JP2001281080A - トルクセンサ - Google Patents

トルクセンサ

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JP2001281080A
JP2001281080A JP2000094399A JP2000094399A JP2001281080A JP 2001281080 A JP2001281080 A JP 2001281080A JP 2000094399 A JP2000094399 A JP 2000094399A JP 2000094399 A JP2000094399 A JP 2000094399A JP 2001281080 A JP2001281080 A JP 2001281080A
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shaft
shafts
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coil
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Tetsuya Murakami
哲也 村上
Masashi Kuze
真史 久世
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Koyo Seiko Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】トーションバーを不要とすることで加工コスト
を低減できるトルクセンサを提供する。 【解決手段】コイル33、34の発生磁束の通過位置で、第
1シャフト3の外周の磁性材製磁束通過部は、第2シャ
フト4と同行回転する筒状部材12の導電性非磁性材製磁
束規制部により囲まれる。割り部分を介して対向すると
共に両シャフト3、4に係合される一対の端部を有し、
両シャフト3、4の中の少なくとも一方を囲むリング状
部材8の弾性変形により、両シャフト3、4が弾性的に
相対回転する。その磁束通過部におけるシャフト軸方向
に沿う溝40の縁に連なる磁束通過部外周と磁束規制部の
開口43、44との径方向における重なり面積が、両シャフ
ト3、4の弾性的な相対回転に応じて変化する。その重
なり面積の変化に応じた磁束通過部の通過磁束の変化に
基づき両シャフト3、4による伝達トルクが検出され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば操舵トルク
に応じた操舵補助力を付与するパワーステアリング装置
において、その操舵トルクを検出するのに適したトルク
センサに関する。
【0002】
【従来の技術】例えば車両のパワーステアリング装置に
おいては、ステアリングホイールの回転をステアリング
シャフトを介して車輪に伝達する際、そのステアリング
シャフトにより伝達されるトルクをトルクセンサにより
検出し、その検出トルクの大きさに応じて操舵補助力を
付与している。
【0003】例えば特開平8−240491号公報、特
開平9−61263号公報、特開平9−61264号公
報により開示されたトルクセンサにおいては、磁性金属
材製の第1回転軸にトーションバーを介して連結された
第2回転軸に、導電性を有する非磁性金属製材製の円筒
部材が同行回転するように連結され、その円筒部材を囲
む磁束発生用コイルが設けられ、その円筒部材に窓が形
成され、その円筒部材に囲まれる第1回転軸の外周に溝
が形成されている。トルク伝達による両回転軸の相対回
転により、その窓と溝との重なり状態が変化するものと
されている。その円筒部材により第1回転軸に至る磁束
が遮られることから、伝達トルクに応じた両回転軸の相
対回転による窓と溝との重なり状態の変化によって、そ
の第1回転軸を通過する磁束が変化する。また、そのコ
イルの磁束発生に基づき生じる交番磁界内で円筒部材に
生じる渦電流によっても第1回転軸に至る磁束が遮られ
る。これにより、伝達トルクに応じた両回転軸の相対回
転に応じて第1回転軸の通過磁束が変化する。その磁束
変化による電磁誘導によりコイル出力が変化するものと
され、そのコイル出力の変化に基づき伝達トルクが検出
される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のトルクセン
サにおいては、トーションバーの弾性的な捩れ変形によ
り第1回転軸と第2回転軸とが弾性的に相対回転する。
そのトーションバーは両回転軸に設けられる孔や開口に
挿通され、両回転軸と同軸心になるように各回転軸に連
結される。そのため、トーションバーを挿通するための
孔や開口の内周におけるトーションバーとの連結部位
を、両回転軸とトーションバーとの同心度を確保するた
めに精度良く加工する必要がある。しかし、そのような
孔や開口の内周加工を精度良く行うのは容易ではなく、
