JP2678843B2 - 磁歪式トルクセンサ - Google Patents

磁歪式トルクセンサ

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JP2678843B2
JP2678843B2 JP3302423A JP30242391A JP2678843B2 JP 2678843 B2 JP2678843 B2 JP 2678843B2 JP 3302423 A JP3302423 A JP 3302423A JP 30242391 A JP30242391 A JP 30242391A JP 2678843 B2 JP2678843 B2 JP 2678843B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、トルク伝達軸に印加さ
れるトルクを非接触検出する磁歪式トルクセンサに関す
る。
【0002】
【従来の技術】磁歪式トルクセンサは、トルク伝達軸
(以下、「軸体」ともいう)にトルクが印加されると、
軸体の表面(予め一軸磁気異方性が付与されている)
に、トルクの大きさに比例する透磁率の変化が生じるこ
とを利用し、透磁率の変化を電気量に変換して出力する
ようにした非接触型のトルクセンサである。
【0003】図7および図8にそのトルクセンサの組立
構造を示す。10は励磁・検出巻線であり、軸体Sの表
面に励磁磁界を印加する巻線10・1と、軸体表面に生
じる透磁率の変化を検出する巻線10・2とからなる。
励磁・検出巻線10はボビン20に積層巻装され、その
励磁巻線10・1には高周波励磁電源が接続され、検出
巻線10・2には、検出される透磁率の変化を電気量
(例えば直流電圧)として出力する検出回路が接続され
る。図は、軸体表面の透磁率の変化を差動的に取出すた
めの2つの励磁・検出巻線10,10を適当な距離をお
いて並列配置した差動型センサを示しているが、1つの
励磁・検出巻線10でトルク検出を行う場合の回路構成
も上記と同様である。
【0004】30は、励磁・検出巻線10を囲包する強
磁性材料(例えばパーマロイ合金)で形成されたシール
ドヨークである。この部材は、軸体Sの表面に向って開
口する円周溝34を有し、中央に軸方向の貫通孔(軸体
Sの挿通孔)33が設けられた2つの半円状割部材30
・1と30・2からなり、円周溝34内に励磁・検出巻
線10を嵌納して円筒体に組立てられる(図8)。50
は、シールドヨーク30が組み込まれるハウジングであ
り、円筒状空間部54と両開口端の段差部55を有す
る。シールドヨーク30は、ハウジング50の円筒状空
間部54内に装入され、開口端段差部55に環着される
軸受60を介して軸体Sに回転対称に取付けられる。
【0005】励磁・検出巻線10を内包するシールドヨ
ーク30は、軸体Sに対する回転対称性が保持されるよ
うにハウジング50内に安定に固定されることを要す
る。回転対称性を失うと、トルクの検出特性が損なわれ
るからである。その固定方法として、焼嵌め法が考えら
れるが、焼嵌めによる締付け固定構造では、シールドヨ
ーク30に、径方向の強い圧縮力が作用して内部応力が
発生し、また使用環境温度の変化による内部応力の増
大、あるいは締付け力の緩み(シールドヨーク30とハ
ウジング50の熱膨張率の差異による)を生じ易い。シ
ールドヨーク30に内部応力が生じると、その外部磁気
遮断機能や磁路としての効果に変化をきたし、他方締付
け力が緩むと、シールドヨーク30の位置変動が生じ易
くなり、いずれの場合もトルク検出特性の低下を免れな
い。
【0006】上記不都合を回避するために、図示のよう
にシールドヨーク30の左右の円周稜部にスペーサ4
0’を環着してハウジング50内に固定する方法が提案
されている。スペーサ40’は、非磁性のゴムまたは樹
脂(テフロン樹脂等)等の弾性材料からなり、円周縁部
40aとこれに直交する向きの側壁縁部40bからなる
略L字型断面の円環状部材である。スペーサ40’はそ
の円周縁部40aが、シールドヨーク30の円周面とハ
ウジング50の内周面との間に弾性圧縮されて、シール
ドヨーク30をハウジング50の円筒状空間部54内に
弾性的に保持する。この弾性体スペーサ40’は、肉厚
が薄いと、ハンドリングに支障をきたし、シールドヨー
ク30への装着操作性が悪くなるので、比較的厚肉、例
