JPH05196457A - 鉄道用レール頭部上面の曲がり測定方法及び装置 - Google Patents

鉄道用レール頭部上面の曲がり測定方法及び装置

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JPH05196457A
JPH05196457A JP4284255A JP28425592A JPH05196457A JP H05196457 A JPH05196457 A JP H05196457A JP 4284255 A JP4284255 A JP 4284255A JP 28425592 A JP28425592 A JP 28425592A JP H05196457 A JPH05196457 A JP H05196457A
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孝三 前田
Mamoru Inaba
護 稲葉
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 製造ラインでの搬送中の横振れの影響を受け
ない、オンラインによるレール頭部上面の長さ方向の凸
凹状の曲がり測定方法及び装置を得ること。 【構成】 鉄道用レール製造ラインでのレール頭部上面
の曲がり測定において、テーブル搬送中のレール2に対
して、レール2の長さ方向に平行なレール上方の3か所
でレール頭部上面幅方向の距離分布を測定し、この距離
分布からレール頭部上面の頭頂点を特定し、これら3か
所における頭頂点までの距離を利用してレール全長の曲
がり計算を行うことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、鉄道用レールの製造ラ
インで、テーブル搬送中のレール上面の長さ方向の凸凹
状の曲がりを、オンラインで精度よく測定するための方
法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】鉄道用レールは鋳片を加熱炉で加熱し、
圧延によって断面形状を徐々にレールの形状に仕上げ、
鋸断で所定の長さに切断し、冷却後曲がり矯正、焼き入
れ等を行って製造される。製造されたレールは、一定間
隔に配置された枕木に載せられ、レールの足部を枕木に
固定し敷設される。ここで、レール上面に周期的な凸凹
状の曲がりがあると、車両走行時に輪重変動が発生して
車両が振動し、乗り心地に悪影響を及ぼす。これは車両
の速度が高速化されるにつれて、その影響が大きくな
る。このため、レール製造時におけるレール上面の周期
的な凸凹状の曲がりの振幅を、0.1mm以下に抑える
ことが要求されている。
【0003】レール頭部上面長さ方向の凸凹状の曲がり
測定方法としては、敷設レールを対象にした特公平3−
49365号公報の「レール頭頂面形状測定装置」や、
特開昭63−177008号公報の「レール踏面凸凹測
定装置」がある。特公平3−49365号公報の発明
は、図19のごとく敷設レール51上を走行可能な台車
53にギャップセンサー57と加速度計58を搭載し、
台車53走行中のギャップセンサー57の信号と加速度
計58の信号で、レール51頭部上面長さ方向の凸凹状
の曲がりを測定するものである。
【0004】特開昭63−177008号公報の発明
は、図20のごとくモーター64で自走可能な検出車体
65をレール61頭部上面に配置し、測定レール61の
長さ方向端部に、検出車体65にレーザスリット光が照
射できる基準設定部68を配置して、検出車体65がレ
ール61上を走行時、検出車体65に搭載したギャップ
センサー66と、検出車体65の上下変動を測定するた
めの基準設定部68からのレーザ光を受光するイメージ
センサー67の信号から、レール61頭部上面長さ方向
の凸凹状の曲がりを測定するものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特公平
3−49365号公報による方法は、敷設したレールを
測定対象としたもので、製造ラインにおいて適用できな
い。また、特開昭63−177008号公報による方法
は、レール製造ラインへの適用が可能であるが、レール
製造処理工程のなかで一旦レールを停止させ、測定装置
をレールに取り付ける必要があり多大の検査時間を要す
る。このため連続的に処理される製造ラインにおいては
生産能率を低下させてしまう。このような製造ラインの
能率を阻害せず、全のレールについてレール頭部上面の
長さ方向の凸凹状の曲がり検査を行なうためには、テー
ブル搬送中にオンラインで測定することが必要である。
しかし、レールをテーブル搬送すると横振れが生じ、レ
ール頭部上面幅方向の曲率によって、測定点がずれ誤差
を生じるという問題があった。
【0006】本発明はかかる課題を解決するためになさ
れたものであり、テーブル搬送中のレールの横振れの影
響を受けない、オンラインによるレール頭部上面の長さ
方向の凸凹状の曲がり測定方法及び装置を提供すること
