JPH0519581A - 複写装置 - Google Patents

複写装置

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JPH0519581A
JPH0519581A JP3169683A JP16968391A JPH0519581A JP H0519581 A JPH0519581 A JP H0519581A JP 3169683 A JP3169683 A JP 3169683A JP 16968391 A JP16968391 A JP 16968391A JP H0519581 A JPH0519581 A JP H0519581A
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JP
Japan
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humidity
temperature
air
machine
outside air
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Application number
JP3169683A
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English (en)
Inventor
Junji Nakai
順二 中井
Takahiro Shinga
崇浩 信賀
Hiroyuki Goto
浩行 後藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH0519581A publication Critical patent/JPH0519581A/ja
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    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G21/00Arrangements not provided for by groups G03G13/00 - G03G19/00, e.g. cleaning, elimination of residual charge
    • G03G21/20Humidity or temperature control also ozone evacuation; Internal apparatus environment control

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  • General Physics & Mathematics (AREA)
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  • Control Of Non-Electrical Variables (AREA)
  • Control Of Temperature (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)
  • Controlling Sheets Or Webs (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 各々の複写プロセス部に最適な環境条件を同
時に得ることが可能な複写装置を提供する。 【構成】 機内に外気を取り入れその外気の温度又は湿
度の少なくとも一方を変化させることが可能な温湿度コ
ントロール装置4,5を設け、この温湿度コントロール
装置4,5により温度又は湿度が変化された気体を機内
の複数の場所に導く送風ダクト6を備えた複写装置にお
いて、前記温湿度コントロール装置4,5により複数の
温湿度条件の異なる気体を作成させると共にそれら作成
された複数の気体を同時に各プロセスユニット7,8,
9毎に流出させる温湿度条件作成制御手段を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、PPC、プリンタ、フ
ァクシミリ等において、加湿や除湿を行う加湿除湿機構
を備えた複写装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、加湿や除湿を行う加湿除湿機構を
備えた複写装置としては、例えば、以下に列挙するよう
な各種の装置がある。すなわち、その第一の従来例とし
て、特開昭50−93648号公報に開示されているよ
うに、ロール紙に温風を吹きつけ、カールを除去する方
法がある。その第二の従来例として、特開昭50−93
652号公報に開示されているように、転写紙を転写前
に乾燥させるべく温風を吹きつける方法がある。その第
三の従来例として、本出願人により出願された特開昭5
2−119941号公報に開示されているように、転写
紙の表面を加熱又は水蒸気除去用の空気流を吹きつける
方法がある。その第四の従来例として、特開昭56−6
7857号公報に開示されているように、用紙スカッタ
ー部に用紙を乾燥させる温風を吹きつける方法がある。
その第五の従来例として、特開昭58−125074号
公報に開示されているように、湿度検出手段を設け、こ
の湿度検出手段により検出された湿度により転写紙を加
