JPH05196518A - 磁歪式トルクセンサ - Google Patents

磁歪式トルクセンサ

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JPH05196518A
JPH05196518A JP25726692A JP25726692A JPH05196518A JP H05196518 A JPH05196518 A JP H05196518A JP 25726692 A JP25726692 A JP 25726692A JP 25726692 A JP25726692 A JP 25726692A JP H05196518 A JPH05196518 A JP H05196518A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 磁歪式トルクセンサのトルク検出特性の改
善、特に環境温度の変化による検出出力の零点変動、検
出感度・精度の低下を抑制防止する。 【構成】 励磁・検出巻線20を内包した磁気シールド
ケース30のハウジング50への組付けにスペーサ40
を使用し、スペーサ40を介してシールドケース30を
ハウジング50に支持させる。ハウジング50(環境温
度に直接晒される部材である)から磁気シールドケース
30への熱伝達が抑制され、温度変化による磁気特性の
変化及び熱変形に伴う内部応力変化に因る磁気特性の変
化も抑制される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は、トルク伝達軸に印加されるトル
クを非接触検出する磁歪式トルクセンサに関する。
【0002】
【従来の技術】トルク伝達軸(以下、「計測軸」)に印
加されるトルクを非接触検出するトルクセンサとして、
計測軸の周面に一軸磁気異方性を有す領域(以下、「磁
歪部」)を形成して磁歪部のまわりに励磁・検出巻線を
配置し、計測軸に印加されるトルクにより磁歪部に生じ
る透磁率の変化を電気量として検出するようにした磁歪
式トルクセンサが知られている(特許第169326
号,特開昭63−252487号等)。これを図5によ
り説明すると、Mは計測軸Sの表面に形成されている磁
歪部、20は励磁・検出巻線である。(同図は、軸に生
じる透磁率の変化を差動的に取り出すように軸表面の隣
り合う2個所に磁歪部Mを形成し、各磁歪部Mに励磁・
検出巻線20を配置した差動構成の例を示している)。
励磁・検出巻線20は、磁歪部Mに励磁磁界を印加する
巻線21と、磁歪部に生じる透磁率の変化を検出する巻
線22とを円筒状ボビン10に巻き重ねて構成され、巻
線21は高周波励磁電源に、巻線22は検出される透磁
率の変化を電気量(例えば直流電圧)として出力する検
出回路に、それぞれ接続される。
【0003】30は、上記励磁・検出巻線20に対し磁
路を形成するコアーであり、また巻線20を外部磁場の
影響から遮断する部材である強磁性材料(パーマロイ合
金等)からなる磁気シールドケースである。磁気シール
ドケース30は、中央部に開口31が貫通し、内部に2
つの励磁・検出巻線20を嵌納する空間である2つの円
環溝32が並列して形成されたE字型断面を有する中空
円筒体で構成され、2つの円環溝32のそれぞれに励磁
・検出巻線20が組込まれて円筒状に組付けられる。励
磁・検出巻線20を内包した磁気シールドケース30
は、ハウジング50(アルミ合金等の円筒体)に嵌め込
まれ、保持される。ハウジング50は、左右の開口端部
に嵌着された軸受60,60を介して計測軸Sを支持し
ている。磁気シールドケース30とこれに内包された励
磁・検出巻線20は計測軸Sに対して同芯状になるよう
ハウジング50に固着されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】磁歪式トルクセンサに
よる高感度、高精度のトルク検出を行うことを目的とし
て、従来より各構成部材の加工精度を高め、機械的遊び
を少なくすることにより、励磁・検出巻線20と計測軸
表面とのギヤツプ量を小さくし、かつ計測軸に対し巻線
20を完全に同芯状に固定するよう努力されてきた。し
かし、それだけでは、環境温度の変化により、各構成部