を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、鉄道用レ
ール製造ラインでのレール頭部上面の曲がり測定におい
て、テーブル搬送中のレールに対して、レールの長さ方
向に平行なレール上方の3か所でレール頭部上面幅方向
の距離分布を測定し、該距離分布からレール頭部上面の
頭頂点を特定し、該頭頂点の距離を利用してレール全長
の曲がり計算を行うことを特徴とする。
【0008】第2の発明は、搬送中のレールの長さ方向
に平行でレール上方に等間隔に配置されレール頭部上面
幅方向の距離分布を測定する3台の2次元距離計と、レ
ールの搬送長さを測定する長さ測定手段と、前記2次元
距離計のデータと長さ測定手段のデータとからレール全
長の曲がりを算出する演算手段とを、備えたことを特徴
とする。
【0009】第3の発明は、鉄道用レール製造ラインで
のレール頭部上面の曲がり測定において、テーブル搬送
中のレールに対して、レールの長さ方向に平行なレール
上方の3か所でレール頭部上面の垂直距離を測定し、該
垂直距離の測定位置とレールの長さ方向に同一位置であ
ってレールの長さ方向に平行なレール側方の3か所でレ
ール側面までの水平距離を測定し、該水平距離からレー
ル搬送中の横振れ量を求め、該横振れ量からレール頭部
上面幅方向の曲率による誤差量を求め、前記レール頭部
上面の垂直距離を該誤差量で補正してレール頭部上面頭
頂点の垂直距離を算出し、該頭頂点の垂直距離を利用し
てレール全長の曲がり計算を行うことを特徴とする。
【0010】第4の発明は、搬送中のレールの長さ方向
に平行でレール上方に等間隔に配置されレ−ル頭部上面
の垂直距離を測定する3台の上面用距離計と、該上面用
距離計とレール長さ方向に同一位置にあってレールの長
さ方向に平行なレール側方の3か所に配置されレール側
面までの水平距離を測定する3台の側面用距離計と、レ
ールの搬送長さを測定する長さ測定手段と、前記上面用
距離計、側面用距離計及び長さ測定手段の各データから
レール全長の曲がりを算出する演算手段とを、備えたこ
とを特徴とする。
【0011】第5の発明は、鉄道用レール製造ラインで
のレール頭部上面の曲がり測定において、テーブル搬送
中のレールに対して、該レールの上下左右方向の移動に
倣いながら、該レールの長さ方向に平行なレール上方の
3か所でレール頭頂点の垂直距離を測定し、該頭頂点の
垂直距離を利用してレール全長の曲がり計算を行うこと
を特徴とする。
【0012】第6の発明は、搬送中のレールの長さ方向
に平行でレール上方に等間隔に配置されレール頭部上面
の垂直距離を測定する3台の上面用距離計と、該距離計
を搭載し搬送中のレールの上下左右方向の移動に倣う測
定台車と、レールの搬送長さを測定する長さ測定手段
と、前記上面用距離計及び長さ測定手段の各データから
レール全長の曲がりを算出する演算手段とを、備えたこ
とを特徴とする。
【0013】
【作用】レール頭部上面長さ方向の凸凹状の曲がりは、
図17のごとくレール上部に3台の距離計を間隔L/2
で配置し、それぞれの距離計の測定値から以下のように
求めることができる。図において、距離計4bの位置に
おけるレール2の頭部上面長さ方向の凸凹状の曲がりΔ
hは、距離計4aの測定値をha、距離計4bの測定値
hb、距離計4cの測定値をhcとすると、 Δh=(ha+hc)/2−hb ・・(1) となる。次に、レール全長にわたるレール頭部上面の長
さ方向の凸凹状の曲がりy(x)は、Aを凸凹状の曲が
り振幅、Bを凸凹状の曲がり周期としたとき、 y(x)=Asin2πx/λ−B ・・(2) となる。ここで各距離計4a,4b,4cの間隔はL/
2、各々の距離測定値はha,hb,hcであるから ha=B−Asin2x/λ ・・(3) hb=B−Asin2π(x+L/2)/λ ・・(4) hc=B−Asin2π(x+L)/λ ・・(5) となる。上記(3),(4),(5)式からΔhを求め
ると Δh=(ha+hc)/2−hb =A(1−cosLπ/λ)・sin2π(x+L/2)/λ・・(6) となる。(6)式から明らかなようにΔhは振幅A(1
−cosLπ/λ)、周期λの波形として測定できる。
ところが、レールの頭部上面幅方向には曲率があるた
め、レール上部からの測定点がレール幅方向中心からは
ずれると、図18のごとく誤差を生じる。
【0014】そこで、本発明では、図17のレール上部
の3台の距離計を、図15のごとく、レーザ発信器から
のレーザビーム光をシリンドルカルレンズでスリット光
にし、これをレンズで平行光にしたものをレール頭部上
面幅方向に照射し、その反射光を2次元のイメージセン
サーで受光して、レール頭部上面幅方向に照射したスリ
ット光の反射線上の距離分布が測定できる2次元距離計
とし、この2次元距離計でレール頭部上面幅方向の距離
分布を測定して、この距離分布から最小距離値を採用す
ることによりレールの頭頂点を特定している。すなわ
ち、レールの搬送テーブル上に2次元距離計を配置し、
2次元距離計で曲率を有するレール頭部上面幅方向プロ
