JP2630413B2 - 複合ビルディングの共用エレベータ - Google Patents
複合ビルディングの共用エレベータInfo
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- JP2630413B2 JP2630413B2 JP63054699A JP5469988A JP2630413B2 JP 2630413 B2 JP2630413 B2 JP 2630413B2 JP 63054699 A JP63054699 A JP 63054699A JP 5469988 A JP5469988 A JP 5469988A JP 2630413 B2 JP2630413 B2 JP 2630413B2
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Description
【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は、複合ビルディングの共用エレベータに関す
るものである。
るものである。
「従来の技術と発明が解決しようとする課題」 一般に、事務所用、ホテル・住宅用等の各種ビルディ
ングは、個々に構築され、それぞれにエレベータが設け
られる。
ングは、個々に構築され、それぞれにエレベータが設け
られる。
しかし、これらのビルディングでは、その用途により
主な使用時間帯が異なり、通常、例えば、事務所用ビル
ディングでは日中が、ホテル・住宅用ビルディングでは
夜間が主な使用時間帯であって、この使用時間帯以外
は、エレベータの使用頻度が低くなり、エレベータは休
止時間が多くなる。したがって、エレベータの設備効率
が悪く、不経済である。
主な使用時間帯が異なり、通常、例えば、事務所用ビル
ディングでは日中が、ホテル・住宅用ビルディングでは
夜間が主な使用時間帯であって、この使用時間帯以外
は、エレベータの使用頻度が低くなり、エレベータは休
止時間が多くなる。したがって、エレベータの設備効率
が悪く、不経済である。
かかる欠点を解決するには、例えば、事務所用ビルデ
ィングとホテル・住宅用ビルディング等、使用時間帯の
異なる複数のビルディングを連接し、相互間に、ドアを
個別に具有する共用のエレベータを装備させればよく、
これにより、エレベータをそれらのビルディング間で切
換えて使用でき、したがって、エレベータの休止時間を
低減できて、輸送効率、設備効率を向上させることがで
き、経済的価値を高めることができる。また、省スペー
スが可能となって、建物有効率を向上させることがで
き、ビルディング相互間を行き来することも可能とな
る。
ィングとホテル・住宅用ビルディング等、使用時間帯の
異なる複数のビルディングを連接し、相互間に、ドアを
個別に具有する共用のエレベータを装備させればよく、
これにより、エレベータをそれらのビルディング間で切
換えて使用でき、したがって、エレベータの休止時間を
低減できて、輸送効率、設備効率を向上させることがで
き、経済的価値を高めることができる。また、省スペー
スが可能となって、建物有効率を向上させることがで
き、ビルディング相互間を行き来することも可能とな
る。
しかしながら、何の制限もなくビルディング相互間の
行き来ができるとなると、防犯上、管理上からは思わし
くなく、また、個人的自由をも奪いかねない。
行き来ができるとなると、防犯上、管理上からは思わし
くなく、また、個人的自由をも奪いかねない。
本発明は、かかる問題点を解決しようとするものであ
る。
る。
「課題を解決するための手段」 上記目的達成のため、本発明は、使用時間帯の異なる
複数のビルディングを連設するとともに、それらのビル
ディングの隣接相互間に各ビルディングに対応させてド
アを別個に具有する共有のエレベータを設け、また、各
ドアには、開閉の可・不可についてのコンピュータ制御
手段を講じ、該コンピュータ制御手段には、隣接相互の
ビルディングのいずれか一方乃至双方の所定階に出入り
する利用者についてのデータ書き込み手段と、書込みデ
ータに基づく当該利用者についての利用者判別手段と、
判別された当該利用者に上記書込みデータに基づいて所
定階の特定のドアの開閉を許容する開閉制御手段とを設
け、更に、上記書込みデータに基づく非許容者判別手段
と、判別された非許容者につき警告する報知手段とを設
けて成る。
複数のビルディングを連設するとともに、それらのビル
ディングの隣接相互間に各ビルディングに対応させてド
アを別個に具有する共有のエレベータを設け、また、各
ドアには、開閉の可・不可についてのコンピュータ制御
手段を講じ、該コンピュータ制御手段には、隣接相互の
ビルディングのいずれか一方乃至双方の所定階に出入り
する利用者についてのデータ書き込み手段と、書込みデ
ータに基づく当該利用者についての利用者判別手段と、
