしまう機械的なシフトレバーと違って、シフトレ バーには移動を規制するためのシフトロック機構は設けられていないのが一般的 である。
【0003】
しかしながら、上記従来構成の場合、シフトレバーを何れのシフトポジション へもシフト操作可能であるので、シフトレバーを現在のシフトポジションに対し て不適合なシフトポジションに操作した場合、変速機が切換えられないことがあ る。このため、運転者は、変速機が変速されないことに不安を覚えるばかりか意 図した運転を行うことができない虞がある。
【0004】 本考案は上記事情に鑑みてなされたもので、その目的は、シフトレバーが変速 条件が適合したシフトポジションにシフト操作されたときのみ変速を実行するも のにおいて、適切に変速を行うことが可能となる車両用自動変速機を提供するに ある。
【0005】
本考案は、シフトレバーが操作されたときにそのシフトポジションが変速条件 に適合したときのみ変速を実行する車両用自動変速機において、現在のシフトポ ジションに対して変速条件が適合するシフトポジションを表示する表示手段を設 けたものである。
【0006】
表示手段には、現在のシフトポジションに対して変速条件が適合するシフトポ ジションが表示されている。従って、シフトレバーを表示手段により表示された シフトポジションに操作することにより、適切に変速を行うことができる。
【0007】
以下、本考案の第1実施例を図1乃至図9を参照して説明する。シフトレバー 装置を示す図2において、シフトレバー装置1には、シフトポジションとして、 「P」(パーキングポジション),「R」(リバースポジション),「N」(ニ ュートラルポジション)、「D」(ドライブポジション)及び「L」(ロウポジ ション)が設定されている。ここで、シフトレバー装置1にはマニュアルモード が設定されている。つまり、シフトレバー2は、「D」ポジションにおいて横方 向に移動可能に設けられており、その横方向に移動した状態で中立位置に保持さ れると共に、中立位置から前方の「+」(シフトアップポジション)及び後方の 「−」(シフトダウンポジション)にシフト操作可能となっている。このマニュ アルモードの場合、シフトレバーを「+」ポジションにシフト操作することによ りシフトアップできると共に、「−」ポジションにシフト操作することによりシ フトダウンすることができる。
【0008】 また、シフトレバー装置1には、図3に示すように各シフトポジションに対応 して表示手段たる「P」インジケータ3,「R」インジケータ4,「N」インジ ケータ5,「D」インジケータ6,「L」インジケータ7,「+」インジケータ 8及び「−」インジケータ9が設けられており、これらのインジケータ3乃至9 は現在のシフトポジションからの変速条件が適合するものが点灯するように設定 されている。
【0009】 電気的構成を概略的に示す図1において、シフトレバー装置1にはシフトレバ ーの現在位置を検出するポジションセンサ10が設けられており、これは、シフ トポジションを示すポジション信号を制御回路11に出力する。また、車速セン サ12は、車両速度に応じた車速信号を制御回路11に出力する。ブレーキスイ ッチ13は、ブレーキペダルが足踏みされた状態でオン信号を出力する。そして 、イグニッションスイッチ14は、オン操作された状態でオン信号を制御回路1 1に出力する。
【0010】 変速機切換装置15は制御回路11からの操作信号に基づいて自動変速機16 を切換える。ここで、変速機切換装置15には変速位置センサ17が設けられて おり、これは、変速位置に応じた変速位置信号を制御回路11に出力する。
【0011】 一方、制御回路11は、イグニッションスイッチ14からのオン信号,ポジシ ョンセンサ10からのポジション信号,車速センサ12からの車速信号及び変速 位置センサ17からの変速位置信号に基づいて、現在のシフトポジションに対し て変速条件が適合するシフトポジションに対応したインジケータ3乃至9を点灯 する。
【0012】 次に上記構成の作用を、制御回路11の動作を示す図4乃至図9のフローチャ ートを参照して説明する。尚、制御回路11は変速機切換装置15の制御を行う ようになっているが、その説明は省略する。
【0013】 制御回路11は、イグニッションスイッチ14が操作されたときは、ステップ S1 からステップS2 に進行してシフトポジションを検出する。この場合、イグ ニッションスイッチ14にキーを挿入してエンジンを始動できるのは、シフトレ バー2がパーキングポジションに位置されているときに設定されているので、イ グニッションスイッチ14がオン操作されたときは、制御回路11は、ステップ S3 からステップS4 に進行してブレーキスイッチ13のオン状態を判断する。 このとき、ブレーキペダルを足踏みしていないときは、ブレーキスイッチ13は オフしているので、制御回路11は、ステップS4 からステップS5 に進行して 「P」インジケータ3のみを点灯してステップS2 に戻る。
【0014】 そして、ブレーキペダルを足踏みすると、ブレーキスイッチ13がオンするの で、制御回路11は、ステップS4 からステップS5 に進行して全てのインジケ ータ3乃至9を点灯してステップS2 に戻る。従って、イグニッションスイッチ 14をオンしたところで、「P」インジケータ3が点灯すると共に、ブレーキを 足踏みした状態で全てのインジケータ3乃至9が点灯する。また、ブレーキペダ ルの足踏み状態を解除すると、制御回路11は、ステップS4 からステップS6 に進行して「P」インジケータ3のみを点灯する。