えば1.5mmないしそれ以上のものが使用される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記弾性体スペーサ4
0’の使用により、シールドヨーク30は、焼嵌め構造
のような強い圧縮力を受けずにハウジング50内に固定
され、使用環境の温度変化による不具合も、その弾性変
形能により吸収緩和される。しかし、そのトルクセンサ
は、軸体Sの高速回転に伴う振動や起動・停止時の強い
衝撃が加わると、検出トルクの出力変動を生じ易いとい
う問題がある。この出力変動は、振動や衝撃等によりス
ペーサ40’に瞬間的に生じるねじれ等の弾性変形が、
スペーサ40’とシールドヨーク30およびハウジング
50との接触界面の摩擦抵抗の作用で拘束され、シール
ドヨーク30の位置ずれ(軸方向の変位,軸心の傾き
等)をきたすことによる。シールドヨーク30の位置ず
れが生じると、それに内包された励磁・検出巻線10の
軸体Sに対する回転対称性が損なわれた状態でトルク検
出が行われることになるからである。
【0008】このように、弾性体スペーサ40’による
シールドヨーク30の固定構造は、弾性効果としてシー
ルドヨーク30の内部応力を抑制緩和し、その効果は厚
肉化する程大きくなるが、その反面、弾性変形に起因す
るシールドヨーク30の位置ずれ・トルク検出特性の変
動を生じ易いという難点を付随する。本発明は、弾性体
スペーサ40’によるシールドヨーク30の弾性保持構
造の利点を活かしつつ、弾性変形に付随する上記欠点を
防止し、軸体Sの高速回転やその起動・停止時の強い振
動・衝撃を受けても、シールドヨーク30の位置変動を
生じにくく、トルク検出特性を安定に維持することがで
きる磁歪式トルクセンサを提供するものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、励磁・検出巻
線10を内包した円筒状シールドヨーク30の左右両端
の円周稜部に、その円周面に当接する円周縁部40aと
側壁面に当接する側壁縁部40bとからなる略L字型断
面を有する円環形状の弾性体スペーサ40を環着し、該
弾性体スペーサの円周縁部40aを介して、シールドヨ
ーク30をハウジング50の円筒状空間部54内に固定
すると共に、ハウジング50の左右の開口端段差部55
に嵌合される軸受60を介してトルク伝達軸に回転対称
に取付け、励磁・検出巻線10により検出される軸表面
の透磁率の変化を電気量として出力する磁歪式トルクセ
ンサにおいて、第1の発明では、弾性体スペーサ40
は、円周縁部41aと側壁縁部41bとからなる略L字
型断面を有する弾性体層41と、該弾性体層41の少な
くとも側壁縁部41bに積層された非磁性硬質層部材4
2とからなる積層構造を有し、該弾性体層の側壁縁部4
1bは薄肉であり、弾性体スペーサ40を左右の円周稜
部に環着されたシールドヨーク30は、一方のスペーサ
の側壁縁部40bに当接するハウジングの内周円環突起
51と、他方のスペーサの側壁縁部40bに当接された
当板リング52とに挟まれて円筒状空間部54内に固定
されている(請求項1)。
【0010】第2の発明では、弾性体スペーサ40は、
円周縁部41aと側壁縁部41bとからなる略L字型断
面を有する弾性体層41と、該弾性体層41の少なくと
も側壁縁部41bの外側面に積層された非磁性硬質層部
材42とからなる積層構造を有すると共に、該硬質層部
材の側壁縁部42bの端部に、弾性体層の側壁縁部41
bの肉厚より小さい隙間gをおいてシールドヨークの側
壁面32に向い合う屈曲部42cが弾性体層の側壁縁部
41bの内径周縁に沿って形成されており、弾性体スペ
ーサ40を左右の円周稜部に環着されたシールドヨーク
30は、一方のスペーサの側壁縁部40bに当接するハ
ウジングの内周円環突起51と、他方のスペーサの側壁
縁部40bに当接された当板リング52とに挟まれて円
筒状空間部54内に固定されている(請求項2)。
【0011】本発明におけるシールドヨーク30が、ス
ペーサ40を介してハウジング50の円筒状空間部54
内に弾性的に固定され、軸体Sへの取付けをハウジング
50の開口端段差部55の軸受60を介して行われる点
は、弾性体単層のスペーサ40’を使用した前記図7の
トルクセンサの組付け構造と異ならないが、本発明で
は、スペーサ40が弾性体層41と硬質層部材42の積
層構造であると共に、シールドヨーク30は、左右のス
ペーサ40の一方の側壁縁部40bに内周円環突起51