判別された当該利用者に上記書込みデータに基づいて所
定階の特定のドアの開閉を許容する開閉制御手段とを設
け、更に、上記書込みデータに基づく非許容者判別手段
と、判別された非許容者につき警告する報知手段とを設
けて成る。
「作用」 如上の構成であるから、コンピュータ制御手段のデー
タ書込み手段において、予め利用者についての当人に関
する番号、種別、入出可否情報、時期・時間的制御プロ
グラム等のデータを書き込みしておくことにより、当該
利用者が共用のエレベータ５を使用するときには、当人
が保有する光IDカード等から入力された固有の番号、種
別等の情報と、予めコンピュータ制御手段に書き込まれ
ている書込みデータとを突き合わせることで、利用者判
別手段にて当人が判別され、かつ、開閉制御手段にて当
人に関する所定階の特定のドアの開閉が許容されること
となる。
タ書込み手段において、予め利用者についての当人に関
する番号、種別、入出可否情報、時期・時間的制御プロ
グラム等のデータを書き込みしておくことにより、当該
利用者が共用のエレベータ５を使用するときには、当人
が保有する光IDカード等から入力された固有の番号、種
別等の情報と、予めコンピュータ制御手段に書き込まれ
ている書込みデータとを突き合わせることで、利用者判
別手段にて当人が判別され、かつ、開閉制御手段にて当
人に関する所定階の特定のドアの開閉が許容されること
となる。
従って、各ビルディングにおける共用のエレベータ５
の各階でのドアの開閉は、データを書き込みした利用者
についてその書込みデータに対応して制御されることと
なって、利用者は当人に許容された所定階の特定の出入
口でのみ出入りできることとなり、いずれか一方のビル
ディングで或いは双方のビルディングで許容された範囲
内で出入りできることとなる。
の各階でのドアの開閉は、データを書き込みした利用者
についてその書込みデータに対応して制御されることと
なって、利用者は当人に許容された所定階の特定の出入
口でのみ出入りできることとなり、いずれか一方のビル
ディングで或いは双方のビルディングで許容された範囲
内で出入りできることとなる。
非許容者が許容者と一緒に出入りした場合は、非許容
者判別手段において、上記書込みデータに基づきその非
許容者が判別され、報知手段（例えば当人を指定した警
報や館内放送等）において判別された非許容者につき警
告が発せられることとなる。
者判別手段において、上記書込みデータに基づきその非
許容者が判別され、報知手段（例えば当人を指定した警
報や館内放送等）において判別された非許容者につき警
告が発せられることとなる。
「実施例」 図面は、本発明の複合ビルディングの共用エレベータ
に係る実施例を示している。
に係る実施例を示している。
図示のものは、使用時間帯の異なる複数のビルディン
グを連設するとともに、それらのビルディングの隣接相
互間に各ビルディングに対応させてドアを別個に具有す
る共有のエレベータを設けている。
グを連設するとともに、それらのビルディングの隣接相
互間に各ビルディングに対応させてドアを別個に具有す
る共有のエレベータを設けている。
具体的には、第１図乃至第３図に示すように、コア３
を挟んで北側に事務所用ビルディング１を、南側にホテ
ル・住宅用ビルディング２を、背中合わせに構築し、相
互間に治安上の区画壁４を施し、かつ、両側にドアを有
する２基の共用エレベータ5,5すなわち二方向エレベー
タを設け、また、それぞれのビルディング1,2に各２基
の専用のエレベータ6,6,7,7を設けている。
を挟んで北側に事務所用ビルディング１を、南側にホテ
ル・住宅用ビルディング２を、背中合わせに構築し、相
互間に治安上の区画壁４を施し、かつ、両側にドアを有
する２基の共用エレベータ5,5すなわち二方向エレベー
タを設け、また、それぞれのビルディング1,2に各２基
の専用のエレベータ6,6,7,7を設けている。
共用の二方向エレベータ5,5は、両ビルディング1,2間
の適所に２基共通のシャフト51を設け、該シャフト内に
は、２つのかご52,52と、これらに対応するカウンター
ウエイト53,53を昇降自在に装備させ、シャフト51の両
側で、各かご52,52に対応させて各階にスライド型のド
ア56…を有する出入口54…を、また、各かご52,52の両
側にスライド側のドア57,57を有する出入口55,5を設
け、各階の出入口54…の脇に該出入口のドア56…及びか
ごのドア57,57を開閉するドア開閉装置16…（第４図）
を設けている。
の適所に２基共通のシャフト51を設け、該シャフト内に
は、２つのかご52,52と、これらに対応するカウンター
ウエイト53,53を昇降自在に装備させ、シャフト51の両
側で、各かご52,52に対応させて各階にスライド型のド
ア56…を有する出入口54…を、また、各かご52,52の両
側にスライド側のドア57,57を有する出入口55,5を設