フィールを測定し、このプロフィールからレールの頭頂
点を特定し、特定点における距離測定値からレール頭部
上面の長さ方向の凸凹状の曲がりを測定する。なお、レ
ール頭部上面幅方向に照射するスリット光は、図16の
ごとく、レーザ発信器からのレーザビームを多面体の回
転ミラーで振動させ、レンズで平行光にすることによっ
ても実現できる。
【0015】また、図17のレール上部の3台の上面用
距離計を、レールの搬送ライン幅方向中心線上を測定す
るように配置し、上面用距離計とレール長さ方向の同一
位置に配置した側面用距離計で測定したレール側面まで
の水平距離から、レールを搬送した時のレールの横振れ
による頭頂点からのずれ量を求め、このずれ量からレー
ル頭部上面幅方向の曲率による誤差量を求め、上面用距
離計の距離値を誤差量で補正してレール頭頂部の距離値
を算出し、レール頭部上面の長さ方向の凸凹状の曲がり
を測定する。
【0016】また、図17のレール上部の3台の上面用
距離計を、レールの搬送ライン上で上昇可能な測定台車
に搭載し、測定台車を搬送中のレールに載せて該レール
の横振れに倣いながらレール頭頂点までの距離を測定
し、この距離測定値からレール頭部上面の長さ方向の凸
凹状の曲がりを測定する。
【0017】
【実施例】第1、第2の発明の実施例を図面を参照しな
がら説明する。図1は本発明の曲がり測定装置の構成図
である。図1において、1a,1bは搬送ロール、2は
レール、3は検出器フレーム、4a,4b,4cは2次
元距離計、6a,6bは通過検出器、7はタッチロー
ラ、8はパルスジェネレータ、9は演算装置、10は記
録計、11はプリンタである。2次元距離計4a,4
b,4cはレール2の上方でレール2の長さ方向と平行
にして、検出器フレーム3にそれぞれの間隔がL/2で
配置されている。また、2次元距離計4a,4cは検出
器フレーム3に搭載したスライド機構5a,5bに取付
けられており、2次元距離計4a−4b及び4b−4c
の間隔L/2は、2次元距離計4bを中心に可変でき
る。通過検出器6aは2次元距離計4aの測定位置をレ
ール2の先端が通過するとき、材あり信号を出力するも
ので、通過検出器6bはレール2の後端が2次元距離計
4cの測定位置を通過するまで、材あり信号を出力する
ものである。
【0018】タッチローラ7はレール2の足裏部に接触
して回転し、その回転をパネルジェネータ8に伝達する
もので、タッチローラ7の周長は例えば250mmとさ
れ、レール2が250mm搬送されると一回転する。パ
ルスジェネレータ8はタッチローラ7の回転によってパ
ルス信号を出力するもので、例えば一回転250個のパ
ルスを出力する。従ってこの例の場合、レール2が1m
m搬送される毎に1パルスの出力が得られる。演算装置
9は2次元距離計4a,4b,4cのレール2の頭部上
面の幅方向距離分布データと、パルスジェネレータ8の
パルス信号から、レール2の頭部上面長さ方向の凸凹状
の曲がり量を計算し、その結果を記録計10に出力する
とともに、レール2の全長にわたる曲がりの合否判定を
行う。
【0019】次に、上記構成によるレールの曲がり測定
処理を、図2に示すフローチャートに従って説明する。
レール2が搬送ロール1a,1b上を矢印Jの方向に搬
送され、レール2の先端が通過検出器6aで検出される
と(S1)、演算装置9は2次元距離計4a,4b,4
cからのレール2の頭部上面幅方向の距離分布と、パル
スジェネレータ8のデータの取り込みを開始する(S
2)。そして、2次元距離計4a,4b,4cのレール
2の頭部上面幅方向の距離分布からレール2の頭頂点P
a,Pb,Pcを特定し(S3)、この3つの特定点P
a,Pb,Pcにおける距離値からレール2の曲がり量
を計算し(S4)、記録計10に出力する(S5)。さ
らに、パルスジェネレータ8のパルス信号によりレール
2の先端からの搬送距離を計算し、これら曲がり量と搬
送距離値を記憶部(図示せず)に格納する(S6)。以
上の処理を通過検出器6bがレール2の後端を検出する
まで繰り返す(S7)。通過検出器6bがレール2の後
端を検出すると(S8)、演算装置9は2次元距離計4
a,4b,4cのレール2の頭部上面幅方向の距離分布
とパルスジェネレータ8のデータ取り込みを停止し、記
憶している曲がり量と搬送距離値とから、レール2の全
長にわたる曲がりの周期及び振幅を計算する(S9)。
そして、予め設定しておいた周期及び振幅の判定値と比
較して合否判定を行ない(S10)、その結果をプリン
タ11に出力する(S11)。
【0020】図3は演算装置9の機能構成を示すブロッ
ク図である。通過検出器6aのレール2の先端検出信号
が割込入力処理部91に入力されると、演算判定処理部
97はカウンタ96及びデータバッファ98を初期化し
た後、測定処理を開始する。伝送処理部93,94,9
5では、同期部90のタイミング信号によって、演算判
定処理部97から2次元距離計4a,4b,4cの測定
データの読み込み指令が発せられ、2次元距離計4a,
4b,4cの測定データを受信して、演算判定処理部9