が当接し、他方の側壁縁部40bに当板リング52が当
接してハウジング50の円筒状空間部54内に固定され
ている。
【0012】そして、第1の発明では、スペーサ40の
弾性体層の側壁縁部41bが薄肉化され、薄肉化により
弾性体層の弾性力(弾性変形量)が小さくなり、この弾
性体層の薄肉化と、左右のスペーサ40に当接する内周
円環突起51と当板リング52の挟み付け構造の効果と
して、軸体Sの高速回転や起動・停止時の振動・衝撃に
よるシールドヨーク30の位置ずれが抑制防止される。
また、スペーサ40の硬質層部材に屈曲部42cを形成
した第2の発明では、振動・衝撃により生じる弾性体層
の弾性変形は、屈曲部42cとシールドヨーク側壁面3
2との間に与えた隙間gの大きさ以下に規制され、この
屈曲部42cによる弾性変形量の規制と、左右のスペー
サ40に当接する内周円環突起51と当板リング52の
挟み付け構造の効果として、軸体Sの高速回転や起動・
停止時の振動・衝撃によるシールドヨーク30の位置ず
れが抑制防止される。
【0013】スペーサ40は、透磁率の検出特性を損な
わないように非磁性材料で形成される。その積層構造を
形成する弾性体層41は、前記単層スペーサ40’と同
様のゴム、樹脂(例えばテフロン樹脂)等の弾性材料か
らなり、他方硬質層部材42は、ステンレス鋼,アルミ
ニウム等の金属板,あるいは高硬度で熱膨張率の小さい
樹脂(例えばガラス繊維を含むナイロン樹脂)等の非磁
性材料からなる成形品で形成されている。
【0014】以下、本発明の磁歪式トルクセンサについ
て図面を参照して説明する。図1に示すように、シール
ドヨーク30は、左右の円周稜部にスペーサ40が環着
されてハウジング50の円筒状空間部54内に装着さ
れ、一方のスペーサ40の側壁縁部40bは、ハウジン
グ50に形成された内周円環突起51に当接し、他方の
スペーサ40の側壁縁部40bには当板リング52が当
接されている。従来のトルクセンサは、図7のように内
周円環突起51および当板リング52とシールドヨーク
30の左右のスペーサ40’との間に微少の隙間を伴つ
ているのが一般であるが、本発明ではそのような隙間は
介在しない。内周円環突起51と当板リング52は、弾
性体層の側壁縁部41bを弾性圧縮するような強い押圧
力で当接する必要はなく、側壁縁部40bの表面に隙間
のないように密着してシールドヨーク30を左右から挟
み付け円筒状空間部54内に固定している。
【0015】図2は、第1の発明のトルクセンサに使用
されるスペーサ40の例を示している。スペーサ40
は、略L字型断面の弾性体層41とその略L字型断面に
沿った形状を有する硬質層部材42とが内外に重ね合わ
された積層構造を有している。その積層形態は、図3に
示すように、弾性体層41の層内に硬質層部材42を内
包させた埋込み型の積層構造としてもよい。弾性体層4
1に積層される硬質層部材42は、必ずしもL字型の断
面形状である必要はなく、円周縁部41aが省略された
平板形状であってもよい。図4はその例であり、平板形
状の硬質層部材42が、弾性体層の側壁縁部41bに積
層されている。この場合も、その平板状硬質層部材42
は、前記図3のスペーサ40と同じように、弾性体層4
1に内包された積層形態としてよい。
【0016】上記スペーサ40の弾性体層41は、その
肉厚の一部を積層された硬質層部材42により置き換え
られ薄肉化することができる。弾性体の単層スペーサ4
0’では、シールドヨーク30への環着操作等のハンド
リング性を確保する必要上、前記のように厚肉であるこ
とを要するが、硬質層部材42が積層されることによ
り、ハンドリング性を損なわずに弾性体層41の薄肉化
が可能となる。弾性体層の側壁縁部41bの肉厚(図3
の埋込み型積層構造では、硬質材側壁縁部42bの両側
の肉厚c1 とc2 の合計肉厚)は、使用する弾性体の材
質やトルク出力変動許容値等に応じて適宜設定される
が、例えば1mm以下の肉厚が与えられる。なお、弾性
体層41の円周縁部41aは、側壁縁部41bと異な
り、前記単層スペーサ40’と同様の肉厚としてよく、
あるいは材料節減等のために、例えば0.5〜1mmの
薄肉としてよい。弾性体層41に積層される硬質層部材
42の肉厚は、シールドヨーク30への装着操作等に必
要なスペーサ40のハンドリング性が得られるように、
使用する材質に応じて適宜設定すればよく、例えば0.