材に熱変形が生じ、磁気シールドケース30などを押圧
する外力が発生し、磁気シールドケース30の内部応力
の変化とそれに伴う磁気特性の変化を抑制防止すること
ができない。しかも熱変形によつて、磁気シールドケー
ス30やそれに内包された励磁・検出巻線20の支持状
態に弛みが生じ、計測軸Sに対する巻線20の回転対称
性が損なわれるなどの不具合を生じる。また、磁気シー
ルドケース30や、励磁・検出巻線20が外部からの熱
影響を受け易く、それ自体の温度変化により磁気特性の
変化が生じ易い。これらの現象はいずれも、磁歪式トル
クセンサにおける検出出力に影響を与え、零点変動や検
出感度、検出精度を低下させる原因となつていた。
【0005】そこで本発明は、磁歪式トルクセンサにつ
いて、各構成部材の加工精度を高めて組付けられたとき
の機械的遊びを小さくして励磁・検出巻線20と計測軸
表面とのギヤツプを小さくすることにより巻線20と計
測軸の軸芯を精度高く一致した状態に維持すると共に、
複雑な構造や特殊な断熱構造を用いることなく、温度変
化の比較的激しい使用環境においても、磁気シールドケ
ース30や励磁・検出巻線20等の磁気特性の変化や、
磁気シールドケースの固定状態の弛み等が抑制防止さ
れ、トルク検出における零点変動や検出感度の低下、検
出精度の低下を生じないようにした磁歪式トルクセンサ
を提供しようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の磁歪式トルクセ
ンサは、励磁・検出巻線の外側周面と端面を被包した磁
気シールドケースが、スペーサを介して、計測軸をベア
リング支持したハウジングに支持されていることを特徴
としている。
【0007】
【作用】励磁・検出巻線を被包した磁気シールドケース
が、スペーサを介してハウジングに支持された構造を有
する本発明の磁歪気トルクセンサにおいては、前記図5
の磁歪式トルクセンサのように磁気シールドケースをハ
ウジングの内周面に密着嵌合した従来の固定構造と異な
つて、ハウジング(環境温度に直接晒される部材であ
る)から磁気シールドケースへの熱影響が抑制され、同
部材の温度変化が小さくなるので、その熱変形量も少な
く且つ内部応力変化も小さい。また、スペーサとして、
磁気シールドケースよりも弾性に富む材料で形成したも
のを使用すれば、温度変化によるハウジングの変形、計
測軸の変形に伴うハウジングの変形、あるいは磁気シー
ルドケース自身の変形等、構成部材に生じる変形に追従
して、スペーサが弾性変形するので、スペーサがなけれ
ば磁気シールドケースに内部応力が生じるような場合に
も、その内部応力変化とそれに起因する磁気特性の変化
は、スペーサの弾性変形により抑制防止される。またハ
ウジングと磁気シールドケースとの間の寸法に変化が生
じるような場合にも、磁気シールドケースの軸芯のずれ
やガタ付等は、スペーサの弾性変形により未然に防止さ
れ、計測軸の軸芯と磁気シールドケースの軸芯とが正確
に一致した回転対称状態が安定的に維持される。計測軸
に対する磁気シールドケースの回転対称性が精度良く安
定的に維持されることにより、磁気シールドケースを計
測軸の表面に接近させ、励磁・検出巻線と軸表面とのギ
ヤツプをより狭小化した状態に支持することも可能にな
る。
【0008】以下、本発明の磁歪式トルクセンサについ
て実施例を示す図面を参照して説明する。各図中、前記
図5と同一の部材には同一の符号を付している。図1に
おいて、40は、ハウジング50の内周面と磁気シール
ドケース30の外周面との間に介装されたスペーサであ
る。この例におけるスペーサ40は、磁気シールドケー
ス30よりも弾性に富む材料で形成された、O−リング
形状を有する円環部材である。磁気シールドケース30
は、中央部に計測軸Sが貫通する開口31を有すると共
に内部に励磁・検出巻線20が組込まれる断面コ字型の
円環溝32を成形した円筒体であり、図2(1)に示す
ように、その円環溝32に励磁・検出巻線20が組込ま
れ、外周面にスペーサ40が環着されたうえ、ハウジン
グ50に組付けられる。なお、その磁気シールドケース
30の励磁・検出巻線20を組込むための具体的形態に