熱する手段を設けた方法がある。その第六の従来例とし
て、特開昭59−48335号公報に開示されているよ
うに、乾燥剤収納容器を通過した空気を給紙部に流し、
その給紙部の用紙の調湿を行う方法がある。その第七の
従来例として、特開昭63−147749号公報に開示
されているように、ロール紙を収容する給紙ボックス
に、温風乾燥機からの温風をボックス内に送風するとい
う方法がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述したような電子写
真プロセスを利用している各種の複写装置においては、
以下に述べるように、その機内の温湿度による不具合い
が多数存在する。まず、低湿時における問題点を列挙し
てみる。その第一の問題として、トレーシングペーパー
等の湿度により用紙の伸縮量が大きいものは、用紙セッ
ト時に用紙先端部が波打ち、これにより転写部での白ヌ
ケが発生したり、定着部でシワが発生したりする。その
第二の問題として、用紙のカールが発生し、耳オレやジ
ャム等の搬送トラブルが発生する。その第三の問題とし
て、静電気が発生しやすく、用紙を給紙する場合に用紙
同士の密着力が静電気力によりアップし、これにより重
送や不送りが発生する。
【0004】また、高湿時における問題点を列挙してみ
る。その第一の問題として、用紙の水分がアップするこ
とにより、その用紙の体積抵抗が低下し、転写部におい
て電荷が逃げ、これにより転写不良が発生する。その第
二の問題として、用紙の腰が弱くなり、ジャム等の搬送
トラブルが発生する。その第三の問題として、用紙が吸
湿することにより波打ち、これにより転写部での白ヌケ
や、定着部でのシワが発生する。その第四の問題とし
て、機内に結露が発生し、これにより搬送トラブルが発
生したり、光学系のミラー等のくもりにより画像の乱れ
が発生する。その第五の問題として、熱源(光学系の照
明ランプや定着ヒータ)を有している個所は、機内の温
度上昇を防止するために、効率良く冷却しなければなら
ないし、排紙部においては、定着後の用紙の冷却を行う
必要性もある。
【0005】上述したような機内の温湿度による不具合
いをなくすために、従来における解決するための手段
(例えば、前述したような第一〜第七の従来例)として
は、機内の各々の個所にヒータを設置し、その場所の雰
囲気温度を上昇させることにより相対湿度を低下させる
除湿機能を有したものであったが、その応答時間が遅い
(2〜3時間位かかる)という問題がある。また、その
ような問題に対処したものとして、熱風を吹きつけると
いう方法も提案されているが、従来の方法においてはそ
の熱風の温湿度や風量がコントロールされているものは
なく、必ずしも効率的なものではない。さらに、従来の
温風を吹きつけるものにおいても、給紙部のみを吹きつ
けるものであり、他の必要な個所(ユニット)には吹き
つけておらず必ずしも完全なものとはなっていない。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明で
は、機内に外気を取り入れその外気の温度又は湿度の少
なくとも一方を変化させることが可能な温湿度コントロ
ール装置を設け、この温湿度コントロール装置により温
度又は湿度が変化された気体を機内の複数の場所に導く
送風ダクトを備えた複写装置において、前記温湿度コン
トロール装置により複数の温湿度条件の異なる気体を作
成させると共にそれら作成された複数の気体を同時に各
プロセスユニット毎に流出させる温湿度条件作成制御手
段を設けた。
【0007】請求項2記載の発明では、機内に外気を取
り入れる外気吸気口を設け、この外気吸気口から取り入
れられた外気の温度又は湿度の少なくとも一方を変化さ
せる温湿度コントロール装置を設け、この温湿度コント
ロール装置により調温湿された空気を機内の複数の場所
に送風する送風ダクトを備えた複写機において、前記送
風ダクトに風量を調整する風量調整装置を設け、前記調
温湿された空気が送風される複数の場所に温度又は湿度
の少なくとも一方を検出する温湿度検出装置を設け、こ
の温湿度検出装置により検出された検出信号をもとに、
前記温湿度コントロール装置により調整される調温湿の
条件を変更するか若しくは前記風量調整装置を作動させ
風量を制御する調温湿風量制御手段を設けた。
【0008】請求項3記載の発明では、機内の湿度を検
出する湿度検出装置を設け、少なくとも外気を取り入れ
その外気の温度を加熱し熱風を得るか若しくは外気の温
度を除湿して除湿風を得る温湿度コントロール装置を設
け、機内に送風する送風ダクト若しくは機内に熱源を備
えた複写装置において、前記湿度検出装置により相対湿
度が一定値以上になると一連の複写動作を停止若しくは
禁止させることにより、前記熱風若しくは前記除湿風を
送風するか、又は、前記熱源により機内温度を上昇させ
る結露制御手段を設けた。
【0009】請求項4記載の発明では、請求項3記載の
発明において、結露制御手段が作動した時、ユーザにそ
の作動状態を知らせる表示動作を行う結露制御表示手段
を設けた。
【0010】請求項5記載の発明では、機内に外気を取
り入れる吸気口と、機内の空気を機外に排気する排気口
と、用紙を排紙する排紙口とを備えた複写装置におい
て、少なくとも前記吸気口若しくは前記排気口若しくは
