JPH0519699Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0519699Y2 JPH0519699Y2 JP18256686U JP18256686U JPH0519699Y2 JP H0519699 Y2 JPH0519699 Y2 JP H0519699Y2 JP 18256686 U JP18256686 U JP 18256686U JP 18256686 U JP18256686 U JP 18256686U JP H0519699 Y2 JPH0519699 Y2 JP H0519699Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- air outlet
- air
- airflow control
- frame
- control vane
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
- 238000001816 cooling Methods 0.000 claims description 5
- 238000009833 condensation Methods 0.000 description 8
- 230000005494 condensation Effects 0.000 description 7
- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 description 2
- 238000000034 method Methods 0.000 description 2
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 230000007774 longterm Effects 0.000 description 1
Description
【考案の詳細な説明】
〈産業上の利用分野〉
本考案はその額縁部に結露しない冷房用空気吹
出口に関するものである。
出口に関するものである。
従来の技術及びその問題点〉
冷房用の空気吹出口は、そこから吹出される冷
気により冷やされているので、その周辺を還流す
る暖気と接すればそこに結露する。
気により冷やされているので、その周辺を還流す
る暖気と接すればそこに結露する。
この様な結露を防止する為に従来から次の如き
諸手段が採用されている即ち、 (イ) 吹出口の素材に熱伝導率の低いものを使用す
る。
諸手段が採用されている即ち、 (イ) 吹出口の素材に熱伝導率の低いものを使用す
る。
(ロ) 吹出口の額縁部に結露防止剤を塗布する。
(ハ) 吹出口空気の温度を上げる。
(ニ) 吹出口の額縁部に電気ヒーター等の加熱機構
を組込む。
を組込む。
等である。しかるに上記(イ)，(ロ)では完全に結露を
防止することは困難であり、(ハ)は熱負荷等の関係
で無理な場合が多く、又(ニ)は吹出口自体が高価で
あると共にランニングコストも高いという問題が
ある。
防止することは困難であり、(ハ)は熱負荷等の関係
で無理な場合が多く、又(ニ)は吹出口自体が高価で
あると共にランニングコストも高いという問題が
ある。
本考案は、上記諸問題を解消し、簡単な構造で
有効に結露を防止出来る空気吹出口を提供するこ
とを目的とする。
有効に結露を防止出来る空気吹出口を提供するこ
とを目的とする。
〈問題点を解決する為の手段〉
本考案の上記目的は次の如き手段で達成出来
る。即ち、額縁部を有する空気吹出口本体の前面
であつて、上記額縁部よりはやゝ中央寄りに外方
へ向かい順次拡径状を呈する気流制御羽根を全周
に渡つて装着したことを特徴とする冷房用空気吹
出口である。
る。即ち、額縁部を有する空気吹出口本体の前面
であつて、上記額縁部よりはやゝ中央寄りに外方
へ向かい順次拡径状を呈する気流制御羽根を全周
に渡つて装着したことを特徴とする冷房用空気吹
出口である。
なお本考案の気流制御羽根は、空気吹出口本体
に固定的に装着されていてもよいが、不要時には
取離しが出来る様に着脱自在としておく方がより
好ましいものである。またこの気流制御羽根は吹
出される冷気がスムーズな流れとなる為には湾曲
状に順次拡径されている方が望ましい。
に固定的に装着されていてもよいが、不要時には
