JPH0519727B2 - - Google Patents

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JPH0519727B2
JPH0519727B2 JP58025063A JP2506383A JPH0519727B2 JP H0519727 B2 JPH0519727 B2 JP H0519727B2 JP 58025063 A JP58025063 A JP 58025063A JP 2506383 A JP2506383 A JP 2506383A JP H0519727 B2 JPH0519727 B2 JP H0519727B2
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circuit
signal
gate
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Tadatoshi Kishi
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Nippon Signal Co Ltd
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Publication date
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【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は、映画館、劇場、遊園地などの閉鎖
公共施設の総合制御装置に関する。
従来の技術 公共施設の一例としての映画館において客と関
連して必要な作業には、券の発売、出入口での改
札、映写制御、照明制御、空気調和制御などがあ
る。
従来は、これらの作業をそれぞれ各別の係員に
よつて行なつており、従つて、人件費が高くつく
とともに、各係員は何ら相互の有機的関連性をも
たずにそれぞれに作業をしていたから、入場者数
の多少に関係なく、定刻になれば上映を開始し、
あるいは空気調和装置を運転していた。
発明が解決しようとする課題 そのため、(a)客数が経済的合理数に達しなくと
も上映が開始されて無益なサービス提供となつた
り、あるいは逆に満席になつたのに、定刻まで徒
らに客を待たせることがあり、また、(b)入場客数
に対して過多の冷・暖房用エネルギーを浪費する
ことがあつた。さらに、(c)現在客数を正確に把握
していないため、空席の有無の問合わせ、あるい
は例えば火災発生時の全員避難確認に困難を来す
などの問題があつた。さらに、(d)出入口にゲート
を設置して客の入出場を自動制御する公共施設で
火災等非常事態が発生した場合、従来のゲートは
係員が操作しなければ客の一斉出場又は緊急出場
の要求に応えられないおそれがあつた。
劇場、博物館、美術館、遊園地などの他の閉鎖
型公共施設においても、そこで提供される主サー
ビス、又は付随的サービスの内容に相違はあつて
も、上述した映画館におけると同様の問題があ
る。
この発明は、上記の点に鑑みてなされたもので
あり、その目的とするところは、所定の有効券を
所持する客だけの入場を許可する閉鎖型公共施設
(以下、単に公共施設という。)において、出入口
に設置した入出場制御用のゲートを利用して、公
共施設内の主サービス提供の稼働・制御を入場者
数に応じて経済的合理的に行なうことを可能に
し、かつ、副サービス提供を現在客数に応じて経
済的合理的に制御することを可能にし、さらに、
主サービス提供の終了時又は非常事態の発生時に
は施設内の客がゲートから一斉出場もしくは緊急
出場することができるようにゲートを制御する公
共施設の総合的制御装置を提供することを目的と
する。
換言すると、本発明は、ゲートを用いて公共施
設における入出場の合理的制御、入場者数又は現
在客数に応じた経済的合理的な主サービス提供の
開始及び副サービス提供量の調節、並びに主サー