5〜1mmである。
【0017】図5は、本発明の第2のトルクセンサに使
用されるスペーサ40の例を示している。弾性体層41
に積層された硬質層部材42は、その側壁縁部42bの
端部に屈曲部42cが形成され、屈曲部42cは、シー
ルドヨーク30の側壁面32に向って隙間gをおいて対
向している。隙間gは、シールドヨーク側壁面32と硬
質材側壁縁部42bに挟まれた弾性体層の側壁縁部41
bの肉厚より小さい隙間幅に設定されている。なお、こ
の場合も硬質層部材42は、必ずしも弾性体層41の略
L字型断面に沿った形状であることを要せず、円周縁部
42bを省略した平板形状とし、図6のように、その平
板状の硬質層部材42を弾性体層41の側壁縁部41b
に積層した構造であってもよい。
【0018】上記スペーサ40は、硬質層部材42の屈
曲部42cにより、弾性体層41の弾性変形とそれに伴
うシールドヨーク30の位置ずれを抑制防止する。弾性
体層に強い振動・衝撃による弾性変形が生じても、その
弾性変形に伴って屈曲部42cとシールドヨーク側壁面
32とが当接すると、その当接により弾性変形は阻止さ
れ、隙間gの範囲内に制限されるからである。すなわ
ち、前記第1の発明が、弾性体層の薄肉化によりシール
ドヨーク30の位置ずれを抑制防止しているのに対し、
屈曲部42cを備えたスペーサ40を使用する第2の発
明は、屈曲部42cが弾性体層の弾性変形を制限するス
トッパとして機能することにより、シールドヨーク30
の位置変動を抑制防止している。
【0019】従って、硬質層部材に屈曲部42cが設け
られたスペーサ40は、これを有しない前記スペーサ4
0と異なって弾性体側壁縁部41bの薄肉調整は必要な
く、弾性体単層のスペーサ40’と同様の厚肉でも差し
支えない。その屈曲部42cとシールドヨーク側壁面3
2との間の隙間gの大きさ(硬質層側壁縁部42bとシ
ールドヨーク側壁縁部31とに挟まれた弾性体側壁縁部
41bの肉厚より小さい)は、弾性体層41の材質やト
ルクの出力変動許容値等により適宜調整され、例えば
0.5mmないしそれ以下に設定される。
【0020】
【発明の効果】本発明の磁歪式トルクセンサは、励磁・
検出巻線を内包するシールドヨークのハウジングにおけ
る固定姿勢が安定であり、トルク伝達軸の回転および起
動・停止に伴う強い振動・衝撃が加わるような使用環境
においても、シールドヨークの位置ずれ・軸心の傾き等
の位置変動とそれに起因する検出トルクの出力変動を生
じにくく、精度のよいトルク検出を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のトルクセンサのトルク伝達軸に対する
組付け構造を示す軸方向断面図である。
【図2】本発明のトルクセンサのシールドヨークに装着
されるスペーサの実施例を示す軸方向断面図である。
【図3】本発明のトルクセンサのシールドヨークに装着
されるスペーサの実施例を示す軸方向断面図である。
【図4】本発明のトルクセンサのシールドヨークに装着
されるスペーサの実施例を示す軸方向断面図である。
【図5】本発明のトルクセンサのシールドヨークに装着
されるスペーサの実施例を示す軸方向断面図である。
【図6】本発明のトルクセンサのシールドヨークに装着
されるスペーサの実施例を示す軸方向断面図である。
【図7】従来のトルクセンサのトルク伝達軸に対する組
付け構造を示す軸方向断面図である。
【図8】励磁・検出巻線を内包するシールドヨークの分
解説明図である。
【符号の説明】