前記排紙口のいずれかに開閉可能な開閉部材を設けた。
【0011】請求項6記載の発明では、請求項5記載の
発明において、開閉部材は、本体機械の電源がOFFさ
れている場合には閉じた状態となるようにした。
【0012】請求項7記載の発明では、外気を機内に吸
引しその吸引した外気の温度又は湿度の少なくとも一方
を変化させる温湿度コントロール装置を備え、この温湿
度コントロール装置により調温、調湿された空気を得る
ことが可能な複写装置において、その調温、調湿された
空気を流出させる流出口を設け、この流出口と他の周辺
機器の空気吸気口とを接合させるダクトを設けた。
【0013】請求項8記載の発明では、外気を機内に取
り入れ、その外気を利用して機内の冷却を行い、機外に
排気を行う複写装置において、前記排気の少なくとも温
度又は湿度を予め設定した温度又は湿度に調整する温湿
度排気コントロール装置を設け、この温湿度排気コント
ロール装置により排気の温度又は湿度を調整して機外に
排気する温湿度排気制御手段を設けた。
【0014】
【作用】請求項1記載の発明においては、温湿度条件作
成制御手段を設けたことにより、各プロセスユニット毎
の雰囲気条件に見合った温湿度制御を行うことが可能と
なる。
【0015】請求項2記載の発明においては、温湿度検
出装置を設け、調温湿風量制御手段によりフィードバッ
ク制御を行うことにより、各プロセスユニットの最適環
境になるまでの時間応答性を速くすることが可能とな
る。
【0016】請求項3記載の発明においては、結露制御
手段を設けたことにより、結露による不具合、例えば、
光学系のレンズミラーの結露による画像ボケ及び作像の
結露によるチャージャーリーク及び画質の低下や、給紙
部における用紙の搬送性の低下、定着直後の排紙系での
用紙ヌレ等の不具合を未然に防止することができる。
【0017】請求項4記載の発明においては、結露制御
表示手段を用いてユーザに結露状態を知らせることによ
り、不快感を持たせないで済むようになる。
【0018】請求項5,6記載の発明においては、開閉
部材を設けたことにより、機内を密閉状態にすることに
より、機外の環境変動の影響を受けないで済むようにな
る。
【0019】請求項7記載の発明においては、流出口と
他の周辺機器の空気吸気口とを接合させるダクトを設け
たことにより、本体のみならず他の周辺機の機内環境の
状態が制御可能となる。
【0020】請求項8記載の発明においては、温湿度排
気コントロール装置及び温湿度排気制御手段を設けたこ
とにより、排気の温度又は湿度を制御することにより快
適なオフィス環境を提供することが可能となる。
【0021】
【実施例】本発明の一実施例を図面に基づいて説明す
る。ここでは、機内に外気を取り入れる吸気口と、この
吸気口から取り入れられた外気の温度又は湿度の少なく
とも一方を変化させる温湿度コントロール装置と、この
温湿度コントロール装置により調温湿された空気を機内
の複数の場所に送風する送風ダクトと、機内の湿度を検
出する湿度検出装置と、機内に配置された熱源と、機内
の空気を機外に排気する排気口と、用紙を排紙する排紙
口とを備えた複写装置において、以下に述べるような各
種手段及び各種装置を設けたことに特徴がある。
【0022】すなわち、その第一の特徴として、前記温
湿度コントロール装置により複数の温湿度条件の異なる
気体を作成させると共にそれら作成された複数の気体を
同時に各プロセスユニット毎に流出させる温湿度条件作
成制御手段を設けた。
【0023】その第二の特徴として、前記送風ダクトに
風量を調整する風量調整装置を設け、調温湿された空気
が送風される複数の場所に温度又は湿度の少なくとも一
方を検出する温湿度検出装置を設け、この温湿度検出装
置により検出された検出信号をもとに、前記温湿度コン
トロール装置により調整される調温湿の条件を変更する
か、若しくは、前記風量調整装置を作動させ風量を制御
する調温湿風量制御手段を設けた。
【0024】その第三の特徴として、前記湿度検出装置
により相対湿度が一定値以上になると一連の複写動作を
停止若しくは禁止させることにより、熱風若しくは除湿
風を送風するか、又は、前記熱源により機内温度を上昇
させる結露制御手段を設けた。また、この場合、結露制
御手段が作動した時、ユーザにその作動状態を知らせる
表示動作を行う結露制御表示手段を設けた。
【0025】その第四の特徴として、少なくとも前記吸
気口、若しくは、前記排気口、若しくは、前記排紙口の
いずれかに開閉可能な開閉部材を設けた。また、その開
閉部材は、本体機械の電源がOFFされている場合に
は、閉じた状態となるようにした。
【0026】その第五の特徴として、温湿度コントロー
ル装置により調温、調湿された空気を流出させる流出口
を設け、この流出口と他の周辺機器の空気吸気口とを接
合させるダクトを設けた。
【0027】その第六の特徴として、排気の少なくとも
温度又は湿度を予め設定した温度又は湿度に調整する温
湿度排気コントロール装置を設け、この温湿度排気コン
トロール装置により排気の温度又は湿度を調整して機外
に排気する温湿度排気制御手段を設けた。
【0028】この場合、前記温湿度条件作成手段と、前
記調温湿風量制御手段と、前記結露制御手段と、前記結
露制御表示手段と、前記温湿度排気制御手段とは、本体
CPU19にて駆動制御されるようになっているが、こ