ビス提供終了時又は非常事態発生時の一斉出場又
は緊急出場を可能にするゲートの制御を実現する
総合制御装置を提供しようとするものである。
上記目的を達成するため、本発明の公共施設の
出入口に設置したゲートと、施設内の客にサービ
スを提供する被制御装置と、施設内の非常事態の
発生を検出する検出器と、前記ゲートからの情報
信号及び検出器からの検出信号に基づいて処理し
てゲートの制御及び被制御装置によるサービス提
供の制御を行なう中央制御装置とからなり、 前記ゲートは、(イ)公共施設に入場しようとする
客の券から情報を読取る券読取部と、ゲート通路
の場外側部分に設けられた外側人間検知器と、該
ゲート通路の場内側部分に設けられた内側人間検
知器と、前記ゲート通路の扉を開閉する扉駆動部
と、該扉駆動部に開扉動作又は閉扉動作をさせる
ための制御信号を与える制御回路とを有し、 (ロ) 前記制御回路は、前記券読取部により読取つ
た券情報の後記中央制御装置による判定結果が
有効である場合に該中央制御装置より与えられ
るゲート開放信号の否定信号と前記内側人間検
知器の検知信号とを入力とする第1アンド回路
と、前記ゲート開放信号と第1アンド回路の出
力を入力として出力し、その出力を前記扉駆動
部にモータ正転信号として与える第1オア回路
と、前記ゲート開放信号と前記内側人間検知器
の検知信号を入力とする第2アンド回路と、前
記ゲート開放信号の否定信号と前記外側人間検
知器の検知信号を入力とする第3アンド回路
と、第3アンド回路の出力を駆動入力とし、か
つ、後記中央制御装置から与えられるゲート閉
鎖禁止信号を禁止入力とする第4アンド回路
と、第2アンド回路の出力と第4アンド回路の
出力を入力として出力し、その出力を前記扉駆
動部にモータ逆転信号として与える第2オア回
路と、第1アンド回路の出力によりセツトされ
る記憶回路と、この記憶回路のセツト出力及び
第3アンド回路の出力を入力として出力し、そ
の出力で前記記憶回路をリセツトする第5アン
ド回路とからなり、 (ハ) 前記第2アンド回路はその出力を入場検知信
号として後記中央制御装置に与えるための出力
端子に、前記第5アンド回路はその出力を出場
検知信号として該中央制御装置に与えるための
出力端子にそれぞれ接続されていること、 前記被制御装置は、中央制御装置より与えられ
る稼働開始信号に基づいて前記公共施設内の客を
対象とした主サービスの提供を開始し、後記中央
制御装置より与えられる制御信号により副サービ
スの提供量を調節し、前記主サービスの提供の終
了時に主サービス提供終了検知信号を中央制御装
置に与えるものであり、 前記検出器は、前記公共施設内に設置され、客
の一斉出場を必要とするような非常事態、例えば
火災などの発生を検出し、緊急信号を中央制御装
置に与えるものであり、 前記中央制御装置は、 (a) 前記ゲートの券読取部より与えられる券情報
について所定有効条件に基づいて有効か否かを
判定する判定手段と、 (b) 前記ゲートの制御回路より与えられる入場検
知信号及び出場検知信号に基づいて少なくとも
現在客数を計数する計数手段と、 (c) 前記判定手段による判定結果が有効のとき又
は後記操作パネルの手動スイツチ押下時に前記
ゲート開放信号を、その出力後の前記入場検知
信号の入力があるときまで出力して前記ゲート
に与え、かつ、前記被制御装置が出力した主サ
ービス提供終了検知信号、前記非常事態検出器
が出力した緊急信号、又は後記操作パネルの非
常スイツチ押下により出力された非常信号のい
ずれかを入力したとき前記ゲート閉鎖禁止信号
を、その出力後、前記計数手段の現在客数が0
になるまで前記ゲートに与えるゲート制御手段
と、 (d) 少なくとも前記ゲート制御手段にゲート開放
信号を出力させるための手動スイツチと、前記
非常信号を出力させるための非常スイツチとを
備えた操作パネルと、 (e) 前記被制御装置の稼働を開始すべき客数及び
各段階の調節をすべき客数などを予め記憶させ
たメモリ、そのメモリを一定周期で読出すスキ