【0015】 さて、上述のようにブレーキペダルを足踏みした状態では全てのインジケータ 3乃至9が点灯するので、「P」ポジションから任意のシフトポジションにシフ ト操作が許可されていることが分る。従って、シフトレバー2を任意のシフトポ ジションに操作すると、制御回路11は、シフトポジション及び車両速度に応じ てインジケータ3乃至9の点灯を制御する。
【0016】 即ち、シフトレバー2を「D」ポジションにシフト操作すると、制御回路11 は、ステップS7 からステップS8 に進行して車速信号に基づいて車速を判断す る。このとき、車両が停止している場合は、制御回路11は、ステップS9 から ステップS10に進行して全てのインジケータ3乃至9を点灯する。
【0017】 そして、「D」ポジションで車両を走行し始めると、制御回路11は、ステッ プS9 からステップS11に進行して「D」,「L」,「−」インジケータ4,7 ,9のみを点灯する。つまり、「D」ポジションで車両の走行を開始したときは 、「D」ポジションから「L」,「−」へのシフト操作のみが許可されているこ とを示している。ここで、「D」ポジションでの走行中に「+」ポジションへの シフト操作の禁止を示しているのは、「D」ポジションの走行時においては、一 般的に、エンジンの回転を抑制するような小さなギア比が選択されているので、 「+」ポジションへのシフト操作によりシフトアップを許可した場合、さらに小 さなギア比が選択されて円滑な運転が損なわれるからである。
【0018】 そして、車両が所定速度以下で走行しているときは、制御回路11は、ステッ プS12からステップS13に進行して「L」インジケータ7を点灯する。また、車 両が所定速度以上で走行しているときは、制御回路11は、ステップS12からス テップS14に進行して「L」インジケータ7を消灯する。つまり、「D」ポジシ ョンで走行中に車両速度が所定以上であったときは、「D」ポジションから「L 」ポジションへのシフトダウンが禁止されていることを示している。これは、エ ンジンの高回転時にシフトダウンによりギア比が大きくなると、エンジンの回転 数がさらに上昇してしまうからである。
【0019】 また、シフトレバー2を「R」ポジションにシフト操作すると、制御回路11 は、ステップS15からステップS16に進行して車速信号に基づいて車両速度を判 定する。このとき、車両が停止しているときは、制御回路11は、ステップS17 からステップS18に進行して全てのインジケータ3乃至9を点灯する。また、車 両の走行状態では、制御回路11は、ステップS17からステップS19に進行して 「R」インジケータ4のみを点灯する。つまり、「R」ポジションでの走行中に おいては、シフトレバー2を「R」ポジション以外のポジションに操作すること は禁止されていることを示している。
【0020】 また、シフトレバー2を「L」ポジションにシフト操作すると、制御回路11 は、ステップS20からステップS21に進行して車速信号に基づいて車両速度を判 定する。このとき、車両が停止しているときは、制御回路11は、ステップS22 からステップS23に進行して「−」インジケータ9以外の全てのインジケータ3 乃至8を点灯する。また、車両の走行状態では、制御回路11は、ステップS22 からステップS24に進行して「D」,「+」インジケータ6,8のみを点灯する 。つまり、「L」ポジションでの走行中においては、シフトレバーを「D」,「 +」ポジションへのシフト操作のみが許可されていることを示している。
【0021】 そして、シフトレバーを「N」ポジションにシフト操作すると、制御回路11 は、ステップS25において全てのインジケータ3乃至9を点灯する。
【0022】 要するに、上記実施例によれば、制御回路11は、現在のシフトポジションに 対して変速条件が適合するシフトポジションに対応したインジケータを点灯する ようになっているので、インジケータが点灯しているシフトポジションにシフト レバー2をシフト操作することにより変速を適切に行うことができる。従って、 現在のシフトポジションに対して変速条件が適合するシフトポジションを確認す ることができない従来例と違って、シフトレバー2のシフト操作に応じて変速機 が確実に変速されるので、運転者の意図した変速を行うことができる。
【0023】 図10及び図11は本考案の第2実施例を示している。即ち、シフトレバー装 置18はコラム式に構成されており、これは、シフトポジションとして「P」, 「R」,「N」,「D」,「3」,「2」ポジション及び「L」ポジションが設 定されている。
【0024】 また、メータパネルには、図11に示すように複数の赤色表示灯から成るシフ トポジション指示インジケータ19及び複数の青色表示灯から成る表示手段たる 変速適合ポジションインジケータ20が設けられている。そして、シフトポジシ ョン指示インジケータ19は現在のシフトポジションに対応して点灯すると共に 、変速適合ポジションインジケータ20は現在のシフトポジションに対して変速 条件が適合するインジケータが点灯するようになっている。