また、加工コストが増大するという問題がある。
【0005】また、車両の直進時において両回転軸を相
対回転させるのに要する操舵トルクが小さくなると走行
安定性が低下する。そのため、上記トルクセンサが操舵
トルクの検出に用いられ、その検出操舵トルクに応じた
操舵補助力を付与する車両においては、車両の走行安定
性を向上する上ではトーションバーの捩れ剛性を大きく
することが望まれる。しかし、直進時の走行安定性を向
上するためにトーションバーの捩れ剛性が大きなると、
コーナリング時に操舵に必要な操舵トルクが過大になっ
て操舵フィーリングが低下する。
【0006】本発明は、上記問題を解決することのでき
るトルクセンサを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明のトルクセンサ
は、第1シャフトと、その第1シャフトと同軸心に相対
回転可能に配置される第2シャフトと、割り部分を介し
て対向する一対の端部を有する径方向に弾性変形可能な
リング状部材と、その第2シャフトに同軸心かつ同行回
転するように連結される筒状部材と、その筒状部材の外
周を囲むように配置されると共に、交番磁界を生じるよ
うに磁束を発生させるコイルとを備え、そのリング状部
材は、両シャフトの中の少なくとも一方を囲むように配
置され、そのリング状部材の弾性変形により両シャフト
が弾性的に相対回転するように、そのリング状部材は、
両シャフトが一方向に相対回転する時は一端部側が第1
シャフトに他端部側が第2シャフトに係合され、両シャ
フトが他方向に相対回転する時は一端部側が第2シャフ
トに他端部側が第1シャフトに係合され、その第1シャ
フトの外周により、前記コイルの発生磁束の通過位置に
配置される磁性材製の磁束通過部が構成され、その筒状
部材は、その磁束通過部を囲むと共に前記コイルの発生
磁束の通過位置に配置される導電性を有する非磁性材製
の磁束規制部を有し、その磁束通過部にシャフト軸方向
に沿う溝が形成され、その磁束規制部に開口が形成さ
れ、シャフト軸方向に沿う溝の縁に連なる磁束通過部外
周と前記開口とのシャフト径方向における重なり面積
が、両シャフトの相対回転に応じて変化するように、そ
の溝と開口とはシャフト径方向において部分的に重なる
ように配置され、その重なり面積の変化に応じた前記磁
束通過部の通過磁束の変化に基づき、両シャフトにより
伝達されるトルクが検出される。その第1シャフトにお
ける磁束通過部を構成する磁性材としては、トルクセン
サを構成する上で必要な磁気特性に優れた例えば軟質磁
性金属材料を用いることができる。その磁束規制部を構
成する導電性を有する非磁性材としては、アルミニウム
等の導電性に優れると共に透磁率の小さい常磁性体を用
いることができる。上記構成においては、トルク伝達時
における両シャフトの弾性的な相対回転により、第1シ
ャフトの磁束通過部に形成された溝と、第2シャフトと
同行回転する磁束規制部に形成された開口との重なり状
態が変化する。これにより、シャフト径方向において、
その溝の縁に連なる磁束通過部外周と前記開口との重な
り面積が両シャフトの相対回転に応じて変化する。その
磁束通過部は磁性材製であり、その磁束規制部は非磁性
材製であるので、その重なり面積の変化によって磁束通
過部の通過磁束が変化する。また、そのコイルの磁束発
生に基づき生じる交番磁界内で導電性の磁束規制部に生
じる渦電流によっても、その磁束通過部に至る磁束が遮
られる。これにより、その磁束通過部の通過磁束を、そ
の重なり面積の変化に応じて変化させることができる。
その面積変化は伝達トルクに対応する両シャフトの相対
回転に対応することから、その磁束変化に基づき両シャ
フトにより伝達されるトルクを検出できる。上記構成に
よれば、リング状部材の弾性変形により、第1シャフト
と第2シャフトとを弾性的に相対回転させることができ
る。そのリング状部材は、両シャフトの中の少なくとも
一方を囲むように配置され、また、その割り部分を介し
て対向する両端部は、両シャフトの相対回転によりリン
グ状部材が弾性変形するように両シャフトに係合されて
いれば足りる。よって、そのリング状部材を配置する上
で両シャフトの内部を加工する必要はない。
【0008】両シャフトが相対回転していない検出原点
位置にある時、前記リング状部材は、両シャフトの相対
回転を抑制する弾力を作用させるように弾性変形した状
態で保持されているのが好ましい。これにより、本発明
のトルクセンサにより車両の操舵トルクを検出する場
合、車両直進時における両シャフトの相対回転をリング
状部材が作用させる弾力により抑制し、走行安定性を向
上できる。その弾力は、両シャフトが相対回転していな
い検出原点位置にある時にリング状部材を弾性変形した
状態で保持することで作用させている。これにより、直
進時に両シャフトが相対回転するのを抑制する予圧を作