は従来より2つの方式が採用されている。1つは円筒部
材とその開口端に嵌合する孔あき円板とを使用し、円筒
部材に励磁・検出巻線20を収納したうえ、その開口端
に孔あき円板を嵌着することにより円筒体に組上げる方
式であり、他の1つは軸芯に沿って左右に半分割した断
面コ字型の円環溝を有する2つの半割体で構成され、励
磁・検出巻線20を、左右から挟み付け円環溝に嵌め込
んで円筒体に組上げる方式のものである。本発明はその
いずれの方式にも適用されることはいうまでもない。上
述の図2(1)の形態は、上記2つの方式のうち、前者
即ち、円筒部材とその開口端に嵌着される孔あき円板と
で磁気シールドケース30の円筒体を構成する例を示し
ている。図2(2)は、磁気シールドケースについて、
2つの励磁・検出巻線20が組込まれる2つの円環溝3
2を有する、公知の断面E字型磁気シールドケース30
を2つ割り構成とし、その半割体30・1の円環溝32
に励磁・検出巻線20を組込み、円筒状に合体し、その
外周面にスペーサ40を環着する例を示している。
【0009】上記のように円環形状のスペーサ40を磁
気シールドケース30の外周面に環着する構成では、磁
気シールドケース30がその軸芯に沿つて分割された2
つ割り構成を有する場合においても、2つの半割体がス
ペーサ40で一つに束ねられるので、その組付けや持ち
運び時の取扱い、およびハウジング50への嵌装操作が
容易になる。また、円環形状のスペーサ40を磁気シー
ルドケース30に環着する構成において、図示のよう
に、2つのスペーサ40を、磁気シールドケース30の
軸方向の2個所に離隔させて左右対称に配置すれば、ス
ペーサ40の弾性を最大限に発揮させながら、計測軸S
に対する磁気シールドケース30の回転対称性をより維
持し易くすることができる。
【0010】更に、そのスペーサ40が環着される磁気
シールドケース30の外周面に、図示のように円周溝3
3を形設してこれにスペーサ40を嵌合させる構成とす
れば、磁気シールドケース30に対するスペーサ40の
位置決めが容易かつ正確となり、しかも磁気シールドケ
ース30をハウジング50に組付ける際のスペーサ40
の位置ずれ等が防止され、組付け易いだけでなく、磁気
シールドケース30の支持状態もより安定化される。磁
気シールドケース30に形成される上記円周溝33と同
様の溝を、ハウジング50の内周面にも形成しておけ
ば、磁気シールドケース30の組付けの際に、磁気シー
ルドケース30のハウジング50に対する軸芯方向の位
置決めがし易くなると共に、磁気シールドケース30の
安定性はより一層良好なものとなる。
【0011】磁気シールドケース30の外周面に環着さ
れる円環形状のスペーサ40は前記O−リング形状のも
のに限定されない。図3はO−リング形状のスペーサに
代え、偏平肉厚を有する筒状のスペーサ40を使用した
例を示している。磁気シールドケース30は、その外周
面に環着された筒状のスペーサ40を介してハウジング
50に支持されている。
【0012】上記偏平肉厚の筒状スペーサ40を介して
磁気シールドケース30をハウジング50に支持する構
成とする場合においても、図1,図2のO−リング形状
のスペーサ40を使用した支持構造の場合と同様に、2
つのスペーサ40を磁気シールドケース30の外周面の
軸方向の左右の2個所に離間させて配置することによ
り、磁気シールドケース30の回転対称性をより維持し
易くすることができ、また磁気シールドケース30の外
周面に溝を設けてスペーサ40を嵌合させ、もしくは接
着剤を使用して外周面に接着固定する構成とすれば、ス
ペーサ40の位置決めやずれ防止に有効であると共に、
磁気シールドケース30の組付けが容易で、磁気シール
ドケース30の支持状態がより安定化されること等も、
前記O−リング形状のスペーサを使用する構成について
説明したそれと異ならない。
【0013】上記円環形状のスペーサ40(O−リング
形状たると偏平肉厚形状たるとを問わない)を使用する
場合、その円周方向の一個所にスリツト等の断点を設け
ておけば、環境温度の変化に伴う径方向の膨張・収縮
(周長の伸縮)が、その断点の隙間幅の増減により無理
なく吸収される等、スペーサ40の機能をより効果的に