【0025】 この第2実施例の場合、変速適合ポジションインジケータ20の点灯状態によ り現在のシフトポジションに対して変速条件が適合するシフトポジションを確認 することができるので、第1実施例と同様に、シフトレバーを変速適合ポジショ ンインジケータ20に指示されたシフトポジションにシフト操作することにより 、シフト操作を適切に行うことができる。
【0026】 尚、上記第2実施例では、現在のシフトポジションを示すインジケータと変速 適合ポジションを示すインジケータとを個別に設けたが、インジケータを例えば 2色LEDより構成し、現在のシフトポジションと変速条件が適合するシフトポ ジションとの表示色を変更して表示するようにしてもよい。
【0027】
以上の説明から明らかなように、本考案の車両用自動変速機によれば、現在の シフトポジションに対して変速条件が適合するシフトポジションを表示する表示 手段を設けたので、シフトレバーが変速条件が適合したシフトポジションにシフ ト操作されたときのみ変速を実行する車両用自動変速機において、適切に変速を 行うことが可能となるという優れた効果を奏する。
【図1】本考案の第1実施例における電気的構成を示す
ブロック図
ブロック図
【図2】シフトレバー装置の斜視図
【図3】シフトポジションを示す模式図
【図4】制御回路の動作を示すフローチャート
【図5】制御回路の動作を示すフローチャート
【図6】制御回路の動作を示すフローチャート
【図7】制御回路の動作を示すフローチャート
【図8】制御回路の動作を示すフローチャート
【図9】制御回路の動作を示すフローチャート
【図10】本考案の第2実施例を示す図2相当図
【図11】図3相当図
1はシフトレバー装置、2はシフトレバー、3乃至9は
インジケータ(表示手段)、11は制御回路、20は変
速適合ポジションインジケータ(表示手段)である。
インジケータ(表示手段)、11は制御回路、20は変
速適合ポジションインジケータ(表示手段)である。
Claims (1)
- 【請求項1】 シフトレバーが操作されたときにそのシ
フトポジションが変速条件に適合したときのみ変速を実
行する車両用自動変速機において、現在のシフトポジシ
ョンに対して変速条件が適合するシフトポジションを表
示する表示手段を備えたことを特徴とする車両用自動変
速機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7693291U JPH0519727U (ja) | 1991-08-29 | 1991-08-29 | 車両用自動変速機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7693291U JPH0519727U (ja) | 1991-08-29 | 1991-08-29 | 車両用自動変速機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0519727U true JPH0519727U (ja) | 1993-03-12 |
Family
ID=13619504
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7693291U Pending JPH0519727U (ja) | 1991-08-29 | 1991-08-29 | 車両用自動変速機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0519727U (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010036761A (ja) * | 2008-08-06 | 2010-02-18 | Yazaki Corp | 表示制御方法 |
US10066737B2 (en) | 2015-06-15 | 2018-09-04 | Sl Corporation | Vehicle transmission |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63112225A (ja) * | 1986-10-29 | 1988-05-17 | Fuji Heavy Ind Ltd | 自動変速機のセレクトレバ−操作ガイド装置 |
-
1991
- 1991-08-29 JP JP7693291U patent/JPH0519727U/ja active Pending
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63112225A (ja) * | 1986-10-29 | 1988-05-17 | Fuji Heavy Ind Ltd | 自動変速機のセレクトレバ−操作ガイド装置 |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010036761A (ja) * | 2008-08-06 | 2010-02-18 | Yazaki Corp | 表示制御方法 |
US10066737B2 (en) | 2015-06-15 | 2018-09-04 | Sl Corporation | Vehicle transmission |
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