取離しが出来る様に着脱自在としておく方がより
好ましいものである。またこの気流制御羽根は吹
出される冷気がスムーズな流れとなる為には湾曲
状に順次拡径されている方が望ましい。
〈作用〉
本考案では第１図に示す様に、空気吹出口本体
Ａの前面で、周辺の額縁部１からやゝ中央寄りに
外方へ向つて拡径状の気流制御羽根２が取付けら
れている為に吹出口からの冷気は図中ａで示す様
に、気流制御羽根２の内側及び外側の双方で額縁
部１の方向へ向つて流れる。これに反して、この
気流制御羽根２が無い従来の空気吹出口では第２
図中ｂで示す様にほゞ直進流の冷気しか生じない
が為に、周辺部の暖気が巻き込まれ第２図中ｃで
示す様な流れを生じ額縁部１と接し、そこに結露
が発生するのである。即ち第１図に示す本考案に
あつては、冷気流ａは周辺部では外方へ拡がる様
な流路を取る為に、第２図に於けるｃの様な暖気
流の巻き込みは生じる余地がないのである。
Ａの前面で、周辺の額縁部１からやゝ中央寄りに
外方へ向つて拡径状の気流制御羽根２が取付けら
れている為に吹出口からの冷気は図中ａで示す様
に、気流制御羽根２の内側及び外側の双方で額縁
部１の方向へ向つて流れる。これに反して、この
気流制御羽根２が無い従来の空気吹出口では第２
図中ｂで示す様にほゞ直進流の冷気しか生じない
が為に、周辺部の暖気が巻き込まれ第２図中ｃで
示す様な流れを生じ額縁部１と接し、そこに結露
が発生するのである。即ち第１図に示す本考案に
あつては、冷気流ａは周辺部では外方へ拡がる様
な流路を取る為に、第２図に於けるｃの様な暖気
流の巻き込みは生じる余地がないのである。
〈実施例〉
以下本考案の実施例を図面を参酌し乍ら詳述す
る。この実施例は第３図に示す如くその開口部が
長方形をした空気吹出口本体Ａに、湾曲状に外方
へ拡がる気流制御羽根２を装着したものである。
その詳細は第４図の断面図に示す様に、空気吹出
口本体Ａの前面に突設する如く取付けた受金具３
に貫設した穴と、気流制御羽根２の基端部に取付
けたボルト状取付金具４を嵌合する事で気流制御
羽根２を着脱自在となし、着脱が容易となる為に
左右側の一方（図では左側）の取付金具４の周囲
にはスプリング５を配設した。なお第３図及び第
４図に於いて６は吹出口本体の外枠、７は同取付
枠、８は同気流羽根、９は風道、１０は天井面又
は壁面を示す。
る。この実施例は第３図に示す如くその開口部が
長方形をした空気吹出口本体Ａに、湾曲状に外方
へ拡がる気流制御羽根２を装着したものである。
その詳細は第４図の断面図に示す様に、空気吹出
口本体Ａの前面に突設する如く取付けた受金具３
に貫設した穴と、気流制御羽根２の基端部に取付
けたボルト状取付金具４を嵌合する事で気流制御
羽根２を着脱自在となし、着脱が容易となる為に
左右側の一方（図では左側）の取付金具４の周囲
にはスプリング５を配設した。なお第３図及び第
４図に於いて６は吹出口本体の外枠、７は同取付
枠、８は同気流羽根、９は風道、１０は天井面又
は壁面を示す。
上記実施例にあつては、気流制御羽根２を取外
す場合はそれをスプリング５の力に抗して第４図
中左側へ寄せ、右側の取付金具４が受金具３の穴
から解放された時点で手前に引けば容易に取外し
が出来、取付ける際はそれと逆の操作をなせば簡
単に取付けが行なえ、第３図及び第４図で示す様
な状態となる。この状態で冷気を吹出せば、上記
第１図を用いた説明の所で述べたと同様に、冷気
は空気吹出口本体Ａの中央部では気流羽根８によ
つて規制される一定方向へ向つて流れ、周辺寄り
即ち気流制御羽根２がある所では、該気流制御羽
根２が外方へ拡がつている為に、その形状に導か
れ外方の額縁部１の方向へ拡散状に流れるもので
ある。事実この実施例の如き空気吹出口を用いて
夏場に長時間の冷房をなした結果、結露する事な
く順調な運転が可能であつた。
す場合はそれをスプリング５の力に抗して第４図
中左側へ寄せ、右側の取付金具４が受金具３の穴
から解放された時点で手前に引けば容易に取外し
が出来、取付ける際はそれと逆の操作をなせば簡
単に取付けが行なえ、第３図及び第４図で示す様
な状態となる。この状態で冷気を吹出せば、上記
第１図を用いた説明の所で述べたと同様に、冷気
は空気吹出口本体Ａの中央部では気流羽根８によ
つて規制される一定方向へ向つて流れ、周辺寄り
即ち気流制御羽根２がある所では、該気流制御羽