ヤン回路、該スキヤン回路により前記メモリか
ら読出される内容を前記計数手段が得た現在客
数と比較する比較回路、この比較回路の出力す
る一致信号と前記スキヤン回路のアドレスに基
づいて稼働開始信号、各段階の調節をするため
の制御信号をそれぞれ出力して前記被制御装置
に与える駆動回路よりなるサービス提供制御手
段とを備えていることを特徴している。
作 用 ゲートは、入場しようとする客の券から情報を
読取り、その券情報を有効性判定のため、中央制
御装置に送る。ゲートはまた入場検知信号と出場
検知信号を中央制御装置に送る。中央制御装置の
有効判定によりゲート開放信号を入力すると、扉
が開けられ、入場が許可される。入場すると、扉
が閉じられる。平常時は客が出場するときは、券
なしでも扉が開けられ、出場すると、扉が閉じら
れる。
主サービス提供終了時、非常事態発生時、又は
非常ボタン押下時は、中央制御装置がゲート閉鎖
禁止信号を出力し、最初の出場時に扉が開放さ
れ、以後、残存客数が0になるまで、扉の開放状
態が保持される。
中央制御装置は、ゲートからの券情報について
有効性を判定し、有効ならばゲート開放信号をゲ
ートに与える。また、ゲートからの入場検知信号
に基づいてゲート開放信号の出力を停止し、か
つ、入場者数をカウントアツプする。ゲートから
の出場検知信号に基づいて入場者数をカウントダ
ウンして、常に現在客数を計数する。現在客数
(入場者数)が所定値に達したときは、主サービ
ス稼働開始信号を被制御装置へ出力する。また、
現在客数がそれぞれの所定値と一致したとき、副
サービス提供装置、例えば照明装置、音響装置、
空気調和装置などに段階的調節をするための制御
信号を与える。
中央制御装置は、被制御装置の主サービス提供
の終了により主サービス提供終了検知信号を入力
したとき、又は非常事態検出器から検出信号を入
力したとき、あるいは非常ボタン押下時はゲート
閉鎖禁止信号を出力して、ゲートに与える。
実施例 次に、図面に基づいてこの発明の一実施例を説
明する。
この発明による公共施設総合制御装置は、概括
的には第1図に示すように、公共施設の出入口に
設置されるゲートAと、公共施設内に設置される
被制御装置群B及び検出器Cと、及びこれらゲー
トA、被制御装置B、検出器Cに電気的に接続さ
れ、公共施設の事務所などに設置される中央制御
装置Dとからなつている。
ゲートAは当該公共施設のために予め自動券売
機又は係員により発行された所定の有効券を所持
する客のみの入場を許可し、出場は随時許可する
ためのものである。このようなゲートAは第2図
及び第3図に示すように、その間に通路1を形成
する一対の筐体2,2の対向面に、通路1を開閉
するための扉3,3を回転自在に設けるととも
に、各筐体内にモータ駆動回路、モータ、クラツ
チ、回転軸などからなる既知の扉駆動部4,4を
備え、一方の筐体内に前記扉駆動部4にモータ正
転信号又は逆転信号を与えて開扉動作又は閉扉動
作をさせる制御回路5を備え、また、筐体2,2
の通路1を挾む対向面の公共施設外方及び内方の
端部に外側人間検知器6と内側人間検知器7を取
付け、さらに、一方の筐体2の上面の外側端部に
設けた券投入口8に投入された所定の券からその
券に記録されている情報を読取る既知の券読取部
9を有し、さらに好ましくは入場しようとする客
に例えば満席表示、寸時待機表示など所望の情報
を点灯表示する表示部10を備えている。
扉3,3と扉駆動部4,4は機械的に接続さ
れ、扉駆動部4と制御回路5と人間検知器6,7
は電気的に接続されている。制御回路5の一例を
第3図に示す。この制御回路は、後述される中央
制御装置Dからのゲート開放信号b1を一つの入力
とするオア回路11oと、ゲート開放信号b1及び
内側人間検知器7の検知信号cを入力とするアン
ド回路12と、このアンド回路の出力を一つの入
力とするオア回路11cと、中央制御装置Dから
のゲート開放信号b1の否定信号及び内側人間検知
器7の検知信号cを入力として出力し、これをオ