7に送る。これと同時に演算判定処理部97は、測定開
始直後からのパルスジェネレータ8のパルス数の累積値
を記憶しているカウンタ96のカウント値を読み込む。
そして伝送処理部93,94,95からの、レール2の
頭部上面幅方向の各距離分布測定データのうち、最小距
離値をレール2の頭頂点における距離測定値として抽出
し、頭頂点における距離値から曲がり量を計算する。こ
の計算結果は出力部100に送られ、アナログ信号に変
換されて記録計10に出力される。また演算判定処理部
97では、カウンタ96から読み込んだカウント値をレ
ール2の搬送距離に換算し、搬送距離値と曲がり量をデ
ータバッファ98に記憶させる。以上の測定処理を、同
期部90から出力されるタイミング信号毎に、通過検出
器6bのレール2の後端検出信号が、割込入力処理部9
2に入力されるまで繰り返す。
【0021】通過検出器6bのレール2の後端検出信号
が、割込入力処理部92に入力されると演算判定処理部
97は測定処理を終了させ、レール2の全長の判定処理
を開始する。前述の測定処理で、データバッフア98に
はレール2の全長にわたり搬送距離毎の曲がり量が記憶
されており、演算判定処理部97は搬送距離毎の曲がり
量を読みとって、レール2の全長にわたる曲がりの周期
及び振幅の計算を行なう。さらに、予め設定部99に記
憶していた曲がりの周期及び振幅の判定値と比較して合
否判定を行ない、曲がりの周期と振幅の計算結果及び合
否判定結果を出力部100に送り、出力部100からプ
リンタ11へ出力する。
【0022】次に第3、第4の発明の実施例を図面を参
照しながら説明する。図4〜図6は本発明のレール曲が
り測定装置の構成図である。図4は斜視図、図5は搬送
中のレールの断面方向からみた装置配置図、図6は電気
系統の構成図である。図4において1a,1bは搬送ロ
ール、2はレール、23は上面用検出器フレーム、24
a,24b,24cは上面用距離計、25a,25bは
スライド機構、26は側面用検出器フレーム、27a,
27b,27cは側面用距離計、28a,28bはスラ
イド機構である。図5において、29a,29bと30
a,30bはそれぞれ対になっている通過検出用の投光
器と受光器、31はタッチローラ、32はパルスジェネ
レータである。図6において、33は演算装置、34は
記録計、35はプリンタである。
【0023】上面用距離計24a,24b,24cは、
レール2の上方でレール2の長さ方向と平行に、かつレ
ール搬送ライン幅方向中心線上を測定できる位置に、そ
れぞれの間隔をL/2として上面用検出器フレーム23
上に配置されている。また、上面用距離計24a,24
cは検出器フレーム23に搭載したスライド機構25
a,25bに取付けられ、上面用距離計24a−24b
及び24b−24cの間隔L/2は、上面用距離計24
bを中心に可変できる。側面用距離計27a,27b,
27cは側面用検出器フレーム26にそれぞれの間隔が
L/2で配置され、側面用距離計27aが上面用距離計
24aと、側面用距離計27bが上面用距離計24b
と、側面用距離計27cが上面用距離計24cと、レー
ル2の長さ方向で同一位置となるよう、レール2の長さ
方向に平行してレール2の側面に配置されている。ま
た、側面用距離計27a,27cは側面用検出器26フ
レームに搭載したスライド機構28a,28bに取付け
られ、側面用距離計27a−27b及び27b−27c
の間隔L/2は、側面用距離計27bを中心に可変でき
る。通過検出用投光器29a及び受光器29bは、上面
用距離計24a及び側面用距離計27aの測定位置を、
レール2の先端が通過するとき材あり信号を出力するも
ので、通過検出用投光器30a及び受光器30bは、レ
ール2の後端が上面用距離計24c及び側面用距離計2
7cの測定位置を通過するまで材あり信号を出力するも
のである。
【0024】タッチローラ31はレール2の足裏部に接
触して回転し、その回転をパルスジェネレータ32に伝
達するもので、タッチローラ31の周長は例えば250
mmで、レール2が250mm搬送されると一回転する
ようになっている。パルスジェネレータ32はタッチロ
ーラ31の回転によってパルス信号を出力するもので、
例えば一回転250個のパルスを出力する。従ってこの
例の場合、レール2が1mm搬送される毎に1パルスの
出力が得られる。演算装置33は上面距離計24a,2
4b,24cのレール2の頭部上面の距離データと、側
面距離計27a,27b,27cのレール2の腹部側面
の距離データと、パルスジェネレータ32のパルス信号
から、レール2の頭部上面長さ方向の凸凹状の曲がりを
算出し、その結果を記録計34に出力するとともに、レ
ール2の全長にわたる曲がりの合否判定を行う。
【0025】次に上記構成によるレールの曲がり測定処
理を、図7に示すフローチャートで説明する。レール2
が搬送ロール1a,1b上を矢印Jの方向に搬送され、
レール2の先端が通過検出用受光器29bで検出される
と(S21)、演算器33は上面用距離計24a,24