根２が外方へ拡がつている為に、その形状に導か
れ外方の額縁部１の方向へ拡散状に流れるもので
ある。事実この実施例の如き空気吹出口を用いて
夏場に長時間の冷房をなした結果、結露する事な
く順調な運転が可能であつた。
〈考案の効果〉
以上述べて来た如く、本考案によれば、空気吹
出口本体前面の周辺部寄りの位置に、外方へ向か
い拡径状の気流制御羽根を装着したので、冷気が
吹出される場合この気流制御羽根の内外両側で額
縁部へ向かう冷気流が生じ、この冷気流で額縁部
を包み込む状態あるいは額縁部周辺の暖気を追い
払う状態となり、暖気が額縁部に接触する事がな
いので結露を防止する事が出来るものである。そ
して本考案は別途ヒーター等で熱するのとは異な
り、その構造は簡単で、かつ余分のランニングコ
ストも不要であるという効果がある。
出口本体前面の周辺部寄りの位置に、外方へ向か
い拡径状の気流制御羽根を装着したので、冷気が
吹出される場合この気流制御羽根の内外両側で額
縁部へ向かう冷気流が生じ、この冷気流で額縁部
を包み込む状態あるいは額縁部周辺の暖気を追い
払う状態となり、暖気が額縁部に接触する事がな
いので結露を防止する事が出来るものである。そ
して本考案は別途ヒーター等で熱するのとは異な
り、その構造は簡単で、かつ余分のランニングコ
ストも不要であるという効果がある。
第１図は本考案の空気吹出口の要部拡大図、第
２図は従来の空気吹出口の要部拡大図、第３図は
本考案の一実施例の正面図、第４図は第３図−
線に於ける断面図。 図中、１……額縁部、２……気流制御羽根、３
……受金具、４……取付金具、５……スプリン
グ、６……外枠、７……取付枠、８……気流羽
根、９……風道、１０……天井面又は壁面。
２図は従来の空気吹出口の要部拡大図、第３図は
本考案の一実施例の正面図、第４図は第３図−
線に於ける断面図。 図中、１……額縁部、２……気流制御羽根、３
……受金具、４……取付金具、５……スプリン
グ、６……外枠、７……取付枠、８……気流羽
根、９……風道、１０……天井面又は壁面。
Claims (1)
- 額縁部を有する空気吹出口本体の前面であつ
て、上記額縁部よりはやゝ中央寄りに外方へ向か
い順次拡径状を呈する気流制御羽根を全周に渡つ
て装着したことを特徴とする冷房用空気吹出口。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18256686U JPH0519699Y2 (ja) | 1986-11-26 | 1986-11-26 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18256686U JPH0519699Y2 (ja) | 1986-11-26 | 1986-11-26 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6387461U JPS6387461U (ja) | 1988-06-07 |
| JPH0519699Y2 true JPH0519699Y2 (ja) | 1993-05-24 |
Family
ID=31128484
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP18256686U Expired - Lifetime JPH0519699Y2 (ja) | 1986-11-26 | 1986-11-26 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0519699Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP5260035B2 (ja) * | 2007-12-14 | 2013-08-14 | 三菱重工業株式会社 | 空気吹出ユニットおよび床置型空気調和装置 |
-
1986
- 1986-11-26 JP JP18256686U patent/JPH0519699Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6387461U (ja) | 1988-06-07 |
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