ア回路11oにもう一つの入力として与えるアン
ド回路13と、前記ゲート開放信号b1の否定信号
及び外側人間検知器6の検知信号dを入力とする
アンド回路14と、このアンド回路の出力を駆動
入力とし、かつ、中央制御装置Dからのゲート閉
鎖禁止信号b2を禁止入力として、その出力をオア
回路11cのもう一つの入力とするアンド回路1
5と、アンド回路13の出力でセツトされる記憶
回路16と、この回路の出力及びアンド回路14
の出力を入力とするアンド回路17とからなつて
いる。オア回路11oの出力は扉駆動部4のモー
タ駆動回路18にモータ19を正転させる信号と
して与えられ、オア回路11cの出力は同じくモ
ータ駆動回路18にモータ19を逆転させる信号
として与えられる。
なお、モータ駆動回路18は扉駆動部4に設け
てある扉開放検知器20oからの検知信号により
モータの正転を止め、また、扉閉鎖検知器20c
からの検知信号によりモータの逆転を止めるよう
になつている。
アンド回路12の出力は客が通路1を入場方向
に通過したことを意味する入場検知信号eとして
中央制御装置Dに与えられ、また、アンド回路1
7の出力は同じく出場方向に通過したことを意味
する出場検知信号fとして中央制御装置Dに与え
られる。
中央制御装置Dは、判定手段21と、計数手段
22と、ゲート制御手段23と、操作パネル24
と、及びサービス提供制御手段25とを備えてい
る。各手段のより詳細な構成は第4図に示されて
いる。中央制御装置は、操作パネル24を除くほ
かの手段をマイクロコンピユータで構成してあ
る。
判定手段21はゲートAの券投入口8に投入さ
れる券の情報についての有効条件、例えば、有効
日又は時間もしくは有効期間及び必要ならば券番
号など、を予め記憶させてあるメモリ21aと、
前記ゲートAの券読取部9より与えられる券情報
aを一時記憶するレジスタ21bと、このレジス
タに取込まれた券情報とメモリ21a内の有効条
件とを比較する比較回路21cとからなり、投入
された券の判定結果が有効であるときは比較回路
21cから有効判定信号gが出力され、後記ゲー
ト制御手段23に与えられる。
計数手段22はゲートAからの入場検知信号e
を与えられるたびに加算動作をする累算器で構成
された入場客総数カウンタ22aと、ゲートAか
らの入場検知信号eを与えられるたびに“1”を
加算し、出場検知信号fを与えられるたびに
“1”を減算する加減算器で構成された現在客数
カウンタ22bとからなり、入場客総数カウンタ
22aの内容は別のデータ処理装置に経理集計な
どの目的で用いられ、現在客数カウンタ22bの
内容は後述のようにゲート制御及びサービス制御
のために用いられる。
操作パネル24には係員が判定手段21の有効
条件を設定又は変更するためのキーボードや、臨
時にゲートAを一時開放するための一時開放ボタ
ン24a及び非常事態発生時にゲートの開放を継
続させるための非常ボタン24bが備えてあり、
一時開放ボタン24a、非常ボタン24bを押し
たときは、それぞれ出力信号h1,h2がゲート制御
手段23に与えられる。
ゲート制御手段23は前記判定手段21の有効
判定信号g又は操作パネル24からの一時開放信
号h1を入力したときにセツトされてゲート開放信
号b1を出力し、これをゲートAに与え、かつ、ゲ
ートからの入場検知信号eによりリセツトされる
第1出力回路23aと、操作パネル24からの非
常開放信号h2、後述される被制御装置Bからのサ
ービス提供終了検知信号i又は後述される検出器
Cからの検出信号jのいずれかを入力したときに
セツトされてゲート閉鎖禁止信号b2を出力し、こ
れをゲートAに与え、かつ、ゲート回路23cを
介して前記現在客数カウンタ22bが零になつた
ときにリセツトされる第2出力回路23bとから
なつている。
また、サービス提供制御手段25は前記現在客
数カウンタ22bの内容に対応して被制御装置B
の各機器を制御して、それらの機器の稼働開始又
は稼働率を現在客数に対応した適切なものとする