け、各階の出入口54…の脇に該出入口のドア56…及びか
ごのドア57,57を開閉するドア開閉装置16…（第４図）
を設けている。
また、それらのドアには、開閉の可・不可につき、光
IDカード方式に係るコンピュータ制御手段を講じてお
り、このコンピュータ制御手段には、隣接相互のビルデ
ィングのいずれか一方乃至双方の所定階に出入りする利
用者についてのデータ書込み手段と、書込みデータに基
づく当該利用者についての利用者判別手段と、判別され
た当該利用者に上記書込みデータに基づいて所定階の特
定のドアの開閉を許容する開閉制御手段とを設け、更に
上記書込みデータに基づく非許容者判別手段と、判別さ
れた非許容者につき警告する報知手段とを設けている。
IDカード方式に係るコンピュータ制御手段を講じてお
り、このコンピュータ制御手段には、隣接相互のビルデ
ィングのいずれか一方乃至双方の所定階に出入りする利
用者についてのデータ書込み手段と、書込みデータに基
づく当該利用者についての利用者判別手段と、判別され
た当該利用者に上記書込みデータに基づいて所定階の特
定のドアの開閉を許容する開閉制御手段とを設け、更に
上記書込みデータに基づく非許容者判別手段と、判別さ
れた非許容者につき警告する報知手段とを設けている。
具体的には、コンピュータ制御手段は、第２図、第３
図に示すように、各階の両側の出入口54…及び各かご5
2,52の両側の出入口55,55の天井に、利用者たる待客、
乗客が所持する光IDカード10から発する光信号を検知し
て電気信号を出力する光センサ８…,9…を配しており、
各光センサ８…,9…の検出信号は、第４図に示すよう
に，それぞれ入力回路12…,13…へ送り、該回路で光ID
カード10に内在する情報（カード番号、種別等）を注出
し、シングルチップ・マイクロ・コンピュータ11に送る
ようにしている。
図に示すように、各階の両側の出入口54…及び各かご5
2,52の両側の出入口55,55の天井に、利用者たる待客、
乗客が所持する光IDカード10から発する光信号を検知し
て電気信号を出力する光センサ８…,9…を配しており、
各光センサ８…,9…の検出信号は、第４図に示すよう
に，それぞれ入力回路12…,13…へ送り、該回路で光ID
カード10に内在する情報（カード番号、種別等）を注出
し、シングルチップ・マイクロ・コンピュータ11に送る
ようにしている。
そして、データ書込み手段は、第４図に示すように、
上記シングルチップ・マイクロ・コンピュータ11のメモ
リ（データベース）へデータ書込み装置14により各利用
者についてのカード番号、種別、これらに対応する入出
可否情報、時期・時間的制御プログラム等のデータを書
込みするようにしている。ただし、各利用者が所持する
光IDカード10には、別途に各人のカード番号、種別等の
固有の情報を書込みする。
上記シングルチップ・マイクロ・コンピュータ11のメモ
リ（データベース）へデータ書込み装置14により各利用
者についてのカード番号、種別、これらに対応する入出
可否情報、時期・時間的制御プログラム等のデータを書
込みするようにしている。ただし、各利用者が所持する
光IDカード10には、別途に各人のカード番号、種別等の
固有の情報を書込みする。
利用者判別手段は、第４図に示すように、上記光セン
サ８…,9…及び入力回路12…,13…で検出した光IDカー
ド10に内在する情報（カード番号、種別等）を上記シン
グルチップ・マイクロ・コンピュータ11に入力として受
けて、該シングルチップ・マイクロ・コンピュータにお
いて、その入力と上記メモリ（データベース）の書込み
データとをっ突き合わせることによって、当該利用者の
光IDカード10からの入力につき適合するものを判別する
ようにしている。
サ８…,9…及び入力回路12…,13…で検出した光IDカー
ド10に内在する情報（カード番号、種別等）を上記シン
グルチップ・マイクロ・コンピュータ11に入力として受
けて、該シングルチップ・マイクロ・コンピュータにお
いて、その入力と上記メモリ（データベース）の書込み
データとをっ突き合わせることによって、当該利用者の
光IDカード10からの入力につき適合するものを判別する
ようにしている。
開閉制御手段は、上記シングルチップ・マイクロ・コ
ンピュータ11において、上記メモリ（データベース）の
書込みデータに基づき適合利用者の光IDカード10からの
入力を肯定的処理して所定のドア開閉装置16…のドライ
バ15…を働かせ、該当するドア開閉装置16…を作動可能
にさせて、所定階の特定のドアの開閉を可能ならしめて
いる。
ンピュータ11において、上記メモリ（データベース）の
書込みデータに基づき適合利用者の光IDカード10からの
入力を肯定的処理して所定のドア開閉装置16…のドライ
バ15…を働かせ、該当するドア開閉装置16…を作動可能
にさせて、所定階の特定のドアの開閉を可能ならしめて