用させることができるので、直進時のみ両シャフトが相
対回転するのを抑制し、コーナリング時に操舵に必要な
操舵トルクが過大になるのを防止できる。
【0009】前記コイルを保持する磁性材製のコイルホ
ルダーを備え、そのコイルホルダーは、そのコイルを囲
む筒状の外周部分と、その外周部分の一端側から内方に
向かう部分と、その外周部分の他端側から内方に向かう
部分とを有し、シャフト軸方向において、前記開口の寸
法は前記コイルの寸法を超えると共に前記コイルホルダ
ーの寸法未満とされ、前記開口は前記コイルホルダーの
両端間に配置され、前記コイルは前記開口の両端間に配
置されているのが好ましい。これにより、第1シャフ
ト、第2シャフト、筒状部材、およびコイルの軸方向に
おける相対位置が、製造公差や組み立て公差により変動
しても、シャフト軸方向において開口をコイルの発生磁
束の通過位置に配置できる。よって、その磁束通過部の
通過磁束の公差による変動をなくし、検出精度の低下を
防止できる。
【0010】その開口は、シャフト軸方向に平行な縁と
シャフト軸周方向に平行な縁とを有する4辺形に沿う形
状を有し、その開口は、シャフト軸方向において前記溝
の両端間に配置され、両シャフトが相対回転していない
検出原点位置にある時、その溝におけるシャフト軸方向
に沿う縁は、その開口におけるシャフト軸方向に沿う中
心と、シャフト径方向において重なるように配置されて
いるのが好ましい。これにより、両シャフトが一方向に
相対回転した時と、他方向に相対回転した時の何れの場
合にも、その相対回転量に応じたトルクを検出できる。
【0011】前記コイルとして、シャフト軸方向に沿っ
て並列する同一仕様の第1コイルと第2コイルとを備
え、前記開口として、シャフト軸方向における間隔をお
いて配置される第1開口と第2開口とを備え、その第1
コイルは第1開口を通過する磁束を発生する位置に配置
され、その第2コイルは第2開口を通過する磁束を発生
する位置に配置され、その第1開口と前記溝の縁に連な
る磁束通過部外周とは、両シャフトが一方向に相対回転
する時は互いとの前記重なり面積が増加し、両シャフト
が他方向に相対回転する時は互いとの前記重なり面積が
減少するように相対配置され、その第2開口と前記溝の
縁に連なる磁束通過部外周とは、両シャフトが一方向に
相対回転する時は互いとの前記重なり面積が減少し、両
シャフトが他方向に相対回転する時は互いとの前記重な
り面積が増加するように相対配置され、両シャフトの相
対回転時において、その第1開口と磁束通過部外周との
前記重なり面積の変化の絶対値と、その第2開口と磁束
通過部外周との前記重なり面積の変化の絶対値とは互い
に等しくされ、その第1開口と磁束通過部外周との前記
重なり面積の変化に応じた前記磁束通過部の通過磁束の
変化と、その第2開口と磁束通過部外周との前記重なり
面積の変化に応じた前記磁束通過部の通過磁束の変化と
の差に基づき、両シャフトにより伝達されるトルクが検
出されるのが好ましい。この構成によれば、トルク伝達
時に両シャフトが一方向に相対回転すると、その相対回
転量に応じて第1開口と溝の縁に連なる磁束通過部外周
との重なり面積が増加し、第2開口と溝の縁に連なる磁
束通過部外周との重なり面積が減少する。トルク伝達時
に両シャフトが他方向に相対回転すると、その相対回転
量に応じて第1開口と磁束通過部外周との上記重なり面
積が減少し、第2開口と磁束通過部外周との上記重なり
面積が増加する。各重なり面積の変化に応じて磁束通過
部を通過する磁束が変化する。また、両シャフトの相対
回転時において、その第1開口と磁束通過部外周との上
記重なり面積の変化の絶対値と、その第2開口と磁束通
過部外周との上記重なり面積の変化の絶対値とは互いに
等しくされている。よって、第1開口と磁束通過部外周
との上記重なり面積の変化に応じた磁束通過部の通過磁
束の変化と、第2開口と磁束通過部外周との上記重なり
面積の変化に応じた磁束通過部の通過磁束の変化との差
に基づき、両シャフトにより伝達されるトルクを検出
し、トルク検出感度を増大できる。しかも、温度が変動
した場合、第1開口と重なる磁束通過部を通過する磁束
と、第2開口と重なる磁束通過部を通過する磁束とは同
じだけ変化するので、両磁束変化の差に基づきトルクを
検出することで温度変動による検出トルクの変動を相殺
できる。
【0012】前記第1開口は、シャフト周方向における
等間隔をおいて並列するように複数形成され、前記第2
開口は、シャフト周方向における等間隔をおいて並列す
るように複数形成され、前記溝は、シャフト周方向にお
ける等間隔をおいて並列するように複数設けられ、各溝
の周方向寸法は、各溝相互間における磁束通過部の周方
向寸法よりも大きくされると共に、各開口の周方向寸法
よりも大きくされ、各溝相互間における磁束通過部の周
方向寸法は、各開口の周方向寸法よりも大きくされ、各
第1開口の周方向間に各第2開口が配置され、トルク検