発揮させるのに役立つこともある。なお、上記円環形状
のスペーサ40は、所定の円環形状を有する成形品のほ
か、線条材や板状材を使用し、これを磁気シールドケー
ス30の外周面に巻き回して円環形状に賦形する構成と
してもよい。
【0014】図4は、スペーサ40を、磁気シールドケ
ース30の円周方向の複数個所に分割配置して磁気シー
ルドケース30をハウジング50内に組付けた構造を示
している。この例におけるスペーサ40は、ハウジング
50の胴部を外側から内側に貫通するねじ70と、ねじ
の先端にあてがわれる当て材71とからなり、ねじ70
は、ハウジング50の円周方向の複数個所(例えば、中
心角120°をなす3個所)に設けられたねじ孔に、径
方向の進退調節自在に螺合されている。磁気シールドケ
ース30は、当て材71を介してその外周面に押付けら
れる複数本のねじ70の先端に支持されてハウジング5
0に支持されている。このようにスペーサ40を磁気シ
ールドケース30の外周面の複数個所に分割配置した構
成とすれば、それだけハウジング50と磁気シールドケ
ース30との間の熱伝達路が小さくなり、ハウジング5
0から磁気シールドケースへの熱影響がより少なくな
る。
【0015】上記ねじ70を使用したスペーサ40で磁
気シールドケース30を固定する構成において、計測軸
に対する磁気シールドケース30の回転対称性をより維
持し易くするために、図示のように、そのスペーサ40
を、磁気シールドケース30の軸方向に離れた2個所に
左右対称に配置するのが好ましいことは言うまでもな
い。また、当て材71として、磁気シールドケース30
よりも弾性に富む材料からなるものを使用すれば、外部
からの熱影響で各構成部材に変形が生じるような場合に
も、その変形に起因する磁気シールドケース30の内部
応力の変化や、磁気シールドケース30に対するねじ7
0の押圧力の弛み等は、当て材71の弾性変形により未
然に防止されることも、前記図1〜図3の構成について
説明したそれと異ならない。その場合の当て材71は、
図3における円筒形状のスペーサ40と同様に、磁気シ
ールドケース30の外周面を周回する筒形状であつても
よく、あるいは、ねじ70の先端が当接する部分にのみ
当て材71を接着剤等で接合固着させた分割配置の構成
としてもよい。
【0016】上記図1〜図4に示した磁気シールドケー
ス30の支持構造は、いずれもスペーサ40を磁気シー
ルドケース30の外周面にのみ当接させた構成を有して
いるが、必ずしもそれに限定されず、スペーサ40を磁
気シールドケース30の端面に固着させ、スペーサ40
の外周が磁気シールドケース30の外径より大きくなる
ように構成すれば、図示のものと同様に磁気シールドケ
ース30をハウジング50に接触させずに支持すること
ができる。
【0017】本発明に使用されるスペーサの材種につい
て、磁気シールドケースよりも弾性に富む材種の例とし
て、ゴムまたは樹脂、例えばネオプレン、ブタジエンア
クリルニトリルゴム、ブタジエンスチレンゴム、ブチル
ゴム、ポリアミド、ポリスチレン、ポリエステル、シリ
コーン等が挙げられる。その材種およびスペーサの肉厚
・形状等は、トルクセンサの使用環境温度の変化や、磁
気シールドケースとハウジングとのクリアランス等に応
じて適宜選択・設定される。
【0018】本発明のトルクセンサは、磁気シールドケ
ース30を、スペーサ40を介してハウジング50内に
組付けた支持構造を有する点を除き、磁気シールドケー
ス30の形状や、その励磁・検出巻線20の組込み形
態、計測軸Sのベアリング支持態様等は、図5に示した
従来の磁歪式トルクセンサにおける構成を用いることが
できる。各図に示したトルクセンサはいずれも、トルク
検出を差動構成とするための2つの励磁・検出巻線20
の1つずつを内包した断面コ字型を有する2つの磁気シ
ールドケース30を、それぞれスペーサ40を介してハ
ウジング50に並列させて支持した構造を有している
が、磁気シールドケース30の形状はむろんそれに限定
されず、図2(2)に示したように、従来構造と同様の
断面E字型を有する磁気シールドケース30を使用し、
2つの円環溝32のそれぞれに励磁・検出巻線20を組
込んでハウジング50に組付け支持させてもよいことは