b,24cによるレール2の頭部上面の距離と、側面用
距離計27a,27b,27cによるレール2の腹部側
面の距離データと、パルスジェネレータ32のデータの
取り込みを開始する(S22)。そして、側面用距離計
27aの距離測定値からレール2搬送時の横振れ量を求
め、この横振れ量から、レール2の頭頂点Paに対する
上面用距離計24aのレール2の頭部上面幅方向の距離
測定点のずれ量を求める。さらに、このずれ量から上面
用距離計24aのレール2の頭部上面の距離測定値を、
レール2の頭部上面幅方向の曲率を用いて頭頂点Paに
おける距離測定値に補正する。以上の処理を上面用距離
計24b及び24cの距離測定値についても行なう(S
23)。これらの頭頂点Pa、Pb及びPcにおける距
離値からレール2の曲がり量を計算し(S24)、記録
計34に曲がり量を出力するとともに(S25)、パル
スジェネレータ32のパルス信号よりレール2先端から
の搬送距離を計算し、これら曲がり量と搬送距離値を記
憶部(図示せず)に記憶する(S26)。以上の処理を
通過検出用受光器30bがレール2の後端を検出するま
で繰り返す(S27)。
【0026】通過検出用受光器30bがレール2の後端
を検出すると(S28)、演算装置33は上面距離計2
4a,24b,24cのレール2の頭部上面の距離デー
タと、側面用距離計27a,27b,27cのレール2
の腹部側面の距離データと、パルスジェネレータ32の
データの取り込みを停止し、記憶している曲がり量と搬
送距離値から、レール2の全長にわたる曲がりの周期及
び振幅を計算する(S29)。そして、予定め設定して
おいた周期及び振幅の判定値と比較して、合否判定を行
ない(S30)、結果をプリンタ35に出力する(S3
1)。
【0027】図8は演算装置33の機能構成を示すブロ
ック図である。通過検出用受光器29bによるレール2
の先端検出信号が、割込入力処理部131に入力される
と、演算判定処理部140はカウンタ139及びデータ
バッファ141を初期化した後、測定処理を開始する。
同期部130のタイミング信号によって、演算判定処理
部140から伝送処理部133,134,135に上面
用距離計24a,24b,24cのレール2の頭部上面
の距離測定データの読み込み指令が、また伝送処理部1
36,137,138に側面用距離計27a,27b,
27cのレール2の腹部側面の距離測定データの読み込
み指令が発せられ、伝送処理部133〜138は上面用
距離計24a,24b,24cと側面用距離計27a,
27b,27cの測定データを受信して、これを演算判
定処理部140に送る。同時に演算判定処理部140
は、測定開始直後からのパルスジェネレータ32の、パ
ルス数の累積値を記憶しているカウンタ139のカウン
ト値を読み込む。
【0028】次に、側面用距離計27aの距離測定値か
らレール2の搬送時の横振れ量を求め、この横振れ量か
ら予め設定部142に設定していたレール2の腹部厚さ
の1/2を減算して、レール2の頂点Paに対する、上
面用距離計24aのレール2の頭部上面幅方向の距離測
定点のずれ量を求める。このずれ量から上面用距離計2
4aのレール2の頭部上面の距離測定値を、予め設定部
142に設定しておいたレール2の頭部上面幅方向の曲
率を使って補正し、頭頂点Paにおける距離測定値を算
出する。以上の処理を、上面用距離計24a及び24b
の距離測定値についても行ない、上面用距離計24bの
距離測定値は側面用距離計27bの距離測定値によるず
れ量で、上面用距離計24cの距離測定値は側面用距離
計27cの距離測定値によるずれ量でそれぞれ補正し、
レール2の頭頂点Pb,Pcにおける距離測定値を算出
する。そして、これら頭頂点Pa,Pb,Pcにおける
距離値から曲がり量を計算する。この計算結果は出力部
143に送られ、アナログ信号に変換されて記録計34
に出力される。同時に、演算判定処理部140では、カ
ウンタ139から読み込んだカウント値をレール2の搬
送距離に換算し、レール2の搬送距離値と曲がり量をデ
ータバッファ141に記憶させる。以上の測定処理を、
同期部130から出力されるタイミング信号毎に、通過
検出用受光器30bによるレール2の後端検出信号が、
割込入力処理部132に入力されるまで繰り返す。
【0029】通過検出用受光器30bによるレール2の
後端検出信号が、割込入力処理部132に入力される
と、演算判定処理部140は測定処理を終了させ、レー
ル2全長の判定処理を開始する。前述の測定処理で、デ
ータバッファ141にはレール2の全長にわたる搬送距
離毎の曲がり量が記憶されており、演算判定処理部14
0はレール2の全長にわたる搬送距離毎の曲がり量を読
みとって、曲がり周期及び振幅の計算を行なう。そし
て、予め設定部142に記憶していた曲がりの周期及び
振幅の判定値と比較して合否判定を行ない、その結果を
出力部143に送り、プリンタ35へ出力する。
【0030】次に、第5、第6の発明の実施例について
説明する。図9〜図11は本発明のレール曲がり測定装