れら各手段は後述する図6〜図9のフローにてその動作
説明を行うものとする。
【0029】次に、上述したような各種手段及び各種装
置を具体例を挙げながら順次説明していく。まず、図1
は本装置の本体の内部構成の様子を示すものである。そ
の本体の左側壁には、外気を機内に取り入れる吸気口と
しての外気吸気口1が設けられている。この外気吸気口
1には吸気ダクト2が接続され、その3つに分岐された
それぞれの吸気ダクト2内には外気を吸引する吸引ファ
ン3が設けられている。この吸引ファン3により吸引さ
れた外気は、温湿度コントロール装置としての冷却除湿
ユニット4に流入し、これによりヒートポンプ式により
外気は冷却され除湿される。この冷却除湿された気体
は、温湿度コントロール装置としての加温加湿ユニット
5に流入し、その図示しない加湿ユニットより発生した
水蒸気と混合され、これにより調温、調湿された空気
が、送風ダクト6を介して、プロセスユニットとしての
排紙系ユニット7、定着系及び光学系ユニット8、給紙
系及び作像系ユニット9の複写ユニットに流入する。前
記各送風ダクト6中には風量調整装置10が設けられ、
これにより各ユニットに流入する空気量を調整できるよ
うになっている。
【0030】前記各複写ユニット7,8,9に流入した
空気は、排気ダクト11を通って排気口12により機外
に排気されるようになっている。その排気ダクト11中
には、オゾンフィルタ13、温湿度コントロール装置と
しての冷却除湿ユニット4及び加温加湿ユニット5が配
設されている。また、その排気口12には、図4及び図
5に示すような、開閉可能な開閉部材14,15が取付
けられている。図4の開閉部材14は、フィルム等の弾
性可塑部材からなり、その上部がシール部材16と接着
されており、機内外の圧力差により開閉できるようにな
っている。図5の開閉部材15は、ソレノイド17によ
り下方側が開閉できるようになっている。
【0031】前記各複写ユニット7,8,9内には温湿
度検出装置18が配置されており、これら温湿度検出装
置18は本体CPU19と接続されている。この場合、
温湿度検出装置18により検出された検出信号をもと
に、図示しない前記調温湿風量制御手段によって、加温
加湿ユニット5で調温調湿される混合気を制御し、しか
も、風量調整装置10により流出量を制御して、各複写
ユニット7,8,9に各々必要な調温湿された空気を送
るようにしている。
【0032】前記送風ダクト6のうちの1つが分岐され
た分岐ダクト20には流出口21が設けられており、こ
の流出口21はダクト22を介して外部ユニット23と
接続されている。流出口20は、例えば、折機やソー
タ、又は、用紙保管箱等に調温湿された空気を流出する
ためのものである。この場合、外部ユニット23内に前
記温湿度検出装置18を設けて本体CPU19と接続す
ることにより、その外部ユニット23の温湿度管理も可
能となる。
【0033】次に、温湿度コントロール装置である冷却
除湿ユニット4及び加温加湿ユニット5の構成を図2及
び図3に基づいて説明する。冷却除湿ユニット4は、図
2に示すようなヒートポンプ24を用いたものや、図3
に示すようなペルチェ効果を利用したペルチェ素子25
(熱電素子)を使用したものでもよい。ここで、図2の
ヒートポンプ24及び図3のペルチェ素子25の動作原
理を簡略化して説明しておく。まず、図2のヒートポン
プ24においては、圧縮機24aで高温になった冷媒
(フロンガス)は、水槽27内で冷却されて高温の液体
になり、膨張弁24bで低温液体になって冷却除湿ユニ
ット4で周囲の熱を奪って気化し、再び圧縮機24aへ
流れる。また、図3に示すペルチェ素子25において
は、ペルチェ効果すなわち「異種金属の接触面を通って
電流を流すと、その接触面に熱発生又は熱吸収が起こ
る」ことを利用したものであり、このような効果による
熱の発生又は吸収は、電流の方向を逆転することによっ
て反転する。また、単位時間に発生又は吸収する熱量
は、電流値に比例するという性質をもっている。この場
合、ペルチェ素子25は、P形及びN形にドープした半
導体を金属片25a及び金属片25bに取付け、半導体
材料としては主として、セレン化ビスマス(Bi2
3)やテルル化ビスマス(Bi2Te3)を使用してい
る。この図3に示すように、直流電源Vに接続すると、
金属片25aは熱を吸収し、逆に金属片は熱を放出する
ので、この部分の温度は上昇する。
【0034】そして、冷却除去ユニット4には、気体が
露点温度に達しているか、その冷却出口部に図示しない
温度検出装置が設けられていて、その冷却効率を制御し
温度を維持する。冷却効率をアップする方法は、圧縮機
24aの能力をアップするか、又は、ペルチェ素子25
の電力アップを図ることにより行い、また、冷却効率を
ダウンさせる場合にはその逆の操作を行えばよい。
【0035】加温加湿ユニット5では、必要な温度に加
熱し、加湿器26(加湿部)より発生した蒸気をその湿
度になるまで蒸気を混入する。その加湿器26は、図2
からもわかるように、水槽27の下面にガラエポ基板2
8、圧電セラミックス29が接着され、これらそれぞれ
からリード線30が引き出されてなっている。今、その
リード線30に電圧を印加すると、圧電セラミックス2
9が振動し、この振動がエネルギーとして水槽27を通