出範囲に対応する両シャフトの相対回転範囲において、
各第1開口は前記溝におけるシャフト軸方向に沿う一方
の縁に重なり、各第2開口は前記溝におけるシャフト軸
方向に沿う他方の縁に重なるように配置されているのが
好ましい。これにより第1、第2開口と溝の数を多くし
てトルク検出感度を向上できる。
【0013】
【発明の実施の形態】図1に示す本発明の実施形態のト
ルクセンサ1は、車両のパワーステアリング装置におけ
る操舵トルクを検出する。そのトルクセンサ1は、ハウ
ジング2と、第1シャフト3と、その第1シャフト3と
同軸心に相対回転可能に配置される第2シャフト4とを
備えている。すなわち、その第1シャフト3は、軸受5
を介してハウジング2により支持され、ブッシュ6を介
して第2シャフト4の一端に形成された凹部4aの内周
により支持される。その第2シャフト4は、軸受7を介
してハウジング2により支持される。その検出トルクに
応じて操舵補助力が付与される。
【0014】図1、図2 の(1)、(2)、図3に示す
ように、その第1シャフト3を囲むようにC字形のリン
グ状部材8が配置されている。そのリング状部材8は、
例えばバネ鋼製とされ、径方向に弾性変形可能とされて
いる。そのリング状部材8における割り部分8′を介し
て対向する一対の端部8a、8bは、第1ピン9と第2
ピン10とを介して両シャフト3、4に係合する。すな
わち、そのリング状部材8は、第1シャフト3の外周に
形成された段差面3aと、第2シャフト4の一端面4b
との間に配置され、その割り部分8′に両ピン9、10
が両端部8a、8bと対向するように配置される。その
第1ピン9は、軸心方向をシャフト径方向として第1シ
ャフト3に外周から圧入固定されている。その第2ピン
10は、軸心方向をシャフト軸方向として第2シャフト
4に他端面から圧入固定されている。
【0015】両シャフト3、4が一方向に相対回転した
状態では、リング状部材8の一端部8aは円柱状第1ピ
ン9に押し付けられ、他端部8bは円柱状第2ピン10
に押し付けられ、また、両シャフト3、4が他方向に相
対回転した状態では、リング状部材8の一端部8aは第
2ピン10に押し付けられ、他端部8bは第1ピン9に
押し付けられ、その相対回転量が大きくなる程にリング
状部材8の弾性変形量は大きくなる。これにより、その
リング状部材8の弾性変形により両シャフト3、4が弾
性的に相対回転するように、そのリング状部材8は、両
シャフト3、4が一方向に相対回転する時は一端部8a
側が第1シャフト3に第1ピン9を介して係合し、他端
部8b側が第2シャフト4に第2ピン10を介して係合
され、また、両シャフト3、4が他方向に相対回転する
時は一端部8a側が第2シャフト4に第2ピン10を介
して係合し、他端部8b側が第1シャフト3に第1ピン
9を介して係合される。
【0016】その第1ピン9と第2ピン10の直径D
は、互いに等しく、リング状部材8が弾性変形していな
い自然状態にある時の一端部8aと他端部8bとの周方
向間隔よりも大きくされている。これにより、両シャフ
ト3、4が相対回転していない検出原点位置にある時、
両ピン9、10によってリング状部材8は、両シャフト
3、4の相対回転を抑制する弾力を作用させるように弾
性変形した状態で保持されている。
【0017】その第1シャフト3の一端側はステアリン
グホイール(図示省略)に接続され、その第2シャフト
4の他端側は例えばラックピニオン式ステアリングギア
等のステアリングギアに接続される。これにより、操舵
のためのステアリングホイールの回転が第1、第2シャ
フト3、4を介して車輪に伝達され、操舵角が変化す
る。
【0018】その第2シャフト4は、円筒形の筒状部材
12に同軸心かつ同行回転するように連結されている。
その筒状部材12は、ハウジング2内において第1シャ
フト3の外周を隙間を介して囲むように配置される。本
実施形態では、その筒状部材12は第2シャフト4の一
端側外周に圧入されているが、ネジ等の適当な固着手段
により一体化されてもよい。
【0019】そのハウジング2の内周に、磁性材製の第
1コイルホルダー31と磁性材製の第2コイルホルダー
32とが挿入されている。図3に示すように、各コイル
ホルダー31、32は、円筒状の外周部分31a、32
aと、その外周部分31a、32aの一端側から内方に
向かう円環状の周壁部分31b、32bと、その外周部
分31a、32aの他端側から内方に向かう円環状の蓋
部分31c、32cとから構成される。各コイルホルダ
ー31、32は、ハウジング2の内周に形成される段差
2aと、ハウジング2の内周に嵌め合わされる止め輪5
3とにより、板バネ54を介して挟み込まれ、これによ
りハウジング2に固定される。
【0020】その第1コイルホルダー31により保持さ
れる第1コイル33と、その第2コイルホルダー32に
より保持される第2コイル34とが、シャフト軸方向に