置の構成図である。図9は斜視図、図10は搬送中のレ
ールの側面方向からみた装置配置図、図11は搬送中の
レールの断面方向からみた装置配置図である。図9〜図
11において、1a,1bは搬送ロール、2はレール、
6a,6bは通過検出器、203は検出器フレーム、2
04a,204b,204cは距離計、205はスライ
ド機構、207はタッチローラ、208はパルスジェネ
レータ、209は測定台車、210a,210b,21
0cは測定台車209の上部に開けられた測定用開口
部、211a,211bは測定台車209の先端部を支
える支持アーム、211c,211dは測定台車209
の後端部を支える支持アーム、212a,212bは測
定台車209をレール2にクランプするための測定台車
209先端部のクランプローラ、212c,212dは
測定台車209をレール2にクランプするための測定台
車209後端部のクランプローラ、213a,213
b,213c,213dはクランプローラ212a,2
12b,212c,212dを駆動させるための駆動機
構、214aは測定台車209をレール2上で支える測
定台車209先端部の支持ローラ、214bは測定台車
209をレール2上で支える測定台車209後端部の支
持ローラ、215a,215bは測定台車209を昇降
させるための測定台車209先端部の昇降装置、215
c,215dは測定台車209を昇降させるための測定
台車209後端部の昇降装置である。
【0031】距離計204a,204b,204cは測
定台車209に設けられた検出器フレーム203にそれ
ぞれの間隔がL/2で配置されている。また、距離計2
04a,204cは検出フレーム203に搭載したスラ
イド機構205に取付けられ、距離計204a−204
b及び204b−204cの間隔L/2は、距離計20
4bを中心に可変できる。通過検出器6aは測定台車2
09の先端部をレール2の先端が通過するとき、材あり
信号を出力するもので、通過検出器6bはレール2の後
端がタッチローラ207の位置を通過するまで、材あり
信号を出力するものである。タッチローラ207は測定
台車209に搭載され、レール2の頭部上面に接触して
回転し、その回転をパルスジェネレータ208に伝達す
るもので、タッチローラ207の周長は例えば250m
mとされ、レール2が250mm搬送されると一回転す
る。パルスジェネレータ208はタッチローラ207の
回転によってパルス信号を出力するもので、例えば一回
転250個のパルスを出力する。従ってこの例の場合、
レール2が1mm搬送される毎に1パルスの出力が得ら
れる。
【0032】図12は図9〜図11に付加される電気系
統の構成図である。図12中、216は演算装置、21
7は駆動制御装置、218は記録計、219はプリンタ
である。演算装置216は距離計204a,204b,
204cのレール2の頭頂点までの距離データと、パル
スジェネレータ208のパルス信号から、レール2の頭
部上面長さ方向の凸凹状の曲がり量を計算し、その結果
を記録計218に出力するとともに、レール2の全長に
わたる曲がりの合否判定を行う。
【0033】次に、上記構成によるレールの曲がり測定
処理を、図13に示すフローチャートに従って説明す
る。レール2が搬送ロール1a,1b上を矢印の方向に
搬送されて、レール2の先端が通過検出器6aで検出さ
れると(S41)、駆動制御装置217は昇降装置21
5a〜215dに指令を発して下降させ、測定台車20
9を支持ローラ214a,214bで支えてレール2の
頭部上面に載せる(S42)。次に、駆動制御装置21
7は駆動機構213a〜213dを駆動させて、クラン
プローラ212a〜212dでレール2の頭側部をクラ
ンプする(S43)。そして、演算装置216は距離計
204a,204b,204cのレール2の頭頂部の距
離値とパルスジェネレータ208のデータの取り込みを
開始する(S44)。さらに、これら距離値及びパルス
データからレール2の曲がり量を計算し(S45)、記
録計218にこの曲がり量を出力する(S46)。ま
た、パルスジェネレータ208のパルス信号によりレー
ル2の先端からの搬送距離を計算し、これらの曲がり量
と搬送距離値を記憶部(図示せず)に記録する(S4
7)。以上の処理を、通過検出器6bがレール2の後端
を検出するまで繰り返す(S48)。
【0034】通過検出器6bがレール2の後端を検出す
ると(S49)、駆動制御装置217は駆動機構213
a〜213dを駆動させ、クランプローラ212a〜2
12dでのレール2の頭側部のクランプを解除する(S
50)。そして駆動制御装置217は昇降装置215〜
215dに上昇指令を発し、昇降装置215a〜215
dを上昇させレール2から外す(S51)。また、S5
0〜S51と並行して、演算装置216は距離計204
a,204b,204cのレール2の頭頂部の距離及び
パルスジェネレータ208のデータの取り込みを停止
し、記憶している曲がり量と搬送距離値から、レール2
の全長にわたる曲がりの周期及び振幅を計算する(S5