して、水31に伝わることにより水蒸気32が発生す
る。この水蒸気32の量は、リード線30に印加する電
圧を変えることにより、又は、水蒸気出口の流出バルブ
の開閉量の大きさにより調整可能になっている。その加
温部33又は加湿器26の出口部にそれぞれ図示しない
温度検出部材、湿度検出部材を設け、これによりそれぞ
れ検出した信号に基づいて加温部33の熱ヒータ34及
び加湿器26の蒸気流入バルブ35の開閉を制御し、こ
れにより必要な温度と湿度とを有する気体を得る。
【0036】このようにして冷却除湿ユニット4及び加
温加湿ユニット5により得られた空気は、後述する表1
で示したように、各複写ユニット7,8,9に送風ダク
ト66により送り込まれる。各ユニット内には温度及び
湿度を検出する温湿度検出装置18が設けられており、
機内温湿度によりその送風又はその温湿度の条件を変化
させ、一速くその温湿度に達するようにする。例えば、
予め定められた表1で示す設定値とその機内温湿度との
間に差(20%位)があると、風量を風量調整装置10
(バルゴ)で増大させ、又は、今の設定値が25°Cで
機内温度が30°Cであれば、設定温度を20°Cに低
下された空気を流し、一速く設定温度及び設定湿度にな
るように制御する。
【0037】次に、開閉部材14,15の構成及びその
動作説明を図4及び図5に基づいて説明する。排気口1
2及び図示しない用紙排出口には、開閉可能な開閉部材
14,15が取付けられ、これにより外気が機内に進入
するのを防止している。このような開閉部材14,15
を設けた理由としては、本体機械の電源がONされた状
態で、送風をし続ける場合は、気体は一方向に流れてい
き、排気口12から放出されて外気の影響を受けること
はないが、本体機械の電源がOFFされて送風が停止し
た場合には、外気が機内に進入してその外気の影響を受
けるために設けたものである。特に、電源OFF時に、
外気の影響を受けやすいのは、給紙部にセットされてい
る転写紙であり、この転写紙は普通機内にセットされた
状態で放置されるからである。この転写紙を外気に影響
されることなく保管することが第1の目的であり、開閉
部材の密閉方式で外気の影響がほとんどない状態で保存
される。
【0038】以下、その開閉部材14,15の動作説明
を行う。各複写ユニット7,8,9から機外へ排気され
る排気口12は、図4に示すような開閉部材14が弾性
可塑部材で形成され、送風圧によりその開閉が行われ、
送風が停止すると閉じて気密性を増加させる方法や、ま
た、図5に示すようにソレノイド17に電源投入時、開
閉部材15が上方に回転して排気口12が開き、電源O
FFにはその開閉部材15が自重で下がり、排気口12
が閉じるようになっている。
【0039】また、図示しない、排紙口の開閉部材は複
写動作が始まり画像が転写され、定着装置により定着さ
せられた転写紙が排紙ユニットに送られ、その排紙ユニ
ットに転写紙の有無を検出する転写紙検知装置を設け、
その転写紙検知装置に転写紙先端を検知して本体CPU
19で転写紙が排紙口まで到達する時間をカウントし、
転写紙先端が排紙口に近づいたら開閉部材をソレノイド
で開き、また、転写紙後端を先の転写紙検知装置により
検知して転写紙後端が排紙口を出るまでの時間をカウン
トし、ソレノイドをOFFして、開閉部材を閉じてい
る。なお、排気口12と同様なフィルムできている弾性
可塑部材を用いて転写紙の腰により開閉するようにして
もよい。
【0040】次に、前述した温湿度条件作成制御手段、
結露制御手段、温湿度風量制御手段、温湿度排気制御の
各動作説明を図6〜図9に基づいて説明する。まず、図
6のフロー(主に、温湿度条件作成制御手段)におい
て、機械の電源が入れられたら、機械内部の複数の場所
に配設されている湿度センサにより機内に結露が発生し
ているかどうかを判断する。機内の結露が発生しやすい
場所は、質量の大きい部品で比熱が大きい部品すなわち
空気の温度が上昇した場合、その部品の温度上昇が追従
せず空気の温度より部品の温度が低くなり、その部品表
面で空気が急激に冷却され結露になる。本実施例の場
合、ロール紙を切断するカッター部とか、その切断され
た用紙を導く搬送ガイド板や、光学系に設けられている
レンズやミラー、又は、光によりその表面の電位を変化
させ、その電位差によりトナーを吸着させる感光体廻り
のユニット等が結露しやすいため、その付近に設けてあ
る湿度センサにより相対湿度を読取り、結露しているか
どうかを判定する。結露している場合、相対湿度は10
0%であるが、測定誤差等の問題により、95%以上の
湿度と判定されたら、結露と判断する。また、結露セン
サとして、吸湿性樹脂(親水性アクリル系モノマーと、
架橋モノマーとの共重合体)にカーボン粉を分散した抵
抗被膜を感湿要素として、この感湿膜の吸脱湿で膨潤、
収縮し、これによるカーボン粒子間の接触抵抗の変化現
象を応用して結露状態を検知する結露センサを使用する
ようにしてもよい。
【0041】そして、機内に結露が発生していたら、図
7のフローに示すような結露モード(結露制御手段)に
入り、一連の複写モード(原稿を読取り、その画像情報
を感光体に書込み、現像装置によりその画像情報をトナ
ーで可視化し、給紙装置により送られた用紙にそのトナ
ー像を転写し、定着装置によりトナーを用紙に定着させ
て、用紙を排出させること)を禁止し、その結露してい