沿って並列する。両コイル33、34は同一仕様であ
り、導線33a、34aを絶縁材製のボビン33b、3
4bに第1シャフト3の軸心まわりに巻き付けることで
構成され、各コイルホルダー31、32の内周に挿入さ
れている。各コイルホルダー31、32及びコイル3
3、34は、上記筒状部材12の外周を隙間を介して囲
むように配置される。各コイル33、34は、後述のよ
うにトルク検出回路を構成し、交番磁界を生じるように
磁束を発生させる。
【0021】その第1シャフト3は磁性材製とされてい
る。これにより第1シャフト3の外周は、コイル33、
34の発生磁束の通過位置に配置されると共に、円筒面
に沿う磁性材製の磁束通過部を構成する。本実施形態で
は、その第1シャフト3は単一部材から形成されている
が、磁束通過部を構成する部材と、磁束通過部以外の部
分を構成する部材とを一体化することで第1シャフトを
形成してもよい。
【0022】図3〜図5に示すように、その磁束通過部
にシャフト軸方向に沿う複数の溝40が形成されてい
る。それら溝40は互いにシャフト周方向における等間
隔をおいて並列する。各溝40の寸法は互いに等しくさ
れている。各溝40のシャフト周方向寸法S1は、各溝
40の相互間における磁束通過部のシャフト周方向寸法
S2よりも大きくされている。
【0023】上記筒状部材12は、導電性を有する非磁
性材製とされ、その第1シャフト3の磁束通過部を囲む
と共に各コイル33、34の発生磁束の通過位置に配置
される磁束規制部を有する。本実施形態では、その筒状
部材12は単一部材から形成されているが、磁束規制部
を構成する導電性を有する非磁性材製部材と、磁束規制
部以外の部分を構成する部材とを一体化することで筒状
部材を形成してもよい。
【0024】その磁束規制部に複数の第1開口43と複
数の第2開口44とが形成されている。その第1開口4
3と第2開口44とは、シャフト軸方向における間隔を
おいて配置されている。それら第1開口43は、互いに
シャフト周方向における等間隔をおいて並列する。それ
ら第2開口44は、互いにシャフト周方向における等間
隔をおいて並列する。各開口43、44の形状、寸法は
互いに等しくされ、本実施形態ではシャフト軸方向に平
行な縁とシャフト周方向に平行な縁とを有する4辺形に
沿う形状を有する。上記第1コイル33は各第1開口4
3を通過する磁束を発生する位置に配置され、上記第2
コイル34は各第2開口44を通過する磁束を発生する
位置に配置される。
【0025】図3に示すように、シャフト軸方向におい
て、各開口43、44の寸法は各コイル33、34の寸
法を超えると共に各コイルホルダー31、32の寸法未
満とされ、第1開口43は第1コイルホルダー31の両
端間に配置され、第2開口44は第2コイルホルダー3
2の両端間に配置され、第1コイル33は第1開口43
の両端間に配置され、第2コイル34は第2開口44の
両端間に配置される。これにより、第1シャフト3、第
2シャフト4、第1コイル33、第2コイル34、およ
び筒状部材12のシャフト軸方向における相対位置が、
製造公差や組み立て公差により変動しても、シャフト軸
方向において各開口43、44をコイル33、34の発
生磁束の通過位置に配置できる。よって、その磁束通過
部の通過磁束の公差による変動をなくし、検出精度の低
下を防止できる。
【0026】シャフト径方向において、上記溝40の縁
に連なる磁束通過部外周、すなわち第1シャフト3にお
ける溝40の相互間部分における外周と、上記開口4
3、44との重なり面積が両シャフト3、4の相対回転
に応じて変化するように、その溝40と開口43、44
とはシャフト径方向において部分的に重なるように配置
されている。
【0027】すなわち図5に示すように、各溝40相互
間における磁束通過部のシャフト周方向寸法S2は、各
開口43、44のシャフト周方向寸法P1よりも大きく
され、各第1開口43のシャフト周方向間に各第2開口
44が配置されている。その第1、第2開口43、44
は、シャフト軸方向において溝40の両端間に配置され
る。各第1開口43は、トルク検出範囲に対応する両シ
ャフト3、4の相対回転範囲では、シャフト径方向にお
いて、溝40におけるシャフト軸方向に沿う一方の縁4
0aと重なる。その第2開口44は、トルク検出範囲に
対応する両シャフト3、4の相対回転範囲では、シャフ
ト径方向において、溝40におけるシャフト軸方向に沿
う他方の縁40bと重なる。これにより、各第1開口4
3と各溝40の縁40aに連なる磁束通過部外周とは、
両シャフト3、4が一方向に相対回転する時は互いとの
上記重なり面積が増加し、両シャフト3、4が他方向に
相対回転する時は互いとの上記重なり面積が減少するよ
うに相対配置されている。また、各第2開口44と各溝
40の縁40bに連なる磁束通過部外周とは、両シャフ
ト3、4が一方向に相対回転する時は互いとの上記重な