2)。そして、予め設定しておいた周期及び振幅の判定
値と比較して合否判定を行ない(S53)、その結果を
プリンタ219に出力する(S54)。
【0035】図14は図12の演算装置216の機能構
成を示すブロック図である。通過検出器6aでのレール
2の先端検出信号を駆動制御装置217が検出し、測定
台車209がレール2に載ってクランプが完了すると、
測定開始タイミング信号が割込入力処理部301に入力
される。すると演算判定処理部307はカウンタ306
及びデータバッファ308を初期化した後、測定処理を
開始する。伝送処理部303,304,305では、同
期部300のタイミング信号によって、演算判定処理部
307から距離計204a,204b,204cの測定
データの読み込み指令が発せられ、これら距離計の測定
データを受信して演算判定処理部307に送る。同時に
演算判定処理部307は、測定開始直後からのパルスジ
ェネレータ208のパルス数の累積値を記憶しているカ
ウンタ306のカウント値を読み込む。そして、伝送処
理部303,304,305からのレール2の頭頂部に
おける距離値から曲がり量を計算する。この計算結果は
出力部310に送られ、アナログ信号に変換されて記録
計218に出力される。また演算判定処理部307は、
カウンタ306から読み込んだカウント値をレール2の
搬送距離に換算し、これら搬送距離値と曲がり量をデー
タバッファ308に記憶させる。以上の測定処理を、同
期部300から出力されるタイミング信号毎に、通過検
出器6bでのレール2の後端検出信号を駆動制御装置2
17が検出し、測定終了タイミング信号が割込入力処理
部302に入力されるまで繰り返す。
【0036】通過検出器6bでのレール2の後端検出信
号を駆動制御装置217が検出し、測定終了タイミング
信号が割込入力処理部302に入力されると、演算判定
処理部307は測定処理を終了させ、レール2の全長の
判定処理を開始する。前述の測定処理で、データバッフ
ァ308にはレール2の全長にわたり搬送距離毎の曲が
り量が記憶されており、演算判定処理部307は搬送距
離毎の曲がり量を読みとって、レール2の全長にわたる
曲がりの周期及び振幅の計算を行なう。さらに、予め設
定部309に記憶しておいた曲がりの周期及び振幅の判
定値と比較して合否判定を行ない、これら曲がりの周
期、振幅及び合否判定を出力部310を介してプリンタ
219に出力する。
【0037】
【発明の効果】第1、第2の発明によれば、レール製造
ラインでテーブル搬送中のレールの頭部上面長さ方向の
凸凹状の曲がり測定を、2次元距離計でレール頭部上面
の頭頂点を特定して行うため、搬送中の横振れによる測
定誤差を軽減することができる。従って、正確で信頼性
の高いオンラインでの曲がり検査が可能になり、製造ラ
インの能率を低下させることなく全数検査が容易となっ
て、レールの形状品質の向上が図れる。
【0038】第3、第4の発明によれば、レール製造ラ
インでテーブル搬送中のレールの頭部上面長さ方向の凸
凹状の曲がり測定を、側面用距離計の測定値をもとにレ
ールの横振れ量を求め、横振れ量から上面用距離計での
測定値を補正し、この補正した距離値により行うため、
搬送中の横振れによる誤差の発生を防止できる。従っ
て、正確で信頼性の高いオンラインでの曲がり検査が可
能になり、製造ラインの能率を低下させることなく全数
検査が容易となって、レールの形状品質の向上が図れ
る。また、安価な機器の組合せで装置が構成ができ、導
入時の設備コストの低廉価が図れる。
【0039】第5、第6の発明によれば、レール製造ラ
インでテーブル搬送中のレールの頭部上面長さ方向の凸
凹状の曲がり測定を、レールの移動に倣いながらレール
上方の3か所でレール頭部点の垂直距離を測定しレール
頭部上面の頭頂点を特定して行うため、搬送中のレール
の振れによる測定誤差を軽減することができる。従っ
て、正確で信頼性の高いオンラインでの曲がり検査が可
能になり、製造ラインの能率を低下させることなく全数
検査を行って、レールの形状品質を向上させることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1及び第2の発明の実施例を示す構成図であ
る。
【図2】第1及び第2の発明のレールの曲がり測定処理
を示すフローチャートである。
【図3】図1の演算装置のブロック図である。
【図4】第3及び第4の発明の実施例を示す構成図であ
る。
【図5】レールの断面方向から見た第3及び第4の発明
の装置配置図である。
【図6】第3及び第4の発明の電気系統の構成図であ
る。
【図7】第3及び第4の発明のレールの曲がり測定処理
を示すフローチャートである。
【図8】図6の演算装置のブロック図である。
【図9】第5及び第6の発明の実施例を示す構成図であ
る。
【図10】レールの側面方向から見た第5及び第6の発
明の装置配置図である。
【図11】レールの断面方向から見た第5及び第6の発
明の装置配置図である。
【図12】第5及び第6の発明の電気系統の構成図であ
る。