る部品に温風を吹きつける。本実施例の場合、その温風
は、温度60°C、湿度15%に、温湿度コントロール
装置4,5により調温、調湿して空気を吹きつける。そ
して、湿度が60%以下になれば、結露モードが解除さ
れ、一連の複写モードが行えるようになる。このように
設定した理由は、もし、結露した状態でコピーをとる
と、画像がぼけたり、転写紙の搬送性が悪くなり、紙づ
まりの発生になり、品質を著しく低下させるため、これ
を防止するためである。
【0042】また、複写モード中であっても、転写紙内
部には、6〜7重量%の水分が含まれており、その転写
紙が定着部を通過する際に、用紙内部の水分が蒸発し、
定着以後の搬送部(排紙系)の湿度がコピーをとる毎に
急激に高くなり、ガイド板等に結露が発生して紙づまり
を発生させたり、コピー紙に部分的にその水滴が付着
し、濡れた状態で排出される場合がある。このような場
合にも、その排紙系に設けられた湿度センサの湿度によ
り結露モードに入り、未然に不良コピーをなくすること
ができる。また、結露した場合、その結露部材の近傍に
加熱部材を設け、これによりその結露部材を加熱するこ
とにより結露を防止する場合があるが、この場合でも、
前記湿度センサにより湿度を検知し、ある湿度(相対湿
度95%)以上の時、複写モードを禁止させ、結露を防
止させるためにヒータをオンすることにより、より効果
的に不良コピーを防止することが可能となる。
【0043】上述したような図7に示す結露モード処理
(結露制御)が終わると、温湿度コントロール装置4,
5で、何度C、何%RHの温度、湿度の気体を得るの
か、その設定値(温度T0 、湿度M0 )が入力される。
なお、その温湿度コントロール装置4,5により得られ
る気体の温度を調整された温度の意味で調温、同様に湿
度を調湿と呼ぶ。本実施例の場合、各ユニットに送風す
る空気の条件は、表1のようになっており、また、前記
結露モードの場合に送風する空気の条件は表2のように
なっている。その表1に示してあるように、気体の温度
と湿度との条件により、その水蒸気分圧と露点温度(T
2)とが求まる。本実施例の場合、4種類(15°C/
60%RH、25°C/40%RH、25°C/60%
RH、60°C/15%RH)の空気を作り出さなけれ
ばならない。
【0044】次に、上述したような調温湿制御(調温湿
風量制御手段)を図8のフローに基づいて述べる。今、
15°C(T0 )/60%RH(M0 )を例にとると、
この空気の水蒸気分圧は0.01042(kg/c
2) で、露点温度(T2 )は7.3°Cである。ま
た、温湿度コントロール装置4,5に流入する気体の温
度T1 、湿度M1 の時の露点温度がT3 であるとする
と、T3がT2 より高ければ7.3°C(T2 )に冷却
し、このように冷却することで除湿され、その気体を1
5°C(T0 )に加熱すると、15°C、60%RHの
気体が得られる。逆に、T3 がT2 より低いか等しけれ
ば除湿する必要はないが、条件により15°C以上の気
体もあるので、15°C(T0 )まで冷却しなければな
らない。また、T3 <T2 となる気体は、加湿の必要が
あり、かつ、T1 <T0 なる気体は加熱せねばならない
ことから、気体を15°Cに加熱し、しかも、湿度60
%RHになるように加湿する。従って、表1及び表2に
示される気体の調温、調湿条件に基づき、各ユニットに
配風される気体を温湿度コントロール4,5により生産
する。
【0045】
【表1】
【0046】
【表2】
【0047】また、図1において、各ユニットを通過し
た気体を一度に集めているが、これは感光体の廻りに設
けられているものである。コロナ放電器は、高電圧を印
加し、気中放電を行い、感光体を帯電する機能を有する
が、その副作用として、大気中の酸素分子をイオン化し
て、オゾンO3 を発生させる。臭気として、人間が知覚
できるオゾン量は0.02ppmで、許容濃度は0.1
ppm以下である。従って、各ユニットを通過した気体
中に含まれているオゾンを除去するために、活性炭を塗
布したオゾンフィルタ13を設けている。また、このオ
ゾンフィルタ13を通過した気体の温湿度を測定し、温
湿度コントロール装置4,5に通過させ、図示しない操
作部より入力された温湿度条件にコントロールし、機外
へ排出することにより、その室内の環境を快適にする機
能を有している。
【0048】次に、その所定の温湿度条件にコントロー
ルし、機外へ排出する排気制御(温湿度排気制御手段)
の様子を図9のフローに基づいて説明する。まず、機外
に排出する気体の温湿度条件をメモリーから呼び出す。
その条件値は操作部より再入力できるようになってお
り、再入力されたら、その値がメモリ内の温湿度条件値
(温度T0 、湿度M0 )が再設定される。その再設定さ
れた値が図示しない表示部に表示される。各ユニットか
ら流れ出た空気は、オゾンフィルタ13を通過し、その
気体の温度T1 と湿度M1 とがそれぞれ図示しない温度
検出装置及び湿度検出装置にて測定される。次に、温湿
度設定条件値T0 、M0 における水蒸気分圧を計算で求
め、その水蒸気分圧が飽和蒸気圧になる時の温度、すな
わち、露点温度T2 を求める。また、同様に、流入され
てくる気体の温湿度T11における水蒸気分圧を計算で
求め、その水蒸気分圧からその露点温度T3 を計算によ