いる。
非許容者判別手段は、上記シングルチップ・マイクロ
・コンピュータ11において、上記メモリ（データベー
ス）の書込みデータを基に各階の光センサ８…とかご５
内の光センサ９…との双方からの共通の入力につき、不
適合のものを判別するようにしている。
・コンピュータ11において、上記メモリ（データベー
ス）の書込みデータを基に各階の光センサ８…とかご５
内の光センサ９…との双方からの共通の入力につき、不
適合のものを判別するようにしている。
また、報知手段は、判別された非許容者についての不
適合な入力を否定的処理して、その出力をかご５内に設
けた警報器18のドライバ17へ送り、警報器18を働かせる
ようにしている。
適合な入力を否定的処理して、その出力をかご５内に設
けた警報器18のドライバ17へ送り、警報器18を働かせる
ようにしている。
次に、その動作につき説明する。
双方のビルディング1,2の利用者に、それぞれカード
番号、種別等の当人固有の情報を納めた光IDカード10を
所持させる。また、シングルチップ・マイクロ・コンピ
ュータ11のメモリ（データベース）には、予めデータ書
込み装置14により各利用者のカード番号、種別、これら
に対応す入出可否情報、時期・時間的制御プログラム等
のデータを書込みして記憶させておく。
番号、種別等の当人固有の情報を納めた光IDカード10を
所持させる。また、シングルチップ・マイクロ・コンピ
ュータ11のメモリ（データベース）には、予めデータ書
込み装置14により各利用者のカード番号、種別、これら
に対応す入出可否情報、時期・時間的制御プログラム等
のデータを書込みして記憶させておく。
光IDカード10からは、それらの情報の光信号を発する
ので、この利用者がエレベータホールに立つと、その光
信号が光センサ８…にて検出される。
ので、この利用者がエレベータホールに立つと、その光
信号が光センサ８…にて検出される。
この検出信号が入力回路12…を経てシングルチップ・
マイクロ・コンピュータ11に入力として送られ、該シン
グルチップ・マイクロ・コンピュータでは、利用者判別
手段によりメモリ（データベース）の書込みデータを基
に入出可否判別がなされ、可であれば、該多するドライ
バ15が働いて、当所のドア開閉装置16を作動可能にす
る。
マイクロ・コンピュータ11に入力として送られ、該シン
グルチップ・マイクロ・コンピュータでは、利用者判別
手段によりメモリ（データベース）の書込みデータを基
に入出可否判別がなされ、可であれば、該多するドライ
バ15が働いて、当所のドア開閉装置16を作動可能にす
る。
そこで、利用者がエレベータボタンを押すと、かご52
が当所に来て停止し、ドア開閉装置16が開作動して、ド
ア56,57が開く。
が当所に来て停止し、ドア開閉装置16が開作動して、ド
ア56,57が開く。
また、判別が不可であれば、以上の動作が得られず、
ドア56,57は開かない。
ドア56,57は開かない。
ドア56,57が開き、利用者がかご52に乗り込むと、ド
ア開閉装置16が閉作動して、ドア56,57が閉じる。ここ
で、かご52内のエレベータボタンを押し、利用階を指示
すると、通常のエレベータと同様にその階にまで上昇又
は下降して停止する。
ア開閉装置16が閉作動して、ドア56,57が閉じる。ここ
で、かご52内のエレベータボタンを押し、利用階を指示
すると、通常のエレベータと同様にその階にまで上昇又
は下降して停止する。
ところで、かご52の中では、同様にして光センサ９…
によりIDカード10の光信号が検出され、該検出信号が入
力回路13…を経て入力としてシングルチップ・マイクロ
・コンピュータ11に送られ、該シングルチップ・マイク
ロ・コンピュータでは、利用者判別手段にてその入力と
メモリ（データベース）の書込みデータとを突き合わせ
て、入出可否の判別がなされ、可であれば、該当するド
ライバ15が働いて、当所のドア開閉装置16を作動可能に
するので、かご52が利用階に停止すると、そのドア開閉
装置16が開作動し、ドア56,57が開く。
によりIDカード10の光信号が検出され、該検出信号が入
力回路13…を経て入力としてシングルチップ・マイクロ
・コンピュータ11に送られ、該シングルチップ・マイク
ロ・コンピュータでは、利用者判別手段にてその入力と
メモリ（データベース）の書込みデータとを突き合わせ
て、入出可否の判別がなされ、可であれば、該当するド
ライバ15が働いて、当所のドア開閉装置16を作動可能に
するので、かご52が利用階に停止すると、そのドア開閉
装置16が開作動し、ドア56,57が開く。
その利用者がかご52から降りれば、そのドア開閉装置
16が閉作動し、ドア56,57が閉まる。
16が閉作動し、ドア56,57が閉まる。
このようにして、利用者は、事務所用ビルディング１
と、ホテル・住宅用ビルディング２とのいずれか一方又