ためのものである。
このサービス提供制御手段25は、当該公共施
設の客数に応じて稼働を開始すべき、又は稼働率
を調節すべき被制御装置について、予め稼働開始
客数、又は段階調節客数を設定記憶したプログラ
マブル・メモリ25aと、このメモリを常時一定
の周期をもつて読出すスキヤン回路25bと、メ
モリ25aから読出した客数と現在客数カウンタ
22bより与えられる現在客数とを比較する比較
回路25cと、前記スキヤン回路25bの走査信
号s1,s2…soと前記比較回路25cの出力する一
致信号lとを入力とするアンドゲートで構成さ
れ、それぞれのアンドゲートの出力を被制御装置
Bに制御信号m,n1,n2,…noとして与える駆動
回路25dとを有している。
第5図イに示すように、今、入場しようとする
客P1がゲートAの券投入口8に券を投入すると、
その券は券読取部9で読取られ、その券情報aが
中央制御装置Dに送られ、判定手段21において
メモリ21aに記憶されている有効条件と比較さ
れる。有効判定されたときは、判定手段21から
有効判定信号gがゲート制御手段23の第1出力
回路23aに与えられるため、中央制御装置Dは
ゲート開放信号b1をゲートAの制御回路5のオア
回路11oに入力する。従つて、モータ正転信号
が扉駆動部4に与えられて、扉3,3が開放し、
その有効な券を所持していた客P1の入場を許可
する(第5図イ)。その客が入場方向に通過する
とき、内側人間検知器7の検知信号cとゲート開
放信号b1によりアンド回路12のみが出力し、そ
の出力はオア回路11cを経て、モータ逆転信号
として扉駆動部4に与えられるため、扉3が再び
閉じ、次の客の通過を阻止する(第5図ロ)。ま
た、アンド回路12の出力する入場検知信号eに
より、中央制御装置からのゲート開放信号b1は消
滅する。
入場しようとする客が券を投入しないとき、又
は投入した券の判定結果が無効のときはその客が
通路に進入して外側人間検知器6を動作させた際
にアンド回路14,15が出力して扉駆動部4に
モータ逆転信号が入力するが、扉3はすでに閉じ
て閉鎖検知器20cから検知信号がモータ駆動回
路18に与えられているため、モータは回転され
ない。つまり、券なし、又は無効券の場合は、扉
は開放されない。
一方、第6図に示すように、出場しようとする
客P2が通路1に進入すると、このときは券投入
口8には券を投入していないので、中央制御装置
Dのゲート制御手段23からはゲート開放信号b1
がゲートAの制御回路5には与えられていないた
め、アンド回路13のみが出力し、その出力はオ
ア回路11oを経て扉駆動部4に与えられる。従
つて、扉駆動部4のモータが正転され、扉3が開
放して(第6図イ)客の通過を許可する。客P2
が通路1を出場方向に通過するとき、外側人場検
知器6が動作される。今、ゲートAにはゲート開
放信号b1及びゲート閉鎖禁止信号b2は与えられて
いないから、外側人間検知器6の検知信号dによ
りアンド回路14,15が出力し、オア回路11
cを経て扉駆動部4にモータ逆転信号が入力する
ため、扉駆動部4は扉3を閉じる。
なお、ゲート開放信号b1又はアンド回路13の
出力により、ゲートの場外側正面又は場内側正面
に、入場者又は出場者が通過するまで進入を持つ
ように表示器10で表示することもできる。ま
た、アンド回路13の出力により出場者が通過す
るまで券投入口8を閉めることが望ましい。
客が1人入場するたびにゲートAから入場検知
信号eが中央制御装置Dの計数手段22に与えら
れ、入場客総数カウンタ22aと現在客数カウン
タ22bは“1”を加算する。また、客が1人出
場するたびにゲートAから出場検知信号fが中央
制御装置Dに与えられ、現在客数カウンタ22b
が“1”を減算する。
こうして、現在客数カウンタ22bはその時々
の現在客数を計数しており、その内容はサービス
提供制御手段25の比較回路25cに与えられ
て、スキヤン回路25bによりメモリ25aから
一定周期で順次読出される稼働開始客数及び段階