S: トルク伝達軸(軸体) 10: 励磁・検出巻線 20: ボビン 30: シールドヨーク 31: シールドヨーク円周面 32: シールドヨーク側壁面 33: 貫通孔 34: 円周溝 40: スペーサ 40a: スペーサの円周縁部 40b: スペーサの側壁縁部 41: 弾性体層 41a: 弾性体層の円周縁部 41b: 弾性体層の側壁縁部 42: 硬質層部材 42a: 硬質層部材の円周縁部 42b: 硬質層部材の側壁縁部 42c: 硬質層部材の屈曲部 50: ハウジング 51: ハウジングの内周円環突起 52: 当板リング 54: ハウジングの円筒状空間部 55: ハウジングの開口端段差部 60: 軸受 c, c 1,c 2 : 肉厚 g: 隙間

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 励磁・検出巻線10を内包した円筒状シ
    ールドヨーク30の左右両端の円周稜部に、その円周面
    に当接する円周縁部40aと側壁面に当接する側壁縁部
    40bとからなる略L字型断面を有する円環形状の弾性
    体スペーサ40を環着し、該弾性体スペーサの円周縁部
    40aを介して、シールドヨーク30をハウジング50
    の円筒状空間部54内に固定すると共に、ハウジング5
    0の左右の開口端段差部55に嵌合される軸受60を介
    してトルク伝達軸に回転対称に取付け、励磁・検出巻線
    10により検出される軸表面の透磁率の変化を電気量と
    して出力する磁歪式トルクセンサにおいて、 弾性体スペーサ40は、円周縁部41aと側壁縁部41
    bとからなる略L字型断面を有する弾性体層41と、該
    弾性体層41の少なくとも側壁縁部41bに積層された
    非磁性硬質層部材42とからなる積層構造を有し、該弾
    性体層の側壁縁部41bは薄肉であり、弾性体スペーサ
    40を左右の円周稜部に環着されたシールドヨーク30
    は、一方のスペーサの側壁縁部40bに当接するハウジ
    ングの内周円環突起51と、他方のスペーサの側壁縁部
    40bに当接された当板リング52とに挟まれて円筒状
    空間部54内に固定されていることを特徴とする磁歪式
    トルクセンサ。
  2. 【請求項2】 励磁・検出巻線10を内包した円筒状シ
    ールドヨーク30の左右両端の円周稜部に、その円周面
    に当接する円周縁部40aと側壁面に当接する側壁縁部
    40bとからなる略L字型断面を有する円環形状の弾性
    体スペーサ40を環着し、該弾性体スペーサの円周縁部
    40aを介して、シールドヨーク30をハウジング50
    の円筒状空間部54内に固定すると共に、ハウジング5
    0の左右の開口端段差部55に嵌合される軸受60を介
    してトルク伝達軸に回転対称に取付け、励磁・検出巻線
    10により検出される軸表面の透磁率の変化を電気量と
    して出力する磁歪式トルクセンサにおいて、 弾性体スペーサ40は、円周縁部41aと側壁縁部41
    bとからなる略L字型断面を有する弾性体層41と、該
    弾性体層41の少なくとも側壁縁部41bの外側面に積
    層された非磁性硬質層部材42とからなる積層構造を有
    すると共に、該硬質層部材の側壁縁部42bの端部に、
    弾性体層の側壁縁部41bの肉厚より小さい隙間gをお
    いてシールドヨークの側壁面32に向い合う屈曲部42
    cが弾性体層の側壁縁部41bの内径周縁に沿って形成
    されており、弾性体スペーサ40を左右の円周稜部に環
    着されたシールドヨーク30は、一方のスペーサの側壁
    縁部40bに当接するハウジングの内周円環突起51
    と、他方のスペーサの側壁縁部40bに当接された当板
    リング52とに挟まれて円筒状空間部54内に固定され
    ていることを特徴とする磁歪式トルクセンサ。
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