り求める。T3>T2なら、冷却除湿が必要で、気体はT
2 まで冷却され、除湿した後T0 まで加熱される(この
時の湿度はM0 になっている)。T3≦T2なら除湿はな
いため、気体はT0 になるまで冷却又は加熱され、その
後、M0 になるまで加湿される。この場合、冷却、加
熱、加湿の各制御は、機外へ排気する出口付近で、その
排気気体の温湿度を検出し、その検出温湿度(T4
4)と設定温湿度(T0,M0)とを比較し、冷却装
置、加熱装置、加湿装置のフィードバック制御を行って
いる。本実施例では、温度、湿度とも、制御して機外に
気体を排気しているが、どちらか一方、すなわち、温度
又は湿度だけを変化させて機外に放出させるようにして
もよい。
【0049】
【発明の効果】請求項1記載の発明は、機内に外気を取
り入れその外気の温度又は湿度の少なくとも一方を変化
させることが可能な温湿度コントロール装置を設け、こ
の温湿度コントロール装置により温度又は湿度が変化さ
れた気体を機内の複数の場所に導く送風ダクトを備えた
複写装置において、前記温湿度コントロール装置により
複数の温湿度条件の異なる気体を作成させると共にそれ
ら作成された複数の気体を同時に各プロセスユニット毎
に流出させる温湿度条件作成制御手段を設けたので、各
プロセスユニット毎の雰囲気条件に見合った温湿度制御
を行うことが可能となり、これにより画像品質を著しく
向上させることができるものである。
【0050】請求項2記載の発明は、機内に外気を取り
入れる外気吸気口を設け、この外気吸気口から取り入れ
られた外気の温度又は湿度の少なくとも一方を変化させ
る温湿度コントロール装置を設け、この温湿度コントロ
ール装置により調温湿された空気を機内の複数の場所に
送風する送風ダクトを備えた複写機において、前記送風
ダクトに風量を調整する風量調整装置を設け、前記調温
湿された空気が送風される複数の場所に温度又は湿度の
少なくとも一方を検出する温湿度検出装置を設け、この
温湿度検出装置により検出された検出信号をもとに、前
記温湿度コントロール装置により調整される調温湿の条
件を変更するか若しくは前記風量調整装置を作動させ風
量を制御する調温湿風量制御手段を設けたので、その調
温湿風量制御手段を用いてフィードバック制御を行うこ
とにより、各プロセスユニットの最適環境になるまでの
時間応答性を速くすることが可能となり、また、これに
より機内の設定環境精度を向上させることができるもの
である。
【0051】請求項3記載の発明は、機内の湿度を検出
する湿度検出装置を設け、少なくとも外気を取り入れそ
の外気の温度を加熱し熱風を得るか若しくは外気の温度
を除湿して除湿風を得る温湿度コントロール装置を設
け、機内に送風する送風ダクト若しくは機内に熱源を備
えた複写装置において、前記湿度検出装置により相対湿
度が一定値以上になると一連の複写動作を停止若しくは
禁止させることにより、前記熱風若しくは前記除湿風を
送風するか、又は、前記熱源により機内温度を上昇させ
る結露制御手段を設けたので、結露による不具合、例え
ば、光学系のレンズミラーの結露による画像ボケ及び作
像の結露によるチャージャーリーク及び画質の低下や、
給紙部における用紙の搬送性の低下、定着直後の排紙系
での用紙ヌレ等の不具合を未然に防止することができる
ものである。
【0052】請求項4記載の発明は、請求項3記載の発
明において、結露制御手段が作動した時、ユーザにその
作動状態を知らせる表示動作を行う結露制御表示手段を
設けたので、ユーザに結露状態を知らせることにより、
不快感を持たせないで済ませることが可能となるもので
ある。
【0053】請求項5記載の発明は、機内に外気を取り
入れる吸気口と、機内の空気を機外に排気する排気口
と、用紙を排紙する排紙口とを備えた複写装置におい
て、少なくとも前記吸気口若しくは前記排気口若しくは
前記排紙口のいずれかに開閉可能な開閉部材を設けたの
で、機内を密閉状態にすることにより、機外の環境変動
の影響を受けないで済むようになり、これにより品質を
安定化させることが可能となるものである。
【0054】請求項6記載の発明は、請求項5記載の発
明において、開閉部材は、本体機械の電源がOFFされ
ている場合には閉じた状態となるようにしたので、品質
をより安定化させることが可能となるものである。
【0055】請求項7記載の発明は、外気を機内に吸引
しその吸引した外気の温度又は湿度の少なくとも一方を
変化させる温湿度コントロール装置を備え、この温湿度
コントロール装置により調温、調湿された空気を得るこ
とが可能な複写装置において、その調温、調湿された空
気を流出させる流出口を設け、この流出口と他の周辺機
器の空気吸気口とを接合させるダクトを設けたので、流
出口と他の周辺機器の空気吸気口とを接合させるダクト
を設けたことにより、本体のみならず他の周辺機の機内
環境の状態が制御可能なため、総合的な品質向上を図る
ことができるものである。
【0056】請求項8記載の発明は、外気を機内に取り
入れ、その外気を利用して機内の冷却を行い、機外に排
気を行う複写装置において、前記排気の少なくとも温度
又は湿度を予め設定した温度又は湿度に調整する温湿度
排気コントロール装置を設け、この温湿度排気コントロ
ール装置により排気の温度又は湿度を調整して機外に排
気する温湿度排気制御手段を設けたので、排気の温度又