調節客数と比較される。現在客数がこれらの稼働
開始客数又は各段階調節客数と一致したときは、
比較回路25cから一致信号lが出力され、これ
に基づいて駆動回路25dのそれぞれ対応する出
力端子より稼働開始信号m、各段階の調節信号
n1,n2…noが出力されて、それぞれ所定の被制御
装置Bに与えられる。
被制御装置は公共施設の種類、すなわち、提供
するサービスの内容、施設の構造・形態などによ
り、種々のものが用いられる。例えば、映画館あ
るいは図書館、百貨店、自動車教習所などに付随
的に設けられる視聴覚教室などにおいては、被制
御装置として、主サービスを提供するための映写
装置、又は映像装置32及び音響装置33、副サ
ービスを提供するための換気装置又は空気調和装
置33、照明装置35などがある。そして、施設
によつては、上映又は上演を入場客数が経済的合
理数に達したときに開始させることが望まれる。
また、音量、空気調和稼働率もしくは換気量は現
在客数に応じて調節することが客の健康保全、快
適なサービス享受のために望ましく、施設側にと
つても経費節減効果をもたらす。
前記プログラマブル・メモリ25aには、当該
施設のサービス提供開始にとつて経済的合理的な
入場客数、各種被制御装置の性能に応じた各調節
段階に対応する現在客数を予め設定してある。す
なわち、例えば、開館又は開教室後、入場した客
数が所定のサービス提供開始のための設定数に達
したときは、比較回路25cの出力する一致信号
lに基づいて駆動回路25dが稼働開始信号mを
例として映写装置32及び音響装置33に与えら
れ、これにより上映、音声出力が開始される。一
旦開始された後は、現在客数カウンタ22bの内
容が変動しても、これに左右されることなく、上
映、音声出力はその終了まで続行される。また、
上映開始とともに照明装置35も制御されて滅灯
又は光量調節がされる。現在客数カウンタ22b
の値が予め定めた最少値以下の場合、駆動回路2
5dからは第1段階調節信号n1が出力され、音響
装置33及び空気調和装置34に与えられて、小
人数の客に必要十分な音量設定及び冷・暖房ない
し換気が行なわれ、現在客数が多くなるにつれ
て、駆動回路25dから順次第2、第3段階の調
節信号n2…noが出力されて、現在客数に対応した
適切な、例えば音量調節及び空気調和調節が行わ
れる。もつとも、客数に対応した的確な空気調和
を行なうため、季節によつて異なる外気温など及
び空気調和装置の性能などの外的、内的フアクタ
を考慮してプログラマブル・メモリ25aの内容
が設定される。
上記映写装置32又は音響装置33などには、
一般に動作終了検知器が設けられている。そこ
で、この発明では、その動作終了信号をサービス
提供終了信号jとして中央制御装置Dの第2出力
回路23bに与えるようになつている。従つて、
例えば、上映を終了するとサービス提供終了信号
jに基づいて中央制御装置はゲートAの制御回路
5にゲート閉鎖禁止信号b2を与えるようになつて
いる。従つて、上映終了後に出場しようとする最
初の客数ゲートの通路1に進入すると、制御回路
5のアンド回路13が出力し、オア回路11o、
及び扉駆動部4を介して、扉3が開き、通過を許
可する。そして、その客が通路1を通過するとき
外側人間検知器6が動作して、アンド回路14が
出力しても、アンド回路15にはゲート閉鎖禁止
信号b2が入力しているため、アンド回路15は出
力しない。従つて、扉3は開放したまま保持さ
れ、続いて出場する客は開放された通路を通つ
て、敏速円滑に出場することができる。
この場合、アンド回路17は客が1人通過する
たびに出場検知信号fを出力して、中央制御装置
Dに与えるので、現在客数カウンタ22bは順次
減算する。従つて、そのカウンタの内容は残存客
数を意味する。そして、カウンタ22bの値が
“0”なつたとき、すなわち、場内の客がすべて
出場したときは、ゲート制御手段23の第2出力
回路23bがゲート回路23cを介してリセツト
され、ゲート閉鎖禁止信号b2が消滅する。