は双方で二方向エレベータを利用できる。また、利用者
が立ち去り、光センサー8,9において当人に関する検出
信号が消失すれば、利用前の状態に戻ることとなる。
と、ホテル・住宅用ビルディング２とのいずれか一方又
は双方で二方向エレベータを利用できる。また、利用者
が立ち去り、光センサー8,9において当人に関する検出
信号が消失すれば、利用前の状態に戻ることとなる。
その利用の手順をフローチャートで示すと、第５図の
ようになる。
ようになる。
非許容者が許容者と一緒に出入りすることがあれば、
これが各階にある光センサ８…とかご内の光センサ９…
との双方から検出され、該検出信号がシングルチップ・
マイクロ・コンピュータ11において非許容者判別手段に
よりメモリ（データベース）の書込みデータを基に判別
され、ドライバ17が働いて、警報器18が当人を指定した
警報を発する。なお、警報器に代え館内放送を発するよ
うにしてもよい。
これが各階にある光センサ８…とかご内の光センサ９…
との双方から検出され、該検出信号がシングルチップ・
マイクロ・コンピュータ11において非許容者判別手段に
よりメモリ（データベース）の書込みデータを基に判別
され、ドライバ17が働いて、警報器18が当人を指定した
警報を発する。なお、警報器に代え館内放送を発するよ
うにしてもよい。
以上の実施例では、光IDカード方式を採用している
が、光IDカード方式に無線通信手段を組み合わせた無線
通信IDカード方式を用いてもよい。利用者が少なけれ
ば、出入口でカードを挿入する方式を用いてもよい。
が、光IDカード方式に無線通信手段を組み合わせた無線
通信IDカード方式を用いてもよい。利用者が少なけれ
ば、出入口でカードを挿入する方式を用いてもよい。
「発明の効果」 本発明によれば、使用時間帯の異なる複数のビルディ
ング相互におけるいずれか一方乃至双方の利用者につい
て、当人に関する所要のデータをコンピュータ制御手段
のデータ書込み手段に書き込みしておくことにより、各
ビルディングにおける各階のドアの開閉を利用者に対応
して各々の許容範囲に制御でき、しかも、非許容者が許
容者と一緒に出入りした場合には、そのデータ書込み手
段に書き込みされた書込みデータに基づきその非許容者
につき当人を指定した警告を発することができ、従っ
て、使用時間帯の異なる複数のビルディング相互におい
てそれぞれ専用的使用状態でエレベータを共用でき、防
犯上、管理上の不具合を排することができ、個人的自由
を奪うようなことをなくすることができる。
ング相互におけるいずれか一方乃至双方の利用者につい
て、当人に関する所要のデータをコンピュータ制御手段
のデータ書込み手段に書き込みしておくことにより、各
ビルディングにおける各階のドアの開閉を利用者に対応
して各々の許容範囲に制御でき、しかも、非許容者が許
容者と一緒に出入りした場合には、そのデータ書込み手
段に書き込みされた書込みデータに基づきその非許容者
につき当人を指定した警告を発することができ、従っ
て、使用時間帯の異なる複数のビルディング相互におい
てそれぞれ専用的使用状態でエレベータを共用でき、防
犯上、管理上の不具合を排することができ、個人的自由
を奪うようなことをなくすることができる。
また、エレベータの休止時間を低減できて、輸送効
率、設備効率を向上させることができ、経済的価値を高
めることができ、省スペースを可能にでき、建物有効率
を向上させることができ、ビルディング相互間の行き来
を可能にできる。
率、設備効率を向上させることができ、経済的価値を高
めることができ、省スペースを可能にでき、建物有効率
を向上させることができ、ビルディング相互間の行き来
を可能にできる。
図面は、本発明の実施例で、第１図は、ビルディングの
截断平面図、第２図は、第１図要部の拡大断面図、第３
図は、同要部の拡大截断側面図、第４図は、電気回路の
ブロック図、第５図は、エレベータの動作を示すフロー
チャートである。 １……事務所用ビルディング、２……ホテル・住宅用ビ
ルディング ３……コア、４……区画壁 ５……共用のエレベータ、6,7……専用のエレベータ ８……光センサ（エレベータホール）、９……光センサ
（かご） 10……光IDカード 11……シングルチップ・マイクロ・コンピュータ 12,13……入力回路、14……データ書込み装置 15,17……ドライバ、16……ドア開閉装置 18……警報器、51……シャフト 52……かご、53……カウンターウエイト 54,55……出入口、56,57……ドア
截断平面図、第２図は、第１図要部の拡大断面図、第３
図は、同要部の拡大截断側面図、第４図は、電気回路の
ブロック図、第５図は、エレベータの動作を示すフロー
チャートである。 １……事務所用ビルディング、２……ホテル・住宅用ビ
ルディング ３……コア、４……区画壁 ５……共用のエレベータ、6,7……専用のエレベータ ８……光センサ（エレベータホール）、９……光センサ