り面積が減少し、両シャフト3、4が他方向に相対回転
する時は互いとの上記重なり面積が増加するように相対
配置されている。すなわち、その第1開口43が重なる
溝40の縁40aと、第2開口44が重なる溝40の縁
40bとは、シャフト周方向において、その溝40の中
心からみて互いに逆の側に位置するものとされている。
【0028】両シャフト3、4が相対回転していない検
出原点位置にある時、すなわち舵角が零の時、第1開口
43と磁束通過部外周との上記重なり面積と、第2開口
44と磁束通過部外周との上記重なり面積とは互いに等
しくされている。すなわち図5に示すように、両シャフ
ト3、4が検出原点位置にある時、各溝40における一
方の縁40aは、各第1開口43におけるシャフト軸方
向に沿う中心とシャフト径方向において重なるように配
置されている。また、各溝40における他方の縁40b
は、各第2開口44におけるシャフト軸方向に沿う中心
とシャフト径方向において重なるように配置されてい
る。これにより、両シャフト3、4の相対回転時におい
て、その第1開口43と磁束通過部外周との上記重なり
面積の変化の絶対値と、その第2開口44と磁束通過部
外周との上記重なり面積の変化の絶対値とは互いに等し
くされている。
【0029】図3において二点鎖線βで示すように、第
1コイル33の発生磁束が第1コイルホルダー31、筒
状部材12の第1開口43、第1シャフト3の磁束通過
部を通過することで、その第1コイルホルダー31およ
び第1シャフト3の磁束通過部を構成要素として含む第
1磁気回路が構成され、また、第2コイル34の発生磁
束が第2コイルホルダー32、筒状部材12の第2開口
44、第1シャフト3の磁束通過部を通過することで、
その第2コイルホルダー32および第1シャフト3の磁
束通過部を構成要素として含む第2磁気回路が構成され
る。
【0030】上記構成においては、トルク伝達時におけ
る両シャフト3、4の相対回転により、第1シャフト3
の磁束通過部に形成された溝40と、第2シャフト4と
同行回転する筒状部材12の磁束規制部に形成された開
口43、44との重なり状態が変化する。これにより、
シャフト径方向において、その溝40の縁40a、40
bに連なる磁束通過部外周と上記開口43、44との重
なり面積が両シャフト3、4の相対回転に応じて変化す
る。その磁束通過部は磁性材製であり、その内筒部12
bは非磁性材製であるので、その重なり面積の変化によ
って磁束通過部の通過磁束が変化する。また、コイル3
3、34の磁束発生に基づき生じる交番磁界内で導電性
の内筒部12bに生じる渦電流によっても、その磁束通
過部に至る磁束が遮られる。これにより、その磁束通過
部の通過磁束を、その重なり面積の変化に応じて変化さ
せることができる。その面積変化は伝達トルクに対応す
る両シャフト3、4の相対回転に対応する。その磁束変
化に基づく電磁誘導によりコイル33、34出力が変化
するものとされ、そのコイル出力の変化に基づき伝達ト
ルクが検出される。
【0031】また、上記構成においては、トルク伝達時
に両シャフト3、4が一方向に相対回転すると、その相
対回転量に応じて第1開口43と溝40の一方の縁40
aに連なる磁束通過部外周との重なり面積が増加し、第
2開口44と溝40の他方の縁40bに連なる磁束通過
部外周との重なり面積が減少する。トルク伝達時に両シ
ャフト3、4が他方向に相対回転すると、その相対回転
量に応じて第1開口43と磁束通過部外周との上記重な
り面積が減少し、第2開口44と磁束通過部外周との上
記重なり面積が増加する。各重なり面積の変化に応じて
磁束通過部を通過する磁束が変化する。また、両シャフ
ト3、4の相対回転時において、その第1開口43と磁
束通過部外周との上記重なり面積の変化の絶対値と、そ
の第2開口44と磁束通過部外周との上記重なり面積の
変化の絶対値とは互いに等しくされている。よって、第
1開口43と磁束通過部外周との上記重なり面積の変化
に応じた磁束通過部の通過磁束の変化と、第2開口44
と磁束通過部外周との上記重なり面積の変化に応じた磁
束通過部の通過磁束の変化との差に基づき、両シャフト
3、4により伝達されるトルクを検出し、トルク検出感
度を増大できる。また、両シャフト3、4が一方向に相
対回転した時と、他方向に相対回転した時の何れの場合
にも、その相対回転量に応じたトルクを検出できる。し
かも、温度が変動した場合、第1開口43と重なる磁束
通過部を通過する磁束と、第2開口44と重なる磁束通
過部を通過する磁束とは同じだけ変化するので、両磁束
変化の差に基づきトルクを検出することで温度変動によ
る検出トルクの変動を相殺できる。
【0032】本実施形態では、各コイル33、34は、
ハウジング2の外面側に取り付けられるプリント基板3
5に配線を介して接続される。そのプリント基板35
に、図6に示すトルク検出回路が形成されている。その