当然である。図2(2)では、そのスペーサ40として
O−リング形状のものを使用し、これを軸方向の2個所
に離隔させて左右対称に配置した例を示しているが、図
3における偏平肉厚形状のスペーサ40や、図4におけ
る分散配置型のスペーサ40などの場合もそれと同じ要
領で使用してハウジング50への組付けを行えばよい。
また、本発明のトルクセンサは、差動型のものに限定さ
れず、計測軸Sに1つの磁歪部Mを形成し、これに1つ
の励磁・検出巻線20を対向配置する構成の場合にも、
前述したスペーサ40による磁気シールドケース30の
支持構造を適用して同様の作用効果を奏することは言う
までもない。
【0019】
【発明の効果】本発明の磁歪式トルクセンサは、励磁・
検出巻線を内包する磁気シールドケースが、計測軸をベ
アリング支持するハウジング内に安定よく支持され、温
度変化の比較的激しい使用環境においても、軸芯のずれ
や傾き等を生じにくく、計測軸表面と磁気シールドケー
スとのギヤツプ量をより狭小化でき、計測軸に対する励
磁・検出巻線の正確な回転対称性が長期に亘り安定に維
持されると共に、温度変化や内部応力変化による磁歪特
性の変化が抑制防止され、従つて検出出力の零点変動を
生じにくく、感度良く高精度のトルク検出を行うことが
できる。また、本発明の磁歪式トルクセンサは、その改
良されたトルク検出特性を得るために複雑な構造や特殊
な断熱構造を必要とせず、スペーサを介して磁気シール
ドケースをハウジング内に組付ける簡素な構造であり、
工作機械、自動車、建設・作業機械、ロボツト、電動機
制御、その他の各種分野でのトルク計測・制御に使用さ
れるトルクセンサとして有用である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の磁歪式トルクセンサの実施例を示す軸
方向断面図である。
【図2】本発明の磁歪式トルクセンサにおける磁気シー
ルドケースとスペーサの取付け態様の例を示す斜視説明
図である。
【図3】本発明の磁歪式トルクセンサの実施例を示す軸
方向断面図である。
【図4】本発明の磁歪式トルクセンサの実施例を示す軸
方向断面図である。
【図5】従来の磁歪式トルクセンサを示す軸方向断面図
である。
【符号の説明】
10:ボビン,20:励磁・検出巻線,30:磁気シー
ルドケース,32:円環溝,33:円周溝,40:スペ
ーサ,50:ハウジング,60:軸受,70:ねじ,7
1:当て材,S:トルク計測軸,M:磁歪部。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 励磁・検出巻線の外側周面と端面を被包
    した磁気シールドケースが、スペーサを介して、トルク
    計測軸をベアリング支持したハウジングに支持されてい
    ることを特徴とする磁歪式トルクセンサ。
  2. 【請求項2】 磁気シールドケースは、その外周面に当
    接するスペーサを介してハウジングに支持されているこ
    とを特徴とする請求項1に記載の磁歪式トルクセンサ。
  3. 【請求項3】 スペーサは、円環形状を有し、軸芯方向
    に間隔を置いて左右に配置されていることを特徴とする
    請求項1または請求項2に記載の磁歪式トルクセンサ。
  4. 【請求項4】 スペーサは、磁気シールドケースの外周
    面に形設された円周溝に嵌合していることを特徴とする
    請求項2または請求項3に記載の磁歪式トルクセンサ。
  5. 【請求項5】 スペーサは、磁気シールドケースの円周
    方向に沿つて複数個所に分割配置されていることを特徴
    とする請求項1または請求項2に記載の磁歪式トルクセ
    ンサ。
  6. 【請求項6】 スペーサは、磁気シールドケースの材料
    より弾性に富む材料からなることを特徴とする請求項1
    ないし請求項5のいずれか1つに記載の磁歪式トルクセ
    ンサ。
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Cited By (1)

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