（かご） 10……光IDカード 11……シングルチップ・マイクロ・コンピュータ 12,13……入力回路、14……データ書込み装置 15,17……ドライバ、16……ドア開閉装置 18……警報器、51……シャフト 52……かご、53……カウンターウエイト 54,55……出入口、56,57……ドア
Claims (1)
- 【請求項１】使用時間帯の異なる複数のビルディングを
連設するとともに、それらのビルディングの隣接相互間
に各ビルディングに対応させてドアを別個に具有する共
用のエレベータを設け、また、各ドアには開閉の可・不
可についてのコンピュータ制御手段を講じ、該コンピュ
ータ制御手段には、隣接相互のビルディングのいずれか
一方乃至双方の所定階に出入りする利用者についてのデ
ータ書込み手段と、書込みデータに基づく当該利用者に
ついての利用者判別手段と、判別された当該利用者に上
記書込みデータに基づいて所定階の特定のドアの開閉を
許容する開閉制御手段とを設け、更に、上記書込みデー
タに基づく非許容者判別手段と、判別された非許容者に
つき警告する報知手段とを設けたことを特徴とする複合
ビルディングの共用エレベータ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63054699A JP2630413B2 (ja) | 1988-03-08 | 1988-03-08 | 複合ビルディングの共用エレベータ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63054699A JP2630413B2 (ja) | 1988-03-08 | 1988-03-08 | 複合ビルディングの共用エレベータ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH01231793A JPH01231793A (ja) | 1989-09-18 |
| JP2630413B2 true JP2630413B2 (ja) | 1997-07-16 |
Family
ID=12978051
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP63054699A Expired - Fee Related JP2630413B2 (ja) | 1988-03-08 | 1988-03-08 | 複合ビルディングの共用エレベータ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2630413B2 (ja) |
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5300739A (en) * | 1992-05-26 | 1994-04-05 | Otis Elevator Company | Cyclically varying an elevator car's assigned group in a system where each group has a separate lobby corridor |
| US5460245A (en) * | 1992-05-26 | 1995-10-24 | Otis Elevator Company | Elevator swing car service of interrise hall calls |
| US5480005A (en) * | 1992-05-26 | 1996-01-02 | Otis Elevator Company | Elevator swing car assignment to plural groups |
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| JP4557365B2 (ja) * | 2000-04-26 | 2010-10-06 | 東芝エレベータ株式会社 | エレベーター |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS60190776U (ja) * | 1984-05-28 | 1985-12-17 | 三菱電機株式会社 | エレベ−タの運転装置 |
| JPS60190773U (ja) * | 1984-05-28 | 1985-12-17 | 三菱電機株式会社 | エレベ−タの運転装置 |
-
1988
- 1988-03-08 JP JP63054699A patent/JP2630413B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH01231793A (ja) | 1989-09-18 |
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