【図13】第5及び第6の発明のレールの曲がり測定処
理を示すフローチャートである。
【図14】図12の演算装置のブロック図である。
【図15】2次元距離計の説明図である。
【図16】2次元距離計の説明図である。
【図17】鉄道用レール頭部上面の曲がり説明図であ
る。
【図18】レールの横振れ量と頭部上面の曲がり測定誤
差との関係図である。
【図19】従来の鉄道用レール頭部上面の曲がり測定装
置である。
【図20】従来の鉄道用レール頭部上面の曲がり測定装
置である。
【符号の説明】
1a,1b 搬送ロール 2 レール 4a,4b,4c 2次元距離計 6a,6b 通過検出器 7 タッチローラ 8 パルスジェネレータ 9 演算装置 24a,24b,24c 上面用距離計 27a,27b,27c 側面用距離計 29a,30a 通過検出用投光器 29b,30b 通過検出用受光器 31 タッチローラ 32 パルスジェネレータ 33 演算装置 204a,204b,204c 距離計 207 タッチローラ 208 パルスジェネレータ 209 測定台車 212a,212b,212c,212d クランプロ
ーラ 213a,213b,213c,213d 駆動機構 214a,214b 支持ローラ 215a,215b,215c,215d 昇降装置 216 演算装置 217 駆動制御装置

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鉄道用レール製造ラインでのレール頭部
    上面の曲がり測定において、テーブル搬送中のレールに
    対して、レールの長さ方向に平行なレール上方の3か所
    でレール頭部上面幅方向の距離分布を測定し、該距離分
    布からレール頭部上面の頭頂点を特定し、該頭頂点の距
    離を利用してレール全長の曲がり計算を行うことを特徴
    とする鉄道用レール頭部上面の曲がり測定方法。
  2. 【請求項2】 搬送中のレールの長さ方向に平行でレー
    ル上方に等間隔に配置されレール頭部上面幅方向の距離
    分布を測定する3台の2次元距離計と、レールの搬送長
    さを測定する長さ測定手段と、前記2次元距離計のデー
    タと長さ測定手段のデータとからレール全長の曲がりを
    算出する演算手段とを、備えたことを特徴とする鉄道用
    レール頭部上面の曲がり測定装置。
  3. 【請求項3】 鉄道用レール製造ラインでのレール頭部
    上面の曲がり測定において、テーブル搬送中のレールに
    対して、レールの長さ方向に平行なレール上方の3か所
    でレール頭部上面の垂直距離を測定し、該垂直距離の測
    定位置とレールの長さ方向に同一位置であってレールの
    長さ方向に平行なレール側方の3か所でレール側面まで
    の水平距離を測定し、該水平距離からレール搬送中の横
    振れ量を求め、該横振れ量からレール頭部上面幅方向の
    曲率による誤差量を求め、前記レール頭部上面の垂直距
    離を該誤差量で補正してレール頭部上面頭頂点の垂直距
    離を算出し、該頭頂点の垂直距離を利用してレール全長
    の曲がり計算を行うことを特徴とする鉄道用レール頭部
    上面の曲がり測定方法。
  4. 【請求項4】 搬送中のレールの長さ方向に平行でレー
    ル上方に等間隔に配置されレ−ル頭部上面の垂直距離を
    測定する3台の上面用距離計と、該上面用距離計とレー
    ル長さ方向に同一位置にあってレールの長さ方向に平行
    なレール側方の3か所に配置されレール側面までの水平
    距離を測定する3台の側面用距離計と、レールの搬送長
    さを測定する長さ測定手段と、前記上面用距離計、側面
    用距離計及び長さ測定手段の各データからレール全長の
    曲がりを算出する演算手段とを、備えたことを特徴とす
    る鉄道用レール頭部上面の曲がり測定装置。
  5. 【請求項5】 鉄道用レール製造ラインでのレール頭部
    上面の曲がり測定において、テーブル搬送中のレールに
    対して、該レールの上下左右方向の移動に倣いながら、
    該レールの長さ方向に平行なレール上方の3か所でレー
    ル頭頂点の垂直距離を測定し、該頭頂点の垂直距離を利
    用してレール全長の曲がり計算を行うことを特徴とする
    鉄道用レール頭部上面の曲がり測定方法。
  6. 【請求項6】 搬送中のレールの長さ方向に平行でレー
    ル上方に等間隔に配置されレール頭部上面の垂直距離を
    測定する3台の上面用距離計と、該距離計を搭載し搬送
    中のレールの上下左右方向の移動に倣う測定台車と、レ
    ールの搬送長さを測定する長さ測定手段と、前記上面用
    距離計及び長さ測定手段の各データからレール全長の曲
    がりを算出する演算手段とを、備えたことを特徴とする
    鉄道用レール頭部上面の曲がり測定装置。
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