回路において、第1コイル33は抵抗45を介して発振
器46に接続され、第2コイル34は抵抗47を介して
発振器46に接続され、各コイル33、34は差動増幅
回路48に接続される。これにより、両シャフト3、4
間でのトルク伝達によりリング状部材8が弾性変形する
ことで両シャフト3、4が弾性的に相対回転し、その伝
達トルクに応じて各開口43、44と磁束通過部外周と
の重なり面積が変化し、その重なり面積の変化により磁
束通過部の通過磁束が変化することで、第1、第2コイ
ル33、34の出力が変化する。その第1開口43と重
なる磁束通過部の通過磁束の変化と、第2開口44と重
なる磁束通過部の通過磁束の変化との差に対応する差動
増幅回路48の出力に基づき、両シャフト3、4により
伝達されるトルクが検出される。その差動増幅回路48
から出力される伝達トルクに対応した信号に応じて駆動
されるモータ等の図外アクチュエータにより操舵補助力
が付与される。その操舵補助力の付与機構は公知の構成
を採用できる。
【0033】上記構成によれば、リング状部材8の弾性
変形により第1シャフト3と第2シャフト4とを弾性的
に相対回転させることができる。そのリング状部材8は
第1シャフト3を囲むように配置され、また、その割り
部分8′を介して対向する両端部8a、8bは、両シャ
フト3、4の相対回転によりリング状部材8が弾性変形
するように両シャフト3、4に係合されていれば足り
る。よって、そのリング状部材8を配置する上で両シャ
フト3、4の内部を加工する必要はない。また、車両直
進時における両シャフト3、4の相対回転をリング状部
材8が作用させる弾力により抑制し、走行安定性を向上
できる。その弾力は、両シャフト3、4が相対回転して
いない検出原点位置にある時にリング状部材8を弾性変
形した状態で保持することで作用させている。これによ
り、直進時に両シャフト3、4が相対回転するのを抑制
する予圧を作用させることができるので、直進時のみ両
シャフト3、4が相対回転するのを抑制し、コーナリン
グ時に操舵に必要な操舵トルクが過大になるのを防止で
きる。
【0034】本発明は上記実施形態に限定されない。例
えば、リング状部材8は第2シャフト4を囲むように配
置されてもよいし、両シャフト3、4を囲むように配置
されてもよい。また、第1シャフト3の一端側をステア
リングギアに接続し、第2シャフト4の他端側をステア
リングホイールに接続するようにしてもよい。また、本
発明のトルクセンサをステアリング装置以外においてト
ルクを検出するために用いてもよい。
【0035】
【発明の効果】本発明によれば、トーションバーを不要
とすることで加工コストを低減し、車両の操舵トルクの
検出に用いた場合は操舵フィーリングを低減することな
く車両の走行安定性を向上でき、しかも検出精度、検出
感度に優れたトルクセンサを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態のトルクセンサの断面図
【図2】本発明の実施形態のトルクセンサの要部の
(1)は横断面図、(2)は正面図
【図3】本発明の実施形態のトルクセンサの部分断面図
【図4】本発明の実施形態のトルクセンサの部分横断面
【図5】本発明の実施形態のトルクセンサの筒状部材の
部分展開図
【図6】本発明の実施形態のトルク検出回路を示す図
【符号の説明】
1 トルクセンサ 3 第1シャフト 4 第2シャフト 8 リング状部材 8a 一端部 8b 他端部 12 筒状部材 31、32 コイルホルダー 33 第1コイル 34 第2コイル 40 溝 43 第1開口 44 第2開口

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1シャフトと、その第1シャフトと同軸
    心に相対回転可能に配置される第2シャフトと、割り部
    分を介して対向する一対の端部を有する径方向に弾性変
    形可能なリング状部材と、その第2シャフトに同軸心か
    つ同行回転するように連結される筒状部材と、その筒状
    部材の外周を囲むように配置されると共に、交番磁界を
    生じるように磁束を発生させるコイルとを備え、そのリ
    ング状部材は、両シャフトの中の少なくとも一方を囲む
    ように配置され、そのリング状部材の弾性変形により両
    シャフトが弾性的に相対回転するように、そのリング状
    部材は、両シャフトが一方向に相対回転する時は一端部
    側が第1シャフトに他端部側が第2シャフトに係合さ
    れ、両シャフトが他方向に相対回転する時は一端部側が
    第2シャフトに他端部側が第1シャフトに係合され、そ
    の第1シャフトの外周により、前記コイルの発生磁束の
    通過位置に配置される磁性材製の磁束通過部が構成さ
    れ、その筒状部材は、その磁束通過部を囲むと共に前記