は湿度を制御することにより快適なオフィス環境を提供
することができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す構成図である。
【図2】ヒートポンプ方式による冷却除湿装置の一例を
示す構成図である。
【図3】ペルチェ効果を利用した冷却除湿装置の一例を
示す構成図である。
【図4】圧力差により開閉する開閉部材の様子を示す側
面図である。
【図5】ソレノイドにより開閉する開閉部材の様子を示
す斜視図である。
【図6】温湿度条件作成制御手段の様子を示すフローチ
ャートである。
【図7】結露制御手段の様子を示すフローチャートであ
る。
【図8】調温湿風量制御手段の様子を示すフローチャー
トである。
【図9】温湿度排気制御手段の様子を示すフローチャー
トである。
【符号の説明】
1 吸気口 3,4 熱源 4,5 温湿度コントロール装置 6 送風ダクト 7,8,9 プロセスユニット 10 風量調整装置 12 排気口 14,15 開閉部材 18 温湿度検出装置 21 流出口 22 ダクト 34 熱源
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // B65H 7/02 7456−3F

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 機内に外気を取り入れその外気の温度又
    は湿度の少なくとも一方を変化させることが可能な温湿
    度コントロール装置と、この温湿度コントロール装置に
    より温度又は湿度が変化された気体を機内の複数の場所
    に導く送風ダクトとを備えた複写装置において、前記温
    湿度コントロール装置により複数の温湿度条件の異なる
    気体を作成させると共にそれら作成された複数の気体を
    同時に各プロセスユニット毎に流出させる温湿度条件作
    成制御手段を設けたことを特徴とする複写装置。
  2. 【請求項2】 機内に外気を取り入れる吸気口と、この
    吸気口から取り入れられた外気の温度又は湿度の少なく
    とも一方を変化させる温湿度コントロール装置と、この
    温湿度コントロール装置により調温湿された空気を機内
    の複数の場所に送風する送風ダクトとを備えた複写機に
    おいて、前記送風ダクトに風量を調整する風量調整装置
    を設け、前記調温湿された空気が送風される複数の場所
    に温度又は湿度の少なくとも一方を検出する温湿度検出
    装置を設け、この温湿度検出装置により検出された検出
    信号をもとに、前記温湿度コントロール装置により調整
    される調温湿の条件を変更するか若しくは前記風量調整
    装置を作動させ風量を制御する調温湿風量制御手段を設
    けたことを特徴とする複写装置。
  3. 【請求項3】 機内の湿度を検出する湿度検出装置と、
    少なくとも外気を取り入れその外気の温度を加熱し熱風
    を得るか若しくは外気の温度を除湿して除湿風を得る温
    湿度コントロール装置と、機内に送風する送風ダクト若
    しくは機内に熱源とを備えた複写装置において、前記湿
    度検出装置により相対湿度が一定値以上になると一連の
    複写動作を停止若しくは禁止させることにより、前記熱
    風若しくは前記除湿風を送風するか、又は、前記熱源に
    より機内温度を上昇させる結露制御手段を設けたことを
    特徴とする複写装置。
  4. 【請求項4】 結露制御手段が作動した時、ユーザにそ
    の作動状態を知らせる表示動作を行う結露制御表示手段
    を設けたことを特徴とする請求項3記載の複写装置。
  5. 【請求項5】 機内に外気を取り入れる吸気口と、機内
    の空気を機外に排気する排気口と、用紙を排紙する排紙
    口とを備えた複写装置において、少なくとも前記吸気口
    若しくは前記排気口若しくは前記排紙口のいずれかに開
    閉可能な開閉部材を設けたことを特徴とする複写装置。
  6. 【請求項6】 開閉部材は、本体機械の電源がOFFさ
    れている場合には閉じた状態となっていることを特徴と
    する請求項5記載の複写装置。
  7. 【請求項7】 外気を機内に吸引しその吸引した外気の
    温度又は湿度の少なくとも一方を変化させる温湿度コン
    トロール装置を備え、この温湿度コントロール装置によ
    り調温、調湿された空気を得ることが可能な複写装置に
    おいて、その調温、調湿された空気を流出させる流出口
    を設け、この流出口と他の周辺機器の空気吸気口とを接
    合させるダクトを設けたことを特徴とする複写装置。
  8. 【請求項8】 外気を機内に取り入れ、その外気を利用
    して機内の冷却を行い、機外に排気を行う複写装置にお
    いて、前記排気の少なくとも温度又は湿度を予め設定し
    た温度又は湿度に調整する温湿度排気コントロール装置
    を設け、この温湿度排気コントロール装置により排気の
    温度又は湿度を調整して機外に排気する温湿度排気制御
    手段を設けたことを特徴とする複写装置。
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