なお、現在客数カウンタ22bの内容は操作パ
ネルに設けた表示器に表示して、場内客数状況監
視に用いてもよい。また、サービス提供制御手段
25のメモリ25aに、当該施設の入場限界客数
を設定し、現在客数が同限界に達したときに、駆
動回路25dより出力信号Pを出力させ、ゲート
Aの表示部10及び操作パネル24に満席又は満
員表示をすることもよい。
検出器Cは、場内の客を一斉に緊急出場させる
必要があるような非常事態、例えば、火災や大地
震などが発生した場合にこれを検出する手段であ
り、火災感知器や地震感知器などで構成される。
そして、非常事態が発生したときは検出器Cの検
出信号jが中央制御装置Dのゲート制御手段の第
2出力回路23bに与えられるようになつてお
り、上述のサービス提供終了時と同様に、場内の
客は扉が開放されたままの状態でゲートの通過が
可能になる。
公共施設内では、検出器Cが動作されなくと
も、予測できない事態が発生し、場内の客を一斉
に出場させることが必要な場合もありうる。操作
パネル24の非常ボタン24bはこのような場合
のために設けられており、この非常ボタンを押下
したときは、その出力もゲート制御手段の第2出
力回路23bに与えられ、以後、既に述べた場合
と同様に、ゲートは開放状態に保持される。
発明の効果 上述のように、本発明に係る総合制御装置によ
れば、第1に、入場しようとする客は所定の有効
券を所持するときのみ入場を許可され、また、出
場する場合は随時自由に出場することができるの
で、公共施設の入・出場を合理的に制御すること
ができる。
第2に、ゲートからの入場検知信号及び出場検
知信号を用いて入場者数や現在客数を計数し、そ
の計数値に基づいて主サービス提供の開始、副サ
ービス提供量の制御を行なうので、ゲートで採取
される情報を用いて、公共施設内のサービス提供
を客数に応じて経済的合理的に行なうことができ
る。
第3に、主サービス提供終了信号又は非常事態
発生検出信号に基づいてゲート閉鎖禁止信号をゲ
ートに与えて制御するので、多勢集まる公共施設
出の主サービス提供終了時又は非常時の客の敏速
な一斉出場又は緊急出場が可能となり、客の入れ
替え、避難などが効率的に行える。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の実施例を示すもので、全体
的な構成を示すブロツク図、第2図はゲートの平
面図、第3図はゲートの制御回路を主として示し
た回路図、第4図は中央制御装置の一例を示した
ブロツク図、第5図及び第6図は客の進行方向と
ゲートの動作の関係を示す説明図である。 A…ゲート、B…被制御装置、C…検出器、D
…中央制御装置、1…ゲート通路、2…筐体、3
…扉、4…扉駆動部、5…制御回路、21…判定
手段、22…計数手段、23…ゲート制御手段、
24…操作パネル、25…サービス提供制御手
段。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 下記のゲートと、被制御装置と、検出器と、
    中央制御装置とを備えてなる閉鎖型公共施設の総
    合制御装置。 A (イ) 公共施設に入場しようとする客の券から
    情報を読取る券読取部と、ゲート通路の場外
    側部分に設けられた外側人間検知器と、該ゲ
    ート通路の場内側部分に設けられた内側人間
    検知器と、前記ゲート通路の扉を開閉する扉
    駆動部と、該扉駆動部に開扉動作又は閉扉動
    作をさせるための制御信号を与える制御回路
    とを有し、 (ロ) 前記制御回路は、前記券読取部により読取
    つた券情報の後記中央制御装置による判定結
    果が有効である場合に該中央制御装置より与
    えられるゲート開放信号の否定信号と前記内
    側人間検知器の検知信号とを入力とする第1
    アンド回路と、前記ゲート開放信号と第1ア
    ンド回路の出力を入力として出力し、その出
    力を前記扉駆動部にモータ正転信号として与