    コイルの発生磁束の通過位置に配置される導電性を有す
    る非磁性材製の磁束規制部を有し、その磁束通過部にシ
    ャフト軸方向に沿う溝が形成され、その磁束規制部に開
    口が形成され、シャフト軸方向に沿う溝の縁に連なる磁
    束通過部外周と前記開口とのシャフト径方向における重
    なり面積が、両シャフトの相対回転に応じて変化するよ
    うに、その溝と開口とはシャフト径方向において部分的
    に重なるように配置され、その重なり面積の変化に応じ
    た前記磁束通過部の通過磁束の変化に基づき、両シャフ
    トにより伝達されるトルクが検出されるトルクセンサ。
  2. 【請求項2】両シャフトが相対回転していない検出原点
    位置にある時、前記リング状部材は、両シャフトの相対
    回転を抑制する弾力を作用させるように弾性変形した状
    態で保持されている請求項1に記載のトルクセンサ。
  3. 【請求項3】前記コイルを保持する磁性材製のコイルホ
    ルダーを備え、そのコイルホルダーは、そのコイルを囲
    む筒状の外周部分と、その外周部分の一端側から内方に
    向かう部分と、その外周部分の他端側から内方に向かう
    部分とを有し、シャフト軸方向において、前記開口の寸
    法は前記コイルの寸法を超えると共に前記コイルホルダ
    ーの寸法未満とされ、前記開口は前記コイルホルダーの
    両端間に配置され、前記コイルは前記開口の両端間に配
    置されている請求項1または2に記載のトルクセンサ。
  4. 【請求項4】その開口は、シャフト軸方向に平行な縁と
    シャフト軸周方向に平行な縁とを有する4辺形に沿う形
    状を有し、その開口は、シャフト軸方向において前記溝
    の両端間に配置され、両シャフトが相対回転していない
    検出原点位置にある時、その溝におけるシャフト軸方向
    に沿う縁は、その開口におけるシャフト軸方向に沿う中
    心と、シャフト径方向において重なるように配置されて
    いる請求項1〜3の中の何れかに記載のトルクセンサ。
  5. 【請求項5】前記コイルとして、シャフト軸方向に沿っ
    て並列する同一仕様の第1コイルと第2コイルとを備
    え、前記開口として、シャフト軸方向における間隔をお
    いて配置される第1開口と第2開口とを備え、その第1
    コイルは第1開口を通過する磁束を発生する位置に配置
    され、その第2コイルは第2開口を通過する磁束を発生
    する位置に配置され、その第1開口と前記溝の縁に連な
    る磁束通過部外周とは、両シャフトが一方向に相対回転
    する時は互いとの前記重なり面積が増加し、両シャフト
    が他方向に相対回転する時は互いとの前記重なり面積が
    減少するように相対配置され、その第2開口と前記溝の
    縁に連なる磁束通過部外周とは、両シャフトが一方向に
    相対回転する時は互いとの前記重なり面積が減少し、両
    シャフトが他方向に相対回転する時は互いとの前記重な
    り面積が増加するように相対配置され、両シャフトの相
    対回転時において、その第1開口と磁束通過部外周との
    前記重なり面積の変化の絶対値と、その第2開口と磁束
    通過部外周との前記重なり面積の変化の絶対値とは互い
    に等しくされ、その第1開口と磁束通過部外周との前記
    重なり面積の変化に応じた前記磁束通過部の通過磁束の
    変化と、その第2開口と磁束通過部外周との前記重なり
    面積の変化に応じた前記磁束通過部の通過磁束の変化と
    の差に基づき、両シャフトにより伝達されるトルクが検
    出される請求項1〜4の中の何れかに記載のトルクセン
    サ。
  6. 【請求項6】前記第1開口は、シャフト周方向における
    等間隔をおいて並列するように複数形成され、前記第2
    開口は、シャフト周方向における等間隔をおいて並列す
    るように複数形成され、前記溝は、シャフト周方向にお
    ける等間隔をおいて並列するように複数設けられ、各溝
    の周方向寸法は、各溝相互間における磁束通過部の周方
    向寸法よりも大きくされると共に、各開口の周方向寸法
    よりも大きくされ、各溝相互間における磁束通過部の周
    方向寸法は、各開口の周方向寸法よりも大きくされ、各
    第1開口の周方向間に各第2開口が配置され、トルク検
    出範囲に対応する両シャフトの相対回転範囲において、
    各第1開口は前記溝におけるシャフト軸方向に沿う一方
    の縁に重なり、各第2開口は前記溝におけるシャフト軸
    方向に沿う他方の縁に重なるように配置されている請求
    項5に記載のトルクセンサ。
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