    える第1オア回路と、前記ゲート開放信号と
    前記内側人間検知器の検知信号を入力とする
    第2アンド回路と、前記ゲート開放信号の否
    定信号と前記外側人間検知器の検知信号を入
    力とする第3アンド回路と、第3アンド回路
    の出力を駆動入力とし、かつ、後記中央制御
    装置から与えられるゲート閉鎖禁止信号を禁
    止入力とする第4アンド回路と、第2アンド
    回路の出力と第4アンド回路の出力を入力と
    して出力し、その出力を前記扉駆動部にモー
    タ逆転信号として与える第2オア回路と、第
    1アンド回路の出力によりセツトされる記憶
    回路と、この記憶回路のセツト出力及び第3
    アンド回路の出力を入力として出力し、その
    出力で前記記憶回路をリセツトする第5アン
    ド回路とからなり、 (ハ) 前記第2アンド回路はその出力を入場検知
    信号として後記中央制御装置に与えるための
    出力端子に、前記第5アンド回路はその出力
    を出場検知信号として該中央制御装置に与え
    るための出力端子にそれぞれ接続されてい
    る、前記公共施設の出入口に設置されるゲー
    ト。 B 後記中央制御装置より与えられる稼働開始信
    号に基づいて前記公共施設内の客を対象とした
    主サービスの提供を開始し、後記中央制御装置
    より与えられる制御信号により副サービスの提
    供量を調節し、前記主サービスの提供の終了時
    に主サービス提供終了検知信号を後記中央制御
    装置に与える被制御装置。 C 前記公共施設内に設置され、客の一斉出場を
    必要とするような非常事態、例えば火災などの
    発生を検出し、緊急信号を後記中央制御装置に
    与える非常事態検出器。 D(a) 前記ゲートの券読取部より与えられる券情
    報について所定有効条件に基づいて有効か否
    かを判定する判定手段と、 (b) 前記ゲートの制御回路より与えられる入場
    検知信号及び出場検知信号に基づいて少なく
    とも現在客数を計数する計数手段と、 (c) 前記判定手段による判定結果が有効のとき
    又は後記操作パネルの手動スイツチ押下時に
    前記ゲート開放信号を、その出力後の前記入
    場検知信号の入力があるときまで出力して前
    記ゲートに与え、かつ、前記被制御装置が出
    力した主サービス提供終了検知信号、前記非
    常事態検出器が出力した緊急信号、又は後記
    操作パネルの非常スイツチ押下により出力さ
    れた非常信号のいずれかを入力したとき前記
    ゲート閉鎖禁止信号を、その出力後、前記計
    数手段の現在客数が0になるまで前記ゲート
    に与えるゲート制御手段と、 (d) 少なくとも前記ゲート制御手段にゲート開
    放信号を出力させるための手動スイツチと、
    前記非常信号を出力させるための非常スイツ
    チとを備えた操作パネルと、 (e) 前記被制御装置の稼働を開始すべき客数及
    び各段階の調節をすべき客数などを予め記憶
    させたメモリ、そのメモリを一定周期で読出
    すスキヤン回路、該スキヤン回路により前記
    メモリから読出される内容を前記計数手段が
    得た現在客数と比較する比較回路、この比較
    回路の出力する一致信号と前記スキヤン回路
    のアドレスに基づいて稼働開始信号、各段階
    の調節をするための制御信号をそれぞれ出力
    して前記被制御装置に与える駆動回路よりな
    るサービス提供制御手段とを備えている中央
    制御装置。
JP2506383A 1983-02-17 1983-02-17 閉鎖型公共施設の総合制御装置 Granted JPS59151202A (ja)

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